JPS601729Y2 - 芳香剤容器の吸上げ芯保持用の中栓 - Google Patents

芳香剤容器の吸上げ芯保持用の中栓

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JPS601729Y2
JPS601729Y2 JP5625281U JP5625281U JPS601729Y2 JP S601729 Y2 JPS601729 Y2 JP S601729Y2 JP 5625281 U JP5625281 U JP 5625281U JP 5625281 U JP5625281 U JP 5625281U JP S601729 Y2 JPS601729 Y2 JP S601729Y2
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JP
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holding
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JP5625281U
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Inventor
英樹 北
Original Assignee
紀伊産業株式会社
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【考案の詳細な説明】 本考案は、芳香剤液を収容してこれを容器口部に装着し
た吸上げ芯により吸上げ、芳香を発散させるようにした
芳香剤容器における吸上げ芯保持用の中栓に関する。
この種の芳香剤容器においては、普通容器口部内側にス
リーブ状の中栓を嵌着し、該中栓にて吸上げ芯を貫挿状
態に保持している。
ところで芳香剤容器を自動車内や温暖な室内に設置使用
した場合には、激しい振動や温度差によって容器内の気
体が膨張する結果、吸上げ芯に吸上げられる芳香剤液が
過度に噴出することになる。
これを防止する手段として、吸上げ芯を保持する上記中
栓に膨張気体を逃がすためのスリットや隙間等による通
気手段を設けることが考えられるが、単に通気部分を設
けただけでは、特に激しい振動を伴なう自動車内等での
使用の際、振動によって容器内で揺動して波立ちはね上
る芳香剤液の一部が前記通気部分から直接噴出するおそ
れがあり、自動車内等での使用には適さない。
本考案は、上記に鑑み、吸上げ芯を貫挿状態に保持する
中栓として、芳香剤液の噴出防止のために膨張気体を逃
がすことができる構造にして、しかも振動により揺動し
波立つ芳香剤液が容器口部上方へはね上ろうとするのを
抑制し、通気部分からの直接的な噴出を防止できるよう
にした使用上好適なものを提供せんとして考案したもの
である。
次に本考案の実施例を図面に基いて説明する。
1は芳香剤容器の胴部2の上部中央より上方へ突出した
筒状の口部、3は前記容器口部1に装着されるフェルト
等よりなる吸出し芯、4は前記容器口部1の内側に嵌着
して前記吸上げ芯3を貫挿状態に保持する本考案に係る
中栓である。
しかして中栓4は、容器口部1に対する筒状の嵌合部4
1の下部に節部44を介して小内径部42が連設されて
おり、吸上げ芯3はこの小内径部42に嵌挿される。
前記嵌合部41と小内径部42の間または小内径部42
等の適所に、容器内部の膨張気体を逃がすための通気手
段5が設けられている。
この通気手段5としては、図示する実施例のように芳香
剤液は殆んど通さないが通気できる適度の1 m、/m
前後の貫通孔を嵌合部41と小内径部42の間の節部4
4に設けたり、小内径部42の内周面に縦方向のスリッ
トを設ける等、種々の構造による実施が可能である。
前記の貫通孔による通気手段5は径小孔にして複数個所
に設けてもよいが、図のように一個所に設けておくほう
が、容器転倒時等の芳香剤液の流出を防止でき好ましい
上記小内径部42は嵌合部41の下部に連設するほか、
嵌合部41の内方に設けることができ、この場合も通気
手段5については上記と同様に実施できる。
さらに、中栓4の上記小内径部42の下端には吸上げ芯
3を挾持する保持脚6が周方向所要間隔に垂設されてい
る。
この保持脚6としては、ある程度幅があれば180°
(角)対向位置の二個所に設けるだけでもよいが図示の
ように90° (角)間隔の四個所等の三方以上の個所
に設けるのがよい。
また前記各保持脚6の下端部の位置には前記下端部を連
接するように容器口部1の下部内径より若干径小の外径
を持つリング状板7が設けられている。
リング状板7の内径は吸上げ芯3の外径と同程度かもし
くは僅かに径大に形成される。
なお前記保持脚6は中栓4を容器口部1に嵌着したとき
リング状板7を容器口部1の下端部近傍に位置させ得る
長さに形成するのが望ましい。
中栓4の上端には容器口部1の上端面に載接するフラン
ジ43が設けられており、その上面には吸上げ芯3の上
部に連接される発散フェルト31を保持する保持爪8が
周方向所要間隔、例えば900 (角)間隔の四個所に
立設されている。
保持爪8は内側上端に突部8aが、下部に段部8bが設
けられ、この突部8aと段部8bとの間に所要厚の発散
フェルト31が嵌合されて中栓4上面より浮上状態に保
持されている。
前記発散フェルト31は吸上げ芯3より径大に吸上げ芯
3とは別形成されるのが普通であるが、これを吸上げ芯
3と一体形成しておくこともできる。
何れにしても、上記中栓4に吸上げ芯3を貫挿して下部
の保持脚6により挾持するとともに、発散フェルト31
を前記吸上げ芯3に連接した状態で保持爪8にて保持し
、この状態で中栓4をもって容器口部1に嵌着し使用す
るものである。
芳香剤容器の全体構成を例示する第2図〜第4図におい
て、9は上記のようにして吸上げ芯3が装着された容器
口部1に螺合手段により着脱可能に冠着した蓋本体であ
り、容器口部1の下端部に設けた突部1と蓋本体9の下
端部に設けた凹部9′との係合により位置決めされてい
る。
蓋本体9は容器口部1に対する螺合筒部9aの上端にフ
ランジ部9bが設けられるとともにこのフランジ部9b
の内周縁にキャップ状の上部9cが連設されてなり、キ
ャップ状の上部9cが容器口部1より上方にあって吸上
げ芯3の上端部および発散フェルト31を蔽うようにな
っている。
前記蓋本体9の上部9cにはこれに相応する天蓋10が
摺接回動可能に被嵌されている。
天蓋10はその下面中央に設けた係合突部10′が前記
上部9cの中央の孔9c’に押入係合されている。
前記蓋本体9の上部9cと天蓋10にはそれぞれ互に合
致する同形の芳香剤発散用の窓11および12が適数開
設されており、天蓋10の回動操作によって当該窓11
.12の位置をずらせたり合致させることにより開閉で
きるよう構成されている。
そのため前記の窓11および12は周方向に少なくとも
窓11.12の幅より大なる間隔をおいて配列されてい
る。
13は中央に開口14を有しかつ該開口14にすのこ状
のメタルカバー15が装着された透明体等よりなる飾り
蓋であって、蓋本体9のフランジ部9b上に天蓋10を
蔽うように係合手段により被着されている。
9b’、13’はその係合部を示す。
17は天i1Gの回動操作用のツマミであって天蓋10
の外周適所から垂設されており、該ツマミ17が蓋本体
9の外周に設けた切欠溝18に嵌入せしめられ、窓11
,12を全開、全閉できる角度の範囲内で天蓋10を回
動操作できるように設けられている。
上記のような芳香剤容器においては、必要に応じて蓋本
体9の上部9cおよびこれに被嵌した天MIOに設けた
芳香剤発散用の窓11および12を天蓋10の回動操作
により容易に開閉調整でき、自動車内での使用その他に
おける不必要なときの芳香剤発散や過度の発散をなくす
ことができ、芳香剤液の節約を図ることができる。
しかして本考案の吸上げ芯保持用の中栓4は、上記した
ように、容器口部1に対する嵌合部41の内方またはそ
の下部に小内径部42を設けるとともに、容器内部の膨
張気体を逃がすための通気手段5を設け、さらに小内径
部42の下部には吸上げ芯3を挾持する保持脚6を周方
向所要間隔に垂設しであるので、芳香剤容器を自動車内
や温暖な室内に設置使用した場合において、仮に激しい
振動や温度上昇により容器内の気体が膨張しても、その
膨張気体は中栓4の通気手段5を経て排気されることに
なり、従って吸上げ芯3に吸上げられる芳香剤液が噴出
したり、吸上げ芯3が過度に膨潤することがなく、吸上
げ芯3による芳香剤液の吸上げ作用を常に一定で好適な
状態に保ち、芳香剤発散を良好に維持でき、また芳香剤
液の浪費をなくすことができる。
しかも吸上げ芯3を小内径部42の下部の保持脚6にて
挾持するので、小内径部42が仮に吸上げ芯3を強く抱
持しないもの、つまり吸上げ芯3との間に僅かな間隙を
保有するものであっても何等差し支えなく、通気可能な
状態にして吸上げ芯3を安定よく保持でき、従って本考
案の中栓4を使用した芳香剤容器は激しい振動を伴なう
自動車内等においても充分使用に耐え得る。
殊に本考案の中栓は、上記保持脚6の下端部を連接する
ように容器口部1の下部内径より若干径小のリング状板
7を設けであるので、激しい振動を伴なう自動車内等で
の使用の際、容器内の芳香剤液が振動によって激しく揺
動して波立ちその一部が容器口部1上方へはね上ろうと
するのを前記リング状板7にて防ぎ、芳香剤液に容器胴
部2内で対流作用を起させる。
従って芳香剤液が揺動しても、中栓4の個所まではね上
ることがなく、芳香剤液の一部が通気手段5から直裁的
に噴出する等のおそれもなく、自動車内等での使用に適
する。
さらに上記リング状板7により保持脚6の下端部を連接
しているので、保持脚6の拡開を防止し得てその挟持力
の弱化を防ぎ、吸上げ芯3を長期に亘って安定よく保持
できる効果もある。
以上のように本考案は、芳香剤容器の吸上げ芯保持用の
中栓として、芳香剤液の噴出防止効果に優れかつ吸上げ
芯を安定よく保持できるもので自動車内等で使用する芳
香剤容器に特に好適である等優れた効果を奏する。
なお、本考案は図示する実施例の形式の芳香剤容器以外
の種々の形式の芳香剤容器に使用可能で、何れも上記し
たと同様の作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すものであり、第1図は斜視図
、第2図は本考案品を使用した芳香剤容器の分解斜視図
、第3図は同上の縦断正面図、第4図は半部縦断側面図
である。 1・・・・・・容器口部、3・・・・・・吸上げ芯、4
・・・・・・本考案に係る中栓、5・・・・・・通気手
段、6・・・・・・保持脚、7・・・・・・リング状板
、8・・・・・・保持爪、31・・・・・・発散フェル
ト、41・・・・・・嵌合部、42・・・・・・小内径
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ■ 容器口部内側に嵌着して吸上げ芯を貫挿状態に保持
    する中栓であって、容器口部に対する嵌合部の内方また
    はその下部に小内径部を設けるとともに容器内部の膨張
    気体を逃がすための通気手段を設け、前記小内径部の下
    部には吸上げ芯を挾持する保持脚を周方向所要間隔に垂
    設するとともに、各保持脚の下端部を連接するように容
    器口部の下部内径より若干径小のリング状板を設けてな
    ることを特徴とする芳香剤容器の吸上げ芯保持用の中栓
    。 2 保持脚がリング状板を容器口部下端部に位置させ得
    る長さに形成された実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の芳香剤容器の吸上げ芯保持用の中栓。 3 中栓上面には吸上げ芯の上部に連接される発散フェ
    ルトを保持する保持爪が立設されてなる実用新案登録請
    求の範囲第1項または第2項記載の芳香剤容器の吸上げ
    芯保持用の中栓。 4 膨張気体を逃がすための通気手段が嵌合部と小内径
    部の間に設けられた貫通孔よりなる実用新案登録請求の
    範囲第1項、第2項または第3項記載の芳香剤容器の吸
    上げ芯保持用の中栓。
JP5625281U 1981-04-17 1981-04-17 芳香剤容器の吸上げ芯保持用の中栓 Expired JPS601729Y2 (ja)

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JPS57169334U JPS57169334U (ja) 1982-10-25
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JPH0443022Y2 (ja) * 1988-07-29 1992-10-12
JPH0768Y2 (ja) * 1989-06-10 1995-01-11 キング化学株式会社 液体電気蚊取り器用容器蓋

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JPS57169334U (ja) 1982-10-25

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