JPH03160876A - ファクシミリ装置の制御方法 - Google Patents

ファクシミリ装置の制御方法

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JPH03160876A
JPH03160876A JP1299819A JP29981989A JPH03160876A JP H03160876 A JPH03160876 A JP H03160876A JP 1299819 A JP1299819 A JP 1299819A JP 29981989 A JP29981989 A JP 29981989A JP H03160876 A JPH03160876 A JP H03160876A
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Takeshi Ukekawa
猛 受川
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、公衆電話回線網を伝送路として用いるファク
シミリ装置の制御方法に関する。
[従来の技術] グループ3ファクシミリ装置が伝送路として用いている
公衆電話回線網などでは、グループ3ファクシミリ装置
と交換機までの線路が無装荷ケーブルにより構成されて
いるため、交換機までの距離が遠いと、高い周波数の信
号の劣化が大きくなる。
とくに、受信信号の周波数特性が悪い場合には、画情報
を伝送するために用いている高速モデム機能の変調信号
を復調不可能になり、データエラーが頻発して画情報受
信を適切に行えなくなる。
このような事態が生じると、グループ3ファクシミリ装
置のユーザは、サービスセンタに連絡してサービスマン
の派遣を依頼する。そのサービスマンは、交換機までの
間の回線特性を測定し、回線特性を補償するイコライザ
回路を新たに装置に追加するなどの処置を行っていた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来方法では、グループ3フ
ァクシミリ装置の保守のための手間が非常に大きくなり
、とくに、近年のように、グループ3ファクシミリ装置
の個人ユーザが増大するにつれて、保守に要するコスト
が過大なものとなるという不都合を生じている。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、保
守性の良好なファクシミリ装置を実現できるファクシミ
リ装置の制御方法を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明は、受信信号レベルを検出するレベル検出器と、
受信信号の周波数特性を改善する複数のイコライザ回路
を備え、センタ装置から所定レベルで送出される複数の
トーン信号を受信したときのレベル検出器の検出信号に
基づいて回線特性を判定し、その判定した回線特性を等
化できるイコライザ回路を選択するようにしたものであ
る。
または、受信信号レベルを検出するレベル検出器と、受
信信号の利得を可変できるプログラマブルゲインアンプ
を備え、センタ装置から所定レベルで送出されたトーン
信号を受信したときのレベル検出器の検出信号に基づい
て、プログラマブルゲインアンプに設定する利得を判断
するようにしたものである。
[作用] したがって、センタ装置から受信した複数のトーン信号
の信号レベルに基づいて回線特性を判定し、その回線特
性を補償できるイコライザ回路を用いるようにしている
ので、受信信号の周波数特性が大幅に改善され、高速モ
デム機能の受信デー夕を適切に復調できるようになる。
また,センタ装置から受信した信号レベルに応じて、受
信信号の利得を調整するので、受信信号の信号レベルを
適切な値に設定することができる。
[実施例] 以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施例を詳細
に説明する。
第l図は、本発明の一実施例にかかるシステムを示して
いる。
この実施例では、公衆電話回線網PSTNに接続される
センタ装置CXから、ファクシミリ装置FXに対して基
準のトーン信号を送出し、ファクシミリ装!{FXは、
そのトーン信号の受信レベルに応じて受信信号の周波数
特性を判定し、その周波数特性を改善するイコライザを
選択している。または,トーン信号の受信レベルに応じ
て、受信信号の利得を制御する。
これにより、回線特性に応じて、受信信号の周波数特性
を改善できるとともに、受信利得を設定することができ
るので、受信信号を適切な状態で受信でき、受信信号の
復調誤りなどを解消できる.第2図は、センタ装置Cx
の一例を示している。
同図において、システム制御部1は、このセンタ装置C
Xの動作制御を行うものであり、操作表示部2は、この
センタ装置Cxを操作するためのものであり、各種の操
作装置および表示装置からなる。
通信制御部3は、後述のようにグループ3ファクシミリ
装置との間で行う伝送制御手順処理を実行するためのも
のであり、モデム4は、グループ3ファクシミリ装置と
の間での伝送制御手順信号をやりとりするための低速モ
デム機能(V.21モデム)を実現するためのものであ
る. 網Ill装置5は、このセンタ装置cxを公衆電話回線
網PSTNに接続するためのものであり,自動発信機能
を備えている。
トーン発生部6は、複数の周波数が異なるトーン信号を
発生可能なものであり、切換器7は、モデム4またはト
ーン発生部6のいずれか一方を、網制御装置5に切換接
続するためのものである。
これらのシステム制御部1、操作表示部2および通信制
御部3は、内部バス8に接続されており、これらの要素
間の種々の情報のやりとりは,この内部バス8を介して
行われる。
また、システム制御部1は,制御信号SCIによってト
ーン発生部6に発生させるトーン信号の周波数とレベル
を制御し、また,制御信号SC2によって切換器7の動
作を制御している。
第3図は、ファクシミリ装置Fxの一例を示している。
同図において、CPU(中央処理装置)11は、このフ
ァクシミリ装置の各部の制御処理を行うものであり、R
OM(リード・オンリ・メモリ)12は,CPUIIが
実行する制御処理プログラム,および、処理プログラム
を実行するときに必要な各種データなどを記憶するもの
であり、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)13は
、CPUIIのワークエリアを構或するとともに、この
グループ3ファクシミリ装置に固有な各種の情報を記憶
するためのものである。
スキャナ14は、所定の解像度で原稿画像を読み取るた
めのものであり,プロッタ15は、所定の′解像度で画
像を記録出力するためのものであり、操作表示部16は
、このファクシミリ装置を操作するためのもので、各種
の操作キー、および、各種の表示器からなる。
符号化復号化部l7は、画信号を符号化圧縮するととも
に、符号化圧縮されている画情報を元の画信号に復号化
するためのものであり、画像蓄積装置18は、符号化圧
縮された状態の画情報を多数記憶するためのものである
通信制御部l9は、所定のグループ3ファクシミリ装置
の伝送制御手順処理を実行するものである。
グループ3ファクシミリモデム20は、グループ3ファ
クシミリのモデム機能を実現するためのものであり、伝
送手順信号をやりとりするための低速モデム機能(V.
21モデム)、および、おもに画情報をやりとりするた
めの高速モデム機能(V.29モデム、V.27ter
モデム)を備えてある.網制御装!!2lは、このファ
クシミリ装置を公衆電話回線網に接続するためのもので
ある。また、この網制御装1i10は自動発着信機能を
備えている。
プログラマブルゲインアンプ22は、網制御装置21か
ら出力される受信信号を増幅するものであり、その出力
信号は、トーン信号検出部23に加えられている。トー
ン信号検出23は、入力信号の周波数を選択できるとと
もに、その周波数信号が一定値以上のレベルになってい
るかどうかを検出するものであり,その検出信号DTは
、通信制御部19に加えられている。
切換器24は、そのコモン端24cに網制御装置2lか
ら出力される受信信号が加えられ、その切換端24ax
,24a2,24aaは、イコライザ25,26.27
の入力端に接続されている。
イコライザ25,26.27は、受信信号の周波数特性
を補償するものであり、おのおのの周波数特性は、異な
る。例えば、イコライザ26は、イコライザ25よりも
高い周波数帯域の補償利得が大きく、イコライザ27は
、イコライザ26よりも高い周波数帯域の補償利得が大
きくなるように、それぞれのイコライザ25,26.2
7の特性が設定されている。これらのイコライザ25,
26.27の出力信号は、それぞれ切換器28の切換端
28ax,28az,28a3に加えられている。
切換器28のコモン端28cは、グループ3ファクシミ
リモデム20の受信信号入力端に接続されている。
また、グループ3ファクシミリモデム20の送信信号出
力端は,網制御装置21の送信信号入力端に接続されて
いる。
これらの、CPUI、ROM2、RAM3、スキャナ4
、プロッタ5、操作表示部6、符号化復号化部7、画像
蓄積装置8、グループ3ファクシミリモデム9、および
、網制御装置10は,システムバスl1に接続されてお
り、これらの各要素間でのデータのやりとりは、主とし
てこのシステムバス11を介して行われている。
また、プログラマブルゲインアンプ22の利得は制御信
号FGIにより制御され、トーン信号検出部23の入力
信号の周波数は制御信号DFにより制御され,切換器2
4.28の動作は制御信号SC3により制御される。こ
れらの制御信号FGI,DF,SC3は.CPU11か
ら出力される。
以上の構成で、ファクシミリ装置FXが受信時に伝送エ
ラーを頻発するとき、そのオペレータは、センタ装置C
Xのオペレータに電話連絡して,受信調整動作を行うよ
うに依頼する。
これにより、センタ装置Cxのオペレータは、操作表示
部2を操作してファクシミリ装F[FXの電話番号を入
力し、受信調整動作を行うように指令する。
これによって、センタ装置CXは、第4図に示すように
、指定された電話番号のファクシミリ装置FXを発呼し
、これにより、着信検出したファクシミリ装IFXは、
自端末が非音声端末であることを表示する被呼局識別信
号CEDを送出し、自端末に装備されている標準的な伝
送機能を通知するためのデジタル識別信号DIS、およ
び、自端末に装備されている非標準的な伝送機能を通知
するための非標準機能識別信号NSFを順次送出する。
センタ装置CXは、受信した非標準機能識別信号NSF
に受信調整機能有がセットされていることを確認すると
、受信′A!!モードを設定する非標準機能設定信号N
SSをファクシミリ装置FXに送出する。
ファクシミリ装置Fxは、この場合は、受信調整モード
を使用可能なので、受信準備確認信号CFRを応答し、
受信調整モードの*iに移行する,センタ装置CXは、
ファクシミリ装iHFXより受信準備確認信号CFRが
応答されると、トーン発生部6より周波数Flのトーン
信号TNtを所定レベルで一定時間Tlの間発生させ、
その発生を終了すると、時間T2の間休止し、次に、ト
ーン発生部6より周波数F2のトーン信号TN2を所定
レベルで時間T1の間発生させる。
これ以降、順次異なる周波数F3,F4,FS,F6の
トーン信号TN3,TN4,TNs,TN6を、休止時
間T2をもって、一定時間T1の間順次発生させる。
一方、ファクシミリ装IFFXは、トーン信号検出部2
3の検出周波数を順次Fl,F2,F3,F4,FS,
F5に切り換えて,トーン信号TNI,TN2,TN3
,TN4,TNS,TN6を受信し、トーン信号TNl
,TNz,Ttlh,TN<,TNs,TNsの受信レ
ベルをおのおの判定する。
そして、それらの受信レベルに基づいて回線特性を判定
して、イコライザ25 , 26 . 27のうち、使
用するものを決定して、そのイコライザ25,26.2
7を切換器24.28により選択する, 例えば、第5図(a),(b)に示すように、一定レベ
ルTLのトーン信号TNI,TN2,TN3,TN4,
TNS,TN6の受信レベルが変化しているときには、
イコライザ25,26.27のうち、トーン信号丁Nl
,TN2,TN3,TN4,TNS,TN6の受信レベ
ルをほぼ一定とするような周波数特性のイコライザを選
択する。
それとともに、最後のトーン信号TNr,の検出を終了
すると、メッセージ確認信号MCFを送出する。
センタ装fficXは、最後のトーン信号TN6の送出
を終了してから、メッセージ確認信号MCFを受信する
と、切断命令信号DCNを送出して、回線を復旧する。
ファクシミリ装置FXは、切断命令信号DCNを受信す
ると、回線を復旧する。
このように,センタ装置Cxから送出されるトーン信号
TNI,TN2,TN:l,TN4,TNS,TN6を
受信したときのファクシミリ装置FXでの受信レベルに
基づし)で、ファクシミリ装WFxの受信信号の周波数
特性を判定し、その周波数特性を改善する特性を備えた
イコライザ25 , 26 . 27を選択して受信信
号の経路に挿入しているので、それ以降,周波数特性が
良好な信号を受信することができる。
第6図は、本実施例におけるセンタ装置Cxの処理例を
示している。
まず,オペレータから指定された宛先を発呼し(処理1
01).宛先のファクシミリ装置から応答される被呼局
識別信号CHD、デジタル識別信号DIS、および,非
標準機能識別信号NSFを受信して(処理102)、宛
先のファクシミリ装置が調整モードを備えているかどう
かを判定する(判断103)。
判断103の結果がYESになるときには、調整モード
を実行することをあらわす内容の非標準機能設定信号N
SSを送出し(処理104)、ファクシミリ装置が受信
準備確認信号CFRを応答するかどうかを判定する(判
断105)。
判断105の結果がYESになるときには、トーン発生
部6に最初の周波数F1を設定するとともに、基準のレ
ベルに設定した状態で(処理106)、一定時間T1の
間トーン信号TNを発生させる(処理107) ,1つ
のトーン信号TNの発生を終了すると,全ての周波数の
トーン信号TNの発生を終了したかどうかを調べ(判断
l08)、判断108の結果がNOになるときには、ト
ーン発生部6に次の周波数を設定した状態で(処理l0
9)、処理107に戻り、次の周波数のトーン信号TN
を発生させる. 全てのトーン信号TNの送出を終了して、判断108の
結果がYESになるときには,ファクシミリ装置から送
出されるメッセージ確認信号MCFを受信し(処理11
0).切断命令信号DCNを送出したのちに(処理l1
1)、回線を復旧する(処理112).また、宛先のフ
ァクシミリ装置から送出された非標準機能識別信号NS
Fに、調整モードが設定されていない場合で、判断10
3の結果がNoになるとき、および、非標準機能設定信
号NSSで指定した調整モードを使用できずに、ファク
シミリ装置が受信準備確認信号CFRを応答しない場合
で,判断105の結果がNOになるときには、その時点
で即処理112に移行して、回線を復旧し,調整モード
の動作を行わない。
第7図は、調整モードにかかる受信時のファクシミリ装
IFXの処理例を示している.ファクシミリ装1iFX
は、着信検出すると、被呼局識別信号CED、デジタル
識別信号DIS、および、非標準機能識別信号NSFを
順次送出して(処理201)、相手装置から送出される
非標準機能設定信号NSSを受信する(処理202). この非標準機能設定信号NSSにより,調整モードが設
定されているかどうかを調べ(判断203).調整モー
ドが設定されていて判断203の結果がYESになると
きには,受信準備確認信号CFRを送出して(処理20
4)、最初の周波数F1をトーン信号検出部23に設定
し(処理205)、トーン信号TNを受信してそのレベ
ルを検出する(処理206).1つのトーン信号TNの
受信を終了すると、全ての周波数のトーン信号TNの受
信を終了したかどうかを調べ(判断207)、判断20
7の結果がNOになるときには、次の周波数をトーン信
号検出部23に設定して(処理208)、処理206に
戻り、次の周波数のトーン信号丁Nを受信してその受信
レベルを検出する。
全ての周波数のトーン信号TNの受信を終了して、判断
207の結果がYESになるときには、おのおののトー
ン信号THの受信レベルに基づいて受信回線の周波数特
性を判定し、その判定結果に応じたイコライザ25,2
6.27を選択して、切換器24.28によりそのイコ
ライザ25,26.27を受信信号の経路に挿入する(
処理209). そして、メッセージ確認信号MCFを送出したのちに(
処理210)、切断命令信号DCNを受信し(処理21
1)、回線を復旧して(処理212)、調整モード時の
動作を終了する. また、相手装置から受信した非標準機能設定信号NSS
により調整モードが指定されていない場合で判断203
の結果がNoになるときには,通常の受信手順処理に移
行して、画情報受信を実行する。
第8図は,処理206で実行するレベル検出処理の一例
を示している, まず,プログラマブルゲインアンプ22のゲインGOを
最大値に設定した状態で(処理301)、トーン信号検
出部23の検出信号DTが信号検出状態になっているか
どうかを調べる(判断302).判断302の結果がY
ESになるときには,ゲインGDを1ステップ低下した
状態で(処理303)、判断302に戻り、再度検出信
号DTの状態を調べる.判断302の結果がNOになる
ときには、そのときの検出レベルを記憶する変数FGI
に、ゲインGDの値をlステップ増やした値を設定する
(処理304).ところで、上述した実施例では、セン
タ装1cxより複数の周波数のトーン信号を送出させ,
それらのトーン信号の受信レベルに基づいて回線の受信
時の周波数特性を判定し,その周波数特性を改善するよ
うにイコライザを挿入しているが、回線の受信時の振幅
特性をget.,た場合にも、受信信号の受信状態を改
善することができ,次に、かかる実施例について説明す
る。
第9図は、本発明の他の実施例にかかるファクシミリ装
置FXの一例を示している.なお、同図において、第3
図と同一部分および相当する部分には、同一符号を付し
ている。また、この実施例におけるセンタ装置Cxは,
第2図と同一のものを用いることができる。
同図において、プログラマブルゲインアンプ30は、網
制御装置21から出力される受信信号のゲインをtA整
するものであり、その出力信号は、グループ3ファクシ
ミリモデム20の受信信号入力端に加えられている。
この実施例における調整時の伝送手順の一例を第10図
に示す。
まず、センタ装置CXは、指定された電話番号のファク
シミリ装置FXを発呼する。これにより,着信検出した
ファクシミリ装置FXは、被呼局識別信号CEDを送出
し、デジタル識別信号DIS、および、非標準機能識別
信号NSFを順次送出する。
センタ装置CXは、受信した非標準機能識別信号NSF
に受信調整機能有がセットされていることを確認すると
,受信調整モードを設定する非標準機能設定信号NSS
をファクシミリ装置FXに送出する。
ファクシミリ装置FXは,受信準備確認信号CFRを応
答し、受信調整モードの4備に移行する。
センタ装置Cxは、ファクシミリ装fiFXより受信準
備確認信号CFRが応答されると、トーン発生部6に基
準周波数FHのトーン信号TNrを所定レベルで一定時
間発生させる。
一方,ファクシミリ装置FXは,トーン信号検出部23
の検出周波数を順次FRに設定した状態で、トーン信号
TNrを受信して、そのときの受信レベルを検出し、そ
の受信レベルに応じたゲインをプログラマブルゲインア
ンプ30に設定する。
それとともに、トーン信号TNrの受信を終了すると、
メッセージ確認信号MCFを応答する。
これにより、センタ装置Cxは,切断命令信号DCNを
送出し、回線を復旧して、受信調整モードの動作を終了
する。
ファクシミリ装1fFXは、切断命令信号DCNを受信
すると、回線を復旧し,受信調整モードの動作を終了す
る。
このようにして,ファクシミリ装置FXは、基準周波数
FRのトーン信号TNrの受信レベルに応じて、受信信
号のゲインを調整しているので、それ以降は、受信信号
を十分なレベルで検出することができ、それにより、グ
ループ3ファクシミリモデム20は、適切に受信信号を
復調することができる。
第1l図は,このときのセンタ装置Cxの処理例を示し
ている。
まず、オペレータから指定された宛先を発呼し(処理4
01)、宛先のファクシミリ装置から応答される被呼局
識別信号CED、デジタル識別信号DIS、および、非
標準機能識別信号NSFを受信して(処理402)、宛
先のファクシミリ装置が調整モードを備えているかどう
かを判定する(判断403)。
判断403の結果がYESになるときには、調整モード
を実行することをあらわす内容の非標準機能設定信号N
SSを送出し(処理404)、ファクシミリ装置が受信
準備確認信号CFRを応答するかどうかを判定する(判
断405)。
判断405の結果がYESになるときには、トーン発生
部6に基準周波数FRを設定するとともに、基準のレベ
ルに設定した状態で(処理406)、一定時間の間トー
ン信号TNrを発生させる(処理407)。
トーン信号TNrの送出を終了すると.ファクシミリ装
置から送出されるメッセージ確認信号MCFを受信し(
処理408)、切断命令信号DCNを送出したのちに(
処理409) .回線を復旧する(処理410)。
また、宛先のファクシミリ装置から送出された非標準機
能識別信号NSFに、調整モードが設定されていない場
合で、判断403の結果がNoになるとき、および、非
標準機能設定信号NSSで指定した調整モードを使用で
きずに、ファクシミリ装置が受信準備確認信号CFRを
応答しない場合で、判断405の結果がNOになるとき
には、その時点で即処理410に移行して、回線を復旧
し、調整モードの動作を行わない。
第12図は、このときのファクシミリ装置FXの処理例
を示している。
ファクシミリ装置FXは、着信検出すると、被呼局識別
信号CHD、デジタル識別信号DIS、および、非標準
機能識別信号NSFを順次送出して(処理501)、相
手装置から送出される非標準機能設定信号NSSを受信
する(処理502) , この非標準機能設定信号NSSにより,調整モードが設
定されているかどうかを調べ(判断503) .調整モ
ードが設定されていて判断503の結果がYESになる
ときには、受信準備確認信号CFRを送出して(処理5
04)、基準周波数Frをトーン信号検出部23に設定
し(処理505) .  トーン信号TNrを受信して
そのレベルを検出する(処理506).トーン信号TN
rの受信を終了すると、その受信レベルに基づいてプロ
グラマブルゲインアンプ30のゲインを判定し、その判
定値に応じた制御信号FG2を出力して、プログラマブ
ルゲインアンプ30のゲインを設定する(処理506)
. そして、メッセージ確認信号MCFを送出したのちに(
処理207) ,切断命令信号DCNを受信し(処理2
08)、回線を復旧して(処理209)、調整モード時
の動作を終了する. また、相手装置から受信した非標準機能設定信号NSS
により調整モードが指定されていない場合で判断503
の結果がNOになるときには、通常の受信手順処理に移
行して,画情報受信を実行する.なお、この場合のレベ
ル検出の処理505も、第8図と同様な処理により、実
現できる. また、上述した実施例では、6つの周波数のトーン信号
を用いて、受信時の回線特性を判定するようにしている
が,それ以上の数の種類の周波数のトーン信号を用いる
こともできる. また、上述した実施例では、3つのイコライザを用いて
、回線特性を改善するようにしているが、それ以上の数
のイコライザを設けることもできる。
また、特性を変更できるイコライザを用いても、同様の
効果を得る. [発明の効果] 以上説明したように,本発明によれば、センタ装置から
受信した複数のトーン信号の信号レベルに基づいて回線
特性を判定し,その回線特性を補償できるイコライザ回
路を用いるようにしているので、受信信号の周波数特性
が大幅に改善され、高速モデム機能の受信データを適切
に復調できるようになる.また、センタ装置から受信し
た信号レベルに応じて、受信信号の利得を調整するので
、受信信号の信号レベルを適切な値に設定することがで
きる。したがって、ファクシミリ装置の受信状態が悪く
なった場合でも,サービスマンを派遣する必要がなくな
り、保守のコストが大幅に軽減されるという効果を得る
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例にかかる通信システムの一例
を示すブロック図、第2図はセンタ装置の一例を示すブ
ロック図、第3図は本発明の一実施例にかかるファクシ
ミリ装置を示すブロック図、第4図は調整モード時の伝
送手順の一例を示すタイムチャート,第5図はトーン信
号とその受信レベルとの関係の一例を示すグラフ図、第
6図はセンタ装置の処理の一例を示すフローチャート、
第7図は第3図のファクシミリ装置が実行する処理例を
示すフローチャート、第8図はレベル検出処理の一例を
示すフローチャート、第9図は本発明の他の実施例にか
かるファクシミリ装置を示すブロック図、第lO図は調
整モード時の伝送手順の他の例を示すタイムチャート、
第l1図はセンタ装置の処理の他の例を示すタイムチャ
ート、第12図は第9図のファクシミリ装置が実行する
処理例を示すフローチャートである. CX・・・センタ装置、FX・・・ファクシミリ装置、
1・・・システム制御部,6・・・トーン発生部、7,
24.28・・・切換器、11・・・CPU(中央処理
装置)、l2・・・ROM(リード・オンリ・メモリ)
、13・・・RAM(ランダム・アクセス・メモリ)、
19・・・通信制御部,22.30・・・プログラマブ
ルゲインアンプ、23・・・トーン信号検出部、25,
26.27・・・イコライザ.第 1 図 第 2 図 第 4 図 第 5 図 +N2 IN4 IN5 第 6 図 第 7 図 第 8 図 第 9 図 第 10 図 第 11 図 さD 第 1z 図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)公衆電話回線網を伝送路として用いるファクシミ
    リ装置の制御方法において、センタ装置から出力される
    トーン信号の信号レベルを検出するレベル検出器と、受
    信信号の周波数特性を改善する複数のイコライザ回路と
    、この複数のイコライザ回路のうち1つの選択する選択
    手段を備え、上記センタ装置から所定レベルで送出され
    た周波数が異なる複数のトーン信号を受信したときの上
    記レベル検出器の検出信号に基づいて回線特性を判定し
    、上記複数のイコライザ回路のうち、その判定した回線
    特性を等化できるイコライザ回路を、上記選択手段によ
    り選択することを特徴とするファクシミリ装置の制御方
    法。
  2. (2)公衆電話回線網を伝送路として用いるファクシミ
    リ装置の制御方法において、センタ装置から出力される
    トーン信号の信号レベルを検出するレベル検出器と、受
    信信号の利得を可変できるプログラマブルゲインアンプ
    を備え、上記センタ装置から所定レベルで送出されたト
    ーン信号を受信したときの上記レベル検出器の検出信号
    に基づいて、上記プログラマブルゲインアンプに設定す
    る利得を判断することを特徴とするファクシミリ装置の
    制御方法。
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