JPH0316678Y2 - - Google Patents

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JPH0316678Y2
JPH0316678Y2 JP11779985U JP11779985U JPH0316678Y2 JP H0316678 Y2 JPH0316678 Y2 JP H0316678Y2 JP 11779985 U JP11779985 U JP 11779985U JP 11779985 U JP11779985 U JP 11779985U JP H0316678 Y2 JPH0316678 Y2 JP H0316678Y2
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bottom plate
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shape
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は気化剤収納容器に係り、特に装飾的効
果をも発揮するようにしたものである。
〔従来の技術〕
気化剤収納容器に収納される気化剤として芳香
剤、防虫剤等が適用され、嗅覚に訴え、あるい
は、虫から人間を守るよう機能するため、人目に
付くような場所に取り付けられ、又は載置される
ことが多い。そこで、美的な刺激を与えるように
装飾的効果を発揮する形状のものも既に提案され
ている。
この種の気化剤収納容器に類したものとしては
実開昭58−112327号公報に記載されたものが知ら
れている。
これは、第7図に示すように、軟質ポリマーで
なる装飾用形成物31の一部に気化剤(香料)3
2を徐々に浸透通過させ、装飾用形成物31に空
調装置等の送風出口に着脱可能にした保持具33
を設けて形成したものである。特に、装飾用形成
物31として、送風で揺れ動く揺動部34を有す
る鳥形状のものや、図示しないが花形状のものが
示されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、かかる従来容器では、まず、第1に、
収納する気化剤32の量が制限され、頻繁に浸透
通過させる動作を繰り返し行わなければならない
という不便がある。また、第2に、送風で揺れ動
くようにしているので非常に細かい部分や尖鋭な
形状を有する部分が多く、一体成形で形成するに
は難しい形状となつており、製造工数が多くかか
り、高価なものとならざるを得ない。
さらにまた、空調装置等の送風出口に取り付け
ることを前提としているため、載置には不向きな
形状となつており、取り付けに際して汎用性に乏
しい。
本考案はこのような問題点を解決するためにな
されたもので、取付方法に汎用性があり、また、
気化剤の収納量が多く、かつ、簡易に取り換える
ことができるようにした装飾的効果を発揮する気
化剤収納容器を提供することを技術的課題とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は前記技術的課題を解決するため、次の
ような技術的手段をとつた。
蓋体1をドーム形状とし、複数の小さな貫通孔
3を穿設した。また、底板5を有する筒形状の容
器ベース2を蓋体1の内部に嵌着して内部空間に
気化剤12を収納する。
また、蓋体1の長手方向の一端部に小球を4分
の1に切断した形状を有する突部9を穿設した。
さらにまた、底板5に長手方向に延びる断面L字
形状を有するクリツプ13を設けて気化剤収納容
器とした。
〔作用〕
蓋体1と容器ベース2とを嵌着することにより
気化剤12を収納し得る内部空間を形成して気化
剤12を収納する。
また、蓋体1をドーム形状とし、かつ、貫通孔
3を斑点状に穿設して設けることにより、虫の姿
態に見え得る外観となるようにしてあるので、装
飾的効果を発揮し得る。
さらにまた、クリツプ13を設けているので当
該収納容器20を挾持により被取付物に取付ける
ことができ、蓋体1を上部に向けて載置すること
もでき、取付けに際して汎用性がある。
また、貫通孔3を通じて気化された気化剤12
が外部に拡散しやすい。
〔実施例〕
以上、本考案の一実施例を第1図ないし第4図
に基づいて説明する。
この実施例による気化剤収納容器20は全体と
しててんとう虫の形状を有する蓋体1と容器ベー
ス2とからなる。蓋体1は長軸が短軸より僅かに
長い中空薄厚の回転楕円体を長軸に沿つて切断し
たようなドーム形状をなし、また、てんとう虫の
斑点に相当する貫通孔3を複数の位置に有し、気
化した気化剤をここから通過させるようにしてい
る。
蓋体1の長手方向の一端は折曲自在な薄肉ヒン
ジ4を介して容器ベース2の長手方向の一端と連
結される。
容器ベース2は楕円形状の底板5上周縁部に、
僅かに小さい楕円形状をなす高さの短い周壁6が
立設されて形成されて、その周縁を鍔部7として
いる。この容器ベース2は、蓋体1の端縁が鍔部
7に当接する深さまで、蓋体1の内部に嵌着され
る。
蓋体1の薄肉ヒンジ4と反対側の端部8は長軸
垂直方向に延びる平面形状となつており、その外
側部分に4分の1の球形状を有する突部9が設け
られている。この突部9は、てんとう虫の頭部に
対応するものであり、嵌着状態にある蓋体1と容
器ベース2を離脱する際に、作用力を加える所で
ある。
蓋体1の薄肉ヒンジ4と反対側の端部8の内面
には小突起10が設けられている。また、容器ベ
ース2の周壁6の薄肉ヒンジ4と反対側の端部も
平面状になつており、外面に小突起10に係合す
る凹部11が設けられている。これら小突起10
と凹部11とを係合させることにより、突部9に
外部から力を作用させない場合には離脱しない状
態に容器ベース2と蓋体1との嵌着を強固にして
いる。
このように、容器ベース2を蓋体1に嵌着して
できる内部空間には芳香剤、防虫剤等の気化剤1
2が収納される。
そして、容器ベース2の底板5には長手方向に
延びる断面L字形状のクリツプ13が設けられ、
当該収納容器を底板5及びクリツプ13の挾持に
より取付け得るようにしている。また、このクリ
ツプ13は幅方向にもある程度の長さを有して平
面上に載置されても当該収納容器が傾かない程度
の面積を有するように形成され、載置可能となつ
ている。
底板5のクリツプ13の対向部は開口部14と
なつており、また、開口部14に平行に長孔15
が底板5に設けられている。これら開口部14及
び長孔15は空気の流通経路を形成して気化剤1
2の気化を促進するものである。
また、蓋体1の外周面には薄肉ヒンジ4と突部
9とを結ぶように細溝18が設けられており、て
んとう虫の左右の羽根の境界線を形成している。
なお、この実施例の場合、気化剤収納容器20
は第4図に示すように、一体的に成形されてい
る。
そして、気化剤12として防虫剤を収容した気
化剤収納容器20は第5図に示すように、吊り下
げられている衣服16の襟、ポケツト、袖口に挾
持に、より取り付けて使用することができ、ま
た、第6図に示すように箪笥の抽斗に収納されて
いる衣服17上に載置して使用することができ
る。
以上のようにこの実施例によれば、外観上、て
んとう虫の如く見えて装飾的効果を発揮すること
ができる。また、収容空間が広く、また、蓋体1
を容易に開くことができて気化剤12を容易に取
り換えることができる。さらにまた、当該収納容
器の取り付けも、挾持および載置のどちらも可能
であり使用者が必要に応じて選択できるようにな
されており、汎用性が高くなつている。また、一
体成形が可能であり、製造が容易でその分安価に
することができる。
なお、上述の実施例においては蓋体1と容器ベ
ース2とが薄肉ヒンジ4を介して一体成形により
形成できるようにしているが、これらが別体であ
つても良く、このようにしても同様の効果を得る
ことができる。
また、収納する気化剤は、芳香剤、防虫剤の
他、必要に応じて種々のものを適用できる。
さらにまた、蓋体1のドーム形状をかみきり虫
形状、他の虫形状に選定しても良く、このように
しても上述と同様の効果を得ることができる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、装飾的効果を発揮して見た目
に楽しく、また、収納空間が広くできて気化剤の
取り換え回数を少なくでき、また、取り換えに際
しても手間が簡易であり、取り付け方法や場所に
汎用性があり便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による気化剤収納容器の一実施
例における蓋体を開いた状態を示す斜視図、第2
図はその蓋体側から見た斜視図、第3図はその底
板側から見た斜視図、第4図はその縦断面図、第
5図及び第6図はその使用態様を示す図、第7図
は従来例を示す正面図である。 1……蓋体、2……容器ベース、3……貫通
孔、9……突部、12……気化剤、13……クリ
ツプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドーム形状に形成され、複数の小さな貫通孔3
    が穿設されている蓋体1と、底板5を有し、前記
    蓋体1の内部に嵌着される筒形状の容器ベース2
    と、前記底板5の長手方向に延びる断面L字形状
    を有し前記底板5に設けられたクリツプ13と、
    小球を4分の1に切断した形状に形成され、前記
    蓋体1の長手方向の一端部に突設される突部9と
    を具えてなり、前記蓋体1と前記容器ベース2と
    により形成される内部空間に気化剤12を収納す
    ることを特徴とする気化剤収納容器。
JP11779985U 1985-07-31 1985-07-31 Expired JPH0316678Y2 (ja)

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JP11779985U JPH0316678Y2 (ja) 1985-07-31 1985-07-31

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JP11779985U JPH0316678Y2 (ja) 1985-07-31 1985-07-31

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JPS6227646U JPS6227646U (ja) 1987-02-19
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JP11779985U Expired JPH0316678Y2 (ja) 1985-07-31 1985-07-31

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JP5141510B2 (ja) * 2008-11-26 2013-02-13 アース製薬株式会社 加熱蒸散システム
JP2019058092A (ja) * 2017-09-26 2019-04-18 エステー株式会社 薬剤揮散具

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JPS6227646U (ja) 1987-02-19

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