JPH03171775A - 薄膜トランジスタおよびその製造方法 - Google Patents

薄膜トランジスタおよびその製造方法

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JPH03171775A
JPH03171775A JP30899889A JP30899889A JPH03171775A JP H03171775 A JPH03171775 A JP H03171775A JP 30899889 A JP30899889 A JP 30899889A JP 30899889 A JP30899889 A JP 30899889A JP H03171775 A JPH03171775 A JP H03171775A
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source
layer
drain electrodes
insulating film
gate
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JP30899889A
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Miwako Soramoto
空本 美和子
Hiroshi Matsumoto
広 松本
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、薄膜トランジスタおよびその製造方法に関す
るものである。
〔従来の技術〕
薄膜トランジスタとして、コブラナー型と呼ばれるもの
がある。
第4図は従来のコブラナー型薄膜トランジスタの断面を
示したもので、図中1はガラス等からなる絶縁性基板で
ある。この基板1上にはi型アモルファス●シリコン(
i−a−St)等からなる半導体層2が形成されており
、この半導体層2の上には、そのチャンネル部をはさん
で、ソース電極4aおよびドレイン電極4bが形成され
ている。
なお、このソース,ドレイン電極4g,4bは、半導体
層2の上に形成したn型アモルファス・シリコン(n”
−a−St)等からなるn型半導体層3の上に形成され
ている。また、5は前記半導体層2およびソース,ドレ
イン電極4a,4bの上にほぼ均一厚さに形成された窒
化シリコン(SI N)等からなるゲート絶縁膜、6は
上記ゲート絶縁膜5の上に半導体層2と対向させて形成
されたゲート電極であり、前記ゲート絶縁膜5の膜厚は
、トランジスタにもたせるV,−ID特性に応じて決め
られている。
〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、上記従来の薄膜トランジスタは、そのゲ
ート絶縁膜5を半導体層2およびソース,ドレイン電極
4a,4bの上にほぼ均一厚さに形成したものであり、
このゲート絶縁膜5の膜厚はトランジスタのV,−IL
+特性に応じて決っているため、ゲート電極6とソース
,ドレイン電極4a,4bとの間に絶縁破壊を生じると
いう問題をもっていた。
これは、ソース.ドレイン電極4a,4b上のゲート絶
縁膜5の膜厚が半導体層2上のゲート絶縁膜5の膜厚と
同じであるため、ゲート電極6の両側部とソース.ドレ
イン電極4a,4bとの間の絶縁耐圧が十分でないから
である。なお、ソース,ドレイン電極4a,4bの側縁
のエッジ部に対応する部分(第4図においてゲート絶縁
1i15の膜面が斜めに立上がっている部分)のゲート
絶縁膜5の膜厚はソース,ドレイン電極4a.4b上の
膜厚よりも薄くなっているため、この部分の耐圧性が特
に悪い。このため、上記従来の薄膜トランジスタでは、
ゲート電極6に印加する電圧を高くすると、ゲート電極
6とソース,ドレイン電極4a,4bとの間に絶縁破壊
を生じてしまう。
本発明は上記のような実情にかんがみてなされたもので
あって、その目的とするところは、ゲート電極とソース
,ドレイン電極との間の耐圧性を向上させて、ゲート電
極とソース,ドレイン電極との間の絶縁破壊を確実に防
ぐことができる薄膜トランジスタを提供するとともに、
あわせてその製造方法を提供することにある。
〔2l8を解決するための手段〕 本発明の薄膜トランジスタは、半導体層と、この半導体
層の上にそのチャンネル部をはさんで形成されたソース
.ドレイン電極と、前記半導体層およびソース.ドレイ
ン電極の上に形成されたゲート絶縁膜と、このゲート絶
縁膜の上に形成されたゲート電極とからなる薄膜トラン
ジスタにおいて、前記ゲート絶縁膜の膜厚を、前記ソー
ス,ドレイン電極のチャンネル部側の側縁より僅かにチ
ャンネル部側に煽った位置からソース.ドレイン電極上
にわたって厚くしたことを特徴とするものである。
この薄膜トランジスタの一実施態様としては、上記ゲー
ト絶縁膜を、半導体層およびソース.ドレイン電極の上
にほぼ均一厚さに形戊された下部絶縁層と、この下部絶
縁層の上にその全面にわたって形成された絶縁性の金属
酸化物層と、この金属酸化物層の上にソース.ドレイン
電極上に対応させて形成された上部絶縁層とからなる積
層構造とすることが考えられる。
また、本発明の薄膜トランジスタの製造方法は、ゲート
絶縁膜を上記下部絶縁層と絶縁性の金属酸化物層と上部
絶縁層とからなる積層構造とする場合に適用されるもの
で、半導体層の上にソース,ドレイン電極を形成した後
、前記半導体層およびソース.ドレイン電極の上に、ゲ
ート絶縁膜となる下部絶縁層と金属酸化物層と上部絶縁
層とを順次堆積させ、前記上部絶縁層のソース.ドレイ
ン電極間に対応する部分を前記金属酸化物層をエッチン
グストッパ層としてエッチング除去した後、その上にゲ
ート電極を形成することを特徴とするものである。
〔作用〕
本発明の薄膜トランジスタによれば、そのゲ−ト絶縁膜
の膜厚を、ソース,ドレイン電極のチャンネル部側の側
縁より僅かにチャンネル部側に偏った位置からソース.
ドレイン電極上にわたって厚くしているから、ソース,
ドレイン電極上およびその側縁のエッジ部に対応する部
分のゲート絶緑膜の膜厚を十分な厚さにすることができ
、したがって、ゲート電極とソース,ドレイン電極との
間の耐圧性を向」ニさせて、ゲート屯極とソースドレイ
ン電極との間の絶縁破壊を確実に防ぐことができる。
また、上記本発明の薄膜トランジスタにおいて、上記ゲ
ート絶縁膜を、半導体層およびソース,ドレイン電極の
上にほぼ均一厚さに形成された下部絶縁層と、この下部
絶縁層の上にその全面にわたって形成された絶縁性の金
属酸化物層と、この金属酸化物層の上にソース,ドレイ
ン電極に対応させて形成された上部絶縁層とからなる積
層構造とすれば、このゲート絶縁膜を、その下部絶縁層
と金属酸化物層と上部絶縁層とを順次堆積させ、前記上
部絶縁層のソース.ドレイン電極間に対応する部分を前
記金属酸化物層をエッチングストツバ層としてエッチン
グ除去する方法で容易に形成することができる。
また、本発明の薄膜トランジスタの製造方法は、ゲート
絶縁膜を、その下部絶縁層と絶縁性の金属酸化物層と上
部絶縁層とを順次堆積させ、前把上部絶縁層のソース,
ドレイン電極間に対応する部分を前記金属酸化物層をエ
ッチングストツバ層としてエッチング除表して形成する
ものであるから、半導体層のチャンネル部の上のゲート
絶縁膜は前記f部絶縁層と前記金属酸化物層とからなる
所望の膜11の絶縁膜とし、ソース,ドレイン電極上の
ゲート絶縁膜は前記下部絶縁層と金属酸化物層と上部絶
縁層とからなる十分な厚さの三層膜とした薄膜トランジ
スタを製逍することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図および第2図を参魚し
て説明する。
第1図は本実施例の薄膜トランジスタの断面を示したも
ので、図中11はガラス等からなる絶縁性基板である。
この基板11上にはi型アモルファス・シリコン(i−
a−Si)等からなる半導体層12が形成されており、
この半導体層12の上には、そのチャンネル部をはさん
で、ソース電極14aおよびドレイン電極14bが形成
されている。なお、このソース,ドレイン電極14a.
14bは、半導体層12の上に形成したn型アモルファ
ス・シリコン(n”−a−Si)等からなるn型半導体
層13の上に形成されている。また、15は前記半導体
層12およびソース,ドレイン電極14a,14bの上
に形成されたゲート絶縁膜、16は上記ゲート絶縁膜1
5の上に半導体層12と対向させて形成されたゲート電
極である。
そして、前記ゲート絶縁膜15は、前記半導体層12お
よびソース,ドレイン電極14a,14bの上にほほ均
一厚さに形成された窒化シリコン(SIN)等からなる
下部絶縁層15aと、この下部絶縁層15aの上にその
全面にわたって形或されたアルミナ(Aρ,0,)等か
らなる絶縁性の金属酸化物層15bと、この金属酸化物
層15bの上にソース,ドレイン電極14a,14b上
に対応させて形成された窒化シリコン(SI N)等か
らなる上部絶縁層15cとからなる積層構造とされてお
り、前記上部絶縁層15cは、ソース,ドレイン電極1
4a,14bのチャンネル部側の側縁より僅かにチャン
ネル部側に偏った位置からソース,ドレイン電極14a
,14b上にわたって形或されている。
すなわち、この実施例の薄膜トランジスタは、そのゲー
ト絶縁IlI15の膜厚を、ソース,ドレイン電極14
a.14bのチャンネル部側の側縁より僅かにチャンネ
ル部側に偏った位置からソース,ドレイン電極14a,
14b上にわたって厚くしたもので、このゲート絶縁膜
15のうち、半導体層12のチャンネル部上の部分は、
下部絶縁層15aとその上の絶縁性金属酸化物層15b
とからなる二層膜とされ、ソース,ドレイン電極14a
,14b上の部分は、下部絶縁層1. 5 aと絶縁性
会属酸化物層15bと上部絶縁層15cとからなる三層
膜とされている。なお、半導体層12のチャンネル部上
のゲート絶縁膜15(下部絶縁層15aと金属酸化物層
15bとの二層膜)の膜厚は、トランジスタにもたせる
VG−10特性に応じて決められている。
そして、この薄膜トランジスタでは、そのゲート絶縁膜
15の膜厚を、ソース,ドレイン@極14a,14bの
チャンネル部側の側縁より僅かにチャンネル部側に偏っ
た位置からソース,ドレイン電極14a,14b上にわ
たって厚くしているから、ソース,ドレイン電極14a
,14b上およびその側縁のエッジ部に対応する部分の
ゲート絶縁膜15の膜厚を十分な厚さにすることができ
、したがって、ゲート電極16とソース.ドレイン電極
14a,14bとの間の耐江性を向上させて、ゲート電
極16とソース,ドレイン電極14a.14bとの間の
絶縁破壊を確実に防ぐことができる。
また、上記実施例のように、上記ゲート絶縁膜15を、
半導体層12およびソース,ドレイン電極14a,14
bの上にほぼ均一厚さに形成された下部絶縁層15aと
、この下部絶縁層15aの上にその全面にわたって形成
された絶縁性金属酸化物層15bと、この金属酸化物層
15bの上にソース,ドレイン電極14a,14bに対
応させて形成された上部絶縁層15cとからなる積層構
造とすれば、このゲート絶縁膜15を、その下部絶縁層
15aと金属酸化物層15bと上部絶縁層15cとを順
次堆積させて前記上部絶縁層15cのソース,ドレイン
電極14a,14b間に対応する部分を前記金属酸化物
層15bをエッチングスタッパとしてエッチング除去す
る方法で容易に形成することができる。
第2図は上記実施例の薄膜トランジスタの製造方法を王
程順に示したもので、この薄膜トランジスタは次のよう
にして製造する。
まず、第2図(a)に示すように、基板11上に半導体
層12を形成し、この半導体層12の上にn型半導体層
13およびソース,ドレイン電極14a,14bを形成
した後入前記半導体層12およびソース,ドレイン電極
14a,14bの上に、ゲート絶縁膜15となる下部絶
縁層15aと絶縁性金属酸化物層15bと上部絶縁層1
5cとを順次惟積させる。
次に、第2図(b)に示すように、前記上部絶縁層15
cのソース,ドレイン電極14a,14b間に対応する
部分を、その下の前記金属酸化物層15bをエッチング
ストツバ層として、ソース.ドレイン電極14a,14
bの間隔より僅かに狭い幅にエッチング除去する。この
場合、上部絶縁層15cのエッチングは、窒化シリコン
等からなる絶縁層15cをアルミナ等からなる金属酸化
物層15bに対して高い選択比でエッチングする条件で
行なえばよく、このような条件で上部絶縁層15cをエ
ッチングすれば、半導体層12のチャンネル部の上に、
下部絶縁層15aと金属酸化物層15bとからなる所望
の膜厚(トランジスタにもたせるV,−ID特性に応じ
て決められる膜厚)のゲート絶縁膜15を残すことがで
きる。
この後は、第2図(C)に示すように、上記ゲート絶縁
膜15の上にゲート電極16を形成して、薄膜トランジ
スタを完成する。
この薄膜トランジスタの製造方法は、ゲート絶縁膜15
を、その下部絶縁層15aと絶縁性金属酸化物層15b
と上部絶縁層15Cとを順次堆積させ、前記上部絶縁層
15Cのソース,ドレイン電極14a.14b間に対応
する部分を前記金属酸化物層15bをエッチングストツ
バ層としてエッチング除去して形成するものであるから
、半導体層12のチャンネル部の上のゲート絶縁膜15
は下部絶縁層15aと絶縁性金属酸化物層15bとから
なる所望の膜厚の絶縁膜とし、ソース,ドレイン電極1
4a,14b上のゲート絶縁膜15は前記下部絶&1層
15aと絶縁性金属酸化物層15bと上部絶縁層15c
とからなる十分な厚さの三層膜と・した薄膜トランジス
タを製造することができる。
なお、上記実施例では、ゲート絶縁膜15を、半導体層
12およびソース,ドレイン電極14a,14bの上に
ほぼ均一厚さに形成された下部絶縁層15aと、この下
部絶縁層15aの上にその全面にわたって形成された絶
縁性金属酸化物層15bと、この金属酸化物層15bの
上にソース,ドレイン電極14a,14bに対応させて
形成された上部絶縁層15cとからなる三層膜としてい
るが、このゲート絶縁膜は、前記下部絶縁層1. 5 
aと前記上部絶縁層15cとの二層膜でもよいし、また
、一層の絶縁膜を厚く形成し、そのソース,ドレイン竃
極14a,14b間に対応する部分の膜厚をエッチング
によりトランジスタにもたせるVG−ID特性に応じて
決められる膜+Vまで薄くした構造としてもよい。また
、上記実施例の薄膜トランジスタは、そのゲート絶縁膜
15の半導体層12との界面に電荷蓄積機能をもたせる
ことにより、メモリ素子としても使用することができる
第3図は本発明の他の丈施例を示している。この実施例
の薄膜トランジスタは、メモリ素子として使用されるも
ので、逆スタガー型の薄膜トランジスタと、スタガー型
の薄膜トランジスタとを組合わせた構戊となっている。
この丈施例の薄膜トランジスタの構造を説明すると、第
3図において、22は絶縁性基板21上に形成された下
部ゲート電極、23はこの下部ゲート電極22の上に形
戊された下部ゲート絶縁膜である。この下部ゲート絶縁
膜23の上には、前記下部ゲートm極22に対向させて
半導体層(i型半導体層)24が形成されており、この
半導体層24の上には、n型半導体層25を介してソー
ス電極26aおよびドレイン電極26bが形成されてい
る。また、前記半導体層24およびソース,ドレイン電
極26a.26bの上には、上部ゲート絶縁膜27が形
成されており、この上部ゲート絶縁膜27の上には前記
半導体層24とχ1向させて上部ゲート電極28が形成
されている。
そして、逆スタガー型薄膜トランジスタは、上記下部ゲ
ート?li極22と、下部ゲート絶縁膜23と、半導体
層24およびソース,ドレイン電極26a.26bとで
構戊されており、スタガー型薄膜トランジスタは、上記
半導体層24およびソース.ドレイン電極26a,26
bと、上部ゲ−ト絶縁膜27と、上部ゲート電極28と
で構成されている。
また、上記逆スタガー型薄膜トランジスタのゲート絶縁
膜である下部ゲート絶縁膜23は、窒化シリコン(Si
 N)からなっており、その半導体層24とのw面は、
シリコン(Si )の組成比を大きくして電荷蓄積機能
をもたせた電荷トラップ層23aとされている。
また、上記コブラナー型薄膜トランジスタのゲート絶縁
膜である上部ゲート絶縁膜27は、前述した実施例と同
様に、半導体層24およびソース2ド!ノイン電極26
a,26bの上にほぼ均一厚さに形或された窒化シリコ
ン(SIN)等からなる下部絶縁層27aと、この下部
絶縁層27aの上にその全面にわたって形成されたアル
ミナ(AflzOi)等からなる絶縁性の金属酸化物層
27bと、この金属酸化物層27bの上にソース,ドレ
イン電極26a,26b上に対応させて形成された窒化
シリコン(SI N)等からなる上部絶縁層27cとか
らなる8i層構造とされており、前記上部絶縁層27c
は、ソース,ドレイン電極26a,26bのチャンネル
部側の側縁より僅かにチャンネル部側に偏った位置から
ソース,ドレイン電極26a,26b上にわたって形或
されている。
この実施例の薄膜トランジスタは、逆スタガー型薄膜ト
ランジスタのゲート電極(下部ゲート電極)22に書込
み消去電圧を印加して書込みおよび消去を行ない、コプ
ラナー型薄膜トランジスタのゲート電極(上部ゲート電
極)28に読出し電圧を印加して読出しを行なうもので
、電Gtは、下部ゲート絶縁膜23の電荷トラップ層2
3aにトラップされる。
そして、この実施例の薄膜トランジスタにおいても、上
記コプラナー型薄膜トランジスタのゲート絶縁膜(上部
ゲート絶縁膜)27の膜厚を、ソース,ドレイン電極2
6a,26bのチャンネル部側の側縁より僅かにチャン
ネル部側に偏った位置からソース,ドレイン電極26a
,26b上にわたって厚くしているから、ソース,ドレ
イン電極26a.26b上およびその側縁のエッジ部に
対応する部分のゲート絶縁膜27の膜厚を十分な厚さに
することができ、したがって、コブラナー型薄膜トラン
ジスタのゲート電極(上部ゲート電!)28と上l己ソ
ース,ドレイン・電極26a,26bとの間の耐圧性を
向上させて、ゲート電極28とソース,ドレイン電極2
6a,26bとの間の絶縁破壊を確実に防ぐことができ
る。
なお、この実施例の薄膜トランジスタは、基板21上に
下部ゲート電極22と下部ゲート絶縁膜23を形成し、
その上に前述した丈施例の製造方法と同様にして半導体
層24とn型半導体層25およびソース,ドレイン電極
26a.26bと上部ゲート絶縁膜27と上部ゲート電
極28を形成する方法で製造することができるから、そ
の製造方法の説明は省略する。
また、この実施例では、逆スタガー型薄膜トランジスタ
のゲート絶縁膜(下部ゲート絶録膜)23に電荷蓄積機
能をもたせているが、これと逆に、コブラナー型薄膜ト
ランジスタのゲート絶縁膜(上部ゲート絶縁膜)27に
電荷蓄積機能をもたせてもよく、その場合は、コブラナ
ー型薄膜トランジスタのゲート電極(上部ゲート電極)
28に書込み消去電圧を印加して書込みおよび消去を行
ない、逆スタガー型薄膜トランジスタのゲート電極(下
部ゲート電極)22に読出し電圧を印加して読出しを行
なえばよい。
さらに、この丈施例では、コブラナー型薄膜トランジス
タのゲート絶縁11!!:(上部ゲート絶縁@)27を
、半導体層24およびソース,ドレイン電極26a.2
6bの上にほぼ均一厚さに形成された下部絶縁層27a
と、この下部絶縁層27aの上にその全面にわたって形
成された絶縁性金属酸化物層27bと、この金属酸化物
層27bの上にソース,ドレイン電極26a,26bに
対応させて形成された上部絶縁層27cとからなる三層
膜としているが、このゲート絶縁膜は、前記下部絶縁層
27aと前記上部絶縁層27cとの二層膜でもよいし、
また、一層の絶縁膜を厚く形成し、そのソース,ドレイ
ン電極26a,26b間に対応する部分の膜厚をエッチ
ングによりトランジスタにもたせるVG−ID特性に応
じて決めらる膜厚本発明の薄膜トランジスタによれば、
そのゲート絶縁膜の膜厚を、ソース,ドレイン電極のチ
ャンネル部側の側縁より僅かにチャンネル部側に偏った
位置からソース9 ドレイン電極上にわたって厚くして
いるから、ソース,ドレイン電極上およびその側縁のエ
ッジ部に対応する部分のゲート絶縁膜の膜厚を十分な厚
さにすることができ、したがって、ゲート電極とソース
,ドレイン電極との間の耐圧性を向上させて、ゲート電
極とソース.ドレイン電極との間の絶縁破壊を確火に防
ぐことができる。
また、上記本発明の薄膜トランジスタにおいて、上記ゲ
ート絶縁篇を、半導体層およびソース.ドレイン電極の
上にほぼ均一厚さに形成された下部絶緑層と、このf部
絶縁層の上にその全面にわたって形成された絶縁性の金
属酸化物層と、この金属酸化物層の上にソース,ドレイ
ン電極に対応させて形成された上部絶縁層とからなる積
層構造とすれば、このゲート絶縁膜を、その下部絶縁層
と金属酸化物層と上部絶縁層とを順次堆積させ、前記上
部絶縁層のソース,ドレイン電極間に文・1応ずる部分
を前記金属酸化物層をエッチングストッパ層としてエッ
チング除去する方法で容易に形或することができる。
また、本発明の薄膜トランジスタの製造方法は、ゲート
絶縁膜を、その下部絶縁層と絶縁性の金属酸化物層と上
部絶縁層とを順次堆積させ、前記上部絶縁層のソース.
ドレイン電極間に対応する部分を前記金属酸化物層をエ
ッチングストッパ層としてエッチング除去して形成する
ものであるから、半導体層のチャンネル部の上のゲート
絶縁膜は前記下部絶縁層と前記金属酸化物層とからなる
所望の膜厚の絶縁膜とし、ソース,ドレイン電極上のゲ
ート絶縁膜は前記下部絶縁層と金属酸化・物層と上部絶
n層とからなる十分な厚さの三層膜とした薄膜トランジ
スタを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の一大施例を示す薄膜トラ
ンジスタの断面図およびその製造工程図、第3図は本発
明の他の実施例を示す薄膜トランジスタの断面図、第4
図は従来の薄膜トランジスタの断面図である。 11・・・基板、12・・・半導体層、13・・・n型
半導体層、14a・・・ソース電極、14b・・・ドレ
イン電極、15・・・ゲート絶縁膜、15a・・・下部
絶繰層、15b・・・金属酸化物層、15c・・・上部
絶縁順、16・・・ゲート電極、21・・・基板、22
・・・下部ゲート電極、23・・・下部ゲート絶縁膜、
24・・・半導体層、25・・・n型半導体層、26a
・・・ソース電極、26b・・・ドレイン電極、27・
・・ゲート絶縁膜、27a・・・下部絶縁層、27b・
・・金属酸化物層、27C・・・上部絶縁層、28・・
・上部ゲート電極。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)半導体層と、この半導体層の上にそのチャンネル
    部をはさんで形成されたソース、ドレイン電極と、前記
    半導体層およびソース、ドレイン電極の上に形成された
    ゲート絶縁膜と、このゲート絶縁膜の上に形成されたゲ
    ート電極とからなる薄膜トランジスタにおいて、前記ゲ
    ート絶縁膜の膜厚を、前記ソース、ドレイン電極のチャ
    ンネル部側の側縁より僅かにチャンネル部側に偏った位
    置からソース、ドレイン電極上にわたって厚くしたこと
    を特徴とする薄膜トランジスタ。
  2. (2)ゲート絶縁膜は、半導体層およびソース、ドレイ
    ン電極の上にほぼ均一厚さに形成された下部絶縁層と、
    この下部絶縁層の上にその全面にわたって形成された絶
    縁性の金属酸化物層と、この金属酸化物層の上にソース
    、ドレイン電極に対応させて形成された上部絶縁層とか
    らなっていることを特徴とする請求項1に記載の薄膜ト
    ランジスタ。
  3. (3)半導体層の上にソース、ドレイン電極を形成した
    後、前記半導体層およびソース、ドレイン電極の上に、
    ゲート絶縁膜となる下部絶縁層と絶縁性の金属酸化物層
    と上部絶縁層とを順次堆積させ、前記上部絶縁層のソー
    ス、ドレイン電極間に対応する部分を前記金属酸化物層
    をエッチングストッパ層としてエッチング除去した後、
    その上にゲート電極を形成することを特徴とする薄膜ト
    ランジスタの製造方法。
JP30899889A 1989-11-30 1989-11-30 薄膜トランジスタおよびその製造方法 Pending JPH03171775A (ja)

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