JPS5938890B2 - 金属ラミネ−ト鋼板 - Google Patents

金属ラミネ−ト鋼板

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JPS5938890B2
JPS5938890B2 JP1318078A JP1318078A JPS5938890B2 JP S5938890 B2 JPS5938890 B2 JP S5938890B2 JP 1318078 A JP1318078 A JP 1318078A JP 1318078 A JP1318078 A JP 1318078A JP S5938890 B2 JPS5938890 B2 JP S5938890B2
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synthetic resin
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透 亀谷
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【発明の詳細な説明】 本発明は鋼板表面に防錆顔料を含有する防錆合成樹脂層
を設け、さらに反応型ホットメルト系のナイロン樹脂接
着剤層を介して金属箔を鋼板に強固に積層してなる加工
性と耐食を!1、に優れ、しかも価格の安い金属ラミネ
ート鋼板に関するものである。
本発明の目的は加工性強度などに優れ、価格の安い鋼板
にステンレス鋼や銅合金などの金属の薄い箔を複合させ
ることによつて表面の外観と特性は金属それ自体であり
、強度と価格は鋼板並みであるという両金属の特徴を活
かした例えば建材、家電機器等に用いる金属ラミネート
鋼板を提供することである。
従来より金属ラミネート鋼板を得る方法としては、熱圧
着や爆発圧着などの冶金的方法により異種金属を積層す
るいわゆるクラッドによる方法と、種々の金属用接着剤
を介して異種金属を貼り合わせるいわゆるラミネートに
よる方法の2通りの方法が考えられている。
クラッド法による金属ラミネート鋼板は一般に加工性、
耐熱性に優れているが、反面、積層された金属同士の電
位が異なる場合には、両者が冶金的に密着しているので
水分の存在によつて局部電池作用が生じ易く、端部や表
面の傷のついた部分で、電位的に卑なる金属の腐食が進
行してしまい、耐食性を必要とする用途には使用できな
い。例えば、銅合金と鋼板のクラッド鋼板では鋼板が犠
牲陽極となつて腐食してしまうのである。又、クラッド
による方法に於いては、熱処理、圧着などの為に大規模
な設備投資が必要となり、製造コストも高くなる為一般
用途に使用されていない。ラミネート法による金属ラミ
ネート鋼板は種々の金属間接着剤の開発に伴い、これら
を用いた金属ラミネート鋼板が公知であるが、接着剤自
体の特性として強度が大きいものは可撓性が乏しく町撓
住のあるものは接着強度がないなどの問題がある。また
これらの接着剤は合成樹脂を主成分としているので前記
の局部電池に対する絶縁性を有しているが金属自体を腐
食から保護する性能はない為、接着剤層と金属面との間
から腐食が発生して剥離してしまう。従つて加工性と耐
食性を同時に満足できる性能を有する金属積層板はいま
だ発明されていないのである。本発明はこれらの難点を
解消し、特性の優れた金属ラミネート鋼板を開発したも
のであり、その要旨とするところは板厚0.2〜2.0
11の鋼板の片面もしくは両面に、乾燥膜厚で2〜20
μの防錆顔料を含有する防錆合成樹脂層を有し、その土
に乾燥膜厚で5〜100μの反応型ホットメルト系のナ
イロン樹脂接着剤層を有しその上に板厚0.03〜0.
5uの金属箔層を有する金属ラミネート鋼板である。
即ち本発明はラミネート法による金属ラミネート鋼板で
しかも従来得られなかつた加工性と耐食性を同時Iこ有
するものであり、以下本発明を実施例に基づいて詳述す
る。
本発明の金属ラミネート鋼板の一例の断面構造を第1図
1ζ示す。
図中1は冷延鋼板、2は防錆合成樹脂層、3は反応型ホ
ツトメルト系のナイロン樹脂層、4はステンレス箔であ
る。本発明に於いて用いる鋼板とは主に支持補強体とし
ての役目をはたすものであり、板厚0.2〜2,01t
1tの冷延鋼板、亜鉛鉄板、アルミメツキ鋼板など軟鋼
を主体としたものをいう。
この鋼板は接着強度を得るために表面は脱脂されている
ことが望ましく、さらに合成樹脂との密着件を良くする
為1こ表面にクロム酸又は燐酸系等の化成処理等の前処
理を施すことが推奨される。本発明において金属箔とは
厚み0.03〜0.511のステンレス鋼、アルミ合金
、銅合金、その他所謂金属の箔をいう。
鋼板上に塗装する柔軟性と耐食性を有する防錆合成樹脂
層とは、加工性を有し、しかも金属ラミネート鋼板端部
よりの腐食を防止する効果を有するものであり、本発明
において、防錆合成樹脂層として用いる合成樹脂として
は例えばエボキシ樹脂、フエノール樹脂、ポリエステル
樹脂、ウレタン樹脂などlこジンククロメート、ストロ
ンチウムクロメートなどの防錆顔料を合成樹脂100部
に対して2〜30部程度添加した防錆プライマーが最適
でその乾燥膜厚範囲は2〜20μとする。防錆顔料の添
加量を樹脂100部Eこ対して2〜30部が好適な理由
は、2部未満では鋼板を不動態化したり合成樹脂層を不
透過性fζして水の透過を防ぐといつた防錆効果はほと
んど期待できないし、逆に30部を越しても防錆効果は
上がらずむしろ合成樹脂層の柔軟性を欠く傾向になるの
で加工曲能に悪影響を及ぼすことになる。防錆合成樹脂
層の乾燥膜厚範囲を2〜20μとしたのは2μ未満では
合成樹脂層による柔軟性と耐食性はほとんどその効果が
期待できないし、逆に20μを越しても耐食性の向上は
あまり期待できずむしろ加工性は劣る傾向がみられるの
で20μを越えて合成樹脂層を設けることは無意味であ
る。本発明において接着剤層を構成する接着剤の種類を
選定するにあたり本発明者等は種々の接着剤tこついて
検討した。例えば通常金属用の接着剤として考えられる
ゴム系あるいは粘着系の接着剤は80℃付近で軟化が始
まる為耐熱吐に劣り、さらに比較的剪断強度も低いので
簡単な曲げ加工Eこは耐えうるが絞り加工では鋼板と金
属箔の間にズレが生ずるので使用は好ましくない。エボ
キシ樹脂、ウレタン樹脂系等の硬化型接着剤に於いては
接着強度は高いが可撓性がないので衝撃加工や絞りカロ
工時には接着剤層が破壊して鋼板と金属箔とが剥れを生
ずるという欠点がある。又この種の硬化型接着剤は2液
反応型のためEこ取り扱いも難かしく可使時間も短かい
という欠点も有する為使用は好ましくない。エチレン一
酢酸ビニル系の接着剤は耐熱性が70℃以下と低く接着
強度も圧着条件のわずかな変化によつてバラツキが著し
く不安定な為使い難い点が問題である。これに反し本発
明者等はナイロン樹脂系の接着剤は接着強度、加工曲と
も比較的良好であることlこ着目しこの接着剤の中で最
も良い系のものを選択すべくさら}こ検討を進めた結果
、一般の熱可塑曲のナイロン樹脂接着剤は耐熱件に欠け
それ自体の耐候件は乏しいことが判明した。又共重合ナ
イロンとエボキシ樹脂硬化剤より成る複合型のナイロン
樹脂接着剤は接着強度は優れているが耐湿性が乏しいこ
とが判明した。発明者等はこのナイロン樹脂系接着剤に
於いてさらに改良せしめるべく実験を重ねた結果、反応
型ホツトメルト系のナイロン樹脂接着剤が最も適してい
るとの知見を得た。この反応型ホツトメルト系ナイロン
樹脂接着剤は6−66−12共亀合ナイロンなどよりな
り、加熱によつて溶融し時間と共に架橋反応が進行して
3次元網目構造をとり接着を完了するものなので耐久曲
lζ富んでいる。この反応型ホツトメルト系のナイロン
樹脂接着剤はエボキシ樹脂などを混合することlこより
行なわれている低分子量のオリゴマ一を架橋して接着す
るタイプとは異なり固体状高分子のポリマ一が熱溶融中
きわめて疎Eこ架橋するようlこ設計されたものなので
架橋反応に伴う収縮もほとんどなく、架橋后もゴム弾件
が保持されるので本発明における金属箔と防錆合成樹脂
層との強靭な接着層が得られるものである。又本発明者
らは、この反応型ホツトメルト系のナイロン樹脂lζ接
着効果を持たせると同時に防錆効果を持たせるべくジン
ククロメート、ストロンチウムクロメートなどの防錆顔
料を添加することを種々試み、防錆顔料を添〃口した反
応型ホツトメルト系のナイロン樹脂のみを用いて鋼板と
金属箔とを接着した金属ラミネート鋼板1こついてテス
トした結果、接着強度が不安定であり、又耐食性もほと
んど認められなかつた。よつて金属ラミネート鋼板に耐
食性を与える為に鋼板上に合成樹脂層に防錆顔料を添カ
ロした防錆合成樹脂層を設け、その上Eこ反応型ホツト
メルト系ナイロン樹脂接着剤層を介して金属箔を接着し
防錆能力並びに接着力共に優れ、かつ加工性、強度にも
優れた特性を付与したものである。この反応型ホツトメ
ルト系のナイロン樹脂接着剤層は乾燥膜厚で5〜100
μであるが、100μ以上となると曲げ加工を施こした
時に金属箔の表面1こシワが発生することがあるので、
特に大きレ功ロエ件を必要とする場合tこは膜厚は5〜
40μの範囲にあることが望ましい。又膜厚が5μ未満
では、接着強度にバラツキを生ずることがあるのでその
件能を期待できなくなる。接着の為のカロ熱・加圧条件
はこの接着剤に合わせて適正温度範囲は140〜280
℃であり加熱時間は0.5〜5.0分、圧力は1.O〜
5.0kg/Clitの範囲が推奨される。以下本発明
の具体的実施例を比較例とともに説明する。実施例 1 板厚0.511の亜鉛鉄板の表面を脱脂後、クロム酸処
理を施こし、さらtζ樹脂100部に対して5部のジン
ククロメートを添加した防錆顔料入りエボ牛シ樹脂液を
、乾燥膜厚で3μになるようlこ塗布し、加熱硬化させ
て防錆合成樹脂層を設けた。
この防錆合成樹脂層の上に反応型ホツトメルト系のナイ
ロン樹脂接着剤を乾燥膜厚で10μの厚さになるように
塗布し判乾燥させてナイロン樹脂接着剤層を形成せしめ
た。このナイロン樹脂接着剤層の土に厚さ0.211の
SUS3O4ステンレス箔を重ねた後180℃で1.O
分間予熱し、ラミネーターロールにより、230℃、3
.0kg/Cdの条件で加熱・加圧しながらこれらをl
体に貼り合わせを行ない、次いでこの金属ラミネート鋼
板を冷却口ールlごより冷却し製品を得た。その構造、
製造条件、特件等をまとめて第1表、第3表、第5表f
ζ示した。実施例 2 板厚1.011の冷延鋼板の表面を脱脂後、クロム酸処
理を施こし、さらに樹脂100部に対して20部のジン
ククロメートを添加した防錆顔料入りウレタン樹脂液を
乾燥膜厚で20μになるようfこ塗布し、加熱硬化させ
て防錆合成樹脂層を設けた。
この防錆合成樹脂層の上に、反応型ホツトメルト系のナ
イロン樹脂接着剤を乾燥膜厚で20μの厚さになるよう
に塗布し、半乾燥させてナイロン樹脂接着剤層を形成せ
しめた。このナイロン樹脂接着剤層の上1こ厚さ0.3
11のアルミニウム箔を重ねた後、200℃で0.5分
間予熱しラミネーターロールEこより2−30℃、1.
0kg/dの条件で〃口熱・カロ圧しながら、これらを
1体に貼り合わせを行ない、次いでこの金属ラミネート
鋼板を冷却ロールにより冷却し製品を得た。その構造、
製造条件、特性等をまとめて第1表、第3表、第5表に
示した。実施例 3 板厚1.6m1の冷延鋼板を脱脂後、燐酸処理を施こし
さらに樹脂100部に対して5部のストロンチウムクロ
メートを添加した防錆顔料入りポリエステル樹脂液を乾
燥膜厚で10μになるように塗布し、加熱硬化させて防
錆合成樹脂層を設けたこの防錆合成樹脂層の上に反応型
ホツトメルト系のナイロン樹脂接着剤を乾燥膜厚で10
0μEζなるようlζ塗布し、半乾燥させてナイロン樹
脂接着剤層を形成せしめた。
このナイロン樹脂接着剤層の土fこ厚さ0.5mIのS
US43Oステンレス箔を重ねた後200℃で0.5分
間予熱しラミネーターロールにより250℃、3.0k
g/dの条件で加熱・加圧しながらこれらを1体に貼り
合わせを行ない、次いでこの金属ラミネート鋼板を冷却
ロールにより冷却し製品を得た。その構造、製造条件、
特性等をまとめて第1表、第2表、第3表1ご示した。
実施例 4板厚0.811のクロムメツキ鋼板の表面を
脱脂後燐酸処理を施こし、さらに樹脂100部に対して
30部のストロンチウムクロメートを添〃口した、防錆
顔料入りフエノール樹脂液を乾燥膜厚で5μになるよう
に塗布し、加熱硬化させて防錆合成樹脂層を設けた。
この防錆合成樹脂層の上lζ、反応型ホツトメルト系の
ナイロン樹脂接着剤を乾燥膜厚で5μの厚さになるよう
に塗布し、半乾燥させてナイロン樹脂接着剤層を形成せ
しめた。このナイロン樹脂接着剤層の上に、厚さ0.0
51!のアルミニウム箔を重ねた後、140℃で1.5
分間予熱し、ラミネーターロールにより、200℃、5
.0kg/dの条件で加熱・カロ圧しながらこれらを一
体1こ貼り合わせを行ない、次いでこの金属ラミネート
鋼板を冷却ロールにより冷却し製品を得た。その溝造、
製造条件、特曲等をまとめて第1表、第3表、第5表に
示した。実施例 5 板厚0,311!の冷延鋼板の表面を脱脂後燐酸処理を
施こし、さらに樹脂100部fこ対して20部のストロ
ンチウムクロメートを添カロした防錆顔料入りポリエス
テル樹脂液を、乾燥膜厚で15μになるように塗布し、
加熱硬化させて防錆合成樹脂層を設けた。
この防錆合成樹脂層の上に、厚さ30μの反応型ホツト
メルト系のナイロン接着剤フイルムを重ね、このナイロ
ン樹脂接着剤フイルムの上に厚さ0.111の丹銅箔を
重ね、あらかじめ180℃で1.0分間予熱した後ラミ
ネーターロールlこより200℃、2.0kg/dの条
件で加熱・加圧しながらこれらを1体に貼り合わせを行
ない、次いでこの金属ラミネート鋼板を冷許ロールによ
り冷却し製品を得た。その構造、製造条件、特性等をま
とめて第1表、第3表、第5表に示した。実施例 6板
厚0.311の亜鉛鉄板の表面を脱脂後、クロム酸処理
を施こし、さらに樹脂100部に対して20部のジンク
クロメートを添加した防錆顔料入りポリエステル樹脂液
を、乾燥膜厚で5μになるように塗夫し、加熱硬化させ
て防錆合成樹脂層を設けた。
この防錆合成樹脂層の土に、厚さ80μの反応型ホツト
メルト系のナイロン接着剤フイルムを重ね、このナイロ
ン樹脂接着剤フイルムの上lこ厚さ0.2詣の丹銅箔を
重ね、あらかじめ140℃で3.0分間予熱した後、ラ
ミネーターロールにより250℃、5.0kg/dの条
件で加熱・加圧しながらこれらをl体に貼り合わせを行
ない、次いでこの金属ラミネート鋼板を冷却ロールlこ
より冷却し製品を得た。その構造、製造条件、特件等を
まとめて第1表、第3表、第5表に示した。実施例 7
板厚1.011のアルミメツキ鋼板の表面を脱脂後、ク
ロム酸処理を施こし、さらに樹脂100部に対して10
部のストロンチウムクロメートを添加した防錆顔料入り
エボキシ樹脂液を、乾燥膜厚で10μになるようfζ塗
布し、D口熱硬化させて防錆合成樹脂層を設けた。
この防錆合成樹脂層の土1ご厚さ50μの反応型ホツト
メルト系のナイロン接着剤フイルムを重ね、このナイロ
ン樹脂接着剤フイルムの上に、厚さ0.1mm0SUS
430ステンレス箔を重ね、あらかじめ140℃で5.
0分間予熱した後、ラミネーターロールにより200℃
、1.0kg/C7iの条件でカロ熱・加圧しながらこ
れらを1体lこ貼り合わせを行ない、次いでこの金属ラ
ミネート鋼板を冷却ロールにより冷却し製品を得た。そ
の構造、製造条件、特性等をまとめて第1表、第3表、
第5表fこ示した。比較例 1 板厚0.5mmの亜鉛鉄板の表面を脱脂後、クロム酸処
理を施こし、この上に反応型ホツトメルト景のナイロン
樹脂接着剤を、乾燥膜厚で10μの厚さになるように塗
布し、半乾燥させてナイロン樹脂接着剤層を形成せしめ
た。
このナイロン樹脂接着剤層の上に厚さ0.271t7!
LのSUS3O4ステンレス箔を重ねた後、180℃で
1.0分間予熱しラミネーターロールlこより230℃
、3.0kg/C7lの条件で加熱・加圧しながらこれ
らを1体lこ貼り合わせを行ない次いでこの金属ラミネ
ート鋼板を冷却ロール1こより冷起し製品を得た。その
構造、製造条件、特件等をまとめて第2表、第4表、第
6表1こ示した。比較例 2 板厚0.5m1Lのクロムメツキ鋼板の表面を脱脂後、
燐酸処理を施こし、さらに樹脂100部fこ対して20
部のジンククロメートを添加した防錆顔料入りポリエス
テル樹脂液を、乾燥膜厚で30μになるようlこ塗布し
、カロ熱硬化させて防錆合成樹脂層を設けた。
この防錆合成樹脂層の土に反応型ホツトメルト系のナイ
ロン樹脂接着剤を乾燥膜厚で100μの厚さ1こなるよ
うに塗布し、半乾燥させてナイロン樹脂接着剤層を形成
せしめた。このナイロン樹脂接着剤層の上1こ厚さ0.
1110)SUS43Oステンレス箔を重ねた後、20
0℃で0.5分間予熱しラミネーターロール1こより2
50℃、3.0kg/〜の条件でカロ熱・カロ圧しなが
らこれらを1体に貼り合わせを行ない次いでこの金属ラ
ミネート鋼板を冷却ロールにより冷却し製品を得た。そ
の構造、製造条件、特性等をまとめて第2表、第4表、
第6表に示した。比較例 3 板厚0.3關のアルミメツキ鋼板の表面を脱脂後、燐酸
処理を施こし、さらfこ樹脂100部に対して3部のス
トロンチウムクロメートを添加したエボキシ樹脂液を、
乾燥膜厚で3μmこなるように塗布し、〃口熱硬化させ
て防錆合成樹脂層を設けた。
この防錆合成樹脂層の上に反応型ホツトメルト系のナイ
ロン樹脂接着剤を、乾燥膜厚で3μの厚さになるようf
ζ塗布し、半乾燥させてナイロン樹脂接着剤層を形成せ
しめた。このナイロン樹脂接着剤層の土に厚さ0.05
mmのアルミニウム箔を重ねた後、180℃で1.0分
間予熱し、ラミネーターロールlこより230℃、1.
0kg/dの条件で加熱・力口圧しながらこれらを1体
に貼り合わせを行ない次いでこの金属ラミネート鋼板を
冷却ロールにより冷却し製品を得た。その構造、製造条
件、特件等をまとめて第2表、第4表、第6表に示した
。比較例 4板厚0.5韮の亜鉛鉄板の表面を脱脂後、
クロム酸処理を施こし、さらに樹脂100部に対して1
5部のストロンチウムクロメートを添カロした防錆顔料
入りウレタン樹脂液を、乾燥膜厚で20μfこなるよう
1こ塗布し、加熱硬化させて防錆合成樹脂層を設けた。
この防錆合成樹脂層の上に厚さ150μの反応型ホツト
メルト系のナイロン接着剤フィルムを重ね、このナイロ
ン樹脂接着剤フイルムの土lこ厚さ0.2mmのアルミ
ニウム箔を重ね、あらかじめ180℃で1.0分間予熱
した後、ラミネーターロール1こより230℃、5.0
kg/dの条件で加熱・加圧しながらこれらを1体Jこ
貼り合わせを行ない、次いでこの金属ラミネート鋼板を
冷却ロールにより冷却し製品を得た。その構造、製造条
件、特性等をまとめて第2表、第4表、第6表1こ示し
た。比較例 5 板厚1.6m7!Lの冷延鋼板の表面を脱脂後、クロム
酸処理を施こし、防錆顔料を自まないエボキシ樹脂液を
乾燥膜厚で10μになるようlこ塗布し、加熱硬化させ
て合成樹脂層を設けた。
この合成樹脂層の上1こ厚さ30μの反応型ホツトメル
ト系のナイロン樹脂接着剤フイルムを重ね、このナイロ
ン樹脂接着剤フイルムの土lζ厚さ0.31!のSUS
3O4ステンレス箔を重ね、あらかじめ140℃で3,
0分間予熱した後、ラミネーターロール1こより200
℃、1.01<9/Cdの条件で加熱・カロ圧しながら
これらを1体に貼り合わせを行ない、次いでこの金属ラ
ミネート鋼板を冷却ロールにより冷却し製品を得た。そ
の構造、製造条件、特件等をまとめて第2表、第4表、
第6表に示した。比較例 6 板厚0.3mmの冷延鋼板の表面を脱脂後、燐酸処理を
施こし、この上にホツトメルト系ナイロン樹脂100部
に対して15部のジンククロメートを添力nしたホツト
メルト系のナイロン樹脂接着剤を、乾燥膜厚で60μの
厚さになるように塗布し、半乾燥させてナイロン樹脂接
着剤層を形成せしめた。
このナイロン樹脂接着剤層の上に厚さ0.1mmの丹銅
箔を重ね、あらかじめ180℃で1.0分間予熱じた後
、ラミネーターロールにより200℃、2,01<9/
Cfitの条件で加熱・加圧しながらこれらをl体に貼
り合わせを行ない、次いでこの金属ラミネート鋼板を冷
却ロールにより冷却し製品を得た。その構造、製造条件
、特性等をまとめて第2表、第4表、第6表に示した。
比較例 7 板厚0.8關の亜鉛鉄板の表面を脱脂後、燐酸処理を施
こL、さらに樹脂100部に対して5部のストロンチウ
ムクロメートを添力0した防錆顔料入りエボキシ樹脂液
を、乾燥膜厚で5μになるように塗布し、加熱硬化させ
て防錆合成樹脂層を設けた。
この防錆合成樹脂層の土Cご厚さ40μの熱可塑件ナイ
ロン樹脂接着剤フイルムを重ね、この熱可塑件ナイロン
樹脂接着剤フイルムの上lこ厚さ0.2mmの丹銅箔を
重ね、あらかじめ160℃で1.0分間予熱した後、ラ
ミネーターロールにより200℃、2,0k9/dの条
件でカロ熱・加圧しながらこれらを1体Eこ貼り合わせ
を行ない、次いでこの金属ラジネート鋼板を冷却ロール
により冷却し製品を得た。その構造、製造条件、特性等
をまとめて第2表、第4表、第6表に示した。比較例
8 板厚0.8mmの亜鉛鉄板の表面を脱脂後、表面処理を
施こすことなく、この上に厚さ40μの熱可塑件ナイロ
ン樹脂接着剤フイルムを重ね、この熱可塑性ナイロン樹
脂接着剤フイルムの土に厚さ0.27F!Iの丹銅箔を
重ね、あらかじめ160℃で1.0分間予熱した後ラミ
ネーターロールにより200℃、2.0kg/C7iL
の条件で加熱・加圧しながらこれらをH体に貼り合わせ
を行ない、次いでこの金属ラミネート鋼板を冷却ロール
により冷却し製品を得た。
その構造、製造条件、特性等をまとめて第2表、第4表
、第6表に示した。比較例 9 板厚1.211のアルミメツキ鋼板の表面を脱脂後、ク
ロム酸処理を施こし、この上lこニトリルゴム系の接着
剤を乾燥膜厚で30μlζなるように塗布し、半乾燥さ
せてニトリルゴム系接着剤層を形成せしめた。
このニトリルゴム系接着剤層の上に、厚さ0.2110
)SUS3O4ステンレス箔を重ね、あらかじめ100
℃で1.0分間予熱した後、加熱・加圧型プレス機で1
30℃、1.0kg/CWLの条件で3.0分間加熱・
加圧することにより金属ラミネート鋼板を得た。その構
造、製造条件、特件等をまとめて第2表、第4表、第6
表に示した。比較例 10 板厚1.011のクロムメツ午鋼板の表面を脱脂後、表
面処理を施こすことなく、この上にエボキシ樹脂系の接
着剤を乾燥膜厚で30μlこなるように塗布し、このエ
ボキシ樹脂系の接着剤層の上に、厚さ0.05n0SU
S304ステンレス箔を重ね、加熱・加圧型プレス機で
160℃、1.0kg/C7iLの条件で5.0分間加
熱・加圧することEこより金属ラミネート鋼板を得た。
その構造、製造条件、特性等を第2表、第4表、第6表
に示した。比較例 11 板厚1.0m1の銅板と板厚2,0關の鋼板を熱間圧着
lζより冶金的に接合したクラツド鋼板の構造、特性等
をまとめて第2表、第4表、第6表Eこ示した。
試験条件 1.90度加工試験 衝撃90度0R7J1工を施こした部分の表面状態(:
)常温剥離・・・25℃の温度雰囲気で剥離試験〔:I
) 20%伸ばして常温剥離・・・試験片をアムスラ一
引張り試験機で20%長さ方向に伸ばした後に、剥離試
験(11!)沸水浸漬後常温剥離・・・試験片を沸騰水
に1時間浸漬し取り出して常温にした後に剥離試験Oψ
寒熱繰り返し後常温剥離・・・100℃の雰囲気IC
l時間、−20℃の雰囲気にl時間放置するのをlサイ
クルとしてこれを4サイクル繰り返えした後に常温で剥
離試験4.耐薬品試験 (1) 5%の塩酸(Hct)中Eζ24時間浸漬し取
り出した後に剥れの有無の観察(Ii) 5%の水酸化
ナトリウム(NaOH)溶液中に24時間浸漬し取り出
した後に剥れの有無の観察5.塩水噴霧試験 機内温度35℃の条件で5%食塩水を噴霧、試験時間は
300時間、500時間の2種類試験片は平板状態のも
のとラミネート金属箔から鋼板1(:到するまで縦横に
クロスカツトを入れたものの2種類試験機より取り出し
た後剥離試験又はクロスカツト部に錆の発生の有無を観
察6.湿潤試験 機内温度38℃、湿度100%の条件 試験時間は300時間、500時間の2種類試験片は平
板状態のものとラミネート金属箔から鋼板IC到するま
で縦横にクロスカツトを入れたものの2種類試験機より
取り出した後剥離試験又はクロスカツト部に錆の発生の
有無を観察7.促進耐候性試験 スタンダード・サッシヤーン・ウエザーメータ一機にて
1,000時間試験を実施試験片は平板状態のものとラ
ミネート金属箔から鋼板に到するまで縦横にクロスカツ
トを入れたものの2種類試験機より取り出した後、剥離
試験又はクカスカツト部に錆の発生の有無を観察剥離試
験に於いて剥離した部分は次の数字を用いて表示した。
1・・・鋼板、2・・・防錆合成樹脂層、3・・・接着
剤層、4・・・金属箔例(1)3−4間で剥離 金属箔
と接着剤層の間で剥れた(2)1−3間で剥離 防錆合
成樹脂層を設けていないものであり鋼板と接着剤層の間
で剥れた上記のごとく本発明によつて得られた金属積層
板は優れた接着強度と加工性を有し、しかも耐食性にも
優れていることが立証された。
本発明に使用した反応型ホツトメルト系のナイロン樹脂
接着剤が優れた接着強度と耐久住を有するとともに鋼板
とナイロン樹脂接着剤の間に防錆顔料の入つた合成樹脂
層を設けることが、接着強度、加工住、耐食性に非常に
有効であることがわかる。上述のごとく本発明による金
属積層板は基板に安価な鋼板を用い防錆顔料の入つた合
成樹脂層と反応型ホツトメルト系のナイロン樹脂接着剤
との相乗効果により優れた接着強度、加工住、耐食性を
有し、しかも表面には金属箔を用いているので金属板そ
のままの表面状態を有しており、建築の内外装材、器物
、装飾品、耐食容器の材料その他用途例は広く、価格も
安いのでその実用価値は大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の金属ラミネート鋼板の1例の断面構造
図である。 1 ・・・・・・冷延鋼板、2・・・・・・防錆合成樹
脂層、3・・・・・・ナイロン樹脂接着剤層、4・・・
・・・ステンレス箔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 板厚0.2〜2.0mmの鋼板の片面もしくは両面
    に、乾燥膜厚で2〜20μの防錆顔料を含有する防錆合
    成樹脂層を有し、その上に乾燥膜厚で5〜100μの反
    応型ホットメルト系のナイロン樹脂接着剤層を有しその
    上に板厚0.03〜0.5mmの金属箔層を有する金属
    ラミネート鋼板。
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