JPH03180336A - 鋼製建具の製造方法 - Google Patents

鋼製建具の製造方法

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JPH03180336A
JPH03180336A JP1319162A JP31916289A JPH03180336A JP H03180336 A JPH03180336 A JP H03180336A JP 1319162 A JP1319162 A JP 1319162A JP 31916289 A JP31916289 A JP 31916289A JP H03180336 A JPH03180336 A JP H03180336A
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JP
Japan
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steel
steel plate
core material
hot
fittings
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Pending
Application number
JP1319162A
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English (en)
Inventor
Kanko Ishizaki
石崎 鑑古
Tsutomu Hagisako
萩迫 勉
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ドア、パーチージョン、間仕切りなどで、表
面材の鋼板と芯材とが接着剤で接合されて組み立てられ
る鋼製建具に関し、さらに詳しくは、組み立て後に高温
での焼付塗装が可能な鋼製建具の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
ドア、バーチ−ジョン、間仕切りなどの鋼製建具は、表
面材として、塩ビ鋼板、塗装鋼板などの化粧鋼板が、ま
た、芯材として、ペーパーコア、アスベストコア、メタ
ルコア(アルミニウム、亜鉛メツキ鋼)、断熱材などが
使用され、芯材を中心層として、接着剤層を介して両面
を表面材の鋼板で積層した構造を有している。
ところで、表面材を高温焼付塗装した鋼製建具は、塩ビ
鋼板などの表面材を用いた鋼製建具と比較して、表面硬
度が硬く、傷がつきにくい、汚れにくい、光沢がある、
好みの色調に塗装可能などの多くの利点を有し、当業界
では高級建具として扱われている。
従来、焼付塗装した鋼製建具の製造方法としては、大別
して、■非塗装鋼板を表面材として、芯材と接着剤で貼
り合わせた後、焼付塗装する方法、■予め高温焼付塗装
した鋼板を芯材と接着剤で貼り合わせて建具を製造する
方法の2つがある。
ところが、焼付塗装をするには、通常、120℃で20
分間という高温条件に耐えることが要求されるが、従来
、鋼製建具の接着剤として、一般に、クロロプレン系の
溶剤型接着剤、あるいは100〜110℃またはそれ以
下の温度で接着する低温接着タイプのホットメルト接着
剤などが使用されているため、上記■の方法では、高品
質、高性能の焼付塗装鋼製建具を製造することが困難で
あった。
すなわち、クロロブレン系接着剤で表面材と芯材を接着
するには、比較的低温の70〜80℃で圧着するので、
化粧鋼板を用いても、表面材の化粧模様などが圧着時に
プレス板などで潰されにくく、鋼板表面にプロテクトフ
ィルムが貼っである場合でも、ブレス後それが剥離しに
くくなることも少ないという利点を有しているが、有機
溶剤を使用しているため、火災の危険性や毒性があり、
耐熱接着性も不十分である。
そして、■の方法により、非塗装鋼板を表面材とし、ク
ロロブレン系接着剤で芯材と接合した鋼製建具は、耐熱
接着性が不十分なため、120’Cで20分間という通
常の焼付塗装に耐えることができず、接合部が剥れてし
まう。
また、鋼板と芯材との接合に無溶剤のホットメルト接着
剤が汎用されているが、このホットメルト接着剤には、
バルク状、フィルム状のものがあり、何れも使用する場
合は、熱と圧力を加えて表面材と芯材を接着させる。そ
の時の接着条件は、通常、100〜110’Cの温度と
1kg/crrr以上の圧力が必要で、このため化粧鋼
板の表面が漬れたり、プロテクトフィルムが剥がれにく
くなる場合があるので、出来るだけ低温、短時間で接着
するタイプが用いられているのが現状である。このよう
な、低温、短時間で接着するボットメルト接着剤は、軟
化温度が低い熱可塑性樹脂が主成分のために耐熱性が悪
い。
したがって、前記■の方法に、このような低温接着タイ
プのホットメルト接着剤を使用しても、軟化点が低いた
め、焼付塗装条件に耐えることができない。
一方、■の方法では、予め焼付塗装した鋼板を用い、接
着剤を介して芯材と圧着して積層するため、プレス時に
焼付塗装鋼板の表面を傷つけ易く、曲げ加工時のクラッ
クの発生、断面の錆の発生がおこり易いなどの欠点があ
る。したがって、上記■の方法は、高温焼付塗装した高
品質、高性能の鋼製建具の製造方法としては適当でない
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、表面硬度が高く、傷が付きにくく、汚
れにくい、光沢のある高品質で、しかも常温で鋼板に対
する接着強度が良好で、100℃以上の実用耐熱接着強
度がある高性能の焼付塗装建具を提供することにある。
本発明者らは、前記した従来技術の有する問題点を克服
するために鋭意研究した結果、非塗装鋼板を表面材とし
、芯材をサンドイッチして鋼製建具を製造する際、次工
程の焼付塗装条件に耐えるホットメルト接着剤を用いる
ことにより高級な高温焼付塗装建具を製造することが出
来ることを見出した。
この方法によれば、建具を組み立てた後で塗装するので
、金具取り付は部の鋼板の断面やビス穴なども塗装され
て錆が発生しにくい耐久性の良い高級鋼製建具が得られ
る。
本発明は、これらの知見に基づいて完成するに至ったも
のである。
[課題を解決するための手段] かくして、本発明によれば、表面材の鋼板と芯材を接着
剤で接合して鋼製建具を製造する方法において、非塗装
鋼板と芯材と軟化点(示差走査熱量計で測定)が125
℃以上のホットメルト接着剤で接合した後、鋼板表面を
焼付塗装することを特徴とする鋼製建具の製造方法が提
供される。
以下、本発明について詳述する。
(鋼製建具の材料) 本発明で使用する非塗装鋼板としては、熱プレス、焼付
塗装が可能なものなら特に限定されないが、通常、防錆
処理鋼板(亜鉛メツキ鋼板[ペンタイト鋼板、シルバー
アロイ]、Tinフリーステールなど)が使用される。
芯材としては、一般に、ハニカムコアが用いられ、具体
例として、ペーパーコア、アスベストコア、メタルコア
(アルミニウム、亜鉛メツキ鋼)などが挙げられる。
本発明においては、鋼製建具の表面材の鋼板と芯材を接
着する接着剤として、軟化点(示差走査熱量計DSCで
測定)が125℃以上のホットメルト接着剤を使用する
。このような接着剤としては、エチレン、プロピレンな
どのオレフィン類を主成分とするモノマーを重合して得
たオレフィン系樹脂に、無水マレイン酸やアクリル酸な
どの不飽和酸をグラフト重合した酸変性ポリオレフイン
系共重合体を主成分とするホットメルト接着剤が好まし
い、具体例としては、種水化学工業社製のフィルム状ホ
ットメルト接着剤である商品名「クリアタイト5−AO
IJがある。クリアタイト5−AOIGi金11!、ハ
ニカムコアなどに良好に接着し、DSC軟化温度が12
8℃のため、焼付塗装の条件に耐えることができろ。
(接合方法) 非塗装鋼板と芯材とを、軟化点が125℃以上のホット
メルト接着剤で接合するには、芯材を中心層とし、その
両面にフィルム状ホットメルト接着剤を介して鋼板を重
ね、これを上下2つの熱板の間に置いて、例えば、熱板
温度150℃、プレス圧1kg/crtf、プレス時間
2分の条件で圧着すればよい。熱板温度やプレス圧、プ
レス時間等は、それぞれの材料の種類に応じて好ましい
範囲を適宜設定すればよい。
このようにして製造された表面材として非塗装鋼板を有
する鋼製建具は、鋼板とペーパーハニカム等の芯材とが
強固に接着し、120℃で20分間の焼付塗装条件でも
剥がれない。
(焼付塗装) 鋼製建具に使用される焼付塗料には、−波型または二液
型のものがあり、高温で焼き付けるタイプのものが塗膜
性能が良好で、表面硬度、光沢、鋼板に対する密着性に
優れる。
二液型の焼付塗料は、比較的低温で焼き付けが可能であ
るが、主剤と硬化剤の二液を混合する手間がかかり、し
かも最適混合割合から少しでも外れると塗膜性能が低下
する。また、残った混合物は、粘度が上昇して使えない
ためロスが多い。
−波型の熱硬化型焼き付は塗料は、貯蔵安定性の関係で
焼き付は温度は120℃以上のものが多く、一般には、
高温で焼き付けるタイプのものが塗膜性能が良く、種類
も多い。−波型で120℃よりも低い温度で硬化するタ
イプの焼き付は塗料は、常温で徐々に粘度が上昇し、作
業性が悪く、塗膜性能も劣る。したがって、−波型の焼
き付は塗料といえば、一般に、120℃位で硬化可能な
ものであり、市販品もその範囲のものが多い。
本発明では、焼付塗装の標準的な条件が120℃で20
分間である高温焼付塗料を用いることが高品質の鋼製建
具を得る上で好ましい。
軟化温度が125℃以上のホットメルト接着剤を接合の
ために使用し、120℃位で硬化する一液型焼付塗料と
組み合わせることにより、耐久性の良好な高級建具を製
造することができる。
〔実施例〕
以下に実施例および比較例を挙げて、本発明を具体的に
説明する。、 [実施例1] 鋼製建具を構成する材料として、以下の表面材、芯材お
よび接着剤を使用した。
(A)表面材:非塗装のペンタイト鋼板(0,8on+
厚、900011+1X 1,800 am)    
 2枚(B)接着剤:フイルム状ホットメルト接着剤積
水化学工業社製、商品名クリアタイト5−Aol(10
0μm厚、900 mmX 1,800 mm) 2枚
(C)芯材:ペーパーハニカム (40i+m厚、90 mm X 1,800 +11
01 )   1枚上記材料を、(A)/(B)/(C
)/(B)/(A)の積層構成となるように積み重ね、
これを上下2つの熱板の間に置き、熱板温度150℃、
プレス圧1kg/crtr、プレス時間2分で圧着して
接合し、鋼製のドアを作成した。
このドアを下記の条件で焼付塗装をして、接着状態、外
観を調べて異常がないことを確認した。
く使用した塗料〉 下塗り;エポキシ−メラミン系塗料 (関西ペイント社製、商品名カンペブラサスNo、 3
00) 上塗り;アミノアルキッド系エナメル (関西ペイント社製、商品名カンペアミラツクNo、 
3000) なお、ペンタイト鋼板は、塗装前にトルエンで脱脂した
〈焼付条件〉 120℃720分 (上塗り、下塗りの同時焼き付け) [比較例1] 実施例1で用いた接着剤の代わりに、低温接着タイプの
ホットメルト接着剤のクリアタイト5−BOL(種水化
学工業社製)を用い、熱板温度を100℃とした以外は
、実施例と同様にして鋼製のドアを作成した。
このクリアタイト5−BO1は、通常、塩ビ鋼板を表面
材として用いるときのホットメルト接着剤であり、接着
温度100℃で充分接着するので良好に接着したが、こ
のドアを実施例と同一条件で焼き付けたところ接着部が
剥がれた。
[比較例2] 実施例1で用いた非塗装のペンタイト鋼板の代わりに、
下記の予め焼付塗装した鋼板を用い、実施例1と同様の
プレス条件でドアを作成したところ、プレスの際に、塗
装表面に傷がつき商品価値のないものとなってしまった
鋼板;ペンタイト鋼板(0,8mm厚)鋼板の塗装に使
用した塗料および塗装条件は実施例1と同じ。
【発明の効果) 本発明によれば、表面硬度が高く、傷が付きにくく、汚
れにくい、光沢のある高品質で、しかもl00℃以上の
実用耐熱接着強度がある高性能の焼付塗装建具が提供さ
れる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)表面材の鋼板と芯材を接着剤で接合して鋼製建具
    を製造する方法において、非塗装鋼板と芯材と軟化点(
    示差走査熱量計で測定)が125℃以上のホットメルト
    接着剤で接合した後、鋼板表面を焼付塗装することを特
    徴とする鋼製建具の製造方法。
  2. (2)ホットメルト接着剤が125℃以上の軟化点を有
    する酸変性ポリオフィン系共重合体を主成分とするもの
    である請求項1記載の鋼製建具の製造方法。
JP1319162A 1989-12-08 1989-12-08 鋼製建具の製造方法 Pending JPH03180336A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016188468A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 文化シヤッター株式会社 金属製扉
JP2018115487A (ja) * 2017-01-19 2018-07-26 コマニー株式会社 自立型クリーンルームユニット
CN110159148A (zh) * 2018-03-26 2019-08-23 浙江亿美达门业有限公司 一种防潮抗菌效果好的木门

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