JPH0613724Y2 - 芳香剤収納容器 - Google Patents
芳香剤収納容器Info
- Publication number
- JPH0613724Y2 JPH0613724Y2 JP8890088U JP8890088U JPH0613724Y2 JP H0613724 Y2 JPH0613724 Y2 JP H0613724Y2 JP 8890088 U JP8890088 U JP 8890088U JP 8890088 U JP8890088 U JP 8890088U JP H0613724 Y2 JPH0613724 Y2 JP H0613724Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- peripheral wall
- container
- neck
- mouth
- cap
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、自動車の室内等に備えられる芳香剤収納容器
に関するものである。
に関するものである。
「従来の技術」 この種容器には、容器体内芳香剤を、容器体口頚部に中
栓等を介して保持された芯棒に一旦染み込ませてから、
該芯棒上端部より香気を外部に放散させるものがある。
栓等を介して保持された芯棒に一旦染み込ませてから、
該芯棒上端部より香気を外部に放散させるものがある。
「考案が解決しようとする課題」 ところで、上記の容器はキャップを備えており、室内等
に備え付ける際にバージンシール等を離脱した後は、キ
ャップを常時開放状態にしておくのが常であった。
に備え付ける際にバージンシール等を離脱した後は、キ
ャップを常時開放状態にしておくのが常であった。
ところが、自動車等にあっては、長時間に亘って使用し
ない場合が多く、このような場合にはキャップを閉塞し
た方が香気を無駄に放散しなくて済み経済的である。
ない場合が多く、このような場合にはキャップを閉塞し
た方が香気を無駄に放散しなくて済み経済的である。
しかし、従来の容器では、バージンシール等を離脱した
後にキャップを閉塞させておくと、高温下で蒸発してキ
ャップ内に充満した芳香剤が飽和状態にて液滴となって
キャップ内に貯まり、これにより液洩れや再使用時にそ
のまま気化するなどして不経済になるという問題点があ
った。
後にキャップを閉塞させておくと、高温下で蒸発してキ
ャップ内に充満した芳香剤が飽和状態にて液滴となって
キャップ内に貯まり、これにより液洩れや再使用時にそ
のまま気化するなどして不経済になるという問題点があ
った。
そこで、本考案は中栓等に液戻し通路を設けることによ
り経済的に使用できる芳香剤収納容器を提供することを
目的とする。
り経済的に使用できる芳香剤収納容器を提供することを
目的とする。
「課題を解決するための手段」 上記目的を達成するために、本考案に係る芳香剤収納容
器は、口頚部４を起立する、芳香剤入りの容器体１と、
上記口頚部内面に第１周壁６を水密に嵌着させ、かつ該
第１周壁下部を小内径部７とした中栓５と、上記小内径
部内面で上部を抱持されて容器体内底部へ垂下する、芳
香剤吸上げ用の芯棒12と、上記口頚部に外嵌させたキャ
ップ13とからなり、該キャップは、上記口頚部外面に第
２周壁16下半部を水密に嵌合させたキャップ本体14と、
上記第２周壁後部に蓋体後縁部を枢着させて第２周壁の
上端開口面を頂壁24で開閉自在にかつ水密に閉塞させた
蓋体15とで形成し、かつ上記小内径部７に容器体内と中
栓上部内とを連通する液戻し通路８…を形成した。
器は、口頚部４を起立する、芳香剤入りの容器体１と、
上記口頚部内面に第１周壁６を水密に嵌着させ、かつ該
第１周壁下部を小内径部７とした中栓５と、上記小内径
部内面で上部を抱持されて容器体内底部へ垂下する、芳
香剤吸上げ用の芯棒12と、上記口頚部に外嵌させたキャ
ップ13とからなり、該キャップは、上記口頚部外面に第
２周壁16下半部を水密に嵌合させたキャップ本体14と、
上記第２周壁後部に蓋体後縁部を枢着させて第２周壁の
上端開口面を頂壁24で開閉自在にかつ水密に閉塞させた
蓋体15とで形成し、かつ上記小内径部７に容器体内と中
栓上部内とを連通する液戻し通路８…を形成した。
「作用」 例えば第１図の状態から蓋体15を開放してバージンシー
ルとしての指掛けリング10付き栓体11を離脱した後再び
蓋体を閉塞すると、高温下で蒸発してキャップ13内に充
満した芳香剤が飽和状態にて液滴となるが、この液滴は
中栓５に設けた液戻し通路８を通って容器体１内に回収
される。
ルとしての指掛けリング10付き栓体11を離脱した後再び
蓋体を閉塞すると、高温下で蒸発してキャップ13内に充
満した芳香剤が飽和状態にて液滴となるが、この液滴は
中栓５に設けた液戻し通路８を通って容器体１内に回収
される。
「実施例」 以下添付図面に基づいて、本考案に係る芳香剤収納容器
の一実施例を説明する。
の一実施例を説明する。
第１図及び第２図において、１は芳香剤入りの容器体
で、その胴部２上端から肩部３を介して口頚部４を起立
してなる。
で、その胴部２上端から肩部３を介して口頚部４を起立
してなる。
５は中栓で、上記口頚部４内面に第１周壁６を水密に嵌
着さるとともに、該第１周壁６下部を小内径部７とし、
かつ該小内径部７に容器体１内と中栓５上部内とを連通
する複数の液戻し通路８…を形成してなる。図示例で
は、上記第１周壁６上端に外向きフランジ９を付設する
とともに、該外向きフランジ９の外周部９ａを断面コ字
状に屈曲して、この外周部９ａを容器体口頚部４の上端
部に所謂巻締めしている。また、上記第１周壁６の上端
開口面を強制離脱が可能な指掛けリング10付き栓体11で
閉塞している。
着さるとともに、該第１周壁６下部を小内径部７とし、
かつ該小内径部７に容器体１内と中栓５上部内とを連通
する複数の液戻し通路８…を形成してなる。図示例で
は、上記第１周壁６上端に外向きフランジ９を付設する
とともに、該外向きフランジ９の外周部９ａを断面コ字
状に屈曲して、この外周部９ａを容器体口頚部４の上端
部に所謂巻締めしている。また、上記第１周壁６の上端
開口面を強制離脱が可能な指掛けリング10付き栓体11で
閉塞している。
12は芳香剤吸上げ用の繊維束からなる芯棒で、上記中栓
小内径部７内面で上部を抱持されて容器体１内底部へ垂
下してなる。
小内径部７内面で上部を抱持されて容器体１内底部へ垂
下してなる。
13は上記容器体口頚部４に外嵌させたキャップで、キャ
ップ本体14と蓋体15とで形成している。
ップ本体14と蓋体15とで形成している。
キャップ本体14は、上記口頚部４外面に第２周壁16下半
部を水密に嵌合させてなる。図示例では、上記第２周壁
16上部を下向き段部17を介して鍔18付きの小内径部19に
形成して、上記下向き段部17下面を上記中栓５の外向き
フランジ９上面に圧着させている。また、上記第２周壁
16の前部に上面及び前面開放の第１凹部20が、かつ後部
には上面及び後面開放の第２凹部21がそれぞれ穿設され
ている。上記第１凹部20の左右両側面間に押釦22が枢着
されるとともに、後面には係合突条23が横設されてい
る。
部を水密に嵌合させてなる。図示例では、上記第２周壁
16上部を下向き段部17を介して鍔18付きの小内径部19に
形成して、上記下向き段部17下面を上記中栓５の外向き
フランジ９上面に圧着させている。また、上記第２周壁
16の前部に上面及び前面開放の第１凹部20が、かつ後部
には上面及び後面開放の第２凹部21がそれぞれ穿設され
ている。上記第１凹部20の左右両側面間に押釦22が枢着
されるとともに、後面には係合突条23が横設されてい
る。
蓋体15は、上記第２凹部21の左右両側面間に、頂壁24後
部から垂下した軸受部25を枢着させて、上記第２周壁16
の上端開口面を頂壁24で開閉自在にかつ水密に閉塞させ
てなる。図示例では、上記枢着部にトーションばね（図
示せず）が装着されるとともに、頂壁24前部から垂下し
た弾性係合片26を上記係合突条23に、上記した押釦22の
回動により離脱することが可能に、係合させている。ま
た、上記頂壁24下面には短筒部27を介してＯリング28が
付着され、該Ｏリング28下面が上記した第２周壁16の鍔
18上面に圧着している。
部から垂下した軸受部25を枢着させて、上記第２周壁16
の上端開口面を頂壁24で開閉自在にかつ水密に閉塞させ
てなる。図示例では、上記枢着部にトーションばね（図
示せず）が装着されるとともに、頂壁24前部から垂下し
た弾性係合片26を上記係合突条23に、上記した押釦22の
回動により離脱することが可能に、係合させている。ま
た、上記頂壁24下面には短筒部27を介してＯリング28が
付着され、該Ｏリング28下面が上記した第２周壁16の鍔
18上面に圧着している。
従って本実施例では、押釦22の回動操作で蓋体15をワン
タッチで開けられる。
タッチで開けられる。
第３図は本考案容器の別の実施例を示すものである。
これは、指掛けリング10付き栓体11を破断線29を介して
中栓５の第１周壁６上端内縁に一体結合するとともに、
蓋体15の頂壁24外周部から垂設した嵌合筒30をキャップ
本体14の第２周壁16上端部内面へ水密に嵌合させた例で
ある。また、上記第２周壁16の上部内面に逆スカート状
壁31が付設され、該逆スカート状壁31の内周面が上記第
１周壁６の上端部外面に水密に嵌合している。さらに、
蓋体15の軸受部25を縦割りの二股状に形成して、その弾
性を有した前後両軸受部分25a,25bの各内面を、断面歯
車状の支軸32に歯合させて、蓋体15を任意の角度で開放
保持することができるようになっている。なお、液戻し
通路８は、第１周壁６の小内径部７に、スリット状に形
成されている。
中栓５の第１周壁６上端内縁に一体結合するとともに、
蓋体15の頂壁24外周部から垂設した嵌合筒30をキャップ
本体14の第２周壁16上端部内面へ水密に嵌合させた例で
ある。また、上記第２周壁16の上部内面に逆スカート状
壁31が付設され、該逆スカート状壁31の内周面が上記第
１周壁６の上端部外面に水密に嵌合している。さらに、
蓋体15の軸受部25を縦割りの二股状に形成して、その弾
性を有した前後両軸受部分25a,25bの各内面を、断面歯
車状の支軸32に歯合させて、蓋体15を任意の角度で開放
保持することができるようになっている。なお、液戻し
通路８は、第１周壁６の小内径部７に、スリット状に形
成されている。
上記両実施例にて、各部は適宜合成樹脂材で成形製作さ
れる。
れる。
「考案の効果」 以上説明したように本考案によれば、芯棒を保持する、
中栓の小内径部に液戻し通路を形成したので、バージン
シール離脱後に蓋体を閉じても、キャップ内に芳香材が
液滴となって貯ることがなく速やかに容器体内に回収で
き、また上記蓋体を香気を必要としない時に閉じること
によっても、芳香剤の経済的使用が図れる。
中栓の小内径部に液戻し通路を形成したので、バージン
シール離脱後に蓋体を閉じても、キャップ内に芳香材が
液滴となって貯ることがなく速やかに容器体内に回収で
き、また上記蓋体を香気を必要としない時に閉じること
によっても、芳香剤の経済的使用が図れる。
第１図は本考案容器の一実施例を示す要部断面図、第２
図はその開蓋状態の要部斜視図、第３図は本考案容器の
別の実施例を示す一部切欠き側面図である。 １……容器体、５……中栓 12……芯棒、13……キャップ
図はその開蓋状態の要部斜視図、第３図は本考案容器の
別の実施例を示す一部切欠き側面図である。 １……容器体、５……中栓 12……芯棒、13……キャップ
Claims (1)
- 【請求項１】口頚部４を起立する、芳香剤入りの容器体
１と、上記口頚部内面に第１周壁６を水密に嵌着させ、
かつ該第１周壁下部を小内径部７とした中栓５と、上記
小内径部内面で上部を抱持されて容器体内底部へ垂下す
る、芳香剤吸上げ用の芯棒12と、上記口頚部に外嵌させ
たキャップ13とからなり、該キャップは、上記口頚部外
面に第２周壁16下半部を水密に嵌合させたキャップ本体
14と、上記第２周壁後部に蓋体後縁部を枢着させて第２
周壁の上端開口面を頂壁24で開閉自在にかつ水密に閉塞
させた蓋体15とで形成し、かつ上記小内径部７に容器体
内と中栓上部内とを連通する液戻し通路８…を形成した
ことを特徴とする芳香剤収納容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8890088U JPH0613724Y2 (ja) | 1988-07-04 | 1988-07-04 | 芳香剤収納容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8890088U JPH0613724Y2 (ja) | 1988-07-04 | 1988-07-04 | 芳香剤収納容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0210849U JPH0210849U (ja) | 1990-01-24 |
| JPH0613724Y2 true JPH0613724Y2 (ja) | 1994-04-13 |
Family
ID=31313459
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8890088U Expired - Lifetime JPH0613724Y2 (ja) | 1988-07-04 | 1988-07-04 | 芳香剤収納容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0613724Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR200233932Y1 (ko) * | 2001-01-22 | 2001-09-25 | 강성일 | 배출 장치 및 그를 이용한 화장품 용기 |
| JP5394110B2 (ja) * | 2009-03-31 | 2014-01-22 | 株式会社吉野工業所 | 揮散器 |
-
1988
- 1988-07-04 JP JP8890088U patent/JPH0613724Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0210849U (ja) | 1990-01-24 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0613724Y2 (ja) | 芳香剤収納容器 | |
| JPS5830498Y2 (ja) | 芳香剤容器 | |
| JP2576441Y2 (ja) | ゲル芳香剤用容器 | |
| JP4141752B2 (ja) | キャップ | |
| JPH11100058A (ja) | トリガーカバー | |
| JPS594590Y2 (ja) | 液体容器 | |
| JPS5830497Y2 (ja) | 液体用芳香剤容器 | |
| JPS5822746Y2 (ja) | 液体用芳香剤容器 | |
| JP2004121314A (ja) | 揮散液用容器 | |
| JPS5830496Y2 (ja) | 液体用芳香剤容器 | |
| JP3857027B2 (ja) | 薄肉容器支持体 | |
| JPH0628105Y2 (ja) | 二重容器 | |
| JPH0337627Y2 (ja) | ||
| JPH0338133Y2 (ja) | ||
| JPS5830499Y2 (ja) | 芳香剤容器 | |
| JPH0752053Y2 (ja) | 容 器 | |
| JPH0436293Y2 (ja) | ||
| JP2599926Y2 (ja) | 芳香剤容器 | |
| JP2524663Y2 (ja) | 注出キャップ付き合成樹脂製容器 | |
| JPS601720Y2 (ja) | 芳香剤容器 | |
| JPH0119859Y2 (ja) | ||
| JPS6313161Y2 (ja) | ||
| JPS6221569Y2 (ja) | ||
| JPH0725128Y2 (ja) | 化粧料充填ドラム収納容器 | |
| JP2603927Y2 (ja) | 芳香剤容器 |