JPH07217748A - 真空ポンプ用軸封装置 - Google Patents

真空ポンプ用軸封装置

Info

Publication number
JPH07217748A
JPH07217748A JP6009087A JP908794A JPH07217748A JP H07217748 A JPH07217748 A JP H07217748A JP 6009087 A JP6009087 A JP 6009087A JP 908794 A JP908794 A JP 908794A JP H07217748 A JPH07217748 A JP H07217748A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
seal
sealing device
shaft sealing
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6009087A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichi Sato
栄一 佐藤
Kotaro Naya
孝太郎 納谷
Shinji Mihashi
晋司 三橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP6009087A priority Critical patent/JPH07217748A/ja
Publication of JPH07217748A publication Critical patent/JPH07217748A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C27/00Sealing arrangements in rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C27/008Sealing arrangements in rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids for other than working fluid, i.e. the sealing arrangements are not between working chambers of the machine
    • F04C27/009Shaft sealings specially adapted for pumps

Abstract

(57)【要約】 【構成】非接触シール14を回転軸2とハウジング9と
の間に備え、ポンプ外部と軸封装置背面室11とを連通
するシールガス導入孔9bをハウジング9に設け、上側
の油潤滑軸受4aから溢れ出た潤滑油を積極的に排油口
9cに導くための油切り15aを非接触シール14の回
転スリーブ15に設けた構成とする。 【効果】真空チャンバ内製品の油汚染防止と省ユーティ
リティー化が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はロータ支持用油潤滑軸受
の潤滑油がオイルフリーなポンプ機内へ浸入しないよう
にするために好適な真空ポンプ用軸封装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2に従来例の真空ポンプ用軸封装置部
の詳細を、図3に全体構造を示す。図3において、スク
リューロータ1は雄ロータと雌ロータの二軸で構成さ
れ、回転軸2に固定されている。回転軸2は油潤滑軸受
4a及び4bにより支持されている。油潤滑軸受4a及
び4bには回転軸2の下部に設けた自吸式の潤滑油ポン
プ17により、油供給孔2aを通じて潤滑油5が供給さ
れる。潤滑油5はオイルフリーなポンプ機内6へ浸入し
ないように、回転スリーブ8とハウジング9の間にはオ
イルシール7が装着されている。このような構成の真空
ポンプでは、万一、オイルシール7から潤滑油5が漏れ
ると、液状である場合にはほとんどが排気口9aに導か
れ回収されるが、オイルミスト12状のものはポンプ機
内6へ逆拡散し、上部真空チャンバヘ浸入する恐れがあ
る。また、オイルシール7と回転スリーブ8とは高速で
接触摺動するので、十分な潤滑油膜の確保と冷却による
摺動熱の除去が無い場合には異常摩耗を起し、ついには
油漏れを生じる。
【0003】なお、この種の装置として関連する公知例
には、例えば、実開昭63−175355号,実開平1−82371号
公報が挙げられる。
【0004】上記の公知例は、漏洩流体を螺旋状の突起
または溝などにより、流体力学的ポンプ作用をもたら
し、径方向内側へ移動させるものや、漏洩流体をフェル
トなどの吸収部材へ吸収させるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、万一、
オイルシール7から油漏れが生じた場合の、ポンプ機内
6へのオイルミスト12の浸入防止手段を備えておら
ず、オイルシール7から漏れだしたオイルミスト12が
真空チャンバ内に浸入し製品を汚染したり、また、オイ
ルシール7の十分な潤滑と冷却などユーティリティー上
の問題があった。
【0006】本発明の目的は、従来のオイルシールに代
わり非接触シールとシールガス及び回転スリーブに設け
た油切りなどを用いた構成にすることにより、軸封装置
の潤滑及び冷却を不要にし省ユーティリティー化が図れ
るとともに完全無漏洩な真空ポンプ用軸封装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は非接触シールを回転軸とハウジングとの間
に備え、ポンプ外部と軸封装置背面室とを連通するシー
ルガス導入孔をハウジングに設け、上側の油潤滑軸受か
ら溢れ出た潤滑油を積極的に排油口に導くための油切り
を非接触シールの回転スリーブに設けた構成としたもの
である。
【0008】
【作用】油潤滑軸受に供給された潤滑油は、ポンプ下部
にある油タンク内に自然落下で戻るが、一部は上側の油
潤滑軸受から溢れ出て軸封装置部へ浸入しようとする。
この際溢れ出た潤滑油の大部分は、非接触シールの回転
スリーブに設けられた油切りにより、積極的に排油口に
導かれ油タンク内に回収される。それでも回収しきれな
かった潤滑油及びオイルミストは、回転軸とハウジング
の間に備えた非接触シールを通って軸封装置背面室に浸
入しようとする。このため、ポンプ外部から軸封装置前
面室よりも高圧のシールガスを、ハウジングに設けたシ
ールガス導入口を通し、軸封装置背面室にパージする。
この結果、非接触シールからの油漏れは阻止され、また
非接触なため潤滑油や摺動による発熱が無いことから冷
却も不要となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図により説明する。
本実施例は、スクリュー真空ポンプをはじめとする各種
ドライ真空ポンプで、真空チャンバ内へオイルミストの
浸入を許容しない真空ポンプの軸封装置に最適である
が、ここでは図3に示すスクリュー形の真空ポンプに適
用した例について説明する。
【0010】スクリュー形のロータ1は図3では一軸し
か示していないが、雄ロータと雌ロータの二軸があり、
それぞれ回転軸2に固定され、お互いが非接触で回転す
るようになっている。このとき、吸気口3から吸い込ま
れたガスは、雄,雌両ロータにより圧縮,移送され、大
気圧まで昇圧され、排気口9aより排気される。
【0011】ロータ1が装着されている回転軸2は、油
潤滑軸受4a及び4bで支持されている。この油潤滑軸
受4a及び4bの潤滑は、ポンプ下部にある油タンク1
8から回転軸2の下端部に設置された潤滑油ポンプ17
により、回転軸2の内部に設けられた油供給孔2aを通
して、潤滑油5を送りこむことで行っている。潤滑油5
がオイルフリーなポンプ機内6へ漏洩するのを防止する
ため、回転スリーブ8とハウジング9との間には軸封装
置が必要となる。
【0012】従来例の軸封装置にはオイルシールが用い
られているが、その詳細を図2に示す。オイルシール7
の軸封装置前面室13は大気圧程度であるのに対し、ロ
ータ吐出端部10からオイルシール7の軸封装置背面室
11の付近は低真空域となるので、万一、オイルシール
7から潤滑油5が漏れたり、オイルシール摺動部の潤滑
油が摺動熱によってオイルシール7の軸封装置背面室1
1側へ蒸発してきたりした場合には、ポンプ機内6へオ
イルミスト12が浸入する恐れがある。そして、最悪の
場合は、吸気口3を通じて真空チャンバ内に浸入する。
【0013】また、オイルシール7は回転スリーブ8と
接触摺動するので、摺動密封面には十分な潤滑油膜の確
保が必要となり、密封性能とは相反する関係となる。さ
らに、高速で接触摺動するため摺動熱が発生しオイルシ
ール7の寿命に悪影響を及ぼす。このため、ポンプ下部
にある油タンク内の潤滑油を水冷却して供給しておりユ
ーティリティー上の問題があった。
【0014】つぎに本発明の構成,動作及び効果を説明
する。
【0015】本発明の実施例を図1により説明する。図
1は図3の軸封装置付近を拡大したものである。この実
施例は接触形であるオイルシールに代え、非接触シール
14を回転軸2とハウジング9との間に備え、ポンプ外
部と軸封装置背面室11とを連通するシールガス導入孔
9bをハウジング9に設け、さらに非接触シール14の
回転スリーブ15に油切り15aを設けた構成としたも
のである。
【0016】つぎに、この実施例の動作を説明する。油
潤滑軸受4a及び4bに供給された潤滑油5は、ポンプ
下部にある油タンク18内に自然落下で戻るが、一部は
上側の油潤滑軸受4aから溢れ出て非接触シール14部
へ浸入しようとする。この際溢れ出た潤滑油の大部分
は、非接触シール14の回転スリーブ15に設けられた
油切り15aにより、積極的に排油口9cに導かれ油タ
ンク18内に回収される。それでも回収しきれなかった
潤滑油及びオイルミストは、回転軸2とハウジング9の
間に備えた非接触シール14を通って、軸封装置背面室
11に浸入しようとする。このため、ポンプ外部から軸
封装置前面室13よりも高圧のシールガス16を、ハウ
ジング9に設けたシールガス導入孔9bを通し、軸封装
置背面室11にパージする。この結果、潤滑油及びオイ
ルミストはシールガス16により油タンク18内に回収
され、非接触シール14からの油漏れは阻止される。ま
た非接触なため潤滑油や摺動による発熱が無いことから
冷却も不要となる。
【0017】すなわち、本実施例によれば軸受潤滑油の
ポンプ機内への完全無漏洩化と、軸封装置の潤滑及び冷
却を不要にできることから省ユーティリティー化が図れ
る効果がある。
【0018】なお非接触シールは、ラビリンスシール,
フローティングリングシール,ねじシール,端面型シー
ルなどがある。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、非接触シールを回転軸
とハウジングとの間に備え、ポンプ外部と軸封装置背面
室とを連通するシールガス導入孔をハウジングに設け、
上側の油潤滑軸受から溢れ出た潤滑油を積極的に排油口
に導くための油切りを非接触シールの回転スリーブに設
けた構成とすることにより、軸受潤滑油のポンプ機内へ
の完全無漏洩化と、軸封装置の潤滑及び冷却を不要にで
きることから省ユーティリティー化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部の断面図。
【図2】従来技術を示す要部の断面図。
【図3】本発明を実施するスクリュー形真空ポンプの断
面図。
【符号の説明】
1…スクリューロータ、2…回転軸、4a,4b…油潤
滑軸受、7…オイルシール、9b…シールガス導入孔、
9c…排油口、11…軸封装置背面室、13…軸封装置
前面室、14…非接触シール、15a…油切り、16…
シールガス。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】お互いに噛み合う雄,雌一対のスクリュー
    ロータとケーシングにより形成される真空ポンプ機内
    に、ロータ回転軸を支持する油潤滑軸受の潤滑油が浸入
    しないようにするための真空ポンプ用軸封装置におい
    て、非接触シールを回転軸とハウジングとの間に備え、
    ポンプ外部とシール背面室とを連通するシールガス導入
    孔をハウジングに設け、潤滑油を積極的に排油口に導く
    ための油切りを非接触シールの回転スリーブに設けた構
    成を特徴とする真空ポンプ用軸封装置。
JP6009087A 1994-01-31 1994-01-31 真空ポンプ用軸封装置 Pending JPH07217748A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6009087A JPH07217748A (ja) 1994-01-31 1994-01-31 真空ポンプ用軸封装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6009087A JPH07217748A (ja) 1994-01-31 1994-01-31 真空ポンプ用軸封装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07217748A true JPH07217748A (ja) 1995-08-15

Family

ID=11710842

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6009087A Pending JPH07217748A (ja) 1994-01-31 1994-01-31 真空ポンプ用軸封装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07217748A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004005711A1 (ja) * 2002-07-04 2004-01-15 Nabtesco Corporation 液体ポンプ
WO2006106069A1 (de) * 2005-04-02 2006-10-12 Oerlikon Leybold Vacuum Gmbh Wellendichtung
JP2013507575A (ja) * 2009-10-21 2013-03-04 コディヴァック リミテッド モータ内蔵型スクリューロータ型真空ポンプ
CN104399601A (zh) * 2013-11-04 2015-03-11 巴工业株式会社 离心分离装置
CN112682347A (zh) * 2020-12-01 2021-04-20 安徽工程大学 一种非接触物料化工泵密封件
CN113323873A (zh) * 2021-07-05 2021-08-31 漯河职业技术学院 电动压缩机及其控制方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004005711A1 (ja) * 2002-07-04 2004-01-15 Nabtesco Corporation 液体ポンプ
JPWO2004005711A1 (ja) * 2002-07-04 2005-11-04 ナブテスコ株式会社 液体ポンプ
WO2006106069A1 (de) * 2005-04-02 2006-10-12 Oerlikon Leybold Vacuum Gmbh Wellendichtung
JP2013507575A (ja) * 2009-10-21 2013-03-04 コディヴァック リミテッド モータ内蔵型スクリューロータ型真空ポンプ
CN104399601A (zh) * 2013-11-04 2015-03-11 巴工业株式会社 离心分离装置
EP2868386A1 (en) * 2013-11-04 2015-05-06 TOMOE Engineering Co., Ltd. Centrifugal separator
JP2015089525A (ja) * 2013-11-04 2015-05-11 巴工業株式会社 遠心分離装置
CN104399601B (zh) * 2013-11-04 2015-08-12 巴工业株式会社 离心分离装置
US9238233B2 (en) 2013-11-04 2016-01-19 Tomoe Engineering Co., Ltd. Centrifugal separator with shaft sealing mechanism for a centrifugal separation bowl rotatable within a casing
CN112682347A (zh) * 2020-12-01 2021-04-20 安徽工程大学 一种非接触物料化工泵密封件
CN113323873A (zh) * 2021-07-05 2021-08-31 漯河职业技术学院 电动压缩机及其控制方法
CN113323873B (zh) * 2021-07-05 2022-07-22 漯河职业技术学院 电动压缩机及其控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0740777B2 (ja) ガスタ−ビン用高速発電機
DK173949B1 (da) Spærresystem for smøreolie til en centrifugalkompressors lejer
US4101241A (en) Super charger with fluid biased heat shroud
JP2012031849A (ja) スクロール式流体機械
US6099243A (en) Centrifugal pump with seal cooling and debris flushing arrangement
JP4714009B2 (ja) 回転機械のオイルミスト飛散防止システム
JPH07217748A (ja) 真空ポンプ用軸封装置
JPH0726624B2 (ja) 油回転真空ポンプの軸封装置
JPH0315696A (ja) 密閉型コンプレッサ
CA2648039C (en) Floating fluid film seals
US3927889A (en) Rotating element fluid seal for centrifugal compressor
CN216241291U (zh) 一种低温螺杆蒸汽压缩机
JPS62210282A (ja) オイルフリ−流体機械の軸封装置
JPH06201054A (ja) 真空ポンプ用軸封装置
JPS5868517A (ja) 軸受軸封装置
CN112969857B (zh) 无油注水式螺杆空气压缩机
JPH05322049A (ja) 真空ポンプ用軸封装置
CN113915127A (zh) 一种低温螺杆蒸汽压缩机
CN210829721U (zh) 油路结构及涡旋压缩机
JPH08543Y2 (ja) 油冷式スクリュ圧縮機
JPH05113184A (ja) スクリユー圧縮機
JPH06331041A (ja) 真空ポンプ用軸封装置
JPH03242489A (ja) 無給油式スクリュー流体機械
JP2662720B2 (ja) 円筒面シール
JPS6124555B2 (ja)