JPH0438841Y2 - - Google Patents

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JPH0438841Y2
JPH0438841Y2 JP10781689U JP10781689U JPH0438841Y2 JP H0438841 Y2 JPH0438841 Y2 JP H0438841Y2 JP 10781689 U JP10781689 U JP 10781689U JP 10781689 U JP10781689 U JP 10781689U JP H0438841 Y2 JPH0438841 Y2 JP H0438841Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本案は、温度変化により自動的に芳香放出口が
開閉するよう設けた芳香剤等収納容器に係る。
「従来の技術」 この種の容器として、例えば実開昭58−92944
号公報の考案が知られている。該容器は、容器本
体底壁の中央部から起立する支持棒上端部に渦巻
き状バイメタルの内端部を固定すると共に、該バ
イメタルの外端部を、上記支持棒上端により頂壁
中央を支持して容器本体に嵌合された蓋体周壁の
内面に固定させて、又容器本体周壁と蓋体周壁と
にはそれぞれ第1、第2通気孔を穿設して、温度
変化による上記渦巻き状バイメタルの伸縮で容器
本体に対して蓋体を回動させ、該回動による上記
第1、第2通気孔連通部分の変化で容器体内に収
納された香料の放出量を増減するものである。
「考案が解決しようとする課題」 上記従来の容器は、容器本体底壁の中央から起
立する支持棒上端で蓋体頂壁の中心を支持させ、
かつ蓋体周壁の下部を容器本体周壁の上部へ嵌合
させ、又渦巻き状バイメタルの内端を上記支持棒
に、かつバイメタル外端を蓋体周壁の内面に、そ
れぞれ固定させて、そのバイメタルの伸縮により
蓋体が回動するようにし、容器本体周壁と蓋体周
壁とにそれぞれ穿設した第1、第2通気孔の連通
部分大きさの変化により容器体内に収納された香
料の放出量を増減するよう設けているから、蓋体
の回動量を適正に定めることが困難であると共
に、上記通気孔の開閉を確実に行うことも困難で
あつた。
本案は上記欠点を除去できるよう設けたもので
ある。
「課題を解決するための手段」 底壁2外周から第1周壁3を起立する容器体1
と、上記第1周壁3外面に、頂壁7外周から垂下
する第2周壁8を螺合させると共に、頂壁7中央
部に透孔9を穿設した蓋体6と、上記透孔9を閉
塞して頂壁7上へ載置された閉塞体10と、上記
容器体1の第1周壁上端部に帯板基端を支持させ
て第1周壁3の上面中心方向へ帯板16を突出
し、該帯板先端から上方へ起立する垂直板部18
上端部を、上記閉塞体10の下面中心部へ差込み
したバイメタル15とからなり、温度変化による
上記バイメタルの形状変化によつて上記閉塞体1
0が上下動して透孔9を開閉可能に形成した。
「作用」 第1図状態から、温度変化によるバイメタルの
変形で、二点鎖線が示すように閉塞体が下降して
透孔が閉塞され、又温度が元に戻ることで図示状
態となつて透孔が開口する。
「実施例」 1は底壁2周縁から第1周壁3を起立する容器
体で、その下部を大外径部、中間部を中外径部、
上部を小外径部として中外径部にキヤツプ螺合用
の螺条を周設しており、その周壁上端面一部には
後述バイメタル差込み用縦穴4を穿設している。
底壁2の中央部下面には、該容器体固定用の両面
テープ5を付設するとよい。
蓋体6は、頂壁7外周から第2周壁8を垂下
し、その第2周壁下部を容器体第1周壁3に螺合
させている。又頂壁7の中央部には透孔9を穿設
している。図示例においてその透孔9は円形と
し、かつその内周面を下方小径のテーパ状として
いる。
上記透孔9は、閉塞体10で閉塞する。図示例
で閉塞体10は、下方一部を切除した形状の中空
球形体をなし、その切除部に張設した底板11の
中央部からは下面開口縦長穴付きの鞘状部12を
起立し、閉塞体の下部外周面で透孔9を閉塞可能
としている。
15はバイメタルでほゞ横向き帯板16の両端
部を下方と上方へ屈折させてその基端側の垂下板
部17を第1周壁3の縦穴4内へ、かつ帯板他端
側の垂直板部18を上記縦長穴内へそれぞれ差込
みしている。該バイメタルは常温時において閉塞
体10を透孔9上方へ持上げており、又高温時に
おいて第1図が二点鎖線で示すように閉塞体10
を引下げてこのとき該閉塞体10が透孔9を閉塞
するよう設けておく。既述中空球形体は、図示の
ように、その下半と上半とを嵌合させて形成し、
例えばその下半内をコンパス収納室とすることも
出来る。
尚20は容器体内へ収納した芳香剤等である。
「考案の効果」 本案は既述構成とするもので、容器体に嵌合さ
れた蓋体6頂壁に透孔9を穿設して該透孔を閉塞
体10下面で閉塞するよう設けたから、気化した
芳香等の放出、停止を確実に行わせることが出
来、又容器体第1周壁3の上端部に基端を支持さ
せて第1周壁上面中心方向へバイメタル15の帯
板16を突出し、該帯板先端から上方へ起立する
垂直板部18上端部を閉塞体10下面の中心部へ
差込みし、温度変化によるバイメタル15の形状
変化で容器体に螺合させた蓋体6の頂壁中央部に
穿設した透孔9を開閉するよう設けたから、その
透孔を有する蓋体頂壁7の位置を、容器体の第1
周壁3に対する蓋体第2周壁8の螺合長さを変え
ることで調整することが出来、よつてバイメタル
15の形状に多少の寸法誤差があつても上記蓋体
頂壁の位置を上下に適応させることでその透孔9
の開閉を確実に行わせることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案容器の断面図、第2図はその平面
図である。 1……容器体、6……蓋体、10……閉塞板、
15……バイメタル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底壁2外周から第1周壁3を起立する容器体1
    と、上記第1周壁3外面に、頂壁7外周から垂下
    する第2周壁8を螺合させると共に、頂壁7中央
    部に透孔9を穿設した蓋体6と、上記透孔9を閉
    塞して頂壁7上へ載置された閉塞体10と、上記
    容器体1の第1周壁上端部に帯板基端を支持させ
    て第1周壁3の上面中心方向へ帯板16を突出
    し、該帯板先端から上方へ起立する垂直板部18
    上端部を上記閉塞体10の下面中心部へ差込みし
    たバイメタル15とからなり、温度変化による上
    記バイメタルの形状変化によつて上記閉塞体10
    が上下動して透孔9を開閉自在に形成したことを
    特徴とする芳香剤等収納容器。
JP10781689U 1989-09-14 1989-09-14 Expired JPH0438841Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10781689U JPH0438841Y2 (ja) 1989-09-14 1989-09-14

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JP10781689U JPH0438841Y2 (ja) 1989-09-14 1989-09-14

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Publication Number Publication Date
JPH0286547U JPH0286547U (ja) 1990-07-09
JPH0438841Y2 true JPH0438841Y2 (ja) 1992-09-10

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JP10781689U Expired JPH0438841Y2 (ja) 1989-09-14 1989-09-14

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JPH0286547U (ja) 1990-07-09

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