JP2964991B2 - 散布作業車 - Google Patents

散布作業車

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JP2964991B2
JP2964991B2 JP12565897A JP12565897A JP2964991B2 JP 2964991 B2 JP2964991 B2 JP 2964991B2 JP 12565897 A JP12565897 A JP 12565897A JP 12565897 A JP12565897 A JP 12565897A JP 2964991 B2 JP2964991 B2 JP 2964991B2
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洋一 金井
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Iseki and Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、防除用の薬液な
どを散布する液体タンクを有する散布作業車の構成に関
する。
【0002】
【従来の技術、及びその課題】従来、実開昭56−35
276号公報に示されるように、運転座席4の左右側
方、及び後方を、前方を開放した凹状の薬液タンク32
により取り囲み、薬液タンクの容量を確保する散布作業
車が知られている。しかしながら、これら散布作業車
は、散布作業だけを目的として構成されているため、散
布装置や薬液タンク等を常備車上に個設した構成となっ
ている。一方、近年の農業形態は多種多様で、例えば耕
耘作業、移植作業、防除作業等を夫れ夫れ専用の作業車
で行っているため、経営コストが高く付くという課題が
あった。そして、これら農業で使用する作業車両は、こ
の車長を極力短く構成して所謂枕地を大きく残さずに旋
回し、作業終了時の枕地作業に係る工数を少なくするこ
とが望ましい。従って、この発明は他種作業にも対応可
能に、特に昇降リンク装置を備えた散布作業車を構成
し、且つ薬液散布時にはタンク容量の確保、他種作業時
には小回り旋回を行えるべくコンパクトな車両形態を構
成する技術的課題が生じてくるのであり、この発明はこ
の課題を解決することを目的とする。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するため散布作業車を以下のように構成した。即
ち、運転座席4の左右側方、及び後方を、前方を開放し
た凹状の薬液タンク32により取り囲む散布作業車にお
いて、前記運転座席4を支持する車上の前記運転座席4
左右側部には薬液タンク載置部2aを構成し、この載置
部2aの後方には、昇降リンクのアーム部25を突出し
て設け、該アーム部25には前記載置部2aと略同一高
さの薬液タンク載置延設部7と同タンク32が少なく
とも後方へ移動することを規制する固定部材35,3
6,41とを設けたことを特徴とする散布作業車とし
た。
【0004】
【発明の効果】この発明は、以上のような構成により次
のような技術的効果を奏する。即ち、薬液タンク32前
方に凹部33を設け、この凹部33に運転座席4を設け
ることで、従来の車体の端部にタンクを設ける構成と比
較して、タンク容量を同じくして車両の重心をより低位
置にすることができる。これにより、重心の安定した散
布作業車を構成することができ、車体を操向するときに
も、車体が大きく振れること無く安定した操向が可能と
なる。
【0005】また、この薬液タンク32を車上に設ける
際に、この載置部を運転座席4側部と、昇降リンクのア
ーム部25上に設けると共に、更に同アーム25にはタ
ンク32が少なくとも後方へ移動することを規制する
定装置35,36,41を設けたので、他種作業に対応
できる前後長の短い、コンパクトな車両形態を構成する
ことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付した図面に基づいて説明する。散布作業車9は、図
1、図2に示すように、車体前部にエンジン14を設
け、このエンジン14後部にこの回転動力を伝達する伝
導機構を設けた伝導ケース21を連結し、更に同ケース
21の左右両側部には後方に向かって延設した主フレー
ム11,11を設け車体の主枠を形成している。
【0007】また、主フレーム11,11の後端部に
は、車軸駆動ケース22を設けこの後輪車軸22sに後
輪1,1を軸支した構成となっている。そして、前記エ
ンジン11の回転動力を伝導ケース21内の伝導機構を
介して伝達し、更に主フレーム11,11内を経て後輪
1,1を駆動する構成となっている。また、前記伝導ケ
ース21の後部からは、左右主フレーム11,11間に
駆動軸23を突設して設け、後述する薬液などの液体を
圧送する液体ポンプ3aを駆動する構成となっている。
また、主フレーム11,11の前部には、前フレーム1
2を連結しこの前フレーム12の前端部に墳霧部37を
連結するヒッチ13を設けている。
【0008】前記墳霧部37は、薬液等を送る管状のブ
ーム部37aと、これに取り付けたノズル37b等から
構成され、散布作業時には車体に対してこのブーム37
aを左右に広げて走行するものである。前記エンジン1
4は、この前方をフロントグリル17で覆い、上方をボ
ンネット15、またこの左右両側を側方カバー16で覆
っている。そして、ボンネット15後部に計器板18を
設け、この上方にステアリングハンドル19を突出して
設けている。
【0009】次に散布作業車9の運転座席4の構成につ
いて説明する。前記主フレーム11、11の上方にはフ
ロア20を設け、このフロア20の後端部に、後述する
この上面をタンク載置部2aとする左右後輪のフェンダ
ー2,2を接続して設けている。そして、この左右フェ
ンダー2,2間のフロア20上で、且つ側面視で前記後
輪1,1を支持する車軸駆動ケース22の前方に、「横
L字」状の支持フレーム6を立設して設け、この上部に
運転座席4を取り付けた構成となっている。これによ
り、運転座席4に座る運転者の体重は前後輪10,1の
車軸間にかかり、重量配分を極力車体中心側に寄るよう
に図られている。
【0010】次に車体の後部について説明する。前記主
フレーム11,11の後方には支持軸24を設け、これ
に2点リンク機構のアーム25を回動自在に連結してい
る。また、主フレーム11の後端部には機枠27を設け
これに油圧シリンダー28を回動自在に設けている。そ
して、前記アーム25の回動基部に駆動アーム26を設
け、この駆動アーム26を油圧シリンダー28のピスト
ンに連結した構成となっている。これにより、この油圧
シリンダー28のピストンを伸縮してアーム25上下回
動する構成となっている。また、アーム25の後端部に
は、リヤーヒッチ29を設け、このリヤーヒッチ29の
内部に薬液等の液体を圧送するポンプ3aを設け、この
上方を略平面上の覆い板7で覆っている。そして、この
ポンプ3aは自在継手3bを介して前記駆動軸23と連
動連結している。また更に、このリヤヒッチ29の先端
部には、後述する薬液タンク32が後方へ移動すること
を規制する固定部材として、タンク固着具35先端の固
定バー41や締め付けネジ36等を設けている。
【0011】一方、前記アーム25の中間部と機枠27
の下部には、夫れ夫れ係止穴30、31を開口し、この
両係止穴30,31に係止ピンを挿通することにより、
アーム25を機枠27に対して固定する構成となってい
る。これにより、このアーム25を固定したときには、
前記フェンダー2の上面2aと、覆い板7が略平面を形
成して、液体タンク載置延設部を構成する。
【0012】液体タンク32は、図3、及び図4に示す
ように、この上部に投入口42を開口している。そして
上面視で、前方を開放した上下凹部33を設け、この上
下凹部33の先端部を一定距離だけ残して左右下部を連
結し前後凹部34を形成した構成となっている。また、
タンク32の後部には左右一定長さのタンク固定溝40
を形成している。
【0013】そして、液体タンク32を車体に取り付け
る時には、前記上下凹部33内に運転座席4を挟み込
み、前後凹部34の先端部が支持フレーム6に規制され
るまで同タンク32を押し込む。そして、リヤヒッチ2
9に設けたタンク固着具35の固定バー41を前記固定
溝40に当接した状態で、この固定バー41を締め付け
ネジ36にて締め付けて固定する。
【0014】これにより、薬液等を充填して車体が旋回
する場合、液体タンク32が横方向にずれることがあっ
ても、運転座席4、或いはこの支持フレーム6に接当す
ることとなるのでこの横ずれを規制することができる。
また、運転座席4の下方に下部空間5を形成しここに液
体タンク32の一部を配置する構成としたので、車輌が
荒れ地を走行する場合でも、このタンク32の上下バウ
ンドを規制することができる。また、上記液体タンク3
2の一部は、前記車軸駆動ケース22の上方へ位置する
こととなるので、このタンク32のすべてを車軸駆動ケ
ース22の後方に配置することと比較して、重心位置が
車体の中心部(操向時の旋回支点)に近くなり操向時に
も車体が大きく振られることが無くなる。
【0015】また、この散布作業車は、薬液タンク32
に前方を開放した凹部を設け、この凹部に運転座席4を
設ける構成としたので、従来、車体の端部にタンクを設
ける構成と比較して、タンク容量を同じくしてより低重
心とすることができ、更に、二点リンク機構のアーム2
5を利用して、該アーム部25には前記載置部2aと略
同一高さの薬液タンク載置延設部7と、同タンク32が
少なくとも後方へ移動することを規制する固定部材3
5,36,41とを設けることで、他種作業に対応でき
る前後長の短い、コンパクトな車両形態を構成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車体の全体側面図。
【図2】車体の主枠を示す側面図。
【図3】車体に液体タンク、及び噴霧部を装着したとき
の全体側面図。
【図4】薬液タンクの断面図。
【符号の説明】
1 後輪 4 運転座席 9 散布作業車 22 車軸駆動ケース 22s 後輪車軸 32 液体タンク 33 上下凹部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転座席4の左右側方、及び後方を、前
    方を開放した凹状の薬液タンク32により取り囲む散布
    作業車において、前記運転座席4を支持する車上の前記
    運転座席4左右側部には薬液タンク載置部2aを構成
    し、この載置部2aの後方には、昇降リンクのアーム部
    25を突出して設け、該アーム部25には前記載置部2
    aと略同一高さの薬液タンク載置延設部7と同タンク
    32が少なくとも後方へ移動することを規制する固定部
    材35,36,41とを設けたことを特徴とする散布作
    業車。
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