JP2000104698A - 圧縮装置 - Google Patents

圧縮装置

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JP2000104698A
JP2000104698A JP10273354A JP27335498A JP2000104698A JP 2000104698 A JP2000104698 A JP 2000104698A JP 10273354 A JP10273354 A JP 10273354A JP 27335498 A JP27335498 A JP 27335498A JP 2000104698 A JP2000104698 A JP 2000104698A
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Japan
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impeller
stage
compressor
turbine
pinion
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Inventor
Toshihiro Masuda
敏博 増田
Haruo Asami
春夫 阿佐美
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置スペースの削減を可能ならしめる圧縮装
置を提供する。 【解決手段】 増速機2のブルギヤ4に噛合するピニオ
ンギヤ5を有するピニオン軸6の端部に1段ターボ圧縮
機の1段インペラ11aと2段ターボ圧縮機の2段イン
ペラ12aとを直に嵌着し、また上記ブルギヤ4に噛合
するピニオンギヤ7を有するピニオン軸8の端部に3段
ターボ圧縮機の3段インペラ13aと膨張タービン16
のタービンインペラ16aとを直に嵌着すれば、圧縮装
置1がコンパクトになるので、その設置スペースの削減
が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動モータで、ま
たは電動モータと蒸気またはガスで駆動されるタービン
の出力とで駆動されるコンパクトな圧縮装置の技術分野
に属する。
【0002】
【従来の技術】遠心圧縮機と駆動機である膨張タービン
とを組合わせた圧縮装置では、回収した蒸気やガス圧力
で膨張タービンを運転することにより、この圧縮装置を
駆動する動力の一部として活用する技術が知られてい
る。このような従来例1に係る技術では、遠心圧縮機と
膨張タービンとでは、それらの設計点における回転数等
が異なるために、これら遠心圧縮機と膨張タービンとは
別置きされるのが一般的で、遠心圧縮機を回転させる増
速機のブルギヤを回転させる電動モータの出力軸に、減
速機を介して膨張タービンの回転軸を接続することによ
り、この電動モータの駆動力を低減させるように構成さ
れていた。
【0003】ところが、この従来例1に係る圧縮装置で
は、上記のとおり、ブルギヤを回転させる軸に駆動力を
伝達する電動モータの出力軸に、減速機を介して膨張タ
ービンの回転力を伝達する構成であるために、別途減速
機を用意する必要があるのに加えて、大容量の潤滑油装
置も必要とするため不経済であり、また減速機の機械損
失もあり、それほど大きな動力低減効果が期待できない
という解決すべき課題があった。このような実情に鑑
み、膨張タービンの出力を減速機を介さずに、圧縮機を
回転させる増速機に伝達して電動モータの動力を低減す
るようにした技術が、例えば実公平1−21194号公
報において提案されている。
【0004】以下、上記従来例2に係る寒冷発生装置
を、その平面図の図9(a)と、その正面図の図9
(b)と、その左側面図の図9(c)と、空気のフロー
説明図の図10とを参照しながら説明する。
【0005】図9,10に示す符号101は寒冷発生装
置で、この寒冷発生装置101は共通台盤109の上に
ツインピニオン形増速機102と電動機Mと膨張タービ
ンEとが配設されてなる構成になっている。より詳しく
は、上記ツインピニオン形増速機102は、ブルギヤ1
03の両側に2個のピニオン軸106,107が配さ
れ、上記ブルギヤ103のブルギヤ軸104に継手10
5を介して電動機Mの出力軸が接続されている。図10
における下側のピニオン軸106の端部には第1段ター
ボ形圧縮機C1 と第2段ターボ形圧縮機C2 とがそれぞ
れ接続されると共に、図10における上側のピニオン軸
107の一端部には継手108を介して、第1段ターボ
形圧縮機C1 と第2段ターボ形圧縮機C2 との駆動力を
補充する膨張タービンEが接続されている。第1段ター
ボ形圧縮機C1 の入口には空気を供給するダクト115
が連通すると共に、この第1段ターボ形圧縮機C1 の出
口が管路116、第1段冷却器K1 および管路117を
介して第2段ターボ形圧縮機C2 の入口に連通してい
る。さらに、第2段ターボ形圧縮機C2 の吐出口118
は、管路119、第2段冷却器K2 、管路124、乾燥
機Dおよび管路125を介して上記膨張タービンEのガ
ス入口に連通している。
【0006】なお、符号110は電動機111により駆
動されて、共通台盤109内に設けられている図示しな
い油タンク内の潤滑油を送るための給油装置の油ポン
プ、符号112は油ポンプ110から吐出される潤滑油
を濾過する濾過器、符号113は油ポンプ110から吐
出された潤滑油を冷却する油クーラ、符号114は共通
台盤109内部に発生するオイルミストから油分を吸収
分離して空気のみ大気中へ放出する排煙ファン、符号1
20は第2段冷却器K2 へのプロセス空気の入口、符号
121は第2段冷却器K2 からのプロセス空気の出口、
符号122は乾燥機Dで乾燥されたドライエアの膨張タ
ービンEへの入口である。
【0007】以上の説明から良く理解されるように、上
記膨張タービンEが回転することにより、第1段ターボ
形圧縮機C1 と第2段ターボ形圧縮機C2 とにより2段
圧縮された圧縮空気が製造される。このようにして回転
される膨張タービンEの出力が継手108を介してピニ
オン軸107に伝達され、そして継手105を介して軸
104、つまりブルギヤ103を駆動する電動機Mの出
力を低減させる。一方、膨張タービンEを回転させた後
の圧縮空気は断熱膨張して寒冷を発生し出口123から
プロセス空気として吐出され、所要の消費地に送給され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例2に係る寒
冷発生装置では、膨張タービンがピニオン軸に連結され
ていて、増速機を減速機としての働きをさせる構成であ
る。従って、従来例1に係る圧縮装置のように、タービ
ンの回転力を減速機を介してブルギヤを回転させる電動
モータに伝達する構成でなく、別途減速機を用意する必
要がないので極めて経済的であり、そして減速機の機械
損失もなくなるので、極めて有用である。しかしなが
ら、寒冷発生装置は、上記のとおり、ピニオン軸107
と膨張タービンEとが継手108を介して接続されてい
るため、その設置専有面積の省スペース化が不十分で、
さらなる省スペース化が要求されていた。また、ターボ
形圧縮機のインペラの背面側への圧縮空気の漏出や、膨
張タービンのインペラの背面側への蒸気またはガスの漏
出があるため、ターボ形圧縮機の圧縮効率や膨張タービ
ンの出力効率のさらなる向上が期待できないという解決
すべき課題もあった。
【0009】従って、本発明の目的とするところは、設
置専有面積の削減を可能ならしめると共に、遠心圧縮機
の圧縮効率やタービンの出力効率の向上を可能ならしめ
る圧縮装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に係る圧縮装置が採用した手段
は、ブルギヤに二つ以上のピニオンギヤが噛合して形成
される増速機を有し、この増速機のピニオンギヤのピニ
オン軸の端部に遠心圧縮機のインペラが直に取付けられ
ると共に、少なくとも一つのピニオン軸の一端にタービ
ンが接続されてなる圧縮装置において、上記タービンの
インペラがピニオン軸の端部に直結されてなることを特
徴とする。
【0011】本発明の請求項2に係る圧縮装置が採用し
た手段は、請求項1に記載の圧縮装置において、上記遠
心圧縮機のインペラおよび/または上記タービンのイン
ペラの背面側に、上記インペラに作用するスラスト力を
低減するスラスト力低減機構を設けたことを特徴とす
る。
【0012】本発明の請求項3に係る圧縮装置が採用し
た手段は、請求項2に記載の圧縮装置において、上記ス
ラスト力低減機構が筒状突起にて構成され、この筒状突
起の外周またはこの筒状突起が挿通される背面リングの
内周に、ラビリンスを形成したことを特徴とする。
【0013】本発明の請求項4に係る圧縮装置が採用し
た手段は、請求項1,2または3のうちの何れか1つの
項に記載の圧縮装置において、上記スラスト力低減機構
よりもピニオンギヤ側寄りのピニオン軸の周囲に軸シー
ル機構を設けたことを特徴とする。
【0014】本発明の請求項5に係る圧縮装置が採用し
た手段は、請求項4に記載の圧縮装置において、上記タ
ービンのインペラの背面側に配設された軸シール機構
が、気体を抽出する抽気流路と、この抽気流路よりもピ
ニオンギヤ寄りに位置する空気流入路とを備えてなるこ
とを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態1に係
る圧縮装置を、その平面図の図1と、その正面図の図2
と、その左側面図の図3と、その模式的平面断面図の図
4と、その膨張タービン部断面図の図5と、図5のA部
拡大図の図6(a)、図6(a)の変形例を示す図の図
6(b)と、図5のB部拡大図の図6(c)とを順次参
照しながら説明する。
【0016】図1乃至4に示す符号1は、圧縮装置で、
この圧縮装置1は、台盤9の上に後述するツインピニオ
ン形の増速機2と、後述する圧縮機であるターボ圧縮機
と駆動機である膨張タービンとに潤滑油を供給する潤滑
油ユニット10とが配設されてなる構成になっている。
上記増速機2には、図4に示すように、必要に応じて継
手を介して電動機の出力軸が接続されるために一方が突
出し、ブルギヤ3を備えたブルギヤ軸4と、このブルギ
ヤ3の一方側の下側で噛合するピニオンギヤ5を備えた
後述するピニオン軸6と、他方側の上側で噛合するピニ
オンギヤ7を備えた後述するピニオン軸8とが配設され
ている。
【0017】上記ピニオン軸6の図4における左側の先
端には1段ターボ圧縮機11の1段インペラ11aが直
に嵌着されると共に、右側の先端には2段ターボ圧縮機
12の2段インペラ12aが直に嵌着されている。ま
た、上記ピニオン軸8の図4における左側の先端には3
段ターボ圧縮機13の3段インペラ13aが直に嵌着さ
れると共に、右側の先端には膨張タービン16のタービ
ンインペラ16aが直に嵌着されている。なお、この膨
張タービン16は圧力蒸気の流入により運転されるラジ
アルタービンである。
【0018】上記台盤9の一方の側面側に、図1乃至図
3に示すように、1段冷却器17が配設されている。こ
の1段冷却器17には、空気流入管路19を通して流入
する空気を1段圧縮する1段ターボ圧縮機11から1段
圧縮空気流出管路20が連通し、1段ターボ圧縮機11
で圧縮された1段圧縮空気がこの1段冷却器17で冷却
されるようになっている。また、この台盤9の他方の側
面側に2段冷却器18が配設されている。この2段冷却
器18には、上記1段冷却器17から2段圧縮用空気流
入管路21、2段ターボ圧縮機12を介して2段圧縮空
気流出管路22が連通しており、2段ターボ圧縮機12
で圧縮された2段圧縮空気がこの2段冷却器18で冷却
されるようになっている。さらに、この2段冷却器18
から3段ターボ圧縮機13には3段圧縮用空気流入管路
23が連通しており、上記2段ターボ圧縮機12で圧縮
されると共に2段冷却器18で冷却された2段圧縮空気
がこの3段ターボ圧縮機13により3段圧縮されて3段
圧縮空気流出管路24を通して流出するようになってい
る。
【0019】そして、膨張タービン16のタービンイン
ペラ16aの背面側には、後述する構成になるスラスト
力低減機構30が設けられている。このスラスト力低減
機構は、図5、図6(a),(b)に示すように構成さ
れている。即ち、上記タービンインペラ16aの背面側
には、上記膨張タービン16のケーシングに取付けら
れ、上記ピニオン軸8の外径よりも大径のシール用穴を
有する背面リング31が配設されている。また、タービ
ンインペラ16aの背面には、このタービンインペラ1
6aの外径よりも小径の外径を有し、かつ外周にラビリ
ンス33が形成されると共に、上記背面リング31のシ
ール用穴に嵌り込む筒状突起32が突設されてなる構成
になっている。
【0020】ところで、筒状突起32の外径、つまりラ
ビリンス33の先端の外径は、上記のとおり、タービン
インペラ16aの外径よりも小径の外径になるように設
定されている。これは、圧力蒸気の流入によるタービン
インペラ16aの回転で生じるピニオンギヤ側向きのス
ラスト力と、タービンインペラ16aの背面側に回込ん
だ一部の高圧の圧力蒸気と、筒状突起の内側の空間に均
圧穴を通じて満たされる低圧の圧力蒸気とによるタービ
ンインペラ16a側向きのスラスト力との大小を考慮、
つまりピニオン軸8に生じるスラスト力の低減を考慮し
て設定したものである。また、この実施の形態1の場合
には、タービンインペラ16aの背面側に回込んだ圧力
蒸気の漏出がこのスラスト力低減機構30のラビリンス
33で防止されると共に、このラビリンス33を通り抜
けて低圧となった圧力蒸気の漏出がさらに後述する軸シ
ール機構34で防止されるというように、2段構えで防
止されるように構成されている。
【0021】上記軸シール機構34は、この実施の形態
1においては、図6(c)に示すように、ピニオン軸8
に焼嵌め等により一体的に外嵌されたスリーブ35と、
ケーシングに付設され、このスリーブ35が貫通する第
1リング部材36と、第2リング部材37とにより構成
されている。なお、上記スリーブ35の外周にはラビリ
ンスが形成されており、第1リング部材36と、第2リ
ング部材37との間には抽気流路38が設けられ、また
第2リング部材37を貫通して気体流入路39が設けら
れている。つまり、気体流入路39から乾燥空気を供給
し、上記第1リング部材36から漏出する微量の蒸気を
抽気流路38から乾燥空気と共に外部に放出することに
より、上記第1リング部材36からピニオンギヤ側方向
への蒸気の流入を遮断するように構成されている。
【0022】以下、上記構成になる圧縮装置1の作用態
様を説明すると、圧力蒸気の量が十分である場合には、
この圧縮装置1は膨張タービン16だけの駆動力で安定
運転することができ、また圧力蒸気の量が不十分である
場合には、ブルギヤ軸4に図示しない電動モータの出力
軸を継手を介して接続し、膨張タービン16または電動
モータのうち、何れか一方を補完駆動源として併用する
ことにより安定運転することができる。そして、この圧
縮装置1によれば、従来例2に係る寒冷発生装置の場合
と同様に、増速機2を減速機としての働きをさせる構成
で別途減速機を用意する必要がないので経済的であり、
さらに減速機の機械損失もなくなるのに加えて、ピニオ
ン軸8の先端に膨張タービン16のタービンインペラ1
6aが直に嵌着されているので、従来例2に係る寒冷発
生装置の場合よりもその専有面積を省スペース化するこ
とができる。また、膨張タービン16のタービンインペ
ラ16aの背面側への圧力蒸気の漏出が2段構えで防止
されるため、膨張タービン16の出力効率のさらなる向
上が可能になる。
【0023】なお、本実施の形態1において、タービン
インペラ16aの背面側にスラスト低減機構となる筒状
突起32、さらにその外周にラビリンス33が形成され
てなる構成のものを示したが、本発明はこれに限るもの
でなく、これに準じる構成のものが各段のターボ圧縮機
11,12,13の各段のインペラ11a,12a,1
3aそれぞれの背面側に形成されていても良い。この場
合には、各段のターボ圧縮機11,12,13の各段の
インペラ11a,12a,13aに作用するスラスト力
の低減や、その背面側への圧縮空気の漏出防止が可能に
なる。また、上記スラスト力低減機構30に設けられる
ラビリンス33に代え、図6(b)に示すように、筒状
突起31が挿通される背面リング31の内周にラビリン
ス33aを設けても良い。
【0024】本発明の実施の形態2に係る圧縮装置を、
その模式的平面外観図の図7(a)を参照しながら説明
すると、この圧縮装置1はピニオン軸6の先端に1段タ
ーボ圧縮機11と2段ターボ圧縮機12とを取付けると
共に、ピニオン軸8の先端に膨張タービン14,14を
取付けたもので、他は上記実施の形態1と全く同構成に
なるものである。
【0025】この実施の形態2に係る圧縮装置1の場合
は、3段ターボ圧縮機を膨張タービン16に置換しただ
けの構成であるから、上記実施の形態1と同効である。
ところで、本実施の形態2に係る圧縮装置1は、2台の
膨張タービン16で駆動する構成であるため、圧力蒸気
の量が少なくても大きな駆動力を得ることができるの
で、電動モータの負荷を低減することができる。
【0026】本発明の実施の形態3に係る圧縮装置を、
その模式的平面外観図の図7(b)を参照しながら説明
すると、この圧縮装置1はピニオン軸6の先端に1段タ
ーボ圧縮機11と膨張タービン16とを取付けると共
に、ピニオン軸8の先端に膨張タービン16,16を取
付けた構成になるもので、他は全く同構成である。
【0027】従って、本実施の形態3に係る圧縮装置1
によると、上記のとおり、3台の膨張タービン16,1
6,16で駆動する構成であるため、圧力蒸気の量が少
なくても大きな駆動力が得られるという点で上記実施の
形態2に係る圧縮装置1よりも優れている。
【0028】本発明の実施の形態4に係る圧縮装置を、
その模式的平面外観図の図8(a)と、図8(a)のC
矢視図の図8(b)とを参照しながら説明すると、ブル
ギヤに噛合するピニオンギヤを有するピニオン軸を3つ
とし、一つのピニオン軸の先端に5段ターボ圧縮機15
と膨張タービン16とを取付け、他のピニオン軸の先端
に3段ターボ圧縮機13と4段ターボ圧縮機14とを取
付けると共に、もう1つの他のピニオン軸の先端に1段
ターボ圧縮機11と2段ターボ圧縮機12とを取付けた
構成にしたものである。つまり、上記実施の形態1に2
台のターボ圧縮機を追加した構成である。
【0029】従って、本実施の形態4に係る圧縮装置1
によれば、上記実施の形態1と同様に、圧力蒸気の量が
十分である場合には、この圧縮装置1は膨張タービン1
6だけの駆動力で安定運転することができ、また圧力蒸
気または圧力ガスの量が不十分である場合には、図示し
ないブルギヤ軸に電動モータの出力軸を継手を介して接
続し、膨張タービン16または電動モータのうち、何れ
か一方を補完駆動源として併用することにより安定運転
することができるので、本実施の形態4は上記実施の形
態1と同効である。
【0030】
【発明の効果】以上のとおり、本発明の請求項1に係る
圧縮装置によれば、タービンのインペラがピニオン軸の
端部に直結されていて、ピニオン軸と膨張タービンとが
継手を介して接続されている従来例2に比較して、その
専有面積が少なくて済むので、従来例2よりも狭いスペ
ースに設置することができる。
【0031】また、本発明の請求項2に係る圧縮装置に
よれば、請求項1に係る圧縮装置に、さらに遠心圧縮機
のインペラおよび上記タービンのインペラの背面側に、
上記インペラに作用するスラスト力を低減するスラスト
力低減機構を設けたので、上記請求項1に係る圧縮装置
の効果に加えて、軸受部分の負担増加等の不具合を回避
することができる。また、請求項3に係る圧縮装置によ
れば、請求項1または2に係る圧縮装置の効果に加え
て、遠心圧縮機のインペラ背面側への圧縮空気の漏出
や、タービンのインペラの背面側への蒸気の漏出が防止
され、遠心圧縮機の圧縮効率のさらなる向上と、タービ
ンの出力効率のさらなる向上とが可能になるという優れ
た効果がある。
【0032】また、本発明の請求項4および5に係る圧
縮装置によれば、請求項1,2または3の何れか一つの
項に記載の圧縮機の効果に加えて、圧縮空気の漏出や圧
力上記の漏出を2段構えで防止することになり、より確
実に請求項1,2または3の何れか一つの項に記載の圧
縮機の効果を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る圧縮装置の平面図
である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る圧縮装置の正面図
である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る圧縮装置の左側面
図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係る圧縮装置の模式的
平面断面図である。
【図5】本発明の実施の形態1に係る圧縮装置の膨張タ
ービン部断面図である。
【図6】本発明の実施の形態1に係り、図6(a)は図
5のA部拡大図、図6(b)は図6(a)の変形例を示
す図、図6(c)は図5のB部拡大図である。
【図7】図7(a)は本発明の実施の形態2に係る圧縮
装置の模式的平面外観図、図7(b)は本発明の実施の
形態3に係る圧縮装置の模式的平面外観図である。
【図8】本発明の実施の形態4に係り、図8(a)は圧
縮装置の模式的平面外観図、図8(b)は図8(a)の
C矢視図である。
【図9】従来例2に係り、図9(a)は寒冷発生装置の
平面図、図9(b)は寒冷発生装置の正面図、図9
(c)は寒冷発生装置の左側面図である。
【図10】従来例2に係り、寒冷発生装置の空気のフロ
ー説明図である。
【符号の説明】
1…圧縮装置 2…増速機 3…ブルギヤ 4…ブルギヤ軸 5…ピニオンギヤ 6…ピニオン軸 7…ピニオンギヤ 8…ピニオン軸 9…台盤 10…潤滑油ユニット 11…1段ターボ圧縮機,11a…1段インペラ 12…2段ターボ圧縮機,12a…2段インペラ 13…3段ターボ圧縮機,13a…3段インペラ 14…4段ターボ圧縮機 15…5段ターボ圧縮機 16…膨張タービン,16a…タービンインペラ 17…1段冷却器 18…2段冷却器 19…空気流入管路 20…1段圧縮空気流出管路 21…2段圧縮用空気流入管路 22…2段圧縮空気流出管路 23…3段圧縮用空気流入管路 24…3段圧縮空気流出管路 30…スラスト力低減機構 31…背面リング 32…筒状突起 33,33a…ラビリンス 34…軸シール機構 35…スリーブ 36…第1リング部材 37…第2リング部材 38…抽気流路 39…気体流入路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブルギヤに二つ以上のピニオンギヤが噛
    合して形成される増速機を有し、この増速機のピニオン
    ギヤのピニオン軸の端部に遠心圧縮機のインペラが直に
    取付けられると共に、少なくとも一つのピニオン軸の一
    端にタービンが接続されてなる圧縮装置において、上記
    タービンのインペラがピニオン軸の端部に直結されてな
    ることを特徴とする圧縮装置。
  2. 【請求項2】 上記遠心圧縮機のインペラおよび/また
    は上記タービンのインペラの背面側に、上記インペラに
    作用するスラスト力を低減するスラスト力低減機構を設
    けたことを特徴とする請求項1に記載の圧縮装置。
  3. 【請求項3】 上記スラスト力低減機構が筒状突起にて
    構成され、この筒状突起の外周またはこの筒状突起が挿
    通される背面リングの内周に、ラビリンスを形成したこ
    とを特徴とする請求項2に記載の圧縮装置。
  4. 【請求項4】 上記スラスト力低減機構よりもピニオン
    ギヤ側寄りのピニオン軸の周囲に軸シール機構を設けた
    ことを特徴とする請求項1,2または3のうちの何れか
    1つの項に記載の圧縮装置。
  5. 【請求項5】 上記タービンのインペラの背面側に配設
    された軸シール機構が、気体を抽出する抽気流路と、こ
    の抽気流路よりもピニオンギヤ寄りに位置する空気流入
    路とを備えてなることを特徴とする請求項4に記載の圧
    縮装置。
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