JP2005171959A - モータ一体型燃料ガス圧縮機の軸封機構 - Google Patents

モータ一体型燃料ガス圧縮機の軸封機構 Download PDF

Info

Publication number
JP2005171959A
JP2005171959A JP2003416339A JP2003416339A JP2005171959A JP 2005171959 A JP2005171959 A JP 2005171959A JP 2003416339 A JP2003416339 A JP 2003416339A JP 2003416339 A JP2003416339 A JP 2003416339A JP 2005171959 A JP2005171959 A JP 2005171959A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
motor
fuel gas
package
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003416339A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Tsuchiya
利明 土屋
Masanori Okamoto
正範 岡本
Hiroshi Sato
浩 佐藤
Daisuke Kawamata
大祐 川又
Wataru Nakayama
渉 中山
Yasunori Ono
靖典 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Hokuetsu Industries Co Ltd
Tokyo Electric Power Company Holdings Inc
Original Assignee
Tokyo Electric Power Co Inc
Tokyo Gas Co Ltd
Hokuetsu Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electric Power Co Inc, Tokyo Gas Co Ltd, Hokuetsu Industries Co Ltd filed Critical Tokyo Electric Power Co Inc
Priority to JP2003416339A priority Critical patent/JP2005171959A/ja
Publication of JP2005171959A publication Critical patent/JP2005171959A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Compressor (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

【課題】 モータ一体型の圧縮機において、比較的簡単な構成によりモータ室内に潤滑油が漏洩することを確実に防止することができる軸封装置を提供する。
【解決手段】 モータ一体型燃料ガス圧縮機の駆動軸14上であって、前記駆動軸14を支承する軸受16のモータ4側に複数の軸封装置33a,33cを設け、該軸封装置33a,33c間における前記駆動軸14の外周と軸孔内周間に間隙δを形成し、該間隙δの下部を前記圧縮機本体2外の空間に連通する連通路34を設けると共に、前記間隙δの上部を前記連通路34が連通する空間に対して相対的に高圧の空気乃至は不燃性ガスが存在する空間に連通する通気路38を設ける。
【選択図】 図3


Description

本発明は、燃料ガスを導入して圧縮する圧縮機本体の駆動軸とモータの回転軸とが一体に形成されたモータ一体型の燃料ガス圧縮機において、駆動軸の軸端から潤滑油や燃料ガスがモータ側へ漏出することを防止する軸封機構に関する。
従来の油冷式スクリュ圧縮機を図7,図8を参照して説明する。
図8において、61はスクリュ圧縮機本体(以下「圧縮機本体」と称す)で、この圧縮機本体のシリンダ63内に形成されるロータ室内64に雌雄一対のスクリュロータ(以下「ロータ」と称す)65,66が収容されている。
前記ロータ室64の軸方向一側には吸入口68及び吸入通路69が形成された吸入側ケーシング67を接続し、前記ロータ室64の軸方向他側には吐出口72及び吐出通路(図示しない)が形成された吐出側ケーシング71を接続している。
そして、前記ロータ各々の端部に延設された軸部76,77,78,79は前記吸入側ケーシング67と吐出側ケーシング71とに収容された軸受81,82,83,84で支承されている。
図7において、前記圧縮機本体61の吸入口68は吸入管85と接続し、吐出口72は吐出管88を介して油分離タンク62及び消費側の消費側配管89に接続する。前記油分離タンク62は下部に潤滑油Lを貯留し、この油分離タンク62の下部と圧縮機本体61のロータ室64内とをオイルクーラ90’及びオイルフィルタ91を介して油配管92により接続している。
前記圧縮機本体61はモータ95などの原動機により駆動され、前記ロータ65,66の噛み合い回転により、圧縮機本体61の吸入口68から被圧縮気体を吸入してロータ室64内で圧縮すると共に、この圧縮の過程で圧縮気体の冷却,ロータ同志の潤滑及び密封のために油分離タンク62に貯留する潤滑油Lをロータ室64内に供給し、吐出口72から圧縮気体と潤滑油の気液混合状態の気体を油分離タンク62内に吐出する。また、潤滑油Lは前記油配管92を分岐した図示しない油路を介して前記軸受81,82,83,84にも供給されてこの軸受を潤滑し、その後ロータ室64内に回収される。前記油分離タンク62では該タンク内の側壁に気液混合状態の気体を衝突させることで、圧縮気体と潤滑油とに一次分離し、圧縮気体は油分離タンク62の上部に接続する油分離フィルタ93によって圧縮気体中に含まれる霧状の潤滑油を除去して、消費側に圧縮気体だけを供給し、一方潤滑油は油分離タンク62内の下部に貯留するようになっている。
なお、このようなスクリュ圧縮機において、前記圧縮機本体61のロータの軸部76をモータ95の軸と一体としたものがある(特許文献1参照)。
また、燃料ガス用の圧縮機の軸封構造としては、軸封部に非接触式の軸封装置を設け、この軸封装置に、該圧縮機本体により圧縮された燃料ガスの一部をシールガスとして前記軸封装置に供給し、これにより圧縮機本体の軸端部から、燃料ガスが漏出することを防止したものがある(特許文献2参照)。
この発明の先行技術文献情報としては次のものがある。
特開平11−351168号公報 (第2−3頁、図1−図2)。 特開2002−303274号公報(第2頁〔0004〕欄)。
前述の従来技術に示す圧縮機に対し、圧縮機本体とモータとの全長を短縮するために、圧縮機本体とモータとを一体に構成したモータ一体型の圧縮機がある。
この圧縮機の圧縮機本体に導入する被圧縮気体が燃料ガスである場合、前記燃料ガスは被圧縮気体が空気の場合と比べて圧力下で潤滑油に溶け込み易く、レシーバタンクから圧縮機本体へ導入された潤滑油には多量の燃料ガスが溶け込んでいる。
そして、モータ室内はほぼ大気圧であって圧縮機本体内に比べて低圧であることから、圧縮機本体からモータ室内へ潤滑油が漏洩し易く、しかも、モータ室内に潤滑油が漏洩すると、この潤滑油により絶縁不良を起こす可能性がある。
さらに、この潤滑油に溶け込んだ燃料ガスが飽和することにより潤滑油から分離して、モータ室内に燃料ガスが浸入する。
前述の特許文献2における燃料ガス圧縮機にあっては、駆動軸から燃料ガスが漏洩することを防止するために、軸封装置(ガスシール)に圧縮機によって圧縮された燃料ガスの一部をシールガスとして供給する構造を採用しているが、この構造により、圧縮機本体の圧縮室内の燃料ガスの漏出を防止することができたとしても、シールガスとして軸封装置に供給された、圧縮された燃料ガスが駆動軸とその軸孔間を伝って漏出するために、この構成を前述のモータ一体型の燃料圧縮機に採用する場合には、結局モータ室内に燃料ガスが導入されることとなり、問題の根本を解消することができない。
すなわち、図8に示すスクリュ圧縮機のロータ室64と軸受81間に、前記特許文献2に記載されているような軸封装置を設ける場合を想定すると、この軸封装置によってロータ室64内の燃料ガスが駆動軸76の軸端側に漏洩することは防止できるものの、軸受81に供給された潤滑油が駆動軸76の軸端側に漏洩することを防止できず、シールガスとして供給された燃料ガスが潤滑油に溶け込んで潤滑油と共に漏洩することを防止できない。
また、図8に示すスクリュ圧縮機の駆動軸76を支承する軸受81の形成位置よりも外側(図中左側)に前述の軸封装置を設ける場合、ロータ室64内の燃料ガスの漏洩、及び軸受81に供給された潤滑油が駆動軸76の軸端から漏洩することのいずれも防止することはできるが、軸封装置にシールガスとして供給された燃料ガスに対してはその漏洩を防止するものが存在せず、駆動軸76の軸端から圧縮機本体の外部に漏洩する可能性がある。
そのために、前述の駆動軸76とモータの出力軸とが一体的に形成されたモータ一体型の圧縮機にこのような軸封装置を設ける場合には、モータ室内に燃料ガスが漏洩することを防止することができないものとなっている。
そこで本発明は、上記従来技術における欠点を解消し、極めて安全性の高いモータ一体型の燃料ガス圧縮機を提供するために、比較的簡単な構成によりモータ室内に潤滑油が漏洩することを確実に防止することができる軸封装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明のモータ一体型燃料圧縮機の軸封機構は、燃料ガスを導入して圧縮する圧縮機本体2の駆動軸14とモータの回転軸とを直結ないしは一体に形成し、圧縮機本体の駆動軸14を支承する軸受16がモータ4の回転軸を支承する軸受を兼用するモータ一体型の燃料ガス圧縮機において、
前記圧縮機本体2の駆動軸14上であって、前記駆動軸14を支承する軸受16のモータ4側に複数の軸封装置33a,33cを設け、該軸封装置33a,33c間における前記駆動軸14の外周と軸孔の内周間に間隙δを形成し、該間隙δの下部を前記圧縮機本体2外の空間に連通する連通路34と、前記間隙δの上部を前記連通路34が連通する空間に対して相対的に高圧の空気又は不燃性ガスが存在する空間に連通する通気路38とを設けたことを特徴とする(請求項1)。
前記構成の軸封機構において、前記モータ4側から前記軸受16側に向かう流体の流れを許容する、例えばねじシール等の中間軸封装置33bを、前記軸封装置33a,33c間に更に配置して、前記各軸封装置33a,33cと前記中間軸封装置33b間における前記駆動軸14の外周と軸孔の内周間にそれぞれ間隙δ,δを形成すると共に、前記中間軸封装置33bと、該中間軸封装置33bに対してモータ4側に配置された前記軸封装置33c間の前記間隙δに、前記通気路38を連通すると共に、前記中間軸封装置33bとこの中間軸封装置33bに対して前記軸受16側に配置された軸封装置33a間に形成された前記間隙δに、前記連通路34を連通する構成とすることもできる(請求項2)。
前述の連通路34が連通される空間に対し、前記通気路38が連通される空間を相対的に高圧とするために、空気を加圧して吐出する例えば空気ポンプ等の加圧空気発生手段(図示せず)を設け、該加圧空気発生手段の吐出口に前記通気路38を連通することもできる(請求項3)。
また、冷却風を導入する冷却風流入口103と、前記冷却風を排出する冷却風排出口106を備えたパッケージ100内に、前記燃料ガス圧縮機を収容し、前記冷却風流入口103を介して冷却風を前記パッケージ100内に導入し、前記パッケージ100内部をパッケージ100外の空間に対して相対的に加圧された空間と成すファン59を設けると共に、
前記通気路38を前記パッケージ100内の空間に(ドレン回収通路28を介して)連通し、かつ、前記連通路34を前記パッケージ100外の空間に連通する構成としても良い(請求項4)。
さらに、前記冷却風排出口106にパッケージ100内の空気を導入する排気ダクト107を設け、該排気ダクト107内に前記パッケージ100内の空気を導入するファン(冷却ファン110)を設けると共に、前記通気路38を前記排気ダクト107内の空間に(空気導入通路29を介して)連通しても良い(請求項5)。
以上説明した本発明の構成により、軸受16側に配置された軸封装置33aを通過して潤滑油や燃料ガスが間隙δ(又はδ,δ)内に漏洩したとしても、この間隙δ(又はδ,δ)内に漏出した潤滑油や燃料ガスは、通気路38を介して間隙δ(又はδ,δ)内に導入された空気や不燃性ガスと共に連通路34を介して確実に圧縮機本体2外に排出されるために、モータ室58内に潤滑油や燃料ガスが漏出することを確実に防止することができた。
また、2つの軸封装置33a,33cの間に、モータ4側から軸受16側に向かう流体の流動を許容する中間軸封装置(例えばねじシール33b)を配置し、この中間軸封装置33bのモータ4側に形成された間隙δに通気路38を、中間軸封装置33bの軸受側に形成された間隙に連通路34を連通した構成にあっては、多段に構成された軸封装置33により、より確実にロータ軸14の軸封を行うことができると共に、通気路38より間隙δ内に導入された加圧空気又は不燃性ガスが中間軸封装置33bを通過して軸受16側の間隙δ内に導入されるため、この空気乃至は不燃性ガスの流れにより中間軸封装置33bの軸封性能をより向上させることができた。
前述の通気路38を連通路34に対して相対的に高圧の空間に連通するために、通気路38を加圧空気発生手段の吐出口に連通する場合には、確実に間隙δ(又はδ,δ)内の潤滑油や燃料ガスを圧縮機本体2外に排出することができ、また、通気路38に連通する、連通路34の連通空間に対して相対的に高圧の空間として、パッケージ100内外、又は排気ダクト107内外の圧力差を利用する場合には、比較的簡単な装置構成により潤滑油や燃料ガスを圧縮機本体外へ確実に排出することのできる軸封装置を提供することができた。
次に、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら以下説明する。
〔モータ一体型圧縮機の全体構造〕
図1及び図2において、1は、本発明の軸封機構が適用されるモータ一体型の圧縮機である油冷式スクリュ圧縮機1であり、雌雄一対のスクリュロータ6,7をシリンダ8のロータ室9内に噛合回転可能に収納し、前記一対のスクリュロータ6,7の回転により燃料ガスを導入して圧縮する過程で前記ロータ室9内に冷却媒体である潤滑油を注入する油冷式の圧縮機本体2と、前記圧縮機本体2のロータ室9内で圧縮され吐出された燃料ガスと潤滑油との気液混合流体を導入し、燃料ガスと潤滑油とに分離して燃料ガスを消費側に供給する気液分離装置3と、圧縮機本体2を回転駆動するモータ4とを一体に結合している。
前記圧縮機本体2は、前記スクリュロータ6,7の軸線方向に対して前記シリンダ8の一側に燃料ガスを吸入する吸入口12及び吸入流路13を形成し、前記スクリュロータ6,7の吸入側ロータ軸14,15を支承する軸受16,17を収納する吸入側ケーシング11と、前記スクリュロータ6,7の軸線方向に対して前記シリンダ8の他側に燃料ガスを吐出する吐出口22及び吐出流路23とを形成し、前記スクリュロータ6,7の吐出側ロータ軸24,25を支承する軸受26,27を収納する吐出側ケーシング21とを備えている。
そして、前記吸入側ケーシング11と前記シリンダ8とを一体に形成し、オスロータ6の吸入側ロータ軸14が前記吸入側ケーシング11を貫通して圧縮機本体2の外部に突出して該圧縮機本体の駆動軸となっている。
また、前述の吸入側ケーシング11には、図示の実施形態にあってはその外周から突出し、オスロータ6の吸入側ロータ軸14の周囲で圧縮機本体2とモータ4とを一体に連結するためのパワーサイドハウジング31を延設している。
前記オスロータ6の吸入側ロータ軸14を支承する軸受16は、前述の吸入側ケーシング11に形成された軸受室18内に収納されており(図3参照)、この軸受16に並んでモータ4側のロータ軸14上には、軸受室18内の潤滑油がモータ4側に漏出することを防止するための後述の軸封装置33が設けられていると共に、前記軸封装置33の外周側には、前記軸受室18を塞ぐと共に、その内周において前記ロータ軸14の軸孔を形成し、かつ、前記軸封装置33を固定する、略円筒状の軸封カバー37を設けている。
図1及び図2に示すように、前記気液分離装置3は圧縮機本体2から吐出された前記気液混合流体を一次分離するレシーバタンク41と、前記レシーバタンク41内で一次分離された気液混合流体を導入して微細な潤滑油を分離し燃料ガスを消費側に供給するセパレータ42とを備え、前記レシーバタンク41には前記セパレータ42を接続する接続口43と、レシーバタンク41内を点検・掃除するための点検口44とを形成し、前記圧縮機本体の吐出側ケーシング21を前記レシーバタンク41の点検口44から内部に挿入し、前記シリンダ8の吐出側ケーシング21との接続部に形成したフランジ部47でレシーバタンク41の開口部から成る点検口44を閉塞し、後述するように、モータ4を固設した圧縮機本体2を前記フランジ部47でレシーバタンク41に連結し、モータ4、圧縮機本体2及びレシーバタンク41を一体に構成している。
前記モータ4の回転子51は、前記オスロータ6の吸入側ロータ軸14の軸上に固定され、これによりオスロータ6のロータ軸、該ロータを回転させる駆動軸、前記モータ4の回転軸とが、全て単一の軸により形成されている。従って、本明細書においてオスロータ6のロータ軸、ロータを回転させる駆動軸、モータ4の回転軸は、いずれも同一部材を指している。
また、前述のようにオスロータ6のロータ軸、ロータを回転させる駆動軸、モータ4の回転軸を一体に形成したことから、前記ロータ軸14を支承する前記軸受16が、モータ4の回転軸を支承する軸受を兼用している。
また、前記モータ4の固定子52は、モータケーシング53内に固定されており、このモータケーシング53の圧縮機本体2側の端縁に形成するフランジを、パワーサイドハウジング31のモータ側の端縁に形成するフランジに連結することで、モータ4が圧縮機本体2と一体に構成されている。
圧縮機本体2から延出する前述のパワーサイドハウジング31には、パワーサイドハウジング31の内部空間32(図3参照)とパワーサイドハウジング31外とを連通する連通穴55を形成する。
そして、前記連通穴55のモータ方向側位置で、前記パワーサイドハウジング31の内部空間32は、仕切板57によってモータケーシング53内と隔離密閉されている。
図3に示す実施形態にあっては、前記パワーサイドハウジング31の内周面に、前記吸入側ロータ軸14方向に膨出するフランジ部56(図3参照)を形成し、無端環状の仕切板57の外周縁を前記パワーサイドハウジング31の前記フランジ部56に固着すると共に、前記軸封カバー37のモータ側端壁面に前記仕切板の内周縁を連結して、モータケーシング53内とパワーサイドハウジング31内をそれぞれ隔離密閉する。
〔軸封機構の構成例1〕
前述の軸封装置33の構成の一例を図3を参照して説明すると、この軸封装置33は、少なくとも一組の軸封装置33a,33cにより構成された複合的な軸封装置であり、図示の実施形態にあっては、軸受16側に配置する軸封装置としてメカニカルシール33aを、モータ側に配置する軸封装置としてフェルト製シール33cを、ロータ軸14の軸線方向に所定の間隔を介して取り付けている。
なお、ここで使用する各軸封装置33a,33cは、前述のメカニカルシールに代えてオイルシールを、また、フエルト製シールに代えてねじシールを使用しても良く、好ましくは、軸受16側に配置される軸封装置33aを、モータ側に配置される軸封装置33cに対して潤滑油の軸封性能が優れたものとすることが好ましい。
そして、前記軸封装置33の外周側には前記軸受室18を塞ぐと共に、前記軸封装置33を固定する前述の軸封カバー37が取り付けられている。
前述の軸受16側に取り付けられる前記メカニカルシール33aは、前記吸入側ロータ軸14に固定され、該ロータ軸14と共に回転する円筒状の回転リングと、前記軸封カバー37に固定される円筒状の固定リングとを備え、固定リングに回転リングの端面が押圧接触することで軸封を行っている。
また、モータ4側に取り付けられる前記フェルト製シール33cは、リング状に形成されたフエルトで、その内周が前記ロータ軸14と接触して軸封を行うもので、前記メカニカルシール33aを越えてモータ側に漏洩し、前記吸入側ロータ軸14の外周に薄く付着した油膜を吸い取る。
前述の軸封カバー37は、全体として略円筒状に形成されており、その内周がロータ軸14の挿入される軸孔を成すと共に、この内周の所定の位置には前記軸封装置33(33a,33c)をそれぞれ取り付け可能とする嵌合部371,373が形成されている。
そして軸封カバー37の嵌合部371,373に、軸封装置33を構成するメカニカルシール33aの固定リング、フエルト製のシール33cを取り付けて、メカニカルシール33aの固定リング取付側が軸受16側となるようにこの軸封カバー37で軸受室18を被蓋すると共に、これを吸入側ケーシング11に例えばボルトなどで固定することにより、軸受室18が密封されている。
前記軸封カバー37の軸線方向の両端側に形成された嵌合部371,373間において、その内周面は、その全部又は一部がロータ軸14の外周に対して僅かに大径に形成されており、この部分において軸封カバー37の内周とロータ軸14の外周間には、ロータ軸14を包囲する間隙δが形成されている。
そして、この間隙δは、その下部において連通路34を介して圧縮機本体2の機外に連通されていると共に、その上部において通気路38を介して圧縮機本体2の機外に連通されている。
図3に示す実施形態にあっては、前述の連通路34及び通気路38は、いずれも前述の軸封カバー37の内外周間を貫通する貫通孔として形成されており、その一端をパワーサイドハウジング31の内部空間32において開口している。
そして、このように構成された連通路34及び通気路38は、前記連通路34が連通する空間に対して相対的に高圧の空気乃至は不燃性ガスが存在する空間に前記通気路38を連通することで、通気路38と連通路34間に圧力差が生じるように構成されている。
このように通気路38と連通路34との間に圧力差を生じさせることにより、この通気路38及び連通路34と連通する間隔δ内では、通気路38から連通路34に向かう空気乃至は不燃性ガスの流れが生じ、これにより、軸受16側に配置された軸封装置(メカニカルシール33a)を通過して、潤滑油や燃料ガスが間隙δ内に漏洩したとしても、このようにして漏洩した潤滑油や燃料ガスは、通気路38から連通路34に向かって間隙δ内を流れる空気乃至は不燃性ガスの流れに運ばれて、圧縮機本体2外に確実に排出され、その結果、モータ室58内にこれらが侵入することを確実に防止できる。
〔軸封機構の構成例2〕
図4に、本発明の軸封装置33の更に別の構成例を示す。
前述の図3を参照して説明した実施形態にあっては、軸封装置33は、軸受16側に設けられたメカニカルシール33aと、モータ4側に設けられたフエルトシール33cの2つの軸風装置によって構成されるものとして説明したが、図4に示す実施形態にあっては、前述の2つの軸封装置33a,33c間に、さらにモータ4側から軸受16側に向かう流体の流動を許容する中間軸封装置33bを設け、これらの3つの軸封装置により複合的な軸封装置30を形成している。
図4に示す実施形態にあってはこの中間軸封装置33bとして、ねじシールを使用している。このねじシールは、その内周に、前記吸入側ロータ軸14の回転により、モータ4側からロータ6側に潤滑油及び燃料ガスの流れが生じるようにねじ溝が切ってあり、前記ロータ軸14の外周とねじ山の頂との隙間を極めて小さく形成してそれぞれを接触させずに軸封を行うものである。
このようにして、中間軸封装置33bであるねじシールを配置することにより、前述のメカニカルシール33aと前述のねじシール33cとの間であって、ロータ軸の外周と軸孔の内周間に間隙δが形成されると共に、ねじシール33cとフエルトシール33b間であってロータ軸の外周と軸孔の内周間にδが形成されており、前述の通気路38をこの2つの間隙δ,δのうちモータ側に形成された間隙δの上部に連通すると共に、軸受16側に形成された間隙δの下部に、前述の連通路34を連通している。
なお、このようにメカニカルシール33aとフエルトシール33cとの間に、中間軸封装置としてねじシール33bを設ける構成としたことにより、図3に示す実施形態にあっては一体的に形成されていた軸封カバー37を嵌合部372の形成位置において第1軸封カバー37aと第2軸封カバー37bとに分割可能に構成し、これにより前述の嵌合部372内にねじシール33bを嵌合可能としている。
以上のように構成された軸封装置33において、前述の通気路38と連通路34間に圧力差を生じさせると、通気路38に連通した、モータ4側の間壁δと、連通路34に連通した軸受16側の間隙δの内部圧力にも同様の圧力差が生じ、間隙δ内の圧力が、間隙δ内の圧力に対して相対的に高くなる。
そして、両間隙δ,δ間に配置されたねじシール33cは、前記吸入側ロータ軸14が挿入される貫通穴の内周に、前述のようにモータ4側からロータ6側に向かって、すなわち間隙δ側からδ側に向かって潤滑油及び燃料ガスの流れが生じるようにねじ溝が切られていることから、この圧力差は、ロータ軸14とねじシール33bとが相対的に逆方向に回転することにより生じる潤滑油及び燃料ガスの流れを更に助長すると共に、通気路38を介して間隙δ内に導入された空気や不燃性ガスが、潤滑油や燃料ガスと共に間隙δ内に導入される。
このようにして間壁δ内に、相対的に高圧の空気乃至は不燃性ガスが導入されることにより、間壁δ内の潤滑油や燃料ガスは、間隙δより導入された空気や不燃性ガスと共に連通路34を介して圧縮機本体2外へ排出される。
〔通気路及び連通路間に圧力差を生じさせる構成1〕
以上のように構成されたモータ一体型圧縮機の軸封装置33は、例えば空気ポンプ等の加圧空気発生手段の空気吐出口を前述の通気路38に連通し、又は高圧の不燃性ガスが充填されたボンベ等の不燃性ガスの供給源を前述の通気路38に連通すると共に、連通路34を大気開放することにより、連通路34が連通する空間に対して、通気路38が連通する空間を相対的に高圧となるように構成するなどしても良いが、図5に示す実施形態にあっては、前述のように構成されたモータ一体型圧縮機をパッケージ100内に収容したパッケージ型の圧縮機として構成し、このパッケージ100内外の圧力差を利用して、通気路38と連通路34間に圧力差が生じるよう構成している。
図5に示す実施形態において、モータ一体型圧縮機を収容するパッケージ100は、前述のように構成されたモータ一体型圧縮機を載置するフレーム102と、前記モータ一体型圧縮機をフレーム102上で覆うボンネット101により構成され、このフレーム102とボンネット101によって構成されるパッケージ100によって圧縮機の各構成機器が包囲されている(図5参照)。
前述のモータ一体型圧縮機は、図示の例ではそのロータ軸14を水平方向として前述のフレーム102上に載置されており、モータ4の回転軸の一端に取り付けられた吸引式のプロペラファン59が、前記ボンネット101の側壁内面に対向配置されている。
この吸引式のプロペラファン59が対向する前記ボンネット101の側壁には、パッケージ100内に冷却風を導入するための冷却風流入口103が形成されており、この冷却風流入口103の形成位置におけるボンネット101内部には、この冷却風流入口103を介してパッケージ100内に導入される冷却風を誘導する吸気ダクト104が設けられていると共に、この吸気ダクト104内に前述のプロペラファン59を配置している。
図示の実施形態にあっては、この吸気ダクト104にモータ4の外径に対して若干大きな内径を有する円筒部105を設け、この円筒部105内に前記モータに設けられたプロペラファン59を収容すると共に、前記円筒部105の開口端縁がモータ4の外周に対して同心円状となるように配置して、吸気ダクト104の前記円筒部105の内周と、モータ4のケーシング53の外周間に形成された隙間を介して冷却風がモータ4のケーシング53外周に沿った流れを生じるように形成している。
パッケージ100の前記ボンネット101には、更にパッケージ100内に導入された前記冷却風をパッケージ100外に排出するための冷却風排出口106が設けられている。
この冷却風排出口106は、ボンネット101上の適宜の位置に設けることができるが、本実施形態にあっては、これを前記モータ4の配置位置の上部に形成し、冷却風流入口103を介してパッケージ100内に導入され、モータ4を冷却した冷却風が、その後、上方に流動して排出されるよう構成している。
このように、図5に示す実施形態にあってはボンネット101の天板に形成された冷却風排出口106の形成位置に対応し、パッケージ100内には、パッケージ100内に導入された冷却風を冷却風排出口に誘導するための排気ダクト107が形成されている。
前述のように、ボンネット101の天板に形成された冷却風排出口106の形成位置に対応して形成された排気ダクト107は、その下方に配置されたモータ4に向かって開口しており、モータ4を冷却した後の冷却風を好適に冷却風排出口106に誘導し得るものとなっている。
モータ4を冷却した後の冷却風が、前記冷却風排出口106に至る流路中には、油分離装置3(レシーバタンク41)において分離・回収された潤滑油を冷却するためのオイルクーラ90が配置され、冷却風は冷却風排出口106を介して機外に排出される前にこのオイルクーラ90のコアと接触して潤滑油と熱交換し、潤滑油を冷却する。
このオイルクーラ90の設置は、モータ4を冷却した後、冷却風排出口106に至る迄の冷却風の流路中であれば、その取付位置は特に限定されないが、本実施形態にあっては前述の排気ダクト107内にこのオイルクーラ90を配置して、モータ4を冷却した後の冷却風と潤滑油とを熱交換し得るように構成している。
以上のように構成されたボンネット101内に配置されたモータ一体型圧縮機において、このモータ一体型圧縮機に設けられた軸封装置33の前記連通路34は、これを延長するドレン回収通路28(図3参照)の一端28aに連結されており、このドレン回収通路28をパッケージ100外に延設して、その他端28bを図5に示すようにパッケージ100外で開放している。
以上のように構成されたパッケージ型圧縮機においてモータ4を駆動すると、このモータ4の駆動に伴ってプロペラファン59が回転して冷却風流入口103を介してパッケージ100内に外気が冷却風として導入され、パッケージ100内に導入された冷却風はパッケージ100内に配置されたモータ4、その他の機器を冷却した後、オイルクーラ90を通過して潤滑油と熱交換し、その後、冷却風排出口106よりパッケージ100外に排出される。
このように、モータ4の駆動により回転するプロペラファン59により、パッケージ100内には冷却風が導入され、これによりパッケージ100内は機外の雰囲気に対して加圧された状態となることから、軸封装置33に設けられた間隙δ(又はδ)に連通する通気路38を、圧縮機本体2のパワーサイドハウジング31内の空間32において開放することにより、又はこの通気路38を延長する空気導入通路29をパッケージ100内のいずれかの位置において開放することにより、通気路38側の圧力がパッケージ100内の圧力となり、ドレン回収通路28を介してパッケージ100外に延設、開放された連通路34に対して高圧となり、両者間に圧力差が生じる。
そのため、図3に示す軸封装置33の構成にあっては、この通気路38及び連通路34が連通された間隙δ内に、通気路38から連通路34に至る空気の流れが生じ、また、図4に示す例にあっては、間隙δに連通された通気路38から間隙δに連通された連通路34に至る空気の流れが生じ、軸受16側に配置された軸封装置33aを通過して間隙δ(又はδ,δ)内に漏洩した潤滑油や燃料ガスは、前述の空気流と共に連通路34及びドレン回収通路28を介してパッケージ100外に排出される。
なお、図5に示す実施形態にあっては、パッケージ100内外の圧力差を利用して通気路38と連通路34間に圧力差を生じさせる構成であることから、パッケージ100内の空間をパッケージ100外の空間に対して加圧された状態と成し得るものであれば、各種機器の配置や構成は、図示の実施形態に限定されず各種の構成を採用することが可能である。
従って、図5に示す構成において、例えばファン59を使用する等、パッケージ100内の圧力をパッケージ100外の空間に対して高圧とすることができるのであれば、その他の構成は適宜変更可能であり、例えば、このファン59を回転させるモータを前記圧縮機本体2の駆動用モータ4とは別個に設けたモータにより駆動するものであっても良く、また、冷却風流入口103や冷却風排出口106の形成位置、オイルクーラ90の配置等はこれを適宜変更することができると共に、吸気ダクト104や排気ダクト107の形状等についても図示の実施形態に限定されない。
〔通気路及び連通路間に圧力差を生じさせる構成2〕
図6に示す実施形態にあっても、前述の図5を参照して説明した実施形態と同様に本発明の軸封装置33を備えたモータ一体型圧縮機をパッケージ100内に収容すると共に、パッケージ100内外の圧力差を利用して、通気路38と連通路34間に圧力差を生じさせるものである点において共通するものであるが、図5に示す実施形態とは異なり、モータ4の回転軸に設けられたプロペラファン59の他、排気ダクト107内のオイルクーラ90に向けて冷却風を吹き付ける冷却ファン110と、これを回転させるファンモータ111を別途設け、このファンモータ111をファンブラケット112によって排気ダクト107の導入口107a内に取り付けて、排気ダクト107内に冷却風を導入可能としている。
なお、図6において、冷却風流入口103及び吸気ダクト104の構成は省略しているが、これらの構成は、図5に示す実施形態と同様としても良く、その他、パッケージ100内に冷却風を導入可能であればその構成は特に限定しない。
以上のように構成されてパッケージ型圧縮機において、排気ダクト107の導入口107a内に設けられた冷却ファン110を回転させて、オイルクーラ90及び冷却風排出口106に向かう冷却風の流れを発生させると、この冷却風の導入により排気ダクト107内はパッケージ100外の空間に対して加圧された状態となる。
従って、空気導入通路29を介してこの排気ダクト107内に連通・開放された通気路38内の圧力は、ドレン回収通路28を介してパッケージ100外に延設され、パッケージ100外において開放された連通路34に対して相対的に高圧となっていることから、この通気路38及び連通路34と連通した、間隙δ内には、通気路38から連通路34に至る空気流が生じ、これにより間隙δ内の潤滑油や燃料ガスが間隙δから連通路34、及びドレン回収通路28を介してパッケージ100外に排出される。
なお、図6に示す実施形態にあっては、間隙δ(又はδ)に連通する連通路34を、ドレン回収通路28を介してパッケージ100外に延設する構成を示しているが、図6に示す構成において、排気ダクト107内の圧力が、パッケージ100内のその他の部分に対して相対的に高圧となっている場合には、前述のドレン回収通路28の他端28bをパッケージ100内で開放し、又は連通路34にドレン排出通路28を連通することなく、これをそのままパッケージ100内で開放する構成としても良い。
以上説明した、図5及び図6に示す構成にあっては、別途通気路38に対して加圧された空気や不燃性ガスを導入するための手段を設けることなく、通気路38と連通路34間に圧力差を生じさせることができ、比較的簡単な構成によって間隙δ(又はδ,δ)内の潤滑油や燃料ガスを圧縮機本体2外に排出してモータ室58内にこれらが侵入することを好適に防止することかできる。
以上説明した本発明の構成により、本発明の軸封装置を備えたモータ一体型の燃料ガス圧縮機は、燃料ガスの圧縮が必要とされる各種の分野において使用することができ、例えばガスを燃料とする内燃機関、その他のガス機器に対するガスの供給、各家庭等に対するガスの供給経路中におけるガスの加圧等の各種の用途において、燃料ガスを安全に加圧するために使用することができる。
本発明の軸封構造が設けられるモータ一体型圧縮機の横断面図。 本発明の軸封構造が設けられるモータ一体型圧縮機の平面断面図。 モータ一体型圧縮機の軸封構造部分の拡大断面図。 モータ一体型圧縮機の軸封構造部分の拡大断面図。 本発明の軸封構造が設けられるモータ一体型圧縮機をパッケージ内に収容した状態の概略説明図。 本発明の軸封構造が設けられるモータ一体型圧縮機をパッケージ内に収容した状態の概略説明図。 従来技術の油冷式スクリュ圧縮機の系統図 従来技術のスクリュ圧縮機本体の断面図
符号の説明
1 油冷式スクリュ圧縮機
2 圧縮機本体
3 気液分離装置
4 モータ
6 オスロータ
7 メスロータ
8 シリンダ
9 ロータ室
11 吸入側ケーシング
12 吸入口
13 吸入流路
14 吸入側ロータ軸(オスロータ)
15 吸入側ロータ軸(メスロータ)
16,17 軸受
18 軸受室
21 吐出側ケーシング
22 吐出口
23 吐出流路
24,25 吐出側ロータ軸
26,27 軸受
28 ドレン回収通路
28a 一端(ドレン回収通路の)
28b 他端(ドレン回収通路の)
29 空気導入通路
29a 一端(空気導入通路の)
29b 他端(空気導入通路の)
31 パワーサイドハウジング
32 内部空間
33 軸封装置
33a 軸受側の軸封装置(メカニカルシール)
33b 中間軸封装置(ねじシール)
33c モータ側軸封装置(フェルト製シール)
34 連通路
37 軸封カバー
37a 第一軸封カバー
37b 第二軸封カバー
371,372,373 嵌合部
38 通気路
41 レシーバタンク
42 セパレータ
43 接続口
44 点検口
47 フランジ部
51 回転子
52 固定子
53 モータケーシング
55 連通穴
56 フランジ部
57 仕切板
58 モータ室
59 プロペラファン
90 オイルクーラ
100 パッケージ
101 ボンネット
102 フレーム
103 冷却風流入口
104 吸気ダクト
105 円筒部
106 冷却風排出口
107 排気ダクト
107a 導入口(排気ダクトの)
110 冷却ファン
111 ファンモータ
112 ファンブラケット
δ,δ,δ 間隙

Claims (5)

  1. 燃料ガスを導入して圧縮する圧縮機本体の駆動軸とモータの回転軸とを直結ないしは一体に形成し、圧縮機本体の駆動軸を支承する軸受がモータの回転軸を支承する軸受を兼用するモータ一体型の燃料ガス圧縮機において、
    前記圧縮機本体の駆動軸上であって、前記駆動軸を支承する軸受のモータ側に複数の軸封装置を設け、該軸封装置間における前記駆動軸の外周と軸孔の内周間に間隙を形成し、該間隙の下部を前記圧縮機本体外の空間に連通する連通路と、前記間隙の上部を前記連通路が連通する空間に対して相対的に高圧の空気又は不燃性ガスが存在する空間に連通する通気路とを設けたことを特徴とするモータ一体型燃料ガス圧縮機の軸封機構。
  2. 前記モータ側から前記軸受側に向かう流体の流れを許容する中間軸封装置を、前記軸封装置間に更に配置して、前記各軸封装置と前記中間軸封装置間における前記駆動軸の外周と軸孔の内周間にそれぞれ間隙を形成すると共に、前記中間軸封装置と、該中間軸封装置に対してモータ側に配置された前記軸封装置間の前記間隙に、前記通気路を連通すると共に、前記中間軸封装置とこの中間軸封装置に対して前記軸受側に配置された軸封装置間に形成された前記間隙に、前記連通路を連通したことを特徴とする請求項1記載のモータ一体型燃料ガス圧縮機の軸封機構。
  3. 空気を加圧して吐出する加圧空気発生手段を設け、該加圧空気発生手段の吐出口に前記通気路を連通したことを特徴とする請求項1又は2記載のモータ一体型燃料ガス圧縮機の軸封機構。
  4. 冷却風を導入する冷却風流入口と、前記冷却風を排出する冷却風排出口を備えたパッケージ内に前記モータ一体型の燃料ガス圧縮機を収容し、前記冷却風流入口を介して冷却風を前記パッケージ内に導入し、前記パッケージ内部をパッケージ外の空間に対して相対的に加圧された空間と成すファンを設けると共に、
    前記通気路を前記パッケージ内の空間に連通し、かつ、前記連通路を前記パッケージ外の空間に連通したことを特徴とする請求項1又は2記載のモータ一体型燃料ガス圧縮機の軸封機構。
  5. 冷却風を導入する冷却風流入口と、前記冷却風を排出する冷却風排出口を備えたパッケージ内に前記モータ一体型の燃料ガス圧縮機を収容し、
    前記冷却風排出口にパッケージ内の空気を導入する排気ダクトを設け、該排気ダクトに前記パッケージ内の空気を導入するファンを前記排気ダクトの導入口に面して設けると共に、前記通気路を前記排気ダクト内の空間に連通すると共に、前記連通路を前記排気ダクト外の空間に連通したことを特徴とする請求項1又は2記載のモータ一体型燃料ガス圧縮機の軸封機構。
JP2003416339A 2003-12-15 2003-12-15 モータ一体型燃料ガス圧縮機の軸封機構 Pending JP2005171959A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003416339A JP2005171959A (ja) 2003-12-15 2003-12-15 モータ一体型燃料ガス圧縮機の軸封機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003416339A JP2005171959A (ja) 2003-12-15 2003-12-15 モータ一体型燃料ガス圧縮機の軸封機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005171959A true JP2005171959A (ja) 2005-06-30

Family

ID=34735558

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003416339A Pending JP2005171959A (ja) 2003-12-15 2003-12-15 モータ一体型燃料ガス圧縮機の軸封機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005171959A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008019747A (ja) * 2006-07-11 2008-01-31 Kobe Steel Ltd スクリュ圧縮機
CN102734163A (zh) * 2011-04-05 2012-10-17 株式会社日立产机系统 空气压缩机
EP2463526B1 (en) * 2010-12-10 2014-02-12 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho (Kobe Steel, Ltd.) Screw compressor
JP2017158333A (ja) * 2016-03-02 2017-09-07 株式会社神戸製鋼所 電動機
CN108317080A (zh) * 2018-04-17 2018-07-24 山东省章丘鼓风机股份有限公司 一种防爆的罗茨鼓风机

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008019747A (ja) * 2006-07-11 2008-01-31 Kobe Steel Ltd スクリュ圧縮機
EP2463526B1 (en) * 2010-12-10 2014-02-12 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho (Kobe Steel, Ltd.) Screw compressor
US8845312B2 (en) 2010-12-10 2014-09-30 Kobe Steel, Ltd. Screw compressor
CN102734163A (zh) * 2011-04-05 2012-10-17 株式会社日立产机系统 空气压缩机
CN102734163B (zh) * 2011-04-05 2015-09-23 株式会社日立产机系统 空气压缩机
JP2017158333A (ja) * 2016-03-02 2017-09-07 株式会社神戸製鋼所 電動機
CN108317080A (zh) * 2018-04-17 2018-07-24 山东省章丘鼓风机股份有限公司 一种防爆的罗茨鼓风机
CN108317080B (zh) * 2018-04-17 2024-03-01 山东省章丘鼓风机股份有限公司 一种防爆的罗茨鼓风机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5957667A (en) Oilless compressor with a pressurizable crankcase and motor containment vessel
EP2119915B1 (en) Two-stage screw compressor and refrigerating device
JP5335249B2 (ja) ギアボックスに取り付けられた始動装置を組み込んだガスタービンエンジン
KR101783131B1 (ko) 압축기
JP2766627B2 (ja) 電動水没式ポンプ
JP2008025389A (ja) オイルフリースクリュー圧縮機
KR100372045B1 (ko) 모터를효과적으로냉각시킬수있는스크롤압축기
JP2011256828A (ja) 無給油式スクリュー圧縮機
JP2011163205A (ja) 圧縮装置
JP2005171959A (ja) モータ一体型燃料ガス圧縮機の軸封機構
JPH0315696A (ja) 密閉型コンプレッサ
JPS59500572A (ja) 密封型コンプレツサ
JP2005171957A (ja) パッケージ型圧縮機
CN109322830B (zh) 水润滑压缩系统
KR100186875B1 (ko) 회전베인형 유체압기기
JP2005090371A (ja) モータ一体型の燃料ガス圧縮機
JP4119757B2 (ja) モータ一体型圧縮機
JP2007303319A (ja) 冷媒用密閉形圧縮機
JPH07133774A (ja) オイルフリースクリュー圧縮機
JP2005171958A (ja) パッケージ型圧縮機
JP2000104698A (ja) 圧縮装置
JPH03124990A (ja) 密閉形油冷式圧縮機
JP2005069062A (ja) 油冷式スクリュ圧縮機
JPS6133997B2 (ja)
JP4089037B2 (ja) 油冷式2段スクリュー圧縮機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060915

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090310

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090312

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090629