JPS6134206Y2 - - Google Patents

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JPS6134206Y2
JPS6134206Y2 JP1979078951U JP7895179U JPS6134206Y2 JP S6134206 Y2 JPS6134206 Y2 JP S6134206Y2 JP 1979078951 U JP1979078951 U JP 1979078951U JP 7895179 U JP7895179 U JP 7895179U JP S6134206 Y2 JPS6134206 Y2 JP S6134206Y2
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JP
Japan
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steering
control valve
box
valve device
feed pipe
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JP1979078951U
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JPS55178465U (ja
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【考案の詳細な説明】 本考案はトラクタ等の各種車輛のパワーステア
リング装置に於ける配管構造に関する。
トラクタ等の各種車輛に於いては近年パワース
テアリング装置が広く採用されつつあり、例えば
該装置としてインテグラル型式のものを採用した
場合には、ステアリングボツクス内に制御弁及び
パワーシリンダを上下に組込み、該制御弁から送
り管及び戻り管を油圧ポンプ又は油タンクまで配
管する。ところで、トラクタ等に於いては、燃料
タンクをステアリングボツクス及びポストの前方
側に配置すると共に、燃料タンク容量を成可く増
大させるべく燃料タンクの後部中央を前方側に凹
設して、該凹設部内にステアリングボツクス及び
ポストの所定部分を内有させるのが通例である。
ところが、従来の上記パワーステアリング装置に
おいては、送り管及び戻り管をステアリングボツ
クスから各外側方に横向きに所定長さ引出し、次
に下向きに屈曲させて延出し、更に次に前向きに
屈曲して燃料タンクの下方を通して油圧ポンプ又
は油タンク側まで配管していた。このように、送
り管及び戻り管をステアリングボツクスから横向
きに引出していたため、燃料タンクの凹設部の幅
をステアリングボツクスの幅よりも可成り大きく
する必要があり、これが燃料タンクの容量を充分
大きくできないと云う不都合を生じさせていた。
また、上記のように、送り管及び戻り管をステア
リングボツクスの側方で燃料タンクと干渉しない
ように細かく屈曲させつつ配管する作業は容易と
は言えなかつたのが実情である。
本考案は上記実情に鑑み、鋭意研究の結果、燃
料タンク容量の増大等を可能にすると共に、配管
作業も容易にできるようにしたパワーステアリン
グ装置に於ける配管構造を提供することを目的と
し、その目的を達成するために、車体上に、前部
側にセクター軸を備えたステアリングボツクスを
設け、このステアリングボツクス上に、ハンドル
軸を介してハンドルにより制御されるパワーステ
アリング用制御弁装置を設けたパワーステアリン
グ装置において、制御弁装置をステアリングボツ
クスから後方の左右両側方に突出させて設けると
共に、この制御弁装置の各突出部に、ステアリン
グボツクスの近傍で下面側から送り管と戻り管と
を夫々振分けて接続し、この送り管及び戻り管
を、ハンドル軸と平行な方向から視た制御弁装置
の投影域内でステアリングボツクスに沿つて下方
に延ばしたものである。
以下、本考案の一実施例を図面に基き説明すれ
ば、図面は農用トラクタに採用したインテグラル
式パワーステアリング装置を例示し、1はトラク
タ車体で、エンジン2、ミツシヨンケース3等を
構造体として構成される。4はラジエータ、5は
ボンネツトである。6は前車軸ブラケツトで、エ
ンジン2各側に固定して前方に突設してあり、同
ブラケツト6に前車軸7をセンタピン8により揺
動自在に支持してある。前車軸7の両端にはキン
グピン廻りにステアリング動作可能に前輪9を取
付けると共に、その各前輪9をステアリングアー
ム10、一対のタイロツド等を介して左右相互に
連動連結して、該ステアリングアーム10をエン
ジン2の側方を通る前後方向のドラツグリンク1
2に連結してある。
13は中空状のステアリングボツクスで、その
下端取付座13bをミツシヨンケース3上にボル
ト止めして、その上方に、制御弁装置14、上部
カバー15、ステアリングポスト16を後方傾斜
として順次連設しているが、制御弁装置14及び
上部カバー15下部側はボツクス13よりも各側
方側及び後方側に若干突出状としている。前記ボ
ツクス13前部は横向き円筒状に形成してセクタ
ー軸支持部13aとなし同支持部13a内には、
外端部にピツトマンアーム17を連結したセクタ
ー軸18を横設し、同セクター軸18にはセクタ
ーギヤ(図示省略)を固設し、一方、前記アーム
17はドラツグリンク12に連結している。ま
た、前記ボツクス13後部内にはパワーシリンダ
(図示省略)を内装し、同シリンダのパワーピス
トンに形成したラツクをセクターギヤと噛合わさ
せている。20は上端にステアリングハンドル2
1を備えたハンドル軸で、ポスト16内を挿通し
て、その下部に備えたウオームギヤをパワーピス
トンに螺合している。また、制御弁装置14には
パワーシリンダを制御するロータリ型式の制御弁
を内装し、同制御弁内をハンドル軸20に設けた
トーシヨンバーを挿通して、ハンドル21の回動
により制御弁を操作可能としている。
22,23は制御弁と連通させる送り管、戻り
管で、各管22,23を制御弁装置14後部下端
面各側に着脱自在に取付けて、ボツクス13の各
側後方側をボツクス13の軸心と平行に斜めに下
設して、ボツクス13の下端部各側後方側で前向
きに屈曲させてセクター軸支持部13aの各側下
方を通して前方に延設している。上記のように、
送り管22及び戻り管23をボツクス13後方側
のデツドスペースであるボツクス13の上方から
視た投影域35を有効利用して配管すると共に、
各管22,23をボツクス13近傍部では一度屈
曲させるだけで配管できるようにして、配管作業
の容易化を図つている。なお、各管22,23の
中途部はゴムパイプ22a,23aとしてある。
24は油タンクで、エンジン2上方にステイ2
5を介して備えてあり、同タンク24に戻り管2
3を接続している。26はエンジン2側部に備え
た油圧ポンプで、同ポンプ26に送り管22を接
続すると共に、ポンプ26と前記油タンク24と
を吸込み管27により接続している。ここに、エ
ンジン2の運転中は油圧ポンプ26が作動状態で
あるので、油タンク24内の作動油は制御弁を通
つて循環される。そして、ハンドル21を左右に
回動操作すれば、それに連動して制御弁が切換わ
り、該制御弁から供給された作動油によりパワー
シリンダのピストンが上下動し同ピストンのラツ
ク、セクターギヤ、セクター軸18を介して、ピ
ツトマンアーム17が前後方向に回動して、操舵
輪とした前輪9に所定のステアリング動作を行な
わせるのである。
28はステアリングポスト16及びボツクス1
3等の前方側に配置する燃料タンクで、ミツシヨ
ンケース3又はボツクス13の取付座13bに左
右一対のタンクステイ29を介して備えてある。
同タンク29はその前面側を、若干の隙間を介し
て、ミツシヨンケース3上に立設した遮蔽板30
に対向させ、またその下端面はセクター軸支持部
13a下端面と略同じ高さか、その以下とし、そ
の下方側に送り管22及び戻り管23を通してあ
る。そして、タンク28はその後面側もボンネツ
ト5後方に備えたパネル31に若干の隙間を介し
て対向させると共に、その後部中央を下部から上
部にわたつてボツクス13や制御弁装置14の幅
より若干大きめの幅で前方側に凹設し、同凹設部
32にボツクス13及びポスト16を内有させて
いる。このように、送り管22及び戻り管23を
制御弁装置14から側方に出していないから、凹
設部32の幅をボツクス13や制御弁装置14の
幅より若干大きめとするだけでよく、タンク28
容量を従来より増大できる。なお、タンク28の
凹設部32の右側にはセクター軸支持部13aの
側方突出部が内有される右凹設部33を形成し、
また、タンク28の凹設部32のセクター軸支持
部13aの左側方側部分は上方に凹設して、左凹
設部34となし、ピツトマンアーム17の前後動
に支障をきたさないようにしてある。なお、凹設
部32の上部側を下部側よりもポスト16を若干
の隙間を介して内有できる程度の小さめに形成し
てタンク28容量の増大を図つてもよい。
本考案は以上の通りであつて、制御弁装置14
をステアリングボツクス13から後方の左右両側
方に突出させて設けると共に、この制御弁装置1
4の各突出部に、ステアリングボツクス13の近
傍で下面側から送り管22と戻り管23とを夫々
振分けて接続し、この送り管22及び戻り管23
を、ハンドル軸20と平行な方向から視た制御弁
装置14の投影域内でステアリングボツクス13
に沿つて下方に延ばしているから、パワーステア
リング装置全体をコンパクトにでき、例えば燃料
タンク28の凹設部32に配置する場合であれ
ば、パワーステアリング装置を小型化できる分だ
け燃料タンク28の容量を増大できる。即ち、送
り管22及び戻り管23を制御弁装置14の後方
への突出部に下面側から接続しているため、送り
管22及び戻り管23の上端部を折曲げて接続す
る必要がなく、しかもその接続位置がステアリン
グボツクス13の近傍であつて、制御弁装置14
の投影域内であるから、送り管22及び戻り管2
3の外方への突出を防止でき、従つて、燃料タン
ク28その他の部材との干渉をさけることができ
る。また制御弁装置14はセクター軸18と反対
側、即ち後方側に突出させているから、送り管2
2及び戻り管23をステアリングボツクス13に
沿つて平行に延ばすことができ、従つて、送り管
22及び戻り管23の折曲箇所が少なく、配管作
業が容易である。また送り管22、戻り管23が
大きく後方に突出することがないので、ステアリ
ングボツクス13の後方でもオペレータの障害と
なる等によつて破損することも防止できる利点も
有し、実益大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案トラクタに適用した一実施例を
示すトラクタの側面図、第2図は第1図の要部拡
大断面図、第3図は第2図の−線矢視断面図
である。 1……トラクタ車体、13……ステアリングボ
ツクス、22……送り管、23……戻り管、24
……油タンク、26……油圧ポンプ、35……投
影域。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体1上に、前部側にセクター軸18を備えた
    ステアリングボツクス13を設け、このステアリ
    ングボツクス13上に、ハンドル軸20を介して
    ハンドル21により制御されるパワーステアリン
    グ用制御弁装置14を設けたパワーステアリング
    装置において、制御弁装置14をステアリングボ
    ツクス13から後方の左右両側方に突出させて設
    けると共に、この制御弁装置14の各突出部に、
    ステアリングボツクス13の近傍で下面側から送
    り管22と戻り管23を夫々振分けて接続し、こ
    の送り管22及び戻り管23とを、ハンドル軸2
    0と平行な方向から視た制御弁装置14の投影域
    内でステアリングボツクス13に沿つて下方に延
    ばしたことを特徴とするパワーステアリング装置
    に於ける配管構造。
JP1979078951U 1979-06-08 1979-06-08 Expired JPS6134206Y2 (ja)

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JP1979078951U JPS6134206Y2 (ja) 1979-06-08 1979-06-08

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JP1979078951U JPS6134206Y2 (ja) 1979-06-08 1979-06-08

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JPS55178465U JPS55178465U (ja) 1980-12-22
JPS6134206Y2 true JPS6134206Y2 (ja) 1986-10-06

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