JPH03193341A - 複合鋼板の製造方法及びその製造設備 - Google Patents
複合鋼板の製造方法及びその製造設備Info
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- JPH03193341A JPH03193341A JP33327289A JP33327289A JPH03193341A JP H03193341 A JPH03193341 A JP H03193341A JP 33327289 A JP33327289 A JP 33327289A JP 33327289 A JP33327289 A JP 33327289A JP H03193341 A JPH03193341 A JP H03193341A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、複合鋼板としての物性に優れ、且つ接着用
の樹脂の歩留まりを向上できる複合鋼板の製造方法及び
その製造設備に関する。
の樹脂の歩留まりを向上できる複合鋼板の製造方法及び
その製造設備に関する。
複合鋼板のうち、最近、多用されている再溶接性複合鋼
板を製造する従来の方法としては、例えば特開昭62−
234917号公報に開示されたようなものがある。
板を製造する従来の方法としては、例えば特開昭62−
234917号公報に開示されたようなものがある。
これは第2図に示すように、一対のアンコイラla、l
bにより準備された帯状鋼板が、図示しない脱脂工程、
洗浄工程にて前処理された後、プライドルロール2a、
2bを経て両方(又は一方)の鋼板の貼合わせ面に、導
電性フィラー及び液状樹脂からなる混合体を噴射ノズル
4a、4bにより均一に拡散塗布し、熱風等を用いた乾
燥袋W5a、5bで液状樹脂を乾燥させる。ここで、例
えば塗工用の噴射ノズル4bを省(場合は乾燥装置5b
の代わりに鋼板予熱装置が設置される。
bにより準備された帯状鋼板が、図示しない脱脂工程、
洗浄工程にて前処理された後、プライドルロール2a、
2bを経て両方(又は一方)の鋼板の貼合わせ面に、導
電性フィラー及び液状樹脂からなる混合体を噴射ノズル
4a、4bにより均一に拡散塗布し、熱風等を用いた乾
燥袋W5a、5bで液状樹脂を乾燥させる。ここで、例
えば塗工用の噴射ノズル4bを省(場合は乾燥装置5b
の代わりに鋼板予熱装置が設置される。
樹脂乾燥の終わった一方の鋼板SIと他方の鋼板S2と
は、その貼合わせ面を互いに内側として重ね合わされる
とともに加圧ロール6により加熱圧着されて一枚の複合
鋼板S、として形成され、冷却装置8で冷却後、巻取り
装置7に巻取られるようになっている。
は、その貼合わせ面を互いに内側として重ね合わされる
とともに加圧ロール6により加熱圧着されて一枚の複合
鋼板S、として形成され、冷却装置8で冷却後、巻取り
装置7に巻取られるようになっている。
しかしながら、上記のような従来の方法で、両方の鋼板
の貼合わせ面に樹脂をスプレー塗布した場合、塗布され
る樹脂の歩留まりは70%程度と低く、経済性に問題が
ある。そこで両方の鋼板にロールコータ方式で樹脂を塗
布すると、スプレーで飛散する分がなくなるので経済性
は向上するが、十分な塗布膜厚が得られず、かつ導電性
フィラーの分布の均一性を得ることが困難となる。また
2枚の鋼板のうち、いずれか一方にのみ樹脂を塗布した
場合は、充分な塗布膜厚が得られず、かつ導電性フィラ
ーの分布の均一性を得ることが困難となる。また2枚の
鋼板のうち、いずれか一方にのみ樹脂を塗布した場合は
充分な接着強度が得られないという問題がある。
の貼合わせ面に樹脂をスプレー塗布した場合、塗布され
る樹脂の歩留まりは70%程度と低く、経済性に問題が
ある。そこで両方の鋼板にロールコータ方式で樹脂を塗
布すると、スプレーで飛散する分がなくなるので経済性
は向上するが、十分な塗布膜厚が得られず、かつ導電性
フィラーの分布の均一性を得ることが困難となる。また
2枚の鋼板のうち、いずれか一方にのみ樹脂を塗布した
場合は、充分な塗布膜厚が得られず、かつ導電性フィラ
ーの分布の均一性を得ることが困難となる。また2枚の
鋼板のうち、いずれか一方にのみ樹脂を塗布した場合は
充分な接着強度が得られないという問題がある。
この発明は、このような従来の種々の問題点にかんがみ
てなされたものであって、一方の鋼板には導電性フィラ
ーを含む樹脂をスプレーで塗布し、他方の鋼板には樹脂
のみをナイフコータで塗布する等により、上記課題を解
決することを目的としている。
てなされたものであって、一方の鋼板には導電性フィラ
ーを含む樹脂をスプレーで塗布し、他方の鋼板には樹脂
のみをナイフコータで塗布する等により、上記課題を解
決することを目的としている。
この発明は、上記目的を達成するために、2枚の鋼板間
に導電性フィラーを混入した樹脂を挟着した複合鋼板を
製造するに際し、前記2枚の鋼板をそれぞれ脱脂してク
ロメート処理を施した後、一方の鋼板の貼合わせ面には
導電性フィラーを混入した樹脂溶液をスプレーにより均
一に塗布し、他方の鋼板の貼合わせ面にはナイフコータ
により樹脂溶液のみを均一に塗布し、次いで両鋼板をそ
れぞれ加熱乾燥後、加熱圧着して一体化して複合鋼板と
する製造方法としたものであり、またこの複合鋼板を製
造するための設備として、一方の鋼板を脱脂後、クロメ
ート処理を施して乾燥する装置と、乾燥した該鋼板の貼
合わせ面に導電性フィラーを混入した樹脂溶液を塗布す
るスプレーコータおよび該樹脂を塗布された鋼板の乾燥
器と、他方の鋼板を脱脂後、クロメート処理を施して乾
燥する装置と、乾燥した該鋼板の貼合わせ面に樹脂溶液
のみを塗布するナイフコータと、該樹脂を塗布された鋼
板の乾燥器とを備え、さらに前記一方の鋼板上の樹脂と
他方の鋼板上の樹脂の乾燥後、この両鋼板を貼合わせる
とともに挟着した樹脂を脱気する脱気ロールと、脱気後
両鋼板を圧着して一体化する加熱圧着ロールとを備えた
ものである。
に導電性フィラーを混入した樹脂を挟着した複合鋼板を
製造するに際し、前記2枚の鋼板をそれぞれ脱脂してク
ロメート処理を施した後、一方の鋼板の貼合わせ面には
導電性フィラーを混入した樹脂溶液をスプレーにより均
一に塗布し、他方の鋼板の貼合わせ面にはナイフコータ
により樹脂溶液のみを均一に塗布し、次いで両鋼板をそ
れぞれ加熱乾燥後、加熱圧着して一体化して複合鋼板と
する製造方法としたものであり、またこの複合鋼板を製
造するための設備として、一方の鋼板を脱脂後、クロメ
ート処理を施して乾燥する装置と、乾燥した該鋼板の貼
合わせ面に導電性フィラーを混入した樹脂溶液を塗布す
るスプレーコータおよび該樹脂を塗布された鋼板の乾燥
器と、他方の鋼板を脱脂後、クロメート処理を施して乾
燥する装置と、乾燥した該鋼板の貼合わせ面に樹脂溶液
のみを塗布するナイフコータと、該樹脂を塗布された鋼
板の乾燥器とを備え、さらに前記一方の鋼板上の樹脂と
他方の鋼板上の樹脂の乾燥後、この両鋼板を貼合わせる
とともに挟着した樹脂を脱気する脱気ロールと、脱気後
両鋼板を圧着して一体化する加熱圧着ロールとを備えた
ものである。
この発明は、上記のような構成としたので、導電性フィ
ラーを混入した液状樹脂のみを一方の鋼板の貼合わせ面
に塗布して導電性フィラーを均一に散布し、他方の鋼板
には導電性フィラーを混入しない液状樹脂のみをナイフ
コータで塗布するため塗膜厚を正確に保つとともに樹脂
の飛散等がないため樹脂の無駄な消費が生じないため、
従来の両鋼板ともスプレー塗布する場合に比べ、樹脂の
歩留まりが向上するとともに樹脂圧を所定の厚みに保つ
ことができる。
ラーを混入した液状樹脂のみを一方の鋼板の貼合わせ面
に塗布して導電性フィラーを均一に散布し、他方の鋼板
には導電性フィラーを混入しない液状樹脂のみをナイフ
コータで塗布するため塗膜厚を正確に保つとともに樹脂
の飛散等がないため樹脂の無駄な消費が生じないため、
従来の両鋼板ともスプレー塗布する場合に比べ、樹脂の
歩留まりが向上するとともに樹脂圧を所定の厚みに保つ
ことができる。
また、両鋼板は前処理として脱脂後、クロメート処理を
行って鋼板表面の改質をし、樹脂を塗布しているので、
複合鋼板としてのTピール強度やせん断接着強度、耐食
性も充分である。
行って鋼板表面の改質をし、樹脂を塗布しているので、
複合鋼板としてのTピール強度やせん断接着強度、耐食
性も充分である。
以下、この発明を図面を参照して説明する。第1図は本
発明に係る複合鋼板の製造及び設備に関する一実施例も
模式図である。
発明に係る複合鋼板の製造及び設備に関する一実施例も
模式図である。
図において、一方の鋼板S1および他方の鋼板Stは、
それぞれアンコイラlla及びllbから送り出され、
いずれも脱脂槽12で脱脂され、クロメート処理槽13
でクロメート処理され、乾燥装置14で乾燥されある。
それぞれアンコイラlla及びllbから送り出され、
いずれも脱脂槽12で脱脂され、クロメート処理槽13
でクロメート処理され、乾燥装置14で乾燥されある。
次に、一方の鋼板S1は、その貼合わせ面にスプレーコ
ータ15により導電性フィラーを混入した液状樹脂を均
一に塗布され、塗布された液状樹脂を乾燥装置17を通
って乾燥される。
ータ15により導電性フィラーを混入した液状樹脂を均
一に塗布され、塗布された液状樹脂を乾燥装置17を通
って乾燥される。
また、他方の鋼板S2はその貼合わせ面にナイフコータ
16で導電性フィラーを混入しない樹脂のみを所定の膜
厚に塗布され、塗布後、乾燥装置17を経て乾燥される
。
16で導電性フィラーを混入しない樹脂のみを所定の膜
厚に塗布され、塗布後、乾燥装置17を経て乾燥される
。
次に、樹脂の乾燥した鋼板S、、S2は、脱気ロール1
9により鋼板St、Sz間にある気泡を鋼板の間から圧
出して脱気し、次いで加熱圧着ロール20により鋼板S
I、Szは一体化して一枚の複合鋼板S、として形成さ
れ、巻取機21に巻取られる。
9により鋼板St、Sz間にある気泡を鋼板の間から圧
出して脱気し、次いで加熱圧着ロール20により鋼板S
I、Szは一体化して一枚の複合鋼板S、として形成さ
れ、巻取機21に巻取られる。
このような製造設備を用いた製造実施例と、その結果を
以下に表1と共に説明する。
以下に表1と共に説明する。
板厚0.4 tm、板幅1200mの2枚の冷延鋼板を
脱脂洗浄後、クロメート処理を施し、一方の鋼板の貼合
わせ面に1vof%のNi粉を配合した硬化剤入のポリ
エステル樹脂を混合し、スプレーにより塗布し、他方の
鋼板の貼合わせ面には硬化剤入りのポリエステル樹脂の
みをナイフコータにより塗布し、樹脂膜の合計厚さを5
0μmとした。
脱脂洗浄後、クロメート処理を施し、一方の鋼板の貼合
わせ面に1vof%のNi粉を配合した硬化剤入のポリ
エステル樹脂を混合し、スプレーにより塗布し、他方の
鋼板の貼合わせ面には硬化剤入りのポリエステル樹脂の
みをナイフコータにより塗布し、樹脂膜の合計厚さを5
0μmとした。
しかる後に、両鋼板を乾燥し、加熱圧着して複合鋼板を
形成したものを本発明による実施例として表1に示した
。
形成したものを本発明による実施例として表1に示した
。
比較例(1)は、実施例と同様の素材、方法で行ったが
、但し一方の鋼板の貼合わせ面にのみ、スプレー塗布し
たもので、これを比較例(1)で示し、比較例(2)は
両方の鋼板共、スプレー塗布を行ったもので、これを比
較例(2)で示した。なお、表中、TPSはTピール強
度、TSSはせん断接着強度を示し、歩留まりは樹脂の
有効使用率(%)を意味するものである。
、但し一方の鋼板の貼合わせ面にのみ、スプレー塗布し
たもので、これを比較例(1)で示し、比較例(2)は
両方の鋼板共、スプレー塗布を行ったもので、これを比
較例(2)で示した。なお、表中、TPSはTピール強
度、TSSはせん断接着強度を示し、歩留まりは樹脂の
有効使用率(%)を意味するものである。
表1
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、表1の結果にも
見られるように溶接性、接着強度が共に充分であり、且
つ樹脂の歩留まりを向上した経済的な複合鋼板を得るこ
とができた。
見られるように溶接性、接着強度が共に充分であり、且
つ樹脂の歩留まりを向上した経済的な複合鋼板を得るこ
とができた。
第1図は本発明に係る複合鋼板の製造及び設備に関する
一実施例の模式図、第2図は従来例における製造ライン
の模式図である。 S、、S、・・・・・・鋼板、S、・・・・・・複合鋼
板、12・・・・・・脱脂槽、13・・・・・・クロメ
ート処理槽、14・・・・・・乾燥装置、15・・・・
・・スプレーコータ、16・・・・・・ナイフコータ、
17・・・・・・樹脂塗布後の鋼板乾燥器、19・・・
・・・脱気ロール、20・・・・・・加熱圧着ロール。
一実施例の模式図、第2図は従来例における製造ライン
の模式図である。 S、、S、・・・・・・鋼板、S、・・・・・・複合鋼
板、12・・・・・・脱脂槽、13・・・・・・クロメ
ート処理槽、14・・・・・・乾燥装置、15・・・・
・・スプレーコータ、16・・・・・・ナイフコータ、
17・・・・・・樹脂塗布後の鋼板乾燥器、19・・・
・・・脱気ロール、20・・・・・・加熱圧着ロール。
Claims (2)
- (1)2枚の鋼板間に導電性フィラーを混入した樹脂を
挟着した複合鋼板を製造するに際し、前記2枚の鋼板を
それぞれ脱脂してクロメート処理を施した後、一方の鋼
板の貼合わせ面には導電性フィラーを混入した樹脂溶液
をスプレーにより均一に塗布し、他方の鋼板の貼合わせ
面にはナイフコータにより樹脂溶液のみを均一に塗布し
、次いで両鋼板をそれぞれ加熱乾燥後、加熱圧着して一
体化することを特徴とする複合鋼板の製造方法。 - (2)一方の鋼板を脱脂後、クロメート処理を施して乾
燥する装置と、乾燥した該鋼板の貼合わせ面に導電性フ
ィラーを混入した樹脂溶液を塗布するスプレーコータお
よび該樹脂を塗布された鋼板の乾燥器と、他方の鋼板を
脱脂後、クロメート処理を施して乾燥する装置と、乾燥
した該鋼板の貼合わせ面に樹脂溶液のみを塗布するナイ
フコータと該樹脂を塗布された鋼板の乾燥器とを備え、
さらに前記一方の鋼板上の樹脂と他方の鋼板上の樹脂の
乾燥後、この両鋼板を貼合わせるとともに挟着した樹脂
を脱気する脱気ロールと、脱気後両鋼板を圧着して一体
化する加熱圧着ロールとを備えたことを特徴とする複合
鋼板の製造設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33327289A JP2801317B2 (ja) | 1989-12-22 | 1989-12-22 | 複合鋼板の製造方法及びその製造設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33327289A JP2801317B2 (ja) | 1989-12-22 | 1989-12-22 | 複合鋼板の製造方法及びその製造設備 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03193341A true JPH03193341A (ja) | 1991-08-23 |
JP2801317B2 JP2801317B2 (ja) | 1998-09-21 |
Family
ID=18264241
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33327289A Expired - Fee Related JP2801317B2 (ja) | 1989-12-22 | 1989-12-22 | 複合鋼板の製造方法及びその製造設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2801317B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05138810A (ja) * | 1991-11-26 | 1993-06-08 | Nkk Corp | スポツト溶接性に優れた積層金属板の製造法 |
-
1989
- 1989-12-22 JP JP33327289A patent/JP2801317B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05138810A (ja) * | 1991-11-26 | 1993-06-08 | Nkk Corp | スポツト溶接性に優れた積層金属板の製造法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2801317B2 (ja) | 1998-09-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |