JP3058253U - ハンガー - Google Patents

ハンガー

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JP3058253U
JP3058253U JP1998007766U JP776698U JP3058253U JP 3058253 U JP3058253 U JP 3058253U JP 1998007766 U JP1998007766 U JP 1998007766U JP 776698 U JP776698 U JP 776698U JP 3058253 U JP3058253 U JP 3058253U
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JP
Japan
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hanger
fragrance
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hook
potpourri
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JP1998007766U
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Inventor
政友 新子
Original Assignee
シンコハンガー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンガー本体内に収容した芳香剤の外部への
漏洩・飛散を防止する。 【解決手段】 衣服が掛けられるハンガー本体1を全体
中空で両端が開口した透明な筒状に形成し、このハンガ
ー本体1内に芳香剤としてのポプリP…を収容するとと
もに、同本体1の中央部にフック2を着脱自在に取付
け、かつ、両端開口部にキャップ3,3を設け、このキ
ャップ3,3に、ポプリP…から発する芳香を放散する
ための通気穴を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は本体を中空状として内部に芳香剤を収容したハンガーに関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
従来、実開平1−177575号公報に示されているようにハンガー本体を中 空状として内部に防虫剤を収容した虫除けハンガーが公知である。
【0003】 また、同公報には、防虫剤に代えて芳香剤を収容することも提案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記公報を含めて本体内に防虫剤等を収容するようにした従来のハ ンガーによると、防虫成分等を外部に放散させるための通気穴をハンガー本体の 周壁に設けているため、単位サイズがこの通気穴よりも小さい芳香剤、または使 用中の振動等により壊れて細片状や粉状になる芳香剤の場合、底壁の通気穴から 外部に漏洩して飛散し、掛けた衣服に付着する等の問題が生じる。
【0005】 従って、被収容物が限定されてしまい、たとえば最近、お洒落な芳香剤として 流行している、芳香草花を乾燥させたポプリは、元々細片状であったり使用中に 細片状に壊れ易いため用いることが困難であった。
【0006】 また、とくにポプリのようにそれ自体が鑑賞物としての価値を兼ね備えた芳香 剤の場合に、公知のハンガーでは内部の芳香剤が外部から見えないため、商品価 値が半減することになっていた。
【0007】 そこで本考案は、収容した芳香剤の漏洩・飛散を防止することができるハンガ ーを提供するものである。
【0008】 また本考案は、収容された芳香剤を外部から透視でき、とくにポプリのような 鑑賞物としての価値をも備えた芳香剤の特質を活かして商品価値を高めることが できるハンガーを提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、衣服が掛けられるハンガー本体が全体中空で両端が開口し た筒状に形成され、このハンガー本体内に固形の芳香剤が収容されるとともに、 同本体の中央部にフックが取付けられ、かつ、上記両端開口部にキャップが設け られ、このキャップに、上記ハンガー本体の中空部を外部に連通させて上記芳香 剤が発する芳香を放散するための通気穴が設けられてなるものである。
【0010】 請求項2の考案は、請求項1の構成において、芳香剤としてポプリが収容され たものである。
【0011】 請求項3の考案は、請求項1また2の構成において、ハンガー本体が、内部に 収容された芳香剤を外部から透視しうる程度の透明に形成されたものである。
【0012】 請求項4の考案は、請求項1乃至3のいずれかの構成において、キャップがハ ンガー本体に対して着脱自在に取付けられたものである。
【0013】 請求項5の考案は、請求項1乃至4のいずれかの構成において、フックが、ハ ンガー本体の中央部を本体長さ方向と直角方向に貫通する状態で着脱自在に取付 けられたものである。
【0014】 内部に収容された芳香剤の漏洩・飛散は、殆どが芳香剤の自重によって底壁部 分で生じるが、このハンガーによると、通気穴はこの本体底壁にはなく、両端キ ャップのみに設けられているため、元々細片状、または使用中に細片状に壊れ易 い芳香剤(たとえば請求項2のポプリ)を用いた場合でも、芳香剤の外部への漏 洩・飛散を防止することができる。
【0015】 また、請求項3の構成によると、収容された芳香剤を外部から透視できるため 、とくに請求項2のポプリのようにそれ自体鑑賞物としての価値をも有する芳香 剤の特質を活かすことができる。
【0016】 一方、請求項4の構成によると、両端キャップが着脱自在であるため、芳香剤 の詰め替えが可能となる。
【0017】 ところで、筒状のハンガー本体は、生産性の良い押出し成形によって成形する のが望ましい。
【0018】 また、このような単なる筒状のハンガー本体に対して十分なフック取付強度を 確保するためにはフックを本体貫通状態で設けるのが望ましい。
【0019】 ここで、請求項5の構成によると、フックをハンガー本体に対して本体貫通状 態で着脱自在に取付けているため、キャップを取外して芳香剤を詰め替えるとき に、フックの上記本体貫通部分が芳香剤出し入れの邪魔にならない。とくにポプ リ、なかでも草花の葉や花弁を使ったポプリのように流動性が悪くて詰まり易い 芳香剤でも、棒状のものでトコロテン式に押出し、押し入れることによって容易 に詰め替えることができる。
【0020】
【考案の実施の形態】
第1実施形態(図1〜図4参照) 第1実施形態にかかるハンガーの本体1は、全体が中空で両端が開口し、かつ 、上向き凸状に緩やかに湾曲した円筒状に形成されている。
【0021】 また、同本体1は、全体が透明(外部から中空部を透視できる程度の透明であ って、所謂半透明を含む)に形成されている。
【0022】 このようなハンガー本体1は、通常、透明タイプのポリプロピレン等のプラス チック材料の押出し成形によって成形した直管を曲げ加工することによって形成 される。
【0023】 このハンガー本体1には、図示しないハンガー掛けに掛け止められるフック2 が長さ方向の中央部に上向きに取付けられている。
【0024】 また、同本体1の内部全域に、両端開口部1a,1aを出し入れ口として芳香 剤としてのポプリP…が収容されるとともに、両端開口部1a,1aに、このポ プリP…の飛び出しを防止するためのキャップ3,3が設けられてハンガーが構 成されている。
【0025】 キャップ3,3は、図4に示すように本体開口縁部に外嵌して装着される有底 短円筒状に形成され、このキャップ3,3の底壁に、ポプリP…が発する芳香を 外部に放散させるための複数の通気穴4…がほぼ全域に亘って設けられている。
【0026】 5はこのハンガーの使用開始まで通気穴4…を閉塞しておく中蓋である。
【0027】 このように、通気穴4…が、公知のハンガーのように本体底壁でなく両端キャ ップ3,3のみに設けられているため、ポプリP…が元々細片状であっても、ま た使用中の振動により壊れて細片状や粉状となっても、通気穴4…から外部に漏 洩・飛散するおそれが殆どない。
【0028】 また、ハンガー本体1全体が透明に形成され、収容されたポプリP…を外部か ら透視できるため、ポプリP…の鑑賞物としての価値を活かすことができる。
【0029】 フック2は、図2,3に示すようにハンガー本体1に対して上下方向に貫通す る状態で着脱自在に取付けられている。
【0030】 このフック取付構造を説明すると、フック2は、鈎形に屈曲したフック本体部 2aの下端に丸軸または角軸状の軸部2bが一体に設けられて成っている。
【0031】 この軸部2bは、下端に鍔部2b1を有するとともに、この鍔部2b1の上方 に全周に亘って(周方向複数個所でもよい)凸部2b2が設けられている。
【0032】 一方、ハンガー本体1の中央部には、上下両壁にフック取付穴6,7が設けら れ、 (イ) フック本体部2aおよび軸部2bをこのフック取付穴6,7に下側か ら挿通させ、 (ロ) このとき、フック軸部2bの凸部2b2を下部フック取付穴7に、そ の周縁部の弾性変形を利用して圧入し、同取付穴7の上縁部に係止させる。
【0033】 これにより、フック2がハンガー本体1の中央部に取付けられ、これと逆の操 作によって取外される。
【0034】 なお、このフック2は、本体部2aおよび軸部2bともにプラスチックまたは 金属で一体成形してもよいし、本体部2aを金属製とし、これをプラスチック製 の軸部2bの成形時に一体化させてもよい。
【0035】 このフック2は、ポプリP…の出し入れ時には図3に示すようにハンガー本体 1から取外される。
【0036】 こうすれば、フック2によって中央で遮断されていた本体内部が端から端まで 連通するため、元々、流動性が悪くて詰まり易いポプリP…を図3二点鎖線で示 すような適当な棒体8でトコロテン式に押し込みまたは押し出すことによって簡 単に出し入れ(詰め替え)することができる。
【0037】 第2実施形態(図5参照) 第1実施形態との相違点のみを説明する。
【0038】 第2実施形態では、図5に示すように、第1実施形態のような本体両端部に外 嵌される構成のキャップ3でなく、シールタイプ、すなわち、本体両端面に接着 される通気穴4…付きのシールキャップ9が用いられている。
【0039】 10は使用時にシールキャップ9から取外される剥離シートである。
【0040】 なお、このシールキャップ9は、反復して接着可能な接着剤を用いることによ って着脱自在としてもよいし、ポプリP…の詰め替えを行わない一回使い切りで よい場合は再接着不能に固着してもよい。
【0041】 ところで、ポプリP…は、ラベンダーをメインとするリラックス系のもの、ロ ーズ、ジャスミン等のフラワー系のもの、オレンジフラワー、カモミール等のフ ルーティ系のもの、シダーウッド、白樺、白檀等の和風系のもの、唐辛子、レモ ングラス、月桂樹、ユーカリ等のスパイス系のものを使用することができる。
【0042】 また、ポプリそれ自体が強い芳香を発する草花を乾燥させたものに限らず、乾 燥させた草花に香料を染み込ませたものを用いてもよいし、ハーブもここにいう ポプリに含まれる。
【0043】 また、このハンガーの芳香剤としてポプリが最も好適であるが、ポプリ以外の 固形芳香剤を用いてもよいし、ポプリを含めて防虫効果を有する芳香剤を用いて もよい。
【0044】 さらに、フック2は、芳香剤の詰め替えの便を考慮して上記実施形態のように 着脱自在とするのが望ましいが、このフック2を着脱不能に固着してもよい。
【0045】 また、ハンガー本体1は、必ずしも透明でなくてもよいし、全体を金属にて形 成してもよい。さらに、同本体1は、上記実施形態で例示したような上向き凸状 に緩やかに湾曲する形状に限らず、全体直線状(直管状)、または両端のみが下 向きに湾曲し他の部分が直線状となった形状に形成してもよい。
【0046】
【考案の効果】
上記のように本考案によるときは、通気穴を、公知のハンガーのように本体底 壁でなく両端キャップのみに設けたから、元々細片状、または使用中に細片状に 壊れ易い芳香剤(たとえば請求項2の考案のポプリ)を用いた場合でも、芳香剤 の外部への漏洩・飛散を防止することができる。
【0047】 また、請求項3の考案によると、収容された芳香剤を外部から透視できるため 、とくに請求項2のポプリのようにそれ自体鑑賞物としての価値をも有する芳香 剤の特質を活かしてハンガーの商品価値を高めることができる。
【0048】 一方、請求項4の考案によると、両端キャップが着脱自在であるため、芳香剤 の詰め替えが可能となる。
【0049】 また、請求項5の考案によると、フックをハンガー本体に対して直角方向に貫 通する状態で着脱自在に取付けているため、必要なフック取付強度を確保しなが ら、キャップを取外して芳香剤を詰め替えるときに、フックの上記本体貫通部分 が芳香剤出し入れの邪魔にならない。このため、とくにポプリ、なかでも草花の 葉や花弁を使ったポプリのように流動性が悪くて詰まり易い芳香剤でも、棒状の ものでトコロテン式に押出し、押し入れることによって容易に詰め替えることが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかるハンガーの半部
断面正面図である。
【図2】同ハンガーの中央部分の拡大断面図である。
【図3】図2の状態からフックを取外した状態の断面図
である。
【図4】同ハンガーの一部拡大斜視図である。
【図5】本発明の第2実施形態にかかるハンガーの図4
相当図である。
【符号の説明】
1 ハンガー本体 1a,1a ハンガー本体の両端開口部 2 フック 2a フックの本体部 2b フックの軸部 2b1 軸部の鍔部 2b2 軸部の凸部 6,7 フック着脱のためのハンガー本体のフック取付
穴 3,9 キャップ 4… 通気穴

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衣服が掛けられるハンガー本体が全体中
    空で両端が開口した筒状に形成され、このハンガー本体
    内に固形の芳香剤が収容されるとともに、同本体の中央
    部にフックが取付けられ、かつ、上記両端開口部にキャ
    ップが設けられ、このキャップに、上記ハンガー本体の
    中空部を外部に連通させて上記芳香剤が発する芳香を放
    散するための通気穴が設けられてなることを特徴とする
    ハンガー。
  2. 【請求項2】 芳香剤としてポプリが収容されたことを
    特徴とする請求項1記載のハンガー。
  3. 【請求項3】 ハンガー本体が、内部に収容された芳香
    剤を外部から透視しうる程度の透明に形成されたことを
    特徴とする請求項1または2記載のハンガー。
  4. 【請求項4】 キャップがハンガー本体に対して着脱自
    在に取付けられたことを特徴とする請求項1乃至3のい
    ずれかに記載のハンガー。
  5. 【請求項5】 フックが、ハンガー本体の中央部を本体
    長さ方向と直角方向に貫通する状態で着脱自在に取付け
    られたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記
    載のハンガー。
JP1998007766U 1998-10-06 1998-10-06 ハンガー Expired - Lifetime JP3058253U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011244878A (ja) * 2010-05-24 2011-12-08 Yoshito Ueno 機能付き鋏

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