JPS6013870A - 銅板の表面処理法 - Google Patents
銅板の表面処理法Info
- Publication number
- JPS6013870A JPS6013870A JP12096283A JP12096283A JPS6013870A JP S6013870 A JPS6013870 A JP S6013870A JP 12096283 A JP12096283 A JP 12096283A JP 12096283 A JP12096283 A JP 12096283A JP S6013870 A JPS6013870 A JP S6013870A
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- JP
- Japan
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- copper plate
- copper
- primer
- chemical conversion
- plate
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- Pending
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Chemical Treatment Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、銅板または銅合金板(以下、銅板と称す)の
表面処理方法に関する。詳しくは、接木構造物、接水船
体外板等水中生物の着生を防止するための銅板貼りつけ
作業において、水中接着力の向上または長期間有効な接
着力を維持することを目的にした銅板の表面処理方法の
改良に関するものである。
表面処理方法に関する。詳しくは、接木構造物、接水船
体外板等水中生物の着生を防止するための銅板貼りつけ
作業において、水中接着力の向上または長期間有効な接
着力を維持することを目的にした銅板の表面処理方法の
改良に関するものである。
水中生物の着生を防止を目的とする銅板貼りつ杼に於い
ては、従来は第1図に示すよう忙、銅板の片面に有機樹
脂系プライマを塗布して表面処理した銅板を、第2図に
示すように接水構造物の接水鋼板側に接着剤を用いて接
着してきた。すなわち、銅板IK有機樹脂系プライマ(
以下プライマと称する)2を塗装し、接着剤4を用いて
鋼板6の絶縁膜5の上鏡接着し、実用に供するのである
。こうして処理された接水銅板1は、水中あるいは海水
中て腐食溶解して、銅イオンを溶出し、この銅イオンが
水中あるいは海水中の生物付着を防止に役立つのである
。
ては、従来は第1図に示すよう忙、銅板の片面に有機樹
脂系プライマを塗布して表面処理した銅板を、第2図に
示すように接水構造物の接水鋼板側に接着剤を用いて接
着してきた。すなわち、銅板IK有機樹脂系プライマ(
以下プライマと称する)2を塗装し、接着剤4を用いて
鋼板6の絶縁膜5の上鏡接着し、実用に供するのである
。こうして処理された接水銅板1は、水中あるいは海水
中て腐食溶解して、銅イオンを溶出し、この銅イオンが
水中あるいは海水中の生物付着を防止に役立つのである
。
しかしながら、銅板1は接着作業上から、1m2以下の
サイズとなり、各銅板の境目は目地部となるため、この
目地部は水中あるいは海水中に接し、この目地部から接
着層への水あるいは海水の浸透は避けられない。更には
、銅板1とプライマ2の界面には、長期の間に水あるい
は海水が浸透し、このため鋼板1が剥離する。この剥離
現象は、水中構造物であるため長期的な接着力を維持す
る点では、致命的な欠陥である。
サイズとなり、各銅板の境目は目地部となるため、この
目地部は水中あるいは海水中に接し、この目地部から接
着層への水あるいは海水の浸透は避けられない。更には
、銅板1とプライマ2の界面には、長期の間に水あるい
は海水が浸透し、このため鋼板1が剥離する。この剥離
現象は、水中構造物であるため長期的な接着力を維持す
る点では、致命的な欠陥である。
本発明者等は、かかる欠点を解消すべ(鋭意研究の結果
、本発明を完成したもので銅板または銅合金板の片面に
化成処理によって得られる亜酸化銅被膜上に、フェノー
ル樹脂系あるいはエポキシ樹脂系のプライマを塗布する
ことを特徴とする、銅又は銅合金板の表面処理法である
。
、本発明を完成したもので銅板または銅合金板の片面に
化成処理によって得られる亜酸化銅被膜上に、フェノー
ル樹脂系あるいはエポキシ樹脂系のプライマを塗布する
ことを特徴とする、銅又は銅合金板の表面処理法である
。
本発明の目的は、長期間にわたって接着効果を持続しう
る銅板の表面処理方法を提供することである。この目的
のために1本発明では、銅板を接着する側に化成被膜を
形成させて、プライマとの界面剥離現象を防止し、接着
力の向上と長期間にわたる効果の維持を図っている。
る銅板の表面処理方法を提供することである。この目的
のために1本発明では、銅板を接着する側に化成被膜を
形成させて、プライマとの界面剥離現象を防止し、接着
力の向上と長期間にわたる効果の維持を図っている。
本発明は、船舶の水あるいは海水との接水部銅板接着、
海洋構造物の接水部銅板接着、発電プラントの取水部の
接水部銅板接着等に有効である。
海洋構造物の接水部銅板接着、発電プラントの取水部の
接水部銅板接着等に有効である。
銅板は、その表面が酸化および汚染され易(、接着が最
も困難な材料の一つであり、従ってプライマを塗布して
も剥離し易い。本発明では、銅板の表面に、接着性が良
(、しかも水中あるいは海水中での耐食性に秀れた亜酸
化銅よりなる化学的被膜(以下、化成被膜と称す〕を設
げるものである。
も困難な材料の一つであり、従ってプライマを塗布して
も剥離し易い。本発明では、銅板の表面に、接着性が良
(、しかも水中あるいは海水中での耐食性に秀れた亜酸
化銅よりなる化学的被膜(以下、化成被膜と称す〕を設
げるものである。
第3図は、銅板1上に設けた化成被膜3にプラスマ2を
緻布した構成例を示す。第3図において、化成被膜3は
亜酸化銅の被膜で、この化成被膜の上にフェノール樹脂
系あるいはエポキシ樹脂系のプライマ2塗布する。第3
図の構成例は、水中あるいは海水中での銅1の化成被膜
を設けた面の腐食防止に効果的で、この面に対する鋼板
絶縁被膜との接着にも効果的である。
緻布した構成例を示す。第3図において、化成被膜3は
亜酸化銅の被膜で、この化成被膜の上にフェノール樹脂
系あるいはエポキシ樹脂系のプライマ2塗布する。第3
図の構成例は、水中あるいは海水中での銅1の化成被膜
を設けた面の腐食防止に効果的で、この面に対する鋼板
絶縁被膜との接着にも効果的である。
第4図は、化成処理した表面処理銅板と鋼板絶縁処理面
を接着剤によって接着した構成例を示す。第4図におい
て、鋼板6の接水部の絶縁被膜5と、第3図のプライマ
2を接着剤4で接着して実用に提襖する。
を接着剤によって接着した構成例を示す。第4図におい
て、鋼板6の接水部の絶縁被膜5と、第3図のプライマ
2を接着剤4で接着して実用に提襖する。
本発明の方法においては、先ず銅板10片面に下記の第
1表に表示する化成処理法によって亜酸化銅よりなる化
成被膜3を化学的に形成させ、この化成被膜にさらにフ
ェノール樹脂系あるいはエポキシ樹脂系のプライマ2を
塗布した後、150℃乃至200℃で焼つげる。
1表に表示する化成処理法によって亜酸化銅よりなる化
成被膜3を化学的に形成させ、この化成被膜にさらにフ
ェノール樹脂系あるいはエポキシ樹脂系のプライマ2を
塗布した後、150℃乃至200℃で焼つげる。
上表の化成処理は手段は異なるが、最終的には銅板上に
亜酸化銅(Ou 20 ) 被膜を形成する。
亜酸化銅(Ou 20 ) 被膜を形成する。
フェノール樹脂系プライマは1〜5μ、エポキシ樹脂系
プライマは30〜50μの膜厚にするのが好ましい。
プライマは30〜50μの膜厚にするのが好ましい。
一方、鋼板6側には、耐水性樹脂なライニングした絶縁
被膜5を設け、この面に表面処理銅板のプライマ2面を
接着剤4によって接着する。
被膜5を設け、この面に表面処理銅板のプライマ2面を
接着剤4によって接着する。
銅板1の化成処理は銅板の片面をマスキングして化成処
理液に浸漬して、マニキングしない片面のみが化成被膜
3を形成する。りん酸塩被膜を形成させる場合とは、例
えば日本パーカーライジング社のボンデライトP6D2
による処理液(処理温度80℃で5分)が効果的であり
、黒色酸化銅被膜を形成させる場合には、同社のプラス
ボンド処理液(処理温度100℃で1分)が効果的であ
る。
理液に浸漬して、マニキングしない片面のみが化成被膜
3を形成する。りん酸塩被膜を形成させる場合とは、例
えば日本パーカーライジング社のボンデライトP6D2
による処理液(処理温度80℃で5分)が効果的であり
、黒色酸化銅被膜を形成させる場合には、同社のプラス
ボンド処理液(処理温度100℃で1分)が効果的であ
る。
一力、化成被膜6に塗布するプライマ2としては、例え
ばフェノール樹脂系ては、日本合成ゴム社のブライオグ
リップ6025.エポキシ樹脂系ではスリーエム社3
M−EC−7417が効果的で、前者のプライマは20
0℃で10分間、後者のプライマは150℃で10分間
程度焼付けることによって銅板上に定着し得る。
ばフェノール樹脂系ては、日本合成ゴム社のブライオグ
リップ6025.エポキシ樹脂系ではスリーエム社3
M−EC−7417が効果的で、前者のプライマは20
0℃で10分間、後者のプライマは150℃で10分間
程度焼付けることによって銅板上に定着し得る。
鋼、板6側の表面処理は、通常ブラスト後にポリエステ
ル樹脂またはエポキシ樹脂のガラスフレークライニング
の絶縁膜5(例えば東洋ゴム工業(株)社のケばフレー
クEV−70H)が提供し得る。このようにして得られ
た表面処理銅板のプライマ2面を鋼板絶縁膜5にアクリ
ル樹脂系等の接着剤(例えば、電気化学工業(株〕社の
ハードロック)4で接着して製品を得る。
ル樹脂またはエポキシ樹脂のガラスフレークライニング
の絶縁膜5(例えば東洋ゴム工業(株)社のケばフレー
クEV−70H)が提供し得る。このようにして得られ
た表面処理銅板のプライマ2面を鋼板絶縁膜5にアクリ
ル樹脂系等の接着剤(例えば、電気化学工業(株〕社の
ハードロック)4で接着して製品を得る。
以下に、本発明の効果を試験例で説明する。
試験例
(1)第2表は、第4図に示す構成例の剪断接着試験、
ベル剥離強さ試験の試験結果である。
ベル剥離強さ試験の試験結果である。
(2)実験A1及びム2は銅板の化成被膜がりん酸塩被
膜、A3及びA4は黒色酸化銅被膜にプライマを塗布し
て調製した接着試験の海水浸漬前後の試験結果を示す。
膜、A3及びA4は黒色酸化銅被膜にプライマを塗布し
て調製した接着試験の海水浸漬前後の試験結果を示す。
(3)実験ム5は、銅板の表面処理において化成被膜を
つけないでブライiのみの施工により調製した接着試験
のブランク試験結果を示す。
つけないでブライiのみの施工により調製した接着試験
のブランク試験結果を示す。
(1) プ2ンク試験結果(実験層5)と比較して、化
成処理とプライマ組合せの実験I&1.ム2゜ム5.A
4の結果は、海水浸漬前後いずれも優れている。
成処理とプライマ組合せの実験I&1.ム2゜ム5.A
4の結果は、海水浸漬前後いずれも優れている。
(2)実験ム1 、A2 、A3 、、A4 の化成被
膜と1241組合せのものは、海水浸漬後の接着力の低
下が小さく、長期間の接着力を持続することを示した。
膜と1241組合せのものは、海水浸漬後の接着力の低
下が小さく、長期間の接着力を持続することを示した。
以上より、本発明の方法の効果をまとめると次のようK
なる。
なる。
(1)銅板表面に形成している亜酸化鋼の被膜ヲよ、海
水中での耐食性が銅そのものよりも良く、比較的に安定
なため、プライマとの接着力を阻害しない。
水中での耐食性が銅そのものよりも良く、比較的に安定
なため、プライマとの接着力を阻害しない。
(2)亜酸化銅の被膜はいずれも数ミクロンのち密な表
面粗さからなっており、このち密な表面粗さは、接着時
にアンカー効果となって接着力が向上する。
面粗さからなっており、このち密な表面粗さは、接着時
にアンカー効果となって接着力が向上する。
(3) 化成被膜を有する表面処理銅板を1、以上(1
)。
)。
(り、の効果によって接着後長期間にわたり、構成部1
分である他の界面の劣化とはぼ同程度の耐久性を維持し
、従来、最も困難とされていた銅板接着の問題点が解消
する。
分である他の界面の劣化とはぼ同程度の耐久性を維持し
、従来、最も困難とされていた銅板接着の問題点が解消
する。
第1図は、従来の銅板にプライマを塗布した表面−処理
銅板を示し、第2図は、第1図の表面処理銅板な接水構
造物に接着した構成例を示す。 第3図は、本発明の方法による表面処理銅板を示し、第
4図は、第5図の表面処理銅板な接水構造物に接着した
構成例を示す。 復代理人 内 1) 明 復代理人 萩 原 亮 −
銅板を示し、第2図は、第1図の表面処理銅板な接水構
造物に接着した構成例を示す。 第3図は、本発明の方法による表面処理銅板を示し、第
4図は、第5図の表面処理銅板な接水構造物に接着した
構成例を示す。 復代理人 内 1) 明 復代理人 萩 原 亮 −
Claims (1)
- 銅板または銅合金板の片面に化成処理によって得られる
亜酸化銅被膜上に、フェノール樹脂系あるいはエポキシ
樹脂系のプライマを塗布することを特徴とする、銅又は
銅合金板の表面処理法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12096283A JPS6013870A (ja) | 1983-07-05 | 1983-07-05 | 銅板の表面処理法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12096283A JPS6013870A (ja) | 1983-07-05 | 1983-07-05 | 銅板の表面処理法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6013870A true JPS6013870A (ja) | 1985-01-24 |
Family
ID=14799304
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12096283A Pending JPS6013870A (ja) | 1983-07-05 | 1983-07-05 | 銅板の表面処理法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6013870A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6470206A (en) * | 1987-09-10 | 1989-03-15 | Mazda Motor | Suspension device for vehicle |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51151652A (en) * | 1975-06-23 | 1976-12-27 | Akira Nomura | Composite metal sheet and method of manufacture thereof |
JPS5356580A (en) * | 1976-10-30 | 1978-05-23 | Yoshizaki Kozo | Hydraulic shock resisting adhesive can |
JPS55116774A (en) * | 1979-03-02 | 1980-09-08 | Nippon Steel Corp | Adhesive structure using galvanized steel plate |
-
1983
- 1983-07-05 JP JP12096283A patent/JPS6013870A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51151652A (en) * | 1975-06-23 | 1976-12-27 | Akira Nomura | Composite metal sheet and method of manufacture thereof |
JPS5356580A (en) * | 1976-10-30 | 1978-05-23 | Yoshizaki Kozo | Hydraulic shock resisting adhesive can |
JPS55116774A (en) * | 1979-03-02 | 1980-09-08 | Nippon Steel Corp | Adhesive structure using galvanized steel plate |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6470206A (en) * | 1987-09-10 | 1989-03-15 | Mazda Motor | Suspension device for vehicle |
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