JPH0212207Y2 - - Google Patents

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JPH0212207Y2
JPH0212207Y2 JP325984U JP325984U JPH0212207Y2 JP H0212207 Y2 JPH0212207 Y2 JP H0212207Y2 JP 325984 U JP325984 U JP 325984U JP 325984 U JP325984 U JP 325984U JP H0212207 Y2 JPH0212207 Y2 JP H0212207Y2
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locking
cylinder
inner cylinder
opening
cap
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JP325984U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、容器の開閉を達成するキヤツプ装置
に関するもので、押圧動作と云う極めて簡単なワ
ンタツチ動作で容器の開閉を確実に達成するのを
目的としたものである。
従来、容器の開閉を達成するためのキヤツプ装
置としては、種々の構造のものが創作されかつ使
用されているが、これらのキヤツプ装置の内、よ
り簡単な開閉操作ができることからワンタツチ操
作で開閉されるキヤツプ装置が注目されている。
このワンタツチ開閉キヤツプ装置としては、現
在種々の構成のものが利用されているが、開閉の
ためにキヤツプ体に作用させる操作力の作用方向
が、例外なく開方向と閉方向とで反転するので、
必ずしもその開閉操作が行い易いものであるとは
言えなかつた。
また、蝶番機構を利用して構成されたワンタツ
チ開閉キヤツプにおいては、開閉される開口部間
近に位置するキヤツプ部分が、開閉操作時におけ
る指先の接触によつて汚れ易く、このため不衛生
となりやすかつた。
本考案は、上記した従来例における欠点および
不都合を解消すべく考案されたもので、以下、本
考案によるキヤツプ装置の一実施例を図面に従つ
て説明する。
本考案によるキヤツプ装置は、窓孔14を開口
した外筒8と弾材23収納用の内筒とを頂壁9を
介して連設した二重筒壁構造をし、前記内筒上端
に、開孔縁に係止縁12を形成した形態で組付け
孔13を成形し、また前記内筒内周面の適当な高
さ位置に係止条11を突周設すると共にこの係止
条11の下位に段部19を形成した容体6と、周
端に前記外筒8外径と等しい内径の開閉筒2を垂
下設した頂板3の中央部に、前記係止縁12およ
び係止条11に下方から係止できる係止突起5を
外面下縁に突設した複数の弾片4を垂下設したキ
ヤツプ体1と、前記内筒の段部19上に配置され
た前記係止条11部分よりも小さい内径のリング
22と、そして前記容体6に対してキヤツプ体1
を上方に押し上げる方向に弾力を作用させる形態
で前記内筒内に配置された弾材23とから構成さ
れ、前記開閉筒2および弾片4の高さを、前記係
止突起5が前記係止条11に係止した状態で前記
開閉筒2が窓孔14を閉鎖し、前記係止突起5が
前記係止縁12に係止した状態で前記窓孔14が
開放される値に設定したものとなつている。
図示実施例の場合、キヤツプ体1は、上端を頂
板3で連結した二重円筒構造物の内筒体に複数本
の縦割溝を成形して、この内筒体を複数の弾片4
に成形した構造となつている。
各弾片4の下面は、上方からの係止条11の乗
り越えが容易であるよう、テーパ面となつてい
る。
容体6は、内容物を収納して、その開口部であ
る窓孔14をキヤツプ体1で開閉されるもので、
その構造が限定されるものではないが、図示実施
例の場合、芳香剤用容器として構成された構造例
を示している。
すなわち、図示実施例の容体6は、窓孔14を
開口形成した外筒8と、この外筒8内に位置する
内筒片10と、そしてこの内筒片10と外筒8の
上端間を連結する頂壁9とから構成される殻体7
と、この殻体7の外筒8の下端に嵌入できる円板
形状に成形された底壁20の中央部から、前記内
筒片10の内径よりも小さい内径の起立筒17を
立設し、この起立筒17の上端から前記内筒片1
0がきつく嵌入できる保持筒18を立設した構造
の芯体16とから構成されている。
この殻体7と芯体16との組付きは、保持筒1
8内に内筒片10を嵌入位置させることにより達
成されるのであるが、図示実施例の場合は、さら
に外筒8の内周面下端に周設されたアンダーカツ
ト条15と、底壁20の周端に起立設された短筒
の外周面に周設されたアンダーカツト条21とを
係止させることによつて、より強固な組付けを達
成している。
この殻体7と芯体16との組付きによつて、す
なわち起立筒17と保持筒18との一体物と、内
筒片10との嵌合組付きによつて、容体6の外筒
8に対する内筒が形成されることになる。
この内筒を形成する内筒片10の内周面のう
ち、下端には係止条11が、そして上端には係止
縁12がそれぞれ成形されており、また内筒を形
成する起立筒17と保持筒18との境界部分には
段部19が形成されている。
このように、容体6を、殻体7と芯体16との
二つの部分から構成したのは、容体6に対するリ
ング22の組付けを容易にすると共に、係止条1
1、係止縁12そして段部19の成形を容易にす
るためである。
段部19上に配置されるリング22は、このリ
ング22内に嵌入した弾片4の下端部、すなわち
係止突起5を設けた部分全体が、係止条11より
も内側に位置する用保持するものであるから、弾
片4の弾力によつて妄りに変形することのないよ
う、剛性の高い材料で成形するのが良い。
本考案によるキヤツプ装置は、上記の如き構成
となつているので、キヤツプ体1の係止突起5が
容体6の係止条11に係止している図示の状態に
おいて、窓孔14は開閉筒2によつて閉鎖され、
装置は“閉”状態となつている。
この状態から、キヤツプ体1に、弾材23の弾
力に逆らつた押下げ力を作用させることによつて
下際変位させ、もつて係止突起5の設けられた弾
片4の下降部をリング22内に嵌入位置させる。
この容体6に対するキヤツプ体1の下降変位限
の設定は、頂板3の頂壁9への突き当たりによつ
て設定するようにしても良いし、キヤツプ体1の
開閉筒2の下端が突き当たる突出段部を、容体6
の外筒8の外周面下部に設けても良い。
係止突起5を設けた弾片4の下端部がリング2
2内に嵌入した下降限に位置したならば、キヤツ
プ体1に作用させていた押下げ力を取去つて、キ
ヤツプ体1を弾材23の弾力によつて、リング2
2と一緒に上昇変位させる。
キヤツプ体1がリング22と組合わさつた状態
で上昇して来ると、内筒片10の下端にリング2
2が突当たるが、このリング22内に嵌入位置し
ている係止突起5を設けた弾片4の下端部は、そ
の全てが係止条11の内側に位置しているので、
係止突起5は係止条11に係止することなく、こ
の係止条11部分を通過して上昇変位すると共に
リング22内から離脱する。
弾材23の弾力によつて、さらにキヤツプ体1
の上昇変位が進むと、係止突起5が係止縁12に
係止する上昇限位置に達して、キヤツプ体1の弾
材23の弾力による上昇変位動作が終了する。
キヤツプ体1が、この係止突起5が係止縁12
に係止する二点鎖線図示の状態の上昇限位置に達
すると、開閉筒2が窓孔14よりも上に位置する
ことになるので、窓孔14は開放され、キヤツプ
装置は“開”状態に切り替わる。
“開”状態のキヤツプ装置を“閉”状態に切り
換えるには、単に弾材23の弾力に逆らつた押下
げ力をキヤツプ体1に作用させて、係止突起5
が、係止条11を乗り越えて、この係止条11に
下方から係止する位置まで、すなわち図示位置ま
でキヤツプ体1を下降変位させれば良い。
この際、すなわちキヤツプ体1が二点鎖線図示
状態から実線図示状態となる際には、係止突起5
が係止条11を乗り越える時に、弾片4の弾性復
帰動作によつて“パチン”と比較的大きな音がす
るので、キヤツプ体1が図示状態になつたことを
容易にかつ正確に知ることができる。
なお、図示実施例は、芳香剤容器に適用した例
を示したが、本考案によるキヤツプ装置は、芳香
剤用容器にその適用が限定されるものではなく、
粒状体用振出容器に組付けられるキヤツプ装置と
して、または液体注出容器のキヤツプ装置として
も使用することができるものである。
このように、本考案によるキヤツプ装置は、キ
ヤツプ体1に対して、押下げ力を作用させるだけ
で、その開閉操作を達成することができるものと
なつている。
また、キヤツプ装置が“開”姿勢になつた状態
において、キヤツプ体1の容体6に対する組付き
状態は、極めて安定しかつ強固であるから、キヤ
ツプ装置が“開”姿勢になつた際において、キヤ
ツプ体1が邪魔になるような不都合を発生する恐
れがない。
さらに、開閉操作のための操作力は、単なる押
下げ力であり、またこの力の作用箇所はキヤツプ
体1の上面だけであるので、開閉操作時に窓孔1
4付近に指先が接触して、この窓孔14付近を汚
す等の不都合を発生することがない。
以上の説明から明らかなように、本考案による
キヤツプ装置は、開閉操作が極めて簡単で製作し
易く、さらに衛生的に優れた状態で使用すること
ができる等多くの優れた効果を発輝するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案によるキヤツプ装置の一実施例
を示す閉状態の縦断面図である。 符号の説明、1……キヤツプ体、2……開閉
筒、3……頂板、4……弾片、5……係止突起、
6……容体、7……殻体、8……外筒、9……頂
壁、10……内筒片、11……係止条、12……
係止縁、13……組付け孔、14……窓孔、16
……芯体、17……起立筒、18……保持筒、1
9……段部、20……底壁、22……リング、2
3……弾材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 窓孔を開口した外筒と弾材収納用の内筒とを頂
    壁を介して連設した二重筒壁構造をし、前記内筒
    上端に、開孔縁に係止縁を形成した形態で組付け
    孔を成形し、また前記内筒内周面の適当な高さ位
    置に係止条を突周設すると共に該係止条の下位に
    段部を形成した容体と、周端に前記外筒外径と等
    しい内径の開閉筒を垂下設した頂板の中央部に、
    前記係止縁および係止条に下方から係止できる係
    止突起を外面下縁に突設した複数の弾片を垂下設
    したキヤツプ体と、前記内筒の段部上に配置され
    た前記係止条部分よりも小さい内径のリングと、
    そして前記容体に対してキヤツプ体を上方に押し
    上げる方向に弾力を作用させる形態で前記内筒内
    に配置された弾材とから構成され、前記開閉筒お
    よび弾片の高さを、前記係止突起が前記係止条に
    係止した状態で前記開閉筒が前記窓孔を閉鎖し、
    前記係止突起が前記係止縁に係止した状態で前記
    窓孔が開放される値に設定して成るキヤツプ装
    置。
JP325984U 1984-01-13 1984-01-13 キヤツプ装置 Granted JPS60115862U (ja)

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JP325984U JPS60115862U (ja) 1984-01-13 1984-01-13 キヤツプ装置

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JP325984U JPS60115862U (ja) 1984-01-13 1984-01-13 キヤツプ装置

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Publication Number Publication Date
JPS60115862U JPS60115862U (ja) 1985-08-05
JPH0212207Y2 true JPH0212207Y2 (ja) 1990-04-05

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