JPH0315423Y2 - - Google Patents

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JPH0315423Y2
JPH0315423Y2 JP1983030099U JP3009983U JPH0315423Y2 JP H0315423 Y2 JPH0315423 Y2 JP H0315423Y2 JP 1983030099 U JP1983030099 U JP 1983030099U JP 3009983 U JP3009983 U JP 3009983U JP H0315423 Y2 JPH0315423 Y2 JP H0315423Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
tie rod
gear case
front wheel
mounting
cover
Prior art date
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Expired
Application number
JP1983030099U
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English (en)
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JPS59136373U (ja
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Publication date
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Priority to JP3009983U priority Critical patent/JPS59136373U/ja
Publication of JPS59136373U publication Critical patent/JPS59136373U/ja
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  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、前後輪駆動するようにした農用トラ
クタ等四輪駆動車のタイロツド取付歎装置に関す
るものである。
一般に、この種四輪駆動車は、操行ハンドルか
らの操行指令を操行輪である左右の駆動前輪にそ
れぞれタイロツドを介して伝達せしめるようにな
つている。しかるに、タイロツドが取付けられる
ギアケースは、従来左右各別に製作していたから
重いギアケースを二種類用意しなければならない
うえに、ギアケースは左右対称構造であるがた
め、該ギヤケース取付作業時等において左右取違
えてしまうことなどもあつて作業性が悪く、また
コストアツプの要因の一つともなつていた。そこ
で、ギアケースを左右いずれの前輪にも用いられ
るよう兼用型としたものもあるが、この場合、タ
イロツドを取付けるための取付座を、左右兼用型
にするために前後にそれぞれ設けると、タイロツ
ドを取付けていない側の取付座は何の役にも立た
ず無駄であり、そこで、第4図に示す如く、ギア
ケース5と取付座15は別体とし、ギアケース5
のタイロツド10取付側に取付座15をボルト等
で固定し、また、タイロツド10が取付けられて
いない側には前輪の切角を規制する規制体を別途
設けるようになつていたから、依然として部品点
数は多く、組立作業も面倒で作業能率が悪いとい
う欠点があつた。
本考案は、上記の如き実状に鑑みこれらの欠点
を一掃すべく創案されたものであつて、駆動前輪
用のギアケースを左右兼用化できるように構成し
たものでありながら、タイロツドが取付けられる
取付座をギアケース前後部にそれぞれ一体的に成
形し、タイロツドが取付けられていない側の取付
座の規制面を、固定部であるカバーの端面に接当
せしめて前輪の切角規制体として使用できるよう
にして、大幅な部品の兼用化を計ることができる
とともに組立工程の著しい簡略化ができて作業性
の向上を計ることができ、コスト低減にも大いに
寄与することができる四輪駆動車のタイロツド取
付装置を提供することを目的としたものであつ
て、殊に、操行ハンドルに連動連結したタイロツ
ドを一方の取付座に枢支するタイロツド取付用の
取付座を、駆動前輪用のギアケースを挟んだ前後
位置に前後方向対称形状でかつ機体内側の側面を
規制面に形成して各々一体的に突出てしめて、左
右いずれの前輪側でも取付けられる兼用型にする
と共に、前記タイロツドを取付けていない側の取
付座の規制面を、上記カバーの端面に接当せしめ
て前輪の切角規制体に構成したことを特徴とする
ものである。
次に、本考案を図面に示された一実施例に基づ
いてさらに詳しく説明する。図面において1は前
輪用駆動軸を内装したケース体であつて、該ケー
ス体1の先端部に固定したカバー2には、縦方向
の支軸3を支点として回動自在な作動腕4が連結
され、さらに作動腕4の先端部には、前輪の最終
減速装置を内装したギアケース5が固定されてい
る。ギアケース5一側には駆動前輪が取付固定さ
れるアクスルシヤフト7が一体的に設けられてお
り、これらによつて前輪駆動(図示せず)は支軸
3を支点として揺動するようになつている。
ギアケース5は鋳物型等によつて一体成形され
るものであるが、支軸3の軸芯とアクスルシヤフ
ト7の軸芯とを結ぶ仮想線に対して前後対称形状
になつており、その前後両端部に後述のダイロツ
ド10を取付可能な取付座8,9がそれぞれ突出
した一体構造によつて構成されていて、左右いず
れの前輪用ギアケース5として使用できる兼用型
になつている。そして、第1図に示す如く左側前
輪の場合にあつては、操行ハンドルに連動連結し
たタイロツド10の先端部は一方の取付座8に枢
結されていて(右側前輪の場合にはタイロツド1
0は他方の取付座9に枢結される)、操行ハンド
ルの操作に伴なうタイロツド10の作動に連動し
てギアケース5は支軸3を支点として揺動し、こ
れによつて機体は自在に左右方向に操行操作でき
るようになつている。突出した取付座8,9部位
の機体内側の側面には平滑状の規制面11が形成
されているが、タイロツド10が取付けられない
他方の取付座9部位側の規制面11は、前輪が最
も揺動した揺動規制位置に達した際に前記カバー
2側に設けた突起12に接当し、ギアケース5の
これ以上の切角回動を規制するようになつてい
る。
叙述の如く構成された本考案の実施例におい
て、ギアケース5は、前後に取付座8,9が一体
形成された対称形状になつているから、左右いず
れの前輪用のギアケースとしても使用することが
でき、従つて本考案にあつては、従来の如く左右
各別の重いギアケースを準備する必要はなくて同
一のギアケース5のみを用意するだけでよい。
このように、本考案のギアケース5は左右いず
れの前輪にも用いることができるものであるが、
取付座8,9はギアケース5と一体形成されてい
るが故にこれらは強度的にも優れており、また、
この取付座8,9部位、即ち取付座8,9を突出
成形する際にどうしても形成される面を有効利用
して、タイロツド10が取付けられていない側の
取付座9部位を、前輪が最も揺動した際にこれ以
上の前輪の揺動を規制する規制面11に形成した
から、従来の如く切角規制体を別途準備しておい
たギアケースに固定する必要はない。従つて、ギ
アケース部を組立てるにあたつては、別途用意し
たタイロツド10用の取付座及び切角規制体の取
付作業は全く不用であつて、前輪の切角規制体と
もなる取付座8,9部位が一体成形された左右兼
用型のギアケース5を単に取付けるだけでよく、
もつて部品の兼用化を行ない得るとともに部品点
数が減少し、組立作業時等における著しい能率ア
ツプを計ることができ、合わせてコスト低減にも
大幅に寄与し得るものである。しかも、本考案に
あつては、取付座8,9は、ギヤケース5に一体
成形してあるため、取付座8,9がたとえ切角規
制体として使用されるものであつても強度的には
充分に保証されることとなる。
また作業条件に合わせるため、前輪を反転さて
たりして左右の前輪間の距離、即ちトレツドを変
えた場合にあつては、前輪がボンネツトや機体本
体に接触したりする不都合をなくすため、それに
対応した切角規制をする必要がある。それには、
従来は切角規制体を螺子溝が刻設されたアジヤス
ト調節杆の伸縮調節等によつて調節していたが、
調節作業が面倒であるうえに、最適位置に調節す
ることが難しく、調節不良による不具合がしばし
ば発生していた。しかるに、本考案にあつては第
2図,第3図に示す如く、タイロツド10が取付
けられない側の取付座9の取付け孔9aを利用し
てあらかじめ用意しておいた所望厚みの切角調節
体13を緊締すれば簡単でしかも迅速に調節する
ことができる。この場合、本実施例においては、
切角調節体13は四角形状の板体によつて成形さ
れており、各辺からの距離a〜bがいずれも異な
つた偏芯位置に緊締具14用の貫通孔13aが穿
設してあつて、必要に応じて四種類の切角調節を
行なうことができ、極めて都合がよい。尚、切角
調節体13の貫通孔13a位置及び形状等は上記
実施例に限ることはなく、必要に応じて任意の孔
位置及び多角形状とすることができることは言う
までもない。
以上要するに、本考案は、操行ハンドルに連動
連結したタイロツドを一方の取付座に枢支するタ
イロツド取付用の取付座を、駆動前輪用のギアケ
ースを挟んだ前後位置に前後方向対称形状でかつ
機体内側の側面を規制面に形成して各々一体的に
突出せしめて、左右いずれの前輪側でも取付けら
れる兼用型にすると共に、前記タイロツドを取付
けていない側の取付座の規制面を、カバーの端面
に接当せしめて前輪の切角規制体に構成してある
ことから、ギアケースは、左右いずれの前輪にも
取付けられる兼用型としたものでありながら、ギ
アケースを挟んだ前後位置に前後方向対称形状と
して一体的に突設した取付座は、一方はタイロツ
ドが取付けられるものの、タイロツドが取付けら
れていない他方側の突出した取付座部位が、ギア
ケースと一体化されているため強度的にも優れた
前輪の切角規制体として有効利用されることとな
り、従つて、ギアケースの他には、専用の取付
座、切角規制体等の部品を別途用意して取付ける
必要が全くなく、これらの組立工程を著しく簡略
化することができ、しかも部品点数も減少し得、
併せてコスト低減をも計ることができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る四輪駆動車のタイロツド取
付装置の一実施例を示したものであつて、第1図
は左前輪側の要部平面図、第2図は切角を調節し
た場合の要部平面図、第3図は調節体の斜視図、
第4図は従来例を示す要部斜視図である。 図中、5はギアケース、8,9は取付座、10
はタイロツド、11は取付座の規制面である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前輪用駆動軸を内装したケース体1の両端部に
    固定されているカバー2、及び該カバー2に縦方
    向の支軸3を介して回転自在に支持されている前
    輪の最終減速装置を内装した前輪駆動用のギアケ
    ース5を有しており、カバー2上部には支軸3を
    支点として回動自在な作動腕4の一端が連結さ
    れ、他端が上記ギアケース5に固定され、更に上
    記ギアケース5一側には駆動前輪が取付固定され
    るアクスルシヤフト7が一体的に設けられている
    操行駆動装置において、操行ハンドルに連動連結
    したタイロツド10を一方の取付座に枢支するタ
    イロツド取付用の取付座8,9を上記ギアケース
    5を挟んだ前後位置に前後方向対称形状で且つ機
    体内側の側面を規制面11に形成して各々一体的
    に突出せしめて、左右いずれの前輪側でも取付け
    られる兼用型にすると共に、前記タイロツド10
    を取付けていない側の取付座の規制面を、上記カ
    バー2の端部に接当せしめて前輪の切角規制体に
    構成したことを特徴とする四輪駆動車のタイロツ
    ド取付装置。
JP3009983U 1983-03-02 1983-03-02 四輪駆動車のタイロツド取付装置 Granted JPS59136373U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3009983U JPS59136373U (ja) 1983-03-02 1983-03-02 四輪駆動車のタイロツド取付装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3009983U JPS59136373U (ja) 1983-03-02 1983-03-02 四輪駆動車のタイロツド取付装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59136373U JPS59136373U (ja) 1984-09-11
JPH0315423Y2 true JPH0315423Y2 (ja) 1991-04-04

Family

ID=30160970

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3009983U Granted JPS59136373U (ja) 1983-03-02 1983-03-02 四輪駆動車のタイロツド取付装置

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JP (1) JPS59136373U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5467926A (en) * 1977-11-08 1979-05-31 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd Steering device for four-wheel driven vehicle

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5467926A (en) * 1977-11-08 1979-05-31 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd Steering device for four-wheel driven vehicle

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Publication number Publication date
JPS59136373U (ja) 1984-09-11

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