JPH0144391Y2 - - Google Patents

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JPH0144391Y2
JPH0144391Y2 JP1982191569U JP19156982U JPH0144391Y2 JP H0144391 Y2 JPH0144391 Y2 JP H0144391Y2 JP 1982191569 U JP1982191569 U JP 1982191569U JP 19156982 U JP19156982 U JP 19156982U JP H0144391 Y2 JPH0144391 Y2 JP H0144391Y2
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JP
Japan
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front axle
control valve
power steering
cylinder body
transmission shaft
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JP1982191569U
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JPS5993969U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車輌のパワーステアリング装置に関す
る。
(従来の技術) 車輌のパワーステアリング装置としては、実開
昭55−56772号公報、実開昭55−56768号公報に開
示されたものがある。
これは、左右一対の板金製前車軸フレーム間に
前後方向のPTO伝動軸とパワーステアリングユ
ニツトとを設け、該パワーステアリングユニツト
の縦方向のセクター軸を左右一対の前車軸フレー
ム間に配置し、一方の前車軸フレームに、左右外
方に突出する屈曲部が形成され、この屈曲部に前
記パワーステアリングユニツトが取付けられるも
のである。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来のものでは、PTO伝動軸とパワース
テアリングユニツトとは、互いに干渉しないよう
に左右に離間されている。そのため、左右一対の
前車軸フレームの左右間距離が大きくなり、車輌
全体のコンパクト化を阻害するという問題があつ
た。
本考案は上記問題点を解決することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 本考案の特徴とするところは、左右一対の板金
製前車軸フレーム2,3間に前後方向のPTO伝
動軸24とパワーステアリングユニツト26とを
設け、該パワーステアリングユニツト26の縦方
向のセクター軸43を左右一対の前車軸フレーム
2,3間に配置し、一方の前車軸フレーム3に、
左右外方に突出する屈曲部32が形成され、この
屈曲部32に前記パワーステアリングユニツト2
6が取付けられるものにおいて、パワーステアリ
ングユニツト26は、シリンダ本体27の前端側
に制御弁28を備えると共に後端側に制御弁28
の操作軸39が連動連結され、シリンダ本体27
の最上端部は制御弁28の最上端部よりも上方か
つPTO伝動軸24の側方に位置され、制御弁2
8はPTO伝動軸24の下方に位置され、シリン
ダ本体27が屈曲部32に取付けられることで、
シリンダ本体27は制御弁28よりも一方の前車
軸フレーム3に近接され、さらに、屈曲部32に
形成された通孔42に操作軸39が挿通される点
にある。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
図面は農用トラクタにおける実施例を例示し、
第1図乃至第3図において、1はエンジン、2,
3はこのエンジン1の両側に装着された板金製の
前車軸フレームであつて、エンジン1から前方に
突出されている。また、左右一対の前車軸フレー
ム2,3の前端を連結するようにバンパー4が設
けられている。
5はラジエータで、冷却フアン6を有し、この
ラジエータ6は左右一対の前車軸フレーム2,3
に防振材7,8を介して支持されたラジエータ受
台9に取付けられている。10はバツテリ、11
はボンネツトである。
12は前車軸ケースで、前後一対の前車軸ブラ
ケツト13,14によりセンター軸を介して揺動
自在に支持され、また各前車軸ブラケツト13,
14は左右一対の前車軸フレーム2,3に跨つて
下側面に装着された連結部材15,16に取付け
られている。
前車軸ケース12の左右両端には前端17,1
8がキング軸廻りに操舵可能に支持されている。
19は前部動力取出装置で、前部PTO軸20
に動力を伝達する巻掛伝動機構21を伝動ケース
22内に備え、その巻掛伝動機構21の原動側プ
ーリ23は前部PTO伝動軸24の前端部に取付
けられている。この前部PTO伝動軸24は左右
一対の前車軸フレーム2,3間の中央上方部に前
後方向に配置されており、その後端はエンジン1
のクランク軸25に連結されている。
26はパワーステアリングユニツトで、左右一
対の前車軸フレーム2,3間で前部PTO伝動軸
24の下方側に配置されている。このパワーステ
アリングユニツト26は第4図及び第5図に示す
ように、シリンダ本体27の前端側に制御弁28
を備えている。そのシリンダ本体27が一方の前
車軸フレーム3側に偏位して両者前車軸フレーム
2,3に取付けられている。即ち、シリンダ本体
27は左右の一側面に前後2個の取付部29,3
0、他側面に1個の取付部31を夫々有する。そ
の2個の取付部29,30は後側の取付部30が
前車軸フレーム3に形成された屈曲部32に位置
するようにしてボルト33,34により取付けら
れ、1個の取付部31はブラケツト35を介して
ボルト36,37により前車軸フレーム2に取付
けられている。屈曲部32は前車軸フレーム3の
一部を左右外方に突出するように一体に屈曲形成
されており、従つて、シリンダ本体27は制御弁
28よりも前車軸フレーム3に近接するように前
後方向に対して所定角度だけ傾斜した状態にあ
る。
また、第5図に示すように、シリンダ本体27
の最上端部は制御弁28の最上端部より上方に位
置され、第3図に示すように、シリンダ本体27
の最上端部はPTO伝動軸24の側方に位置され
ている。
また、シリンダ本体27には制御弁28に連動
するスクリユー軸38が後方に突設され、このス
クリユー軸38は操作軸39、自在接手40、伝
動軸41等を介してハンドル(図示せず)に連動
連結される。その操作軸39は前車軸フレーム3
の屈曲部32に、上下略中央部に位置して形成さ
れた通孔42に貫通されている。シリンダ本体2
7には、これの一側でかつ左右一対の前車軸フレ
ーム2,3間の中央部側に寄せて縦方向のセクタ
ー軸43が回動自在に支持されており、このセク
ター軸43の下方突出端には前方に突出するピツ
トマンアーム44がナツト45により取付けられ
ている。ピツトマンアーム44の先端には左右一
対のタイロツド46,47が連結され、また各タ
イロツド46,47は前輪17,18側の各ナツ
クルアーム48,49に連結されている。
上記構成によれば、パワーステアリングユニツ
ト26は左右一対の前車軸フレーム2,3間に配
置し、一方の前車軸フレーム3に2個の取付部2
9,30、他方の前車軸フレーム2に1個の取付
部31及びブラケツト35を介して夫々取付けて
いるので、ユニツト26を確実かつ堅固に固定で
き、またこのユニツト26が左右一対の前車軸フ
レーム2,3を連結し補強する機能をも有する。
また、ユニツト26は2個の取付部29,30
を介して一方の前車軸フレーム3に取付けている
ため、この前車軸フレーム3の負担が大である
が、この前車軸フレーム3には屈曲部32がある
から、それだけ剛性が大となり、強度的にも有利
である。しかも、操作軸39を通す通孔42を前
車軸フレーム3の屈曲部32に形成しているの
で、単なる平板部分に形成する場合に比較して強
度の低下を防止できる。
その2個の取付部29,30の内、1個を屈曲
部32に位置させることにより、ユニツト26を
一方の前車軸フレーム3側に寄せて取付けること
が可能であり、従つて、前部PTO伝動軸24か
ら下方にユニツト26を大きく離間させなくとも
両者の干渉を避けることができ、コンパクト設計
が行える。つまり、ユニツト26が左右一対の前
車軸フレーム2,3間の中央に位置した場合、シ
リンダ本体27の最上端部が前部PTO伝動軸2
4と干渉しないようにユニツト26全体を下方に
大きく下げる必要があり、大型化する問題がある
が、前述の如く構成することにより斯かる問題も
生じず、コンパクトにできる。またこれは、制御
弁28をシリンダ本体27の前端に装着したこと
とも関連する。すなわち、制御弁28を前端に装
着すれば、シリンダ本体27が前車軸フレーム3
側に近接し、シリンダ本体27の最上端部を
PTO伝動軸24の側方に配置してコンパクト化
できる。従つて、この実施例では、中央上部に前
部PTO伝動軸24があるにも拘らず、屈曲部3
2の構造と制御弁28の装着位置に考慮を払うこ
とにより、大巾なコンパクト化を可能にしたもの
である。
ユニツト26は斯様に前車軸フレーム3側に近
接して配置されているが、セクター軸43は前部
PTO伝動軸24の下方近傍つまり前車軸フレー
ム2,3間の中央部側にあるため、このセクター
軸43廻りにピツトマンアーム45を左右に揺動
させ、タイロツド46,47を介して前輪17,
18を左右に操舵する際にも、左右の操舵力が大
きく崩れることがなく安定した操舵が可能であ
る。
なお上記実施例では、シリンダ本体27を3点
の取付部29,30,31を介して左右一対の前
車軸フレーム2,3に跨つて取付けたものを例示
するが、第6図に示す如く前車軸フレーム3にの
み取付けるようにしても良い。
第7図はシリンダ本体27を側面及び上面の何
れにも取付け可能にしたものであり、シリンダ本
体27の側面に取付部29,30を設ける他、上
面側にも取付部50,51を前後両端部に形成し
ている。この場合には、第8図及び第9図に示す
ように、前車軸ケース12を支持する前車軸受台
52の下側面に取付部50,51を介してシリン
ダ本体27を取付けて使用できる。なお前車軸受
台52にはシリンダ本体27の軸受ケース53に
対応して凹部54が形成されている。このように
シリンダ本体27に取付部29,30と取付部5
0,51とを設けておけば、それだけユニツト2
6の汎用性が向上する。
(考案の効果) 本考案によれば、シリンダ本体の前端側に制御
弁を設け、シリンダ本体を屈曲部に取付け、シリ
ンダ本体を制御弁よりも一方の前車軸フレームに
近接させることで、パワーステアリングユニツト
は、そのシリンダ本体の最上端部を除き、PTO
伝動軸の下方に位置させることができ、従来のよ
うにPTO伝動軸とパワーステアリング装置とを
左右並列させるものに比べ、一対の前車軸フレー
ムの左右間距離を小さくして車輌のコンパクト化
を図れる。この際、制御弁の操作軸を一方の前車
軸フレームの上下からではなく、屈曲部の通孔に
挿通させてパワーステアリングユニツトの後端側
に連結することで、シリンダ本体を可及的に左右
外方に寄せることができ、PTO伝動軸とシリン
ダ本体の最上端部との干渉防止に貢献する。さら
に、その通孔が屈曲部に形成されていることで、
通孔を形成することによる一方の前車軸フレーム
の強度低下を可及的小さなものとできる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案の第1実施例を例示
するものであつて、第1図はトラクタ前部の破断
側面図、第2図は同断面平面図、第3図は同断面
正面図、第4図はパワーステアリングユニツトの
平面図、第5図は同側面図、第6図は第2実施例
を示す断面平面図、第7図は第3実施例を示すユ
ニツトの平面図、第8図は同取付状態を示す側面
図、第9図は同破断正面図である。 1……エンジン、2,3……前車軸フレーム、
12……前車軸ケース、24……前部PTO伝動
軸、26……パワーステアリングユニツト、27
……シリンダ本体、28……制御弁、29,3
0,31……取付部、32……屈曲部、39……
操作軸、42……通孔、43……セクター軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 左右一対の板金製前車軸フレーム2,3間に前
    後方向のPTO伝動軸24とパワーステアリング
    ユニツト26とを設け、該パワーステアリングユ
    ニツト26の縦方向のセクター軸43を左右一対
    の前車軸フレーム2,3間に配置し、一方の前車
    軸フレーム3に、左右外方に突出する屈曲部32
    が形成され、この屈曲部32に前記パワーステア
    リングユニツト26が取付けられるものにおい
    て、パワーステアリングユニツト26は、シリン
    ダ本体27の前端側に制御弁28を備えると共に
    後端側に制御弁28の操作軸39が連動連結さ
    れ、シリンダ本体27の最上端部は制御弁28の
    最上端部よりも上方かつPTO伝動軸24の側方
    に位置され、制御弁28はPTO伝動軸24の下
    方に位置され、シリンダ本体27が屈曲部32に
    取付けられることで、シリンダ本体27は制御弁
    28よりも一方の前車軸フレーム3に近接され、
    さらに、屈曲部32に形成された通孔42に操作
    軸39が挿通されることを特徴とする車輌のパワ
    ーステアリング装置。
JP19156982U 1982-12-17 1982-12-17 車輌のパワ−ステアリング装置 Granted JPS5993969U (ja)

Priority Applications (1)

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JP19156982U JPS5993969U (ja) 1982-12-17 1982-12-17 車輌のパワ−ステアリング装置

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JP19156982U JPS5993969U (ja) 1982-12-17 1982-12-17 車輌のパワ−ステアリング装置

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JPS5993969U JPS5993969U (ja) 1984-06-26
JPH0144391Y2 true JPH0144391Y2 (ja) 1989-12-21

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JP19156982U Granted JPS5993969U (ja) 1982-12-17 1982-12-17 車輌のパワ−ステアリング装置

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS615336Y2 (ja) * 1978-10-13 1986-02-18
JPS6241907Y2 (ja) * 1978-10-13 1987-10-27

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JPS5993969U (ja) 1984-06-26

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