JP3591684B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パーソナルコンピュータ(以下、「PC」と記載)やワークステーション等の情報処理装置とのインタフェース機能を有するファクシミリ装置に係り、特に、メモリ受信によりファクシミリ装置の伝送制御機能を利用した高信頼なファクシミリ通信を、情報処理装置上のファクシミリ通信用のアプリケーション(以下、「FAXアプリ」と記載)に提供可能なファクシミリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ファクシミリ装置を利用して、例えばPC上のFAXアプリと相手先の装置(ファクシミリ装置やPC)との間でファクシミリ情報を送受信する技術では、ファクシミリ装置を単にモデムとして用いているものが一般的である。しかし、この技術では、ファクシミリ装置が有する高信頼で効率的な伝送制御機能、例えば、ECM(Error Correction Mode、送信中に電話回線等の影響により画情報を正常に送信できなかったときに、その部分を自動的に送り直す機能)などの伝送エラー制御機能やデータ圧縮機能などを利用できない。
【0003】
このような問題を解決して、ファクシミリ装置が有する高信頼で効率的な伝送制御機能を利用する技術としては、SAF(Store and Forward)技術を用いたメモリ受信がある。
このメモリ受信では、回線から送られてきた画情報を画情報メモリに一旦蓄積した後、この画情報メモリからPCのFAXアプリに送信するので、回線を介してのファクシミリ情報の伝送制御を、ファクシミリ装置の伝送制御機能を用いて行うことができる。
【0004】
すなわち、PCのFAXアプリでは、クラス2(EIA/TIA−SP2388A規格)での通信を行うのでECM通信を使用することができず、また一般的には非標準機能に対応しておらず使用することができないが、このように、一度画情報メモリにファクシミリ情報を蓄積してからのメモリ受信では、FAXアプリに依存しないので、ECM通信や非標準機能を使用することができる。
【0005】
このようにしてメモリ受信したファクシミリ情報のファクシミリ装置からFAXアプリへの送信は、一般的にATコマンド(米国HAYES社が開発したモデム制御命令)を用いた標準的な手順を使用して行なわれる。すなわち、それぞれ異なるメーカで製造されたファクシミリ装置とFAXアプリとを任意に組み合わせて使用できるようにするために、ファクシミリ装置とFAXアプリ間での信号のやり取りは、FAXアプリとモデム装置間で一般的に用いられているATコマンドに基づき行われることが多い。
【0006】
このように、ファクシミリ装置とFAXアプリ間では、ATコマンド等の標準的な交信手順が用いられている。しかし、メモリ受信時にファクシミリ装置が交信する送信局識別(TSI:Transmitting Station Identification)等に関しては、非標準プロトコルで交信されている場合、そのコード体系等がATコマンドで定義されているものと異なることがある。例えば、ATコマンドにおいては、TSIフレームとして標準で「0」〜「9」、「スペース」、「+」の使用が定められているが、非標準プロトコルでは、これらのコード以外のコードがTSIフレームに入る場合がある。そのため、ファクシミリ装置とFAXアプリ間の通信においては、TSIはファクシミリ装置からFAXアプリに通知されない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
解決しようとする問題点は、従来の技術では、メモリ受信においては、ファクシミリ装置からFAXアプリには、TSIが通知されていない点である。
本発明の目的は、これら従来技術の課題を解決し、任意のFAXアプリでの、メモリ受信によるファクシミリ装置の高度な伝送制御手順による画情報の受信と送信元の確認を可能とするファクシミリ装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のファクシミリ装置は、呼設定手順後のメッセージ前手順でやり取りされたTSIをシステムメモリ9等(TSI記憶手段)に記憶しておき、主制御部(CPU)1(通知手段)により、シリパラ変換装置12を介してPC13(FAXアプリ)に、受信して画情報メモリ6に蓄積しておいたファクシミリ情報を送出する際に、記憶しておいたTSIを通知する構成とする。また、発信電話番号表示サービスにより交換機から通信前に通知される発信側電話番号を、TSIと同様に記憶し(発信電話番号記憶手段)、TSIを記憶していない場合には、この発信側電話番号をFAXアプリに通知する構成とする。また、テスト用に任意のTSIをFAXアプリに通知して、FAXアプリで解読できないコードを予め判別し登録しておき、受信したTSIのコードの内、FAXアプリで解読できないコード(「0〜9、スペース、+」以外)を全てスペースに置き換えてFAXアプリに通知する構成とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を、図面により詳細に説明する。
図1は、本発明のファクシミリ装置の本発明に係る構成の一実施例を示すブロック図である。
本例のファクシミリ装置は、主制御部(図中、「CPU」と記載)1、スキャナ2、プロッタ3、ページメモリ4、圧縮再生装置5、画情報メモリ6、バス7、オペポート8、システムメモリ9、通信制御装置10、網制御装置11、シリパラ変換装置12により構成され、シリパラ変換装置12を介してPC(パーソナルコンピュータ)13に、また、網制御装置11を介して回線14に接続されている。
【0010】
主制御部1はCPU(Central Processing Unit)からなりファクシミリ装置の全体動作制御を行い、スキャナ2は送信原稿からのファクシミリ情報の読み込みを行う。ページメモリ4はファクシミリ情報をページ単位で記録し、プロッタ3はページメモリ4からのファクシミリ情報を印字出力する。圧縮再生装置5はファクシミリ情報の符号化(圧縮)/復号化(伸長)を行い、画情報メモリ6は送受信対象のファクシミリ情報を蓄積する。バス7は各処理構成部間を接続して信号を伝送する。
【0011】
オペポート8はLCD(Liquid Crystal Display)やキーボタン等を有し操作者との入出力処理を行い、システムメモリ9は主制御部1の処理用のプログラムや処理結果等を記憶する。通信制御装置10はモデム(MODEM:MOduler/DEModuler)機能を有してディジタル信号とアナログ信号の変換を行い、網制御装置11は回線14との接続制御を行い、シリパラ変換装置12はRS232CによるPC13との接続制御を行う。
【0012】
このような構成での本例のファクシミリ装置によるメモリ受信は、図2(a)、(b)に示すように二つの動作に分かれる。
図2は、図1におけるファクシミリ装置のメモリ受信に係る機能の構成例を示すブロック図である。
図2(a)は、回線14から画情報メモリ6への通常の受信動作を示しており、まず、回線14からのファクシミリ情報を、網制御装置(図中、「NCU」と記載)11を介して受信する。
【0013】
このファクシミリ情報は通信制御装置(図中、「モデム」、「ECMバッファ」と記載)10に送られ、通信制御装置10では、具備したモデム機能によりアナログデータをディジタルデータに変換してECMバッファに出力する。このディジタルデータまでは圧縮データであり、この圧縮データを画像メモリ(図中、「SAF」と記載)6に蓄積すると同時に、圧縮再生装置(図中、「DCR」と記載)5により生データ(非圧縮データ)に戻し、ECMにより、回線14からのデータが正しいか否かをチェックする。
【0014】
その後、画像メモリ6に蓄積したファクシミリ情報を、図1のプロッタ3で出力せず、図2(b)に示すように、PC13へ送信する。
図2(b)は、画像メモリ6に蓄積したファクシミリ情報をATコマンドを使用してPC13側に送信する動作を示している。
PC13上のFAXアプリ(ファクシミリ通信用のアプリケーション)は、回線を使用しての通常のクラス2での受信を行っていることになっているが、ファクシミリ装置側では、PC13とのATコマンドのやり取りだけを行っている。
【0015】
すなわち、画情報メモリ6から圧縮データを取り出し、圧縮再生装置(図中、「DR」、「LB」、「DC」、「バッファ」と記載)5に渡す。圧縮再生装置5では、まず、画情報メモリ6から取り出した圧縮データをデコード(復号化、伸長)して生データに変換しラインバッファに格納し、さらに、FAXアプリのモードに合わせて生データを圧縮(符号化)する。尚、この圧縮を行う前に、時刻等の付加情報をファクシミリ情報に埋め込んでも良い。このようにして圧縮されたファクシミリ情報(圧縮データ)を、バッファを介してPC13との接続速度に整合させ、シリパラ変換装置(図中、「232C」と記載)12でパラレル/シリアル変換してPC13に送信する。
【0016】
このように、一度、画情報メモリ6にファクシミリ情報を蓄積してからPC13へ送信するメモリ受信では、回線上での交信はFAXアプリに依存しない。このことにより、従来のFAXアプリではできなかったECM通信や非標準機能を使用することが可能となる。これにより、非標準でのTSIを入手できる。
非標準プロトコルでのコード体系がATコマンドで定義されているもの(「0〜9」、「スペース」、「+」)と異なる場合には、非標準でのTSIに関しては、FAXアプリでは正しく解読できない場合もがあるが、解読できる場合もある。
【0017】
そこで、本例のファクシミリ装置では、図1の主制御部1により、メモリ受信動作で入手したTSIをそのまま、もしくは、ATコマンドで定義されているもの(「0〜9」、「スペース」、「+」)以外のコードを全て「スペース」に置き換えてPC13のFAXアプリ側に送出する。
以下、図3を用いて、メモリ受信時のファクシミリ装置とPC13間での、TSIの通知を含めた交信手順を説明する。
【0018】
図3は、図1におけるファクシミリ装置とPC間での交信手順例を示す説明図である。
本例は、特に、メモリ受信終了後のファクシミリ装置とPC間での交信動作例を示し、図中のDTEコマンドはPC上のFAXアプリ側から送出されるATコマンドであり、DCEレスポンスはファクシミリ装置側からの信号(メモリ受信で相手先装置から既に受信済で記録しておいたものを含む)である。
まずフェーズAにおいて、ファクシミリ装置からPCに「RING」を送信し、PCのFAXアプリに起動をかける。起動したFAXアプリは、受信の準備ができると「ATA(アンサーモードで応答する)」を返す。
【0019】
次のフェーズBにおいて、「ATA」を受けたファクシミリ装置は、「+FCON」でフラグの受信を、また、「+FTSI」で「TSIフレーム」を、「+FDCS」で「DCS」コードを通知し、そして、「OK」を返してコマンドが正しく実行されたことを通知する。この「OK」を受け取ったFAXアプリは、「AT+FDR」を送出して「TCF」のチェックを要求する。この要求に対応してファクシミリ装置は「+FCFR」を返し、「TCF」のチェック結果を「CFR」で相手先装置に送出した(送出済み)旨を通知する。
【0020】
次のフェーズCにおいて、ファクシミリ装置はFAXアプリに、相手先装置からの「キャリア」を受信した旨を「CONNECT」で通知する。この通知を受けたFAXアプリは、「DC2」を送出して、ファクシミリ情報の受信を要求する。
この要求に対応してファクシミリ装置は、画情報メモリに蓄積済みのファクシミリ情報をFAXアプリに転送し、「DLE」と「ETX」を送出して、相手先装置からの「RTC」の受信(受信済み)を通知する。
【0021】
さらにフェーズDにおいて、ファクシミリ装置はFAXアプリに、「+FPTS:1」により、相手先装置から受信したページが正常であることを通知し、また、「+FET:2」により、相手先装置から「EOP」を受けたことを通知し、そして、「OK」を返してコマンドが正しく実行されたことを通知する。この「OK」を受けたFAXアプリは、「AT+FDR」を返し、それに対応してファクシミリ装置は、「+FHNG」と「OK」をFAXアプリに通知する。
【0022】
そしてフェーズEにおいて、FAXアプリはファクシミリ装置に「ATH0」を送出して回線断を指示し、これに対応して、ファクシミリ装置はFAXアプリに「OK」を返す。
このような手順で、ファクシミリ装置とFAXアプリ間での交信が行われ、そのフェーズBにおいて、TSIがFAXアプリに渡される。
このようにメモリ受信では、相手先識別情報として、相手先装置から送られてくるTSIフレームから得ることができる。
【0023】
このTSIフレームについては、上述したように、標準モードの交信では、「0〜9」と「スペース」および「+」が使用コードとして決まっているが、非標準モードの交信では各メーカに任せられており決める必要はない。一方、ATコマンドでは標準モードの交信となり、非標準モードの交信で受信したTSIフレームをFAXアプリに対して送出すると、機種によっては受け付けられない場合がある。
しかし、FAXアプリ側でも、1バイトで有限個(256文字)の文字で表示できる可能性もあり、本実施例では、ファクシミリ装置の機能を用いて受信したTSIフレームを、FAXアプリが表示できるか否かに係らず、そのままFAXアプリに送出している。
【0024】
FAXアプリ側で「0〜9」と「スペース」および「+」以外のコードを解読できない場合に対処するために、TSIフレームをFAXアプリに送出する時点で、図1の主制御部1により1文字ずつチェックし、「0〜9」と「スペース」および「+」以外のコードを全て「スペース」に置き換える。
このように、TSIフレームを、コードを置き換えて送るか、そのまま送るかは、図1のオペポート8からのユーザ操作で指示設定できる。
あるいは、予めテストによりFAXアプリで表示できないコードを確認しておき、当該コードのみを「スペース」等に置き換えるようにすることもできる。
【0025】
すなわち、予めTSIフレームのテスト用のパターンを用意しておき、テストモードでそのパターンをFAXアプリに送出し、FAXアプリの受信結果を検証することにより、この送出したパターンの内、FAXアプリで表示できないコードを抽出する。テスト用のパターンとしては、256文字を、20文字あるいは16文字ずつ順次に選択して構成し、それを「+FTSI」として、FAXアプリとの1交信毎に送出する。そして、各交信毎、あるいは、テスト交信が全て終わった後に、パターンをファクシミリ装置側の表示部に表示、もしくはレポートとして印字出力し、FAXアプリ側の受信ログと照らし合わせ、不一致となったコードを、「スペース」への置き換え対象として登録しておく。
【0026】
また、相手先識別情報としては、「TSIフレーム」以外にも、例えば、網(交換機)側から提供される通信前情報通知サービスにおける発信電話番号表示サービスを利用することができる。
この発信電話番号表示サービスは、発信回線の電話番号等の情報を通知するサービスであり、この情報は、交換機からITU−T勧告V.23に準拠したMODEM信号により送出される。その情報内容は、キャラクタ20文字以内でローマ字用JIS単位符号である。
【0027】
発信電話番号表示サービスの契約者回線に接続されたファクシミリ装置に着信があると、ファクシミリ装置からの一次応答信号(直流ループ)の受信後、加入者線交換機からファクシミリ装置に、発信電話番号が送出されるので、ファクシミリ装置は、この発信電話番号を相手先識別情報として記憶しておく。そして、相手先装置からのファクシミリ情報のメモリ受信後、蓄積したファクシミリ情報の送信前に、記憶した発信電話番号をFAXアプリに送出する。このように、着信時に発信電話番号表示サービスを利用することにより、例えば、回線上でTSIフレームを送ってこない場合にも、相手先装置を識別することができる。
【0028】
図4は、相手先識別情報を記憶するメモリの領域構成例を示す説明図である。本例では、TSIフレームを記憶する領域41と、発信電話番号表示サービスによる発信電話番号を記憶する領域42、さらに、本体のCSI(Called Station Identification、被呼局識別)を記憶する領域43が設けられている。そして、図1のファクシミリ装置の主制御部1は、領域41、領域42、領域43の順で検索し、最初に検出した情報(TSIフレーム、発信電話番号、CSI)をFAXアプリに通知する。
【0029】
以下、図5、図6を用いて上述のファクシミリ装置の動作説明を行う。図5および図6は、図1におけるファクシミリ装置の本発明に係る動作例を示すフローチャートである。本例のファクシミリ装置は、まず、図5に示すように、着呼を受けると(ステップ501)、フェーズA,Bでの呼設定およびメッセージ前手順の交信を行い(ステップ502)、その交信時に得たTSIフレームを図4に示した領域41に記憶する(ステップ503)。尚、発信電話番号表示サービスを利用している場合には、発信電話番号を図4の領域42に、また、常に本体のCSIを図4の領域43に記憶する。
【0030】
その後、フェーズCでのファクシミリ情報(ファクシミリメッセージ)のメモリ受信を行い(ステップ504)、受信終了すれば(ステップ505)、フェーズDでのメッセージ後手順、および、フェーズEでの呼復旧を行い回線を解放する(ステップ506)。
このようにしてメモリ受信が終了した後、以下図6に示すように、PCのFAXアプリに「RING」(ベルがなっている状態)を送出し、FAXアプリからの「ATA」(アンサーモードで応答)を待つ(ステップ601,602)。
【0031】
FAXアプリからの「ATA」を受け取ると、図4に示したメモリ領域41〜43を検索する(ステップ603)。まず、図4の領域41を検索してTSIフレームが記憶されているか否かを判別し(ステップ604)、記憶されていれば、このTSIフレームの内容が標準コードで構成されているか否かを判別する(ステップ605)。全て標準コードであればそのまま、また、非標準コードを含む場合は、当該コードをスペースに置き換えて(ステップ606)、FAXアプリ側に送出する(ステップ607)。
【0032】
また、ステップ604において、図4の領域41にTSIフレームが記憶されていなければ、図4の領域42に発信電話番号が記憶されているか否かを判別する(ステップ608)。記憶されていれば、この発信電話番号をFAXアプリ側に送出し(ステップ609)、また、記憶されていなければ、図4の領域43に記憶されている本体CSIをFAXアプリ側に送出する(ステップ610)。
【0033】
このようにして、TSIフレーム、発信電話番号、本体CSIのいずれかをFAXアプリに送出した後、図5のステップ504で受信し画情報メモリに蓄積したファクシミリ情報を、復号化、再圧縮(FAXアプリに合わせて)等した後、FAXアプリ側に送出する(ステップ611)。全ての送信が完了すれば(ステップ612)、FAXアプリとの接続を切る(ステップ613)。
【0034】
以上、図1〜図6を用いて説明したように、本実施例のファクシミリ装置では、メモリ受信時に、相手先装置から通知されたTSIフレームを記憶しておき、メモリ受信で蓄積したファクシミリ情報のFAXアプリへの送信時に、記憶しておいたTSIフレームを通知する。このことにより、ファクシミリ装置で非標準通信を行うと共に、FAXアプリに相手先識別情報を渡すことができ、FAXアプリ側で相手先を確認することができる。
【0035】
また、予めFAXアプリで解読できないコードを特定し登録しておくことにより、非標準通信で入手したTSIフレームの内、FAXアプリで解読できないコードを判別し、当該コードをスペース等に置き換えてFAXアプリに渡すことが容易にできる。また、送信先識別情報としては、TSIフレームだけではなく、発信電話番号表示サービスで通知される発信電話番号も利用することができ、TSIフレームが入手できなかった場合には、この発信電話番号をFAXアプリへ通知することもできる。
【0036】
尚、本発明は、図1〜図6を用いて説明した実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。例えば、本例では、図4に示す構成で、TSIフレームと発信電話番号およびCSIをまとまった領域に登録しているが、CSIは予め決まっているので別の領域に登録する構成としても良い。また、本例ではPC(パーソナルコンピュータ)を例として説明したが、ワークステーション等、FAXアプリを使用できる情報処理装置にも適用できる。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、メモリ受信において、ファクシミリ装置からFAXアプリにTSI等の相手先識別情報を通知でき、任意のFAXアプリでの、メモリ受信によるファクシミリ装置の高度な伝送制御手順によるファクシミリ情報の受信と送信元の確認が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ装置の本発明に係る構成の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1におけるファクシミリ装置のメモリ受信に係る機能の構成例を示すブロック図である。
【図3】図1におけるファクシミリ装置とPC間での交信手順例を示す説明図である。
【図4】相手先識別情報を記録するメモリの領域構成例を示す説明図である。
【図5】図1におけるファクシミリ装置の本発明に係る動作例の1/2部分を示すフローチャートである。
【図6】図1におけるファクシミリ装置の本発明に係る動作例の2/2部分を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1:主制御部、2:スキャナ、3:プロッタ、4:ページメモリ、5:圧縮再生装置、6:画情報メモリ、7:バス、8:オペポート、9:システムメモリ、10:通信制御装置、11:網制御装置、12:シリパラ変換装置、13:PC(パーソナルコンピュータ)、14:回線、41〜43:領域。

Claims (3)

  1. 回線からファクシミリ情報を受信して画情報メモリに一時記憶した後、該画像メモリに記憶したファクシミリ情報を、接続された情報処理装置上のファクシミリ通信用のアプリケーション(FAXアプリに送出するファクシミリ装置であって、
    受信の際にメッセージ前手順でやり取りされる送信局識別情報(TSI)を記憶するTSI記憶手段と、
    上記画情報メモリに一時記憶した上記ファクシミリ情報を上記FAXアプリに送出する際に、上記TSI記憶手段で記憶した上記TSIコードのうち、所定の標準コード(0〜9、スペース、+)以外のコードをスペースに置き換える手段と、
    上記コードを置き換えたTSIを、上記FAXアプリに通知する通知手段と
    を設けたことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 請求項1に記載のファクシミリ装置において、
    通信前に交換機から通知される発信側電話番号を記憶する発信電話番号記憶手段を設け、
    上記通知手段は、上記TSI記憶手段で上記TSIを記憶していない場合、上記発信電話番号記憶手段で記憶した上記発信側電話番号を上記FAXアプリに通知することを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 請求項1、もしくは、請求項2のいずれかに記載のファクシミリ装置において、
    テスト用の上記TSIを上記FAXアプリに通知する手段を設け、上記FAXアプリによる解読結果に基づき、予め上記標準コード以外のコードを特定しておくことを特徴とするファクシミリ装置。
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