JP3008073B2 - 有機被膜鋼板及びその製造方法 - Google Patents

有機被膜鋼板及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有機被膜鋼板及びその
製造方法に係り、より詳しくは、冷蔵庫の扉やエレベー
タの扉のように高度な意匠性が要求される箇所に使用さ
れる有機被膜鋼板及びその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の有機被膜鋼板(ラミネート
鋼板)の製造ラインの一例を示す工程図である。図に示
すように、まず、鋼板をアンコイラー工程、アキューム
工程をへて、前処理工程で洗浄する。ついで、ロールコ
ーター工程で鋼板に溶剤で希釈した一液性の接着剤を塗
布し、プライマーオーブン工程、ロールコーター工程を
へて、焼付乾燥炉を通して鋼板を予備加熱する。そし
て、ラミネータロール工程でラミネータロールによって
フィルムを圧着させ、オーブン工程でポストヒートを行
い接着する。その後、鏡面ロール工程、冷却工程、ドラ
イヤー工程をへて、アキューム工程、リコイラー工程に
至る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような有機被膜
鋼板の製造方法によれば、製造中に危険物である溶剤型
の接着剤を用いるため、設備に防爆処理等を施さなけれ
ばならず、設備規模、費用がともに増大する。また、鋼
板への接着剤の塗布工程があるため、接着剤塗布時に異
物が混入した場合、接着剤中に異物が入り込み、フィル
ムを接着した鋼板に異物痕ができることがある。このた
め、製造工程中の歩留まりが悪く、コストが高くなる。
【0004】さらに、フィルムの接着面が鋼板に接着し
たとき、フィルムの歪みから製品にゆず状肌が生じ、高
意匠性の有機被膜鋼板の製造が困難になる場合がある。
また、接着の前処理工程として鋼板を洗浄しているが、
この洗浄設備は一般に大型になることが避けられず、設
備規模、スペース、費用がともに増大する。
【0005】本発明は上記のような課題を解決するため
になされたもので、有機被膜鋼板の製造時に危険な溶剤
型の接着剤を用いずに接着を行うため設備に防爆処理等
を施す必要がなく、設備規模、費用を低減できること。
また、鋼板への接着剤の塗布工程を省いてフィルムを接
着するようにしたので接着剤塗布時に接着剤中に異物が
入り込むことがなく、フィルムを接着した鋼板に異物痕
が発生せず、このため、製造工程中の歩留まりが向上し
コストを低減できること。
【0006】さらに、接着層が鋼板に接着したときに、
接着時のフィルムの歪みを軽減して製品にゆず状肌が生
じることのない、意匠性が高く鮮映度が向上したこと。
また、接着工程の前処理工程としての鋼板の洗浄を廃止
して、設備規模、スペース、費用の増大を避け、かつ、
フィルムと鋼板の接着強度を確保することができる有機
被膜鋼板の製造方法を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる有機被膜
鋼板及びその製造方法は、次のように構成したものであ
る。ホットメルト型接着剤からなる接着層を2層以上に
形成し、これら各接着層に5℃〜30℃の溶融温度差を
持たせたフィルムと、前記フィルムを接着して被覆鋼板
を構成する鋼板とを備え、前記フィルム及び前記鋼板の
各接着面はコロナ放電処理により改質したものであるも
のである。また、ホットメルト型接着剤の成分としてE
EAからなる熱可塑性樹脂を用いたものである。 また、
ホットメルト型接着剤の成分としてEVAからなる熱可
塑性樹脂を用いたものである。
【0008】鋼板とホットメルト型接着剤からなる接着
層を2層以上に形成し、これら各接着層に5℃〜30℃
の溶融温度差を持たせたフィルムの各接着面にコロナ
放電処理を行う前処理工程、前記鋼板を乾燥させる予備
加熱工程、前記フィルムと鋼板を接着するラミネート工
程、前記ホットメルト型接着剤を鋼板になじませるため
の後加熱工程、表面を鏡面仕上げをする鏡面仕上工程、
ストッカーによって冷却する冷却工程により有機被膜鋼
板を製造するようにしたものである。また、ホットメル
ト型接着剤の成分としてEEAからなる熱可塑性樹脂を
用いたものである。 また、ホットメルト型接着剤の成分
としてEVAからなる熱可塑性樹脂を用いたものであ
る。
【0009】
【作用】ホットメルト型接着剤からなる接着層を2層以
上に形成したフィルムは、これら各接着層に5℃〜30
℃の溶融温度差を持たせたので、ホットメルト型接着剤
の溶融時間に効果的なタイムラグができ、ホットメルト
型接着剤が急激に溶融するときにできる歪みが効果的に
抑えられる。前記フィルム、及び前記フィルムを接着し
て被覆鋼板を構成する鋼板の各接着面は、コロナ放電処
理により改質したものであるから接着性に優れる。
た、ホットメルト型接着剤の成分としてEEAまたはE
VAからなる熱可塑性樹脂を用いても、接着剤の溶融時
間に効果的なタイムラグができ、ホットメルト型接着剤
が急激に溶融するときにできる歪みが効果的に抑えられ
る。
【0010】鋼板とホットメルト型接着剤を2層以上に
形成した各接着層に5℃〜30℃の溶融温度差を持たせ
フィルムの各接着面の前処理としてコロナ放電処理
を行うことによって接着工程の前処理工程としての鋼板
の洗浄を廃止できる。鋼板は乾燥のための予備加熱を行
い、フィルムと鋼板を接着し、ホットメルト型接着剤を
鋼板になじませるために加熱し、最終ロールを鏡面仕上
げし、ストッカーによって冷却し、後加工ラインに搬送
して、有機被膜鋼板を形成するものであるから接着性に
優れるまた、ホットメルト型接着剤の成分としてEE
AまたはEVAからなる熱可塑性樹脂を用いても、接着
剤の溶融時間に効果的なタイムラグができ、ホットメル
ト型接着剤が急激に溶融するときにできる歪みが効果的
に抑えられる。
【0011】
【実施例】実施例1 図1は本発明の第1の実施例の説明図である。1は意匠
性のある印刷を施し、かつ、あらかじめホットメルト型
接着剤が塗布してある接着剤一体型の多層フィルム、2
は鋼板で、図は、多層フィルム1を鋼板2に接着した場
合の高意匠性の有機被膜鋼板を示している。3は多層フ
ィルム1の第1層をなす例えば厚さ25μmで表面UV
ハードコートのPET層、4はその下部に位置して第2
層をなす例えば厚さ2μm〜3μmの印刷層である。5
はその下部に位置して第3層をなす例えば厚さ50μm
で白PET又はPVCの隠蔽層である。
【0012】6はその下部に位置して第4層をなす第1
のホットメルト接着層で、この層は、例えばEEA(エ
チレンーアクリル酸エチル共重合体)、エチレン成分リ
ッチの熱可塑性樹脂からなるホットメルト型接着剤の成
分から構成されている。7はその下部に位置して第5層
をなす第2のホットメルト接着層で、この層は、例えば
EEA(エチレンーアクリル酸エチル共重合体)、エス
テル成分リッチの熱可塑性樹脂からなるホットメルト型
接着剤の成分から構成されている。
【0013】そして、第4層をなす第1のホットメルト
接着層6と、第5層をなす第2のホットメルト接着層7
とは、溶融温度差を異にし、5℃〜30℃、好ましくは
10℃の温度差によって構成され、第2のホットメルト
接着層7の溶融温度が第1のホットメルト接着層6の溶
融温度よりも高くなるようにしてある。また、第1のホ
ットメルト接着層6の厚さは例えば25μm、第2のホ
ットメルト接着層7の厚さは例えば25μmであるが、
各層の厚みを1μm〜50μm、好ましくは5μm〜2
5μmとするのがよく、この場合は、2層の厚みは全体
として2μm〜100μm、好ましくは10μm〜50
μmとなる。
【0014】こうして、上記の5層3,4,5,6,7
によって多層フィルム1が形成される。一方、8は亜鉛
メッキ層、9は例えば厚さ450μmのSPCCからな
る基材で、これら2層8,9によって鋼板2が形成され
ている。
【0015】こうして、多層フィルム1を加熱した鋼板
2に接着するときに、第1、第2のホットメルト接着層
6,7の溶融時間にタイムラグができ、ホットメルト型
接着剤が徐々に溶融するために、ホットメルト型接着剤
が急激に溶融するときにできるフィルムの歪みが抑えら
れ、製造時のゆず肌を防ぎ、意匠の高度化、鮮映度の向
上、品質の向上が可能となり、更に原価を低減させるこ
とができる。
【0016】実施例2 第1の実施例では、第4層をなす第1のホットメルト接
着層6としてEEA、エチレン成分リッチを用い、第5
をなす第2のホットメルト接着層7としてEEA、エ
ステル成分リッチを用いてこれらに溶融温度差を設けた
が、本実施例では、第4層をなす第1のホットメルト接
着層6はその接着剤の成分としてEVA(エチレンー酢
酸ビニル共重合体)の熱可塑性樹脂を用い、第5をな
す第2のホットメルト接着層7の接着剤の成分としてE
VA(エチレンー酢酸ビニル共重合体)の熱可塑性樹脂
を用いて、これらの各層6,7に溶融温度差を設けたも
のである。
【0017】こうして、多層フィルム1を加熱した鋼板
2に接着するときに、第1、第2のホットメルト接着層
6,7の溶融時間にタイムラグができ、ホットメルト型
接着剤が徐々に溶融するために、ホットメルト型接着剤
が急激に溶融するときにできるフィルムの歪みが抑えら
れ、製造時のゆず肌を防ぎ、意匠の高度化、鮮映度の向
上、品質の向上が可能となる。
【0018】実施例3 第1の実施例では、高意匠性の有機被膜鋼板は、多層フ
ィルム1の接着面に溶融温度が異なる2層のホットメル
ト型接着剤を使用しているが、本実施例では、この接着
剤を溶融温度が異なる3層又はそれ以上の層によって構
成する。このように構成したことにより、接着時のフィ
ルムの歪みがさらに軽減され、意匠性の高度化、鮮映度
の向上、品質の向上が更に可能となる。
【0019】実施例4 図2は本発明の第4の実施例の製造工程を示す工程図で
ある。図に示すように、有機被膜鋼板を構成する鋼板2
の基材は、例えば亜鉛メッキ鋼板の切板からなり、この
鋼板2の前処理工程では、主として鋼板2の表面の油脂
分、異物等の除去を行う。次の乾燥工程では、乾燥温度
を100℃〜200℃にして、鋼板2の乾燥及び接着の
ための予備加熱を行う。次の接着工程では、多層フィル
ム1を前処理してから、ロール温度、スピード、圧力を
制御して、多層フィルム1と鋼板2とを接着する。この
ときのロール材質としては、SUS材またはその上にシ
リコンゴム材をロールしたものを使用する。
【0020】次の後加熱工程では、ホットメルト型接着
剤を鋼板2になじませるために、100℃〜200℃で
後加熱を行い、次の鏡面仕上げ工程において、表面を鏡
面仕上げする。次に、ストッカーによって冷却し、後加
工ラインに搬送する。こうして、危険物である溶剤型接
着剤を使用せずに接着するので、防爆設備の廃止、設備
スペースの縮小、設備の簡略化等が可能となり、コスト
の低減が達成され、そのうえ接着剤の塗布工程において
異物が混入する等の不具合がなくなり、歩留まりがよく
なる。
【0021】実施例5 図3は本発明の第5の実施例のコロナ放電処理装置の模
式図である。鋼板2へのコロナ放電処理は第4の実施例
(図2)の前処理工程で行うもので、多層フィルム1へ
のコロナ放電処理は接着工程直前に行う。図において、
10は例えばAC100Vのコロナ放電用の電源、11
はジェネレーター、12はトランス、13は電極、14
は絶縁体、15は金属(アース)である。そして、上記
のコロナ放電処理装置によって、多層フィルム1と鋼板
2のコロナ放電を行う。
【0022】図4は、前処理工程の条件によって異なる
接着強度の比較を示す説明図である。図に示すように、
ISO式剥離接着強度は、鋼板脱脂処理の場合(Aタイ
プ)、鋼板無処理、鋼板コロナ処理の場合(Bタイ
プ)、鋼板無処理、鋼板コロナ処理、フィルムコロナ処
理の場合(Cタイプ)、鋼板無処理、フィルムコロナ処
理の場合(Dタイプ)、鋼板脱脂処理、鋼板コロナ処
理、フィルムコロナ処理の場合(Eタイプ)の5タイプ
に分けると、Eタイプの鋼板脱脂処理、鋼板コロナ処
理、フィルムコロナ処理が最も接着強度が強く、以下に
ほぼ、Cタイプ、Aタイプ、Dタイプ、Bタイプの順に
接着強度が弱くなっている。
【0023】従って、多層フィルム1及び鋼板2の両方
にコロナ放電処理を行なった場合は、鋼板2に脱脂処理
を行わなくても(Cタイプ)、その接着強度は、コロナ
放電処理を行なわない脱脂処理品(Aタイプ)以上であ
ることが確認できた。このように、前処理工程として、
鋼板2と多層フィルム1の接着面の表面にコロナ放電処
理を行って改質することによって、鋼板2と多層フィル
ム1の接着強度を上げることができ、また、この工程に
よれば鋼板洗浄工程を廃止できるので、設備の簡略化、
省スペース化、コストの低減等が可能となる。
【0024】実施例6 図5は本発明の第6の実施例の斜視図である。図は、高
意匠性の有機被膜鋼板を、例えば冷蔵庫16の扉17と
して使用した場合を示す。この有機被膜鋼板は、冷蔵庫
の扉17にとどまらず、エレベータの扉など高意匠性が
要求される多くの製品に使用することができる。こうし
て、品質の向上、意匠の高度化によって多くの製品に高
級感をもたせることができ、更に原価そのものも低減す
ることができる。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にかかる有機被膜鋼板は、ホットメルト型接着剤からな
る接着層を2層以上に形成したフィルムの各接着層の溶
融温度差が5℃〜30℃と成るように構成したので、鋼
板接着時においてホットメルト接着層の溶融時間に効果
的なタイムラグができ、ホットメルト型接着剤が急激に
溶融するときにできるフィルムの歪みが効果的に抑えら
れ、また、鋼板及びフィルムの各接着面がコロナ放電処
理により表面改質したものであるから、製造時のゆず肌
を防ぎ、意匠の高度化、鮮映度の向上、品質の向上が達
成でき、接着性が優れ接着強度の強い有機被膜鋼板とな
る。また、ホットメルト型接着剤の成分としてEEAま
たはEVAからなる熱可塑性樹脂を用いても、製造時の
ゆず肌を防ぎ、意匠の高度化、鮮映度の向上、品質の向
上が達成できる。
【0026】本発明にかかる有機被膜鋼板の製造方法
は、ホットメルト型接着剤を2層以上に形成した各接着
層に5℃〜30℃の溶融温度差を持たせたので、鋼板接
着時においてホットメルト接着層の溶融時間に効果的な
タイムラグができ、ホットメルト型接着剤が急激に溶融
するときにできるフィルムの歪みが効果的に抑えられ、
また、鋼板とフィルムの各接着面にコロナ放電処理に
よる表面改質を行う前処理工程、鋼板の乾燥のための予
備加熱工程、フィルムと鋼板を接着するラミネート工
程、ホットメルト型接着剤を鋼板になじませるための後
加熱工程、鏡面仕上げをする鏡面仕上工程、ストッカー
によって冷却する冷却工程、及び後加工ラインに搬送す
る後加工工程とから構成したので、製造時のゆず肌を防
ぎ、意匠の高度化、鮮映度の向上、品質の向上が達成で
き、接着工程の前処理工程としての鋼板の洗浄を廃止で
き、廃水処理の負荷を軽減できる。ホットメルトによる
フィルムと鋼板の接着を従来と異なり無溶剤で行うこと
ができるので、防爆設備の廃止、設備スペースの縮小等
を行うことができ、設備の簡略化、原価の低減が達成で
きる。また、フィルムにあらかじめホットメルト型接着
剤を塗布した状態で接着するため、従来のように接着剤
の塗布工程で異物が混入するという不具合もなくなり、
歩留まりがよくなる。また、ホットメルト型接着剤の成
分としてEEAまたはEVAからなる熱可塑性樹脂を用
いても、製造時のゆず肌を防ぎ、意匠の高度化、鮮映度
の向上、品質の向上が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例の説明図である。
【図2】 本発明の第4の実施例の製造工程図である。
【図3】 本発明の第5の実施例の模式図である。
【図4】 本発明の接着強度の関係を示す説明図であ
る。
【図5】 本発明の第6の実施例の斜視図である。
【図6】 従来の有機被膜鋼板の製造の一例を示す工程
図である。
【符号の説明】
1 多層フィルム、2 鋼板、6 第1のホットメルト
接着層、7 第2のホットメルト接着層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B32B 31/12 B32B 31/12 C23C 26/00 C23C 26/00 Z (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 15/08 B29C 65/40

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホットメルト型接着剤からなる接着層を
    2層以上に形成し、これら各接着層に5℃〜30℃の
    融温度差を持たせたフィルムと、前記フィルムを接着し
    て被覆鋼板を構成する鋼板とを備え、前記フィルム及び
    前記鋼板の各接着面はコロナ放電処理により改質したも
    のであることを特徴とする有機被膜鋼板。
  2. 【請求項2】 ホットメルト型接着剤の成分としてEE
    Aからなる熱可塑性樹脂を用いたことを特徴とする請求
    項1記載の有機被膜鋼板。
  3. 【請求項3】 ホットメルト型接着剤の成分としてEV
    Aからなる熱可塑性樹脂を用いたことを特徴とする請求
    項1記載の有機被膜鋼板。
  4. 【請求項4】 鋼板とホットメルト型接着剤からなる接
    着層を2層以上に形成し、これら各接着層に5℃〜30
    ℃の溶融温度差を持たせたフィルムの各接着面にコロ
    ナ放電処理を行う前処理工程、前記鋼板を乾燥させる予
    備加熱工程、前記フィルムと鋼板を接着するラミネート
    工程、前記ホットメルト型接着剤を鋼板になじませるた
    めの後加熱工程、表面を鏡面仕上げをする鏡面仕上工
    程、ストッカーによって冷却する冷却工程からなること
    を特徴とする有機被膜鋼板の製造方法。
  5. 【請求項5】 ホットメルト型接着剤の成分としてEE
    Aからなる熱可塑性樹脂を用いたことを特徴とする請求
    項4記載の有機被膜鋼板。
  6. 【請求項6】 ホットメルト型接着剤の成分としてEV
    Aからなる熱可塑性樹脂を用いたことを特徴とする請求
    項4記載の有機被膜鋼板の製造方法。
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