JPS6244437A - 樹脂複合制振金属板とその製造方法 - Google Patents

樹脂複合制振金属板とその製造方法

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JPS6244437A
JPS6244437A JP18456585A JP18456585A JPS6244437A JP S6244437 A JPS6244437 A JP S6244437A JP 18456585 A JP18456585 A JP 18456585A JP 18456585 A JP18456585 A JP 18456585A JP S6244437 A JPS6244437 A JP S6244437A
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resin
metal plate
layer
soft
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JP18456585A
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遠藤 紘
藤井 治城
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Daido Steel Sheet Corp
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Daido Steel Sheet Corp
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Qfi11111r1Q’in+lす−WMn[宣[技
術分野] 本発明は、一対の金属板間に割振のための樹脂の層をサ
ントイフチした樹脂複合制振金属板とその製造方法に関
するものである。
[背景技術J 樹脂複合制振金属板として従来上り、2枚の金属板の間
に粘弾性のある軟質樹脂、例えばブチルゴムなどゴム系
及びポリオレフィン系炭化水素に超微粉炭酸カルシウム
を混合した樹脂、ニトリルゴムと7エノール樹脂を混合
した樹脂、酢酸ビニル樹脂、メチルメタクリレートとブ
チルアクリレート及びエチル7クリレートの共重合体樹
脂、アクリル酸とアクリル酸エステルの共重合体樹脂、
エチレン−酢酸ビニル共重合体0I脂又は以上の樹脂に
二酸化ケイ素、グラフアイト等を添加した樹脂などを、
塗布またはホットメルト型フィルムにして接着するなど
することによって、サンドイッチ構造に形成したものが
ある。このものは自動車部品や機械部品、船舶、建築物
の割振防音壁や床このような2枚の金属板間に粘弾性の
ある軟質樹脂をサンドイッチして形成される樹脂複合制
振金属板にあっては、振動が粘弾性軟質樹脂によって吸
収されて振動エネルギーが減衰され、振動の伝播を防止
することができて騒音の遮断などの効果を有するもので
ある。しかし、このものでは振動の吸収は一層となった
粘弾性軟質樹脂によってなされることになるため、所定
域のサイクルの振動しか吸収することができず、高いサ
イクルから低いサイクルに亘って振動を吸収して伝播の
防止をおこなうことが難しいという問題があった。
またこのような2枚の金属板間に粘弾性のある軟質樹脂
をサンドイッチして形成される樹脂複合制振金属板を゛
製造するにあたっては、第5図や第6図、第7図に示す
ような装置を用いることになる。第5図の装置は金属板
1を所定寸法に切断して切板としたものを用いて樹脂複
合制振金属板を製造するようにしたであり、まず金属切
板9をクリーニング装置10で脱脂してドライヤー11
にて乾燥し、冷却装fi44で冷却した後にケミコータ
ー12にてクロム酸なとの化成処理剤を塗布して化成処
理し、その後第二オーブン16中に金属切板9を通過さ
すさらに冷却装置14を通過させ、次いで、樹脂塗布装
置15にて金属切板9の片側表面に上記のような割振性
能を有する軟質樹脂を塗布する。続いて金属切板9を第
二オーブン16中に通して軟質樹脂を乾燥させ、そして
連続して駆動されるコンベアー17上に載せた状態で金
属切板9を反転重ね合わせ装置18に供給する。この反
転重ね合わせ11N置18においてコンベアー17上を
搬送される金属切板9は一枚おきに上下を反転させられ
、次の金属切板9の上にこの反転された金属切板9を重
ねるようにするものであり、このように軟質樹脂同士の
面で重ねられた金属切板9,9は次の搬送コンベアー1
7上に送られ、第二オーブン19に通過させて加熱する
と共にラミネーター20に供給して圧着させることによ
って、一対の金属切板9,9間の軟質樹脂を融着一体化
させて、一対の金属切板9,9間に粘弾性軟質樹脂の層
がサンドイッチされた樹脂複合制振金属板を得ることが
できる。こののち、このようにして得た樹脂複合制振金
属板を水冷装置21で冷却してドライヤー22に゛ζ乾
燥し、オイラー23にて防錆油を塗布して樹脂複合制振
金属板をパイラー24上に積載するものである。
またj@6図の装置は、長尺の金属板1から樹脂複合制
振金属板を製造できるようにしたものであり、コイル2
5.25から巻き戻した一対の金属板1,1をそれぞれ
脱脂装置26によって脱脂すると共に乾燥装置27によ
って乾燥し、さらに化成処理コーター28によって化成
処理し、この一対の金属板1,1を加熱炉29に通して
加熱したのちに、上記のような割振性能を有するホット
メルト型の軟質樹脂フィルム30を一対の金属板1゜1
問に挾んだ状態で、この三層物をラミネーターロール3
1に通過させて軟質樹脂フィルム30を各金属板1,1
に溶着させ、この軟質樹脂フィルム30による軟質樹脂
の層を金属板1,1間にサンドインチさせた樹脂複合制
振金属板を作成する。
そしてこれを冷却装置!132で冷却してコイル33に
巻き取るようにするものである。
さらに$7図の装置は第6図のものと同様に長尺の金属
板1から樹脂複合制振−に属板を製造できるようにした
ものであり、コイル25.25から巻き戻した一対の金
属板1,1をそれぞれコイル25.25から巻外しつつ
金属板1,1をブラシロール34、脱脂装置35及び乾
燥装置36に順次通して金属板1.1の表面を清浄活性
化処理し、次いでロール式化成処理液塗布装置37にて
金属板1の表面に化成処理液を塗布したのち乾燥装置3
8に通して乾燥し、その後冷却装置3つにて冷却する。
次に、ロール式塗布装置などの塗布装置40で金属板1
の表面に上記のような制振性能を有する軟質樹脂を塗布
し、次いで焼付炉41に通して軟質樹脂を乾燥する。こ
ののちに、このようにして片側の表面に軟質樹脂の層が
形成された一対の金属板1,1を軟質樹脂の層が接着す
るように重ねてただちに圧着ロール42.42開に通し
て両会異板1,1を圧着させ、軟質樹JJWの層を金属
板1,1間にサンドイッチさせた樹脂複合制振金属板を
作成する。次に、このようにして作成された樹脂複合制
振金属板を冷却装置43に通して冷却した後、コイル3
3に巻取るようにするものである。
そして上記第5図に示すようにしてa+n複合制振金属
板を製造するようにした場合、金属板1を所定寸法に切
断した金属切板9に制振性のある軟質IN 、Ill?
の層を設けるために、金属切板9,9間に軟質ul脂を
サンドインチした樹ll1lt複合制振會属板を作成す
る場合には軟質樹脂の層を設けた金属切板9を反転させ
る必要があり、従ってこの反転のための特別な装置を設
備する必要があり、設備が大掛かりになると共に専用の
ラインを設備する必要があり、製造コストの上で問題に
なるものである。また16図に示すようにして0I脂複
合制振金属板を製造するようにした場合、一対の金属板
1゜1に同時に並行して化成処理等を施す必要があって
そのための装置を個々の金属板1,1に対応して個別に
設備したラインで製造することが必要となり、このもの
も同様に設備が大掛かりになると共に専用のラインを設
備する必要があり、製造コストの上で問題になるもので
ある。さらに第7図に示すようにして樹脂複合制振金属
板を製造するよう1こした場合、一対の金属板1.1に
同時に化成処理や割振用の軟質樹脂の塗布等をおこなう
必要があってそのための装置を個々の金属板1,1′に
対応して個別に設備したラインで製造することが必要と
なり、このものも同様に設備が大掛かりになると共に専
用のラインを設備する必要があり、製造コストの上で問
題になるものである。
[発明の目的] 本発明は、上記の点に鑑みて為されたものであり、高い
サイク°ルから低いサイクルまでの広範な振動を吸収さ
せることができる樹脂複合制振金属板を提供することを
第1の目的とし、既存の設備をそのまま利用してコスト
安価に製造をおこなうことができる8(脂複合制振金属
板の製造方法を提供することを12の目的とするもので
ある。
[発明の開示] しかして本発明に係る樹脂複合制振金属板は、一対の対
面配置される金属板1,1の各内面に振動エネルギーの
滅裂能の高い粘弾性を有する軟質樹脂層2,2を設ける
と共に、この両軟質樹脂層、2.2間に熱町塑性樹虞の
融着層3を設けて一体化されて成ることを特徴とするも
のであり、また本発明1こ係る樹脂複合制振金属板の製
造方法は、金属板1,1の片面に振動エネルギーの減衰
能の旨い粘弾性を有する軟質樹脂を塗布して軟質樹脂層
2を設けると共にこの軟質樹脂/?!12の表面側に熱
rJf塑性jM脂の被M ?B脂層4を設けることによ
って片面被覆金属板5を作成し、この一対の片面被覆金
属板5.5を被覆樹脂層4.4同士で重ねて被覆り(脂
層4,4を溶融させることによって、両被覆樹脂M4,
4が融着した融着R43で一対の片面被覆金属板5,5
を一体化することをa徴とするものであり、以下本発明
の詳細な説明する。
金属板1としては可算限定されるものではないが、ステ
ンレス鋼板、熱延鋼板、冷延鋼板、亜鉛めっb鋼板、ア
ルミニウムめっき鋼板、アルミニウムー亜鉛合金めっき
鋼板、着色亜鉛鉄板などを用いることができる。そして
この金属板1の片面に振動エネルギーの減衰能の高い粘
弾性のある軟質樹脂を塗布して軟質樹脂層2を接着させ
て設けるものであるが、既存の着色亜鉛鉄板、ポリ塩化
ビニル被覆鋼板、アクリルフィルム被覆鋼板などを製造
する連続式塗装−フィルム積層兼用ラインにおいてこの
軟質樹脂層2の形成をおこなうことができる。
すなわち、第2図に示すような既存の連続式塗装−フィ
ルム積層兼用ラインにおいて金属板1をコイル51から
巻き戻し、脱脂装置52で脱脂すると共に化成装置53
で化成処理して乾燥装置54で乾燥したのちに、ロール
コータ−などの塗布装置55によって金属板1の片面に
振動エネルギーの減衰能の高い粘弾性のある軟質樹脂を
塗布し、焼き付は炉56で焼き付は乾燥することによっ
て金属板1の片面に軟W樹1rr1層2を層着させる。
このとき振動エネルギーの減衰能の高い粘弾性のある軟
質elf脂としては既述したブチルゴムなどゴム系及び
ポリオレフィン系炭化水素に超微粉炭酸カルシウムを混
合した樹脂、ニトリルゴムと7エノール樹脂を混合した
樹脂、酢酸ビニル樹脂、メチルメタクリレ−Fとブチル
アクリレート及びエチル7クリレートの共重合体樹脂に
二酸化ケイ素グラファイトを混合した樹脂などを用いる
ことがで訃る。次にこのように金属板1の片面に設けた
軟質84脂層2の表面に被覆樹脂層4を設ける。
被覆樹脂層4を形成する樹脂としては熱可塑性樹脂が用
いられるもので、乾燥状態では粘着性を示さないものが
使用される。例えばポリ塩化ビニル、アクリル樹脂、ポ
リエステル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
アミド(ナイロン)などを用いることができる。第2図
の装置は2コート2ベークの塗装手段とラミネート手段
とを具備しているために、熱可塑性樹脂を塗料状にして
塗布することによって被覆樹脂層4を形成させることも
、熱可塑性樹脂をフィルムにしてラミネートすることに
よって被覆樹脂層4を形成させることもいずれも可能で
ある。すなわち、塗布することによって被覆樹脂層4を
形成する場合には、2コート2ベークの塗装手段におけ
る前段階の塗布装jii55と焼き付は炉56とで前述
のように軟1!i樹脂7@2を塗布焼き付けして金属板
1の片面に設けた後、後段階の第二塗布装置57で熱可
塑性樹脂を塗布して第二焼き付は炉58で焼き付は乾燥
することによって、軟質樹脂IvI2の表面に被覆樹脂
層4を設けることができる。またラミネートによって被
覆樹脂層4を形成する場合には、熱可塑性樹脂の長尺フ
ィルム59をコイルから巻き戻して金属板1に設けた軟
質樹脂層2の表面に重ね、これを2ミネータロール60
に通し融着ラミネートすることによって軟質樹脂層2の
表面に被覆街#層4を設けることができる。このラミネ
ートの場合、軟質樹脂層2の形成は塗布装置55と焼き
付は炉56または第二塗布装置57と第二焼き付は炉5
8とのいずれかのみを選択して使用すればよいが、一般
的には第二塗布装置57と第二焼き付は炉58を選択使
用することが多い。
このようにして金属板1の片面に軟質樹脂N2及び被覆
樹脂層4を積層した第4図のような片面被覆金属板5を
得ることができ、この片面被覆金属板5をテンションリ
ールによってコイル611こ巻き取る。ここで、金属板
1の表面に設けた軟質樹脂層2は粘弾性を有する樹脂で
形成されているために表面に粘着性を有しており、被覆
樹上/14をこの軟質樹脂層2の表面に設けない状態で
コイル61に巻き取るようにすると、金属板1の片面に
設けた軟質樹脂R42が金属板1の他の片面に粘着して
しまうことになり、この理由のために第6図の従来のも
のでは一対の金属板1,1に同時に並行して軟質樹脂の
塗布をおこなってそのまま一対の金属板1.1を軟質樹
脂で接着してしまうような必要があるのであるが、本発
明においては軟質樹脂層2の表面には被覆樹脂層4が被
覆されており、被覆樹脂N4によって軟質樹脂M2が金
属板1に粘着するようなことを防止することができ、従
って片面被覆金属板5をコイル61に@き取ることが可
能になり、第2図のような既存の設備をそのま主使用す
ることが可能になるのである。
次にこのようにして作成した片面被覆金属板5゜5を一
対用い、tjS3図に示すような既存のラミネート専用
ラインにおいて各片面被覆金属板5,5をコイル61,
6.1から巻き戻して加熱炉62に導入し、各片面被覆
金属板5,5の被覆樹脂層4゜4の熱可塑性樹脂を溶融
させた状態で被覆樹脂層4.4間士で片面被覆金属板5
.5を重ね、これを圧着ロール63に通して被覆樹脂層
4,4を融着させ、被覆樹脂層4,4が融着して形成さ
れる融着層3によって一対の片面被覆金属板5,5を一
体化し、第1図に示すような樹脂複合制振金属板Aを得
るものである。このようにして作成された樹脂複合割振
金属板Aは、冷却装置64によって冷却されたのち、さ
らにテンションリールによってコイル65に巻き取られ
る。
このようにして作成される第1図のような樹脂複合制振
金属板Aにあって、一対の金属板1.1の各内面には化
成処理層66を介して粘弾性のある軟質樹脂層2.2が
積層され、さらに軟質樹脂層2,2間に熱可塑性樹脂の
融着層3が積層された構造に形成されるものである。従
って金属板1゜1間に設けられる軟質樹脂層2,2は融
着層3によって分!された状態にあると共にこの軟質8
(脂/苗2 、2と融着層3とで金属板1,1開の樹脂
は三層で構成されることになり、樹脂複合制振金属板A
に作用する振動はこの分離された各軟質樹脂層2.2と
融着層3の層を通過する間に吸収されることになって、
分離された各軟質ムノ脂層2,2と融着層3との三層の
各層の独立しtこ作用及びこれらが相来し合った作用で
幅広いサイクルで振動の次に本発明を実施例によって具
体的に説明する。
m1LL 第2図の2コート2ベークの塗装手段を備えた既存の連
続式塗装−フィルム積層兼用フィンにおいて、板厚0.
811IL+1、幅1000o+aの深絞り用冷延鋼板
(JIS規格5PCE)をコイル51がら巻き戻し、こ
れを脱脂装置52と化盛装置53とで処理してクロム酸
基のロールコート化成処理液(日本バーカーエ業!f¥
BT1415A)をこの鋼板の片面にのみ10〜30 
aag/ m2の塗布量で塗布し、乾燥装置54によっ
て80℃で乾燥した。さらにこの鋼板を塗装装置55に
導入し、振動エネルギーの減り能の高い粘弾性のある樹
脂(メチルメタクリレートとブチルアクリレート及びエ
チルアクリレートの共重合体樹脂)を加熱残分6o重量
%に溶剤によって希釈したものを鋼板の片面に30g/
m2の塗布量で塗布し、焼き付は炉56で160〜19
0℃の温度で乾燥して軟質樹脂層2を形成させた。つい
でこれを第二塗布装置57に導入し、熱可塑性樹脂のポ
リ塩化ビニルオルガノゾルを軟質樹脂層2の表面に20
g/ω2の塗布量で塗布し、第二焼き付は炉58で18
5〜200℃の温度で乾燥して被覆樹脂層4を形成させ
た。このようにして得たf54図のような片面被覆金属
板5をテンションリールによってコイル61に巻き取っ
た。このときの第2図におけるラインでの生産速度は4
5m/分であり、また片面被覆金属板5における樹脂の
層の合計厚みは32μであった。
次に第3図の既存のラミネート専用ラインにおいて2本
のコイル65.65がら片面被覆金属板5.5を被覆面
を対向させた状態で巻き戻し、加熱炉62によって各片
面被覆金属板5,5を190〜200°Cの温度で加熱
し、さらにこの片面被覆金属Fj、5 、5を圧着ロー
ル63に通して圧着させ、t51図に示すような樹脂複
合制振金属板Aを得た。この樹脂複合制振金属板Aを冷
却波r!164に通してテンションリールによってコイ
ル65に巻き取った。このときの第3図におけるライン
での生g;速度は30ω/分であり、また樹脂複合側で
あった・ 犬]「医」工 第2図の2コート2ベークの塗装手段を備えた既存の連
続式塗装−フイルム積層兼用ライイにおいて、板厚0 
、4 mm、幅914閣mの深絞り用電気亜鉛めっき鋼
板(JIS規@EGEN)をコイル51から巻き戻し、
これを脱m装置52と化成装置53とで処理してクロム
酸、シリカゲル及びリン酸を含有する化成処理液をこの
鋼板の片面にのみ20〜4011141/+112の塗
布量で塗布し、乾燥装置54Iこよって80℃で乾燥し
た。さらにこの鋼板を塗装装置55と焼き付は炉56と
に空通しして第二塗布装置57に導入し、振動エネルギ
ーの減衰能の高い粘弾性のあるu!脂(ブチルゴム30
重量部、ポリオレフィン系炭化水素20重量部、ナタネ
ートカップリング処理された超微粉炭酸カルシウム40
重量部、酸化防止剤若干量を混練したらの)を加熱残か
561量%にキシレン等の有機溶剤によって希釈したも
のを鋼板の片面に35g/m2mb7Ir士4?yk#
1M+aaI土N−4’61.Q−rs11’。
0℃の温度で乾燥して軟質樹脂層2を形成させた。
ついで厚さ12.5μのポリエチレンフィルム59をラ
ミネーターロール60によって第二焼き付は炉58で高
温に加熱された状態にある軟質樹脂層2の表面に熱圧着
し、被覆樹脂M4を形成させた。このようにして得た第
4図のような片面被覆金属板5を冷却装置64で冷却し
てテンションリールによってコイル61に巻き取った。
このときの第2図におけるラインでの生産速度は60m
/分であり、また片面被覆金属板5における樹脂の層の
合計厚みは31μであった。
次に第3図の既存のラミネート専用ラインにおいて2本
のフィル65.65から片面被覆金属板5.5を被覆面
を対向させた状態で巻き戻し、加熱炉62によって各片
面被覆金属板5,5を150〜160℃の温度で加熱し
、さらにこの片面被覆金属板5,5を圧着ロール63に
通して圧着させ、第1図に示すような樹脂複合制振金属
板へを得た。この樹脂複合制振金属板Aを冷却装置に通
してテンションリールによってコイル65に巻き取った
。このときの第3図におけるラインでの生産速度は50
+/分であり、また樹脂複合制振金属板へにおける樹脂
の屑の合計厚みは62μであった。
[発明の効果] 上述のように本発明に係る樹脂複合制振金属板は、一対
の対面配置されろ金属板の各内面に振動エネルギーの減
衰能の高い粘弾性を有する軟質ム(脂層を設けると共に
、この両軟質樹脂層間に熱可塑性樹脂の融着層を設けて
一体化されて成るものであるから、金属板間に設けられ
る軟質樹脂層は融着層によって分離された状態にあると
共にこの軟質樹脂層と融着層とで金属板間の樹脂の層は
三層で構成されることになり、樹脂複合制振金属板に作
用する振動はこの分離された各軟質樹脂層と融着層の層
を通過する間に吸収されることになって、分離された各
軟質樹脂層と融着層との三層の各層の独立した作用及び
これらが相乗し合った作用で高いサイクルから低いサイ
クルまで幅広いサイクルで振動の吸収をおこなわせるこ
とができるものである。
また本発明に係る樹脂複合制振金属板の製造方法は、金
属板の片面に振動エネルギーの減衰能の高い粘弾性を有
する軟質樹脂を塗布して軟質樹脂層を設けると共にこの
軟質樹脂層の表面側に熱可塑性樹脂の被覆樹上I〆を設
けることによって片面被覆金属板を作成し、この一対の
片面被覆金属板を被覆樹脂層同士で重ねて被覆樹脂層を
溶融させることによって、両被覆樹脂層が溶着した溶着
層で一対の片面被覆金属板を一体化するようにしたもの
であるから、金属板の片面に軟質樹脂層を設けて片面被
覆金属板を作成したのちに、軟質樹脂層の表面に形成さ
れた被覆樹脂層によって軟質樹脂層が金属板に粘着する
ようなおそれなく巻き取ることができ、そしてこの一対
の片面被覆金属板を被覆樹脂層の融着で一体化すること
によって樹脂複合制振金属板を得ることができるもので
あり、金属板に軟質樹脂層を設けるにあたって一対の金
属板に同時に並行して処理をおこなうような必要がなく
、大掛かりな設備を必要とせず金属板に塗装などの表面
処理するための既存の設備をそのまま利用して製造コス
ト安価に製造をおこなうことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る樹脂複合制振金属板の一例におけ
る一部の断面図、第2図は同上の製造に用いるラインの
概略図、第3図は同上の製造に用いる他のラインの概略
図、fpJ4図は同上における片面被覆金属板の一例に
おける一部の断面図、第5図、第6図、第7図はそれぞ
れ従来例における製造に用いるラインの概略図である。 1は金属板、2は軟質樹脂層、3は融着層、4は被覆樹
脂層、5は片面被覆金属板である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一対の対面配置される金属板の各内面に振動エネ
    ルギーの減衰能の高い粘弾性を有する軟質樹脂層を設け
    ると共に、この両軟質樹脂層間に熱可塑性樹脂の融着層
    を設けて一体化されて成ることを特徴とする樹脂複合制
    振金属板。
  2. (2)金属板の片面に振動エネルギーの減衰能の高い粘
    弾性を有する軟質樹脂を塗布して軟質樹脂層を設けると
    共にこの軟質樹脂層の表面側に熱可塑性樹脂の被覆樹脂
    層を設けることによって片面被覆金属板を作成し、この
    一対の片面被覆金属板を被覆樹脂層同士で重ねて被覆樹
    脂層を溶融させることによって、両被覆樹脂層が融着し
    た融着層で一対の片面被覆金属板を一体化することを特
    徴とする樹脂複合制振金属板の製造方法。
JP18456585A 1985-08-22 1985-08-22 樹脂複合制振金属板とその製造方法 Pending JPS6244437A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02117825A (ja) * 1988-04-01 1990-05-02 Nichias Corp 制振材および制振材を用いた防音構造体
JPH04325232A (ja) * 1991-04-24 1992-11-13 Nichias Corp 制振材
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