JPH06231635A - エナメル線製造用の塗料塗布装置 - Google Patents
エナメル線製造用の塗料塗布装置Info
- Publication number
- JPH06231635A JPH06231635A JP50A JP2126893A JPH06231635A JP H06231635 A JPH06231635 A JP H06231635A JP 50 A JP50 A JP 50A JP 2126893 A JP2126893 A JP 2126893A JP H06231635 A JPH06231635 A JP H06231635A
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- JP
- Japan
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- paint
- die
- conductor
- floating
- floating die
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- Pending
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- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 浮遊ダイスの自動調心機能を保持し、塗膜の
均一なエナメル線を製造するための塗料塗布装置を提供
する。 【構成】 銅線等の導体１にエナメル塗料を塗布する塗
料槽２と、導体１に余分に付着した塗料をダイス孔で絞
りとる浮遊ダイス３と、浮遊ダイス３を保持するダイス
ホルダ４からなり、浮遊ダイス３の導体出口側の上面
に、コイルバネ５を設けてなる。
均一なエナメル線を製造するための塗料塗布装置を提供
する。 【構成】 銅線等の導体１にエナメル塗料を塗布する塗
料槽２と、導体１に余分に付着した塗料をダイス孔で絞
りとる浮遊ダイス３と、浮遊ダイス３を保持するダイス
ホルダ４からなり、浮遊ダイス３の導体出口側の上面
に、コイルバネ５を設けてなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はエナメル線製造用の塗料
塗布装置に関するものである。
塗布装置に関するものである。
【０００２】
【従来技術】従来、エナメル線製造用の塗料塗布装置
は、銅線等の導体にエナメル塗料を塗布する塗料槽と、
塗料槽を通過して上方に引き上げられる導体の表面に付
着したエナメル塗料をダイス孔で絞り、余分なエナメル
塗料を取り除く浮遊ダイスと、その浮遊ダイスを保持す
るダイスホルダとからなるものである。
は、銅線等の導体にエナメル塗料を塗布する塗料槽と、
塗料槽を通過して上方に引き上げられる導体の表面に付
着したエナメル塗料をダイス孔で絞り、余分なエナメル
塗料を取り除く浮遊ダイスと、その浮遊ダイスを保持す
るダイスホルダとからなるものである。
【０００３】通常では、浮遊ダイスは、上方に向かって
走行する導体によって上方に移動しようとする力と自重
とのバランスによって、ダイスホルダ内で浮遊すること
により塗膜の均一化（偏肉防止）が計られるものであ
る。
走行する導体によって上方に移動しようとする力と自重
とのバランスによって、ダイスホルダ内で浮遊すること
により塗膜の均一化（偏肉防止）が計られるものであ
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなエナメル線製造用の塗料塗布装置では、エナメル
塗料の粘度の上昇により導体と浮遊ダイスとの摩擦が大
きくなり、浮遊ダイスの導体出口側の上面がダイスホル
ダにひっつくダイス上がりと呼ばれる現象が起きる。こ
のような状態になると、浮遊ダイスはダイスホルダに固
着し、その自由な動きが阻害されて、そのダイス孔と導
体との芯出し調整ができなくなって塗膜の厚さが不均一
となる偏肉現象を招く恐れが発生する。
ようなエナメル線製造用の塗料塗布装置では、エナメル
塗料の粘度の上昇により導体と浮遊ダイスとの摩擦が大
きくなり、浮遊ダイスの導体出口側の上面がダイスホル
ダにひっつくダイス上がりと呼ばれる現象が起きる。こ
のような状態になると、浮遊ダイスはダイスホルダに固
着し、その自由な動きが阻害されて、そのダイス孔と導
体との芯出し調整ができなくなって塗膜の厚さが不均一
となる偏肉現象を招く恐れが発生する。
【０００５】
【発明の目的】本発明の目的は、浮遊ダイスの自動調心
機能を保持し、塗膜が均一なエナメル線を製造するため
の塗料塗布装置を提供することにある。
機能を保持し、塗膜が均一なエナメル線を製造するため
の塗料塗布装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために提案されたもので、導体にエナメル塗料
を塗布する塗料槽と、導体に余分に付着したエナメル塗
料を絞りとる浮遊ダイスと、その浮遊ダイスを保持する
ダイスホルダとからなるエナメル線製造用の塗料塗布装
置において、浮遊ダイスの導体出口側の上面にコイルバ
ネを設けてなることを特徴とする。
達成するために提案されたもので、導体にエナメル塗料
を塗布する塗料槽と、導体に余分に付着したエナメル塗
料を絞りとる浮遊ダイスと、その浮遊ダイスを保持する
ダイスホルダとからなるエナメル線製造用の塗料塗布装
置において、浮遊ダイスの導体出口側の上面にコイルバ
ネを設けてなることを特徴とする。
【０００７】
【作用】上記のように、浮遊ダイスの導体出口側の上面
に、コイルバネを設けたことにより、コイルバネの上端
がダイスホルダにひっついても、コイルバネの作用で、
コイルバネの下端に位置する浮遊ダイスが首振り運動を
して、常に浮遊状態が維持され、導体の横振れに迅速に
追随して横移動し、常時自動調心作用をする。
に、コイルバネを設けたことにより、コイルバネの上端
がダイスホルダにひっついても、コイルバネの作用で、
コイルバネの下端に位置する浮遊ダイスが首振り運動を
して、常に浮遊状態が維持され、導体の横振れに迅速に
追随して横移動し、常時自動調心作用をする。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。図１に示すように、エナメル線製造用の塗料塗布装
置は、銅線等の導体１を通過させてエナメル塗料を塗布
する塗料槽２と、塗料槽２を通過して上方に引き上げら
れる導体１の表面に付着したエナメル塗料をダイス孔で
絞って余分のエナメル塗料を取り除く浮遊ダイス３と、
浮遊ダイス３の導体出口側の上面に設けられたコイルバ
ネ５と、浮遊ダイス３とコイルバネ５を保持するコの字
形のダイスホルダ４とからなる。
る。図１に示すように、エナメル線製造用の塗料塗布装
置は、銅線等の導体１を通過させてエナメル塗料を塗布
する塗料槽２と、塗料槽２を通過して上方に引き上げら
れる導体１の表面に付着したエナメル塗料をダイス孔で
絞って余分のエナメル塗料を取り除く浮遊ダイス３と、
浮遊ダイス３の導体出口側の上面に設けられたコイルバ
ネ５と、浮遊ダイス３とコイルバネ５を保持するコの字
形のダイスホルダ４とからなる。
【０００９】コイルバネ５は、従来の塗布装置におい
て、ダイスホルダ４への浮遊ダイス３の押付け力よりも
大きい圧縮力を有する通常のバネ材料で形成され、浮遊
ダイス３の導体出口側の上面に溶接、ロー付けもしくは
カシメ等の方法で取付けられる。浮遊ダイス３の押付け
力は、ＤＶ＝５０〜１００（Ｄ：エナメル線の線径ｍ
ｍ、Ｖ：エナメル線の線速ｍ／ｍｉｎ）において、２０
ｇ〜８０ｇの重さなので、ＤＶ＝５０〜１００の製造条
件のもとでは、これよりも大きな圧縮力を有するコイル
バネ５が使用される。
て、ダイスホルダ４への浮遊ダイス３の押付け力よりも
大きい圧縮力を有する通常のバネ材料で形成され、浮遊
ダイス３の導体出口側の上面に溶接、ロー付けもしくは
カシメ等の方法で取付けられる。浮遊ダイス３の押付け
力は、ＤＶ＝５０〜１００（Ｄ：エナメル線の線径ｍ
ｍ、Ｖ：エナメル線の線速ｍ／ｍｉｎ）において、２０
ｇ〜８０ｇの重さなので、ＤＶ＝５０〜１００の製造条
件のもとでは、これよりも大きな圧縮力を有するコイル
バネ５が使用される。
【００１０】エナメル塗布作業の通常状態においては、
従来例と同様に浮遊ダイス３は、上方に向かって走行す
る導体１によって上方に移動しようとする力と、浮遊ダ
イス３及びコイルバネ５の重力バランスによって浮遊状
態を保っている。
従来例と同様に浮遊ダイス３は、上方に向かって走行す
る導体１によって上方に移動しようとする力と、浮遊ダ
イス３及びコイルバネ５の重力バランスによって浮遊状
態を保っている。
【００１１】しかし、エナメル塗料の粘度の上昇により
導体１と浮遊ダイス３との摩擦力が大きくなると、浮遊
ダイス３は上方に向かって押し上げられて、ダイスホル
ダ４に衝突しようとする。
導体１と浮遊ダイス３との摩擦力が大きくなると、浮遊
ダイス３は上方に向かって押し上げられて、ダイスホル
ダ４に衝突しようとする。
【００１２】この際、浮遊ダイス３の上面に設けられた
コイルバネ５が、ダイスホルダ４に当接するので、コイ
ルバネ５の上端がダイスホルダ４にひっついたとして
も、コイルバネ５の下端に位置する浮遊ダイス３は、コ
イルバネ５の有する弾性と首振り機能により、浮遊状態
が維持され、導体１の横移動に容易に追随して自動調心
作用を続ける。
コイルバネ５が、ダイスホルダ４に当接するので、コイ
ルバネ５の上端がダイスホルダ４にひっついたとして
も、コイルバネ５の下端に位置する浮遊ダイス３は、コ
イルバネ５の有する弾性と首振り機能により、浮遊状態
が維持され、導体１の横移動に容易に追随して自動調心
作用を続ける。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、導
体にエナメル塗料を塗布する塗料槽と、導体に余分に付
着した塗料を絞りとる浮遊ダイスと、浮遊ダイスを保持
するダイスホルダからなるエナメル線製造用の塗料塗布
装置において、浮遊ダイスの導体出口側の上面に、コイ
ルバネを設けてなるものであるから、浮遊ダイスは常に
浮遊状態に維持して自動調心作用を続けることができ、
塗膜に偏肉が生じず、全長にわたり、均一塗膜のエナメ
ル線を能率よく製造することができる。
体にエナメル塗料を塗布する塗料槽と、導体に余分に付
着した塗料を絞りとる浮遊ダイスと、浮遊ダイスを保持
するダイスホルダからなるエナメル線製造用の塗料塗布
装置において、浮遊ダイスの導体出口側の上面に、コイ
ルバネを設けてなるものであるから、浮遊ダイスは常に
浮遊状態に維持して自動調心作用を続けることができ、
塗膜に偏肉が生じず、全長にわたり、均一塗膜のエナメ
ル線を能率よく製造することができる。
【図１】本発明の一実施例を示す説明図である。
【図２】本発明の一実施例で使用される浮遊ダイスであ
る。
る。
１ 導体 ２ 塗料槽 ３ 浮遊ダイス ４ ダイスホルダ ５ コイルバネ
Claims (1)
- 【請求項１】 導体にエナメル塗料を塗布する塗料槽
と、導体に余分に付着したエナメル塗料を絞りとる浮遊
ダイスと、その浮遊ダイスを保持するダイスホルダとか
らなるエナメル線製造用の塗料塗布装置において、浮遊
ダイスの導体出口側の上面にコイルバネを設けてなるこ
とを特徴とするエナメル線製造用の塗料塗布装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50A JPH06231635A (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | エナメル線製造用の塗料塗布装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50A JPH06231635A (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | エナメル線製造用の塗料塗布装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06231635A true JPH06231635A (ja) | 1994-08-19 |
Family
ID=12050370
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP50A Pending JPH06231635A (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | エナメル線製造用の塗料塗布装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06231635A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AT522368A1 (de) * | 2019-07-01 | 2020-10-15 | Asta Elektrodraht Gmbh | Lackiermaschine für Draht mit Abstreifanordnung |
| CN114496417A (zh) * | 2022-02-28 | 2022-05-13 | 先登高科电气有限公司 | 一种漆包线的涂漆工艺及立式悬浮模具 |
| CN114472100A (zh) * | 2022-02-11 | 2022-05-13 | 铜陵市创威科技有限责任公司 | 一种电磁线的悬浮模具 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5072744A (ja) * | 1973-10-30 | 1975-06-16 | ||
| JPS57145987A (en) * | 1981-03-06 | 1982-09-09 | Showa Alum Ind Kk | Solution of chemical conversion treatment for aluminum or aluminum alloy |
| JPS63221803A (ja) * | 1987-03-10 | 1988-09-14 | Nikkiso Co Ltd | 超臨界流体抽出装置の抽出槽 |
| JPH0315696A (ja) * | 1989-06-13 | 1991-01-24 | Nikkiso Co Ltd | 密閉型コンプレッサ |
-
1993
- 1993-02-09 JP JP50A patent/JPH06231635A/ja active Pending
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5072744A (ja) * | 1973-10-30 | 1975-06-16 | ||
| JPS57145987A (en) * | 1981-03-06 | 1982-09-09 | Showa Alum Ind Kk | Solution of chemical conversion treatment for aluminum or aluminum alloy |
| JPS63221803A (ja) * | 1987-03-10 | 1988-09-14 | Nikkiso Co Ltd | 超臨界流体抽出装置の抽出槽 |
| JPH0315696A (ja) * | 1989-06-13 | 1991-01-24 | Nikkiso Co Ltd | 密閉型コンプレッサ |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AT522368A1 (de) * | 2019-07-01 | 2020-10-15 | Asta Elektrodraht Gmbh | Lackiermaschine für Draht mit Abstreifanordnung |
| CN114472100A (zh) * | 2022-02-11 | 2022-05-13 | 铜陵市创威科技有限责任公司 | 一种电磁线的悬浮模具 |
| CN114496417A (zh) * | 2022-02-28 | 2022-05-13 | 先登高科电气有限公司 | 一种漆包线的涂漆工艺及立式悬浮模具 |
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