JPH0315696A

JPH0315696A - 密閉型コンプレッサ

Info

Publication number: JPH0315696A
Application number: JP15124389A
Authority: JP
Inventors: Yuji Inoue; 裕二井上
Original assignee: Nikkiso Co Ltd
Current assignee: Nikkiso Co Ltd
Priority date: 1989-06-13
Filing date: 1989-06-13
Publication date: 1991-01-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野コこの発明は、密閉型コンプレッサに係り、特にモータ部
内に取扱ガスの一部を導入してモータ部およびロータ軸
軸受を冷却して圧縮部の低圧側に連通ずる循環系におい
て、前記軸受前後の差圧を少なくして軸受内に封入され
た潤滑剤の漏洩を防止し、この潤滑剤の圧縮部への侵入
を防止するよう構成した密閉型コンプレッサに関する．［従来の技術コ一般にこの種のコンプレッサは、外気または潤滑油など
との接触による汚染や外部への漏洩を防止するため密閉
型ｉ遣とされ、次のようなものが知られている．すなわち、その１として特公昭６３−４０９５７号公報
に示される密閉型コンプレ，サは、コンプレッサ部とモ
ータ部とをアダプタを介して接続し、前記モータ部にア
ダプタと隣接するロータ室に補助ポンプ室を設け、この
補助ポンプ室より外部導管を導出しこれを他方のロータ
室に連通してモータ部内に液を循環させると共にその一
部を前記アダプタの軸貫通孔部内に案内するよう構成し
、さらに前記モータ部の一方のロータ室にフラッシング
液導入口を設けると共に前記軸貫通孔部内の軸封手段を
設けたα置に近接してフラッシング液導出口を設けて構
成したもので、その軸封部にはメカニカルシール等を用
い、ロータ室の液がボンプ測にリークして取扱ガスに混
入するのを防止するよう楕戒したものである．また、その２として実公昭６３−３７５１２号公報に示
される密閉電動送風機は、送風機の下測に電動機を気密
に一体的に構成し、この電動機の軸受を内在する油溜室
を設け、上部軸受測の前記油溜室の上端部に油溜室Ｍ体
を回転軸に狭い間隙を介して取着した密閉電動送風機の
前記上部軸受を前記油溜室に封入される軸受潤滑油の油
面付近に配設し、前記油溜室蓋体と前記上部軸受間にこ
の上部軸受に近接してその上方を覆う油飛散防止板を前
記回転軸に狭い間隙を介して配設し、前記油飛散防止板
より下方の前記上部軸受より外径測とを連通ずる連通路
を設けて構成したものである。

さらに、その３として　〈ターボ機械誌８３年第１１巻
７号）ｒＬＮＧ用サブマージドボンプ」第１０頁第２図
に示されるポンプは、ロータ軸の上下を支持するボール
ベアリングはその内・外輪の間のボール部を取扱液の流
通で潤滑している．［発明が解決しようとする課題ｊしかしながら、公知例その１に示す密閉型コンプレッサ
の軸封部には潤滑と冷却のための液が不可欠であるため
、この液が取扱ガス中に全く混入しないようにすること
は出来ず、このため、ロータ室のｆｆｉｆの液かポンプ
測にリークして取扱ガスに混入するので、完全なクリー
ン状態を保つことができない難点を有し、また、その２
に示す密閉電動送風機は、その構造が寵形専用構造で、
横型としては使用することができず、その使用範囲が限
定されてしまう難点を有し、さらに、その３に示すサブ
マージドポンプは軸受潤滑用の取ｔＢｔｆｘはボールベ
アリングの内・外輪間を流過するため、その取扱液中に
ベアリングの潤滑剤が混入してしまう難点を有する．そこで、本発明の目的は、圧縮部のインペラにより昇圧
された取扱ガスの一部をモータ部に導入して一対のロー
タ軸軸受の冷却とモータ部の冷却とを行って前記圧縮部
の低圧側に達通ずる循環系を形成し、モータ部内に導入
された取扱ガスを各軸受支持部にこの軸受支持部に支持
される各軸受の外周部を流過するよう運通路を構成する
ことにより、前記各軸受前後の圧力差をなくし、軸受潤
滑剤の漏洩を防止すると共に前記軸受内への塵埃の侵入
を防止することのできる密閉型コンプレッサを提供する
にある．［課題を解決するための手段コ前記の目的を達成するため、本発明においては、圧縮部
とモータ部前部とをアダプタを介して接続すると共にモ
ータ部の外周壁に熱交換器を配設してなり、前記モータ
部のロータ軸上に同軸結合した圧縮部のインペラにより
昇圧された取扱カスの一部を導入すべく前記圧縮部の吐
出ＩＩ　ｆＰＪ部と前記熱交換器のガス供給口とを接続
すると共に前記熟交換器のガス吐出口とモータ部後部と
を接続し、前記ロ−タ軸軸受およびモータ部の冷却を行
った後前記圧縮部の低圧側に連通ずる循環系を構成した
密閉型コンプレッサにおいて、前記モータ部後端部にこれを閉塞すると共に前記ロータ
軸後部軸受を支持する後部軸受支持部を設け、この後部
軸受支持部に前記熱交換器のガス吐出口と接続する接続
口を設けると共にこの接続口から前記後部軸受の外周部
を経てモータ部内に連通ずる連通路を形威し、前記アダ
プタに形成された軸貫通穴にロータ軸前部軸受を支持す
る前部軸受支持部を取着すると共にその前部軸受支持部
に前記モータ部内から前記前部軸受の外周部を経て前記
圧縮部の低圧側に連通ずる連通路を形成してなり、前記
各軸受前後の取扱ガスの差圧を少なくするよう構成する
ことを特徴とする．この場合、前記前部軸受および後部
軸受は、潤滑剤封入型軸受で構成することらできる．［
作用］本発明に係る密閉型コンプレッサは、圧縮部のインペラ
により昇圧された取扱ガスの一部をモータ部に導入して
一対のロータ軸軸受の冷却とモータ部の冷却とを行って
前記圧縮部の低圧側に連通ずるよう形成された循環系に
おいて、モータ部内に導入された取扱ガスを各軸受支持
部にこの軸受支持部に支持される各軸受の外周部を流通
する連通路を構成することにより、圧縮部より熱交換器
を介してモータ部に導入された取扱ガスの一部は後部軸
受の外周部を経てステータとロー夕との間隙を流過した
後、前部軸受の外周部を経て圧縮部の低圧測に流入し、
この過程で取扱ガスにより各軸受およびモータ部の冷却
を行う．従って、前記各軸受の前後には圧力差が生じな
いため軸受内に封入されている潤滑剤の漏洩ならびに軸
受部への塵埃の侵入を防止することができる．［実施例〕次に、本発明に係る密閉型コンプレツサの実施例につき
添付図面を参照しながら以下詳細に説明する．第１図は、本発明の一実施例を示す密閉型コンプレッサ
の全体断面図であり、第２図は密閉型コンプレッサの要
部断面図を示す．すなわち、第１図および第２図におい
て、参照符号１０は圧縮部を示し、この圧縮部１０はモ
ータ部１２とアダプタ１４を介して接続すると共に前記
モータ部１２の外周壁には熱交換器１６が配設されてい
る．この場合、前記圧縮部１０は吸込口１８および吐出口２
０を備え、内部に取扱ガスを昇圧するインペラ２２を収
納したゲーシング２４と、このケーシング２４のインペ
ラ２０背部側を閉塞する壁部２８とで′！ｒ４或される
．また、前記モータ部１２はステータ３０とロータ３２と
からなり、このロータ３２はロータ軸３４に一対の軸受
３６，３８を介して回転自在に軸支されている．そして前記一対の軸受はロータ軸後部軸受３６およびロ
ータ軸前部軸受３８からなり、前記後部軸受３６は前記
モータ部１２後端部を閉塞すべく取付けられた後部軸受
支持部であるリャカバー４０で支持されている．また、前記前部軸受３８は前記アダプタ１４の軸貫通穴
４２に取着された前部軸受支持部であるハウジング４４
に支持されている．さらに、前記リャカバー４０には取扱ガスの一部を導入
する接続口４６から前記後部軸受３６の外周部を経てモ
ータ部１２内に連通する連通＃１４８が形成され、一方
、前記前部軸受３８を支持するハ　ウジング４４にはそ
の前部軸受３８外周部を経て前記圧縮部１０の低圧開に
連通する連通路５０が形或される．このようにして、前記吐出口２０の側部にはガス排出口
５２が設けられ、このガス排出口５２は配管５４を介し
て熱交換器１６のガス供給口５６とを接続すると共に前
記熱交換器１６のガス吐出口５８は配管６０を介して前
記リャカバー４０の接続口４６に接続している．従って、前記圧縮部１０で昇圧された取扱ガスの一部は
、前記熱交換器１６を介して前記リャカバー４０の接続
口４６に供給され、この接続０４６から導入された取扱
ガスはこのリャカバー４０に支持される後部軸受３６外
周部の連通路４８を流過しつつこれを冷却してモータ部
内に流入し、さらにステータ３０およびロータ３２の間
隙３１を流過した後、前記ハウジング５２の前部軸受３
８外周の連通路５０を流過しつつこれを冷却し、前記ケ
ーシング壁部２８の軸貫通穴６２とロータ軸３４外周と
の狭い間隙６４を介して前記圧縮部１０の低圧側である
ゲーシング２４内のインペラ２２背部に流入する．この場合、前記各軸受支持部であるリャカバーおよびハ
ウジングには多数の連通路４８．５０が形成されている
ため、各軸受前後の取扱ガスには差圧が発生せず、従っ
て、軸受として使用される潤滑剤（グリース）密封型ボ
ールベアリング内のグリースの漏洩を防止できる共に、
ボールベアリング内への塵埃の侵入を防止することもで
きる．なお、前述した第１および第２図に示す構成による軸受
支持部を採用することにより、実験の結果、取扱ガスに
窒素ガスを使用し４１゜Ｃでロータ軸回転数４９００ｒ
　ｐ　ｍで運転した場合ベアリング温度は６３℃以下で
安定し、この結果２年間の連続運転が可能となった．こ
のようにして、本発明の密閉型コンプレッサによりクリ
ーンな取扱ガスの供給が実現できる．［発明の効果］前述した実施例から明らかなように、本発明に係る密閉
型コンプレッサは、圧縮部のインペラにより昇圧された
取扱ガスの一部をモータ部に導入して一対のロータ軸軸
受の冷却とモータ部の冷却を行って前記圧縮部の低圧測
に連通ずる循環系を形或し、モータ部内に導入された取
扱ガスを各軸受支持部にこの軸受支持部に支持される各
軸受の外周部を流過する連通路を構成することにより、
軸受前後の圧力差をなくし、軸受潤滑剤の漏洩を防止す
ると共に軸受内への塵埃の侵入の防止が達成でき、従来
よりクリーンな取扱ガスの供給が実現できると共に軸受
の安定化によりコンプレッサの長時間連続運転を可能と
し、さらにコンプレッサの構造も縦型専用に限定されず
に横型としても使用できるため汎用性を有し、その利用
範囲がさらに拡張できる利点を有する．また、モータ部内部に液が堆積することがないため、そ
の保守点検が容易となる効果を有する．以上、本発明の好適な実施例について説明したが、本発
明の密閉型コンプレッサにおいて、ロータ軸軸受にグリ
ース密封型ボールベアリングを使用した例で説明したが
、このボールベアリングに限定されず、他の種類の軸受
を使用しても、軸受の転動面または摺動面に取扱ガスを
供給することなくその外周を流過しつつ冷却するよう棺
成すればよく、前述の実施例に限定されることなく、本
発四の精神を逸脱しない範囲内において種々の設計変更
をなし得ることは勿論である．

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の密閉型コンプレツサの一実施例を示す
密閉型コンプレッサの全体断面図、第２図は本発明の密
閉型コンプレッサのー実施例を示す密閉型コンプレッサ
の要部断面図である．１０・・・圧縮部１４・・・アダプタ１８・・・吸込口２２・・・インペラ２８・・・壁部３１．６４・・・隙間３４・・・ロータ軸３６・・・ロータ軸後部軸受３８・・・ロータ軸前部軸受４０・・・リャカバー４４・・・ハウジング１２・・・モータ部１６・・・熱交換器２０・・・吐出口２４・・・ゲーシング３０・・・ステータ３２・・・ロータ４２．６２・・・軸貫通穴４６・・・接続口４８．５０・・・連通路５２・・・ガス排出口５４．６０・・・配管５６・・・ガス供給口５８・・・吐出口ＦＩＧ．１゛・４ノ′ 手続補正書（自発）ＦＩＧ２平成２年４月／Ｑ日１庁長官田文毅殿事件の表示平或ｌ年特許願第１５１２４３号発明の名称密閉型コンプレッサ袖正をする者事件との関係

Claims

【特許請求の範囲】

（１）圧縮部とモータ部前部とをアダプタを介して接続
すると共にモータ部の外周壁に熱交換器を配設してなり
、前記モータ部のロータ軸上に同軸結合した圧縮部のイ
ンペラにより昇圧された取扱ガスの一部を導入すべく前
記圧縮部の吐出側側部と前記熱交換器のガス供給口とを
接続すると共に前記熱交換器のガス吐出口とモータ部後
部とを接続し、前記ロータ軸軸受およびモータ部の冷却
を行った後前記圧縮部の低圧側に連通する循環系を構成
した密閉型コンプレッサにおいて、前記モータ部後端部にこれを閉塞すると共に前記ロータ
軸後部軸受を支持する後部軸受支持部を設け、この後部
軸受支持部に前記熱交換器のガス吐出口と接続する接続
口を設けると共にこの接続口から前記後部軸受の外周部
を経てモータ部内に連通する連通路を形成し、前記アダ
プタに形成された軸貫通穴にロータ軸前部軸受を支持す
る前部軸受支持部を取着すると共にその前部軸受支持部
に前記モータ部内から前記前部軸受の外周部を経て前記
圧縮部の低圧側に連通する連通路を形成してなり、前記
各軸受前後の取扱ガスの差圧を少なくするよう構成する
ことを特徴とする密閉型コンプレッサ。
（２）前記前部軸受および後部軸受は、潤滑剤封入型軸
受からなる請求項１記載の密閉型コンプレッサ。