JP3116755B2 - 耐食性に優れた積層鋼板 - Google Patents

耐食性に優れた積層鋼板

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、耐食性に優れた、高
分子樹脂を上下2枚の鋼板の間に挟持してなる積層鋼板
に関するもので、例えば、屋根などの建材用に好適な積
層鋼板を提供する。
【0002】
【従来の技術】積層鋼板は、高分子樹脂を上下2枚の鋼
板の間に挟持したもので、この高分子樹脂の有する軽量
性、制振性などの特性を鋼板に付与したものである。と
くに、近年では、自動車の騒音低減や建材の静粛性を目
的とした制振鋼板が盛んに使用されている。自動車車
体、屋根などへの適用にあたっては、高い耐食性を付与
することが必須であり、表皮鋼板に各種表面処理鋼板を
用いて表面の耐食性を向上する方法(例えば、特開昭63
-205227 号公報、特開平1-280543号公報)や、貼合わせ
面の耐食性(端面耐食性)を向上する方法(特開昭58-9
0951号公報、特開平6-71806 号公報)などが提案されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】樹脂を挟持してなる積
層鋼板では、表面の耐食性は勿論のこと、加えて貼合わ
せ面の耐食性(端面耐食性)に優れていることが必須で
ある。従来技術においても、冷延鋼板を使用した場合に
比べて表面及び端面耐食性がいずれも優れているもの
の、特に屋根などのような用途に適用する場合には、表
面耐食性と端面耐食性は未だ満足できるものではない。
すなわち、表面耐食性については各種表面処理鋼板の開
発により、使用する表皮鋼板の表面耐食性を向上するこ
とで積層鋼板においても要求特性を満足することができ
るが、端面耐食性については、表面耐食性を向上させて
も向上するとはいえず、両耐食性を両立することは困難
であった。近年では、表面耐食性に優れたZn−Al合
金化溶融めっき鋼板を用いた積層鋼板が開発されたが、
本鋼板は表面耐食性にすぐれる反面、積層鋼板において
は端面の耐食性が劣るので、屋根などの高耐食性を必要
とする箇所への適用については問題があった。
【0004】本発明は、上述の問題点を解決するために
なされたもので、表面耐食性と端面耐食性のいずれも向
上させ、屋根などの高耐食性を必要とする箇所へ有効に
適用できる積層鋼板を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】発明者らは、上述の課題
を解決するために、積層鋼板の表面耐食性と端面耐食性
を両立させるために、表皮鋼板の種類や高分子樹脂の種
類の影響について鋭意検討を行った結果、本発明を完成
した。
【0006】すなわち、本発明は、高分子樹脂を上下2
枚の鋼板の間に挟持した積層鋼板において、鋼板がAl
を4〜60重量%含有するZn−Al合金化溶融めっき
鋼板であり、前記高分子樹脂が架橋されており、せん断
密着力が70kgf/cm2以上である。ここで、耐食
性や成形性の向上の点から、前記のめっき鋼板は、少な
くとも高分子樹脂と接しない側の表層に、金属クロム換
算で10〜100mg/m2 のクロメート処理層を有し
てもよい。
【0007】次に、制振性を考慮すると、高分子樹脂は
ガラス転移に基づく損失正接(tanδ)の極大値が
0.3以上で、この極大値を示す温度が−40〜100
℃の範囲にあり、かつ積層鋼板としての極大値が0.1
以上で、この極大値を示す温度が0〜120℃の範囲に
あるのが良い。
【0008】また、電気抵抗溶接性を考慮すると、高分
子樹脂層内に、圧潰前の平均粒径Dが高分子層の厚さT
に対してT≦D≦2Tの範囲で、ビッカース硬さが18
0Hv以下で、融点が鋼板と同等以上の導電金属粉を、
高分子樹脂層に対して5〜20重量%添加すればよい。
【0009】
【作用】本発明の作用について、説明する。まず、表皮
鋼板については、板厚が例えば0.2〜1.0mm程度
で、Alを4〜60重量%含有するZn−Al合金化溶
融めっき層を形成した鋼板を使用する。Alを添加する
のは、Al特有の不動態皮膜が形成されることや不活性
な腐食生成物が形成しやすいことなどにより、めっき表
面が極めて長期安定となり、屋根などで必要な優れた表
面耐食性を有するためである。また、Al含有量を4〜
60重量%とする理由は、4%未満では表面耐食性向上
効果が得られず、また、60%を越えるとZnが欠乏す
るため端面において犠牲防食作用が乏しくなり、エッヂ
クリープが広範囲に渡り発生し、端面耐食性が著しく劣
るからである。次に、めっき付着量は30〜120g/
2 が望ましい。その理由は30g/m2 未満では表面
耐食性、端面耐食性がともに低下するし、また上限につ
いては、生産安定性の点などから実用的には120g/
2 未満が望ましい。
【0010】ところで、Zn−Al合金化溶融めっき鋼
板は、プレス成形時に成形金型にめっきが付着し、加工
性を低下させることがある。この対策と併せて、耐食性
の向上の点から、少なくとも高分子樹脂層と接しない側
の表層に、金属Cr換算で10〜100mg/m2 のク
ロメート処理層を有するのがよい。
【0011】次に、前記2枚の鋼板間に挟持される高分
子樹脂層は、例えば20〜100μm程度の厚みで、架
橋された高分子樹脂(熱硬化型樹脂)で、せん断密着力
が70kgf/cm2 以上である。この理由は以下の検
討結果による。すなわち、Zn−Al合金化溶融めっき
鋼板はAlの有するバリアー効果により優れた表面耐食
性を有するが、逆に端面ではAl含有量の増加に伴いZ
nが疎になるがために、広範囲のZnが端面の犠牲防食
に使用される。このため、端面耐食性はZnめっき鋼板
に比べて低下するという知見を実験により見出だした。
この知見に基づき、高分子樹脂の種類、密着力の端面耐
食性への影響について検討を行った結果上記の種類、密
着力のものが端面耐食性に優れたものであることを見出
だした。架橋された高分子樹脂が優れている理由は定か
ではないが、架橋(3次元分子結合状態)されているこ
とにより鋼板と樹脂の界面がより緻密な結合状態になる
こと、また、樹脂そのものについても緻密な3次元分子
結合状態となることにより、水分などの腐食を促進させ
る物質が侵入しにくい状態になり、端面耐食性の低下を
防ぐ効果があるものと発明者は推定している。
【0012】一方、積層鋼板の密着力測定方法は、従来
から、せん断密着力(せん断応力下での破壊強度)とT
−ピール密着力(引き剥がし応力下での破壊強度)で代
表されるが、本発明者の実験から、T−ピール密着力は
端面耐食性に無関係で、せん断密着力が端面耐食性に影
響するという結果を得た。そして、せん断密着力70k
gf/cm2 以上であれば、端面耐食性の低下を防ぐ効
果があるという知見を得た。その理由については定かで
ないが、鋼板界面と強固に接着することにより、水分な
どの侵入を防ぐ効果があること、また、端面は通常切断
加工ままであるので、切断時のせん断応力により端面近
傍では表皮鋼板がズレた状態であり、樹脂がダメージを
受けている状態であるので、同様の破壊メカニズムであ
るせん断密着力の大きいものほど切断加工後の樹脂ダメ
ージが少なく、端面からの腐食物質の侵入を防ぐ効果が
あることと本発明者は推定している。ここで、せん断密
着力は、大きいほうがよいが、端面耐食性の低下を防ぐ
効果が飽和するので、最大で200kgf/cm2 程度
で十分である。
【0013】高分子樹脂の材質は、例えば、アクリル系
樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、エポ
キシ系樹脂等およびこれらとSBRなどのゴムとの重合
体等の架橋された樹脂(熱硬化型樹脂)が使用でき、そ
の他接着性を付与した架橋樹脂であれば特に限定しな
い。
【0014】次に、制振性を必要とする場合は、高分子
樹脂のガラス転移に基づく損失正接(tanδ)の極大
値が0.3以上で、この極大値を示す温度が−40〜1
00℃の範囲にある樹脂を使用して、積層鋼板としての
損失係数の極大値が0.1以上で、この極大値を示す温
度が0〜120℃の範囲にあるようにすれば良い。
【0015】また、溶接性の点からは、高分子樹脂層内
に、圧潰前の平均粒径Dが高分子層の厚さTに対してT
≦D≦2Tの範囲で、ビッカース硬さが180Hv以下
で、融点が鋼板と同等以上の導電金属粉を、高分子樹脂
層に対して5〜20重量%添加すればよい。
【0016】導電金属粉として、圧潰前の大きさが、高
分子樹脂層の厚さよりも大きいものを使用する理由は、
積層する際に、高分子樹脂層の厚さまで圧潰することに
より、上下の鋼板と接触させ、低い抵抗を得ることがで
きるからである。導電金属粉の大きさとして、平均粒径
Dが高分子樹脂層の厚さTに対して、T≦D≦2Tのも
のを用いるのは、D>2T以上では、導電金属粉を潰す
のが困難になり、一方、D<Tでは充分な接触を得るこ
とができない。また、ビッカース硬さが180Hvを越
えると潰すのが困難となる。また、金属粉の融点を鋼板
と同等以上とするのは、スポット溶接は表皮鋼板が溶融
してなされるわけであるからして、金属粉は表皮鋼板が
溶融するまで上下の鋼板の短絡点の役割を果たす必要が
あるからである。
【0017】導電金属粉の添加量を高分子樹脂に対し
て、5〜20重量%とするのは、過剰に添加すると、潰
すのが困難となるばかりでなく、密着力の低下や制振性
能の低下をも招くので、上限は20重量%とする。ま
た、5重量%未満では、溶接性が劣る。導電金属粉の材
質は、Ni,Cu,Feが挙げられる。
【0018】
【実施例】本発明の実施例を比較例とともに説明する。
図1は本発明の実施態様を示す断面図である。図1にお
いて、1は積層鋼板、2は表皮鋼板、3は高分子樹脂、
4はZn−Al合金化溶融めっき鋼板である。
【0019】(実施例1)各種表面処理鋼板を用いて積
層鋼板を作製し、塩水噴霧試験(JIS Z2731に
準拠)を行い、表面耐食性および端面耐食性を評価し
た。試験条件を下記に示し、結果を表1に示す。
【0020】(1)表皮鋼板 a. Zn-Al 合金化溶融めっき鋼板(Al添加),板厚
0.4mm t b. Fe-Zn 合金化溶融めっき鋼板(Alなし),板厚
0.4mm t c. 溶融Znめっき鋼板(Alなし),板厚0.4mm t d. 冷延鋼板(Alなし),板厚0.4mm t (2)高分子樹脂 a. ゴム変性アクリルエステル(熱硬化型),厚み
0.05mmt せん断密着力 70kgf/cm2 b. アクリル酸変性ポリエチレン(熱可塑型),厚み
0.05mmt せん断密着力 90kgf/cm2 (3)積層方法 a. 熱硬化型樹脂については、樹脂をナイフ状のコー
ターによって、鋼板表面に塗布し、その後他の鋼板を、
一対の樹脂ライニングロールにより、10kgf/cm
2 の面圧をかけて積層し、170℃の温度で5分保持し
て加熱硬化することにより作製した。
【0021】b. 熱可塑型樹脂については、樹脂フィ
ルムを120℃に予熱した鋼板表面に、ラミネートロー
ルを用いて貼合わせ、その後、180℃(樹脂の融点以
上)に加熱し、別途180℃に加熱した他の鋼板とを、
一対の樹脂ライニングロールにより、10kgf/cm
2 の面圧をかけて積層することにより作製した。
【0022】(4)耐食性の評価 a.表面耐食性 積層鋼板表面の錆発生時間を目視により観察した。発生
時間によって、○○(240Hr以上)、○(120H
r以上240Hr未満)、△(60Hr以上120Hr
未満)、×(60Hr未満)で評価した。
【0023】b.端面耐食性 表皮鋼板を引き剥がし、端面からの錆侵入長さ(剥離長
さに相当)を測定した。600時間後の侵入長さによっ
て、○○(5mm未満)、○(5mm以上10mm未
満)、△(10mm以上15mm未満)、×(15mm
以上)で評価した。表1から、表皮鋼板が本発明の範囲
内のZn−Al合金化溶融めっき鋼板のものは表面耐食
性に優れており、その中でゴム変性アクリルエステル系
は端面耐食性にも優れている。一方、アクリル酸変性ポ
リエチレン系は端面耐食性に劣る。また、Zn−Fe合
金化溶融めっき鋼板や溶融めっき鋼板のものは、表面耐
食性には劣る反面、樹脂の種類によらず端面耐食性には
優れる。このことから、本発明に係る組合わせであるZ
n−Al合金化溶融めっき鋼板とゴム変性アクリルエス
テル系を用いることにより、表面耐食性と端面耐食性を
両立できことがわかる。
【0024】(実施例2)実施例1の結果から、表皮鋼
板をZn−Al合金化溶融めっき鋼板に限定して、高分
子樹脂の種類、密着力に着目して、実施例1と同様に塩
水噴霧試験(JIS Z 2731に準拠)を行い、表
面耐食性および端面耐食性を評価した。試験条件を下記
に示し、その結果を表2に示す。
【0025】(1)表皮鋼板 a.Zn−Al合金化溶融めっき鋼板(Al添加),板
厚0.4mmt (2)高分子樹脂 a.ゴム変性アクリルエステル(熱硬化型),厚み
0.05mmt b.ポリエステル(熱硬化型),厚み 0.05mmt c.アクリル酸変性ポリエチレン(熱可塑型),厚み
0.05mmt (3)積層方法 実施例1に準拠 (4)耐食性の評価 実施例1に準拠 (5)高分子樹脂のtanδの測定 岩本製作所製 粘弾性スペクトロメーター(VES−F
3)にて、50Hzでのtanδを測定 (6)積層鋼板の損失係数 25×220mmおよび25×280mmの試験片に
て、共振応答曲線からの半値幅法により、1000Hz
での損失係数を測定 表2から本発明の範囲内のものは、表面耐食性および端
面耐食性ともに優れており、また制振性能も優れてい
る。一方、高分子樹脂が熱硬化型でありながら、せん断
密着力が本発明の範囲外のものや、せん断密着力は高い
が熱可塑型のものでは、端面耐食性が劣っていた。
【0026】(実施例3)次に、本発明の積層鋼板につ
いて、スポット溶接性を評価した。試験条件を下記に示
し、結果を表3に示す。 (1)表皮鋼板 Zn−Al合金化溶融めっき鋼板(Al添加),板厚
0.4mmt (2)高分子樹脂 ゴム変性アクリルエステル(熱硬化型),厚み 0.0
5mmt (3)積層方法 実施例1に準拠 (4)溶接条件 a.電極 ;ドーム型、銅−クロム電極(先端径6m
mφ) b.加圧力 ;200kgf c.電流 ;10kA d.通電時間;12サイクル(60Hz) e.制御方法;定電流制御(0.5サイクル制御) f.試験片組合わせ;30×100mmの試験片と0.
8mmの単一鋼板を重ね合わせて溶接した。 (5)溶接性の評価 積層鋼板1本につき1カ所のスポット溶接を500本行
い、溶接欠陥発生数を求めた。欠陥発生数によって、○
(0〜10本)、×(11本以上)で評価した。表3か
ら、本発明の範囲内のものは、溶接性に優れていること
が判る。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】
【表3】
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、表面耐
食性と端面耐食性に優れた積層鋼板を得ることができる
ので、屋根材などの高耐食性を必要とする部材への適用
が可能になり、積層鋼板の品質向上と用途拡大が達成で
き、工業上有用な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る積層鋼板の概略断面図。
【符号の説明】
1…積層鋼板、2…表皮鋼板、3…高分子樹脂層、4…
Zn−Al合金化溶融めっき層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B05D 7/14 B05D 7/14 L 7/24 303 7/24 303C C23C 28/00 C23C 28/00 A C C25D 15/02 C25D 15/02 M (56)参考文献 特開 平6−91803(JP,A) 特開 平6−71806(JP,A) 特開 平3−266640(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 15/08 B05D 3/10 B05D 7/14 C23C 28/00 C25D 15/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4〜60重量%のAlを含有するZn−
    Al合金化溶融めっき層を表面に形成した2枚のめっき
    鋼板と、これら2枚の鋼板間に挟持され、せん断密着力
    が70kgf/cm2 以上である架橋された高分子樹脂
    の層とを具備した耐食性に優れた積層鋼板。
  2. 【請求項2】 めっき鋼板は、少なくとも高分子樹脂と
    接しない側の表面に、金属クロム換算で10〜100m
    g/m2 のクロメート処理層を有する請求項1に記載の
    耐食性に優れた積層鋼板。
  3. 【請求項3】 高分子樹脂がガラス転移に基づく損失正
    接(tanδ)の極大値が0.3以上で、この極大値を
    示す温度が−40〜100℃の範囲にある請求項1また
    は請求項2に記載の耐食性に優れた積層鋼板。
  4. 【請求項4】 高分子樹脂層の内部に、高分子樹脂層に
    対して5〜20重量%導電金属粉が添加され、この導電
    金属粉は圧潰前の平均粒径Dが高分子樹脂層の厚さTに
    対してT≦D≦2Tの範囲で、ビッカース硬さが180
    Hv以下で、融点が鋼板と同等以上である請求項1乃至
    請求項3のいずれか1に記載の耐食性に優れた積層鋼
    板。
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