JPS60124244A - 表面被覆鋼板 - Google Patents
表面被覆鋼板Info
- Publication number
- JPS60124244A JPS60124244A JP23333683A JP23333683A JPS60124244A JP S60124244 A JPS60124244 A JP S60124244A JP 23333683 A JP23333683 A JP 23333683A JP 23333683 A JP23333683 A JP 23333683A JP S60124244 A JPS60124244 A JP S60124244A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel plate
- adhesive
- steel
- coated steel
- coated
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、鋼板の少なくとも一方の面に表面被覆剤を接
着してなる表面被覆鋼板に関するものである。
着してなる表面被覆鋼板に関するものである。
今日、社会および経済の変化に伴い、材料および構造物
に対する要求性能も多用化してきた。特に使用環境はま
すます厳しいものとなり、材料には優れた耐食性が要求
されている。このような要求を満足することが鋼板単独
では困難である場合、鋼板の表面を異種材料で被覆する
ことが一般に行われている。
に対する要求性能も多用化してきた。特に使用環境はま
すます厳しいものとなり、材料には優れた耐食性が要求
されている。このような要求を満足することが鋼板単独
では困難である場合、鋼板の表面を異種材料で被覆する
ことが一般に行われている。
鋼板の表面処理技術としては、ショッププライマ一方式
による防食塗装鋼板、金属溶射鋼板あるいはクラツド鋼
板などが挙げられる。しかし、この中で防食塗装鋼板、
金属溶射鋼板は表面波Wi膜の厚さが薄く、従って耐食
期間が短いという欠点があり、メンテナンスは一定期間
毎に行う必要があった。これに対し、クラット鋼板は表
面被覆材である合わせ材の板厚を自由に設定可能である
ために、メンテナンスフリーの材料として長期間使用す
ることができる。
による防食塗装鋼板、金属溶射鋼板あるいはクラツド鋼
板などが挙げられる。しかし、この中で防食塗装鋼板、
金属溶射鋼板は表面波Wi膜の厚さが薄く、従って耐食
期間が短いという欠点があり、メンテナンスは一定期間
毎に行う必要があった。これに対し、クラット鋼板は表
面被覆材である合わせ材の板厚を自由に設定可能である
ために、メンテナンスフリーの材料として長期間使用す
ることができる。
このクラツド鋼の製造方法としては、今日、組立て圧延
法、鋳込み法、爆着法およびオーバーレイ法が実用化さ
れているが、その製造に要する費用が高く、その用途は
限られたものになっている。
法、鋳込み法、爆着法およびオーバーレイ法が実用化さ
れているが、その製造に要する費用が高く、その用途は
限られたものになっている。
本発明は、上述した現状に鑑みなされたもので、近年急
速に進歩している接着技術を利用して、加工度が少ない
用途に用いる耐食性に優れた安価な表面被覆鋼板を提供
することを目的とする。
速に進歩している接着技術を利用して、加工度が少ない
用途に用いる耐食性に優れた安価な表面被覆鋼板を提供
することを目的とする。
すなわち、本発明は、接着面に防錆塗料を塗布した鋼板
に接着剤を用いて表面被覆材を接着してなる表面被覆鋼
板を提供するものである。
に接着剤を用いて表面被覆材を接着してなる表面被覆鋼
板を提供するものである。
以下に本発明の表面被覆鋼板について更に詳細に説明す
る。
る。
近年の接着技術は急速に進歩し、接着剤の使用は電気製
品の組立をはじめ1機械や構造物の各種部材の接合など
広い範囲に拡大しつつある。特に、外力の作用にも耐え
られる構造物接着への利用がみられるようになり、接着
強度の長期信頼性に関する研究もなされてきた。クラツ
ド鋼は被覆材と母鋼板を金属結合させた複合材料であり
、その結合は圧延接合、爆発圧着あるいはオーバーレイ
によって達成されている。しかし、従来のクラツド鋼が
有する程の被覆材と母鋼板との接合強度が重要となるの
は、加工時に歪を受ける時であり、加工量が少ない場合
には上述の金属結合のような大きな接合強度は必要とし
ない。クラツド鋼はど大きな接合強度を必要としない用
途の場合には、コストの安い金属結合以外の方法を利用
することができる。
品の組立をはじめ1機械や構造物の各種部材の接合など
広い範囲に拡大しつつある。特に、外力の作用にも耐え
られる構造物接着への利用がみられるようになり、接着
強度の長期信頼性に関する研究もなされてきた。クラツ
ド鋼は被覆材と母鋼板を金属結合させた複合材料であり
、その結合は圧延接合、爆発圧着あるいはオーバーレイ
によって達成されている。しかし、従来のクラツド鋼が
有する程の被覆材と母鋼板との接合強度が重要となるの
は、加工時に歪を受ける時であり、加工量が少ない場合
には上述の金属結合のような大きな接合強度は必要とし
ない。クラツド鋼はど大きな接合強度を必要としない用
途の場合には、コストの安い金属結合以外の方法を利用
することができる。
本発明おいては、従来のクラッド鋼程の接合強度を必要
としない低加工度の表面被覆鋼板を製造するに際して接
着剤を用いる。本発明で使用可能な接着剤としては1種
々の条件で長期間の使用に耐えられる耐久性を備えた構
造用接着剤であり、その例として、エポキシポリアミド
、エポキシフェノリックあるいはニトリル・フェノリッ
ク系の接着剤などを挙げることができる。例えば、被覆
材の強度を設計強度に組み入れない用途には外力に対し
て被覆材が剥離しない程度の接合で良く、接着強度が2
00〜300 Kgf/cII+2であるエポキシ系接
着剤を用いれば十分である。
としない低加工度の表面被覆鋼板を製造するに際して接
着剤を用いる。本発明で使用可能な接着剤としては1種
々の条件で長期間の使用に耐えられる耐久性を備えた構
造用接着剤であり、その例として、エポキシポリアミド
、エポキシフェノリックあるいはニトリル・フェノリッ
ク系の接着剤などを挙げることができる。例えば、被覆
材の強度を設計強度に組み入れない用途には外力に対し
て被覆材が剥離しない程度の接合で良く、接着強度が2
00〜300 Kgf/cII+2であるエポキシ系接
着剤を用いれば十分である。
しかし、接着剤を使用した場合、接着強度の経時変化が
問題となる。すなわち、鋼板と接着剤との接合界面で鋼
板が腐食することが接着強度の低下の原因である。この
ような鋼板の腐食は、特に表面被覆材を湿度の高い環境
あるいは水中で使用している時に、被覆材に穴がおいて
接着界面が外部環境に直接さらされた場合、急速に進行
し、それとともに接着力が低下して剥離に至る。このよ
うに接着剤を用いた表面被覆鋼板が種々の条件下でどの
程度長期間の使用に耐えられるかが、この種鋼板を実用
化する際の重要な課題である。すなわち、接着部の耐久
性を確保することが重要である。
問題となる。すなわち、鋼板と接着剤との接合界面で鋼
板が腐食することが接着強度の低下の原因である。この
ような鋼板の腐食は、特に表面被覆材を湿度の高い環境
あるいは水中で使用している時に、被覆材に穴がおいて
接着界面が外部環境に直接さらされた場合、急速に進行
し、それとともに接着力が低下して剥離に至る。このよ
うに接着剤を用いた表面被覆鋼板が種々の条件下でどの
程度長期間の使用に耐えられるかが、この種鋼板を実用
化する際の重要な課題である。すなわち、接着部の耐久
性を確保することが重要である。
そこで、この接着力低下の主原因である接着界面での鋼
板の腐食を防止する方法を種々検討し。
板の腐食を防止する方法を種々検討し。
接着剤を使用した表面被覆鋼板の耐久性と信頼性を実用
レベルまで改善すべく研究した結果、上記接着剤を用い
て鋼板と被覆材とを接着する前に、鋼板あるいは被覆材
の接着面に、好ましくは鋼板表面に予め防錆塗料を塗布
するのが良いことがわかった。本発明で使用可能な防錆
塗料とは、エポキシ系の防錆塗料であり、例えば、ショ
ッププライマーとしてSDジンクプライマー、 Al6
としてエボマリンA/Cを塗布するピュア薔ポキシシス
テムを挙げることができ、塗布方法はハケ塗り、スプレ
ーなど任意で、塗膜厚はi oo、程度あればよい。
レベルまで改善すべく研究した結果、上記接着剤を用い
て鋼板と被覆材とを接着する前に、鋼板あるいは被覆材
の接着面に、好ましくは鋼板表面に予め防錆塗料を塗布
するのが良いことがわかった。本発明で使用可能な防錆
塗料とは、エポキシ系の防錆塗料であり、例えば、ショ
ッププライマーとしてSDジンクプライマー、 Al6
としてエボマリンA/Cを塗布するピュア薔ポキシシス
テムを挙げることができ、塗布方法はハケ塗り、スプレ
ーなど任意で、塗膜厚はi oo、程度あればよい。
なお、被覆材は、銅合金であるキュプロニッケル、Cu
−Mn合金などの合金板、ステンレスなどの金属板、セ
ラミックス材料などの非金属材料など、耐久性、防汚性
などを有するものが良く、用途によっては意匠性のある
ものが好ましい。
−Mn合金などの合金板、ステンレスなどの金属板、セ
ラミックス材料などの非金属材料など、耐久性、防汚性
などを有するものが良く、用途によっては意匠性のある
ものが好ましい。
本発明の表面被覆鋼板とは単に鋼材のみならず、他の異
形断面の種々の鋼材を広く包含するものであり、その被
覆も片面あるいは一部面のみならず、両面あるいは全面
に施すことができる。例えば、鋼板の両面に防錆塗料を
塗布後、鋼板の片面に銅合金を、他方の面にステンレス
鋼板を接着し、耐水性などを改善することができる。ま
た、前記接着剤を含む殆どの接着剤は絶縁性があり、こ
れを使用すればガルバニックコロジョンに対して有利で
ある。この点に関しては従来のクラツド鋼に比して優れ
たものとなる。
形断面の種々の鋼材を広く包含するものであり、その被
覆も片面あるいは一部面のみならず、両面あるいは全面
に施すことができる。例えば、鋼板の両面に防錆塗料を
塗布後、鋼板の片面に銅合金を、他方の面にステンレス
鋼板を接着し、耐水性などを改善することができる。ま
た、前記接着剤を含む殆どの接着剤は絶縁性があり、こ
れを使用すればガルバニックコロジョンに対して有利で
ある。この点に関しては従来のクラツド鋼に比して優れ
たものとなる。
次に、海洋構造物用材料として、構造物用鋼板表面を耐
海水腐食性および防汚性に優れた90/10キユプロニ
ツケル板で被覆した適用例について説明する。
海水腐食性および防汚性に優れた90/10キユプロニ
ツケル板で被覆した適用例について説明する。
厚さ30mmの鋼板、 90/10キユプロニツケル板
(厚さ1+m層)の接着面を脱脂後、サンドブラスト処
理を行い、本発明例である防錆塗料(SDジンクプライ
マー十エボマリンA/CS、関西ペイント)を塗布した
鋼板(第1a図参照)および塗布しない従来例の鋼板(
第1b図参照)と80710キユプロニツケル板を、エ
ポキシ系接着剤を使用して接着した。得られたサンプル
を使用して塩水浸漬式試験を実施し、浸漬期間と接着強
度の関係を調べた。その結果を第2図に示す。
(厚さ1+m層)の接着面を脱脂後、サンドブラスト処
理を行い、本発明例である防錆塗料(SDジンクプライ
マー十エボマリンA/CS、関西ペイント)を塗布した
鋼板(第1a図参照)および塗布しない従来例の鋼板(
第1b図参照)と80710キユプロニツケル板を、エ
ポキシ系接着剤を使用して接着した。得られたサンプル
を使用して塩水浸漬式試験を実施し、浸漬期間と接着強
度の関係を調べた。その結果を第2図に示す。
第2図かられかるように、本発明の表面被覆鋼板は、長
期間浸漬を行なっても初期の接着強度を保持しているの
に対し、従来のものは100時間程度の浸漬時間で強さ
は1/10以下となった。また、このサンプルの剥離面
の鋼板側には腐食が確認できることから、接着強度の低
下は、鋼板−接着剤界面における鋼板側の腐食が原因で
あることが確認された0本発明の鋼板においては、腐食
が完全に防止されていることから、さらに長時間の浸漬
を行なっても接着強度を保持するものと考えられる。
期間浸漬を行なっても初期の接着強度を保持しているの
に対し、従来のものは100時間程度の浸漬時間で強さ
は1/10以下となった。また、このサンプルの剥離面
の鋼板側には腐食が確認できることから、接着強度の低
下は、鋼板−接着剤界面における鋼板側の腐食が原因で
あることが確認された0本発明の鋼板においては、腐食
が完全に防止されていることから、さらに長時間の浸漬
を行なっても接着強度を保持するものと考えられる。
第1a図および第tb図はそれぞれ試験に供した本発明
および従来例の試料の断面図、第22図は木発Illお
よび従来の表面被覆鋼板についての塩水浸漬時間と接着
強度との関係を示すグラフである。 符号の説明 l・・・鋼板(3M41) 、2・・・90/10キユ
プロニツケル、3・・・接着剤、4・・・防錆塗料第1
図 第2図 浸漬時間(h)
および従来例の試料の断面図、第22図は木発Illお
よび従来の表面被覆鋼板についての塩水浸漬時間と接着
強度との関係を示すグラフである。 符号の説明 l・・・鋼板(3M41) 、2・・・90/10キユ
プロニツケル、3・・・接着剤、4・・・防錆塗料第1
図 第2図 浸漬時間(h)
Claims (1)
- 接着面に防錆塗料を塗布した鋼板に接着剤を用いて表面
被覆材を接着してなる表面被覆鋼板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23333683A JPS60124244A (ja) | 1983-12-10 | 1983-12-10 | 表面被覆鋼板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23333683A JPS60124244A (ja) | 1983-12-10 | 1983-12-10 | 表面被覆鋼板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60124244A true JPS60124244A (ja) | 1985-07-03 |
Family
ID=16953547
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23333683A Pending JPS60124244A (ja) | 1983-12-10 | 1983-12-10 | 表面被覆鋼板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60124244A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54106587A (en) * | 1978-02-08 | 1979-08-21 | Taiyo Seiko Kk | Metal laminated steel plate |
-
1983
- 1983-12-10 JP JP23333683A patent/JPS60124244A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54106587A (en) * | 1978-02-08 | 1979-08-21 | Taiyo Seiko Kk | Metal laminated steel plate |
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