JPH03181658A - 無段変速機の制御装置 - Google Patents

無段変速機の制御装置

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JPH03181658A
JPH03181658A JP31913789A JP31913789A JPH03181658A JP H03181658 A JPH03181658 A JP H03181658A JP 31913789 A JP31913789 A JP 31913789A JP 31913789 A JP31913789 A JP 31913789A JP H03181658 A JPH03181658 A JP H03181658A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車両用のベルト式無段変速機において電子的
にプライマリ圧制御およびセカンダリ圧制御する制御装
置に関し、詳しくは、比例式のセカンダリ制御弁および
プライマリ制御弁を用いた電子制御系に関する。
〔従来の技術〕
この種の無段変速機は、入力端のプライマリプーリにプ
ライマリ圧をかけ、出力側のセヵンダリプーリにセカン
ダリ圧をかけて、両プーリに巻付けられたベルトに押付
力を付与する。そしてセカンダリ圧は、伝達トルクに対
しベルトスリップが生じない押付力を与えるように制御
され、プライマリ圧はベルトをプライマリプーリ上にお
いては巻付は半径の大きい側あるいは小さい側に移行し
て、所定の変速比を得ることが可能な押付力に制御され
る。
ここで、一般に上記セカンダリ圧およびプライマリ圧の
各制御弁、制御系は電子化される傾向にある。モしてプ
ーリおよびベルトの部分の伝達トルクを正確に求め、セ
カンダリ圧を伝達トルクに応じ必要最小限に最適制御す
る。またプライマリ圧に関しては、運転および走行条件
により最適な変速状態を定め、応答良く変速制御するこ
とを目指している。
そこで従来、上記無段変速機の電子制御に関しては、例
えば特開昭63−303258号公報の先行技術がある
。ここで、特に変速制御については、制御の基本概念に
流量制御を導入する。即ち、プライマリシリンダのプラ
イマリ圧を定める油量は変速比の関数で設定でき、油量
を時間微分した流量は変速速度と変速比との関数になる
ことから、各条件に応じた目標変速比と実変速比との偏
差等により変速速度を算出する。また、制御弁での流量
は開口面積、圧力差等により算出され、操作量を所定の
デユーティ比で定めるようにすると、そのデユーティ比
は変速速度と変速比との関数になり、これに基づいてデ
ユーティ比を定める。そしてデユーティ信号をソレノイ
ド弁に出力して、パルス状の制御圧が生じ、この制御圧
を制御弁に作用して流量制御することで変速制御するこ
とが示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上記先行技術のものにあっては、制御弁の流
量制御により目標変速比に対し実変速比を追従すること
を重視した制御方法であり、時々刻々の変速制御性に優
れている。しかるに、追従性重視のために、操作量の大
きさによっては収束性に欠けてハンティングが生じ、過
渡時の応答性に限界がある。また、本来変速比はセカン
ダリ圧とプライマリ圧との2つの油圧により決定される
が、この関係が制御に取り入れられていないため、特に
定常時に基準とするパラメータが無くて、フィードフォ
ワード制御する場合に難しい。更に、ホイールロック等
の異常時には変速比検出等が不能になって、最適な変速
比に制御できない等の問題がある。
そこで、変速制御の基本概念にプライマリ圧のセカンダ
リ圧に対する油圧比制御を採用することが考えられ、こ
の油圧比制御を適確に実行する場合には、今の変速比を
維持するに必要なプライマリ圧を求める定常時制御と、
変速比等の目標値と実際値との偏差に対して収束可能な
プライマリ圧を求める過渡時制御とに分けることが考え
られる。
従って、この変速比等の偏差による制御では、偏差に対
し操作量の圧力を最適に算出することが必要になる。
ここで過渡時には、変速比等の偏差に応じてプライマリ
シリンダの体積、即ち油量を変化すれば良い。このプラ
イマリのシリンダ体積変化は流量になるため、制御弁の
流量の式を用いて変速比等の偏差に応じバルブ変位、即
ち圧力変化量を算出すれば良いことになる。従って、変
速比等の偏差による過渡時制御では、流量制御の概念を
採用することで、収束に必要な圧力を最適に算出するこ
とが可能になる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、油圧比制御による変速制御系において
、過渡時の制御基本概念に流量制御を採用して、過渡時
の圧力操作量を最適化することが可能な無段変速機の制
御装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明の無段変速機の制御装
置は、ポンプ吐出圧をセカンダリ制御弁により調圧して
セカンダリシリンダのセカンダリ圧を制御し、セカンダ
リ圧をプライマリ制御弁で減圧してプライマリシリンダ
のプライマリ圧を制御して変速する制御系において、上
記プライマリ制御弁の電磁制御系に、油圧比制御系と流
ffi制御系とを有し、上記流量制御系は、変速比等の
目標値と実際値との偏差を、上記プライマリ制御弁のア
ップシフトとダウンシフトとの差圧に基づく圧力換算量
で変速に必要な変速圧力に換算して求め、上記変速圧力
に応じた操作量の電気信号を、アップシフトでは加算し
、ダウンシフトでは減算して上記プライマリ制御弁に出
力するものである。
〔作   用〕
上記構成に基づき、電子制御系の流量制御系では、過渡
時の変速比等の偏差に応じ、制御弁の流量の式を用いた
圧力換算量でアップシフトとダウンシフトとにおいてそ
れぞれ変速に必要な変速圧力が算出され、これに応じた
電気信号がアップシフトには加算し、ダウンシフトには
減算して出力される。そこでプライマリ制御弁は、変速
比等の偏差に対応してアップシフトではプライマリ圧を
増し、ダウンシフトではプライマリ圧を減じるようにな
り、こうして過渡時の変速制御が適確に行われる。
〔実 施 例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図において、ロックアツプトルコン付無段変速機の
駆動系の概略について述べる。符号lはエンジンであり
、クランク軸2がトルクコンバータ装置31前後進切換
装置4.無段変速機5およびディファレンシャル装置6
に順次伝動構成される。
トルクコンバータ装置3は、クランク軸2がドライブプ
レート1oを介してコンバータカバー11およびトルク
コンバータ12のポンプインペラ12aに連結する。ト
ルクコンバータ12のタービンランナ12bはタービン
軸I3に連結し、ステータ12cはワンウェイクラッチ
14により案内されている。タービンランナ12bと一
体的なロックアツプクラッチ15は、ドライブプレート
loに係合または解放可能に設置され、エンジン動力を
トルクコンバータ12またはロックアツプクラッチ15
を介して伝達する。
前後進切換装置4は、ダブルピニオン式プラネタリギヤ
16を有し、サンギヤ16aにタービン軸13が人力し
、キャリアtabからプライマリ軸20へ出力する。そ
してサンギヤ16aとリングギヤleeとの間にフォワ
ードクラッチ17を、リングギヤ1flcとケースとの
間にリバースブレーキ18を有し、フォーワードクラッ
チ17の係合でプラネタリギヤ16を一体化してタービ
ン軸13とプライマリ軸2oとを直結する。また、リバ
ースブレーキIBの係合でプライマリ軸20に逆転した
動力を出力し、フォワードクラッチ17とリバースブレ
ーキ18の解放でプラネタリギヤ16をフリーにする。
無段変速機5は、プライマリ軸20に油圧シリンダ21
を有するプーリ間隔可変式のプライマリプーリ22が、
セカンダリ軸23にも同様に油圧シリンダ24を有する
セカンダリプーリ25が設けられ、プライマリプーリ2
2とセカンダリプーリ25との間に駆動ベルト26が巻
付けられる。ここで、プライマリシリンダ21の方が受
圧面積が大きく設定され、そのプライマリ圧により駆動
ベルト26のプライマリプーリ22.セカンダリプーリ
25に対する巻付は径の比率を変えて無段変速するよう
になっている。
ディファレンシャル装置Bは、セカンダリ軸23に一対
のりダクションギャ27を介して出力軸28が連結し、
この出力軸28のドライブギヤ29がファイナルギヤ3
0に噛合う。そしてファイナルギヤ3oの差動装置31
が、車軸32を介して左右の車輪33に連結している。
一方、無段変速機制御用の油圧源を得るため、トルクコ
ンバータ12に隣接してメインオイルポンプ34が配設
され、このメインオイルポンプ34がポンプドライブ軸
35によりコンバータカバー11に連結して、常にエン
ジン動力によりポンプが駆動されて油圧が生じるように
なっている。ここで無段変速機4では、油圧が高低の広
範囲に制御されることから、オイルポンプ34は例えば
ローラベーン式で吸入、吐出ボートを複数組有して可変
容量型に構成されている。
次いで、油圧制御系として無段変速機制御系について述
べる。
先ず、オイルパン40と連通するオイルポンプ34から
の油路41がセカンダリ制御弁50に連通して所定のセ
カンダリ圧Psが生じており、このセカンダリ圧Psが
油路42によりセカンダリシリンダ24に常に供給され
る。セカンダリ圧Psは油路43を介してプライマリ制
御弁60に導かれ、油路44にょリプライマリシリンダ
21に給排油してプライマリ圧Ppが生じるように構成
される。
セカンダリ圧制御系50は、比例電磁リリーフ弁式であ
り、比例ソレノイド51に制御ユニット70によりソレ
ノイド電流Isが供給される。すると、ソレノイド電流
Isにより電磁力、セカンダリ圧Psの油圧反力および
スプリング力をスプール上に対向して作用し、これらが
バランスするように調圧する。即ち、ソレノイド電流I
sにより設定圧を可変にし、ソレノイド電流Isに対し
1対1の比例関係でセカンダリ圧Psを制御するもので
ある。
プライマリ制御弁60は、比例電磁減圧弁式であり、セ
カンダリ制御弁50と同様に比例ソレノイド61に制御
ユニット70によりソレノイド電流Ipが供給される。
すると、ソレノイド電流Ipによる電磁力、プライマリ
圧Ppの油圧反力およびスプリング力をスプール上に対
向して作用し、ソレノイド電流Ipにより設定圧を可変
にして、ソレノイド電流Ipに対し1対1の比例関係で
プライマリ圧Ppを制御するものである。
なお、オイルポンプ34は可変容量型であり、セカンダ
リ制御弁50のドレン側の油路45には常に比較的高い
潤滑圧が生じる。そこでこの潤滑圧が、トルクコンバー
タ12.前後進切換装置4.ベルト24の潤滑部等に供
給されるように回路構成されている。
第2図において、電子制御系について述べる。
先ず、人力信号センサとしてプライマリプーリ回転数セ
ンサ71.セカンダリプーリ回転数センサ72、エンジ
ン回転数センサ73.スロットル開度センサ74および
セカンダリ圧Psを検出する圧力センサ75を有する。
セカンダリ圧制御系について述べると、スロットル開度
センサ74のスロットル開度θ、エンジン回転数センサ
73のエンジン回転数Neが入力するエンジントルク算
出部7Bを有し、θ−Neのトルク特性によりエンジン
トルクTeを推定する。また、トルクコンバータ人、出
力側のエンジン回転数Ne、プライマリプーリ回転数N
pはトルク増幅率算出部77に人力し、速度比n (N
p/Ne)に応じたトルク増幅率tを定める。更に、エ
ンジン回転数NO,ブライマリブーり回転数Npはプラ
イマリ系慣性力算出部78に人力し、エンジンiおよび
プライマリプーリ22の質量、加速度により慣性力gl
を算出する。これらのエンジントルクTe。
トルク増幅率t、慣性力gjは入力トルク算出部79に
人力し、CVT人力トルクTIを以下のように算出する
TI −TB−t −gl 一方、実変速比iが人力する必要セカンダリ圧設定部8
0を有する。ここで、各実変速比1毎に単位トルク伝達
に必要なスリップ限界のセカンダリ圧Psuが第3図(
a)のように設定されており、このマツプにより実変速
比Iに応じた必要セカンダリ圧Psuを定める。そして
上記入力トルクTI。
必要セカンダリ圧Psuは目標セカンダリ圧算出部8I
に人力し、これら入力トルクTI、必要セカンダリ圧P
suとセカンダリブーり回転数Nsとにより、セカンダ
リシリンダ24の部分の遠心抽圧gsを考慮して目標セ
カンダリ圧Pssを、以下のように算出する。
Pss−Ti  −Psu−gs +PMここでPMは
、実変速比Iの関数としてPy−「(1)で表わされる
補正項で、マージンと呼ばれるものである。
目標セカンダリ圧Pssは更にソレノイド電流設定部8
2に人力し、目標セカンダリ圧Pssに応じたソレノイ
ド電流1sを定めるのである。この場合に、セカンダリ
制御弁50が既に述べたようにソレノイド電流1sに対
し比例関係でセカンダリ圧を制御する特性であるから、
これに応じた第3図(b)のマツプにより目標セカンダ
リ圧Pssに対するソレノイド電流1sを比例的に求め
る。そしてこのソレノイド電流1sが、駆動部83を介
してセヵンダリ制御弁50の比例ソレノイド51に供給
されるのであり、こうしてソレノイド電流Isにより、
直接セカンダリ圧Psを目標セカンダリ圧Pssに追従
して制御するようになっている。
続いて、プライマリ圧制御系について述べる。
先ず、制御の基本概念について述べると、定常時の実変
速比lはセカンダリ圧Psとプライマリ圧Ppとの油圧
比で決まるため、油圧比Kp(Pp/Ps)は実変速比
Iの関数として表わされて、Kp −f(1) になる。
一方、ブーりとベルトの部分においては、人力トルクT
1が例えば大きくなるとダウンシフト方向に移行するこ
とになり、人力トルクTIが実変速比Iに影響すること
がわかる。そこで、この人力トルクTIと実変速比Iと
の関係に対し、今のセカンダリ圧Psで伝達できる最大
トルク(Ps/P su)と、今の伝達トルクの入力ト
ルクTIのトルク比KTとを K T−TI/ (Ps/Psu) により設定する。すると、今のトルク伝達状態。
即ち油圧比Kpの関係での実変速比1が定まり、これに
より油圧比Kpは、実変速比lとトルク比KTとの関数
として Kp =r(1,KT) が成立する。こうして実変速比Iとトルク比KTとによ
り油圧比Kpは、第3図(C)のように、セカンダリ圧
Psとは無関係に相似形の特性で得られることになり、
この油圧比Kpとセカンダリ圧Psとにより必要プライ
マリ圧PPDが算出される。
これにより、定常時の今の入力トルクTIに対し、今の
実変速比■を保つのに必要なプライマリ圧PI)Dを、
セカンダリ圧Psに対して求めることができる。
次いで、過渡時の変速制御は、所望の変速速度に応じて
流量制御すれば良い、そこで、各運転および走行条件に
応じた目標変速比Isと実変速比iとの偏差等により変
速速度、またはブーり位置で設定した場合はブーり位置
変化速度de/dtを算出する。ここでブーり位置変化
速度de/dtは、プライマリシリンダ21の体積変化
、即ち流量であるから、バルブ流量の式を示すと以下の
ようになる。
Q−C−A−v’τF (C:流量係数、A:開口面積、ΔP:差圧)この式に
おいて、開口面積Aはバルブ変位ΔSに関係し、このバ
ルブ変位ΔSは更にプーリ位置変化速度de/dLを実
現するのに必要な操作量の変速圧力ΔPpとなる。また
、差圧ΔPはアップシフトの給油では(Ps−Pp)で
あり、ダウンシフトのドレンではPpになる。
従って、アップシフトとダウンシフトにおいて変速圧力
ΔPを算出し、この変速圧力ΔPと流量Qに応じたブー
り位置変化速度de/d tにより変速圧力ΔPpを上
述の式に基づき以下のように算出ることかできる。
ΔPp = (K −de/dt)/ JTP’そして
上述の油圧比制御系で求めた必要プライマリ圧PPDに
対し、アップシフト時には変速圧力ΔPpを加算し、ダ
ウンシフト時には変速圧力ΔPpを減算することで目標
プライマリ圧Ppsが求まる。こうして、定常時の油圧
比制御と過渡時の流量制御とが一体化し、目標プライマ
リ圧Ppsに応じた操作量を出力することで、定常時と
過渡時との変速制御を行い得ることになる。
そこで、かかる制御に基づき、油圧比制御系と流量制御
系とを有している。
油圧比制御系について述べると、プライマリプーリ回転
数センサ71のプライマリプーリ回転数Npとセカンダ
リブーり回転数センサ72のセカンダリプーリ回転数N
sが人力する実変速比算出部85を有し、実変速比Iを
l =Np/Nsにより算出する。一方、人力トルクT
I、必要セカンダリ圧Psuおよび圧力センサ75のセ
カンダリ圧Psが入力するトルク比算出部86を有し、
トルク比KTを算出するのであり、このトルク比KT、
実変速比Iは油圧化設定部87に人力して、第3図(C
)のマツプにより油圧比Kpを、トルク比KT、実変速
比Iの関係により定める。油圧比Kp、セカンダリ圧P
sは必要プライマリ圧算出部88に人力し、更にプライ
マリプーリ回転数Npによるブライマリシリンダ21の
部分の遠心油圧gpを考慮して、必要プライマリ圧PP
Dを以下のように算出する。
PPD=Kp −Ps −gp 次いで、流量制御系について述べると、実変速比■、ス
ロットル開度θが人力する目標プライマリプーリ回転数
検索部89を有し、i−〇の関係で目標ブライマリブー
り回転数NPDを定める。目標プライマリプーリ回転数
N PD、セカンダリプーリ回転数Nsは目標変速比算
出部90に入力し、目標変速比Isをl5−NPC/N
sにより算出するのであり、こうして変速パターンをベ
ースとして各運転および走行条件に応した目標変速比I
sが求められる。
ここで、プライマリシリンダ2Iの油ff1Vは実プー
リ位置eに比例し、油jl■を時間微分した流量Qはプ
ーリ位置変化速度de/dtと1対1で対応する。従っ
て、ブーり位置変化速度de/dtにより流mQがその
まま算出されて好ましいことから、実変速比I、目標変
速比isは実プーリ位置変換部91゜[1標プ一リ位置
変換部92により実ブーり位置0゜目標ブーり位置es
に変換する。これら実プーリ位置e、目標プーリ位置0
Sはブーり位置変化速度算出部93に人力し、プーリ位
置変化速度de/dtを、以下のように実プーリ位置e
と目標ブーり位置esとの偏差等により算出する。
da/dt −に+   (as−e)・K2・des
/dt(K+ 、に2 :定数、des/di :位相
進み要素)ここでプーリ位置変化速度de/dtにより
、実変速比プーリ位置eと目標プーリ位置esとの偏差
に応じた流量が算出されると共に、その正負によりアッ
プシフトとダウンシフトとが判断されるため、ブーり位
置変化速度算出部93の出力はシフト判断部94に入力
してアップシフトまたはダウンシフトをt、11断する
。また、セカンダリ圧としてP ss、プライマリ圧と
してPpsが人力する圧力換算量算出部98を有し、ア
ップシフトとダウンシフトの場合の差圧ΔPにより、圧
力換算量1/JτFを求める。ブーり位置変化速度de
/diと圧力換算量1/JYrは変速圧力算出部99に
人力し、変速圧力ΔPpを以下のように算出する。
ΔPp ”’  (K−de/dt)/ JτFこうし
て、過渡時の変速比偏差に応じた変速圧力ΔPpが求ま
り、この変速圧力ΔPpとアップシフトまたはダウンシ
フトの信号は目標プライマリ圧算出部95に入力し、目
標プライマリ圧Ppsを、アップシフト峙にはPps−
PPD+ΔPpにより、ダウンシフト時はP ps −
P PD−ΔPpにより算出する。目標プライマリ圧P
psは更にソレノイド電流設定部96に人力して、目標
プライマリ圧Ppsに応じたソレノイド電流1pを定め
る。この場合に、プライマリ制御弁60が既に述べたよ
うにソレノイド電流1pに対し比例関係でプライマリ圧
を制御する特性であるから、これに応じた第3図(b)
のマツプで11標プライマリ圧Ppsに対するソレノイ
ド電流1pを求める。そしてこのソレノイド電流Ipが
、駆動部97を介してプライマリ制御弁60の比例ソレ
ノイド61に供給され、フィードフォワドで変速制御す
るようになっている。
次いて、かかる構成の無段変速機の制御装置の作用につ
いて述べる。
先ず、エンジン1の運転により、トルクコンバータ12
のコンバータカバー11.  リヤドライブ軸35によ
ってオイルポンプ34が駆動して油圧が生じ、この油圧
がセカンダリ制御弁50に導かれる。そこで停車時には
、プライマリ制御系の目標変速比Is。
実変速比Iが無段変速機5の機構上の最大変速比として
例えば2.5より大きい値に設定される。このため、抽
圧制御系の実変速比1.)ルク比KT。
油圧比Kp、セカンダリ圧Psによる目標プライマリ圧
Ppsがプライマリ制御弁60の比例ソレノイド61に
流れて排抽側に動作することで、プライマリ圧Ppは最
低レベルになる。このため、セカンダリ制御弁50によ
るセカンダリ圧Psのすべてはセカンダリシリンダ24
にのみ供給され、無段変速機5はベルト26が最もセカ
ンダリプーリ25の方に移行した最大変速比の低速段に
なる。
このとき、図示しない油圧制御系によりロックアツプク
ラッチ15を解放してトルクコンバータI2に給浦され
る。そこで、例えばドライブレンジにシフトすると、前
後進切換装置4のフォワードクラッチ17が給油により
係合して前進位置になる。
このため、エンジンlの動力がトルクコンバータ12、
前後進切換装置4を介して無段変速機5のプライマリ軸
20に人力し、プライマリプーリ22.セカンダリプー
リ25とベルト26とにより最大変速比の動力がセカン
ダリ軸23に出力し、これがディファレンシャル装置6
を介して車輪33に伝達して発進可能になる。
セカンダリ圧制御系では、常にエンジントルクToが推
定され、トルク増幅率t、プライマリ系の慣性力glが
算出されている。そこで、アクセル踏込みの発進時には
、エンジントルクTa、)ルク増幅率tにより人力トル
クTIが大きくなり、更に必要セカンダリ圧Psuも増
大することで、目標セカンダリ圧PSSが大きい値にな
る。そして目標セカンダリ圧PSSに応じた低いソレノ
イド電流Isが、セカンダリ制御弁5oの比例ソレノイ
ド51に流れ、設定圧を高く定めるのであり、こうして
セカンダリ圧Psはドレン量を減じて高く制御される。
そして発進後に変速制御され、ロックアツプクラッチL
5が係合してトルク増幅率t−1になり、実変速比jに
応じて必要セカンダリ圧Psuが減じ、車速上昇に伴い
エンジントルクToが低下操作されると、目標セカンダ
リ圧PSSは急激に小さくなる。このため、ソレノイド
電流Isは急増してセカンダリ制御弁50の設定圧は順
次小さくなり、セカンダリ圧Psが低下制御される。こ
うしてPsの特性をまとめて示すと、第4図(a)のよ
うになり、常に伝達トルクに対しベルトスリップしない
最小限のプーリ押付力を確保するように最適$IJ御さ
れる。
上記セカンダリ圧Psはプライマリ制御弁6oに導かれ
、威圧作用でプライマリシリンダ21にプライマリ圧P
pが生じ、このプライマリ圧Ppにより変速制御するの
であり、これを以下に述べる。
先ず、最大変速比11の発進時には、油圧比制御系によ
りプライマリ制御弁6oが最も減圧作用し、プライマリ
圧Ppを最低レベルに保っている。そして運転および走
行条件により目標変速比Is<2.5の変速開始条件が
成立して、目標変速比1sが順次小さく設定されると、
流量制御系でプーリ位置変化速度de/dtが算出され
る。また、アップシフトの判断により差圧ΔP (Ps
s−Pps)で圧力換算量1/v’τFが算出され、ブ
ーり位置変化速度de/dtと圧力換算量1/、/Tr
とにより変速圧ΔPpが生して目標プライマリ圧Pps
を増加する、このためソレノイド電流1pは、徐々に減
じてプライマリ制御弁60で比例ソレノイド61の電磁
力により設定圧が高くなり、プライマリ圧Ppは順次高
く制御される。そこで、ベルト26はプライマリプーリ
22の方に移行し、変速比の小さい高速段にアップシフ
トする。
また変速制御により実変速比Iが小さくなると、油圧比
制御系の油圧比設定部87で油圧比Kpが増大設定され
、セカンダリ圧Psに対する必要プライマリ圧PPDの
割合を増大する。そしてプライマリ圧PPDにより11
標プライマリ圧Ppsを増し、プライマリ圧Ppのレベ
ルを増大保持するのであり、こうしてアップシフトによ
り実変速比1が小さくなる毎に、油圧比制御系でその実
変速比iを維持するようなレベルにプライマリ圧Ppが
順次増大制御される。また人力トルクTIが例えば増大
すると、トルク比算出部86でトルク比KTが大きい値
になり、これにより油圧比Kpの値も増す。そこで、プ
ライマリ圧Ppは増大補正されて、人力トルクT1の増
大によりダウンシフト傾向を防止するように修正される
モして[J標変速比Isが最小変速比I、1(例えば0
.5)に達して、目標プライマリ圧Ppsが最高レベル
に設定されると、ソレノイド電流1pは最も小さくなっ
てプライマリ制御弁6oの設定圧を最大にすることで、
プライマリ圧Ppは最高に制御される。このとき、実変
速比lも目標変速比Isに追従して最小変速比1+1に
なると、これ以降は油圧比制御系の油圧比Kp、必要プ
ライマリ圧PPDにより目標プライマリ圧Ppsが最高
レベルに設定されて、プライマリ圧Ppは高い状態に保
持されて最小変速比1.、を保っ。
一方、アクセル踏込み、車速低下により目標変速比Is
の値が大きくなると、ダウンシフトと判断されて差圧Δ
P(Pps)で圧力換算量1/JEPrが算出され、ダ
ウンシフト量に応じたプーリ位置変化速度de/dLと
圧力換算量1/、V/′2511rとて再び変速圧力Δ
Ppが生じ、この変速圧力ΔPpの減算により目標プラ
イマリ圧Ppsは低いレベルになる。このため、ソレノ
イド電流1pは逆に増加して、プライマリ制御弁60で
減圧によりプライマリ圧Ppが低レベルに制御されるの
であり、これによりベルト26は再びセカンダリプーリ
25の方に移行してダウンシフトする。このダウンシフ
トの場合も、実変速比Iの増大に応じ油圧比制御系で抽
圧比Kp、必要プライマリ圧PPDにより「1標プライ
マリ圧Ppsの値が減じ、実変速比■を維持するのに必
要なレベルにプライマリ圧Ppが順次減少制御される。
こうして、第4図のような最大変速比iL+最小変速比
II+の変速全域で、油圧比制御系と流量制御系とによ
りプライマリ圧Ppが可変にされ、これに基づきアップ
シフトまたはダウンシフトして変速制御されるのである
以上、本発明の実施例について述べたが、セカンダリ圧
は目標セカンダリ圧とセカンダリ圧との偏差でフィード
バック制御しても良い。さらに流量制御系では、変速速
度を用いて変速圧力を求めても良い。またセカンダリ制
御弁およびプライマリ制御弁は比例電磁式のいずれのも
のでも良い。
流量制御系の変速圧力により直接ソレノイド電流を求め
、アップシフトまたはダウンシフトに応じ加減算して出
力しても良い。
変速圧力の算出の場合にΔPp/Qと1/、/TI’の
マツプを用い、このマツプにより単位流量当りの変速圧
力を求め、ΔPp/Qとde/d tとを乗算して変速
圧力ΔPpを算出しても良い。
〔発明の効果〕
以上述べてきたように、本発明によれば、無段変速機の
変速制御において、油圧比制御系でプライマリ圧を設定
して変速されるので、変速比のハンティングが無くなり
、応答性も良くなってフィードフォワード制御性が大幅
に向上する。
さらに、抽圧比制御と流量制御の組合わせにより、定常
時の走行性、過渡時の応答性を共に向上し得る。
さらにまた、流量制御系でき過渡時の変速比等の偏差と
、制御弁の流量の式とを用いて流量制御の基本概念によ
り必要な圧力を求めるので、変速量に応じ最適に操作量
を定めることができる。
また、流量制御系では制御弁の流量の式を用い圧力換算
して変速圧力を算出するので、必要な圧力を正確に算出
てき、制御も容易である。
流量制御系の変速圧力を油圧比制御系の必要プライマリ
圧に加減算し、両者を一体化して目標プライマリ圧を算
出するので、制御が簡単化する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の無段変速機の制御装置の実施例を示す
全体構成図、 第2図は電子制御系のブロック図、 第3図(a)ないしくC)は各マツプを示す図、第4図
(a)はセカンダリ特性、(b)はプライマリ圧の変速
パターンを示す図である。 5 ・・無段変速機、21・・・プライマリシリンダ、
24・・・セカンダリシリンダ、50・・・セカンダリ
制御弁、51、 fit・・・比例ソレノイド、60・
・・プライマリ制御弁、70・・・制御ユニット、93
・・・ブーり位置変化速度算出部、94・・・シフト判
断部、95・・・目標プライマリ圧算出部、96・・・
ソレノイド電流設定部、98・・・圧力換算量算出部、
99・・・変速圧力算出部 ウて刃つ(b) 73雉(々) 73のと0

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポンプ吐出圧をセカンダリ制御弁により調圧して
    セカンダリシリンダのセカンダリ圧を制御し、セカンダ
    リ圧をプライマリ制御弁で減圧してプライマリシリンダ
    のプライマリ圧を制御して変速する制御系において、 上記プライマリ制御弁の電磁制御系に、油圧比制御系と
    流量制御系とを有し、 上記流量制御系は、変速比等の目標値と実際値との偏差
    を、上記プライマリ制御弁のアップシフトとダウンシフ
    トとの差圧に基づく圧力換算量で変速に必要な変速圧力
    に換算して求め、 上記変速圧力に応じた操作量の電気信号を、アップシフ
    トでは加算し、ダウンシフトでは減算して上記プライマ
    リ制御弁に出力することを特徴とする無段変速機の制御
    装置。
  2. (2)変速圧力は、油圧比制御系で算出される定常時の
    必要プライマリ圧に加減算し、油圧比制御系と流量制御
    系とを一体化して目標プライマリ圧を定め、 上記目標プライマリ圧に応じた操作量の電気信号を出力
    することを特徴とする請求項(1)記載の無段変速機の
    制御装置。
  3. (3)変速圧力は、変速比等の目標値と実際値との偏差
    に応じた変速比等の変化速度de/dtと、差圧ΔPと
    による圧力換算量1/√ΔPを乗算して求めることを特
    徴とする請求項(1)記載の無段変速機の制御装置。
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