JP2676622B2 - シート状食品の製造法 - Google Patents
シート状食品の製造法Info
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- JP2676622B2 JP2676622B2 JP1003813A JP381389A JP2676622B2 JP 2676622 B2 JP2676622 B2 JP 2676622B2 JP 1003813 A JP1003813 A JP 1003813A JP 381389 A JP381389 A JP 381389A JP 2676622 B2 JP2676622 B2 JP 2676622B2
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Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、シート状食品の製造法に関し、更に詳細に
は、食感及び風味等に優れたシート状食品の製造法に関
する。
は、食感及び風味等に優れたシート状食品の製造法に関
する。
<従来の技術> さらし鯨、鯨ベーコン等、鯨を原料とする食品は、従
来より好まれて食されているが、商業捕鯨が全面的に禁
止されるに及びその代替食品の利用が増大すると思われ
る。鯨肉代替食品の開発は以前から種々提案されてお
り、例えば特開昭56−32904号公報には、コンニャクゲ
ルの凍結変性を利用して鯨肉代替食品の製造法が開示さ
れている。しかしながら該製造法では、凍結、解凍を行
う必要があって、工程が煩雑となり、しかも油脂等が含
まれていないので、さらし鯨の食感しか得られないとい
う欠点がある。
来より好まれて食されているが、商業捕鯨が全面的に禁
止されるに及びその代替食品の利用が増大すると思われ
る。鯨肉代替食品の開発は以前から種々提案されてお
り、例えば特開昭56−32904号公報には、コンニャクゲ
ルの凍結変性を利用して鯨肉代替食品の製造法が開示さ
れている。しかしながら該製造法では、凍結、解凍を行
う必要があって、工程が煩雑となり、しかも油脂等が含
まれていないので、さらし鯨の食感しか得られないとい
う欠点がある。
また鯨肉のみならずコンニャクゲルを油ちょうして新
規な食感を得るゲルの製造法も知られており、例えば特
開昭60−24161号公報には、減圧下で油ちょうし、且つ
脱油処理してマンナンチップスを得る方法が、特開昭62
−104562号公報には、コンニャク糊の一部をゾル状態の
まま油で揚げることを特徴とする方法が示されている。
しかし、前記方法では、マンナンチップスを得る方法
と、おでん種等として有用なコンニャクゲルの製造方法
とが開示されているにすぎず、鯨肉の代替食品としては
利用できないという欠点がある。
規な食感を得るゲルの製造法も知られており、例えば特
開昭60−24161号公報には、減圧下で油ちょうし、且つ
脱油処理してマンナンチップスを得る方法が、特開昭62
−104562号公報には、コンニャク糊の一部をゾル状態の
まま油で揚げることを特徴とする方法が示されている。
しかし、前記方法では、マンナンチップスを得る方法
と、おでん種等として有用なコンニャクゲルの製造方法
とが開示されているにすぎず、鯨肉の代替食品としては
利用できないという欠点がある。
<発明が解決しようとする課題> 本発明の目的は、食感及び風味等に優れ、鯨肉代替食
品及び新規な調理用材料等に利用可能なシート状食品の
製造法を提供することにある。
品及び新規な調理用材料等に利用可能なシート状食品の
製造法を提供することにある。
<課題を解決するための手段> 本発明によれば、コンニャク糊又は該コンニャク糊
と、澱粉糊とを含む原料を、アルカリ処理してシート状
にゲル化させ、次いで脱アルカリ処理した後、食用油脂
中において、油温100〜150℃の条件下、油ちょう後の脂
質含量が粗脂肪換算で2〜50%となるように油ちょうす
ることを特徴とするシート状食品の製造法が提供され
る。
と、澱粉糊とを含む原料を、アルカリ処理してシート状
にゲル化させ、次いで脱アルカリ処理した後、食用油脂
中において、油温100〜150℃の条件下、油ちょう後の脂
質含量が粗脂肪換算で2〜50%となるように油ちょうす
ることを特徴とするシート状食品の製造法が提供され
る。
以下本発明を更に詳細に説明する。
本発明の製造法では、原料としてコンニャク糊又は該
コンニャク糊と、澱粉糊とを含有する。該コンニャク糊
は、通常コンニャク又はしらたき等を製造する際に用い
るコンニャク糊を水等に膨潤させることにより得ること
ができ、好まくは該コンニャク粉をコンニャク糊全体に
対して1〜10重量%の濃度になるように含有させるのが
望ましい。また前記澱粉糊は、例えば馬澱、小麦澱粉、
コーンスターチ等の澱粉類を水に溶解し、公知の方法に
より加熱糊化させる方法等により得ることができる。こ
の際前記澱粉類は、糊全体に対して5〜50重量%の濃度
になるように含有させるのが好ましい。更に前記コンニ
ャク糊と澱粉糊とを混合して用いる場合の含有割合は、
コンニャク糊100重量部に対して、澱粉糊0〜100重量部
の範囲であることが好ましい。前記原料が、コンニャク
糊単独、若しくはコンニャク糊の含有割合が増大するに
従って、得られるシート状食品は、弾力性を有する例え
ばさらし鯨又はくらげ等の食感が得られ、また澱粉糊の
含有割合が増大するに従って、例えば鯨肉脂肪層等の食
感が得られる。即ちコンニャク糊と澱粉糊との含有割合
を調整することにより、所望の食感を得ることができ
る。
コンニャク糊と、澱粉糊とを含有する。該コンニャク糊
は、通常コンニャク又はしらたき等を製造する際に用い
るコンニャク糊を水等に膨潤させることにより得ること
ができ、好まくは該コンニャク粉をコンニャク糊全体に
対して1〜10重量%の濃度になるように含有させるのが
望ましい。また前記澱粉糊は、例えば馬澱、小麦澱粉、
コーンスターチ等の澱粉類を水に溶解し、公知の方法に
より加熱糊化させる方法等により得ることができる。こ
の際前記澱粉類は、糊全体に対して5〜50重量%の濃度
になるように含有させるのが好ましい。更に前記コンニ
ャク糊と澱粉糊とを混合して用いる場合の含有割合は、
コンニャク糊100重量部に対して、澱粉糊0〜100重量部
の範囲であることが好ましい。前記原料が、コンニャク
糊単独、若しくはコンニャク糊の含有割合が増大するに
従って、得られるシート状食品は、弾力性を有する例え
ばさらし鯨又はくらげ等の食感が得られ、また澱粉糊の
含有割合が増大するに従って、例えば鯨肉脂肪層等の食
感が得られる。即ちコンニャク糊と澱粉糊との含有割合
を調整することにより、所望の食感を得ることができ
る。
本発明の製造法では、次に前記原料を、アルカリ処理
してシート状ゲル化させ、次いで脱アルカリ処理を行っ
て、シート状成型品を調製する。前記アルカリ処理は、
前記原料をゲル化させるための方法であって、公知の方
法により行うことができ、例えば0.1〜1重量%の水酸
化カルシウム又は水酸化ナトリウム等の水溶液又は加熱
水溶液に所望の厚さに成型したシート状原料を、10〜60
分間程度浸漬させる方法及び/又は前記原料をシート状
に成型する前に、0.5〜10重量%の水酸化カルシウム又
は水酸化ナトリウム等の水溶液を前記原料に添加、混合
し、すばやく所望の厚さに成型する方法等を用いること
によって、シート状ゲルを得ることができる。前記シー
ト状ゲルの厚さは0.5〜3mm程度の範囲であることが好ま
しく、例えば公知の押出機に所望の厚さを有するスリッ
トを備えて行う方法等によって調整することができる。
得られた前記シート状ゲルは清水等で10〜60分間程度洗
浄することにより、容易に脱アルカリ処理してシート状
の成型品を得ることができる。
してシート状ゲル化させ、次いで脱アルカリ処理を行っ
て、シート状成型品を調製する。前記アルカリ処理は、
前記原料をゲル化させるための方法であって、公知の方
法により行うことができ、例えば0.1〜1重量%の水酸
化カルシウム又は水酸化ナトリウム等の水溶液又は加熱
水溶液に所望の厚さに成型したシート状原料を、10〜60
分間程度浸漬させる方法及び/又は前記原料をシート状
に成型する前に、0.5〜10重量%の水酸化カルシウム又
は水酸化ナトリウム等の水溶液を前記原料に添加、混合
し、すばやく所望の厚さに成型する方法等を用いること
によって、シート状ゲルを得ることができる。前記シー
ト状ゲルの厚さは0.5〜3mm程度の範囲であることが好ま
しく、例えば公知の押出機に所望の厚さを有するスリッ
トを備えて行う方法等によって調整することができる。
得られた前記シート状ゲルは清水等で10〜60分間程度洗
浄することにより、容易に脱アルカリ処理してシート状
の成型品を得ることができる。
本発明の製造法では、次いで前記シート状成型品を食
用油脂中において、油ちょう処理することによって、所
望のシート状食品を得ることができる。前記食品油脂と
しては、例えばサラダ油、ラード油を用いることがで
き、この際の油温は、コンニャクマンナンゲルの過度の
変性を抑え、且つゲル中の水分を除去するために、100
〜150℃の低温に維持する必要がある。前記油ちょう処
理は、シート状成型中に、脂質含量が粗脂肪換算で2〜
50%含有するように行えばよく、例えば1〜20分間程度
食用油脂中に浸漬させる方法等により、容易に行うこと
ができる。前記油ちょう後の脂質含量が2%に近づく
程、さらし鯨又はくらげ等の食感が味わえ、逆に50%に
近づくと鯨肉脂肪層等のソフトな食感が味わえる。即
ち、前記脂質含量を2〜50%の範囲内で調整することに
より、所望の食感及び風味を得ることができる。前記脂
質含量を調整するには、前記油ちょう処理において、油
温及び食用油脂中への浸漬時間を調整すればよい。
用油脂中において、油ちょう処理することによって、所
望のシート状食品を得ることができる。前記食品油脂と
しては、例えばサラダ油、ラード油を用いることがで
き、この際の油温は、コンニャクマンナンゲルの過度の
変性を抑え、且つゲル中の水分を除去するために、100
〜150℃の低温に維持する必要がある。前記油ちょう処
理は、シート状成型中に、脂質含量が粗脂肪換算で2〜
50%含有するように行えばよく、例えば1〜20分間程度
食用油脂中に浸漬させる方法等により、容易に行うこと
ができる。前記油ちょう後の脂質含量が2%に近づく
程、さらし鯨又はくらげ等の食感が味わえ、逆に50%に
近づくと鯨肉脂肪層等のソフトな食感が味わえる。即
ち、前記脂質含量を2〜50%の範囲内で調整することに
より、所望の食感及び風味を得ることができる。前記脂
質含量を調整するには、前記油ちょう処理において、油
温及び食用油脂中への浸漬時間を調整すればよい。
本発明の製造法において、香味等を調整するために、
公知の天然又は化学調味料、着香料及び着色料等から成
る群の1種又は2種以上より選択される添加物を加える
こともできる。該添加物を加えるには、例えば前記ゲル
化前の原料中に加える方法、前記油ちょう処理の前に添
加物の溶液中で煮熟する方法及び油ちょう処理の後に添
加物を塗布又はスプレーする方法等から成る群の1種又
は2種以上より選択される方法を用いることにより所望
の香味等を本発明のシート状食品に付与することができ
る。
公知の天然又は化学調味料、着香料及び着色料等から成
る群の1種又は2種以上より選択される添加物を加える
こともできる。該添加物を加えるには、例えば前記ゲル
化前の原料中に加える方法、前記油ちょう処理の前に添
加物の溶液中で煮熟する方法及び油ちょう処理の後に添
加物を塗布又はスプレーする方法等から成る群の1種又
は2種以上より選択される方法を用いることにより所望
の香味等を本発明のシート状食品に付与することができ
る。
本発明のシート状食品の調理方法は、特に限定される
ものではないが、例えば各種食品素材を包んだり、細断
してサラダ等に混合する他、他の食品素材と接着して用
いることができる。
ものではないが、例えば各種食品素材を包んだり、細断
してサラダ等に混合する他、他の食品素材と接着して用
いることができる。
<発明の効果> 本発明の製造法では、シート状ゲルを食用油脂中にお
いて、低温油ちょうすることにより、ゲルを脱水、変性
させると同時に、特定量の油脂を含浸させることができ
るので、優れた食感と風味を有する新規なシート状食品
を容易に得ることができる。また本発明の製造法により
得られるシート状食品は、鯨肉、くらげ等の代替食品の
他、調理用食品素材等広範に渡り使用することが可能で
ある。
いて、低温油ちょうすることにより、ゲルを脱水、変性
させると同時に、特定量の油脂を含浸させることができ
るので、優れた食感と風味を有する新規なシート状食品
を容易に得ることができる。また本発明の製造法により
得られるシート状食品は、鯨肉、くらげ等の代替食品の
他、調理用食品素材等広範に渡り使用することが可能で
ある。
<実施例> 以下本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本
発明はこれらに限定されるものではない。
発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1 コンニャク精粉40gを水1000mlに加え、3時間膨潤さ
せた後、擂潰機で10分間擂潰し、コンニャク糊を調製し
た。次に馬澱50gを水200mlに加え、加熱糊化して調製し
た澱粉糊を前記コンニャク糊に加え、さらに5分間擂潰
混合して原料を調製した。次いで該原料を幅5cm、厚さ2
mmのスリットから、長さ10cmずつ押出し、0.3重量%水
酸化カルシウム水溶液中に30分間浸漬してゲル化させ、
シート状の成型品を得た後、該シート状の成型品を清水
で30分間洗浄して脱アルカリ処理を行った。
せた後、擂潰機で10分間擂潰し、コンニャク糊を調製し
た。次に馬澱50gを水200mlに加え、加熱糊化して調製し
た澱粉糊を前記コンニャク糊に加え、さらに5分間擂潰
混合して原料を調製した。次いで該原料を幅5cm、厚さ2
mmのスリットから、長さ10cmずつ押出し、0.3重量%水
酸化カルシウム水溶液中に30分間浸漬してゲル化させ、
シート状の成型品を得た後、該シート状の成型品を清水
で30分間洗浄して脱アルカリ処理を行った。
次に食塩10g、グルタミン酸ナトリウム1g、5′−イ
ノシン酸ナトリウム0.1g及び5′−グアニル酸ナトリウ
ム0.1gを水1000mlに溶解して調製した調味料液に前記脱
アルカリ処理したシート状成型品を入れ5分間煮熟して
味付を行い、続いて食用ラード中において油温115℃で1
5分間油ちょうした。さらに油ちょう後、表面に市販の
クジラベーコンフレーバーをスプレーしクジラベーコン
用シート状食品を得た。得られたシート状食品中の脂質
含量を測定したところ粗脂肪換算で30%であった。また
得られたシート状食品は、鯨肉の脂肪組織の食感及び風
味によく似ていた。
ノシン酸ナトリウム0.1g及び5′−グアニル酸ナトリウ
ム0.1gを水1000mlに溶解して調製した調味料液に前記脱
アルカリ処理したシート状成型品を入れ5分間煮熟して
味付を行い、続いて食用ラード中において油温115℃で1
5分間油ちょうした。さらに油ちょう後、表面に市販の
クジラベーコンフレーバーをスプレーしクジラベーコン
用シート状食品を得た。得られたシート状食品中の脂質
含量を測定したところ粗脂肪換算で30%であった。また
得られたシート状食品は、鯨肉の脂肪組織の食感及び風
味によく似ていた。
実施例2 コンニャク精粉50gを水1000mlに加え、3時間膨潤さ
せた後、擂潰機で10分間擂潰し、コンニャク糊を調製し
た。次に馬澱10gを水50mlに加え、加熱糊化して調製し
た澱粉糊とカラメル0.2gとを前記コンニャク糊に加え、
さらに5分間擂潰混合して原料を調製した。次いで該原
料を幅7cm、厚さ1mmのスリットから、長さ30cmずつ押出
し、0.5重量%水酸化カルシウム水溶液中に20分間浸漬
してゲル化させ、シート状の成型品を得た後、該シート
状の成型品を清水で20分間洗浄して脱アルカリ処理を行
った。次に水1000mlに砂糖50g、淡口しょう油200g、み
りん200g及びグルタミン酸ナトリウム0.5gを加えた調味
料液中で3分間煮熟して味付を行った。続いて食用ラー
ド中において120℃で7分間油ちょうし、脂質含量が粗
脂肪質換算で10%のシート状食品を得た。得られたシー
ト状食品を幅2mmの短冊型に細断し、せん切りにしたき
ゅうり、ロースハムとともにしょう油及びごま油のかけ
汁であえて食したところ、クラゲの様な歯応えであっ
た。
せた後、擂潰機で10分間擂潰し、コンニャク糊を調製し
た。次に馬澱10gを水50mlに加え、加熱糊化して調製し
た澱粉糊とカラメル0.2gとを前記コンニャク糊に加え、
さらに5分間擂潰混合して原料を調製した。次いで該原
料を幅7cm、厚さ1mmのスリットから、長さ30cmずつ押出
し、0.5重量%水酸化カルシウム水溶液中に20分間浸漬
してゲル化させ、シート状の成型品を得た後、該シート
状の成型品を清水で20分間洗浄して脱アルカリ処理を行
った。次に水1000mlに砂糖50g、淡口しょう油200g、み
りん200g及びグルタミン酸ナトリウム0.5gを加えた調味
料液中で3分間煮熟して味付を行った。続いて食用ラー
ド中において120℃で7分間油ちょうし、脂質含量が粗
脂肪質換算で10%のシート状食品を得た。得られたシー
ト状食品を幅2mmの短冊型に細断し、せん切りにしたき
ゅうり、ロースハムとともにしょう油及びごま油のかけ
汁であえて食したところ、クラゲの様な歯応えであっ
た。
実施例3 コンニャク精粉60gを水1000mlに加え、3時間膨潤さ
せた後、擂潰機で10分間擂潰し、コンニャク糊を調製し
た。次に馬澱20gを水80mlに加え、加熱糊化して調製し
た澱粉糊を加え、さらに5分間混合して原料を調製し
た。次いで該原料を幅10cm、厚さ1.5mmのスリットか
ら、長さ10cmずつ押出し、0.5重量%水酸化カルシウム
水溶液中に30分間浸漬してゲル化させ、シート状の成型
品を得た後、該シート状の成型品を清水で30分間洗浄し
て脱アルカリ処理を行った。次いで食用サラダ油中120
℃で10分間油ちょうして、約9cm角、脂質含量が粗脂肪
換算で20%のシート状食品を得た。得られたシート状食
品を、豚挽肉400g、キャベツ600g、たけのこ50g、にら5
0g、濃口しょう油10g、ごま油7g、グルタミン酸ナトリ
ウム10g、食塩5g、砂糖15g及びおろしニンニク5gを混合
し、加熱して調製した飯子の種を様々な形状に包み、そ
のまま食したところ、通常の飯子とは一味違った好まし
い食感を有するものであった。
せた後、擂潰機で10分間擂潰し、コンニャク糊を調製し
た。次に馬澱20gを水80mlに加え、加熱糊化して調製し
た澱粉糊を加え、さらに5分間混合して原料を調製し
た。次いで該原料を幅10cm、厚さ1.5mmのスリットか
ら、長さ10cmずつ押出し、0.5重量%水酸化カルシウム
水溶液中に30分間浸漬してゲル化させ、シート状の成型
品を得た後、該シート状の成型品を清水で30分間洗浄し
て脱アルカリ処理を行った。次いで食用サラダ油中120
℃で10分間油ちょうして、約9cm角、脂質含量が粗脂肪
換算で20%のシート状食品を得た。得られたシート状食
品を、豚挽肉400g、キャベツ600g、たけのこ50g、にら5
0g、濃口しょう油10g、ごま油7g、グルタミン酸ナトリ
ウム10g、食塩5g、砂糖15g及びおろしニンニク5gを混合
し、加熱して調製した飯子の種を様々な形状に包み、そ
のまま食したところ、通常の飯子とは一味違った好まし
い食感を有するものであった。
Claims (1)
- 【請求項1】コンニャク糊又は該コンニャク糊と、澱粉
糊とを含む原料を、アルカリ処理してシート状にゲル化
させ、次いで脱アルカリ処理した後、食用油脂中におい
て、油温100〜150℃の条件下、油ちょう後の脂質含量が
粗脂肪換算で2〜50%となるように油ちょうすることを
特徴とするシート状食品の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1003813A JP2676622B2 (ja) | 1989-01-12 | 1989-01-12 | シート状食品の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1003813A JP2676622B2 (ja) | 1989-01-12 | 1989-01-12 | シート状食品の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02186952A JPH02186952A (ja) | 1990-07-23 |
JP2676622B2 true JP2676622B2 (ja) | 1997-11-17 |
Family
ID=11567631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1003813A Expired - Fee Related JP2676622B2 (ja) | 1989-01-12 | 1989-01-12 | シート状食品の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2676622B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010081867A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Haisukii Shokuhin Kogyo Kk | アルカリでゲル化させるコンニャク利用食品用の糊化物、それから得られたコンニャク利用食品およびその製造方法 |
-
1989
- 1989-01-12 JP JP1003813A patent/JP2676622B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH02186952A (ja) | 1990-07-23 |
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