JPH03199216A - 液状硬化性樹脂組成物 - Google Patents

液状硬化性樹脂組成物

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JPH03199216A
JPH03199216A JP1339860A JP33986089A JPH03199216A JP H03199216 A JPH03199216 A JP H03199216A JP 1339860 A JP1339860 A JP 1339860A JP 33986089 A JP33986089 A JP 33986089A JP H03199216 A JPH03199216 A JP H03199216A
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理 石川
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毅 渡辺
Toru Otaka
大高 亨
Katsutoshi Igarashi
五十嵐 勝利
Kevin Murray
ケビン マーレイ
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DeSoto Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、広い温度範囲で物性変化の小さい硬化物を与
える液状硬化性樹脂組成物、特に光ファイバーの被覆に
好適な液状硬化性樹脂組成物に関する。
〔従来の技術〕
光ファイバーの製造においては、ガラスファイバーの熱
溶融紡糸直後に光フアイバー素線の保護補強を目的とし
て液状硬化性樹脂組成物による被覆が施されている。こ
の被覆としては、光フアイバー表面に柔軟な第一次被覆
層を設け、その外側により剛性の高い第二次被覆層を設
けた構造が知られている。
この光ファイバーの被覆に用いられる液状硬化性樹脂組
成物に要求される特性としては、下記が挙げられる。
■ 熱や光による硬化速度が速いこと。
■ 粘度が低いこと。
■ 硬化物が広い温度範囲に於いて物性変化の少ないこ
と。
■ 硬化物の経時的物性変化が少なく長期信頼性に優れ
ること。
■ 硬化物が酸、アルカリ等の耐薬品性に優れること。
■ 硬化物の吸湿性、吸水性が低いこと。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、光ファイバーの被覆に用いられる液状硬化性
樹脂組成物に要求される前記特性を全て満たし、且つ、
特に硬化物が広い温度範囲にわたってヤング率の変化が
小さい液状硬化性樹脂組成物を提供することを目的とす
るものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、 (A) シリコーンウレタン(メタ)アクリレート(B
)ホモポリマーのTgが50℃以上となる重合性二重結
合を有する脂環式(メタ)アクリレートおよび (C)重合開始剤 を含有することを特徴とする液状硬化性樹脂組成物を提
供するものである。
本発明において使用する(A)成分のシリコーンウレタ
ン(メタ)アクリレートは、■ポリシロキサン構造を有
するポリオール、■ポリイソシアネートおよび■水酸基
を有する(メタ)アクリレートを反応させることにより
得られるが、具体例としては、以下の方法が挙げられる
(製法1) ■ポリシロキサン構造を有するジオールと■ジイソシア
ネートを反応させて得られる中間生成物のイソシアネー
ト基に、■水酸基を有する(メタ)アクリレートを反応
させる方法。
(製法2) ■ジイソシアネートと■水酸基を有する(メタ)アクリ
レートを反応させることにより得られる付加体のイソシ
アネート基に、■ポリシロキサン構造を有するジオール
を反応させる方法。
(製法3) ■ジイソシアネート、■ポリシロキサン構造を有するジ
オールおよび■水酸基を有する(メタ)アクリレートを
同時に反応させる方法。
以上の方法で用いられる■ポリシロキサン構造を有する
ジオール中のポリシロキサン構造としては、例えば次に
示す式(1)が挙げられる。
(1) (式中、R2はメチル基またはフェニル基を示し、R2
およびR3は炭素数1〜12のアルキレン基を示し、l
;!1〜500Sm、  n、 kおよびpitO〜5
00の整数を示す) この■ポリシロキサン構造を有するジオールとしては例
えば以下の化合物(2)および(3)が挙げられる。
(式中、R11R1,R3,mおよびlは前記のとおり
であり、Xは1〜6の整数を示し、yは0〜6の整数を
示す〉 (式中、R,、R2,lおよびmは前記のとおりであり
、nは2〜500であり、好ましくはl+mが5〜20
0、nが2〜10である)これらの■ポリシロキサン構
造を有するジオールは、例えばFM4411、FM44
21、FM4425(以上、チッソ■) 、Q 4−3
367、Q2−8026 (以上、トート シリコーン
■)KF6001、KF6002、KF6003 (以
上信越シリコーン@) 、1248 FLtllD (
ダウコーニング@)等の市販品として人手することがで
きる。
また、■ジイソシアネートとしては、2.4− )ルエ
ンジイソシアネート、2.6−)ルエンジイソシアネー
ト、イソホロンジイソシアネー)、1.3−イシリレン
ジイソシアネー)、1.4−キシリレンジイソシアネー
ト、1.5−ナフタレンジイソシアネート、m−フェニ
レンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネー
ト、3.3′−ジメチル−4,4′−ジフェニルメタン
ジイソシアネー)、4.4’ジフエニルメタンジイソシ
アネート、3.3’ −ジメチルフェニレンジイソシア
ネート、4.4’−ビフェニレンジイソシアネート、ヘ
キサメチレンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタ
ンジイソシアネート、メチレンビス(4−シクロヘキシ
ルイソシアネート)、水添ジフェニルメタンジイソシア
ネート、2.2.4−トリメチルへキサメチレンジイソ
シアネート、ビス(2−イソシアネートエチル)フマレ
ート、6−イソプロビル−1,3−フエニルジイソシア
ネート、4−ジフェニルプロパンジイソシアネート等が
挙げられる。これらのジイソシアネートのうちでは、2
.4−トリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシ
アネート、水添ビスフェノールAジイソシアホー)、2
.2.4−)リメチルヘキサメチレンジイソシアネート
等か好ましく、特に好ましいものとしては、イソホロン
ジイソシアネー)、2.4−)リレンジイソシアネート
等が挙げられる。
■水酸基を有する(メタ)アクリレートとしては、例え
ば2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒ
ドロキシプロピル(メタ〉アクリレート等のヒドロキシ
アルキル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコー
ルモノ (メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコ
ールモノ (メタ)アクリレート、トリメチロールブロ
バンジ(メタ)アクリレート、トリメチロールエタンジ
(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ (
メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールトリペン
タ (メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールモ
ノ (メタ)アクリレート、4−ヒドロキシシクロヘキ
シル(メタ)アクリレート、1.6−ヘキサンジオール
モノ′(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコール
モノ (メタ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)ア
クリレート、下記構造式(4)〜(6)で表される(メ
タ)アクリレート、ならびにアルキルグリシジルエーテ
ル、アリールグリシジルエーテル、グリシジル(メタ)
アクリレート等のグリシジル基含有化合物と(メタ)ア
クリル酸との付加反応により得られる化合物を挙げるこ
とができる。
(式中、R6は水素原子またはメチル基を示す)R1+ (式中、RSは前記と同様であり、pは1〜5である) (式中、R6は前記と同様である) これら水酸基を有する(メタ)アクリレートのうち、好
ましいものとしては、ヒドロキシエチル(メタ)アクリ
レート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ヒ
ドロキシブチル(メタ)アクリレートおよび前記構造式
(5)で表される(メタ)アクリレートが挙げられる。
前記製法1の好ましい実施態様を示す。
■ポリシロキサン構造を有するジオールの水酸基1当量
あたりのジイソシアネートの使用量は、約0.5〜1モ
ルであることが好ましい。この反応においては、通常、
ナフテン酸銅、ナフテン酸コバルト、ナフテン酸亜鉛、
ラウリル酸n−ブチルスズ、トリエチルアミン等の触媒
を反応物の総量100重量部に対して0.01〜1重量
部用いて反応を行なう。この反応における反応温度は、
通常0〜80℃である。また、■水酸基を有する(メタ
)アクリレートの使用量は該中間生成物のイソシアネー
ト基、l当量に対して約0.8〜12モルであり、その
反応条件は、前記の中間生成物の合成条件と同様である
ただし、1分子中に2以上の水酸基を有する(メタ)ア
クリレートを使用する場合には、水酸基を有する(メタ
)アクリレートの使用量は、当該(メタ)アクリレート
1分子中の水酸基数で上記使用量を除した量を用いる。
次に前記製法2の好ましい実施態様を示す。
■ジイソシアホー41モルに対して■水酸基を有する(
メタ)アクリレート0.5〜1.0モルを製法1と同様
の反応条件で反応させ、得られる付加体のイソシアネー
ト基l当量に対して、■ポリシロキサン構造を有するジ
オールの水酸基が約0.8〜1.2当量となるように使
用し、製法1と同様の反応条件で反応させる。
ただし、1分子中に2以上の水酸基を有する(メタ)ア
クリレートを使用する場合には、水酸基を有する(メタ
)アクリレートの使用量は、当該(メタ)アクリレート
1分子中の水酸基数で上記使用量を除した量を用いる。
次に前記製法3の好ましい実施態様を示す。
■ポリシロキサン構造を有するジオールの水酸基1当量
あたりの■ジイソシアネートの使用量は、0.5〜1モ
ルであり、■の水酸基を有する(メタ)アクリレートの
使用量は、■ポリシロキサン構造を有するジオールの水
酸基も含めた全水酸基の量がジイソシアネートの全イソ
シアネート基の0.9〜1.1倍当量になるようにする
本発明において、前記のようにして得られる(A)成分
のシリコーンウレタン(メタ)アクリレートの重量平均
分子量は、1.000〜30.000であることが好ま
しく、特に2.000〜20.000の範囲が好ましい
。(A)成分の数平均分子量が1.000未満であると
、得られる組成物の硬化物の破断伸びが減少し、じん性
が低下しやすくなると共に、40℃付近でのヤング率が
上昇しやすくなる。
また、数平均分子量が30.000を越えると、得られ
る組成物の粘度が高くなり取扱いにくくなる。なお、(
A)成分中に占めるポリシロキサン構造の割合は50〜
99重量%であることが好ましく、70〜98重量%の
範囲が最も好ましい。(A)成分のシリコーン(メタ)
アクリレート中に占めるポリシロキサン構造の割合は、
50重量%以上であることが好ましく、50重量%未満
であると硬化物の低温時におけるヤング率が上昇し、光
ファイバーの被覆に使用した場合に伝送損失の原因とな
りやすい。
本発明においては、(A)成分のシリコーンウレタン(
メタ)アクリレートの配合割合は、通常l0〜70重量
%、好ましくは15〜60重量%である。(A)成分の
割合が10重量%未満であると、得られる硬化物の破断
伸びが減少し、また70重量%を超えると硬化物の室温
付近におけるヤング率が減少する。
本発明の組成物には、上述の(A)成分以外のウレタン
(メタ)アクリレートを本発明の効果が損われない範囲
で併用することができる。
ここで(A)成分以外のウレタン(メタ〉アクリレート
としては、ポリテトラメチレンジオール、ポリカプロラ
クトンジオール、ポリカーボネートジオール、ポリエス
テルジオールおよびジアミンから選ばれる化合物を前記
ジイソシアネートと前記水酸基を有する(メタ)アクリ
レートとを反応させることにより得られるウレタン(メ
タ)アクリレートを挙げることができる。
本発明において使用する(B) tL分のホモポリマー
〇Tgが50℃以上となる重合性二重結合を有する脂環
式(メタ)アクリレートとしては、イソボルニル(メタ
)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレ
ート、ジシクロベンクン(メタ)アクリレート、トリシ
クロデカニル(メタ)アクリレート、トリシクロデカン
ジメタノールンメタ)アクリレート、ジシクロベンクン
エンジ(メタ)アクリレート、ジシクロベンクンジ(メ
タ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレー
ト等が挙げられる。
本発明においては、(B)成分のホモポリマーのTgが
50℃以上となる重合性二重結合を有する脂環式(メタ
)アクリレートの配合割合は、通常10〜85重量%、
好ましくは20〜70M量%である。(B)成分の割合
が10]i1%未満または85重量%を越えると硬化物
ヤング率が低くまたは高くなりすぎ、光ファイバーの被
覆に不適当になる場合がある。
さらに、本発明の組成物には、(B)成分以外に、必要
に応じてエチレン不飽和基を有する反応性希釈剤を用い
ることができる。
この反応性希釈剤としては、単官能性化合物および多官
能性化合物のいずれも使用することができ、ヤング率の
低い硬化物を希望する場合には、主として単官能性化合
物を使用し、ヤング率の高い硬化物を希望する場合には
、主として多官能性化合物を使用し、これらを適当な割
合で併用することにより硬化物の弾性率を調節すること
もできる。これら単官能性化合物および多官能性化合物
としでは、例えば次のものが挙げられる。
単官能性化合物=2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリ
レート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート
、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、ブト
キシエチル(メタ)アクリレート、エチルジエチレング
リコール(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(
メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリ
レート、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート
、ポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート、メ
チルトリエチレンジグリコール(メタ)アクリレート、
ジアセトン(メタ)アクリルアミド、イソブトキシメチ
ル(メタ)アクリルアミド、N−ビニルピロリドン、ビ
ニルカプロラクタム、N、Nジメチル(メタ)アクリル
アミド、t−オクチル(メタ)アクリルアミド、ジメチ
ルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノ
エチル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロイルモ
ルホリン、および下記構造式(7)〜(9)で表される
化合物を挙げることができる。
(式中、R6は前記と同様であり、R7は炭素数2〜6
、好ましくは2〜4のアルキレン基を示し、R8は水素
原子または炭素数1〜12、好ましくは1〜9のアルキ
ル基を示し、rはO〜12、好ましく1〜8を示す〉 (式中、R6は前記と同様であり、R9は炭素数2〜8
、好ましくは2〜5のアルキレン基を示し、qは1〜8
、好ましくは1〜4を示す)R6ベロ (式中、R,、R,およびqは前記と同様である)また
市販品としては、アロm;りスMl 11゜M113.
M114.M11?  (以上、東亜合成化学り 、K
AYARAD  TCl 10S。
R629,R644(以上、日本化薬@)、ビスコ−)
3700 (大阪有機化学■)等が挙げられる。
多官能性化合物ニトリメチロールプロパン) IJ(メ
タ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ (メタ
)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、ポリプロレングリコールジ(メタ)アクリレート
、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1
.6−ヘキサンシオールジ(メタ)アクリレート、ネオ
ベンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチ
ロールプロパントリオキシエチル(メタ)アクリレート
、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートト
リ (メタ)アクリレート、トリス (2−ヒドロキシ
エチル〉イソシアヌレートジ(メタ)アクリレート、ビ
スフェノールAのジグリシジルエーテルに(メタ)アク
リレートを付加させたエポキシ(メタ)アクリレート等
が挙げられる。
また市販品としては、コピマーUV5SA2007(以
上、三菱油化@)、ビスコ−)700  (大阪有機化
学■)、KAYARAD  R−604゜DPCA−2
0,−30,−60,−120゜HX−620,D−3
10,D−330(以上、日本化薬味〉、アロニックス
M−210,M−215、M−315,M−325(以
上、東亜合成化学■)等が挙げられる。
さらに反応性希釈剤としては、ビニルエーテル類、ビニ
ルスルフィド類、ビニルウレタン類、ビニルウレア類等
も使用することができる。
本発明において使用する(C)成分の重合開始剤として
は、例えばl−ヒドロキシシクロへキシルフェニルケト
ン、2.2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン
、アセトフェノン、ベンゾフェノン、キサントン、フル
オレノン、ベンズアルデヒド、フルオレン、アントラキ
ノン、トリフェニルアミン、カルバソ゛−ル、3−メチ
ルアセトフェノン、4−クロロベンゾフェノン、4.4
’ −ジメトキシベンゾフェノン、ミヒラーケトン、ベ
ンゾインプロピルエーテル、ベンゾインエチルエーテル
、ベンジルジメチルケタール、1−(4−イソプロピル
フェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1
−オン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプ
ロパン−1−オン、チオキサントン系化合物、2−メチ
ル−1−[:4− (メチルチオ)フェニルヨー2−モ
ルホリノ−プロパン−1−オン、2,4.6−ドリメチ
ルベンゾイルジフエニルフオスフインオキサイド等が挙
げられ、特に好ましくは1−ヒドロキシシクロへキシル
フェニルケトン、ベンジルジメチルケタノール、2−メ
チル−1−C4−(メチルチオ)フェニルヨー2−モル
ホリノ−プロパン−1−オン、2.4.6− )リメチ
ルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド等の光
重合開始剤が挙げられる。
これらの(C)成分の光重合開始剤には必要に応じて本
発明の効果を妨げない範囲でアミン系化合物等の増感剤
(光重合促進剤)を併用することができる。
また、(C)成分の重合開始剤としては、前記光重合開
始剤以外に熱重合開始剤を用いることもできる。
本発明においては、(C)成分の重合開始剤の配合割合
は、通常0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜5重
量%である。
さらに、本発明の組成物には、その他の添加剤としてエ
ポキシ樹脂、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリウレ
タン、ポリブタジェン、クロロブレン、ポリエーテル、
ポリエステル、スチレン/ブタジェン/スチレンブロッ
ク共重合体およびスチレン/イソプレン/スチレンブロ
ック共重合体等のポリマーまたはオリゴマーを配合する
ことができる。また、石油樹脂、キシレン樹脂、ケトン
樹脂、フッ素系オリゴマー、シリコーン系オリコマ−、
ポリスルフィド系オリゴマー等も配合できる。更に上記
以外の各種添加剤、例えば酸化防止剤、着色剤、紫外線
吸収剤、シランカップリング剤、熱重合禁止剤、レベリ
ング剤、可そ剤、滑剤、フィラー、濡れ性改良剤、塗面
改良剤等を必要に応じて配合することもできる。
なお、本発明の液状硬化性樹脂組成物の粘度は、通常、
50〜20.000cps  (25℃)であり、硬化
後のヤング率は、通常、10〜90 kg/mm2(2
3℃)である。
〔実施例〕
以下本発明を実施例により説明するが、本発明はこれら
実施例に限定されるものではない。
製造例1 反応容器にトリシクロデカンジメタノールジアク’Jレ
ー) 25.8 g、 2.4−)ルエンジイソシアネ
ート34.8g、ジブチルチンジラウレート0.4g。
フェノチアジン0.3gおよび2,6−ジーt−ブチル
−4−メチルフェノール0.2gを仕込んだ。次いで、
反応容器を氷水で冷却しながら、これにヒドロキシエチ
ルアクリレート23.2 gを内温が25℃を超えない
ように内液を攪拌しながら添加した。
添加終了後、内温を5〜25℃に保持して1時間攪拌を
継続した後、シリコーンジオール(Mw2.000) 
(K F 6001  信越シリコーン製) 200g
を内温が60℃を超えないように内液を攪拌しながら添
加した。添加終了後、残留イソシアネート基が仕込み量
の0.1重量%以下になるまで攪拌を継続し、重量平均
分子量2600のシリコーンウレタンアクリレートを得
た。得られたシリコーンウレタンアクリレートのトリシ
クロデカンジメタツールジアクリレート溶液をオリゴマ
ー(1)とする。
シリコーンウレタンアクリレートとトリシクロデカンジ
メタツールジアクリレートの重量比は10:1である。
製造例2 反応容器にイソボルニルアクリレ−) 56.8 g、
イソホロンジイソシアネート44.4g、シリコーンジ
オール(Mw5.000) (FM4421  チッソ
■)500g、フェノチアジン0.6gおよび2,6ジ
ーt−ブチル−4−メチルフェノール0.4gを仕込ん
だ。次いで、反応容器を氷水で冷却しながら、これにジ
ブチルチンジラウレート0.8gを内温が30℃を超え
ないように内液を攪拌しながら添加した。
添加終了後、内温を40〜50℃に保持して1時間攪拌
を継続した後、ヒドロキシエチルアクリレ−) 23.
2 gを内温が60℃を超えないように内液を攪拌しな
がら添加した。その後、内温を60℃に保持して残留イ
ソシアネート基が仕込み量の0.1重量%以下になるま
で攪拌を継続し、重量平均分子量5700のシリコーン
ウレタンアクリレートを得た。得られたシリコーンウレ
タンアクリレートのインボルニルアクリレート溶液をオ
リゴマー(2)とする。シリコーンウレタンアクリレー
トとイソボルニルアクリレートの重量比は10:lであ
る。
製造例3 反応容器にインボルニルアクリレ−) 109.9g、
イソホロンジイソシアネート66.46、シリコーンジ
オール(Mw5.000) (F M 4421  チ
ッソ■)1000g、フェノチアジン0.8 gおよび
2.6−ジーt−ブチル−4−メチルフェノール0.5
gを仕込んだ。次いで、反応容器を氷水で冷却しながら
、これにジブチルチンジラウレート1.0gを内温か3
0℃を超えないように内液を攪拌しながら添加した。
添加終了後、内温を40〜50℃に保持して1時間攪拌
を継続した後、ヒドロキシエチルアクリレ−) 23.
2 gを内温が60℃を超えないように内液を攪拌しな
がら添加した。その後、内温を60℃に保持して残留イ
ソシアネート基が仕込み量の0.1重量%以下になるま
で攪拌を継続し、重量平均分子量10.900のシリコ
ーンウレタンアクリレートを得た。得られたシリコーン
ウレタンアクリレートのイソボルニルアクリレート溶液
をオリゴマー(3)とする。シリコーンウレタンアクリ
レートとイソボルニルアクリレートの重量比は10:1
である。
製造例4 反応容器にイソボルニルアクリレ−)200g。
2.4−トルエンジイソシアネート79g、水酸基を有
するポリジメチルシロキサン(M w 5.700) 
(DOWCORNING■ 1284 FL[IIO、
ダウ:I−=ング■)868gフェノチアジン0.8g
および2.6−ジーt−ブチル−4−メチルフェノール
0.5gを仕込んだ。次いで反応容器を氷水で冷却しな
がら、これにジブチルチンジラウレート1.0gを内温
が20℃を超えないように内液を攪拌しながら添加した
添加終了後、内温を20〜30℃に保持し、1時間攪拌
を継続した後、ヒドロキシエチルアクリレート53gを
内温か60℃を超えないように内液を攪拌しながら添加
した。その後、内温を60℃に保持して残留イソシアネ
ート基が仕込み量の0.1重量%以下になるまで攪拌を
継続し、重量平均分子量6.600のシリコーンウレタ
ンアクリレートを得た。得られたシリコーンウレタンア
クリレートのイソボロニルアクリレート溶液をオリゴマ
ー(4)とする。シリコーンウレタンアクリレートとイ
ソボロニルアクリレートの重量比は5:1である。
比較製造例1 反応容器にトリシクロデカンジメタノールジアクリレー
ト25.8 g、 2.4−)ルエンジイソシアネート
34.8g、ジブチルチンジラウレート0.4g。
フェノチアジン0,3gおよび2,6−ジーt−ブチル
4−メチルフェノール0.2gを仕込んだ。次いで、反
応容器を氷水で冷却しながら、これにヒドロキシエチル
アクリレート23.2 gを内温が25℃を超えないよ
うに内液を攪拌しながら添加した。
添加終了後、内温を5〜25℃に保持して1時flJ[
拌を継続した後、ポリテトラメチレングリコール(Mw
2.000) 200 gを内温か60℃を超えないよ
うに内液を攪拌しながら添加した。その後、残留イソシ
アネート基が仕込み量0.1重量%以下になるまで攪拌
を継続した。得られた重量平均分子量2600のポリテ
トラメチレングリコールウレタンアクリレートオリゴマ
ーのトリシクロデカンジメタツールジアクリレート溶液
をオリゴマー(5)とする。ポリテトラメチレングリコ
ールウレタンアクリレートとトリシクロデカンジメタツ
ールジアクリレートの重量比は10:1である。
実施例1〜5.比較例1〜2 下記表−1に示す成分を40〜50℃にて2時間攪拌し
て透明な液状硬化性樹脂組成物を得た。
以下余白 試験例 実施例1〜5および比較例1〜2で得られた各液状硬化
性樹脂組成物を用いて、下記の方法に従って試験片を作
成し、ヤング率、破断伸びおよび動的粘弾性の測定を行
なった。結果を表−2に示す。
〔1ン 試験片の作成 アプリケーターを用いてガラス板上に硬化性樹脂組成物
を250 pm厚に塗布し、0.5 J /caf(波
長350 nm)の紫外線を照射し硬化フィルムを得た
。次いで、ガラス板上より硬化フィルムを剥離し、23
℃、相対湿度50%で24時間状態調整し、試験片とし
た。
(2)ヤング率および破断伸びの測定 恒温槽付引張試験機にて、−40℃、23℃および60
℃における前記試験片のヤング率を引張り速度1+nI
II/minおよび標線間25mmの条件で測定し、ま
た23℃における前記試験片の破断伸びを引張り速度5
0mm/minおよび標線間25mmの条件で測定した
(3)動的粘弾性測定 試験片を動的粘弾性試験機(パイブロン、トーヨーボー
ルドウィン■〉を用いて貯蔵弾性率(E′)を測定した
。昇温速度は2℃/minとし、振動数は3511zと
した。
以下余白 〔発明の効果〕 本発明の液状硬化性樹脂組成物は、■熱や光による硬化
速度が速く、■粘度が低く、■硬化物が広い温度範囲に
於いて物性変化の少なく、特にヤング率の変化が小さく
、■硬化物の経時的物性変化が少なく長期信頼性に優れ
、■硬化物が酸、アルカリ等の耐薬品性に優れ、■硬化
物の吸湿性、吸水性が低いという特徴を有し、光ファイ
バーの被覆に用いる組成物、特に第二次被覆層として好
適である。さらに本発明の液状硬化性樹脂組成物は、被
覆を施された光ファイバーを複数本集合してなるテープ
状光ファイバーの結束材としても好適に用いることがで
きる。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(A)シリコーンウレタン(メタ)アクリレート (B)ホモポリマーのTgが50℃以上となる重合性二
    重結合を有する脂環式(メタ)アクリレートおよび (C)重合開始剤 を含有することを特徴とする液状硬化性樹 脂組成物。
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