JPH03168432A - 緩衝器のオイルロック機構 - Google Patents
緩衝器のオイルロック機構Info
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- JPH03168432A JPH03168432A JP30863789A JP30863789A JPH03168432A JP H03168432 A JPH03168432 A JP H03168432A JP 30863789 A JP30863789 A JP 30863789A JP 30863789 A JP30863789 A JP 30863789A JP H03168432 A JPH03168432 A JP H03168432A
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- Fluid-Damping Devices (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は車両等に使用する倒立型緩衝器のオイルロック
機構に関する. (従来の技術) 車両等に使用する倒立型緩衝器としては、例えば特開昭
84−2123Ei号に記載されているように、アウタ
ーチューブ内に下方からインナーチューブを摺動自在に
挿入し、このインナーチューブ内にダンパーシリンダを
植設し、更にこのダンパーシリンダ内には上方からピス
トンロッドな臨ませ、このピストンロツドの先端部には
ダンパーシリンダ内に摺接するピストンを装着し、ダン
パーシリンダの上端部にはオイルロツクビースと圧縮時
に閉じて伸長時に開くチェックバルブを配設し、更にダ
ンパーシリンダとインナーチューブとの間には圧縮時レ
こチェックバルブ及びオイルロックピースに外嵌する嵌
合部材をアウターチューブ上端部から垂下して、緩衝器
の圧縮時にダンパーシリンダ外周の下部油室からダンパ
ーシリンダ上部の気体室に向って流れる油の流路な絞る
ことにより、最圧縮時の底付きを防止するようにしたも
のがある。
機構に関する. (従来の技術) 車両等に使用する倒立型緩衝器としては、例えば特開昭
84−2123Ei号に記載されているように、アウタ
ーチューブ内に下方からインナーチューブを摺動自在に
挿入し、このインナーチューブ内にダンパーシリンダを
植設し、更にこのダンパーシリンダ内には上方からピス
トンロッドな臨ませ、このピストンロツドの先端部には
ダンパーシリンダ内に摺接するピストンを装着し、ダン
パーシリンダの上端部にはオイルロツクビースと圧縮時
に閉じて伸長時に開くチェックバルブを配設し、更にダ
ンパーシリンダとインナーチューブとの間には圧縮時レ
こチェックバルブ及びオイルロックピースに外嵌する嵌
合部材をアウターチューブ上端部から垂下して、緩衝器
の圧縮時にダンパーシリンダ外周の下部油室からダンパ
ーシリンダ上部の気体室に向って流れる油の流路な絞る
ことにより、最圧縮時の底付きを防止するようにしたも
のがある。
(発明が解決しようとするX!題)
しかしながら、上述した緩衝器のオイルロック機構にお
いては、ピストンが12動ずるダンパーシリンダ内油室
及びピストンロッドの体積補償をするために作動油が出
入りするダンパーシリンダ外周とインナーチューブ外周
との間の油溜室がオイルロック室となるために、オイル
ロックの油圧が減衰力に影響を与え、減衰力とオイルロ
ックを別々にコントロールすることができない。
いては、ピストンが12動ずるダンパーシリンダ内油室
及びピストンロッドの体積補償をするために作動油が出
入りするダンパーシリンダ外周とインナーチューブ外周
との間の油溜室がオイルロック室となるために、オイル
ロックの油圧が減衰力に影響を与え、減衰力とオイルロ
ックを別々にコントロールすることができない。
(課題を解決するための手段)
上記課題を解決すべく本発明は、ダンパーシリンダとイ
ンナーチューブとの間に油溜室とオイルロック室とに分
離する画成部材を設けた。この場合、画戒部材でオイル
ロックピースを兼ねるようにすることもできる。
ンナーチューブとの間に油溜室とオイルロック室とに分
離する画成部材を設けた。この場合、画戒部材でオイル
ロックピースを兼ねるようにすることもできる。
(作 用)
ダンパーシリンダとインナーチューブとの間の油室は画
成部材によって油溜室とオイルロック室とに分離されて
いるので、減衰力に影響を与えることなくオイルロック
を上げることができる。
成部材によって油溜室とオイルロック室とに分離されて
いるので、減衰力に影響を与えることなくオイルロック
を上げることができる。
(実施例)
以下に本発明の実施例を添付図面を参照して説明する。
第1図は本発明に係るオイルロック機構を適用した緩衝
器の半断面図、第2図及び第3図はそれぞれ同緩衝器の
要部拡大断面図、第4図は本発明の別実施例の緩衝器の
要部断面図である。
器の半断面図、第2図及び第3図はそれぞれ同緩衝器の
要部拡大断面図、第4図は本発明の別実施例の緩衝器の
要部断面図である。
この緩衝器は、アウターチューブ1内に下方からインナ
ーチューブ2を摺動自在に嵌装し、インナーチューブ2
内にはダンパーシリンダ3を植設し、アウターチューブ
1の上端部に螺着したフォークボルト4にピストンロツ
ドである中空ロツド6の基端部を螺着して、この中空ロ
ツド5はダンパーシリンダ3内に挿通している。
ーチューブ2を摺動自在に嵌装し、インナーチューブ2
内にはダンパーシリンダ3を植設し、アウターチューブ
1の上端部に螺着したフォークボルト4にピストンロツ
ドである中空ロツド6の基端部を螺着して、この中空ロ
ツド5はダンパーシリンダ3内に挿通している。
中空ロッド5の先端部にはピストンホルダ6を螺着し、
このピストンホルダ8にはダンパーシリンダ3内周面に
摺接するピストン7を固着し、このピストン7には圧縮
側油路8及び伸び側油路9を形戒して、これらの油路8
、8を開閉するディスクバルブ10% 11を装着して
いる.また、中空ロッド5内にはアジャスタロッド13
を進退自在に挿通して、このアジャスタロッド13の前
方二一ドル14を上下動可能に嵌挿してスプリング15
にてアジャスタロッド13側に付勢し、ニードル14の
先端部はピストンホルダ6に形威したバイパス油路16
に臨ませ、一方フォークボルト4内にはアジャスタ18
を回転自在に嵌装してフォークボルト4との間にクリッ
ク機構19を設け、このアジャスタl8の先端部巳よア
ジャスタロッド13の後方に進退可能に嵌挿したスライ
ダー20に螺着して、アジャスタ18を回転することに
よってスライダー20及びアジャスタロッド13を介し
て二一ドルl4が進退してバイパス油路16の開口量が
変化して発生する減衰力を調整できるようにしている。
このピストンホルダ8にはダンパーシリンダ3内周面に
摺接するピストン7を固着し、このピストン7には圧縮
側油路8及び伸び側油路9を形戒して、これらの油路8
、8を開閉するディスクバルブ10% 11を装着して
いる.また、中空ロッド5内にはアジャスタロッド13
を進退自在に挿通して、このアジャスタロッド13の前
方二一ドル14を上下動可能に嵌挿してスプリング15
にてアジャスタロッド13側に付勢し、ニードル14の
先端部はピストンホルダ6に形威したバイパス油路16
に臨ませ、一方フォークボルト4内にはアジャスタ18
を回転自在に嵌装してフォークボルト4との間にクリッ
ク機構19を設け、このアジャスタl8の先端部巳よア
ジャスタロッド13の後方に進退可能に嵌挿したスライ
ダー20に螺着して、アジャスタ18を回転することに
よってスライダー20及びアジャスタロッド13を介し
て二一ドルl4が進退してバイパス油路16の開口量が
変化して発生する減衰力を調整できるようにしている。
ダンパーシリンダ3の上端部内周面にはロッドガイドケ
ース22を嵌装し、このロッドガイドケース22内には
ロッドガイド23を嵌装して,このロッドガイド23に
は中空ロッド5の外周面に摺接するプッシュ24を嵌装
し、ロッドガイドケース22内周面とロッドガイド23
外周面との間には0−リング25を介装し、またロッド
ガイドケース22の下側にはリパウンドスプリング26
を配股している。
ース22を嵌装し、このロッドガイドケース22内には
ロッドガイド23を嵌装して,このロッドガイド23に
は中空ロッド5の外周面に摺接するプッシュ24を嵌装
し、ロッドガイドケース22内周面とロッドガイド23
外周面との間には0−リング25を介装し、またロッド
ガイドケース22の下側にはリパウンドスプリング26
を配股している。
インナーチューブ2の下端部外周面には車軸部材27を
装着し、またダンパーシリンダ3の下端部内周面にはバ
ルプホルダ29を嵌装し、このボトムホルダ29の上端
部にはダンパーシリンダ3内周面に接するボトムピスト
ン56を装着し、このボトムピストン58には油路57
、58を形威して、これらの油路57、58を開閉する
パルブ58、80を装着し、ダンパーシリンダ3の下端
部には油孔33を形或している。また、ダンパーシリン
ダ3内油室とダンパーシリンダ3外油室を連通する油路
29、67、33を形威して、取付け車細部材27内に
この油路29、67、33の開口量を調整する二一ドル
アジャスタ65を進退自在に設けている。
装着し、またダンパーシリンダ3の下端部内周面にはバ
ルプホルダ29を嵌装し、このボトムホルダ29の上端
部にはダンパーシリンダ3内周面に接するボトムピスト
ン56を装着し、このボトムピストン58には油路57
、58を形威して、これらの油路57、58を開閉する
パルブ58、80を装着し、ダンパーシリンダ3の下端
部には油孔33を形或している。また、ダンパーシリン
ダ3内油室とダンパーシリンダ3外油室を連通する油路
29、67、33を形威して、取付け車細部材27内に
この油路29、67、33の開口量を調整する二一ドル
アジャスタ65を進退自在に設けている。
インナーチューブ2の下端部は車軸部材27に螺着し、
ダンパーシリンダ3の下端部内周にストップボルト28
を螺着しダンパーシリンダ3の下端部内周面に嵌装した
バルブホルダ28の段部に係止し、ダンパーシリンダ3
とバルブホルダ29を連結している。更にこの車軸部材
27の下方から外周にねじを有するセンターボルト31
を挿通して、このセンターボルト31の先端部にバルブ
ホルダ29を螺着することにより、ダンパーシリンダ3
とバルブホルダ29の下面にて画成部材35の内周方向
の底部フランジ面を車軸部材27底面に狭持している。
ダンパーシリンダ3の下端部内周にストップボルト28
を螺着しダンパーシリンダ3の下端部内周面に嵌装した
バルブホルダ28の段部に係止し、ダンパーシリンダ3
とバルブホルダ29を連結している。更にこの車軸部材
27の下方から外周にねじを有するセンターボルト31
を挿通して、このセンターボルト31の先端部にバルブ
ホルダ29を螺着することにより、ダンパーシリンダ3
とバルブホルダ29の下面にて画成部材35の内周方向
の底部フランジ面を車軸部材27底面に狭持している。
そして、ダンパーシリンダ3外周とインナーチューブ2
内周との間には前記の画成部材35を立股し、この画成
部材35内周とダンパーシリンダ3との間にてダンパー
シリンダ3の油孔33が臨む油溜室S3を形威し、画成
部材35外周とインナーチューブ2内周との間にてオイ
ルロック室S4を形威している。この画成部材33の下
端部はダンパーシリンダ3下端面と車軸部材27底面と
の間に扶持して固定し、画成部材35の上端部にはオイ
ルロックピース36を形威している。
内周との間には前記の画成部材35を立股し、この画成
部材35内周とダンパーシリンダ3との間にてダンパー
シリンダ3の油孔33が臨む油溜室S3を形威し、画成
部材35外周とインナーチューブ2内周との間にてオイ
ルロック室S4を形威している。この画成部材33の下
端部はダンパーシリンダ3下端面と車軸部材27底面と
の間に扶持して固定し、画成部材35の上端部にはオイ
ルロックピース36を形威している。
また、画威部材35の下端部外周にはポトムビース38
を嵌装し、ポトムビース38の上部には複数の切り欠き
39を形或したスプリングシ一ト40を嵌装し、このス
プリングシ一ト40上面に懸架ぼね4lの下端を載置し
、画成部材35の下端部及びボトムピース38には画成
部材35内周に形威した満42を介してオイルロック室
S4を油溜室S3に連通する複数の流路43を形或し,
流路43には伸長時に開弁ずるチェック弁44を介装し
ている。尚、懸架ばね41はダンパーシリンダ3とアウ
ターチューブl又はピストンロッド5との間に配設して
もよい。
を嵌装し、ポトムビース38の上部には複数の切り欠き
39を形或したスプリングシ一ト40を嵌装し、このス
プリングシ一ト40上面に懸架ぼね4lの下端を載置し
、画成部材35の下端部及びボトムピース38には画成
部材35内周に形威した満42を介してオイルロック室
S4を油溜室S3に連通する複数の流路43を形或し,
流路43には伸長時に開弁ずるチェック弁44を介装し
ている。尚、懸架ばね41はダンパーシリンダ3とアウ
ターチューブl又はピストンロッド5との間に配設して
もよい。
一方、またフォークボルト4の下端部に支持部材46を
嵌着し、この支持部材46にスブリンプカラー47の上
端部を嵌着してインナーチューブ2とダンパーシリンダ
3との間に垂下し、このスプリンブカラー47の下端部
には油孔48を形或するとともに、最圧縮付近でオイル
ロックピース36に微小間隔を置いて嵌合するオイルロ
ックヵラー49を固着し、このオイルロックヵラー49
の外周に形威した溝内にはインナーチューブ2内周面に
慴接するブッシ,L5oを嵌装し、このブッシュ50の
内周面とオイルロックカラー49外周面との間に隙間5
lを設け、更にオイルロックカラー49の下端フランジ
部には油孔52を形威している。
嵌着し、この支持部材46にスブリンプカラー47の上
端部を嵌着してインナーチューブ2とダンパーシリンダ
3との間に垂下し、このスプリンブカラー47の下端部
には油孔48を形或するとともに、最圧縮付近でオイル
ロックピース36に微小間隔を置いて嵌合するオイルロ
ックヵラー49を固着し、このオイルロックヵラー49
の外周に形威した溝内にはインナーチューブ2内周面に
慴接するブッシ,L5oを嵌装し、このブッシュ50の
内周面とオイルロックカラー49外周面との間に隙間5
lを設け、更にオイルロックカラー49の下端フランジ
部には油孔52を形威している。
この場合、隙間51及び油孔52はオイルロックカラー
49の上室と下室とを連通ずるオイルロックカラー外周
の油路を形或し、プッシュ50は緩衝器の圧縮時にイン
ナーチューブ内周と摺接してオイルロックカラーの溝内
を上動し溝内の上面に当接してこの油路を閉じ、伸長時
に開くチェック弁の作用を果す。また、ダンパーシリン
ダ3のロッドガイドケース22の上端外周には樹脂製の
ピストンリング54を嵌着して、スプリングシ一ト47
との緩衝をしている。
49の上室と下室とを連通ずるオイルロックカラー外周
の油路を形或し、プッシュ50は緩衝器の圧縮時にイン
ナーチューブ内周と摺接してオイルロックカラーの溝内
を上動し溝内の上面に当接してこの油路を閉じ、伸長時
に開くチェック弁の作用を果す。また、ダンパーシリン
ダ3のロッドガイドケース22の上端外周には樹脂製の
ピストンリング54を嵌着して、スプリングシ一ト47
との緩衝をしている。
更に、ボトムホルダ29の上端部にはダンパーシリンダ
3内周面に接するボトムピストン56を装着し、このボ
トムピストン56には油路57、58を形或して、これ
らの油路57、5日を開閉するディスクバルブ59、6
oを装着し、またボトムホルダ29にはボトムピストン
56をパイパスする油路6lを形或し、この油路61は
ボトムホルダー下部段部に穿股された油口67を介して
ボトムピストン5G下部油室S5、ダンパーシリンダ3
下部側壁の油口33を介してダンパーシリンダ3外周と
画成部材35内周との間の油溜室S3に連通している。
3内周面に接するボトムピストン56を装着し、このボ
トムピストン56には油路57、58を形或して、これ
らの油路57、5日を開閉するディスクバルブ59、6
oを装着し、またボトムホルダ29にはボトムピストン
56をパイパスする油路6lを形或し、この油路61は
ボトムホルダー下部段部に穿股された油口67を介して
ボトムピストン5G下部油室S5、ダンパーシリンダ3
下部側壁の油口33を介してダンパーシリンダ3外周と
画成部材35内周との間の油溜室S3に連通している。
また油路61にはセンターボルト31内周面に進退自在
に螺着した二一ドル65の先端部を臨ませ、この二一ド
ル65の後端部はセンターボルト3l内周面回転自在に
嵌挿したアジャスタ66に進退可能にに係合している。
に螺着した二一ドル65の先端部を臨ませ、この二一ド
ル65の後端部はセンターボルト3l内周面回転自在に
嵌挿したアジャスタ66に進退可能にに係合している。
以上のように構威した緩衝器のオイルロック機構の作用
について以下で説明する。
について以下で説明する。
先ず、圧縮行程で第l図に示す状態から中空ロッド5が
ダンパーシリンダ3に対して下降すると、ダンパーシリ
ンダ3内の下部油室Sl内の作動油がピストン7の圧縮
側油路8から圧縮側バルブ10を上方に撓ませて上部油
室S2に流入して減衰力を発生し、また下部油室Slか
ら中空ロッド5の進入体積相当分の作動油がボトムピス
トン56の油孔57からディスクバルブ59を撓ませて
油溜室S5に流入し、ダンパーシリンダ3の油孔33か
ら油溜室S3内に流入する。
ダンパーシリンダ3に対して下降すると、ダンパーシリ
ンダ3内の下部油室Sl内の作動油がピストン7の圧縮
側油路8から圧縮側バルブ10を上方に撓ませて上部油
室S2に流入して減衰力を発生し、また下部油室Slか
ら中空ロッド5の進入体積相当分の作動油がボトムピス
トン56の油孔57からディスクバルブ59を撓ませて
油溜室S5に流入し、ダンパーシリンダ3の油孔33か
ら油溜室S3内に流入する。
そして、更に中空ロツド5が下降して最圧縮状態になる
と、第2図に示すように、オイル口ックカラー49がオ
イルロックピース36に微小間隔を置いて嵌合し、この
ときプッシュ50は隙間51を閉じているので、オイル
ロックカラー49の下側の油室内の作動油はオイルロッ
クピース36外周とオイル口ックカラー49内周との僅
かな隙間を介して上部油室に流れるだけとなり、オイル
ロックカラー49より下側のオイルロック室S4がオイ
ルロック室となって底付きが防止される。
と、第2図に示すように、オイル口ックカラー49がオ
イルロックピース36に微小間隔を置いて嵌合し、この
ときプッシュ50は隙間51を閉じているので、オイル
ロックカラー49の下側の油室内の作動油はオイルロッ
クピース36外周とオイル口ックカラー49内周との僅
かな隙間を介して上部油室に流れるだけとなり、オイル
ロックカラー49より下側のオイルロック室S4がオイ
ルロック室となって底付きが防止される。
その後、圧縮状態から伸び行程に移行したときには、中
空ロッド5が上動してピストン7が上動するので、上部
油室S2からピストン7の伸び側油iia9から伸び側
バルブ11を下方に撓ませて下部油室S1に流入して減
衰力を発生し、また油溜室S3から中空ロッド5の退出
体積相当分の作動油がダンパーシリンダ3の油孔33か
らボトムピストン56の油孔58からディスクバルブ6
0を撓ませて下部油室S1に流入する。
空ロッド5が上動してピストン7が上動するので、上部
油室S2からピストン7の伸び側油iia9から伸び側
バルブ11を下方に撓ませて下部油室S1に流入して減
衰力を発生し、また油溜室S3から中空ロッド5の退出
体積相当分の作動油がダンパーシリンダ3の油孔33か
らボトムピストン56の油孔58からディスクバルブ6
0を撓ませて下部油室S1に流入する。
この場合、オイルロックカラー49のプッシュ50がイ
ンナーチューブ内周と摩擦することによりオイルロック
カラー48の溝内下面に当接して隙間51を開くので上
部油室の作動油がオイルロック室S4内に流入し、更に
ボトムピストン38の複数の流路43上にチェック弁4
4が開くので油溜室S3内の作動油が油路43からもオ
イルロック室S4に流入しオイルロック室が負圧になる
のを防止する。
ンナーチューブ内周と摩擦することによりオイルロック
カラー48の溝内下面に当接して隙間51を開くので上
部油室の作動油がオイルロック室S4内に流入し、更に
ボトムピストン38の複数の流路43上にチェック弁4
4が開くので油溜室S3内の作動油が油路43からもオ
イルロック室S4に流入しオイルロック室が負圧になる
のを防止する。
第4図に示す別実施例は、ダンパーシリンダ3の内周面
下部にフリーピストン70を摺動自在に嵌挿してガス室
Seを画威し、中空ロッド5の進入及び退出体積相当分
の補償をフリーピストン70の移動によって行なうよう
にしたものであり、このようにすれば上記実施例のダン
パーシリンダ3の油孔33は不要になる。
下部にフリーピストン70を摺動自在に嵌挿してガス室
Seを画威し、中空ロッド5の進入及び退出体積相当分
の補償をフリーピストン70の移動によって行なうよう
にしたものであり、このようにすれば上記実施例のダン
パーシリンダ3の油孔33は不要になる。
(発明の効果)
以上説明したように本発明によれば、ダンパーシリンダ
とインナーチューブとの間に油溜室とオイルロック室と
に分離する画威部材を設けたので、減衰力に影響を与え
ることなくオイルロック荷重を設定することができる。
とインナーチューブとの間に油溜室とオイルロック室と
に分離する画威部材を設けたので、減衰力に影響を与え
ることなくオイルロック荷重を設定することができる。
第1図は本発明に係るオイルロック機構を適用した!I
I衝器の半断面図、第2図及び第3図はそれぞれ同緩衝
器の要部拡大断面図、第4図は本発明の別実施例の緩衝
器の要部断面図である。 尚、図面中、1はアウターチューブ、2はインナーチュ
ーブ、3はダンパーシリンダ、5ば中空ロンド(ピスト
ンロッド)、7はピストン、29はボトムホルダ、33
は油孔、35は画成部材、36はオイルロックピース、
4lは懸架ばね、43は油路、47はスプリングカラー
、48はオイルロックカラー 83は油溜室、S4はオ
イルロック室である。
I衝器の半断面図、第2図及び第3図はそれぞれ同緩衝
器の要部拡大断面図、第4図は本発明の別実施例の緩衝
器の要部断面図である。 尚、図面中、1はアウターチューブ、2はインナーチュ
ーブ、3はダンパーシリンダ、5ば中空ロンド(ピスト
ンロッド)、7はピストン、29はボトムホルダ、33
は油孔、35は画成部材、36はオイルロックピース、
4lは懸架ばね、43は油路、47はスプリングカラー
、48はオイルロックカラー 83は油溜室、S4はオ
イルロック室である。
Claims (2)
- (1)アウターチューブ内にインナーチューブを摺動自
在に嵌装し、前記インナーチューブ内下部にダンパーシ
リンダを立設して、このダンパーシリンダ外周と前記イ
ンナーチューブ内周との間に形成される油室を油溜室及
びオイルロック室とする倒立型緩衝器において、前記ダ
ンパーシリンダと前記インナーチューブとの間に前記油
溜室とオイルロック室とに分離する画成部材を設けたこ
とを特徴とする緩衝器のオイルロック機構。 - (2)画成部材がオイルロックピースを兼ねる請求項1
記載の緩衝器のオイルロック機構。
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JP30863789A JP2820743B2 (ja) | 1989-11-28 | 1989-11-28 | 緩衝器のオイルロック機構 |
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JP30863789A JP2820743B2 (ja) | 1989-11-28 | 1989-11-28 | 緩衝器のオイルロック機構 |
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JP2820743B2 JP2820743B2 (ja) | 1998-11-05 |
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ID=17983450
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JP30863789A Expired - Fee Related JP2820743B2 (ja) | 1989-11-28 | 1989-11-28 | 緩衝器のオイルロック機構 |
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JP (1) | JP2820743B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5450933A (en) * | 1993-03-18 | 1995-09-19 | Stabilus Gmbh | Locking device for securing objects which are movable relatively to one another |
CN102161303A (zh) * | 2010-02-22 | 2011-08-24 | Kic株式会社 | 可调节减震力的拆装式减震器 |
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JP2015190607A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | 株式会社ショーワ | フロントフォーク |
JP2015197104A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-09 | 株式会社ショーワ | 懸架装置 |
-
1989
- 1989-11-28 JP JP30863789A patent/JP2820743B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5450933A (en) * | 1993-03-18 | 1995-09-19 | Stabilus Gmbh | Locking device for securing objects which are movable relatively to one another |
US5620066A (en) * | 1993-03-18 | 1997-04-15 | Stabilus Gmbh | Locking device for securing objects which are moveable relatively to one another |
CN102161303A (zh) * | 2010-02-22 | 2011-08-24 | Kic株式会社 | 可调节减震力的拆装式减震器 |
JP2011169462A (ja) * | 2010-02-22 | 2011-09-01 | Korea Inter Cross Co Ltd | 減衰力の調整が可能な分解組立式ショックアブソーバー |
JP2015190595A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | 株式会社ショーワ | フロントフォーク |
JP2015190607A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | 株式会社ショーワ | フロントフォーク |
JP2015197104A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-09 | 株式会社ショーワ | 懸架装置 |
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Publication number | Publication date |
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JP2820743B2 (ja) | 1998-11-05 |
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