JPH0317383Y2 - - Google Patents

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JPH0317383Y2
JPH0317383Y2 JP1986002630U JP263086U JPH0317383Y2 JP H0317383 Y2 JPH0317383 Y2 JP H0317383Y2 JP 1986002630 U JP1986002630 U JP 1986002630U JP 263086 U JP263086 U JP 263086U JP H0317383 Y2 JPH0317383 Y2 JP H0317383Y2
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【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、例えば自動車用電源継続に利用さ
れる自動復帰式スイツチに関するものである。
(従来の技術) 従来の自動復帰式のスイツチとしては、例えば
第4図に示すようなものがある。
第4図に示すスイツチ101は、自動車の電装
品の電源継続を行うものであり、操作レバー10
5と、ケース110とを備えたものである。
前者の操作レバー105は第4図左側に操作部
106を有しており、その下方には略く字形のカ
ム面107aを備えた直動カム107が設けてあ
り、これら操作部106および直動カム107
は、ケース110の一側面から突出させてある。
また、この操作レバー105は、前記操作部10
6と反対側の端部に突起軸108を有しており、
この突起軸108はケース110の突出片111
に枢支された状態としてある。
一方、後者のケース110の上面には、前記突
出片111の他に、前記直動カム107に従動す
る滑動子121をコイルスプリング120を介し
て嵌合する滑動孔112と、後述の可動接点12
7を動作させるピン122が貫通するピン孔11
3と、前記ピン122に嵌装する防水・防塵用キ
ヤツプ123を嵌着しうる嵌着環部114などが
一体的に形成してある。そして、このケース11
0の内側には、図示しない導線と接続する固定接
点125a、125bを配設した基板124や、
前記固定接点125a、125b間を導通させう
る可動接点127を備えた弾性部材126などが
設けてある。
このような従来のスイツチ101は、操作部1
06を押圧すると、下向きに回動する操作レバー
105がピン122を押し下げ、可動接点127
を固定接点125a,125bに接触させて電気
的な接続を行う。この間、滑動子121は操作レ
バー105に設けた直動カム107のカム面10
7aの下降動作に従動し、滑動孔112の奥部方
向にコイルスプリング120を押し縮めながら滑
動するが、このとき、カム面107aの半円状底
部107bから滑動子121の先端が外れること
により、適切な操作間隔が得られる。また、電気
的な接続が行われている間は弾性部材126の可
動接点127の取り付け部分は押し潰された状態
となつており、操作部106の押圧を中止した場
合には、コイルスプリング120による復元力が
作用して、操作レバー105が復帰し、弾性部材
126の復元力により可動接点127を固定接点
125a,125bから離間させるため、遮断状
態に復帰する。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、従来のスイツチ101は、可動
接点127を動作させるピン122が嵌通するピ
ン孔113がケース110の上面に形成してあ
り、加えて、前記ピン122の上下動を円滑にさ
せるため、ピン孔113の口径をピン122の外
径より幾分大き目にしていたことから、図示の方
向で取り付けた場合に防水・防塵性に欠けるとい
う問題点があると共に、滑動子121を収容する
滑動孔112をピン孔113とは別に設ける必要
があるという問題点があつた。
この考案は、以上のような問題点に着目してな
されたものであり、防水・防塵性を向上させるこ
とができると共に、従来のように滑動子を収容す
る滑動孔を別に設ける必要がなく、加えて、操作
レバーの正逆回動により、異つた接点の開閉を行
うことのできる機能を有したスイツチを提供する
ことを目的としている。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) この考案の構成は、一端側で回動可能に枢支さ
れた操作レバーの回動により、固定接点に対して
可動接点を断続可能に備えたスイツチにおいて、
前記固定接点および可動接点を二組備えたケース
を設け、前記操作レバーの他端側に二つの直動カ
ムを当該直動カムのカム面が反対となる向きに設
けると共に、当該直動カムに従動しかつ弾性体に
よつて各々中立状態に復帰する二つの滑動子を設
け、前記二つの滑動子の各カム面接触部のみがケ
ースの外部に突出する状態で当該二つの滑動子を
前記ケースに形成した二つの滑動子にそれぞれ収
容すると共に、当該ケースの内部に前記各滑動子
とそれぞれ連動して前記可動接点を動作させる二
つの継動体を設けた構成としたことを特徴として
いる。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図はこの考案の実施例を図面に基いて説明
する。
第1図はこの考案の一実施例によるスイツチの
断面図であり、このスイツチ1は、自動車電装品
の電源継続を行うものであつて、操作レバー2と
ケース10とを備えている。
前者の操作レバー2は、ケース10の側面から
突出する操作部3を有しており、当該操作部3の
下方側にはカム部4が形成してある。そして、こ
のカム部4には、上からテーパ部6a,球状部6
b,円弧部6cの順で形成したカム面6を有する
第1直動カム5A(第1図の手前側)と、この第
1直動カム5Aのカム面6を上下逆にしたカム面
6を有する第2直動カム5B(第1図の奥側)と
が設けてある。また、この操作レバー2は、前記
操作部3と反対側の端部に突起軸7を有してい
る。
後者のケース10は、その上面に前記操作レバ
ー2の突起軸7を枢支する軸孔11aを有した取
り付け片11が設けてあり、第1図左側の側面に
は、前記操作レバー2のカム部4に対応する位置
にカム部4を受け入れる凹部12が形成してあ
り、その上面内部には滑動孔13,13が備えて
ある。また、ケース10の内には、第3図に示す
ように、図示しない導線と接続する二組の固定接
点25A,25Bを配設した基板24と、それぞ
れの固定接点25A,25Bに接触しうる可動接
点27A,27Bを備えたゴムスイツチ26とが
設けてあり、さらにこれらの上方には、操作部3
に加えられた外力を、前記可動接点27A,27
Bに伝達する外力伝達機構を収容する格納部14
が形成してある。
上記した外力伝達機構は、操作レバー2の両直
動カム5A,5Bの従節である滑動子21A,2
1B,これらの滑動子21A,21Bに組合わさ
れて連動する継動体としてのベルクランク22
A,22Bおよびこれらのベルクランク22A,
22Bを支持しかつ前記滑動子21A,21Bの
後端部を支持するサポートブロツク23などで構
成される。
上記の外力伝達機構の第1図における手前側の
各部についてさらに詳述すると、前記滑動子21
Aは、前記第1直動カム5Aに形成したカム面6
の球状凹部6bに接触するカム面接触部としての
先端部21a,前記ベルクランク22Aのフオー
ク部22aと係合する平面部21b,前記フオー
ク部22aと、このフオーク部22aに係合した
平面部21bとを係止状態にする凸部21cなど
を有し、第1図に示すように、前記先端部21a
のみをケース10の上面内部に形成した滑動孔1
3から突出させた状態でケース10の内側に収容
してある。また、前記ベルクランク22Aは、前
記フオーク部22Aと、ゴムスイツチ26の可動
接点27Aを押圧する作用点22bとを備えると
共に、前記サポートブロツク23の支軸23bに
枢支された状態としてある。さらに、このサポー
トブロツク23は、前記支軸23bの他に、前記
滑動子21Aの後端部をコイルスプリング20
(弾性体)を介して嵌合する嵌合孔23aを有し
ている。
上述したスイツチ1は、ニユートラル状態にお
いて、両直動カム5A,5Bに形成した各カム面
6の球状凹部6bと、滑動子21A,21Bの各
先端部21aとが滑動子21A,21Bの後端部
に備えたコイルスプリング20によつて押圧され
た状態ではめ合つており、良好に遮断状態を保持
する。
そこで、第2図に示すように、このスイツチ1
の操作部3を押して操作レバー2を下向きに回動
させると、手前側に位置する第1直動カム5Aに
形成したカム面6の球状凹部6bから滑動子21
Aの先端部21aがはずれる際に、操作者に対し
て適切な操作感触を与え、さらに、前記カム面6
のテーパ部6aが滑動子21Aをケース10の内
側へ押し込む。このとき、前記滑動子21Aの平
面部21bに一体で形成された凸部21cと、フ
オーク部22aにおいて連結してあるベルクラン
ク22Aは、サポートブロツク23の支軸23b
を中心にして時計廻りに回動し、その結果、ベル
クランク22Aの作用部22bがゴムスイツチ2
6の可動接点27Aを押圧することになり、可動
接点27Aと固定接点25Aとが接触する。この
操作中、奥側の第2直動カム5Bにおいては、奥
側の滑動子21Bの先端部21aに、カム面6の
円弧部6c(破線で示してある)が当接するため、
滑動子21Bは滑動せず、したがつて、奥側の電
気接点(固定接点25Bおよび可動接点27B)
は接触しない。
一方、第2図に仮想線で示すように、操作部3
を引き起こして操作レバー2を上向きに回動させ
ると、手前側の滑動子21Aの先端部21aは、
第1直動カム5Aに形成したカム面6の円弧部6
cに当接するため、この滑動子21Aは滑動せ
ず、したがつて、手前側の電気接点(固定接点2
5Aおよび可動接点27A)は接触しない。この
とき、奥側では、前述した操作部3を押し下げた
場合の手前側と同様にして、固定接点25Bと可
動接点27Bとが接触状態となる。
したがつて、このスイツチ1では、操作部3の
押し下げ、引き起し操作により、異つた接点(固
定接点25Aと可動接点27A、固定接点25B
と可動接点27B)の開閉を行うことが可能とな
る。
また、上述したスイツチ1では、操作部3の押
し下げ、引き起しいずれの操作中においても、第
2図に示すように、サポートブロツク23に介在
させたコイルスプリング20およびゴムスイツチ
26が押し縮められた状態となるため、操作部3
から外力を取り除けば、前記コイルスプリング2
0による復元力が作用してニユートラル状態へ復
帰すると共に、ゴムスイツチ26の弾性力によつ
て接点が離間する。
なお、ケース10の形成した凹部12の滑動孔
13に滑動子21A,21Bを挿入する際に、防
水剤を塗布すれば、ケース10の凹部からの水や
泥などの侵入をより一層防ぐことが可能となる。
[考案の効果] 以上説明してきたように、この考案によれば、
一端側で回動可能に枢支された操作レバーの回動
により、固定接点に対して可動接点を断続可能に
備えたスイツチにおいて、前記固定接点および可
動接点を二組備えたケースを設け、前記操作レバ
ーの他端側に二つの直動カムを当該直動カムのカ
ム面が反対となる向きに設けると共に、当該直動
カムに従動しかつ弾性体によつて各々中立状態に
復帰する二つの滑動子を設け、前記二つの滑動子
の各カム面接触部のみがケースの外部に突出する
状態で当該二つの滑動子を前記ケースに形成した
二つの滑動孔にそれぞれ収容すると共に、当該ケ
ースの内部に前記各滑動子とそれぞれ連動して前
記可動接点を動作させる二つの継動体を設けた構
成としたため、防水・防塵性を向上させることが
可能になると共に、従来のように、滑動子を収容
する滑動孔を別に設ける必要がなくなるうえ、1
つのスイツチで異つた接点の開閉を行うことがで
きるという非常に優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例によるスイツチを
説明する断面図、第2図は第1図のスイツチの通
電状態を示す断面図、第3図は第1図のスイツチ
の斜視分解図、第4図は従来のスイツチを示す断
面図である。 1……スイツチ、2……操作レバー、5A,5
B……直動カム、6(6a,6b,6c)……カ
ム面(テーパ部,球状凹部,円弧部)、10……
ケース、13……滑動孔、20……弾性体(コイ
ルスプリング)、21A,21B……滑動子、2
1a……先端部(カム面接触部)、22A,22
B……継動体(ベルクランク)、25A,25B
……固定接点、27A,27B……可動接点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端側で回動可能に枢支された操作レバーの回
    動により、固定接点に対して可動接点を断続可能
    に備えたスイツチにおいて、前記固定接点および
    可動接点を二組備えたケースを設け、前記操作レ
    バーの他端側に二つの直動カムを当該直動カムの
    カム面が反対となる向きに設けると共に、当該直
    動カムに従動しかつ弾性体によつて各々中立状態
    に復帰する二つの滑動子を設け、前記二つの滑動
    子の各カム面接触部のみがケースの外部に突出す
    る状態で当該二つの滑動子を前記ケースに形成し
    た二つの滑動孔にそれぞれ収容すると共に、当該
    ケースの内部に前記各滑動子とそれぞれ連動して
    前記可動接点を動作させる二つの継動体を設けた
    ことを特徴とするスイツチ。
JP1986002630U 1986-01-14 1986-01-14 Expired JPH0317383Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986002630U JPH0317383Y2 (ja) 1986-01-14 1986-01-14

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JP1986002630U JPH0317383Y2 (ja) 1986-01-14 1986-01-14

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Publication Number Publication Date
JPS62116335U JPS62116335U (ja) 1987-07-24
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55100730A (en) * 1979-01-29 1980-07-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd Channel selector of radio receiver
JPS5943251A (ja) * 1982-09-06 1984-03-10 Yuushin:Kk 刻み送り装置

Family Cites Families (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60152236U (ja) * 1984-03-21 1985-10-09 東洋電装株式会社 ピアノ型スイツチ

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JPS62116335U (ja) 1987-07-24

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