JPH047140A - 複合型制振積層体の製造方法 - Google Patents

複合型制振積層体の製造方法

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JPH047140A
JPH047140A JP11075590A JP11075590A JPH047140A JP H047140 A JPH047140 A JP H047140A JP 11075590 A JP11075590 A JP 11075590A JP 11075590 A JP11075590 A JP 11075590A JP H047140 A JPH047140 A JP H047140A
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JP
Japan
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resin
conductive filler
vibration damping
metallic
damping laminate
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Application number
JP11075590A
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English (en)
Inventor
Katsuji Kawanishi
勝次 川西
Toshiaki Shioda
俊明 塩田
Hiroyuki Nagai
弘行 長井
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は導電性フィラーの入った樹脂層とそれを両側か
ら挾む金属板とからなる三層構造の溶接性に優れた複合
型制振積層体の製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、複合型制振積層体の中間層樹脂とじてはその製造
工程の容易さからフィルムタイプのm指が主流であった
が、複合型制振積層体の常温における制振性の向上や、
高温における接着強度確保等の、より高性能な製品に対
する需要者からの要望によって、フィルムタイプの樹脂
に代って、塗布タイプのahが汎用されるに至った。ま
た被合型制振積層体は絶縁体である樹脂を2枚の金属板
間に挾んだ3層構造をしているため、そのままでは溶接
ができず、溶接をするためには短絡回路を投ける必要が
あった。
そこで上記のような短絡回路を設けることなく溶接が可
能なように、近年中間!m81詣中に導電性フィラーを
混入して2枚の金属板間に通電経路を確保した複合型制
振積層体が溶接可能型として開発されている。例えば表
裏鋼板間に樹脂を介在せしめてなる制振鋼板にニッケル
粉又社ニッケル粉とステンレス粉との混合粉をm脂肉に
5〜5O96(固形!It脂として)混入せしめた可溶
接制振鋼板がある(例えば時開4sa −188040
号)。
また両側の金属板のそれぞれに導電性フイラーを含有し
たエポキシ樹脂が塗布されて形成され九複合型制振鋼板
の製造方法が本出願人の出願になる特開昭61−401
50号に開示されている。
〔発明が解決しようとする課題) 前記時開11114sa −188040号発明に開示
されている可溶接制振鋼板は、片方の金属板のみに導電
性フィラーの入った樹脂を塗布し、それにW脂塗布のさ
れていない金属板をはり合せているが、この場合通常ロ
ール間で短時間に圧着がなされるが故に、予め81指を
供給していない方の金属板の板面で界面剥離する傾向が
あり、連続製造法による短時間の接着性の点で問題があ
る。
更に前記特開昭61−40150号発明に開示されてい
るような両側の金属板の両方に導電性フィラーの入った
樹脂を供給する方法は上記のような金属板同士の界面剥
離する傾向は防止されるものの、導電性フィラーの入っ
た樹脂の塗装には、例えば導電性フィラーとして通常ニ
ッケルや亜鉛粉末等の金属を使用するために、該金属の
比重の大きい塗料の入った槽中で金属板が沈降するとい
う問題点があり、その作業性は必ずしも良いものではな
く、更に導電性フィラーの入った樹脂面同士を貼合わせ
るので、連続製造法による短時間接着性にも問題があっ
た。
本発明の目的とするところは、導電性フィラーを含有す
る樹脂を使用する溶接性に優れた複合型制振積層体の製
造方法において、上記本願出願人の発明になる時開+1
iBst−40150号を更に改良するために2枚の金
属板両方ともに導電性フィラーを含有した樹脂を供給せ
ずして、片方の金属板には上記先願の通りに導電性フィ
ラー入りの樹脂を供給し、他方の金属板には導電性フィ
ラーの入っていない樹脂を供給する。しかる後にこの2
枚の金属板を貼合せて複合型制振積層体を製造すること
により、その作業性に難のあった導電性フィラー入り樹
脂の塗装作業工程を一に低減して製造工程の簡略化を図
ると共に、複合型制振積層体の生産コストを低減し、そ
の性能面においても、連続製造方法でコイル生産する場
合にロールによる短時間圧着によってでも充分な剪断接
着強度が得られるようならしめたものである。ここに導
電性フィラーとは導電性粉状体、又は粒状体等で特に形
状には限定はない。
[[@を解決するための手段〕 本発明は前記の目的を達成するために金属板と金属板と
の間に導電性フィラーが分散した樹脂層を有する制振積
層体の製造方法において、一方の金属板の一表面に導電
性フィラーが混入された樹脂を連続的に供給し、他方の
金属板の一表面には樹脂のみを連続的に供給し、しかる
後に該2枚の金属板の樹脂面を合せて加熱圧着した複合
型制振積層体の製造方法に関するものである。
本発明において、金属板の一表面に樹脂を連続的に供給
するというのは金属板の一表面に溶剤に溶解した樹脂を
連続的に供給する方法と予め樹脂をフィルム状の固体状
態にしてそれを連続的に供給する方法との両方法を含む
ものである。
溶剤に溶解した樹脂を供給する方法はロールコータによ
るロールコート方式が好適である。
例えば、その一実施例としては第1図の模式図に示すよ
うに、樹脂槽(1)中に樹脂と導電性フィラー霞とを入
れ、導電性フィラー崗が沈澱しないように攪拌II! 
+2+で攪拌しながら該導電性フィラーθ四を混合した
樹脂をポンプ(3)でくみ上げてロールコータt41.
+5+上にカーテン状に上部より供給して、コーティン
グロール(6)によって金属板(7)の表面に塗装した
後加熱して、金属板(7)の−表面に導電性フィラー人
9!11脂層を有する塗装金属板を作製する。同様の方
法によって導電性フィラーの入らない!!1脂層を有す
る塗装金属板を作成して両金属板の!!1指層側の面を
合わせ、更に加熱してロール間で圧着して、一体化する
ことによって溶接性に優れた複合型制振積層体を製造す
ることができる。この方法によって製造された複合型制
振積層体は第2図(8)、@のようになる。第2図(8
)は本発明による複合型制振積層体の加熱圧着前の樹脂
層面を合わせた状態を示す断面図で、(7)は金属板、
(9)は導電性フイラ−入りm脂層、叫は樹脂のみの層
である。
第2図CB)は本発明の第2図囚の状態を加熱圧着後の
本発明の複合型制振積層体の断面図を示す。
第2図(8)の状態で樹脂は例えばポリニス系樹脂を使
用した場合、170〜200°C程度に加熱されており
、加熱圧着することによって、耐Qi層界面が溶融状態
となり、かつ樹脂層が変形を受けて第2図CB)の状態
となり、導電性フィラーHが両金属板同士に接触する状
態となり、本発明の複合型制振積層体の溶接性が良好と
なる結果をもたらすのである。また上記のようにして製
造された本発明はV1j脂と金属板とが著しく強固に接
着しているため、金属板が界面剥離することが全くない
。従って本発明は溶接性を確保しながら連続コイル製造
によって短時間の接着を容易ならしめ、製造工程を簡略
化して、複合型制振積層体の生産コストを低減すること
ができる。
〔実施例〕
以下に実施例、比較例によって、本発明を説明する。
実施例1 クロメート処理した0、4鱈厚の冷延鋼板に3.0容量
%のニッケル粉を含んだポリエステル系樹脂をロールコ
ータ上に取りつけたノズルよりカーテン状に供給し、こ
れをロールエータ(第1図)により塗布し、180℃、
2分間加熱乾燥した。この時の乾燥塗膜の膜厚はzop
mであった。
次にニッケル粉を含まない上記と同じポリエステル糸樹
脂を別の0.4fl厚の冷延鋼板に乾燥塗膜が20声m
になるように上記と同様の方法(第1図)で塗布し、1
80℃で2分間加熱、乾燥した。上記2枚の鋼板の塗装
面同士を向い合わせて加圧力90Kgf/c!n、温度
200℃でロール圧着して制振鋼板を製造した。得られ
た制振鋼板を30alX30flのサイズに細分化し、
100個の試験片を作り、スポット溶接性を調べたが、
全て溶接性は良好であり上下鋼板両方ともにニッケル粉
入り樹脂を供給した比較例(後出)の場合と比較してス
ポット溶接性が同等であることが確認された。
また上記制振鋼板を25ffX80mのサイズに切断し
て第4図に示すように12.5mの継手長さになるよう
にノツチ加工を施し、試験温度23℃、引張速度51m
1nの条件でインストロン型万能引張試験機により試験
片両端を引張り、接着破壊荷重を求めることにより、剪
断接着強度を測定すると1 o o Kgf/>”であ
った。
更に損失係数の測定を行ったが23℃、1oooH2で
040であった。
損失係数の測定は機械インピーダンス法により、インピ
ーダンスヘッドにはBAK社製のす8001を、また解
析装置には明石製作所■製のAVA−ff型を使用した
比較例1 2枚のクロメート処理し九〇、4*a+厚の冷延鋼板に
3.0容量%のニッケル粉を含んだポリエステル系樹脂
を供給し、180℃で2分間加熱乾燥した。なお乾燥塗
膜の膜厚は20声mであった。
この同一処理をした2枚の塗装鋼板の樹脂塗装面同士を
向い合わせて、加圧力90 Kf f/am、温度20
0℃でロール圧着して制振鋼板を製造した。
スポット溶接性は実施例1に記したように良好であるが
、剪断接着強度は89 Kg f/cs2であシ、損失
係数は23℃、1oooH2で0.35であり、本発明
の実施例1より共に劣っていた。
〔発明の効果〕
本発明の効果を纏めると下記の通りである。
本発明は貼合わせる2枚の金属板のうちの一方の金属板
には導電性フィラーの入った樹脂を供給し、他方の金属
板には導電性フィラーの入っていない!!1指を供給す
ることによって、その作業性に難のあった導電性フィラ
ーの入った樹脂の塗装回数を前記本出願人の先願発明の
1に低減せしめ、製造工程が簡略化され、複合型制振積
層体の生産コストが低減可能となると共に、連続コイル
生産の場合のロールによる短時間接着を可能ならしめ、
溶接性を確保しながら、制振性、剪断接着強度を共に向
上せしめる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はロール上に取り付けたノズルからカーテン状に
w指を供給し、ロールコータで塗装する装置の模式図、
第2図(8)は第1図において製造された本発明による
複合型制振積層体の圧着前の!1IIJ!面を合わせた
状態を示す断面図、第2図(6)は第2図(2)の状態
を圧着後の本発明の複合型制振積層体の断面図、第3図
は実施例1で行った剪断接着強度の測定試験において試
験片に施したノツチ加工を示す説明図である。 m指槽     2.攪拌機 ポンプ    4,5+ ロールコータコーティングロ
ール  7.金属板 パツキングロール   9.導電性フィラーの入った樹
脂層樹脂のみの層   U、@脂中の導電性フィラー樹
脂パン 本発明による複合型制振積層体の樹脂層ノツチ部分 曹 図/A) 図(B’1 手続補正書(自発) 平成z#f−s月7日 1、事件の表示 平成2年 特許願 第110755号 2、発明の名称 複合型制振積層体の製造方法 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 4、代理人 〒550 5、補正の対象 明細書の特許請求の範囲の欄 発明の詳細な説明の欄 7、補正の内容 明細書中 1頁4行目〜セ行目 特許請求の範囲 別紙の通り (2)6頁U行目 「作成」を「作製」に訂正 (3)7頁4行目 「ポリニス系樹脂」を「ポリエステル系樹脂」に訂正 8頁5行目 「ロールエータ」ヲ[ロールコータJIICU正B頁1
0行目 「別の」の次に「クロメート処理した」を挿入 (6)9頁3行目 「第4図」を「第3図」に訂正 (7)u頁7行目 「圧着後」を「加熱圧着後」に訂正 (al  u真下から9行目 「4. S Jを「4」に訂正 +!11  &付図面 特許請求の範囲 8゜ 第1図、第3図を削除して新九K +41. (13)
、 Iηの符号を付した第1図、第3図を添付 添付書類の目録 図   面       1通 1、金属板と金属板との間に導電性フィラーが分散した
樹脂層を有する制振積層体の製造方法において、一方の
金属板の一表面に導電性フイ2−が混入された樹脂を連
続的に供給し、他方の金属板の一表面には11指のみを
連続的に供給し、しかる後に該2枚の金属板の樹脂面を
合せて加熱圧着することを特徴とする複合型制振積層体
の製造方法。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、金属板と金属板との間に導電性フィラーが分散した
    樹脂層を有する制振積層体の製造方法において、一方の
    金属板の一表面に導電性フィラーが混入された樹脂を連
    続的に供給し、他方の金属板の一表面には樹脂のみを連
    続的に供給し、しかる後に該2枚の金属板の樹脂面を合
    せて加圧着することを特徴とする複合型制振積層体の製
    造方法。
JP11075590A 1990-04-25 1990-04-25 複合型制振積層体の製造方法 Pending JPH047140A (ja)

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