JPH03172145A - 被覆食品の製造法 - Google Patents

被覆食品の製造法

Info

Publication number
JPH03172145A
JPH03172145A JP1312650A JP31265089A JPH03172145A JP H03172145 A JPH03172145 A JP H03172145A JP 1312650 A JP1312650 A JP 1312650A JP 31265089 A JP31265089 A JP 31265089A JP H03172145 A JPH03172145 A JP H03172145A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
curdlan
food
dispersion
coated
coating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1312650A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Taguchi
哲也 田口
Yukihiro Nakao
行宏 中尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takeda Chemical Industries Ltd filed Critical Takeda Chemical Industries Ltd
Priority to JP1312650A priority Critical patent/JPH03172145A/ja
Publication of JPH03172145A publication Critical patent/JPH03172145A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Jellies, Jams, And Syrups (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【策上卑剋里分号 本発明は、固型食品の表面にカードランの加温水分散液
を被覆させてなる被覆食品の製造法に関する。
従来の技術 従来、可食性皮膜としては羊腸,コラーゲン,ブルラン
,オブラート等が代表的なものとして知られており、そ
れぞれフィリング剤の充填,浸漬あるいは包み込み等の
手段を用いて被覆食品が製造されている。
しかしながら、このような可食性皮膜は食感上明らかに
膜としての異和感を有しているのみでなく、外観上も膜
の存在が明らかであり、また被膜をつくる操作がはん雑
である。そのため各種の固型食品、たとえば魚畜肉加工
食品,果実および野菜類または菓子類等を対象として被
膜食品を製造するにはその利用が制限されていた。
課題を解決するための手 上記のように、固型食品の被覆には種々の問題がある。
本出願人の研究グループは、この被覆方法について幅広
く検討してきた結果、被覆材料としてカードランが好適
であることを知り、乾燥殻粒の被覆については既に特願
平1−262330号(平成1年10月6日出願)とし
て特許出願した。
一方、乾燥殻粒以外の固型食品の被覆についても同時に
カードランの利用を進めてきたところ、たとえば魚畜肉
加工食品、果実および野菜類あるいは菓子類などの食品
被覆にも好結果が得られた。
すなわち、本発明は固型食品(ただし、乾燥殻粒を除く
)の表面に約50〜70℃に加熱したカ一ドランの水分
散液を被覆することを特徴とする被覆食品の製造法に関
するものである。
本発明で対象とする固型食品は、流動性を有せず保形性
のある食品であれば特に限定さAtない。
とりわけ、魚畜肉加工食品(例、かまぼこ,あげかまぼ
こ,はんぺん,ちくわ,かにあしかまぼこ,ソーセージ
,ハム)、果実および野菜類(例、イチゴ,ミカン,バ
ナナ,キウリ,トマト)あるいは菓子類(例、あられ)
などが好ましい対象食品として例示される。
本発明でいうカードランは、β−1,3−グルコシド結
合を主体とする加熱凝固性多糖類の総称であって、たと
えばアルカリゲネス属、またはアグロバクテリウム属の
微生物によって生産される多糖類が挙げられる。具体的
には、アルカリゲネス・フェカリス・バール・ミクソゲ
ネス菌株10C3Kにより生産される多糖類[アグリカ
ルチュラル・バイオロジカル・ケミストリー(Agri
cultural  Biological  Che
mistry) 3 0巻,196.1966]、アル
カリゲ不ス・フェカリス・バール・ミクンゲネス菌株1
0c3Kの変異株NTK −u (I FO  l 3
 140)により生産される多糖類(特公昭48−32
673)、アグロバクテリウム・ラジオバクター(IF
O  13127)およびその変異株U−19(IF0
  13126)により生産される多糖類(特公昭48
−32674)などが使用し得る。
本発明の製造法に用いるカードラン水分散液は、カード
ラン濃度を約2 . 5 v/w%以下とし、約50〜
70℃で加熱することによって調製される。加熱温度が
40℃以下ではカードランのゲル形+i1能が弱いため
に、後述の被覆工程で、食品表面にうまく被覆できない
し、逆に70℃を越えて加熱したものは均一に被覆する
ことが困難である。力一ドランの下限濃度は特に限定さ
れるものではなく、被覆の実施方法などにより適宜に遺
択すればよいが、一般に約0.1〜1 . 5 w/v
%の濃度が適当である。この分散肢の調製に際しては、
加熱前にあらかじめホモジナイザーなどによりカードラ
ンを水に均一に分散させておくと、食品表面への皮膜形
成が均一になり有利である。加熱の方法としては、常温
付近の水にカードランを分散させ上記の温度範囲になる
ように加温してもよいし、分散に要する水を二部に分け
て、その一部に常温下にカードランを分散しておき、こ
れにもう一方の水を高温、たとえば、約80−100℃
の熱水を加えて撹拌し、瞬時に約50〜70℃の温度範
囲に達するようにしてもよい。
またこの分散液にはカードランの皮膜形成を阻害しない
範囲において適宜の副資材を混合しておくことができる
。たとえば、調味料類(例、うま味調味料,食塩).フ
レーバー類(例、エビ),油脂類,でん粉類, pH調
整剤(例、クエン酸)などがあげられる。
次に、固型食品の表面にカードランの皮膜を形成させる
には、該食品を上記の方法で調製したカードラン水分散
岐に浸漬する方法,食品表面にカードラン水分散液を塗
布又は噴霧する方法などが利用し得る。浸漬法は、たと
えば魚畜肉加工食品、果実および野菜類などに対し、塗
布法は、、たとえば魚畜肉加工食品に対し、また噴霧被
覆法はたとえば菓子類に対して好ましく適用される。
浸漬方法の場合は、固型食品を前記カードラン水分散液
を約30〜70℃にし、その中にl〜10秒程度浸漬し
て取り出したのち、そのまま放置するかあるいは冷風ま
たは温風を吹きつけて乾燥するかあるいは直ちに凍結す
る方法などが採用される。
塗布法の場合は、固型食品表面に前記カードラン水分散
液を約30〜70’Cにし、これをハケまたはヘラなど
を用いて塗布し、必要に応じて乾燥すれば良い。また、
噴霧被覆法を用いる場合にはたとえば、カードラン加温
水分散液を自動式通風型コーティングパンなどの装置を
用いて固型食品の表面に所望量を適当な時間内に噴霧せ
しめれば良い。このとき、前記の温度範囲で加熱して調
製されたカードラン水分散液は、約30〜70’C,望
ましくは50〜70℃の温度で噴霧され、同時に温風を
通して固型食品の表面にカードランの皮膜を形成させる
。温風は固型食品の表面温度が、約25〜50°Cとな
るように設定すれば良い。噴霧′If1.覆の時間及び
分散液の供給量は特に限定されないが、要は固型食品同
士が付着しあわない程度で作業的有利な条件を遭択すれ
ば良く、たとえば前記カードラン分散液を供給速度が約
l〜3〇一/min./kgで噴霧すると良い結果が得
られる。力一ドランの好ましい被fflffiは、出来
上がり製品に対して約0.01〜l v/v%であり、
さらに望ましくは0.05〜0.5w/w%である。カ
ードランが0.01v/v%に達しない場合は均一な皮
膜形成が困難となり、l,w/v%を越えて被覆しても
効果を増強する上からはそれほど意味はない。
上記のようにして、カードランが均一に被覆された固型
食品が得られ、食品の外観向上、食感の改善、ドリップ
の防止などの嗣調理性の向上など、付加価値を高めるこ
とができる。
作用および実施例 実施例l 以下に実施例を挙げて本発明を詳しく説明するが、本発
明はこれらにより限定されるものではない。カードラン
としては、アルカリゲネス・フエカリス・バール・ミク
ソゲネス菌株10c3Kの変異株NTK−u(IFO 
 13140)により生産されたものを、培養物から採
取、精製後スプレードライに付した粉末品を用いた。
カードラ712gと水308gを1(容ビーカに採り混
合しながらさらに熱湯(90℃)4 8 0 gを加え
てカードラン水分散肢を得た。
前記カードラン分散液を60℃湯浴中に保持しておき、
これに1ヶ約100gのハンバーグを3秒間浸漬したの
ち取り出して直ちに凍結(−40℃,1時間)した。該
冷凍ハンバーグは油をひいたフライパンで片面5分間ず
つ加熱調理したとき、表面をカードランで被覆していな
いハンバーグに比べて、ドリップ量が少なく、食感はソ
フトでジューシイであり、皮膜の違和感は全くなかった
実施例2 カードラン3.6g,I油18g、グルタミン酸ソーダ
3gおよび水275.4gを実施例lと同様にホモジナ
イズして調味料を含むカードラン水分散岐を得た。この
分散液を液温60’Cに加温し、自動式通風型コーティ
ングバンを用いて、1ヶ約0.6gのあられ菓子100
gに対して約15gの分散液を6g/分で噴霧し、50
℃の温風を通して乾燥しながら表面がカードランと調味
料を含む皮膜で戒覆されたあられを得た。該被覆あられ
はつやがあり手でつまんでもベトつかず、食しても皮膜
の異相感はなかった。
実施例3 グラニュー糖227gと水87gを混合して1 7 0
 ’Cに加熱した後、内直径1 . 5 cmの球形枠
に流し込み、放冷、固結させて球状キャンディを得た。
カードラン3gと水297gとを実施例1と同様にホモ
ジナイズしてカードラン水分散液を得た。
この分散液をr&.温60’Cに加温したのち、自動式
通風型コーティングバンを用いて、上記の球状キャンデ
ィ300gに対して約30gの該分散肢を5g/分で噴
霧し、同時に50℃の温風を通しながら乾燥し、表面が
カードランで被覆されたキャンディを得た。該被覆キャ
ンディは表面につやがあり触れてもベトつかずまた食し
ても被膜の異和感は感じられなかった。
実施例4 カードラン4gと水86gとを300成容ビーカーに取
り、混合しながら熱場1 1 0 gを加えてカードラ
ンの水分散液(温度約60℃)を得た。このカードラン
水分散液に水洗後、水切りしたいちごを約5秒間浸漬し
たのち取り出して室温に放冷した。このいちごは表面が
カードラン皮膜で被覆されており、つやがあり外観の良
いいちごであった。
実施例5 500一容ビーカーにカードラン3gと水117gをと
り、軽く混合しながらさらに90℃の湯180gを加え
て約60℃のカードラン水分散液を得た。これを60’
C湯浴中で保温して塗布原肢とした。該カードラン水分
散液をハケを用いて市販板付かまぼこの表面に塗布しさ
らにドライヤーを用いて約25℃の冷風を1時間吹きつ
けて乾燥し、表面がカードランで被覆されたかまぼこを
得た。該かまぼこは表面につやがあり見栄えのするかま
ぼこであり、また食しても皮膜の違和感のないものであ
った。
発明の効果 本発明で得られる被覆食品は外観、食感、耐調理性など
が被覆前に比較して改善されており、その上皮膜自体の
食味への悪影響は認められない。
しかも固型食品の表面にカードランの加温水分散液を塗
布、あるいは噴霧するかまたは該食品をカードランの加
温水分散液に浸漬したのち取り出し、必要により乾燥す
ることにより容易に被覆食品を得ることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 約50℃〜70℃で加熱したカードラン水分散で固型食
    品(ただし、乾燥殻粒を除く)の表面にカードランの皮
    膜を形成させることを特徴とする被覆固型食品の製造法
JP1312650A 1989-11-30 1989-11-30 被覆食品の製造法 Pending JPH03172145A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1312650A JPH03172145A (ja) 1989-11-30 1989-11-30 被覆食品の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1312650A JPH03172145A (ja) 1989-11-30 1989-11-30 被覆食品の製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03172145A true JPH03172145A (ja) 1991-07-25

Family

ID=18031767

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1312650A Pending JPH03172145A (ja) 1989-11-30 1989-11-30 被覆食品の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03172145A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0584948A1 (en) * 1992-07-23 1994-03-02 Takeda Chemical Industries, Ltd. Processed foods containing thermo-gelable beta-1,3-glucan and their production
EP1386547A1 (en) * 2002-07-30 2004-02-04 Organo Corporation Meat products and processed meat products coated with curdlan gel film
JP2005341895A (ja) * 2004-06-04 2005-12-15 Japan Tobacco Inc 食感に優れた加熱処理された甲殻類
JP2016021924A (ja) * 2014-07-22 2016-02-08 株式会社V・Aフロンティア 乾燥食品の製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0584948A1 (en) * 1992-07-23 1994-03-02 Takeda Chemical Industries, Ltd. Processed foods containing thermo-gelable beta-1,3-glucan and their production
EP1386547A1 (en) * 2002-07-30 2004-02-04 Organo Corporation Meat products and processed meat products coated with curdlan gel film
US7201932B2 (en) * 2002-07-30 2007-04-10 Organo Corporation Method for producing meat products and processed meat products coated with curdlan gel film
JP2005341895A (ja) * 2004-06-04 2005-12-15 Japan Tobacco Inc 食感に優れた加熱処理された甲殻類
JP2016021924A (ja) * 2014-07-22 2016-02-08 株式会社V・Aフロンティア 乾燥食品の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS62104560A (ja) 食品被覆の製造法
JPH07508170A (ja) ゲル被覆食品の製造法
JPH03172145A (ja) 被覆食品の製造法
JP2958262B2 (ja) 加工パン粉及びこれを付着してなる加熱調理用食品材料、並びに食品の製造方法
JP3246856B2 (ja) フライ用ミックス組成物及びこれが付着されてなる加熱調理用被覆食品材料、並びに食品の製造方法
JP3224392B2 (ja) フライおよびベークした食品用の改良光沢コーティング
JPH0975024A (ja) 加工パン粉とその製造方法及びこれを付着してなる加熱調理用食品材料、並びに食品の製造方法
JP6166925B2 (ja) 食品被覆物の製造方法
JP3581271B2 (ja) 魚卵塊食品およびその製造方法
JP2804872B2 (ja) 膨化食品の味付け方法
JPS5850716B2 (ja) 鰻の生骨を利用した食品の製造方法
JPH02227025A (ja) 非加熱ハム様食品の製造方法
JPH0533976B2 (ja)
JP3343289B2 (ja) バッター付けプレフライ食品の製造方法
JP3282864B2 (ja) 食品の製造方法
US4582710A (en) Synthetic food product
JP3632938B2 (ja) 油揚げ冷凍食品の製造方法
JP2676622B2 (ja) シート状食品の製造法
JPH0889194A (ja) フライ用ミックス組成物及びこれで被覆されてなる加熱調理用被覆食品材料、並びに食品の製造方法
JPH0690725A (ja) マイクロ波加熱用冷凍食品およびその製造法
JP3299602B2 (ja) 改良されたバッターおよび粉付フライ食品
JP2006087395A (ja) 可食性被膜組成物及び食肉加工品の製造方法
JPH08131066A (ja) 加工梅とその製造方法及び製造装置
JP3018301B2 (ja) 粉末チーズを被着した乾燥珍味食品の製造法
JP2934525B2 (ja) 新規なポテト食品及びその製造法