JP2655356B2 - ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法 - Google Patents
ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法Info
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Description
法に関するものであり、詳しくは脱銀工程における漂白
能を有する処理液の臭気やそれを使用する処理機への悪
影響が改良され、更には漂白カブリや処理後の画像保存
時におけるステイン発生が改良された迅速な脱銀を行う
ことができる処理方法に関するものである。
ラー感光材料という)の基本的な処理工程は発色現像工
程と脱銀工程とからなる。発色現像工程では、像様露光
されたハロゲン化銀が芳香族第一級アミンカラー現像主
薬によって還元されて銀を生じるとともに、酸化された
カラー現像主薬が発色剤(カプラー)と反応して色素画
像を与える。次いで脱銀工程では、発色現像工程で生じ
た銀が酸化剤で酸化され、次いで定着剤と称される銀イ
オンの錯形成剤によって溶解される。この脱銀工程を経
ることによってカラー感光材料には色素画像のみが残
る。
写真性や物理的品質を保つため、或いは画像の保存性を
保つため等の目的で、硬膜浴、停止浴、画像安定浴や水
洗浴等が設けられている。
む定着浴との二浴で行う方法、酸化剤と定着剤とを共存
した漂白定着浴で行う方法、或いはそれらを組み合わせ
た方法等がある。またそれぞれの処理浴を複数の処理槽
でなる場合もある。
れた銀を酸化するための酸化剤(漂白剤)とその処理液
を適切なpHにするための酸が含有されている。従来では
この酸としては、脱銀性を低下させないとか写真性の観
点等から酢酸が主に使われている。しかしながら、酢酸
は蒸気圧がさほど高くないので通常35℃〜45℃で使われ
たり、エアレーションなどを行ったりする漂白能を有す
る処理液から気化しやすく、その臭気は作業者の安全性
や環境保全、更には蒸発した酸が処理機の部品や周辺の
機器、器具の金属腐食や劣化をさせたり、促進したりす
る等の問題があった。
スシステムが普及している。このようなミニラボはスー
パーなどの店頭等に設置されることが多く、またその操
作も専門知識を有する作業者が行うわけでなく、臭気、
作業者の安全性、環境保全、処理機や周辺機器等の金属
腐食や劣化などは大きな問題となっている。
の処理時間の短縮が強く要望されている。この点では従
来の処理における大半を占めていた脱銀工程の時間短縮
が最も強く要望されており、その中でも漂白の迅速化が
必要とされていた。
酸化剤として主流をなすエチレンジアミン四酢酸第二鉄
錯塩(以下、EDTA・Fe(III)という)は酸化力が弱い
という基本的な欠点があるために、漂白促進剤の併用等
の種々の改良が加えられたにもかかわらず、迅速化の要
求を十分に満たすには到っていない。漂白時間を短縮す
るためには、酸化力の強い酸化剤を用いればよいこと
は、よく知られたことである。このような酸化剤として
は、赤血塩、塩化第一鉄塩、過硫酸塩、重クロム酸塩等
の無機化合物やアミノポリカルボン酸第二鉄錯塩の中で
も1,3−アミノプロパン四酢酸第二鉄錯塩(以下、1,3−
PDTA・Fe(III)という)やグリコールエーテルジアミ
ン四酢酸第二鉄錯塩(以下、GEDTA・Fe(III)という)
などが知られている。この中では、環境保全や取扱安全
性などの観点から前記の酸化力の強いアミノポリカルボ
ン酸第二鉄錯塩を酸化剤に用いた漂白技術の開発が進め
られている。これらについては、特開昭62−222252号や
リサーチ・ディスクロージャ(Research Disclosure)N
o.24023などに記載されている。
用いた発色現像工程に引き続いてこのような強い酸化剤
からなる漂白能を有する処理液で処理すると、フィルム
と共に漂白能を有する処理液に持ち込まれたカラー現像
主薬が酸化され更に発色剤と反応して、漂白カブリと呼
ばれる著しいカラーステインを発生するいう大きな問題
があった。これらについては、ザ・セオリー・オブ・フ
ォトグラフィック・プロセス,フォース・エディショ
ン,ジェームズ(The Theory of Photographic Process
Fourth Edition,James)、452頁にも記載されている。
洗浴を設けてフイルム中のカラー現像主薬を除去したの
ちに漂白或いは漂白定着すればよい。しかしながら、こ
れでは処理浴やその廃液の増加を伴い、本来の目的であ
る処理時間の短縮も達成できない。
能を有する処理液を用いて短縮された時間で処理する
と、処理後のカラー感光材料が保存中に大幅なステイン
を生じるといった問題が起こる。
する手段として、漂白液のpHを1.5〜5.8に下げる方法が
特開平1−213657号に開示されている。またこれに近い
態様はイーストマン・コダック社のC−41RA処理(1,3
−PDTA・Fe(III)と酢酸を含有しpH約4.3の漂白液)で
も行われている。
が不十分であり、また漂白液のpHを大幅に下げるために
は酢酸等の酸を大量に用いなければならず、前記の作業
環境の悪化とか、処理機の部品、周辺の機器、器具等の
金属腐食や劣化等の問題は更に大きな問題であった。
を低下させることなく、臭気等の作業環境の悪化や蒸発
した酸による金属腐食等の問題点を改善した漂白能を有
する処理液を提供することにある。
や処理後のステイン発生の改良された迅速な脱銀を行う
ことのできる処理方法を提供することにある。
とを見出した。
色現像処理の後に漂白能を有する処理液で処理する方法
において、該漂白能を有する処理液が、1,3−ジアミノ
プロパン−N,N,N′,N′−四酢酸第二鉄錯塩と、乳酸及
び/又はヒドロキシ酢酸とを含有し、pHが2.5以上5.5以
下であることを特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光
材料の処理方法。
る。
2〜4槽)であってもよい。二槽以上で処理浴が達成さ
れるときには、向流補充方式でなっているのが好まし
い。上記の脱銀工程と発色現像工程の間には水洗浴を設
けてもかまわないが、迅速性等、本発明の効果を大きく
奏する点で発色現像後、直ちに脱銀処理工程がくるのが
好ましい。上記工程〜のとき迅速処理のためには工
程、、が好ましい。工程(については、例えば
特開昭61−75362号に開示されている。工程について
は、例えば特開昭61−143755号に開示されている。本発
明の乳酸及びヒドロキシ酢酸は(以下、本発明のモノカ
ルボン酸という)、疎水性パラメータが0以下である少
なくとも一つの非解離性親水性置換基を有する一塩基性
カルボン酸であり、これらは如何なる漂白能を有する処
理液においても適用ができる。
とも一つの非解離性親水性置換基を有する一塩基性カル
ボン酸について以下に説明する。疎水性パラメーター
は、ハッシュ(Hansh)らによって導入されたパラメー
ターで“薬物の構造活性相関",化学の領域,増刊122号
(1979)に記載されている。本発明では、疎水性パラメ
ーターが0以下である置換基の導入によって水溶液での
カルボン酸の蒸気圧が大幅に減少し、多量に漂白能を有
する処理液に加えても写真性に悪影響せず、実質的に臭
気の発生や蒸発した酸が処理機の部品や周辺機器を腐食
するといった問題が解決されたものである。
とも1つの非解離性親水性置換基としては、ヒドロキシ
ル基、置換されていてもよいアルコキシ基、カルバモイ
ル基、スルホニル基、スルホン基やウレイド基等が挙げ
られる。中でも、ヒドロキシル基、アルコキシ基及びウ
レイド基が好ましい。
ドロキシル基を有する乳酸及びヒドロキシ酢酸である。
ミノポリカルボン酸は除く)に比べて漂白を阻害するこ
とがないばかりか、続く一連の脱銀工程での脱銀性が改
良され、迅速化を達成できるという優れた性能を有す
る。
用してもよい。また上記以外の公知の酸(例えば、酢
酸、プロピオン酸、クエン酸、マロン酸、シュウ酸、塩
酸、イソ酪酸、アラニン、硫酸、硝酸、燐酸)ともその
量が本発明のモノカルボン酸のモル量以下であれば混合
して使用できる。併用する酸としては、酢酸、プロピオ
ン酸が好ましい。
処理液が迅速に、かつ本来の性能を発揮するためのpHに
するために必要な量であり、好ましくは、漂白能を有す
る処理液1当り0.2モル以上3.0モル以下であり、更に
好ましくは0.4モル以上2.5モル以下である。特に好まし
くは0.6モル以上2.0モル以下である。本発明のモノカル
ボン酸は漂白液で使用するのが好ましい。漂白液の時に
は特に0.6モル以上が好ましい。
しい例として、ヒドロキシ酢酸或いは乳酸と、酢酸或い
はプロピオン酸との併用が挙げられる。酢酸及びプロピ
オン酸は前述したように高濃度で使用すると臭気や金属
腐食が著しいが、0.7モル/以下の濃度に留め、これ
に本発明のモノカルボン酸を併用すればこうした問題も
なく、かつ本発明の目的である漂白カブリや処理後のス
テインの改良された処理性能が得られる。この場合、酢
酸或いはプロピオン酸の本発明のモノカルボン酸に対す
る使用モル比は、0.1〜1.0、好ましくは0.2〜0.7であ
る。
測定された値である。この測定は、トランスアクシヨン
ズ・オブ・ザ・フアラデイ・ソサイエテイ(Transactio
ns of tha Foraday Society),55巻(1959年),1312〜1
313頁に記載してある方法によって測定され、対標準水
素電極電位で表される。アミノポリカルボン酸第二鉄錯
塩のようなキレート化合物の場合は、極端なpH条件によ
ってはキレート化合物の加水分解やプロトン化等による
変質が起こるため酸化還元電位の測定には注意を要す
る。EDTA・Fe(III)のこのような変化については、ザ
・セオリー・オブ・フォトグラフィック・プロセス,フ
ォース・エディション,ジェームズ(The Theory of Ph
otographic Process Fourth Edition,James)、295〜29
6頁に記載されている。このようなことから、本発明で
は、pH6.0での酸化還元電位を用いた。
発明のモノカルボン酸は公知の酸化剤と共に用いること
ができる。具体的には、1,3−ジアミノプロパン−N,N,
N′,N′−四酢酸第二鉄錯塩が挙げられるが、以下に記
載の酸化還元電位130mV以上のアミノポリカルボン酸第
二鉄錯塩と混合して使用してもよい。
ウム、カリウム等のアルカリ金属塩やアンモニウム塩等
の形で使用するが、アンモニウム塩が最も漂白の速い点
で好ましい。
漂白能を有する処理液1当り0.05モル以上であり、0.
10モル以上がより好ましい。処理の迅速化や漂白カブ
リ、ステインの低減の上で更に好ましくは0.30モル以上
である。但し過度な高濃度液の使用は析出等の問題を発
生するので1.0モル以下で使用するのが好ましく、漂白
反応を阻害しない点から0.7モル以下が更に好ましい。
る。
開昭62−222252号に記載されている。又、従来アミノポ
リカルボン酸第二鉄錯塩を含む漂白液のpHは漂白速度の
確保とシアン色素の復色不良防止の両面からpH6付近が
最適とされ、広範に実施されてきた。即ち、低pH化する
ことにより、漂白速度は向上するものの、シアン色素の
復色不良を生じるため、最適バランスがpH6付近とされ
ていた。
効果を有効に発現するので好ましい。即ち、迅速な脱銀
と、シアン色素の完全な復色を達成できるという従来二
律背反するとされた問題を解消する。本発明の漂白液の
pHは2.5〜5.5である。本発明の漂白定着液のpHは5.5〜
8.5が好ましく、さらに好ましい領域は6.0〜8.0であ
る。pHをこの領域に調節するには、前述の酸が用いられ
る。
N,N′,N′−四酢酸第二鉄錯塩及びその他のアミノポリ
カルボン酸第二鉄錯塩を使用する場合、1,3−ジアミノ
プロパン−N,N,N′,N′−四酢酸及びその他のアミノポ
リカルボン酸を第二鉄イオンとの錯形成に必要な量だけ
添加してもよく、またそれよりもやや過剰に添加しても
よい。過剰に添加するときには通常0.01〜10モル%の範
囲で過剰にすることが好ましい。
元電位130mV以上の1,3−ジアミノプロパン−N,N,N′,
N′−四酢酸第二鉄錯塩及びその他のアミノポリカルボ
ン酸第二鉄錯塩を使用する場合、酸化還元電位130mV未
満でのアミノポリカルボン酸第二鉄錯塩を併用してもよ
い。具体的には、エチレンジアミン四酢酸、ジエチレン
トリアミン五酢酸、シクロヘキサンジアミン四酢酸の第
二鉄錯塩をあげることができる。
を添加することができる。
第3,893,858号、ドイツ特許第1,290,812号、英国特許第
1,138,842号、特開昭53−95630号、リサーチ・デイスク
ロージヤー第17129号(1978年7月号)に記載のメルカ
プト基またはジスルフイド基を有する化合物、特開昭50
−140129号に記載のチアゾリジン誘導体、米国特許第3,
706,561号に記載のチオ尿素誘導体、特開昭58−16235号
に記載の沃化物、ドイツ特許第2,748,430号に記載のポ
リエチレンオキサイド類、特公昭45−8836号に記載のポ
リアミン化合物などを用いることができる。特に好まし
くは英国特許第1,138,842号に記載のようなメルカプト
化合物が好ましい。
及び上記化合物の他に、臭化物、例えば臭化カリウム、
臭化ナトリウム、臭化アンモニウム又は塩化物、例えば
塩化カリウム、塩化ナトリウム、塩化アンモニウムなど
の再ハロゲン化剤を含むことができる。
たり0.1〜5モル、好ましくは0.5〜3モルである。
ることが好ましい。
下、好ましくは160ml〜10mlである。
ml〜3000ml、好ましくは250ml〜1300mlである。
しくは60秒以下であり、より好ましくは50秒以下であ
る。
N′−四酢酸第二鉄錯塩及びその他のアミノポリカルボ
ン酸第二鉄錯塩を使用した漂白能を有する処理液には空
気発泡(エアレーション)を施して、生成するアミノポ
リカルボン酸第一鉄錯塩を酸化することが好ましい。
あり、イーストマン・コダック社のUsing process C−4
1(1982、Z−121 Third Edition)ページNo.BL−2又
はMonitoring the per−formance of the process C−4
1 bleach(1982、Z−121D)には、十分なエアレーショ
ンにより、漂白液を完全な酸化状態にしておくことが、
脱銀不良の防止とロイコシアン色素の生成防止に極めて
重要であることが詳細に述べられている。
第二鉄錯塩及びその他のアミノポリカルボン酸第二鉄錯
塩の漂白液は、ランニングにおいて現像銀を酸化し、
又、前工程の発色現像液の持込みを受けることによっ
て、第一鉄錯塩に変化するため、十分なエアレーション
により、第一鉄錯塩を第二鉄錯塩に完全に酸化しておく
ことが、漂白を完全に行ううえで適切であると考えられ
ている。
酢酸第二鉄錯塩及びその他のアミノポリカルボン酸第二
鉄錯塩の酸化状態は、第一鉄イオンと第二鉄イオンの量
比に基づく酸化還元電位で示されることは、電機化学の
一般的知見から考え得るところであり、実際に米国特許
第3773510号にはEDTA・Fe(III)の漂白定着液において
酸化還元電位を高くすることが、ロイコシアン色素の生
成を防止することが開示されている。
定着処理される。定着処理は、定着液でも、漂白定着液
でもよく又はその組合せでもよい。
硫酸ナトリウム、チオ硫酸アンモニウム、チオ硫酸アン
モニウムナトリウム、チオ硫酸カリウムの如きチオ硫酸
塩、チオシアン酸ナトリウム、チオシアン酸アンモニウ
ム、チオシアン酸カリウムの如きチオシアン酸塩、チオ
尿素、チオエーテル等を用いることができる。中でもチ
オ硫酸アンモニウムを用いることが好ましい。
は0.5〜2モルである。
ウム(ロダンアンモニウム)、チオ尿素、チオエーテル
(例えば3,6−ジチア−1,8−オクタンジオール)を併用
することも好ましく、併用するこれらの化合物の量は、
定着液又は漂白定着液1当り0.01モル〜0.1モル程度
が一般的であるが、場合により、1〜3モル使用するこ
とで定着促進効果を大巾に高めることもできる。
塩、例えば亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸
アンモニウム及び、ヒドロキシルアミン、ヒドラジン、
アルデヒド化合物の重亜硫酸塩付加物、例えばアセトア
ルデヒド重亜硫酸ナトリウムなどを含有させることがで
きる。更に、各種の蛍光増白剤や消泡剤あるいは界面活
性剤、ポリビニルピロリドン、メタノール等の有機溶剤
を含有させることができるが、特に保恒剤としては特開
昭62−143048号に記載のスルフィン酸化合物を用いるこ
とも好ましい。
知の漂白剤をん含有してよい。好ましくは酸化還元電位
130mV未満のアミノポリカルボン酸第二鉄錯塩である。
量は漂白定着液1当り0.01モル〜0.5モルであり、好
ましくは0.02モル〜0.3モルであり、特に好ましくは0.0
3〜0.2モルである。
には別途調製された漂白液と定着液を適量混合して調製
してもよいし、前記した漂白定着液に用いられる化合物
を水に溶解して調製してもよい。
8が好ましい。また、漂白液のあとに行われる漂白定着
液のpHとしては5.5〜8.5が好ましく、更には6.0〜8.0が
好ましい。
量としては感光材料1m2あたり300mlから3000mlが好まし
いが、より好ましくは300mlから1300mlである。
種アミノポリカルボン酸類や、有機ホスホン酸類の添加
が好ましい。
明の効果が顕著に得られる。好ましい時間は1分〜4
分、更に好ましくは1分30秒〜3分である。又、処理温
度は25゜〜50゜、好ましくは35℃〜45℃である。好まし
い温度範囲においては、脱銀速度が向上し、かつ、処理
後のステイン発生が有効に防止される。
されていることが、本発明の効果をより有効に発揮する
上で好ましい。
同62−183461号に記載の感光材料の乳剤面に処理液の噴
流を衝突させる方法や、特開昭62−183461号の回転手段
を用いて撹拌効果を上げる方法、更には液中に設けたワ
イパーブレードと乳剤面を接触させながら感光材料を移
動させ、乳剤表面を乱流化することにより撹拌効果を向
上させる方法、処理液全体の循環流量を増加させる方法
があげられる。このような撹拌向上手段は、漂白液、漂
白定着液、定着のいずれにおいても有効である。撹拌の
向上は乳剤膜中への漂白剤、定着剤の供給を速め、結果
として脱銀速度を高めるものと考えられる。
により有効であり、漂白促進効果を著しく増加させたり
漂白促進剤による定着阻害効果を解消させることが出来
る。
号、同60−191258号、同60−191259号に記載の感光材料
搬送手段を有して用いることが好ましい。前記特開昭60
−191257号に記載のとおり、このような搬送手段は前浴
から後浴への処理液の持込みを著しく消減でき、処理液
の性能低下を防止する効果が高い。このような効果は各
工程における処理時間の短縮や、処理液補充量の低減に
特に有効である。
あり、具体的には全現像処理時間が8分以下である場合
に明瞭に発揮され、7分以下では更に従来の処理方法と
の差が顕著となる。従って本発明は全処理時間8分以下
が好ましく、特に7分以下が好ましい。
第一級アミンカラー現像主薬を含有する。好ましい例
は、p−フエニレンジアミン誘導体であり、代表例を以
下に示すがこれらに限定されるものではない。
くは例示化合物D−5である。
塩、塩酸塩、亜硫酸塩、p−トルエンスルホン酸塩など
の塩であつてもよい。該芳香族第一級アミンカラー現像
主薬の使用量は発色現像液1当り好ましくは約0.1g〜
約20g、より好ましくは約0.5g〜約10gの濃度である。
ム、亜硫酸カリウム、重亜硫酸ナトリウム、重亜硫酸カ
リウム、メタ亜硫酸ナトリウム、メタ亜硫酸カリウム等
の亜硫酸塩や、カルボニル亜硫酸付加物を必要に応じて
添加することができる。
〜10g更に好ましくは1g〜5gである。
保恒する化合物として、各種ヒドロキシルアミン類、特
開昭63−43138号記載のヒドロキシサム酸類、同63−146
041号及び同63−170642号記載のヒドラジン類やヒドラ
ジド類、同63−44657号及び同63−58443号記載のフエノ
ール類、同63−44656号記載のα−ヒドロキシケトン類
やα−アミノケトン類、及び/又は、同63−36244号記
載の各種糖類を添加するのが好ましい。又、上記化合物
と併用して、特開昭63−4235号、同63−24254号、同63
−21647号、同63−146040号、同63−27841号、及び同63
−25654号等に記載のモノアミン類、同63−30845号、同
63−146040号、同63−43139号等に記載のジアミン類、
同63−21647号及び同63−26655号記載のポリアミン類、
同63−44655号記載のポリアミン類、同63−53551号記載
のニトロキシラジカル類、同63−43140号及び同63−535
49号記載のアルコール類、同63−56654号記載のオキシ
ム類、及び同63−239447号記載の3級アミン類を使用す
るのが好ましい。
3749号に記載の各種金属類、特開昭59−180588号記載の
サリチル酸類、特開昭54−3532号記載のアルカノールア
ミン類、特開昭56−94349号記載のポリエチレンイミン
類、米国特許第3,746,544号記載の芳香族ポリヒドロキ
シ化合物等を必要に応じて含有しても良い。特に芳香族
ポリヒドロキシ化合物の添加が好ましい。
2、より好ましくは9〜11.0であり、その発色現像液に
は、その他に既知の現像液成分の化合物を含ませること
ができる。
好ましい。
ウム、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、リン酸三ナ
トリウム、リン酸三カリウム、リン酸二ナトリウム、リ
ン酸二カリウム、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カリウム、
四ホウ酸ナトリウム(ホウ砂)、四ホウ酸カリウム、o
−ヒドロキシ安息香酸ナトリウム(サリチル酸ナトリウ
ム)、o−ヒドロキシ安息香酸カリウム、5−スルホ−
2−ヒドロキシ安息香酸ナトリウム(5−スルホサリチ
ル酸ナトリウム)、5−スルホ−2−ヒドロキシ安息香
酸カリウム(5−スルホサリチル酸カリウム)などを挙
げることができる。しかしながら本発明は、これらの化
合物に限定されるものではない。
上であることが好ましく、特に0.1モル/〜0.4モル/
であることが特に好ましい。
の沈澱防止剤として、あるいは発色現像液の安定性向上
のために各種キレート剤を用いることができる。
アミノポリカルボン酸類、有機ホスホン酸類、ホスホノ
カルボン酸類をあげることができる。以下に具体例を示
すがこれらに限定されるものではない。
レンジアミン四酢酸、N,N,N−トリメチレンホスホン
酸、エチレンジアミン−N,N,N′,N−テトラメチレンホ
スホン酸、トランスシクロヘキサンジアミン四酢酸、1,
2−ジアミノプロパン四酢酸、ヒドロキシエチルイミノ
ジ酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、エチレン
ジアミンオルトヒドロキシフエニル酢酸、2−ホスホノ
ブタン−1,2,4−トリカルボン酸、1−ヒドロキシエチ
リデン−1,1−ジホスホン酸、N,N′−ビス(2−ヒドロ
キシベンジル)エチレンジアミン−N,N′−ジ酢酸。
も良い。
オンを封鎖するのに充分な量であれば良い。例えば1
当り0.1g〜10g程度である。
することができる。しかしながら、本発明の発色現像液
は、公害性、調液性及び色汚染防止の点で、ベンジルア
ルコールを実質的に含有しない場合が好ましい。ここで
「実質的に」とは現像液1当たり2ml以下、好ましく
は全く含有しないことを意味する。
7−5987号、同38−7826号、同44−12380号、同45−9019
号及び米国特許第3,813,247号等に表わされるチオエー
テル系化合物、特開昭52−49829号及び同50−15554号に
表わされるp−フエニレンジアミン系化合物、特開昭50
−137726号、特公昭44−30074号、特開昭56−156826号
及び同52−43429号、等に表わされる4級アンモニウム
塩類、米国特許第2,494,903号、同3,128,182号、同4,23
0,796号、同3,253,919号、特公昭41−11431号、米国特
許第2,482,546号、同2,596,926号及び同3,582,346号等
に記載のアミン系化合物、特公昭37−16088号、同42−2
5201号、米国特許第3,128,183号、特公昭41−11431号、
同42−23883号及び米国特許第3,532,501号等に表わされ
るポリアルキレンオキサイド、その他1−フエニル−3
−ピラゾリドン類、イミダゾール類等を必要に応じて添
加することができる。
剤を添加できる。カブリ防止剤としては、塩化ナトリウ
ム、臭化カリウム、沃化カリウムの如きアルカリ金属ハ
ロゲン化物及び有機カブリ防止剤が使用できる。有機カ
ブリ防止剤としては、例えばベンゾトリアゾール、6−
ニトロベンズイミダゾール、5−ニドロイソインダゾー
ル、5−メチルベンゾトリアゾール、5−ニトロベンゾ
トリアゾール、5−クロロ−ベンゾトリアゾール、2−
チアゾリル−ベンズイミダゾール、2−チアゾリルメチ
ル−ベンズイミダゾール、インダゾール、ヒドロキシア
ザインドリジン、アデニンの如き含窒素へヘテロ環化合
物を代表例としてあげることができる。
有してもよい。蛍光増白剤としては、4,4′−ジアミノ
−2,2′−ジスルホチルベン系化合物が好ましい。添加
量は0〜5g/好ましくは0.1g〜0.4g/である。
ホン酸、脂肪族カルボン酸、芳香族カルボン酸等の各種
界面活性剤を添加しても良い。
30〜45℃である。処理時間は20秒〜5分好ましくは30秒
〜3分15秒である。補充量は少ない方が好ましいが、感
光材料1m2当り100〜1500ml好ましくは100〜1000mlであ
る。更に好ましくは200ml〜900mlである。
前浴あるいは最後浴から発色現像補充液を補充し、現像
時間の短縮化や補充量の低減を実施しても良い。
のときに用いる黒白現像液としては、通常知られている
カラー感光材料の反転処理に用いられる黒白第1現像液
と呼ばれるものである。黒白ハロゲン化銀感光材料の処
理液に用いられている黒白現像液に添加使用されている
よく知られた各種の添加剤をカラー反転感応の黒白第1
現像液に含有せしめることができる。
リドン、メトールおよびハイドロキノンのような現像主
薬、亜硫酸塩のような保恒剤、水酸化ナトリウム、炭酸
ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリから成る促進
剤、臭化カリウムや、2−メチルベンツイミダゾール、
メチルベンツチアゾール等の無機性もしくは、有機性の
抑制剤、ポリリン酸塩のような硬水軟化剤、微量のヨウ
化物や、メルカプト化合物から成る現像抑制剤をあげる
ことができる。
定着及び定着などの処理工程からなつている。ここで、
漂白定着又は定着工程の後には、水性及び安定化などの
処理工程を行なうことが一般的に行なわれているが、定
着能を有する浴後、実質的な水洗を行なわず安定化処理
を行なう簡便な処理方法を用いることもできる。
の添加剤を含有させることができる。例えば、無機リン
酸、アミノポリカルボン酸、有機リン酸等の硬水軟化
剤、各種バクテリアや藻の増殖を防止する殺菌剤.防ば
い剤(例えば、イソチアゾロン、有機塩素系殺菌剤、ベ
ンゾトリアゾール等)、乾燥負荷、ムラを防止するため
の界面活性剤などを用いることができる。または、L.E.
West,“Water Quality Criteria"、Phot.Sci.and Eng.,
vol.9,No.6,page344〜359(1965)等に記載の化合物を
用いることもできる。
化させる処理液が用いられる。例えば、pH3〜6の緩衝
能を有する液、アルデヒド(例えば、ホルマリン)を含
有した液などを用いることができる。安定液には、必要
に応じてアンモニウム化合物、Bi、Alなどの金属化合
物、蛍光増白剤、キレート剤(例えば、1−ヒドロキシ
エチリデン−1,1−ジホスホン酸)、殺菌剤、防ばい
剤、硬膜剤、界面活性剤、アルカノールアミンなどを用
いることができる。
く、段数としては2〜4段が好ましい。補充量としては
単位面積当り前浴からの持込量の1〜50倍、好ましくは
2〜30倍、より好ましくは2〜15倍である。
としては、水道水の他、イオン交換樹脂などによつてC
a,Mg濃度を5mg/以下に脱イオン処理した水、ハロゲ
ン、紫外線殺菌灯等により殺菌された水を使用するのが
好ましい。
像機による連続処理を行なつた場合、蒸発による処理液
の濃縮が起きることがあり、特に処理量が少ない場合や
処理液の開口面積が大きい場合に顕著となる。このよう
な処理液の濃縮を補正するため、適当量の水または補正
液を補充することが好ましい。
浴である定着能を有する浴に流入させる方法を用いるこ
とにより、液廃量を低減させることもできる。
層、緑感色性層、赤感色性層のハロゲン化銀乳剤層の少
なくとも1層が設けられていればよく、ハロゲン化銀乳
剤層および非感光性層の層数および層順に特に制限はな
い。典型的な例としては、支持体上に、実質的に感色性
は同じであるが感光度の異なる複数のハロゲン化銀乳剤
層から成る感光性層を有するハロゲン化銀写真感光材料
であり、該感光材料は青色光、緑色光、および赤色光の
何れかに感色性を有する単位感光性層であり、多層ハロ
ゲン化銀カラー写真感光材料においては、一般に単位感
光性層の配列が、支持体側から順に赤感色性層、力感色
性層、青感色性層の順に設置される。しかし、目的に応
じて上記設置順が逆であつても、また同一感色性層中に
異なる感色性層が挟まれたような設置順をもとりえる。
には各種の中間層等の非感光性層を設けてもよい。
号、同59−113440号、同61−20037号、同61−20038号明
細書に記載されるようなカプラー、DIR化合物等が含ま
れていてもよく、通常用いられるように混色防止剤、紫
外線吸収剤やステイン防止剤などを含んでいてもよい。
は、西独特許第1,121,470号あるいは英国特許第923,045
に記載されるように高感度乳剤層、低感度乳剤層の2層
構成を好ましく用いることができる。通常は、支持体に
向かって順次感光度が低くなるように配列するのが好ま
しく、また各ハロゲン乳剤層の間には非感光性層が設け
られていてもよい。また、特開昭57−112751号、同62−
200350号、同62−206541号、同62−206543号等に記載さ
れているように支持体より離れた側に低感度乳剤層、支
持タイに近い側に高感度乳剤層を設置してもよい。
光性層(BL)/高感度青感光性層(BH)/高感度緑感光
性層(GH)/低感度緑感光性層(GL)/高感度赤感光性
層(RH)/低感度赤感光性層(RL)の順、またはBH/BL/
GL/GH/RH/RLの順、またはBH/BL/GH/GL/RL/RHの順等に設
置することができる。
に、支持体から最も遠い側から青感光性層/GH/RH/GL/RL
の順に配列することもできる。また特開昭56−25738
号、同62−63936号明細書に記載されているように、支
持体から最も遠い側から青感光性層/GL/RL/GH/RHの順に
配列することもできる。
上層を最も感光度のハロゲン化銀乳剤層、中層をそれよ
りも低い感光度の高いハロゲン化銀乳剤層、下層を中層
よりもさらに感光度の低いハロゲン化銀乳剤層を配置
し、支持体に向つて感光度が順次低められた感光度の異
なる3層から構成される配列が挙げられる。このような
感光の異なる3層から構成される場合でも、特開昭59−
202464号明細書に記載されているように、同一感色性層
中において支持体より離れた側から中間度乳剤層/高感
度乳剤層/低感度乳剤層の順に配置されていてもよい。
層構成・配列を選択することができる。
材料においては使用できるが、本発明ではカラー感光材
料の支持体及び支持体の下塗り層及びバツク層を除く全
光成層の乾燥膜厚が20.0μ以下であることが本発明の目
的を達成する上で好ましい。より好ましくは18.0μ以下
である。
料のこれら層中に取り込まれるカラー現像主薬によるも
ので、残存するカラー現像主薬量によつて漂白カブリや
処理後の画像保存中に発生するステインに大きな影響を
与えることによる。特に、これら漂白カブリやステイン
の発生は緑感性感色層に因るものと思われるマゼンタ色
の増色が、他のシアンやイエロー色の増色に比べて大き
い。
の性能を著しく損ねることのない範囲で低減されること
が望ましい。感材の支持体及び支持体の下塗り層を除く
構成層の全乾燥膜厚の下限値は12.0μであり、最も支持
体に近い感光層と支持体の下塗り層との間に設けられた
構成層の全乾燥膜厚の下限値は1.0μである。
あつてもよい。
法で測定する。
日間保存する。まず初めに、この感材の全厚みを測定
し、次いで支持体上の塗布層を除去したのち再度その厚
みを測定し、その差を以つて上記感材の支持体を除いた
全塗布層の膜厚とする。この厚みの測定は、例えば接触
型の厚電変換素子による膜厚測定器(Anritus Electric
Co.Ltd.,K−402B Stand.)を使用して測定することが
できる。なお、支持体上の塗膜層の除去は次亜塩素酸ナ
トリウム水溶液を使用して行うことができる。
写真を撮影(倍率は3,000倍以上が好ましい)し、支持
体上の全厚み及び各層の厚みを実測し、先の膜厚測定器
による全厚みの測定値(実測の厚みの絶対値)と対比し
て各層の厚みを算出することができる。
衡膨潤膜厚−25℃,55%RHでの乾燥全膜厚/25℃,55%RH
での乾燥全膜厚)×100〕は50〜200%が好ましく、70〜
150%がより好ましい。膨潤率が上記数値よりはずれる
とカラー現像主薬の残存量が多くなり、また写真性能、
脱銀性などの画質、膜強度などの膜物性に悪影響を与え
ることになる。
液中(30℃、3分15秒)における最大膨潤膜厚の90%を
飽和膨潤膜厚とし、この1/2のに到達するまでの時間を
膨潤速度T1/2と定義したときに、T1/2が15秒以下である
のが好ましい。より好ましくはT1/2は9秒以下である。
有されるハロゲン化銀は如何なるハロゲン化銀組成でも
よい。即ち、塩化銀、塩臭化銀、沃素臭化銀、沃塩化
銀、もしくは沃塩臭化銀である。好ましいハロゲン化銀
は約30モル%以下の沃化銀を含む、沃臭化銀、沃塩化
銀、もしくは沃塩臭化銀である。特に好ましいのは約2
モル%から約25モル%までの沃化銀を含む沃臭化銀であ
る。
十四面体のような規制的な結晶を有するもの、球状、板
状のような変則的な結晶形を有するもの、双晶面などの
結晶欠陥を有するもの、あるいはそれらの複合形でもよ
い。
でも投影面積直径が約10ミクロンに至るまでの大サイズ
粒子でもよく、多分散乳剤でも単分散乳剤でもよい。
リサーチ・デイスクロージヤー(RD)、No.17643(1987
年12月),22〜23頁,“I.乳剤製造(Emulsion preparat
ion and types)”、および同No.18716(1979年11
月)、648頁、グラフキデ著「写真の物理と化学」、ポ
ールモンテル社刊(P.Glafkides,Chemic et Phisique P
hotographique Paul Montel,1967),ダフイン著「写真
乳剤化学」フオーカルプレス社刊(G.F.Duffin,Photogr
aphic Emulsion Chemistry(Focal Press,1966))、ゼ
リクマンら著「写真乳剤の製造と塗布」、フオーカルプ
レス社刊(V.L.Zelikman et al.Making and Coating Ph
otographic Emulsion,Focal Press,1964)などに記載さ
れた方法を用いて調製することができる。
許第1,413,748号などに記載された単分散乳剤も好まし
い。
子も本発明に使用できる。平板状粒子は、ガフト著、フ
オトグラフイツク・サイエンス・アンド・エンジニアリ
ング(Gutoff,Photographic Science and Engineerin
g)、第14巻、248〜257頁(1970年);米国特許第4,43
4,226号、同4,414,310号、同4,433,048号、同4,439,520
号および英国特許第2,112,157号などに記載の方法によ
り簡単に調製することができる。
ロゲン組成からなるものでもよく、相状構造をなしてい
てもよい、また、エピタキシヤル接合によつて組成の異
なるハロゲン化銀が接合されていてもよく、また例えば
ロダン銀、酸化鉛などのハロゲン化銀以外の化合物と接
合されていてもよい。
び分光増感を行ったものを使用する。このような工程で
使用される添加剤はリサーチ・デイスクロージヤーNo.1
7643号および同No.18716に記載されており、その該当箇
所を後掲の表にまとめた。
のリサーチ・デイスクロージヤーに記載されており、下
記の表に関連する記載箇所を示した。
き、その具体例は前出のRD No.17643、VII−C〜Gに
記載された特許に記載されている。
501号、同4,022,620号、同4,326,024号、同第4,401,752
号、同4,248,961号、特開昭58−10739号、英国特許第1,
425,020号、同1,476,760号、米国特許第3,973,968号、
同4,314,023号、同4,511,649号、欧州特許第249,473A号
等に記載のものが好ましい。
ゾロアゾール系の化合物が好ましく、欧州特許第73,636
号、米国特許第4,310,619号、同4,351,897号、同3,061,
432号、同3,725,064号、同4,500,630号、同4,540,654
号、同4,556,630号、RD No.24220(1984年6月)、RD
No.24230(1984年6月)、特開昭60−33552号、同60
−43659号、同61−72238号、同60−35730号、同55−118
034号、同60−185951号、WO(PCT)88/04795号等に記載
のものが特に好ましい。本発明の漂白カブリやステイン
に係わる効果はピラゾロアゾール系カプラーに対して特
に顕著である。
ル系カプラーが挙げられ、米国特許第4,052,212号、同
4,146,396号、同4,228,233号、同4,296,200号、同2,36
9,929号、同2,801,171号、同2,772,162号、同2,895,826
号、同3,772,002号、同3,758,308号、同4,334,011号、
同4,327,173号、西独特許公開第3,329,729号、欧州特許
第121,365A号、同249,453A号、米国特許第3,446,622
号、同4,333,999号、同4,753,871号、同4,451,559号、
同4,427,767号、同4,690,889号、同4,254,212号、同4,2
96号、199号、特開昭61−42658号等に記載のものが好ま
しい。
ラーは、RD No.17643号のVII−G項、米国特許第4,16
3,670号、特公昭57−39413号、米国特許第4,004,929
号、同4,138,258号、英国特許第1,146,368号に記載のも
のが好ましい。また、米国特許第4,774,181号に記載の
カツプリング時に放出された蛍光色素により発色色素の
不要吸収を補正するカプラーや、米国特許第4,777,120
号に記載の現像主薬と反応して色素を形成しうる色素プ
レカーサー基を離脱基として有するカプラーを用いるこ
とも好ましい。
米国特許第4,336,237号、英国特許第2,125,570号、欧州
特許第96,570号、西独特許(公開)第3,234,533号に記
載のものが好ましい。
特許第3,451,820号、同4,080,211号、同4,367,282号、
同4,409,320号、同4,576,910号、英国特許2,102,173号
等に記載されている。
カプラーもまた本発明で好ましく使用できる。現像抑制
剤を放出するDIRカプラーは、前述のRD17643、VII〜F
項に記載された特許、特開昭57−151944号、同57−1542
34号、同60−184248号、同63−37346号、米国特許4,24
8,962号、同4,782,012号に記載されたものが好ましい。
るカプラーとしては、英国特許第2,097,140号、同2,13
1,188号、特開昭59−157638号、同59−170840号に記載
のものが好ましい。
ラーとしては、米国特許第4,130,427号等に記載の競争
カプラー、米国特許第4,283,472号、同4,338,393号、同
4,310,618号等に記載の多当量カプラー、特開昭60−185
950号、特開昭62−24252号等に記載のDIRレドツクス化
合物放出カプラー、DIRカプラー放出カプラー、DIRカプ
ラー放出レドツクス化合物もしくはDIRレドツクス放出
レドツクス化合物、欧州特許第173,302A号に記載の離脱
後復色する色素を放出するカプラー、RD No.11449、同
24241、特開昭61−201247号等に記載の漂白促進剤放出
カプラー、米国特許第4,553,477号等に記載のリガンド
放出カプラー、特開昭63−75747号に記載のロイコ色素
を放出するカプラー、米国特許第4,774,181号に記載の
蛍光色素を放出するカプラー等が挙げられる。
より感光材料に導入できる。
許第2,322,027号などに記載されており、水中油滴分散
法に用いられる常圧での沸点が175℃以上の高沸点有機
溶媒の具体例としては、フタル酸エステル(ジブチルフ
タレート、ジシクロヘキシルフタレート、ジ−2−エチ
ルヘキシルフタレート、デシルフタレート、ビス(2,4
−ジ−t−アミルフエニル)フタレート、ビス(2,4−
ジ−t−アミルフエニル)イソフタレート、ビス(1,1
−ジエチルプロピル)フタレートなど)、リン酸または
ホスホン酸のエステル類(トリフエニルホスフエート、
トリクレジルホスフエート、2−エチルヘキシルジフエ
ニルホスフエート、トリシクロヘキシルホスフエート、
トリ−2−エチルヘキシルホスフエート、トリドデシル
ホスフエート、トリブトキシエチルホスフエート、トリ
クロロプロピルホスフエート、ジ−2−エチルヘキシル
フエニルホスホネートなど)、安息香酸エステル類(2
−エチルヘキシルベンゾエート、ドデシルベンゾエー
ト、2−エチルヘキシル−p−ヒドロキシベンゾエート
など)、アミド類(N,N−ジエチルドデカンアミド、N,N
−ジエチルラウリルアミド、N−テトラデシルピロリド
ンなど)、アルコール類またはフエノール類(イソステ
アリルアルコール、2,4−ジ−tert−アミルフエノール
など)、脂肪族カルボン酸エステル類(ビス(2−エチ
ルヘキシル)セバケート、ジオクチルアゼレート、グリ
セロールトリブチレート、イソステアリルラクテート、
トリオクチルシトレートなど)、アニリン誘導体(N,N
−ジブチル−2−ブトキシ−5−tert−オクチルアニリ
ンなど)、炭化水素類(パラフイン、ドデシルベンゼ
ン、ジイソプロピルナフタレンなど)などが挙げられ
る。また補助溶剤としては、沸点が30℃以上、好ましく
は50℃以上約160℃以下の有機溶剤などが使用でき、典
型例としては酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸エ
チル、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、2−エ
トキシエチルアセテート、ジメチルホルムアミドなどが
挙げられる。
スの具体例は、米国特許第4,193,363号、西独特許出願
(OLS)第2,541,274号及び同2,541,230などに記載され
ている。
在下または不存在下でローダブルラテツクスポリマー
(例えば米国特許第4,203,716号)に含浸させて、また
は水不溶性かつ有機溶媒可溶性のポリマーに溶かして親
水性コロイド水溶液に乳化分散させることができる。
〜30頁に記載の単独重合体または共重合体が用いられ
る。特にアクリルアミド系ポリマーの使用が色像安定化
等の上で好ましい。
る。特に一般用もしくは映画用のカラーネガフイルム、
スライド用もしくはテレビ用のカラー反転フイルムに適
用するのが好ましい。
RD.No.17643の28頁、及び同No.18716の647頁右欄から64
8頁左欄に記載れている。
が、本発明はこれらよ限定されるものではない。
に、下記に示すような組成の各層よりなる多層カラー感
光材料である試料101を作成した。
ついては銀のg/m2単位で表した量を、また増感色素につ
いては同一層内のハロゲン化銀1モルあたりのモル数で
示した。
0.7μ、球相当径の変動係数14%、14面体粒子) 銀塗布量 0.26 沃臭化銀乳剤(AgI4.0モル%、内部高AgI型、球相当径
0.4μ、球相当径の変動係数22%、14面体粒子) 銀塗布量 0.2 ゼラチン 1.0 ExS−1 4.5×10-4モル ExS−2 1.5×10-4モル ExS−3 0.4×10-4モル ExS−4 0.3×10-4モル ExC−1 0.15 ExC−7 0.15 ExC−2 0.009 ExC−3 0.023 ExC−6 0.14 第4層:第2赤感乳剤層 沃臭化銀乳剤(AgI16モル%、内部高AgI型、球相当径1.
0μ、球相当径の変動係数25%、板状粒子、直径/厚み
比4.0) 銀塗布量 0.55 ゼラチン 0.7 ExS−1 3×10-4 ExS−2 1×10-4 ExS−3 0.3×10-4 ExS−4 0.3×10-4 ExC−3 0.05 ExC−4 0.10 ExC−6 0.08 第5層:第3赤感乳剤層 沃臭化銀乳剤(AgI10.0モル%、内部高AgI型、球相当径
1.2μ、球相当径の変動係数28%、板状粒子、直径/厚
み比6.0) 銀塗布量 0.9 ゼラチン 0.6 ExS−1 2×10-4 ExS−2 0.6×10-4 ExS−3 0.2×10-4 ExC−4 0.07 ExC−5 0.06 Solv−1 0.12 Solv−2 0.12 第6層:中間層 ゼラチン 1.0 Cpd−4 0.1 第7層:第1緑感乳剤層 沃臭化銀乳剤(AgI10.0モル%、内部高AgI型、球相当径
0.7μ、球相当径の変動係数14%、14面体粒子) 銀塗布量 0.2 沃臭化銀乳剤(AgI14.0モル%、内部高AgI型、球相当径
0.4μ、球相当径の変動係数22%、14面体粒子) 銀塗布量 0.1 ゼラチン 1.2 ExS−5 5×10-4 ExS−6 2×10-4 ExS−7 1×10-4 ExM−1 0.20 ExM−6 0.25 ExM−2 0.10 ExM−5 0.03 Solv−1 0.40 Solv−5 0.03 第8層:第2緑感乳剤層 沃臭化銀乳剤(AgI10モル%、内部高ヨード型、球相当
径1.0μ、球相当径の変動係数25%、板状粒子、直径/
厚み比3.0) 銀塗布量 0.4 ゼラチン 0.35 ExS−5 3.5×10-4 ExS−6 1.4×10-4 ExS−7 0.7×10-4 ExM−1 0.09 ExM−3 0.01 Solv−1 0.15 Solv−5 0.03 第9層:中間層 ゼラチン 0.5 第10層:第3緑感乳剤層 沃臭化銀乳剤(AgI10.0モル%、内部高AgI型、球相当径
1.2μ、球相当径の変動係数28%、板状粒子、直径/厚
み比6.0) 銀塗布量 1.0 ゼラチン 0.8 ExS−5 2×10-4 ExS−6 0.8×10-4 ExS−7 0.8×10-4 ExM−3 0.01 ExM−4 0.04 ExC−4 0.005 Solv−1 0.2 第11層;イエローフィルター層 Cpd−3 0.05 ゼラチン 0.5 Solv−1 0.1 第12層:中間層 ゼラチン 0.5 Cpd−2 0.1 第13層:第1青感乳剤層 沃臭化銀乳剤(AgI10.0モル%、内部高ヨード型、球相
当径0.7μ、球相当径の変動係数14%、14面体粒子) 銀塗布量 0.1 沃臭化銀乳剤(AgI4.0モル%、内部高ヨード型、球相当
径0.4μ、球相当径の変動係数22%、14面体粒子) 銀塗布量 0.05 ゼラチン 1.0 ExS−8 3×10-4 ExY−1 0.25 ExY−3 0.32 ExY−2 0.02 Solv−1 0.20 第14層:第2青感乳剤層 沃臭化銀乳剤(AgI19.0モル%、内部高AgI型、球相当径
1.0μ、球相当径の変動係数16%、14面体粒子) 銀塗布量 0.19 ゼラチン 0.3 ExS−8 2×10-4 ExY−1 0.22 Solv−1 0.07 第15層:中間層 微粒子沃臭化銀(AgI2モル%、均一型、球相当径0.13
μ) 銀塗布量 0.2 ゼラチン 0.36 第16層:第3青感乳剤層 沃臭化銀乳剤(AgI14.0モル%、内部高AgI型、球相当径
1.5μ、球相当径の変動係数28%、板状粒子、直径/厚
み比5.0) 銀塗布量 1.0 ゼラチン 0.5 ExS−8 1.5×10-4 ExY−1 0.2 Solv−1 0.07 第17層:第1保護層 ゼラチン 1.8 UV−1 0.1 UV−2 0.2 Solv−1 0.01 Solv−2 0.01 第18層:第2保護層 微粒子臭化銀(球相当径0.07μ) 銀塗布量 0.18 ゼラチン 0.7 ポリメチルメタクリレート粒子(直径1.5μ) 0.2 W−1 0.02 H−1 0.4 Cpd−5 1.0 作製した試料は35mm巾中に裁断、加工し、白光(光源
の色温度4800゜K)のウェッジ露光を与え、下記に示す
処理工程でシネ式自動現像機を用いて処理を行った。但
し、性能を評価する試料は発色現像液の累積補充量が母
液タンク容量の3倍量になるまで像様露光を与えた試料
を処理してから、処理を実施した。
に変更し、さらに漂白液のエアーションの条件は漂白液
タンクの底部に設けた0.2mmφの細孔を多数有する配管
部から毎分200ml発泡しながら処理を行った。
洗工程への持ち込み量は35mm巾の感光材料1m長さ当たり
それぞれ2.5ml、2.0mlであった。
この時間は前工程の処理時間に包含される。
ハース社製アンバーライトIR−120B) と、OH型強塩基製アニオン交換樹脂(同アンバーライト
IRA−400)を充填した混床式カラムに通水してカルシウ
ムおよびマグネシウムイオン濃度を3mg/以下に処理
し、続いて二塩化イソシアヌール酸ナトリウム20mg/
と硫酸ナトリウム150mg/を添加した。
性曲線から緑色光(G光)で測定したDmin値をそれぞれ
読み取った。
理液処方に換え、漂白処理時間を390秒にし、処理温度3
8℃、補充液量は25ml/35mm巾試料長1mにして他は変更す
ることなしに処理を行った。
同様に濃度測定を行い、その特性曲線からDmin値を読み
取った。
とり各試料間の差、△Dminを求めた。なお、このときの
基準漂白液を使用して得られたDmin値は0.60であった。
るステインの増加を下記条件下に保存して、未発色部分
のDminの保存する前及び後の濃度変化から求めた。
から排出される気体を採取し、この気体の中に含まれる
酸のガス分析をガスクトマトグラフィーによって行っ
た。
を実施することにより、環境保全にかかわる室内に放出
される酸の濃度は著しく低減されることがわかる。さら
に、漂白カブリや処理後の色画像保存時のステインにつ
いても優れた効果を示すことがわかる。
露光を与え、実施例1に記載の漂白液の組成の酸を第2
表に示すように変更し、その濃度を母液は1.2モル/
、補充液は1.71モル/になるように加え、さらにpH
は母液が3.5、補充液は2.9になるよう個々にアンモニア
水(27%)で調整して漂白液として使用した。その他は
変えることなく実施例1に準じて実施した。
い、その特性曲線からDmin値を求め、一方、実施例1の
基準漂白液を使用して得られたDmin値を基準にとり実施
例1と同様にして基準カブリを算出した。また、処理し
た試料を使用し、実施例1と同様の方法で処理後の画像
保存時のステイン増加について評価を行った。さらに、
実施例1に示したように室内に放出される自動現像機の
排出口からの酸の濃度についても調べた。これらを一括
して第2表に示す。
いるモノカルボン酸は比較の対応する一塩基性もしくは
二塩基酸に比べ明らかに漂白カブリやステインの少ない
ことがわかる。
低濃度であり、殆ど臭気を感じないものであり、環境保
全の面でも優れていることがわかる。
様の露光を与え、漂白液に使用する酸は乳酸を用い、そ
の濃度を第3表に示すように変更し、さらに濃度の変更
に伴って漂白液のpHを母液6.0、補充液5.1;母液5.5、補
充液4.7;母液4.5、補充液4.3;母液3.5、補充液3.0、母
液3.0、補充液2.8にそれぞれアンモニア水(27%)を使
用して調整し、他は実施例1と全く同様の処理方法に従
って処理を施した。実施例1と同様に自動現像機の排気
口での酸の濃度を測定したが、どれも検出されなかっ
た。また、同じく実施例1に記載した基準漂白液を用い
処理を行った。
線の緑色光で測定したDmin値を読み取った。これらのDm
in値は実施例1と同様に、基準漂白液で処理して得られ
たDmin値を基準にとって各試料との△Dmin漂白、漂白カ
ブリを求めた。これらの結果を第3表に示す。
ることによって漂白カブリは少なくなることがわかる。
しかし、酸の濃度の2.0モル/以上ではその効果は飽
和し、濃度を高くしても漂白カブリを低減する効果が見
られないことから酸の濃度の上限値は2.0モル/でよ
いことがわかる。
ると漂白カブリは減少することがわかるが、pH6.0と5.5
での変化が大きく、pH5.5以下にすることが好ましいこ
とを知ることができる。
酸の濃度は0.2モル/以上の高い濃度にすることが好
ましいことがわかる。
に、下記に示すような組成の各層を重層塗布し、多層カ
ラー感光材料である試料401を作製した。
示し、ハロゲン化銀については、銀換算の塗布量を示
す。ただし増感色素については、同一層のハロゲン化銀
1モルに対する塗布量をモル単位で示す。
界面活性剤を添加した。
オーバーフローさせ、また定着浴のオーバーフロー液は
全て漂白定着浴へオーバーフローさせた。
量は35mm/m巾の感光材料1m長さ当たり2mlであった。
(平均重合度10) 0.3 エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩 0.05 水を加えて 1.0 pH 5.0−8.0 次に、漂白液の酸化剤、1,3−PDTA・Fe(III)を第4
表に示すように変更し、また一部では漂白液ではそのpH
を変え、他の処理方法は変更することなく連続処理後に
処理を実施した。実施例1と同様に自動現像機排気口か
らの酸の濃度を測定したが、どれも検出されなかった。
また、得られた処理済みの試料は濃度測定を行い、その
特性曲線から緑色光で測定したDmin値を読み取った。
を実施例1に示した処理方法に準じて処理を行い、上と
同様にしてDmin値を求めた。この基準漂白液のDmin液を
基準にして、実施例1と同様の方法により漂白カブリ、
△Dmin値を算出した。このときの基準漂白液によるDmin
値は0.57であった。結果は第4表に示す。
存時のステインについて実施例1と同じ条件でテストを
行い、同じ方法でステインの評価を行った。これらの結
果についても第4表に示す。
た試料を先と同様に処理を行い、これらの試料に残存す
る銀量を蛍光X線法により定量した。これらの結果につ
いても併せて第4表に示す。
電位130mV以上の酸化剤を漂白液のpHが低い(pH4.0)条
件で使用すると明らかに漂白カブリの少ないことが、処
理後の画像保存時のステイン増加も少ないこと及び脱銀
にも優れていることがわかる。これに対し、酸化還元電
位が低い酸化剤では、漂白カブリはpHにかかわらず良好
であるが、ステインや脱銀性で劣ることがわかる。しか
し高いpHであっても処理時間を長くすることによってス
テインや脱銀性は良化することが認められる。
が130mV以上の高い電位を有する酸化剤でもpHは低い方
がより好ましいことがわかる。
を低pHの漂白液として使用すことにより漂白カブリのな
い、またステインや脱銀性に優れた脱銀工程の迅速処理
のできることがわかる。
に、下記に示すような組成の各層よりなる多層カラー感
光材料である試料501を作成した。
のg/m2単位で表した量を、またカプラー、添加剤および
ゼラチンについてはg/m2単位で表した量を、また増感色
素については同一量内のハロゲン化銀1モルあたりのモ
ル数で示した。
μm、球相当径の変動係数29%、正常晶、双晶混合粒
子、直径/厚み比2.5) ……塗布銀量 0.5 ゼラチン ……0.8 ExS−1 ……1.0×10-4 ExS−2 ……3.0×10-4 ExS−3 ……1×10-5 ExC−3 ……0.22 ExC−4 ……0.02 Cpd−5 ……3×10-4 第4層(第2赤感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(AgI4モル%、内部高AgI型、球相当径0.5
5μm、球相当径の変動係数20%、正常晶、双晶混合粒
子、直径/厚み比1) ……塗布銀量 0.7 ゼラチン ……1.26 ExS−1 ……1×10-4 ExS−2 ……3×10-4 ExS−3 ……1×10-5 ExC−3 ……0.33 ExC−4 ……0.01 ExY−16 ……0.01 ExC−7 ……0.04 ExC−2 ……0.08 Solv−1 ……0.03 Cpd−5 ……5×10-4 第5層(第3赤感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(AgI10モル%、内部高AgI型、球相当径0.
7μm、球相当径の変動係数30%、双晶混合粒子、直径
/厚み比2) ……塗布銀量 0.7 ゼラチン ……0.8 ExS−1 ……1×10-4 ExS−2 ……3×10-4 ExS−3 ……1×10-5 ExC−5 ……0.05 ExC−6 ……0.06 Solv−1 ……0.15 Solv−2 ……0.08 Cpd−5 ……3×10-5 第6層(中間層) ゼラチン ……1.0 Cpd−5 ……4×10-4 Cpd−1 ……0.10 Cpd−4 ……1.23 Solv−1 ……0.05 Cpd−3 ……0.25 第7層(第1緑感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(AgI2モル%、内部高AgI型、球相当径0.3
μm、球相当径の変動係数28%、正常晶、双晶混合粒
子、直径/厚み比2.5) ……塗布銀量 0.30 ゼラチン ……0.4 ExS−4 ……5×10-4 ExS−5 ……2×10-4 ExM−9 ……0.2 ExY−14 ……0.03 ExM−8 ……0.03 Solv−1 ……0.2 Cpd−5 ……2×10-4 第8層(第2緑感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(AgI4モル%、内部高AgI型、球相当径0.5
5μm、球相当径の変動係数20%、正常晶、双晶混合粒
子、直径/厚み比4) ……塗布銀量 0.6 ゼラチン ……0.8 ExS−4 ……5×10-4 ExS−5 ……2×10-4 ExS−6 ……0.3×10-4 ExM−9 ……0.25 ExM−8 ……0.03 ExM−10 ……0.15 ExY−14 ……0.04 Solv−1 ……0.2 Cpd−5 ……3×10-4 第9層(第3緑感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(AgI10モル%、内部高AgI型、球相当径0.
7μm、球相当径の変動係数30%、正常晶、双晶混合粒
子、直径/厚み比2.0) ……塗布銀量 0.85 ゼラチン ……1.0 ExS−4 ……2.0×10-4 ExS−5 ……2.0×10-4 ExS−6 ……0.2×10-4 ExS−7 ……3.0×10-4 ExM−12 ……0.06 ExM−13 ……0.02 ExM−8 ……0.02 Solv−1 ……0.20 Solv−2 ……0.05 Cpd−5 ……4×10-4 第10層(イエローフィルター層) ゼラチン ……0.9 黄色コロイド銀 ……0.05 Cpd−1 ……0.2 Solv−1 ……0.15 Cpd−5 ……4×10-4 第11層(第1青感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(AgI4モル%、内部高AgI型、球相当径0.5
μm、球相当径の変動係数15%、8面体粒子)……塗布
銀量 0.4 ゼラチン ……1.0 ExS−8 ……2×10-4 ExY−16 ……0.9 ExY−14 ……0.09 Solv−1 ……0.3 Cpd−5 ……4×10-4 第12層(第2青感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(AgI10モル%、内部高AgI型、球相当径1.
3μm、球相当径の変動係数25%、正常晶、双晶混合粒
子、直径/厚み比4.5) ……塗布銀量 0.5 ゼラチン ……0.6 ExS−8 ……1×10-4 ExY−16 ……0.12 Solv−1 ……0.04 Cpd−5 ……2×10-4 第13層(第1保護層) 微粒子沃臭化銀(平均粒径0.07μm、AgI1モル%) ……0.2 ゼラチン ……0.8 UV−3 ……0.1 UV−4 ……0.1 UV−5 ……0.2 Solv−3 ……0.04 Cpd−5 ……3×10-4 第14層(第2保護層) ゼラチン ……0.9 ポリメチルメタクリレート粒子(直径1.5μm)……0.2 Cpd−5 ……4×10-4 H−1 ……0.4 各層には上記の成分の他に、界面活性剤を塗布助剤と
して添加した。以上のようにして作成した試料を試料10
1とした。
を下に示した。
4800゜K)のウェッジ露光を与え、下記の処理工程のシ
ネ式自動現像機を用いて処理を行った。
容量の2倍になるまで継続した。
出させる方式の撹拌機構を有し、また漂白浴には実施例
1記載のものと同じエアレーション機構を有している。
白液のみを基準漂白液(漂白カブリの無い)に置き換え
て得られたDminとの差から漂白カブリの値△Dminを求め
た。
して処理し、処理後試料の残存銀量を蛍光X線方により
定量した。
自動現像機を4メートル四方の部屋に設置し、一日中処
理を行った後の部屋の臭気を調べた。
プロパンジアミン四酢酸第二鉄錯塩アンモニウム塩を酸
化剤として使用した漂白液に用いた場合には、酢酸濃度
を増加させることで漂白カブリは低減するものの、酢酸
による臭気が著しく耐え難いレベルになってしまう。こ
れに対し、本発明によるグリコール酸を用いた場合、漂
白カブリがなく、かつ臭気の発生も無い、満足すべき性
能が得られる。
が0.7モル/を超えない限り、環境の酢酸臭気はほと
んど無視できるレベルであり、且つ漂白カブリも充分抑
制できることがわかる。
ーネガフィルムを用いて実施したところ実施例5と同様
の良好な効果を得ることができた。
題点が改善され、更には漂白カブリや処理後のステイン
も改良された迅速脱銀処理が達成された。
Claims (1)
- 【請求項1】像様露光されたハロゲン化銀カラー写真感
光材料を発色現像処理の後に漂白能を有する処理液で処
理する方法において、該漂白能を有する処理液が、1,3
−ジアミノプロパン−N,N,N′,N′−四酢酸第二鉄錯塩
と、乳酸及び/又はヒドロキシ酢酸とを含有し、pHが2.
5以上5.5以下であることを特徴とするハロゲン化銀カラ
ー写真感光材料の処理方法。
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JP1290562A JP2655356B2 (ja) | 1989-11-08 | 1989-11-08 | ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法 |
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