JPH03214794A - 金属板装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電気機器等に用いられるシャーシ等において一
部分を取外すことができるようにした金属板装置に関す
るものである。

従来の技術 従来、金属板の一部を取外せるようにする場合、取外し
部の面全体を金属板の板厚の略半分落とし込む、いわゆ
るハーフパンチなる方法で取外し部の外周に段差をつけ
、この外周部の強度を弱めて外部からの力で取外し部を
金属板から取外す方法を用いていた。

以下、図面を参照しながら前述のような従来の部分取外
し機能を有する金属板構造について説明する。

第４図は従来の取外し部を備えた金属板構造を示すもの
で、１は取外し部２を備えた金属板を示す。

このように構成された従来例では金属板１に設けられた
板厚１ｂの略半分の厚み１ｃのいわゆるハーフパンチな
る段差１ｅにより取外し部２の外周に沿った部分１ｄの
強度が第５図のつなぎの状態１ｅのごとく、板材がほぼ
切断された状態で残っているため弱められた状態にある
。ここにおいてこの取外し部２を外したい時には外部か
らＡなる力を加えることにより取外し部２が破線のごと
く外れることになる。

発明が解決しようとする課題 従来例によれば、金属板１に板厚１ｂの略半分の厚みＩ
Ｃなる加工を施すにはいわゆるプレス加工機械を用いる
が、電気機器等に用いる金属板は薄板のためプレス加工
機械に取付ける金型においては精度を高めて略半分厚み
部ＩＣなる加工を設けていたが、加工に際し、プレス加
工機械の調整等で精度維持が難かしく略半分厚み部１ｃ
なる量が生産の都度不均一であった。

本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、プ
レス加工機械を用いての生産の都度の調整の難解性を解
決し、且つ取外し部の取り外し力の不均一を解決するこ
との提供を目的としている。

課題を解決するための手段 このような課題を解決するため本発明は金属板の一部に
設けた取外し部の外周に沿って複数個の長孔と左右１対
のし型孔を配列し、前記長孔とＬ型孔との間ａつなぎ部
にＶ字溝を設けた部分取外し機能を有する金属板構造で
ある。

作用 この構成により、プレス加工機械の調整精度向上を従来
程、上げることなく金属板の取外し部の加工を可能とし
、且つ取外し力のバラツキを少なくすることを可能とす
る。

実施例 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら詳細
に説明する。

第１図〜第３図は本発明の一実施例を示すもので３は金
属板を用いた箱体のいわゆるシャーシであり、４はシャ
ーシ３の中に必要性の有無によって都度取付けられるイ
」属の機能部品を構成する箱体である。

一方、この箱体４にはシャーシ３の外周面から外部に向
けて突出させる接続器５が取付けられ、シャーシ３の取
出し口（取外し部）３ａを破壊することにより接続器５
をシャーシ３から突出させる構造になっている。ここに
おいてシャーシ３に設けられた取出し口３ａは接続器５
の角型形状に合せた角型形状に形成し、この取出し口３
ａの上部はシャーシ３の上辺３ｂと一致させ、且つ取外
し口３ａのＵ型外周形状に沿って複数個の長孔３Ｃと左
右１対のＬ型孔３ｄを配列ずる。一方、Ｕ型板部の外周
に沿う孔と孔、たとえば本実施例の長孔３ＣとＬ型孔３
ｄとのつなぎ部、あるいはＬ型孔３ｄともう一方のＬ型
孔３ｄとのつなぎ部としては刻印状のつなぎ部を、第３
図に示す深さ３ｅのＶ字溝の形で各々３ｆのごとく設け
、幅は取外し力に合せて設定された３ｇとする。ここに
おいて深さ３ｅ及び幅３ｇは通常各々の個所すべて同一
である。箱体４を取付けるにあたっての取出し口３ａを
外す際はニッパーあるいはペンチなる工具を用い、つな
ぎ部３ｆを切断し接続器５が取出せる角型形状の窓を開
ける。尚、ｖ字溝３ｆのｆｆさ３ｅは通常ニッパーある
いはペンチを用いて切断できる深さを用いる。尚本一実
施例の長孔３Ｃは左右１対であるが接続器５の大きさに
より数は都度増減すると共にシャーシ３の上辺３ｂから
はＵ形状３ｈを取出口３ａの外周に沿って設けることが
多い。

発明の効果 以上、説明したように、本発明によれば、取外し部の外
周に沿って複数個の長孔と左右１対のし型孔を配列し、
前記長孔などの孔と孔とのつなぎ部にｖ字溝を設け、付
属品を取付ける際は工具を用いて上記つなぎ部を切取っ
て取外し部を取外すことができる。この構成を用いるこ
とにより従来において欠点であったプレス加工精度を要
し、且つ取外し力のバラツキを生じるということなく必
要とする取外し力に合せた溝深さ及び満幅の設定により
、取外し部を容易に取外し可能とすることができる。す
なわち本発明によれば取外し部のつなぎ部にはＶ字溝が
あるためハーフパンチと異なり常時つながり且つ長孔及
びＬ型孔間のつながり幅は全型精度に関係がないため、
取外しをしたい力の設定を長孔及びＬ型孔のつながり幅
で容易に且つ安定した精度で設定でき、部品の生産性及
び付属品取付けのサービス性に大きな効果を生むことが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の斜視図、第２図は本実施例
の取外し口の拡大斜視図、第３図はそのＶ字溝の断面図
、第４図は従来例の拡大斜視図、第５図は従来例の断面
図である。 ３・・・・・・シャーシ、３ａ・・・・・・取出し口、
３ｂ・・・・・・」二辺、３Ｃ・・・・・・長孔、３ｄ
・・・・・・Ｌ型孔、３ｅ・・・・・・深さ、３ｆ・・
・・・・Ｖ字溝、３ｇ・・・・・・幅、３ｈ・・・・・
・Ｕ型状、４・・・・・・箱体、５・・・・・・接続器
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　金属板の一部に設けた取外し部の外周に沿って複数個
   の長孔と左右１対のＬ型孔を配列し、前記長孔とＬ型孔
   との間のつなぎ部にＶ字溝を設けた金属板装置。