JPH03203735A - ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法 - Google Patents

ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法

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JPH03203735A
JPH03203735A JP34298689A JP34298689A JPH03203735A JP H03203735 A JPH03203735 A JP H03203735A JP 34298689 A JP34298689 A JP 34298689A JP 34298689 A JP34298689 A JP 34298689A JP H03203735 A JPH03203735 A JP H03203735A
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processing
bleaching
acid
solution
color
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JP34298689A
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Yoshihiro Fujita
佳弘 藤田
Shigeru Nakamura
茂 中村
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法
に関するものであり、詳しくは脱銀工程における改善さ
れた漂白液で迅速な漂白処理を行い、漂白刃ブリや復色
不良の少ない、かつ処理後の画像保存時におけるスティ
ン発生の少ない処理方法に関するものである。
〈従来の技術〉 一般にハロゲン化銀カラー写真感光材料(以下、カラー
感光材料という)の処理の基本工程は、発色現像工程と
脱銀工程である。
発色現像工程では、発色現像主薬により露光されたハロ
ゲン化銀が還元されて銀を生ずるとともに、酸化された
発色現像主薬は発色剤(カプラー)と反応して色素画像
を与える。
次の脱銀工程においては、漂白剤と呼ばれる酸化剤の作
用により、発色現像工程で生じた銀が酸化され、このの
ち、定着剤と呼ばれる銀イオンの錯イオン形成剤によっ
て溶解される。
この脱銀工程を経ることによって、カラー感光材料には
色素画像のみができあがる。
以上の脱銀工程は、漂白剤を含む漂白浴と定着剤を含む
定着浴との2浴にて行う方法、漂白剤と定着剤を共存さ
せた漂白定着浴により1浴で行う方法、漂白浴と漂白定
着浴との2浴で行う方法、漂白浴と漂白定着浴と定着浴
との3浴で行う方法などがある。 また、それぞれの浴
は多槽で行われたりもする。
実際の現像処理は、上記の基本工程のほかに、画像の写
真的、物質的品質を保つため、あるいは画像の保存性を
良くするため等の種々の補助的工程を含んでいる。 例
えば硬膜浴、停止浴、画像安定浴、水洗浴などである。
ところで、近年、ミニラボと呼ばれる小型の店頭処理サ
ービスシステムが普及するに伴い、顧客の処理依頼に迅
速に対応するため、上記処理の所要時間の短縮が要望さ
れている。
特に従来、処理時間の大半を占めていた脱銀工程の時間
短縮は最も要求度の高いものであった。
しかしながら、漂白液、漂白定着液に使用される漂白剤
として主流をなすエチレンジアミン四酢酸第二鉄錯塩は
、酸化力が弱いという基本的な欠点を有するため、漂白
促進剤の併用等、種々の改良が加えられたにもかかわら
ず、前記要求を満たすに到っていない。
また、エチレンジアミン四酢酸第二鉄錯塩の酸化力を増
すために、漂白液や漂白定着液のpHを低くして処理す
る方法が採用されているが、このような処理方法では復
色不良とよばれるシアン色素のロイコ化による発色不良
が発生する。
一方、酸化力の強い漂白剤としては、赤血塩、重クロム
酸塩、塩化第二鉄、過硫酸塩、臭素酸塩等が知られてい
るが、環境保全、取扱い安全性、金属腐食性等の観点か
らそれぞれ多(の欠点を有し、店頭処理等に広く用いる
ことができないのが実状である。
このような中で、例えば特開昭62−222252号に
は酸化還元電位150mV以上の高い酸化力を有する1
、3−ジアミノプロパン四酢酸第二鉄錯塩を含むpH6
の漂白液が、また、特開昭62−24253号には1.
3−ジアミノプロパン四酢酸第二鉄錯塩を含む漂白液(
例えばpH5,0)が、それぞれ開示されている。
そして、上記の漂白液は、漂白浴および定着浴や漂白定
着浴の定着能を有する処理浴の2浴とする脱銀工程にて
使用されるものである。
この漂白浴を別浴とする工程は、安定した処理が行える
ことや脱銀が促進されることなどの利点を有する。
〈発明が解決しようとする課題〉 上記の1.3−ジアミノプロパン四酢酸第二鉄錯塩を含
む漂白液は、エチレンジアミン四酢酸第二鉄錯塩を含む
漂白液に比べ、より迅速な銀漂白を可能とするが、発色
現像後、中間に浴を介することなく直接に漂白処理する
と、漂白刃ブリと呼ばれる色カブリを発生する欠点を有
している。
この漂白刃ブリの問題を解決するために、本発明者等は
、先に上記漂白液のpHを低(することを提案しており
、実際、漂白刃ブリが著しく改善される旨を報告してい
る(特願平1−168348号等) しかし、この方法では、上記のように、漂白刃ブリの点
は改善されるものの、特に、漂白処即時間が短いとき、
復色不良が発生しやす(、迅速な脱銀処理と復色不良の
発生防止とを両立させることが困難であることが判明し
た。
さらに、この復色不良の問題とは別に、このような漂白
液により漂白時間を短縮して処理すると、現像処理後の
カラー感光材料の保存中に大巾なスティンの増加を生じ
るという新たな問題が起きることも明らかになった。
本発明の目的は、復色不良の発生を防止でき、かつ処理
後の画像保存時に発生する未発色部のスティンを低減す
ることができ、しかも脱銀性に優れた迅速処理とするこ
とが可能なハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法
を提供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するために、本発明は下記の構成(1)
を有する。
(1)ハロゲン化銀カラー写真感光材料を像様露光後、
芳香族第1級アミンカラー現像主薬を含有する発色現像
液で発色現像処理を行ったのち、漂白液および定着能を
有する処理液で脱銀処理する方法において、 前記漂白液のpoが4.5以下であり、かつ定着能を有
する処理液が下記一般式(I)で表わされる化合物を0
.2モルフ2以上含有することを特徴とするハロゲン化
銀カラー写真感光材料の処理方法。
一般式(I) ■ 1 (上記一般式(I)において、R,、R2R8およびR
4は、それぞれ、水素原子、アルキル基またはアルケニ
ル基を表わす。)〈作用〉 本発明における脱銀処理工程では、漂白処理に用いる漂
白液のpHを4.5以下としているので、漂白刃ブリの
発生が防止される。
そして、漂白処理後に前記一般式(I)で表わされるイ
ミダゾール化合物を0.2モル/e以上含有させた定着
能を有する処理液で処理しているので、復色不良の発生
が防止され、かつ処理後の画像保存時に発生する未発色
部のスティンが低減する。
しかも、脱銀性に優れた迅速処理が実現する。
なお、特開昭49−40943号公報には、本発明にお
ける化合物と同じイミダゾール化合物を添加した漂白定
着液が開示されている。
そして、上記化合物を添加した漂白定着液では漂白剤で
ある第2鉄イオン錯体を濃厚にすることができ、このた
め漂白定着作用に優れたものになり、したがって、元来
、脱銀されに(いとされている撮影用感材に脱銀工程を
漂白定着工程のみとする処理を施すことができることが
開示されている。 また、上記化合物には漂白定着力を
増加させる作用があり、処理時間の短縮につながること
も記載されている。
しかし、上記公報に開示された発明は、脱銀工程を、漂
白浴と定着浴とを組合せて1浴で処理する漂白定着浴に
て行い、写真処理工程を減少させることを目的とするも
のである。
これに対し、本発明は、1浴の漂白定着浴では達成でき
ない迅速な脱銀処理を、漂白浴と定着能を有する処理浴
とに分離して行うためのものである。
そして、上記のように2浴以上としだ脱銀工程にて、漂
白液のpHを低いものとし、かつ漂白剤として主に酸化
力の大きい高電位酸化剤(例えば、1.3−ジアミノプ
ロパン四酢酸第二鉄錯塩等)を用いて漂白処理の迅速化
を図った場合に生じる復色不良や保存によるスティン増
加の問題を解決するために、定着能を有する処理液に対
し上記化合物を添加するものである。
したがって、本発明における定着能を有する処理液と上
記公報に開示された漂白定着液とは、定着能を有する処
理液に上記化合物を添加するという点で共通性は見出さ
れるものの、脱銀工程に用いる処理液構成が明らかに異
なるものであり、このため上記公報には本発明における
復色不良の発生や保存時のスティンの発生を防止する効
果については全(言及されていない。
また、特開平1−261640号公報には、発色現像後
、直ちに漂白液で処理を行い、引き続き定着能を有する
処理液による処理を行うハロゲン化銀カラー写真感光材
料の処理方法において、 本発明におけるイミダゾール化合物と同様のイミダゾー
ルおよびその誘導体を含有させた定着能を有する処理液
を使用する旨が開示されている。
しかし、上記公報における漂白液のp)lは、2〜8の
範囲であるとされているが、その実施例ではpH5以上
であり、本発明に比べて高pHである。
さらに、上記公報に開示された定着能を有する処理液に
おけるイミダゾール化合物の添加量は、100 g/j
以下、特に好ましくは15g/j以下であるが、その実
施例では1.0g/jであり、本発明(0,2モル/1
!以上)に比べて格段と小さいものである。
また、上記公報には、この化合物の他に同等の効果を示
す別種の化合物が示されている。
そして、上記公報に開示された発明の効果は、色素画像
の保存性(退色性)の改良、定着能を有する処理液にお
ける沈殿の発生の防止、および処理性能の安定化の点に
ある。
これに対し、本発明の効果は、前述のように、pH4,
5以下の漂白液を用いた処理において生じる復色不良の
発生や保存によるスティン増加の発生を、定着能を有す
る処理液に0.2モル/i!以上のイミダゾール化合物
を添加することによって防止するものである。
そして、後記実施例から明らかなように、漂白液のpH
が4.5をこえる場合には、イミダゾール化合物を添加
すると否とに拘らず、復色性、定着性、スティンが臨界
的に悪化してしまう。
また、イミダゾール化合物の添加量が0.2モル/i未
満であるときには、pHの何如に拘らず、定着性、ステ
ィンが臨界的に悪化してしまう。
そして、上記公報には、pH4,5以下の漂白液と0.
2モルフ2以上のイミダゾール化合物を添加した定着能
を有する処理液とを用いた例およびその際の優れた効果
については示唆すらされていない。
さらに、上記公報において、イミダゾールおよびその誘
導体と同等の効果を奏するとされる他の化合物では、本
発明の効果は得られないことが確認されている。
〈具体的構成〉 以下、本発明の具体的構成について詳細に説明する。
本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法は
、像様露光後のハロゲン化銀カラー写真感光材料(以下
、感光材料と略す場合がある)を発色現像処理したのち
、漂白液で漂白処理し、その後定着能を有する処理液で
処理する脱銀処理工程を含む。
本発明における代表的な脱銀処理工程は以下のものであ
る。
■漂白一定着 ■漂白−漂白定着 ■漂白−水洗一定着 ■リンスー漂白一定着 ■漂白−漂白定着一定着 特に、上記の工程のなかでも、工程■、■、■が好まし
く、工程■については、例えば特開昭61−75352
号に開示されているまた、上記の工程に適用される漂白
浴、定着浴等の処理浴の槽構成は1槽であっても2槽以
上(例えば2〜4槽、この場合向流方式が好ましい)で
あってもよい。
本発明において、漂白処理に用いる漂白液のpHは4.
5以下であり、好ましくは2.5〜4.5、より好まし
くは3.0〜4.0である。
一方、漂白処理後の処理に用いる定着能を有する処理液
は、下記一般式(lで表わされる化合物を0.2モル/
l!以上含有するものである。
一般式(I) ■ 上記一般式(I)において、R,、R2R3およびR4
は、それぞれ、水素原子、アルキル基またはアルケニル
基を表わす。
アルキル基としては、ヒドロキシ基、アミノ基、ニトロ
基等の置換基を有するものであってもよく、炭素数は1
〜5であることが好ましく、特に1〜2であることが好
ましい。 なかでも、無置換のものが好ましく、例えば
メチル、エチルが挙げられる。
アルケニル基としては、上記の置換基を有するものであ
ってもよく、炭素数は2〜5であることが好ましく、特
に2〜3であることが好ましい。 なかでも、無置換の
ものが好ましく、例えばビニル、アリルが挙げられる。
上記のなかでも、本発明においては、R1−R4が水素
原子または炭素数1〜2の無置換のアルキル基であるこ
とが好ましく、アルキル基を有する場合はR3〜R4の
いずれか1つがアルキル基であることが好ましく、R1
−R4がすべて水素原子であることが最も好ましい。
以下に、一般式(I)で表わされる化合物の具体例を挙
げるが、これらに限定されるわけではない。
(1)イミダゾール (2)l−メチルイミダゾール (3)2−メチルイミダゾール (4)4−メチルイミダゾール (5)4−ヒドロキシメチルイミダゾール(6)1−エ
チルイミダゾール (7)1−ビニルイミダゾール (8)4−アミノメチルイミダゾール (9)2.4−ジメチルイミダゾール (10)2,4.5−1リメチルイミダゾール(11)
 2−アミノエチルイミダゾール(12) 2−ニトロ
エチルイミダゾール上記に例示した化合物のなかでも、
(1)(2)、(3)、(4)、(6)が特に好ましく
、最も好ましいものは(1)である。
なお、これらの化合物は酸解離定数(pKa)6〜10
、特に好ましくは6.5〜8.5のものである。
一般式(I)で表わされる化合物(イミダゾール化合物
)は、市販されており、本発明においては、それらのも
のをそのまま使用することができる。
これらの化合物は、定着能を有する処理液中に、前述の
ように、0.2モル/j以上〜溶解限界まで含有させる
が、好ましくは0.2〜2モル/ε、特に好ましくは0
.3〜0.8モル/iとするのがよい。
定着能を有する処理液が2浴以上である場合、それぞれ
の浴にこれらを添加しても、いずれかl浴に添加しても
よい。。
次に、本発明における漂白液について詳述する。
漂白液に用いる漂白剤としては、酸化還元電位が標準水
素電極電位(NHE)に対してpH6,0の条件で15
0mV以上の酸化剤が好ましい。
本発明で述べる漂白液の酸化剤(漂白剤)の酸化還元電
位は、トランスアクションズ・オブ・ザ・ファラデイ・
ソサイエティ (Transactions of the Fara
day Society)55巻(1959年)、13
12〜1313頁に記載しである方法によって測定して
得られる酸化還元電位で定義される。
酸化還元電位がpH=6.0で150mV以上の酸化剤
は赤血塩、塩化第二鉄、重クロム酸塩、過硫酸塩、臭素
酸塩等の無機化合物およびアミノポリカルボン酸鉄(I
II )錯塩の一部有機系化合物を挙げることができる
。 本発明では環境保全、取り扱い上の安全性、金属の
腐食性等の点からアミノポリカルボン酸鉄(III)8
M塩を使用するのが好ましい。
アミノポリカルボン酸鉄(III )錯塩化合物の一部
具体例を挙げると、以下の通りである。
併せて酸化還元電位を記す。
化合物No。
酸化還元電位 (mV vs、NHE、pH=6) 1、N−(2−アセトア ミド)イミノニ酢酸鉄 (III )錯塩 2、 メチルイミノニ酢酸鉄 (III )錯塩 3、 イミノニ酢酸鉄(III ) 錯塩 4.1.4−ブチレンジア ミン四酢酸鉄(III )錯塩 5、ジエチレンチオニー チルジアミン四酢酸鉄 (III )錯塩 6、 グリコールエーテルジ アミン四酢酸鉄(III )錯 塩 7、13−プロピレンジ 80 00 10 30 30 40 アミン四酢酸鉄(III )錯 塩 50 これらのなかでも、特に好ましいのは、化合物No、 
 7の1,3−プロピレンジアミン四酢酸鉄(III 
)錯塩(以下、1.3−PDTA−Fe(III ”)
と略す)である(これは、特開昭62−222252号
、特開昭64−24253号に開示された1、3−ジア
ミノプロパン四酢酸鉄(III )錯塩と同じ化合物で
ある)。
なお、当業界で広(使用されているエチレンジアミン四
酢酸鉄(III )錯塩(EDTA −Fe(III 
)は110mVであり、ジエチレントリアミン五酢酸鉄
(III )錯塩やトランス−1,2−シクロヘキサン
ジアミン四酢酸鉄(III )酸塩などは80mVであ
る。
酸化剤のより好ましい酸化還元電位は180mV以上で
あり、さらに好ましくは200mV以上である。
また、pH=6.0における酸化還元電位が150mV
以上のアミノポリカルボン酸鉄(III )錯塩は、ナ
トリウム、カリウム、アンモニウム等の塩で使用するが
、アンモニウム塩が最も漂白の速い点で好ましい。
本発明の漂白液での酸化剤の使用量は、漂白液1.i2
当り好ましくは0.10モル以上であり、処理の迅速化
の上で0,15モル以上がより好ましい。 特に好まし
いのは0.25モル以上である。 ただし、過度な高濃
度液の使用は逆に漂白反応を阻害するので、その上限の
濃度は0.7モルである。
また、本発明において、漂白剤は単独で使用しても2種
以上併用してもよい。
2種以上併用する場合は、合計で上記濃度範囲となるよ
うにすればよい。
さらに、本発明においては、酸化還元電位が150mV
以上の漂白剤に加えて、酸化還元電位が150mV未満
のものを併用してもよい。 ただし、その使用量は、酸
化電位が150mV以上の漂白剤1モルに対して0.5
モル程度以下とすることが好ましい。
このようなものとしては、酸化還元電位が150mV以
上の、特にアミノポリカルボン酸鉄(III )錯塩と
併用する場合においてエチレンジアミン四酢酸、ジエチ
レントリアミン五酢酸、シクロヘキサンジアミン四酢酸
の第二鉄錯塩等を挙げることができる。
なお、漂白液でアミノポリカルボン酸鉄(III )錯
塩を使用する場合、前述のような錯塩の形で添加するこ
ともできるが、錯形成化合物であるアミノポリカルボン
酸と第二鉄塩(例えば、硫酸第二鉄、塩化第二鉄、硝酸
第二鉄、硫酸第二鉄アンモニウム、燐酸第二鉄)とを共
存させて漂白液中で錯塩を形成させてもよい。
この錯形成による場合は、アミノポリカルボン酸を、第
二鉄イオンとの錯形成に必要とする量よりもやや過剰に
添加してもよく、過剰に添加するときには通常0.01
〜10%の範囲で過剰にすることが好ましい。
さらに、本発明における漂白液には、漂白刃ブリを抑制
する目的でpKa2.0ないし5.5の酸を含有させる
ことが好ましい。 また、このような酸を添加すること
によって、漂白液のpHを容易に前記した範囲に調整す
ることができる。
本発明におけるpKaは酸解離定数の逆数の対数値を表
わし、イオン強度0.1モル/2.25°Cで求められ
た値を示す。
このpKa2.0〜5.5の酸としては、リン酸などの
無機酸、酢酸、マロン酸、クエン酸等の有機酸のいずれ
であってもよいが、好ましくは有機酸である。 また、
有機酸にあってもカルボキシル基を有する有機酸が特に
好ましい。
pKaが2.0〜5.5の有機酸は一塩基性酸であって
も多塩基性酸あってもよいが、好ましくは一塩基酸であ
る。 多塩基性酸の場合、そのpKaが上記2.0〜5
,5の範囲にあれば金属塩(例えばナトリウムやカリウ
ム塩)やアンモニウム塩として使用できる。 また、p
Ka2.0〜5.5の有機酸は2種以上混合使用するこ
ともできる。
本発明に使用するpKa2、O〜5.5の有機酸の好ま
しい具体例を挙げると、ギ酸、酢酸、モノクロル酢酸、
モノブロモ酢酸、グリコール酸、プロピオン酸、モノク
ロルプロピオン酸、乳酸、ピルビン酸、アクリル酸、酪
酸、イソ酪酸、ピバル酸、アミノ酪酸、吉草酸、イソ吉
草酸等の脂肪族系−塩基性酸;アスパラギン、アラニン
、アルギニン、エチオニン、グリシン、グルタミン、シ
スティン、セリン、メチオニン、ロイシンなどのアミノ
酸系化合物;安息香酸およびクロロ、ヒドロキシ等のモ
ノ置換安息香酸、ニコチン酸等の芳香族系−塩基性酸;
シュウ酸、マロン酸、コハク酸、酒石酸、ノンゴ酸、マ
レイン酸、フマル酸、オキサロ酢酸、グルタル酸、アジ
ピン酸等の脂肪族系三塩基性酸;アスパラギン酸、グル
タミン酸、グルタル酸、シスチン、アスコルビン酸等の
アミノ酸系三塩基性酸:フタル酸、テレフタル酸等の芳
香族三塩基性酸;クエン酸などの多塩基性酸など各種有
機酸を列挙することができる。
本発明ではこれらの中でもカルボキシル基を有する一塩
基性酸が好ましく、特に酢酸、グリコール酸(ヒドロキ
シ酢酸)あるいは乳酸の単独使用あるいは併用が最も好
ましい。 また、上記の有機酸には漂白剤であるアミノ
ポリカルボン酸第二鉄錯塩は含まない。
本発明において、これらの酸の合計の使用量は、漂白液
12当り1.2モル以上が好ましい。 より好ましくは
1.2〜2.5モル/2であり、さらに好ましくは1.
5〜2.0モル/lである。
本発明における漂白液のpHは、前述の通り4.5以下
であり、好ましくは2.5〜4.5、より好ましくは3
.0〜4.0である。
ところで、1 、 3−PDTA −Fe (III)
を含むpH6の漂白液は、前記特開昭62−22225
2号に記載されている。 また、従来EDTA−Fe(
III)錯塩を含む漂白液のpHは漂白速度の確保とシ
アン色素の復色不良防止の両面からpH6付近が最適と
され、広範に実施されできた。 すなわち、低pH化す
ることにより、漂白速度は向上するものの、シアン色素
の復色不良を生じるため、従来、最適バランスがpH6
付近とされていた。
これに対し、本発明においては漂白液のp。
を上記のように低くしても復色不良は生じない。
これは、漂白処理に後続する処理に用いる定着能を有す
る処理液中に一般式(I)で表わされる化合物(イミダ
ゾール化合物)を含有させたためである。
すなわち、上記化合物には、漂白処理時に発生した感光
材料中のシアンロイコ色素が酸化されてシアン色素に戻
る反応を促進する作用があるので、感光材料の乳剤膜中
のpHを迅速に上昇させるpH緩衝作用や酸化反応促進
作用などを有しているものと考えられる。
したがって、本発明においては、漂白液のpHを低(し
ても復色不良は生じることはなく、従来に比べて、格段
と迅速な漂白処理が可能となる。
一般に、pH緩衝剤は、定着を遅らせる作用を有する化
合物が多い。 しかし、一般式(I)で表わされる化合
物では、むしろ定着を促進する作用を有し、これによっ
ても迅速な脱銀処理が可能となっていく。
さらに、本発明における漂白液と定着能を有する処理液
とを用いた脱銀処理とすることにより、迅速処理におい
てはしばしば問題となる処理後の感光材料にて経時ステ
ィンが抑制されるという予想し難い効果も得られる。
なお、特開平1−261640号公報には、1.3−ジ
アミノプロパン四酢酸第二鉄を含有した漂白液で漂白処
理後、イミダゾールを含有する定着液で定着処理する方
法が開示されている。
しかし、前述の通り、本発明に比べ、この方法において
は、漂白液のpHは高(、また定着液中のイミダゾール
の含有量は少ないものであり、この方法では本発明の効
果は得られない。
本発明に用いる定着能を有する処理液は、上記の化合物
の他に下記一般式(II )または(III )で表わ
されるキレート剤あるいはこれらのアンモニウム、ナト
リウム、カリウムなどの塩のうち少な(とも1種以上を
合計で0.02モル/1以上含有することが好ましい。
 これらのキレート剤の添加により前記の経時スティン
はさらに抑制され良好な結果をもたらす。
上記キレート剤の好ましい添加量は0.03〜0.2モ
ル/2である。
一般式(n) 一般式(III ) 式中、Xlは水素原子、アルキル基またはアリール基を
表わし、アルキル基およびアリール基の好ましい炭素数
6以下であり、 −COOH5−CH2C00H1−PO3H2、−CH
2PO3H2、 CH2X’ / (ココテ、X2’およびX3°は、X2およびX3と同
じものを表わし、rはOllまたは2を表わし、X6は
−CH2C0OHを表わす。)などで置換されていても
よい。
また、X2およびx3は、それぞれ −COOHl−PO3H□、−CH20Hなどを表わし
、これらは同じでも異なっていてもよい。 さらに、X
2.X3.X2°、x3°ハソレぞれ同じでも異なって
いてもよい。
x4は炭素数1から4のアルキル基を表わす。
以下にこれらの好ましい化合物例を示すが、これらに限
定されない。
−1 A−7 −3 −4 −8 CH2α損H / へ \ CH,C0OH −9 A −10 −6 A −11 (J(2PO3Hz / へ \ CH2PO3H2 A −12 H2O5P−C−PO3H2 ■ CH 上記キレート剤のうち、特に好ましくはA−1、A−9
、A−12であり、最も好ましくはA−1である。 ま
た、これらのアンモニウム、ナトリウム、カリウムなど
の塩も好ましい。
本発明における漂白液には、各種漂白促進剤を添加する
ことができる。
このような漂白促進剤については、例えば、米国特許第
3,893,858号明細書、ドイツ特許筒1,290
,812号明細書、英国特許筒1,138,842号明
細書、特開昭53−95630号公報、リサーチ・ディ
スクロージャー第17129号(1978年7月号)に
記載のメルカプト基またはジスルフィド基を有する化合
物、特開昭50−140129号公報に記載のチアゾリ
ジン誘導体、米国特許第3,706,561号明細書に
記載のチオ尿素誘導体、特開昭58−16235号公報
に記載の沃化物、ドイツ特許筒2,748,430号明
細書に記載のポリエチレンオキサイド類、特公昭45−
8836号公報に記載のポリアミン化合物などを用いる
ことができる。 特に好ましくは英国特許筒1,138
,842号明細書記載のようなメルカプト化合物が好ま
しい。
本発明を構成する漂白液には、漂白剤および上記化合物
の他に、臭化物、例えば臭化カリウム、臭化ナトリウム
、臭化アンモニウムまたは塩化物、例えば塩化カリウム
、塩化ナトリウム、塩化アンモニウムなどの再ハロゲン
化剤を含むことができる。 再ハロゲン化剤の濃度は漂
白液IPあたり0.1〜5モル、好ましくは0.5〜3
モルである。
また、金属腐食防止剤として、硝酸アンモニウムを用い
ることが好ましい。
本発明の漂白液の補充量は感光材料1m2当り、200
+nj以下、好ましくは140−10+njである。
また漂白処理時間は120秒以下、好ましくは60秒以
下であり、より好ましくは4o秒以下である。
なお、処理に際し、アミノポリカルボン酸鉄(Ill 
)錯塩を使用した漂白液にはエアレーションを施して、
生成するアミノポリカルボン酸鉄(II ) 錯塩を酸
化することが好ましい。
漂白後の感光材料は、続いて定着能を有する液で処理、
すなわち漂白定着または定着処理される。 定着能を有
する処理液による処理は、定着液でも、漂白定着液でも
よい。
定着剤としてはチオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸アンモニ
ウム、チオ硫酸アンモニウムナトリウム、チオ硫酸カリ
ウムのようなチオ硫酸塩、チオシアン酸ナトリウム、チ
オシアン酸アンモニウム、チオシアン酸カリウムのよう
なチオシアン酸塩、チオ尿素、チオエーテル等を用いる
ことができる。 なかでも、チオ硫酸アンモニウムを用
いることが好ましい。 定着剤の量は定着液または漂白
定着液1ρ当り0.3〜3モル、好ましくは0.5〜2
モルである。
また、定着促進の観点から、前記チオシアン酸アンモニ
ウム(ロダンアンモニウム)、チオ尿素、チオエーテル
(例えば3.6−シチアー1.8−オクタンジオール)
をイ井用することも好ましく、併用するこれらの化合物
の量は、定着液または漂白定着液1℃当り0.01〜0
.1モル程度が一般的であるが、場合により、1〜3モ
ル使用することで定着促進効果を大巾に高めることもで
きる。
定着液または漂白定着液には、保恒剤としての亜硫酸塩
、例えば亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸ア
ンモニウムおよびヒドロキシルアミン、ヒドラジン、ア
ルデヒド化合物の重亜硫酸塩付加物、例えばアセトアル
デヒド重亜硫酸ナトリウムなどを含有させることができ
る。 さらに、各種の蛍光増白剤や消泡剤あるいは界面
活性剤、ポリビニルピロリドン、メタノール等の有機溶
剤を含有させることができるが、特に保恒剤としては特
願昭60−’283831号明細書に記載のスルフィン
酸化合物を用いることが好ましい。
漂白定着液は、前述した公知の漂白剤を含有してよい。
 好ましくはアミノポリカルボン酸第二鉄錯塩である。
漂白定着液において漂白定着液1g当りの漂白剤1の量
は0.01〜0.5モルであり、好ましくは0.02〜
0.3モルであり、特に好ましくは0.03〜0.2モ
ルである。
本発明において、処理開始時の漂白定着液(母液)は、
前記した漂白定着液に用いられる化合物を水に溶解して
調製されるが、別途調製された漂白液と定着液を適量混
合して調製してもよい。 定着液のpHとしては、5〜
9が好ましく、さらには7〜8が好ましい。 また、漂
白定着液のpHとしては、6〜8.5が好ましく、さら
には6.5〜8.0が好ましい。
定着液および漂白定着液の補充量としては感光材料1m
2あたり300〜3000mjが好ましいが、より好ま
しくは300〜loOomjである。
さらに定着液、漂白定着液には液の安定化の目的で前記
したキレート剤も含めて各種アミノポリカルボン酸鉄や
、有機ホスホン酸類の添加が好ましい。
本発明の脱銀処理工程の全処理時間の合計は、短い捏水
発明の効果が顕著に得られる。
好ましい時間は1〜4分、さらに好ましくは1分30秒
〜3分である。 また、処理温度は25〜50°C1好
ましくは35〜45℃である。 好ましい温度範囲にお
いては、脱銀速度が向上し、かつ、処理後のスティン発
生がさらに有効に防止される。
本発明の脱銀処理工程においては、撹拌ができるだけ強
化されていることが、本発明の効果をより有効に発揮す
る上で好ましい。
撹拌強化の具体的方法としては特開昭62−18346
0号、同62−183461号に記載の感光材料の乳剤
面に処理液の噴流を衝突させる方法や、特開昭62−1
83461号の回転手段を用いて撹拌効果を上げる方法
、さらには液中に設けたワイパーブレードと乳剤面を接
触させながら感光材料を移動させ、乳剤表面を乱流化す
ることにより撹拌効果を向上させる方法、処理液全体の
循環流量を増加させる方法が挙げられる。 このような
撹拌向上手段は、漂白液、漂白定着液、定着液のいずれ
においても有効である。 撹拌の向上は乳剤膜中への漂
白剤、定着剤の供給を速め、結果として脱銀速度を高め
るものと考えられる。
また前記撹拌向上手段は、漂白促進剤を使用した場合に
より有効であり、漂白促進効果を著しく増加させたり漂
白促進剤による定着阻害作用を解消させることができる
本発明に用いられる自動現像機は、特開昭60−191
257号、同60−191258号、同60−1912
59号に記載の感光材料搬送手段を有していることが好
ましい。 前記特開昭60−191257号に記載のと
おり、このような搬送手段は前浴から後浴への処理液の
持込みを著しく削減でき、処理液の性能低下を防止する
効果が高い。 このような効果は各工程における処理時
間の短縮や、処理液補充量の低減に特に有効である。
本発明の効果は、全現像処理時間が短い場合に顕著であ
り、具体的には全現像処理時間が8分以下である場合に
明瞭に発揮され、7分以下ではさらに従来の処理方法と
の差が顕著となる。 したがって本発明は全処理時間8
分以下が好ましく、特に7分以下が好ましい。
本発明において、脱銀処理工程に用いる各処理液は、蒸
発した水分を自動的に補給し、常に最適な処理液濃度と
して処理に供することが好ましい。
この場合、処理液の補充液を供給する補充(補充液補充
)と、処理液の蒸発量が規定量に達したとき、処理液の
蒸発分に相当する水を供給する補充(水補給)とを併せ
て行う方式を用いることが好ましい。
水補給の具体的方法としては、特に制限はなく、いずれ
の方法によってもよいが、例えば以下に示す(1)〜(
3)の方法を挙げることができる。
以下では、上記の方式を採用するのが好ましいとされる
漂白液を代表的に説明する。
(1)漂白槽とは別にモニター水槽を設置し、モニター
水槽内の水の蒸発量を求め、この水の蒸発量から漂白槽
における水の蒸発lを算出し、この蒸発量に比例させて
漂白槽に水を補給する方法(特開平1−254959号
、同1−254960号公報参照)。 この際、水補給
は一定量ごとにすることが好ましい。
(2)漂白槽において漂白液の比重を管理し、比重があ
る値以上になったときに一定量の水を補給する方法。
(3)漂白槽における漂白液の液面レベルが蒸発により
所定量低下したとき水を補給する方法。
上記(1)〜(3)の方法のなかでも、(3)の方法を
採ることが、処理液の組成変化を簡易な構成で有効に防
止できるという点で好ましい。
この場合、液面レベルはレベルセンサにより検知し、あ
る液面レベルまで低下したとき、低下分の水を補給する
ことが好ましい。
したがって、常に一定量ずつの水を補給すればよ(、精
度上、操作上好ましい。
これらにおいて、補給する水量は、3〜102程度の漂
白槽で5〜300 ml、好ましくは20〜100+n
j程度とすればよく、この水量を補充量の規定量として
、この規定量ずつを補給すればよい。
この規定量は、通常の処理における1回分の処理液補充
量のo、ooi〜2倍、好ましくは0.05〜1倍、特
に好ましくはO,1〜07倍程度のものに該当する。
本発明において好ましいとされる補充液補充と水補給と
を併用する方式では、補充液補充と水補給とを随時行え
ばよいが、水補給ないし補充液補充に通常使用されるポ
ンプ精度等を絞量して以下の■〜■の手順とすることが
好ましい。
■所定量の感光材料を漂白補充液を補充することなく処
理する。
■この補充のない処理中にて、蒸発により漂白液の液面
レベルが低下して、ある液面レベルとなったとき、その
低下分に相当する水を補給して水補正を行う。
■所定量の感光材料を処理後、その処理量に応じた漂白
液を一括して補充する。
所定処理量に応じた漂白補充液の補充に際しては、補充
の直前に水補給を行い、液面レベルを基準レベルとして
から補充することが好ましい。
上記において、水補給は、容積3〜10β程度の漂白槽
内でオーバーフローレベルにある漂白液容積の0.05
〜10%、好ましくは0.2〜3%程度まで減少したと
きに行えばよい。
一方、−括して行う補充液の補充は、漂白槽容積の0.
1〜10%程度、好ましくは0.5〜5%程度、また水
補給量のO,1〜100倍程度、好ましくは1〜20倍
程度とすればよい。 すなわち、補充は感光材料の処理
量0.14〜7m2、好ましくは0.35〜2.1m2
毎に行えばよい。
また、−括して行う補充から次の回の一括して行う補充
までに行う漂白液の蒸発分に相当する水の補給は、感光
材料の処理量が通常の条件では、平均して0.1〜10
回、好ましくは1〜5回、処理量が少ない、いわゆる閑
散処理では、2〜30回、好ましくは5〜20回、処理
量が著しく多い条件では、0.01〜2回、好ましくは
0.01〜1回とすればよい。
上記の方式は、本発明において、漂白処理に引き続いて
行われる定着能を有する処理液を用いた処理にも採用さ
れており、具体的には上記に準じて行えばよい。
また、定着能を有する処理液では、この処理浴を水洗水
が流入するよ゛うに構成しておき、この処理液の液面レ
ベルが低下したときに標準の液面レベルが回復するまで
水洗水を流入させることによって水補給を行うようにし
てもよい。
本発明に使用される発色現像液中には、公知の芳香族第
一級アミンカラー現像主薬を含有する。 好ましい例は
p−フェニレンジアミン誘導体であり、代表例を以下に
示すがこれらに限定されるものではない。
D−I  N、N−ジエチル−p−フェニレンジアミン D−22−アミノ−5−ジエチルアミノトルエン −3 2−アミノ−5−(N−エチル−N ラウリルアミノ)トルエン −4 4−[N−エチル−N−(β−ヒドロ キシエチル)アミノコアニリン 2−メチル−4−[N−エチル−N− (β−ヒドロキシエチル)アミノコア ニリン −6− 7 4−アミノ−3−メチル−N−エチル −N−[β−(メタンスルホンアミ ド)エチルコアニリン N−(2−アミノ−5−ジエチルアミ ノフェニルエチル)メタンスルホンア ミド N,N−ジメチル−p−フェニレンジ アミン D−94−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−メト
キシエチルアニリン D=−104−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−
β−エトキシエチルアニリン D−114−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−β
−ブトキシエチルアニリン 上上記−フェニレンジアミン誘導体のうち特に好ましく
は例示化合物D−5である。
また、これらのp−フェニレンジアミン誘導体は硫酸塩
、塩酸塩、亜硫酸塩、1)−)ルエンスルホン酸塩など
の塩であってもよい。 芳香族第一級アミンカラー現像
主薬の使用量は発色現像液1e当り好ましくは約0.1
〜約20g、より好ましくは約0.5〜約logの濃度
である。
また、発色現像液には保恒剤として、亜硫酸ナトリウム
、亜硫酸カリウム、重亜硫酸ナトリウム、重亜硫酸カリ
ウム、メタ亜硫酸ナトリウム、メタ亜硫酸カリウム等の
亜硫酸塩や、カルボニル亜硫酸付加物を必要に応じて添
加することができる。
保恒剤の好ましい添加量は、発色現像液IQ当り0.5
〜Log、さらに好ましくは1〜5gである。
また、前配芳香族第−級アミンカラー現像主薬を直接、
保恒する化合物として、各種ヒドロキシルアミン類、特
開昭63−43138号記載のヒドロキサム酸類、同6
3−146041号記載のヒドラジン類やヒドラジド類
、同63−44657号および同63−58443号記
載のフェノール類、同63−44656号記載のα−ヒ
ドロキシケトン類やα−アミノケトン類および/または
同63−36244号記載の各種糖類を添加するのが好
ましい。 また、上記化合物と併用して、特開昭63−
4235号、同63−24254号、同63−2164
7号、同63−146040号、同63−27841号
および同63−25654号等に記載のモノアミン類、
同63−30845号、同63−14640号、同63
−43139号等に記載のジアミン類、同63−216
47号、同63−26655号および同63−4465
5号記載のポリアミン類、同63−53551号記載の
ニトロキシラジカル類、同63−43140号および同
63−53549号記載のアルコール類、同63−56
654号記載のオキシム類および同63−239447
号記載の3級アミン類を使用するのが好ましい。
その他保恒剤として、特開昭57−44148号および
同57−53749号に記載の各種金属類、特開昭59
−180588号記載のサノチル酸類、特開昭54−3
532号記載のアルカノールアミン類、特開昭56−9
4349号記載のポリエチレンイミン類、米国特許第3
.746,544号記載の芳香族ポリヒドロキシ化合物
等を必要に応じて含有してもよい。
特に芳香族ポリヒドロキシ化合物の添加が好ましい。
本発明に使用される発色現像液は、好ましくはp09〜
12、より好ましくは9〜11.0であり、その発色現
像液には、その他に既知の現像液成分の化合物を含ませ
ることができる。
上記pHを保持するためには、各種緩衝剤を用いるのが
好ましい。
緩衝剤の具体例としては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、リン酸三ナト
リウム、リン酸三カリウム、リン酸二ナトリウム、リン
酸二カリウム、ホン酸ナトリウム、ホウ酸カリウム、四
ホウ酸ナトリウム(ホウ砂) 四ホウ酸カリウム、0−
ヒドロキシ安息香酸ナトリウム(サリチル酸ナトリウム
)、o−ヒドロキシ安息香酸カリウム、5−スルホ−2
−ヒドロキシ安息香酸ナトリウム(5−スルホサリチル
酸ナトリウム)、5−スルホ−2−ヒドロキシ安息香酸
カリウム(5−スルホサリチル酸カリウム)などを挙げ
ることができる。 しかしながら本発明は、これらの化
合物に限定されるものではない。
緩衝剤の発色現像液への添加量は、0.1モル71以上
であることが好ましく、0.1〜0.4モル/eである
ことが特に好ましい。
その他、発色現像液中にはカルシウムやマグネシウムの
沈殿防止剤として、あるいは発色現像液の安定性向上の
ために、各種キレート剤を用いることができる。
キレート剤としては有機酸化合物が好ましく、例えばア
ミノポリカルボン酸類、有機ホスホン酸類、ホスホノカ
ルボン酸類を挙げることができる。 具体的には、ニト
リロ三酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、エチレンジ
アミン四酢酸、N、N、N−トリメチレンホスホン酸、
エチレンジアミン−N、 N、 N  、N  −テト
ラメチレンホスホン酸、トランスシクロヘキサンジアミ
ン四酢酸、■、2−ジアミノプロパン四酢酸酢酸ドロキ
シエチルイミノジ酢酸、グツコールエーテルジアミン四
酢酸、エチレンジアミンオルトヒドロキシフェニル酢酸
、2−ホスホノブタン−1,2,4−トリカルボン酸、
l−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸、N
、N’−ビス(2−ヒドロキシベンジル)エチレンジア
ミン−N、N’ −ジ酢酸などである。
これらのキレート剤は必要に応じて2種以上イ井用して
もよい。
これらのキレート剤の添加量は発色現像液中の金属イオ
ンを封鎖するのに充分な量であればよい。 例えばIC
当り0.1〜Log程度である。
発色現像液には、必要により任意の現像促進剤を添加す
ることができる。 しかしながら、本発明の発色現像液
は、公害性、調液性および色汚染防止の点で、ベンジル
アルコールを実質的に含有しない場合が好ましい。 こ
こで「実質的に」とは現像液1β当たり2mj以下、好
ましくは全(含有しないことを意味する。
その他、現像促進剤としては、特公昭37−16088
号、同37−5987号、同38−7826号、同44
−12380号、同45−9019号、米国特許筒3,
818,247号等に記載のチオエーテル系化合物、特
開昭52−49829号および同50−15554号ニ
表ワされるp−フェニレンジアミン系化合物、特開昭5
0−137726号、特公昭44−30074号、特開
昭56−156826号および同52−43429号等
に記載の4級アンモニウム塩類、米国特許筒2,494
゜903号、同第3,128,182号、同第4.23
0,796号、同第3,253,919号、特公昭41
−11431号、米国特許筒2 482.546号、同
第2,596,926号、同第3,582,346号等
に記載のアミン系化合物、特公昭37−16088号、
同42−25201号、米国特許筒3,128゜183
号、特公昭41−11431号、同42−23883号
、米国特許筒3,532゜501号等に表わされるポリ
アルキレンオキサイド、その他1−フェニルー3−ピラ
ゾリドン類、イミダゾール類等を必要に応じて添加する
ことができる。
本発明においては、さらに必要に応じて、任意のカブリ
防止剤を添加できる。 カブリ防止剤としては、塩化ナ
トリウム、臭化カリウム、沃化カリウムのようなアルカ
リ金属ハロゲン化物および有機カブリ防止剤が使用でき
る。 有機カブリ防止剤としては、例えばベンゾトリア
ゾール、6−ニトロインインダゾール、5−ニトロイン
インダゾール、5−メチルベンゾトリアゾール、5−ニ
トロベンゾトリアゾール、5−クロロ−ベンゾトリアゾ
ール、2−チアゾリル−ベンズイミダゾール、2−チア
ゾリルメチル−ベンズイミダゾール、インダゾール、ヒ
ドロキシアザインドリジン、アデニンのような含窒素へ
テロ環化合物を代表例としてあげることができる。
本発明に使用される発色現像液には、蛍光増白剤を含有
してもよい。 蛍光増白剤としては、4,4°−ジアミ
ノ−2,2゛−ジスルホスチルベン系化合物が好ましい
。 添加量は0〜5g/2好ましくは0.1〜4g/2
である。
また、必要に応じてアルキルスルホン酸、アリールスル
ホン酸、脂肪族カルボン酸、芳香族カルボン酸等の各種
界面活性剤を添加してもよい。
本発明の発色現像液での処理温度は20〜50°C1好
ましくは30〜45℃である。 処理時間は20秒〜5
分、好ましくは30秒〜3分である。 補充量は少ない
方が好ましいが、感光材料1m2当り100〜1500
+nj、好ましくは100〜800mjである。 さら
に好ましくは100〜400n+jである。
また、発色現像浴は必要に応じて2浴以上に分割し、最
前浴あるいは最後浴から発色現像補充液を補充し、現像
時間の短縮化や補充量の低減を実施してもよい。
本発明の処理方法はカラー反転処理にも用いつる。 こ
のときに用いる黒白現像液としては、通常知られている
カラー感光材料の反転処理に用いられる黒白第1現像液
と呼ばれるものである。 黒白ハロゲン化銀感光材料の
処理液に用いられている黒白現像液に添加使用されてい
るよく知られた各種の添加剤をカラー反転感光材料の黒
白第1現像液に含有させることができる。
代表的な添加剤としては、1−フェニル−3−ピラゾリ
ドン、メトールおよびハイドロキノンのような現像主薬
、亜硫酸塩のような保恒剤、水酸化ナトリウム、炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウム等のアルカリからなる促進剤、
臭化カリウムや、2−メチルベンツイミダゾール、メチ
ルベンツチアゾール等の無機性もしくは有機性の抑制剤
、ポリリン酸塩のような硬水軟化剤、微量のヨウ化物や
メルカプト化合物からなる現像抑制剤を挙げることがで
きる。
本発明の処理方法は、前述した発色現像、漂白、漂白定
着および定着などの処理工程がらなっている。 ここで
、漂白定着または定着工程の後には、水洗および安定化
などの処理工程を行うことが一般的に行われているが、
定着能を有する浴後、実質的な水洗を行なわず安定化処
理を行う簡便な処理方法を用いることもできる。
水洗工程に用いられる水洗水には、必要に応じて公知の
添加剤を含有させることができる。
例えば、無機リン酸、アミノポリカルボン酸、有機リン
酸等の硬水軟化剤、各種バクテリアや藻の増殖を防止す
る殺菌剤、防ばい剤(例えば、イソチアゾロン、有機塩
素系殺菌剤、ベンゾトリアゾール等)、乾燥負荷、ムラ
を防止するための界面活性剤などを用いることができる
。 または、L、 E、 West、”Water Q
ualityCriteria 、Phot、 Sci
、 and Eng、、 vol、 9゜No、 6.
 p344−359(1965)等に記載の化合物を用
いることもできる。
安定化工程に用いる安定液としては、色素画像を安定化
させる処理液が用いられる。 例えば、pH3〜6の緩
衝能を有する液、アルデヒド(例えば、ホルマリン)を
含有した液などを用いることができる。 安定液には、
必要に応じてアンモニウム化合物、Bi、Aj2などの
金属化合物、蛍光増白剤、キレート剤(例えば、l−ヒ
ドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸)、殺菌剤
、防ばい剤、硬膜剤、界面活性剤、アルカノールアミン
などを用いることができる。
また、水洗工程や安定化工程は、多段向流方式が好まし
く、段数としては2〜4段が好ましい。 補充量として
は単位面積当り前浴からの持込量の1〜50倍、好まし
くは2〜30倍、より好ましくは2〜15倍である。
これらの水洗工程もしくは安定化工程に用いられる水と
しては、水道水の他、イオン交換樹脂などによってCa
、Mg濃度を5mg/j以下に脱イオン処理した水、ハ
ロゲン、紫外線殺菌灯等より殺菌された水を使用するの
が好ましい。
以上のカラー感光材料の各処理工程において、自動現像
機による連続処理を行った場合、蒸発による処理液の濃
縮が起きることがあり、特に処理量が少ない場合や処理
液の開口面積が大きい場合に顕著となる。 このような
処理液の濃縮を補正するため、前記した脱銀処理工程に
用いる処理液以外の処理液にても、適当量の水または補
正液あるいは処理補充液を補充することが好ましい。
この場合、例えば、前記した脱銀処理工程における水補
給による水補正と併せて次の(i)〜(iii)の方法
を採ることが好ましい。
(i)発色現像液では、漂白液の水補給の際にこの水量
に比例させて水補給を行い、水補正する。
(ii)水洗水では、前記した定着能を有する処理液の
水補給に際して、最後段の水洗槽から水補給を行って、
上記処理液とともに水補正する。
(iii)安定液では、定着能を有する処理液の水補給
の際に、この水量に比例した安定補充液を補充して水補
給する。
その他、種々の方法であってよい。
また、前記のように、水洗工程または安定化工程のオー
バーフロー液は前浴である定着能を有する浴に流入させ
る方法を用いることにより、廃液量を低減させることも
好ましい。
本発明の感光材料は、支持体上に少なくとも青感色性層
、緑感色性層、赤感色性層のハロゲン化銀乳剤層の少な
くとも1層が設けられていればよく、ハロゲン化銀乳剤
層および非感光性層の層数および層順に特に制限はない
。 典型的な例としては、支持体上に、実質的に感色性
は同じであるが感光度の異なる複数のハロゲン化銀乳剤
層からなる感光性層を有するハロゲン化銀写真感光材料
であり、感光性層は青色光、緑色光および赤色光のいず
れかに感色性を有する単位感光性層であり、多層ハロゲ
ン化銀カラー写真感光材料においては、一般に単位感光
性層の配列が、支持体側から順に赤感色性層、緑感色性
層、青感色性層の順に設置される。
しかし、目的に応じて上記設置順が逆であっても、また
同一感色性層中に異なる感色性層が挾まれたような設置
順をもとり得る。
上記、ハロゲン化銀感光層の間および最上層、最下層に
は各種の中間層等の非感光性層を設けてもよい。
中間層には、特開昭61−43748号、同59−11
3438号、同59−113440号、同61−200
37号、同61−20038号明細書に記載されるよう
なカプラーDIR化合物等が含まれていてもよく、通常
用いられるように混色防止剤、紫外線吸収剤やスティン
防止剤などを含んでいてもよい。
各単位感光性層を構成する複数のハロゲン銀乳剤層は、
西独特許第1,121,470号あるいは英国特許第9
23,045号に記載されるように高感度乳剤層、低感
度乳剤層の2層構成を好ましく用いることができる。 
通常は、支持体に向かって順次感光度が低くなるように
配列するのが好ましく、また各ハロゲン乳剤層の間には
非感光性層が設けられていてもよい。
また、特開昭57−112751号、同62−2003
50号、同62−206541号、同62−20654
3号等に記載されているように支持体より離れた側に低
感度乳剤層、支持体に近い側に高感度乳剤層を設置して
もよい。
具体例として支持体から最も遠い側から、低感度青感光
性層(BL)/高感度青感光性層(BH)/高感度緑感
光性層(GH)/低感度緑感光性層(GL)/高感度赤
感光性層(RH)/低感度赤感光性層(RL)/の順、
またはBH/BL/GL/GH/RH/RLの順、また
はB H/B L/G H/G L/RL/RHの順等
に設置することができる。
また特公昭55−34932号公報に記載されているよ
うに、支持体から最も遠い側から青感光性層/GH/R
H/GL/RLの順に配列することもできる。 また特
開昭56−25738号、同62−63936号明細書
に記載されているように、支持体から最も遠い側から青
感光性層/G L/RL/G H/RHの順に配列する
こともできる。
また特公昭49−15495号公報に記載されているよ
うに上層を最も感光度の高いハロゲン化銀乳剤層、中層
をそれよりも低い感光度の高いハロゲン化銀乳剤層、下
層を中層よりもさらに感光度の低いハロゲン化銀乳剤層
を配置し、支持体に向って感光度が順次低められた感光
度の異なる3層から構成される配列が挙げられる。 こ
のような感光度の異なる3層から構成される場合でも、
特開昭59−202464号明細書に記載されているよ
うに、同一感色性層中において支持体より離れた側から
中感度乳剤層/高感度乳剤層/低感度乳剤層の順に配置
されてもよい。
上記のように、それぞれの感材の目的に応じて種々の層
構成・配列を選択することができる。
これらいずれの層成列をとっても本発明においては使用
できるが、本発明ではカラー感光材料の支持体および支
持体の下塗り層およびバック層を除(全構成層の乾燥膜
厚が20.0μ以下であることが本発明の目的を達成す
る上で好ましい。 より好ましくは18.0μ以下であ
る。
なお、膜厚規定における下限値は、上記規定から感材の
性能を著しく損ねることのない範囲で低減されることが
望ましい。 感材の支持体および支持体の下塗り層を除
く構成層の全乾燥膜厚の下限値は12.0μであり、最
も支持体に近い感光層と支持体の下塗り層との間に設け
られた構成層の全乾燥膜厚の下限値は1.0μである。
また、膜厚の低減は感光層、非感光層のいずれの層であ
ってもよい。
本発明における多層カラー感光材料の膜厚は以下の方法
で測定する。
測定する感材は25℃、50%RHの条件下に感材作製
後7日間保存する。 まず初めに、この感材の全厚みを
測定し、次いで支持体上の塗布層を除去したのち再度そ
の厚みを測定し、その差を以って上記感材の支持体を除
いた全塗布層の膜厚とする。 この厚みの測定は、例え
ば接触型の圧電変換素子による膜厚測定器(Anrit
us Electric Co、Ltd、、 K−40
2B 5tand、)を使用して測定することができる
。 なお、支持体上の塗膜層の除去は次亜塩素酸ナトリ
ウム水溶液を使用して行うことができる。
続いて、走査型電子顕微鏡を使用し、上記感材の断面写
真を撮影(倍率は3,000倍以上が好ましい)し、支
持体上の全厚みおよび各層の厚みを実測し、先の膜厚測
定器による全厚みの測定値(実測の厚みの絶対値)と対
比して各層の厚みを算出することができる。
本発明の感材における膨潤率[(25℃、I4□0中で
の平衡膨潤膜厚−25°C155%RHでの乾燥全膜厚
/25℃、55%RHでの乾燥全膜厚)X100]は5
0〜200%が好ましく、70〜150%がより好まし
い。
膨潤率が上記数値よりはずれるとカラー現像主薬の残存
量が多くなり、また写真性能、脱銀性などの画質、膜強
度などの膜物性に悪影響を与えることになる。
さらに、本発明の感材における膨潤速度は、発色現像液
中(38℃)において飽和膨潤膜厚の90%に到達する
までの時間の1/2の膨潤速度T1/2と定義したとき
に、T1/2が15秒以下であるのが好ましい。 より
好ましくはT1/2は9秒以下である。
本発明に用いられるカラー感光材料の写真乳剤層に含有
される好ましいハロゲン化銀は約30モル%以下のヨウ
化銀を含む、ヨウ臭化銀、ヨウ塩化銀もしくはヨウ塩臭
化銀である。 特に好ましいのは約2〜約25モル%ま
でのヨウ化銀を含むヨウ臭化銀である。
写真乳剤中のハロゲン化銀粒子は、立方体、八面体、十
四面体のような規則的な結晶を有するもの、球状、板状
のような変則的な結晶形を有するもの、双晶面などの結
晶欠陥を有するもの、あるいはそれらの複合形でもよい
ハロゲン化銀の粒径は、約0.2ミクロン以下の微粒子
でも投影面積直径が約10ミクロンに至るまでの大サイ
ズ粒子でもよ(、多分散乳剤でも単分散乳剤でもよい。
本発明に使用できるハロゲン化銀写真乳剤は、例えばリ
サーチ・ディスクロージャー(RD )  No、17
643 (1978年12月)  22〜23頁、°°
■、乳剤製造(Emulsion preparati
onand types)”および同No、18716
 (1979年11月)、648頁、グラフキデ゛著「
写真の物理と化学」、ポールモンテル社刊(P、 Gl
afkides。
Chimie et Physique Photog
raphique PaulMontel、 1967
)、ダフィン著「写真乳剤化学」、フォーカルプレス社
刊(G、 F、 Duffin。
Photographic Emulsion Che
mistry (FocalPress、 1966)
、ゼリクマンら著「写真乳剤の製造と塗布」、フォーカ
ルプレス社刊(V、I−、Zelikman et a
t、 Making and CoatingPhot
ographic Emulsion、 Focal 
Press、 1964)などに記載された方法を用い
て調製することができる。
米国特許第3,574,628号、同第3゜655.3
94号および英国特許第1.413.748号などに記
載された単分散乳剤も好ましい。
またアスペクト比が約5以上であるような平板状粒子も
本発明に使用できる。 平板状粒子は、ガトフ著、フォ
トグラフィク・サイエンス・アンド・エンジニアリング
(Gutoff。
Photographic 5cience and 
Engineering)、第14巻、248〜257
頁(1970年);米国特許第4,434,226号、
同第4,414.310号、同第4.430,048号
、同第4,439,520号および英国特許第2゜11
2.157号などに記載の方法により簡単に調製するこ
とができる。
結晶構造は−様なものでも、内部と外部とが異質なハロ
ゲン組成からなるものでもよ(、相状構造をなしていて
もよい。 また、エピタキシャル接合によって組成の異
なるハロゲン化銀が接合されていてもよく、また例えば
ロダン銀、酸化鉛などのハロゲン化銀以外の化合物と接
合されていてもよい。
また、種々の結晶形の粒子の混合物を用いてもよい。
ハロゲン化銀乳剤は、通常、物理熟成、化学熟成および
分光増感を行ったものを使用する。 このような工程で
使用される添加剤はリサーチ・ディスクロージャーNo
、17643および同No、18716に記載されてお
り、その該当箇所を後掲の表にまとめた。
本発明に使用できる公知の写真用添加剤も上記の2つの
リサーチ・ディスクロージャーに記載されており、下記
の表に関連する記載箇所を示した。
RD 17643 1 化学増感剤   23頁 2 感度上昇剤 3 分光増感剤、  23〜24頁 強色増感剤 4 増白剤     24頁 5 カブリ防止  24〜25頁 剤、安定剤 6 カプラー    25頁 7 有機溶媒    25頁 8 光吸収剤、   25〜26頁 フィルター染料、 紫外線吸収剤 RD  1871B 648頁右欄 同上 648頁右欄〜 649頁右欄 649頁右欄 649頁右欄〜 650頁左欄 スティン防止剤 色素画像安定剤 硬膜剤 バインダー 可塑剤、潤滑剤 塗布助剤、 界面活性剤 25頁右欄 25頁 26頁 26頁 27頁 26〜27頁 650頁 651頁左欄 同上 650頁右欄 同上 5 スタチック 27頁 同上 本発明には種々のカラーカプラーを使用することができ
、その具体例は前出のRDNo、17643、VII 
−C−Gに記載された特許に記載されている。
イエローカプラーとしては、例えば米国特許箱3,93
3,501号、第4,022,620号、同第4,32
6,024号、同第4゜401.752号、同第4,2
48,961号、特公昭58−10739号、英国特許
筒1.425,020号、同第1,476.760号、
米国特許箱3,973.968号、同第4,314,0
23号、同第4,511,649号、欧州特許第249
,473A号等に記載のものが好ましい。
マゼンタカプラーとしては5−ピラゾロン系およびピラ
ゾロアゾール系の化合物が好ましく、米国特許箱4,3
10,619号、同第4.351,897号、欧州特許
第73,636号、米国特許箱3,061,432号、
同第3.725,064号、RDNo、24220(1
984年6月)、特開昭60−33552号、RDNo
、24230 (1984年6月)特開昭60−436
59号、同61−72238号、同60−35730号
、同55−118034号、同60−185951号、
米国特許箱4,500,630号、同第4,540゜6
54号、同第4,556,630号、WO(PCT)8
8104795号等に記載のものが特に好ましい。
シアンカプラーとしては、フェノール系およびナフトー
ル系カプラーが挙げられ、米国特許箱4,052,21
2号、同第4,146,396号、同第4,228,2
33号、同第4゜296.200号、同第2,369,
929号、同第2,801,171号、同第2,772
.162号、同第2,895,826号、同第3,77
2,002号、同第3,758゜308号、同第4,3
34,011号、同第4.327,173号、西独特許
公開筒3,329.729号、欧州特許第121,36
5A号、同第249,453A号、米国特許箱3゜44
6.622号、同第4,333,999号、同第4,7
53,871号、同第4,451.559号、同第4,
427,767号、同第4,690,889号、同第4
,254,212号、同第4,296,199号、特開
昭61−42658号等に記載のものが好ましい。
発色色素の不要吸収を補正するためのカラードカプラー
は、RDNo、17643の■−G項、米国特許箱4,
163,670号、特公昭57−39413号、米国特
許箱4,004゜929号、同第4,138,258号
、英国特許筒1,146,368号に記載のものが好ま
しい。 また、米国特許箱4,774,181号に記載
のカップリング時に放出された蛍光色素により発色色素
の不要吸収を補正するカプラーや、米国特許箱4,77
7.120号に記載の現像主薬と反応して色素を形成し
つる色素プレカーサー基を離脱基として有するカプラー
を用いることも好ましい。
発色色素が適度な拡散性を有するカプラーとしては、米
国特許箱4,366.237号、英国特許筒2,125
,570号、欧州特許第96.570号、西独特許(公
開)第3,234.533号に記載のものが好ましい。
ポリマー化された色素形成カプラーの典型例は、米国特
許箱3,451,820号、同第4.080,211号
、同第4,367.282号、同第4,409,320
号、同第4,576.910号、英国特許筒2,102
,173号等に記載されている。
カップリングに伴って写真的に有用な残基を放出するカ
プラーもまた本発明で好ましく使用できる。 現像抑制
剤を放出するDIRカプラーは、前述のRDNo、17
643、■〜F項に記載された特許、特開昭57−15
1944号、同57−154234号、同60−184
248号、同63−37346号、米国特許箱4.24
8,962号、同第4,782.012号に記載された
ものが好ましい。
現像時に画像状に造核剤もしくは現像促進剤を放出する
カプラーとしては、英国特許筒2.097,140号、
同第2,131,188号、特開昭59−157638
号、同59−170840号に記載のものが好ましい。
その他、本発明の感光材料に用いることのできるカプラ
ーとしては、米国特許筒4. 130.427号等に記
載の競争カプラー 米国特許筒4,283,472号、
同第4,338.393号、同第4,310,618号
等に記載の多当量カプラー、特開昭60−185950
号、同62−24252号等に記載のDIRレドックス
化合物放出カプラー DIRカプラー放出カプラー、D
IRカプラー放出レドックス化合物もしくはDIRレド
ックス放出レドックス化合物、欧州特許筒173,30
2A号に記載の離脱後援色する色素を放出するカプラー
 RDNo、11449、同24241、特開昭61−
20124’7号等に記載の漂白促進剤放出カプラー 
米国特許筒4,553,477号等に記載のリガンド放
出カプラー、特開昭63−75747号に記載のロイコ
色素を放出するカプラー 米国特許筒4,774,18
1号に記載の蛍光色素を放出するカプラー等が挙げられ
る。
本発明に使用するカプラーは、種々の公知分散方法によ
り感光材料に導入できる。
水中油滴分散法に用いられる高沸点溶媒の例は米国特許
筒2,322,027号などに記載されており、水中油
滴分散法に用いられる常圧での沸点が175℃以上の高
沸点有機溶剤の具体例としては、フタル酸エステル類(
ジブチルツクレート、ジシクロへキシルフタレート、ジ
ー2−エチルへキシルフタレート、デシルフタレート、
ビス(2,4−ジ−t−アミルフェニル)フタレート、
ビス(2,4−ジ−t−アミルフェニル)イソフタレー
ト、ビス(1゜1−ジエチルプロピル)フタレートなど
)、リン酸またはホスホン酸のエステル類(トリフェニ
ルホスフェート、トリクレジルホスフェート、2−エチ
ルヘキシルジフェニルホスフェート、トリシクロヘキシ
ルホスフェート、トリー2−エチルへキシルホスフェー
ト、トリドデシルホスフェート、トリブトキシエチルホ
スフェート、トリクロロプロピルホスフェート、ジー2
−エチルへキシルフェニルホスホネートなど) 安息香
酸エステル類(2−エチルへキシルベンゾエート、ドデ
シルベンゾエート、2−エチルへキシル−p−、ヒドロ
キシベンゾエートなど)、アミドMR(N、N−ジエチ
ルドデカンアミド、N、N−ジエチルラウリルアミド、
N−テトラデシルピロリドンなど) アルコール類また
はフェノール類(イソステアリルアルコール、2,4−
ジーtert−アミルフェノールなど)、脂肪族カルボ
ン酸エステル類(ビス(2−エチルヘキシル)セバケー
ト、ジオクチルアゼレート、グリセロールトリブチレー
ト、インステアリルラクテート、トリオクチルシトレー
トなど)、アニリン誘導体(NN−ジブチル−2−ブト
キシ−5−tertオクチルアニリンなど)、炭化水素
類(パラフィン、ドデシルベンゼン、ジイソプロピルナ
フタレンなど)などが挙げられる。 また補助溶剤とし
ては、沸点が約30℃以上、好ましくは50℃以上約1
60℃以下の有機溶剤などが使用でき、典型例としては
酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸エチル、メチル
エチルケトン、シクロヘキサノン、2−エトキシエチル
アセテート、ジメチルホルムアミドなどが挙げられる。
ラテックス分散法の工程、効果および含浸用のラテック
スの具体例は、米国特許筒4,199.363号、西独
特許出願(OLS)第2゜541.274号および同第
2,541,230号などに記載されている。
また、これらのカプラーは前記の高沸点有機溶媒の存在
下または不存在下でローダプルラテックスポリマー(例
えば米国特許筒4,203.716号)に含浸させて、
または水不溶性かつ有機溶媒可溶性のポリマーに溶かし
て親水性コロイド水溶液に乳化分散させることができる
好ましくは、国際公開番号WO881 00723号明細書の第12〜30頁に記載の単独重合
体または共重合体が用いられる。 特にアクリルアミド
系ポリマーの使用が色像安定化等の上で好ましい。
本発明は、種々のカラー感光材料に適用することができ
る。 特に一般用もしくは映画用のカラーネガフィルム
、スライド用もしくはテレビ用のカラー反転フィルムに
適用するのが好ましい。
本発明に使用できる適当な支持体は、例えば、前述のR
DNo、17643の28頁および同No、18716
の647頁右欄から648頁左欄に記載されている。
〈実施例〉 以下、本発明を実施例によって具体的に説明する。
実施例1 下塗りを施した三酢酸セルロースフィルム支持体上に、
下記に示すような組成の各層よりなる多層カラー感光材
料である試料101を作製した。
(感光層の組成) 塗布量はハロゲン化銀およびコロイド銀については銀の
g/mI+単位で表した量を、またカプラー、添加剤お
よびゼラチンについてはg/m2単位で表した量を、ま
た増感色素については同一層内のハロゲン化銀1モルあ
たりのモル数で示した。
第1層:ハレーション防止層 黒色コロイド銀 ゼラチン E x M −1 V−1 V−2 olv−2 V−3 pd−5 第2層:中間層 ゼラチン V−I V−2 V−3 xF−I olv−2 pci−5 0,15 1,5 0,08 0,03 0,06 0,08 0,07 6X  10−’ 1.5 0.03 0.06 0.07 0.004 0.07 6X  10−’ 第3層:第1赤感乳剤層 沃臭化銀乳剤(AgI  2モル%、 内部筒AgI型、球相当径0.3μm、球相当径の変動
係数29%、正常晶、双晶混合粒子、直径/厚み比2.
5) 銀塗布量 0.5 0.8 1、OX  10−’ 3、OX  10−’ I   Xl0−5 0.11 0.11 0.02 3X  10−’ ゼラチン xS−I xS−2 xS−3 xC−I xC−3 xC−4 pd−5 第4層:第2赤感乳剤層 沃臭化銀乳剤(AgI  4モル%、 内部高AgI型、球相当径0.55戸、球相当径の変動
係数20%、正常晶、双晶混合粒子、直径/厚み比1) 銀塗布量 0.7 ゼラチン            l、26ExS−1
1XIO−’ E x S −23X 10−’ E x S −31X 10”5 ExC−10,15 ExC−30,18 E x C−40,01 ExY−160,01 E x C−70,04 E x C−20,08 Solv−10,03 Cp d −55X 10−’ 第5層:第3赤感乳剤層 沃臭化銀乳剤(AgI  10モル%、内部高AgI型
、球相当径0.7μm、球相当径の変動係数30%、双
晶粒子、直径/厚み比2) ゼラチン xS−I xS−2 xS−3 xC−5 xC−6 olv−I olv−2 pd−5 第6層:中間層 ゼラチン pd−5 pd−I CI)d−4 銀塗布量 0.7 0.8 LX  10−’ 3X  10−’ lXl0−’ 0.05 0.06 0.15 0.08 3X 10−’ 1.0 4X  10−’ 0.10 1.23 olv−1 pd−3 第7層:第1緑感乳剤層 0.05 0.25 沃臭化銀乳剤(AgI  2モル%、 内部高AgI型、球相当径0.3μs、球相当径の変動
係数28%、正常晶、双晶混合粒子、直径/厚み比2.
5) 銀塗布量 0.30 0.4 5X  10−’ 0.3X  10−’ 2X  10−’ 0.2 0.03 0.03 0.2 2X  10−’ ゼラチン xS−4 xS−6 xS−5 xM−9 xY−14 xM−8 olv−I pd−5 第8層:第2緑感乳剤層 沃臭化銀乳剤(AgI  4モル%、 内部高AgI型、球相当径0.55μm、球相当径の変
動係数20%、正常晶、双晶混合粒子、直径/厚み比4
) 銀塗布量 0.6 0.8 5X  10−’ 2X  10−’ 0.3X  10−’ 0.25 0.03 0.015 0.04 0.2 3X  10−’ ゼラチン xS−4 xS−5 xS−6 E x M −9 xM−8 xM−10 xY−14 olv−I pd−5 第9層:第3緑感乳剤層 沃臭化銀乳剤(AgI  10モル%、内部高AgI型
、球相当径0.7μm、球相当径の変動係数30%、正
常晶、双晶混合粒子、直径/厚み比2.0) 銀塗布量 0.85 1.0 2、OX  10−’ 2、OX  10−’ 0.2X10−’ 3、OX  10−’ 0.06 0.02 0.02 0.20 0.05 4X  10−’ ゼラチン xS−4 xS−5 xS−6 xS−7 xM−12 xM−13 E x M −8 olv−I olv−2 pd−5 第10層:イエローフィルター層 ゼラチン            0.9黄色コロイド
銀         0.05cpcl−10,2 Solv−10,15 Cp d −54X 10−’ 第11層;第1青感乳剤層 沃臭化銀乳剤(AgI  4モル%、 内部高AgI型、球相当径0.s、m、球相当径の変動
係数15%、8面体粒子) 銀塗布量 0.4 ゼラチン            1.OE x S 
−82X 10−’ ExY−160,9 ExY−140,09 Solv−10,3 Cp d −54X 10−’ 第12層;第2青感乳剤層 沃臭化銀乳剤(AgI  10モル%、内部高AgI型
、球相当径1.3鱗、球相当径の変動係数25%、正常
晶、双晶混合粒子、直径/厚み比4.5) 銀塗布量 0.5 0.6 IXIO−’ 0.12 0.04 2X10−’ ゼラチン xS−8 xY−18 olv−1 pci−s 第13層:第1保護層 微粒子沃臭化銀(平均粒径O1 AgI  1モル%) ゼラチン V−3 V−4 V−5 olv−3 pd−5 07p、 0.2 0.8 0.1 0.1 0.2 0.04 3X  10−’ 第14層:第2保護層 ゼラチン            0.9ポリメチルメ
タクリレ一ト粒子 (直径1.5−)  0.2 Cp d −54X 10−’ H−10,4 各層には上記の成分の他に、界面活性剤を塗布助剤とし
て添加した。
次に試料101に用いた化合物の化学構造式または化学
名を下に示した。
tJV−1 UV−2 UV−3 UV−4 tJV−5 xC−2 l−I xC−3 xY−14 olv−1 リン酸トリクレジル olv−2 フタル酸ジブチル olv−3 フタル駿ビス (2−エチルヘキシル) xM xC xF−1 ■ C2H。
C,H。
CHI(aO3O3 xC−4 H xY−15 ExC−5 ExC−6 ExC−7 xM−12 xM−13 n+1 し! E x M−9 xM−10 xY−16 pa−1 pd−2 xS−1 1’lJ− ExS−2 ExS−3 ExS−4 ExS−5 pd−4 pd−5 ExS−6 ExS−7 ExS−8 −1 CH2=CH3O□CH,C0NH−CH2C)I2=
CH3O□CH,C0NH−CH。
pd−3 この時、作製した試料101の支持体および支持体の下
塗り層を除(全塗布層の乾燥膜厚は17.6μであり、
潤滑速度T1/2は8秒であった。
作製した試料は35mm巾に裁断・加工し、像露光を与
え、下記に示す処理処方でシネ式自動現像機を用いてそ
れぞれ漂白液の累積補充量が母液タンク容量の3倍量に
なるまで処理を実施した。
処理工程 処理温度 37.5℃ 38.0℃ 38.0℃ 38.0℃ 38.0℃ 38.0℃ 55  ℃ m長さ当りの量 l)への向流方式 %式% *補充量は35mm巾1 水洗は(2)から( 30ml! タンク容量 01 e 0g 5g j P 0mj 補充量0 0m2 4、5mj 0mffi 水洗(1)槽のオーバーフロへは全部定着槽へ流入 なお、現像液の漂白工程への持ち込み量、および定着液
の水洗工程への持ち込み量は35mm巾の感光材料1m
長さ当たりそれぞれ2.5mg、2.0mgであった。
 また、クロスオーバーの時間はいずれも5秒であり、
この時間は前工程の処理時間に包含される。
なお、漂白槽、定着槽は、それぞれ開口率が0.02で
あった。
また処理に用いた自動現像機の撹拌はイワキマグネット
ボンブを使用し、ラックの外側から内側に向って直径1
.2mmの穴から吹き出した噴流を約10mmの距離で
感光材料の乳剤面に当てることにより行った。
各種に用いたポンプの大きさと流量および吹き出し口の
数を以下に示す。
L−−1ポンプ  流量   吹き出し口発色現像  
MD−201554 漂    白    MD−201554定   着 
  MD−201554 水  洗■    MD−10836 水  洗■    MD−10836 安   定   MD−10836 また、各処理槽における水補給および補充液補充は以下
のように行った。
上記試料101を1日当たり20m(0,7m2)の割
合で15℃、20%RHの低温低湿の条件で1ケ月連続
処理した。
この場合30mを無補充で処理し、この間にて漂白槽お
よび定着槽内にそれぞれ設置したレベルセンサにより液
面レベルを検出し、標準レベル(L、)からある一定レ
ベル(Ll)に蒸発して低下したとき水補給するように
した。
このとき、−括して行う漂白補充液の補充量は、漂白槽
におけるり。がらり、への低下分の水量40m1の3倍
程度とし、この間における水補給の回数は10回であっ
た。
また、上記試料101を30m処理後、水補給ポンプを
作動し、上記両槽の液面レベルなLoに戻し、上記の3
0m分に相当する漂白補充液を補充するようにした。
また、定着槽および水洗槽への補充は10m処理毎とし
、漂白液の場合と同様に、その間の蒸発を定着槽内に設
置したレベルセンサにより定着液のレベルを検知し、こ
のレベルが戻るまで後段の水洗槽に水補給することによ
り定着液および水洗水の濃縮補正を行った。
なお、漂白槽に水補給がなされると、これと連動して発
色現像槽にも水補給がなされ、水洗槽に水補給がなされ
ると、安定槽に補充(すなわち、水補給に相当するもの
)がなされるようにした。
発色現像補充液および安定補充液の処理液補充は、35
mm巾の感光材料1m毎とした。
なお、漂白槽では、感光材料(試料101)の処理中の
み、漂白液をエアレーションするようにした。
以下に処理液の組成を示す。
(現像液)       母液(g)補充液(g)ジエ
チレントリアミン五 酢酸         2.0   2.01−ヒドロ
キシエチリデ シー1.l−ジホスホ ン酸 亜硫酸ナトリウム 炭酸カリウム 臭化カリウム ヨウ化カリウム ヒドロキシルアミン硫酸 塩 2−メチル−4−[N− エチル−N−(β−ヒ ドロキシエチル)アミ ノ]アニリン硫酸塩 水を加えて pH[水酸化カリウム (50%)で調整] 3、0       3.2 4.0       5.+11 40.0      40.0 1、3       0.4 1.5mg 2.4 3.6 4.5 6.4 1.01 1.0! 10.05 10.15 (漂白液)       母液(g)補充液(g)1.
3−プロピレンジ アミン四酢酸第二鉄ア ンモニウムー水塩   144.0  206.0臭化
アンモニウム     84.0  120.0硝酸ア
ンモニウム    30.0   41.7酢酸(98
%)       28    40ヒドロキシ酢酸 
    6390 水を加えて       1000mg  1000m
100O[アンモニア水 (27%)で調整]      2.5   2.0(
定着液)      母液、補充液共通(g)エチレン
ジアミン四酢酸二 アンモニウム塩         18亜硫酸アンモニ
ウム        20.Oチオ硫酸アンモニウム水
溶液 (700g/l)             280.
0mεイミダゾール          (表1)水を
加えて            1.0jp8    
            7.4(水洗水) 母液、補
充液共通 水道水をH型強酸性カチオン交換樹脂(ロームアンドハ
ース社製アンバーライトIR−120B)と、OH型強
塩基性アニオン交換樹脂(同アンバーライトI RA−
400)を充填した混床式カラムに通水してカルシウム
およびマグネシウムイオン濃度を3 mg/l!以下に
処理し、続いて二塩化インシアヌール酸ナトリウム20
mg/jと硫酸ナトリウム150mg/I!を添加した
。 この液のpH6,5〜7.5の範囲にあった。
(安定液)  母液、補充液共通(単位g)ホルマリン
(37%)        1.2mN界面活性剤  
        0.4[C,。112.−0  (−
CI(2CH20−)−、。1(]エチレンジアミン四
酢酸ニナ トリウムニ水塩       o、05水を加えて  
        12 [1)1             5.0〜7.0以
上の各処理液を用いて、前記した条件で処理を行った。
なお、水補給用の水は水洗水と同じものを用いた。
次に、上記の各処理に用いた漂白液のpHを表1に示す
ようにそれぞれ変更して処理を行った。
pHは、アンモニア水(27%)を用いて調整した。
上記の各処理について、復色性、定着性および経時ステ
ィンの評価を行った。 評価は下記の方法によった。
lAユ1j 試料101に色温度4800 ’にの光源にて500ル
ツクス1/100秒の均一露光を与え処理を行った後、
富士写真フィルム■社製写真濃度計FSD104を用い
てシアン濃度を測定した。 これを濃度Aとする。
その後、下記復色液を用いて38℃にて10分間処理後
、30℃の流水にて2分間水洗し、乾燥した。 この後
、再び上記と同様にシアン濃度を測定した。 これを濃
度Bとする。
これに基づき復色性は下記の計算式より算出した。
復色性=濃度A/濃度B なお、上記における各試料の濃度Bの値は全て1.6で
あった。 また、復色性は上記算出値が太き(1に近い
程、ロイコ色素の生成がな(、復色不良が少ないと評価
できる。
1A遣皿1 エチレンジアミン四酢酸第二鉄 アンモニウム三水塩      150gエチレンジア
ミン四酢酸      10g水を加えて      
      II!アンモニア水(27%)でpH6,
5に調整LLユl 上記処理において、漂白処理時間は40秒のままで定着
処理時間を1分に変更し、その他は上記と同様にして未
露光の試料101を処理した。 これらの各試料につき
、蛍光X線法にて残留銀量を求めた。
又 スティン3・− 上記の連続処理と同じ処理工程にて未露光の試料lot
を処理し、マゼンタ濃度を測定した。 次に、50℃、
相対湿度70%の条件にて1ケ月保存した後のマゼンタ
濃度を再び測定した。
保存による濃度の上昇を経時スティンとして評価した。
これらの結果を表1に示す。
表1かられかるように、漂白液のpHおよび定着液中の
イミダゾール濃度をともに本発明の範囲内とすることに
よってのみ、復色性、定着性、経時スティンすべてにつ
いて良好な結果が得られた。
なお、定着液に特開平1−261640号公報に記載の
イミダゾール以外の化合物 て、定着性、復色性および経時スティンを調べた。
定着性、復色性については実施例1の処理No、27と
同等の結果が得られた。
また、経時スティンは表2に示す結果となった。
を、それぞれ、Ig、lずつ添加したものを用い、漂白
液のpHを3.0にして処理しても、本発明の効果は得
られなかった。
実施例2 実施例1の処理No、27において、定着液中のイミダ
ゾールの代わりに下記の化合物を用いて同様の処理を行
った。
これらの処理について、実施例1と同様にし表2に示さ
れるように、イミダゾール以外の本発明における他の化
合物を用いても経時スティンについて全く問題のないレ
ベルにあることがわかる。
実施例3 実施例1の処理No、27において、定着液にキレート
剤としてエチレンジアミン四酢酸二アンモニウム塩(化
合物例A−1のニアンモニウム塩)を18g#  (0
,055モル/j)添加するかわりに、表3に示すよう
にキレート剤を添加して同様の処理を行った。
これらの処理について、実施例1と同様にして、定着性
、復色性および経時スティンを調べた。
定着性および復色性については実施例1の処理No、2
7と同等の結果が得られた。
また、経時スティンは表3に示す結果となった。
なお、表中には、キレート剤を〈具体的構成〉の項の化
合物例と同じ符号を用いて示している。
処理No。
27(実施例1) 7−4 7−5 7−ロ7 −77− 表 定着液 キレート剤     濃 度 (モル/ε) A−1の ニアンモニウム塩 A−1の ニアンモニウム塩 A−1の ニアンモニウム塩 A−9の 四アンモニウム塩 A−12の ニアンモニウム塩 0、 055 0、02 0、01 0、 055 0、 055 経時スティン 0、Ol 0、02 0、06 0、02 0、02 0、06 実施例4 実施例1において、試料101の代わりに、下記の感光
材料をそれぞれ用いて同様の処理を行ったところ、実施
例1と同等の結果が得られ、本発明の効果が確認された
富士写真フィルム■製 フジカラースーパーH R II I O O(乳剤番
号612552) 同スーパーHG200 (乳剤番号5030 1 1) 同スーパーHG400 (乳剤番号308098) 同スーパーH R II l 6 0 0(乳剤番号7
03006) 表3より、定着液にキレート剤を本発明における好まし
い範囲内の量で含有させることによって経時スティンの
抑制効果が大きくなることがわかる。
コニカ■製 コニカカラーGXIII  0 (乳剤番号7 1 2) 同GX400 (乳剤番号8 03) 同GX3200 (乳剤番号761) イーストマンコダックカンパニー製 コダカラ−GOLDloo (乳剤番号903  D12B) 同GOLD200 (乳剤番号5096  631) 同GOLD400 (乳剤番号363  D22B) 同GOLD1600 (乳剤番号002  D18A) 同EKTAR25 (乳剤番号005  D21A) 〈発明の効果〉 本発明によれば、迅速な脱銀処理を行うことができる。
そして、このような迅速処理においても、復色不良や経
時スティンの発生がなく良好な写真性能が得られる。
出 代 願 理 同 人 人 富士写真フイールム株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ハロゲン化銀カラー写真感光材料を像様露光後、
    芳香族第1級アミンカラー現像主薬を含有する発色現像
    液で発色現像処理を行ったのち、漂白液および定着能を
    有する処理液で脱銀処理する方法において、 前記漂白液のpHが4.5以下であり、かつ定着能を有
    する処理液が下記一般式( I )で表わされる化合物を
    0.2モル/l以上含有することを特徴とするハロゲン
    化銀カラー写真感光材料の処理方法。 一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ {上記一般式( I )において、R_1、R_2、R_
    3およびR_4は、それぞれ、水素原子、アルキル基ま
    たはアルケニル基を表わす。}
JP34298689A 1989-11-07 1989-12-29 ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法 Pending JPH03203735A (ja)

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DE69028898T DE69028898T2 (de) 1989-11-07 1990-11-06 Verfahren zur Verarbeitung von farbphotographischen Silberhalogenidmaterialien
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