JP2811368B2 - 液状硬化性樹脂組成物 - Google Patents
液状硬化性樹脂組成物Info
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- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Description
は、光ファイバー用ハード材やテープ状ファイバー用バ
ンドリング材として好適な液状硬化性樹脂組成物に関す
る。
熱溶融紡糸直後に保護補強を目的として樹脂被覆が施さ
れている。
な第1次の被覆層を設けその外側に、より剛性の高い第
2次の被覆層を設けた構造がよく知られている。また、
これら樹脂被覆された光ファイバーを数本並べて更に樹
脂被覆して固定化したテープ状ファイバーもよく知られ
ている。
成物をソフト材、第2次の被覆層を形成するための樹脂
組成物をハード材、複数の光ファイバーを固定するため
の樹脂組成物をバンドリング材という。
布し、熱あるいは光、特に紫外線により硬化させる方法
がよく用いられている。
り、以前にも増してハード材またはバンドリング材に対
する硬化速度の高度化の要求が強まっている。
る、表面硬化性が優れている、ヤング率の温度依存性が
小さいことなどが要求されている。
性に優れる等、光ファイバー用ハード材やバンドリング
材として好適な液状硬化性樹脂組成物を提供することを
目的とする。
化水素基を示す) で表わされる化合物 (c)重合開始剤 を含有することを特徴とする液状硬化性樹脂組成物を
提供するものである。
クリレートは、ポリオール、ジイソシアネート及び水酸
基を有する(メタ)アクリレート化合物を反応させるこ
とにより得られ、例えば以下の方法により製造すること
ができる。
る中間体のイソシアネート基に、水酸基を有する(メ
タ)アクリレートを反応させる方法。
ートを反応させることにより得られる付加体のイソシア
ネート基に、ポリオールを反応させる方法。
(メタ)アクリレートを同時に反応させる方法。
ト基を有する化合物に、ポリオールを反応させる方法。
えばポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、ポリテトラメチレングリコール、ポリヘプタメチレ
ングリコール、ポリヘキサメチレングリコール、ポリデ
カメチレングリコール、2種以上のイオン重合性環状化
合物を開環共重合させて得られるポリエーテルジオール
等を挙げることができる。
オキシド、プロピレンオキシド、ブテン−1−オキシ
ド、イソブテンオキシド、3,3−ビスクロロメチルオキ
セタン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、トリオキサ
ン、テトラオキサン、3−メチルテトラヒドロフラン、
2−メチルテトラヒドロフラン、シクロヘキセンオキシ
ド、スチレンオキシド、エピクロルヒドリン、グリシジ
ルメタクリレート、グリシジルアクリレート、アリルグ
リシジルエーテル、アリルグリシジルカーボネート、ブ
タジエンモノオキシド、イソプレンモノオキシド、ビニ
ルオキセタン、ビニルテトラヒドロフラン、ビニルシク
ロヘキセンオキシド、フェニルグリシジルエーテル、ブ
チルグリシジルエーテル、安息香酸グリシジルエステル
等の環状エーテル類等が挙げられる。
ン等の環状イミン類、β−プロピオラクトン、グリコー
ル酸ラクチド等の環状ラクトン類またはジメチルシクロ
ポリシロキサン等の環状シロキサン類とを開環共重合さ
せたポリエーテルジオールを使用することもできる。
組合せとしては、テトラヒドロフランとプロピレンオキ
シド、テトラヒドロフランとエチレンオキシド、プロピ
レンオキシドとエチレンオキシド、3−メチルテトラヒ
ドロフランとテトラヒドロフラン等を挙げることができ
る。
合体は、ランダムに結合していてもよい。
酸、イソフタル酸、テレフタル酸、マレイン酸、フマー
ル酸、アジピン酸、セバシン酸等の二塩基酸とを反応し
て得られるポリエステルジオール、前記ポリオールとε
−カプロラクトンとを反応して得られるポリカプロラク
トンジオール等を使用することもできる。これらのポリ
オールは、例えばPTMG1000(三菱化成工業(株))、PT
MG2000(同)、PPG1000(旭オーリン(株));PPG2000
(同)、EXCENOL2020(同)、EXCENOL1020(同)、PEG1
000(日本油脂(株))、ユニセーフDC1100(同)、ユ
ニセーフDC1800(同)、PPTG2000(保土ヶ谷化学)、PP
TG1000(同)、PTG400(同)、PTG3000(同)、PTGL200
0(同)、PTGL3000(同)等の市販品としても入手する
ことができる。
することができる。
コール、プロピレングリコール、テトラメチレングリコ
ール、1,6−ヘキサンジオール、ネンペンチルグリコー
ル、1,4−シクロヘキサンジメタノール、スピログリコ
ール等の低分子量ジオール;上記低分子量ジオールとフ
タル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、マレイン酸、フ
マール酸、アジピン酸、セバシン酸等の二塩基酸とを反
応して得られるポリエステルジオール;ε−カプロラク
トンとエチレングリコール、テトラメチレングリコー
ル、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、1,4−シクロヘキサンジメタノール、トリシクロデ
カンジメタノール、1,4−ブタンジオール等のジオール
とを反応させて得られるポリカプロラクトンジオール;D
N-980(日本ポリウレタン(株))、DN-981(同)、DN-
982(同)、DN-983(同)、PC-8000(米国PPG社)等の
ポリカーボネートジオールが挙げられる。
と3−メチルテトラヒドロフランの共重合ジオール、ポ
リテトラメチレングリコール等が好ましい。
は、2,4−トルエンジイソシアネート、2,6−トルエンジ
イソシアネート、1,3−キシレンジイソシアネート、1,4
−キシレンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソ
シアネート、m−フェニレンジイソシアネート、p−フ
ェニレンジイソシアネート、3,3′−ジメチル−4,4′−
ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4′−ジフェニ
ルメタンジイソシアネート、3,3′−ジメチルフェニレ
ンジイソシアネート、4,4′−ビフェニレンジイソシア
ネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロン
ジイソシアネート、水添ビスフェノールAジイソシアネ
ート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、メチ
レンビス(4−シクロヘキシルイソシアネート)、水添
ジフェニルメタンジイソシアネート、2,2,4−トリメチ
ルヘキサメチレンジイソシアネート、ビス(2−イソシ
アネートエチル)フマレート、6−イソプロピル−1,3
−フェニルジイソシアネート、4−ジフェニルプロパン
ジイソシアネート、リジンジイソシアネート等を挙げる
ことができる。
ンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、水
添ビスフェノールAジイソシアネート、2,2,4−トリメ
チルヘキサメチレンジイソシアネート等が、更にイソホ
ロンジイソシアネートが好ましい。
アクリレートとしては、例えばヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリ
レート、ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート等のヒ
ドロキシアルキル(メタ)アクリレート、ポリエチレン
グリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレン
グリコールモノ(メタ)アクリレート、トリメチロール
プロパンジ(メタ)アクリレート、トリメチロールエタ
ンジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ
(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールモノ(メ
タ)アクリレート、4−ヒドロキシシクロヘキシル(メ
タ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールモノ(メ
タ)アクリレート、ネオペンチルグリコールモノ(メ
タ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレー
ト、下記式(II)〜(V)で表わされる(メタ)アクリ
レート、更にアルキルグリシジルエーテル、アリールグ
リシジルエーテル、グリシジル(メタ)アクリレート等
のグリシジル基含有化合物と(メタ)アクリル酸との付
加反応により得られる化合物も挙げることができる。
る) これら水酸基を有する(メタ)アクリレートのうち、
特に2−ヒドロキシエチルアクリレート、3−ヒドロキ
シプロピルアクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリ
レートまたは下記式で表わされるアクリレートが好まし
い。
る) 上記製法4に用いられる1分子中に(メタ)アクリロ
イル基とイソシアネート基を有する化合物としては、例
えば下記式(VI)で表わされる化合物が挙げられる。
りイソシアネート当量が約1〜6となるように使用す
る。この反応においては、通常、ナフテン酸銅、ナフテ
ン酸コバルト、ナフテン酸亜鉛、ラウリル酸n−ブチル
スズ、トリエチルアミン等の触媒を反応原料の総量100
重量部に対して0.01〜1重量部用いて反応を行う。この
反応における反応温度は、通常0〜80℃である。
対して、水酸基を有する(メタ)アクリレートの使用量
は該中間体のイソシアネート基1当量に対して水酸基約
1当量であり、その反応条件は、前記の中間体の合成に
おける反応条件と同様である。
量に対してイソシアネート当量が約1〜6となるように
ジイソシアネートを使用して製法1と同様の反応条件で
反応させて得られる付加体のイソシアネート基1当量に
対して、ポリオールの水酸基が約1当量となるように使
用し、製法1と同様の反応条件で反応させる。
のイソシアネート当量が約1〜6となるように使用す
る。また水酸基を有する(メタ)アクリレートの使用量
は、ポリオールの水酸基との合計水酸基量がジイソシア
ネートのイソシアネート基の当量の0.9〜1.1倍になる様
に選ぶ。
基を有する化合物の使用量は、イソシアネート基の当量
がポリオールの水酸基の当量の0.9〜1.1倍になるように
選ぶ。
のポリオールまたはジアミンで置換えて併用する場合に
は、ポリオール、他のポリオール並びにジアミンの水酸
基及びアミノ基の和1当量あたりジイソシアネート約0.
5〜3モル使用する。
ジアミンまたはジイソシアネートを使用する場合には、
ジオールに対して二官能以外のポリオール、ジアミンに
対して二官能以外のポリアミンまたはジイソシアネート
に対して二官能以外のポリイソシアネートを生成物がゲ
ル化しない程度に併用することができ、通常、その併用
量は、ジオール、ジアミンまたはジイソシアネート100
重量部に対して5〜30重量部である。ここにおける二官
能以外のポリオールとしては、例えばグリセリンとプロ
ピレンオキサイドの付加生成物、グリセリン、1,2,3−
ペンタントリオール、1,2,3−ブタントリオール、トリ
(2−ヒドロキシポリオキシプロピル)ポリシロキサ
ン、ポリカプロラクトントリオール、ポリカプロラクト
ンテトラオール、1分子中に2個を超える数の水酸基を
有する液状ポリブタジエンまたはこの水添物等を挙げる
ことができる。二官能以外のポリアミンとしては、例え
ばジエチレントリアミン、1,2,3−トリアミノプロパ
ン、ポリオキシプロピレンアミン等を挙げることがで
き、二官能以外のポリイソシアネートとしては、例えば
ポリメチレンポリフェニルイソシアネート、トリフェニ
ルメタン4,4′,4″−トリイソシアネート等を挙げるこ
とができる。
(a)はエチレン性不飽和基を、通常、0.8〜8重量
%、好ましくは1〜5重量%含有するものであり、その
数平均分子量は、1000〜7000であることが好ましく、特
に1500〜5000の範囲が好ましい。ウレタン(メタ)アク
リレート(a)の数平均分子量が1000未満であると、得
られる組成物の硬化物の破断伸びが減少し、靱性が低下
しやすくなると共に、低温でのヤング率が上昇しやすく
なり、7000を超えると、組成物の粘度が高くなり取扱い
にくくなる。
は、本発明の組成物に、40〜90重量%、特に50〜90重量
%の範囲で配合することが好ましい。ウレタン(メタ)
アクリレート(a)の割合が40重量%未満であると、得
られる組成物の硬化物の破断伸びが減少し、また90重量
%を超えると硬化物の室温付近におけるヤング率が減少
すると共に組成物の粘度が上昇し、取扱いにくくなる。
される化合物において、R1は水素原子またはメチル基を
示すが、特に水素原子が好ましい。また、R2は炭化水素
基を示し、脂肪族または芳香族炭化水素基等が挙げら
れ、脂肪族炭化水素基としてはC1〜C18の直鎖または分
岐鎖の炭化水素基が、芳香族炭化水素基としては、フェ
ニル基、アルキルフェニル基等が挙げられる。これらの
うち、脂肪族炭化水素基としては、C2〜C8の直鎖の炭化
水素基が好ましく、芳香族炭化水素基としては、フェニ
ル基が好ましい。
ネートとヒドロキシエチル(メタ)アクリレートをウレ
タン化触媒存在下に反応させることにより製造すること
ができ、また市販品として容易に入手することができる
(例えばSNPE社製Acticryl CL1039)。
%、特に5〜45重量%配合するのが好ましい。
は、特に限定されず、例えば1−ヒドロキシシクロヘキ
シルフェニルケトン、2,2−ジメトキシ−2−フェニル
アセトフェノン、アセトフェノン、ベンゾフェノン、キ
サントン、フルオレノン、ベンズアルデヒド、フルオレ
ン、アントラキノン、トリフェニルアミン、カルバゾー
ル、3−メチルアセトフェノン、4−クロロベンゾフェ
ノン、4,4′−ジメトキシベンゾフェノン、4,4′−ジア
ミノベンゾフェノン、ミヒラーケトン、ベンゾインプロ
ピルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ヘンジルジ
メチルケタール、1−(4−イソプロピルフェニル)−
2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、2−
ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−
オン、チオキサントン系化合物、2−メチル−1−〔4
−(メチルチオ)フェニル〕−2−モルホリノ−プロパ
ン−1−オン、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニ
ルフォスフィンオキサイド等が挙げられ、特に好ましく
は1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、ベン
ジルジメチルケタノール、2−メチル−1−〔4−(メ
チルチオ)フェニル〕−2−モルホリノ−プロパン−1
−オン、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォ
スフィンオキサイド等の光重合開始剤が挙げられる。
て用いられ、必要に応じて本発明の効果を妨げない範囲
でアミン系化合物等の増感剤(光重合促進剤)を併用す
ることができる。また、光重合開始剤以外に熱重合開始
剤を用いることもできる。
1〜10重量%、好ましくは1〜5重量%である。
レタン(メタ)アクリレート以外のプレポリマーを配合
することができる。かかるプレポリマーとしては、ポリ
カプロラクトンジオール、ポリカーボネートジオール、
ポリエステルジオールおよびジアミンから選ばれる化合
物を前記ジイソシアネートと前記水酸基を有する(メ
タ)アクリレートとを反応させることにより得られるプ
レポリマーを挙げることができる。また、ポリイソシア
ネートと、水酸基を有する(メタ)アクリレートとのウ
レタン化反応により生成した重合体化合物が挙げられ
る。このような重合体化合物の具体例としては、トリレ
ンジイソシアネートと2−ヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレート(モル比1:2)のウレタン化反応生成物、ジ
フェニルメタンジイソシアネートと2−ヒドロキシエチ
ル(メタ)アクリレート(モル比1:2)のウレタン化反
応生成物、イソホロンジイソシアネートと2−ヒドロキ
シエチル(メタ)アクリレート(モル比1:2)のウレタ
ン化反応生成物等を挙げることができる。
釈剤を配合することができ、単官能性化合物および多官
能性化合物のいずれをも使用することができる。これら
単官能性化合物および多官能性化合物は特に限定するも
のでなく、次のようなものを例示することができる。
ン、N−ビニル−ε−カプロラクタム、2−ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メ
タ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレー
ト、エチルジエチレングリコール(メタ)アクリレー
ト、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、フェノ
キシエチル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコ
ール(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコール
(メタ)アクリレート、メチルトリエチレンジグリコー
ル(メタ)アクリレート、ジアセトン(メタ)アクリル
アミド、イソブトキシメチル(メタ)アクリルアミド、
N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、t−オクチル
(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノエチル(メ
タ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アク
リレート、(メタ)アクリロイルモルホリン、トリシク
ロデカニル(メタ)アクリレートおよび下記式(VII)
〜(VIII)で表わされる化合物が挙げられる。
〜8のアルキレン基であり、pは1〜8である〕 〔式中、R3、R6およびpは前記のとおりであり、R7は
水素原子またはメチル基である〕 更に、単官能性化合物として脂環式構造を有するエチ
レン性不飽和モノマーを挙げることができる。硬化物の
耐水性、耐熱水性、耐酸性、耐アルカリ性等が更に向上
し、長期信頼性がより向上することから単官能性化合物
の中でも好ましい。かかる脂環式構造を有するエチレン
性不飽和モノマーとしては、例えばイソボルニル(メ
タ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリ
レート、トリシクロデカニル(メタ)アクリレート、シ
クロヘキシル(メタ)アクリレート、トリシクロデカン
ジメタノールジ(メタ)アクリレート、下記式(IX)で
表わされる化合物等が挙げられ、中でも特にイソボルニ
ルアクリレート、トリシクロデカンジメタノールジアク
リレートが好ましい。
2〜6、好ましくは2〜4のアルキレン基であり、R5は
水素原子または炭素原子数1〜12のアルキル基であり、
mは0〜12である〕 また、市販品としては、例えばアローニクスM111(東
亜合成化学製)M113(同)、M114(同)、M117(同)、
KAYARAD TC110S(日本化薬製)、R629(同)、R644
(同)、ビスコート3700(大阪有機化学製)等が挙げら
れる。
パントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトール
(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレー
ト、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、
ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリ
メチロールプロパントリオキシエチル(メタ)アクリレ
ート、トリシクロデカンジメタノールジ(メタ)アクリ
レート、ジシクロペンタジエン(メタ)アクリレート、
ジシクロペンタンジ(メタ)アクリレート、トリス(2
−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリ(メタ)ア
クリレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシア
ヌレートジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAの
ジグリシジルエーテルに(メタ)アクリレートを付加さ
せたエポキシ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
(三菱油化製)、SA2007(同)、ビスコート700(大阪
有機化学製)、KAYARAD R-604(日本化薬製)、DPCA-20
(同)、DPCA-30(同)、DPCA-60(同)、DPCA-120
(同)、HX-620(同)、D-310(同)、D-330(同)、ア
ローニクスM-210(東亜合成化学製)、M-215(同)、M-
315(同)、M-325(同)等が挙げられる。
剤は、本発明の組成物に通常0〜70重量%、好ましくは
0〜60重量%、特に3〜50重量%の範囲で配合すること
が更に好ましい。
してエポキシ樹脂、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポ
リウレタン、ポリブタジエン、クロロプレン、ポリエー
テル、ポリエステル、ペンタジエン誘導体、スチレン/
ブタジエン/スチレンブロック共重合体、スチレン/エ
チレン/ブチレン/スチレンブロック共重合体、スチレ
ン/イソプレン/スチレンブロック共重合体、石油樹
脂、キシレン樹脂、ケトン樹脂、フッ素系オリゴマー、
シリコーン系オリゴマー、ポリスルフィド系オリゴマー
等も配合できる。更に酸化防止剤、着色剤、紫外線吸収
剤、シランカップリング剤、熱重合禁止剤、レベリング
剤、保存安定剤、可塑剤、滑剤、溶媒、フィラー、老化
防止剤、濡れ性改良剤、塗面改良剤等を配合することも
できる。
により混合して製造することができる。
通常、1000〜20000cp/25℃、好ましくは2000〜10000cp/
25℃であり、硬化後のヤング率は、通常10〜90kg/mm2で
ある。
本発明は、これら実施例に限定されるものではない。
ート720g、イソホロンジイソシアネート1255g、ジブチ
ル錫ジラウレート4g、フェノチアジン0.4gおよび2,6−
ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール1gを仕込んだ。
反応容器を氷水で冷却しながら、これに2−ヒドロキシ
エチルアクリレート921gを内温が20℃を超えない様にし
て内液を撹拌しながら添加した。添加終了後、内温を5
〜20℃に保持し、1時間攪拌を継続した後、トリシクロ
デカンジメタノール160gを内温が50℃を超えない様にし
て、内液を攪拌しながら添加した。添加終了後、内温を
40〜50℃に保持し、1時間攪拌を継続した後、数平均分
子量2000のポリテトラメチレングリコール(三菱化成
製、TMG2000)1725gを内温を40〜50℃に保持して残留イ
ソシアネートが0.1重量%以下になるまで攪拌を継続し
た。
る。PVのウレタンアクリレートとトリシクロデカンジメ
タノールジアクリレートの重量比は(100:17.7)であ
る。
攪拌し、組成物を得た。
で評価した。結果を表2に示す。
に塗布した後、その上に、照射エネルギーが25mJ/cm2、
500mJ/cm2に相当する紫外線をメタルハライドランプを
用いて照射し、硬化皮膜を得た。
試料とし、JIS K7127に規定の引張り試験法により標線
間25mmで23℃におけるヤング率を測定した。
K7127に規定の引張り試験法により測定した。
硬化皮膜を指でさわり、フィルム表面のべとつき具合を
判断した。評価は○:べとつき無し、×:べとつき有り
で行った。
しかも硬化皮膜が強靱であり、表面硬化性および長期信
頼性に優れたものである。従って、特に光ファイバー用
ハード材やバンドリング材として好適である。
Claims (1)
- 【請求項1】次の(a)〜(c) (a)ウレタン(メタ)アクリレート (b)一般式(I) (式中、R1は水素原子またはメチル基を示し、R2は炭化
水素基を示す) で表わされる化合物 (c)重合開始剤 を含有することを特徴とする液状硬化性樹脂組成物。
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JP5555089B2 (ja) * | 2010-08-04 | 2014-07-23 | 新中村化学工業株式会社 | ウレタン(メタ)アクリレートおよびそれを含有する光硬化性樹脂組成物 |
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