JP3307388B2 - 散布作業車 - Google Patents

散布作業車

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JP3307388B2
JP3307388B2 JP2001139959A JP2001139959A JP3307388B2 JP 3307388 B2 JP3307388 B2 JP 3307388B2 JP 2001139959 A JP2001139959 A JP 2001139959A JP 2001139959 A JP2001139959 A JP 2001139959A JP 3307388 B2 JP3307388 B2 JP 3307388B2
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洋一 金井
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Iseki and Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
この発明は、防除用の薬液などを散布する薬液タンクを
有する散布作業車の構成に関する。
【0001】
【従来の技術、及びその課題】従来、実開昭59−79
267号公報に示されるように、機体の前後部に薬液タ
ンクを設け、機体の後部に薬液散布ブームを設けた薬剤
散布車が知られている。
【0002】しかしながら、この公報に記載された薬剤
散布車は、乗降するフロア部がフラットな構成ではな
く、しかも、運転席は左右一側にオフセットされている
ので前方の見通しが悪く作業性が悪い上、左右バランス
も悪い欠点がある。この発明は、畝を跨いで防除作業を
行う薬液散布作業車において、前後バランス及び左右バ
ランスが良好で、しかも乗降性及び操作性に優れる薬液
散布作業車を提供することを目的とするものである。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するため以下のように構成した。即ち、車体の前後
部に略同径の前輪と後輪を備えると共に機体幅方向に一
定幅 のフロアを有する散布作業車において、車体の前部
には薬液散布ブームを、後輪の上方には薬液タンクを着
脱可能に設けてこの薬液タンクを後方から押さえて固定
する構成とし、さらに前記前輪と後輪の間であって左右
方向の中央位置には運転席を設け、この運転席は薬液タ
ンクで横側方と後方が覆われ、前記散布ブームは、側面
視でブームの後側が前側よりも高くなる傾斜姿勢で収納
保持されることを特徴とする散布作業車とした。
【0004】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付した図面に基づいて説明する。散布作業車9は、図
1、図2に示すように、車体前部にエンジン14を設
け、このエンジン14後部にこの回転動力を伝達する伝
導機構を設けた伝導ケース21を連結し、更に同ケース
21の左右両側部には後方に向かって延設した主フレー
ム11,11を設け車体の主枠を形成している。
【0005】また、主フレーム11,11の後端部に
は、車軸駆動ケース22を設けこの後輪車軸22sに後
輪1,1を軸支した構成となっている。そして、前記エ
ンジン11の回転動力を伝導ケース21内の伝導機構を
介して伝達し、更に主フレーム11,11内を経て後輪
1,1を駆動する構成となっている。また、前記伝導ケ
ース21の後部からは、左右主フレーム11,11間に
駆動軸23を突設して設け、後述する薬液などの液体を
圧送する液体ポンプ3aを駆動する構成となっている。
【0006】また、主フレーム11,11の前部には、
前フレーム12を連結しこの前フレーム12の前端部に
墳霧部37を連結するヒッチ13を設けている。前記墳
霧部37は、薬液等を送る管状のブーム部37aと、こ
れに取り付けたノズル37b等から構成され、散布作業
時には車体に対してこのブーム37aを左右に広げて走
行するものである。前記エンジン14は、この前方をフ
ロントグリル17で覆い、上方をボンネット15、また
この左右両側を側方カバー16で覆っている。そして、
ボンネット15後部に計器板18を設け、この上方にス
テアリングハンドル19を突出して設けている。
【0007】次に散布作業車9の運転座席4の構成につ
いて説明する。前記主フレーム11、11の上方には左
右方向及び前後方向において連続する略平坦なフロア2
0を設け、このフロア20の後端部に後輪1,1の上方
を覆う左右フェンダー2,2を接続して設けている。そ
して、この左右フェンダー2,2間のフロア20上で、
且つ側面視で前記後輪1,1を支持する車軸駆動ケース
22の前方に、L字状の支持フレーム6を立設して設
け、この上部に運転座席4を取り付けた構成となってい
る。これにより、運転座席4に座る運転者の体重は前後
輪10,1の車軸間にかかり、重量配分を極力車体中心
側に寄るように図られている。
【0008】次に車体の後部について説明する。前記主
フレーム11,11の後方には支持軸24を設け、これ
に2点リンク機構のアーム25を回動自在に連結してい
る。また、主フレーム11の後端部には機枠27を設け
これに油圧シリンダー28を回動自在に設けている。そ
して、前記アーム25の回動基部に駆動アーム26を設
け、この駆動アーム26を油圧シリンダー28のピスト
ンに連結した構成となっている。
【0009】これにより、この油圧シリンダー28のピ
ストンを伸縮してアーム25上下回動する構成となって
いる。また、アーム25の後端部には、リヤーヒッチ2
9を設け、このリヤーヒッチ29の内部に薬液等の液体
を圧送するポンプ3aを設け、この上方を略平面上の覆
い板7で覆っている。そして、このポンプ3aは自在継
手3bを介して前記駆動軸23と連動連結している。
【0010】一方、前記アーム25の中間部と機枠27
の下部には、夫れ夫れ係止穴30、31を開口し、この
両係止穴30,31に係止ピンを挿通することにより、
アーム25を機枠27に対して固定する構成となってい
る。これにより、このアーム25を固定したときには、
前記フェンダー2の上面2aと、覆い板7が略平面を形
成して、液体タンク載置延設部を構成する。
【0011】液体タンク32は、図3、及び図4に示す
ように、この上部に投入口42を開口している。そして
上面視で、前方を開放した上下凹部33を設け、この上
下凹部33の先端部を一定距離だけ残して左右下部を連
結し前後凹部34を形成した構成となっている。また、
タンク32の後部には左右一定長さのタンク固定溝40
を形成している。
【0012】そして、液体タンク32を車体に取り付け
る時には、前記上下凹部33内に運転座席4を挟み込
み、前後凹部34の先端部が支持フレーム6に規制され
るまで同タンク32を押し込む。そして、リヤヒッチ2
9に設けたタンク固着具35の固定バー41を前記固定
溝40に当接した状態で、この固定バー41を締め付け
ネジ36にて締め付けて固定する。
【0013】これにより、薬液等を充填して車体が旋回
する場合、液体タンク32が横方向にずれることがあっ
ても、運転座席4、或いはこの支持フレーム6に接当す
ることとなるのでこの横ずれを規制することができる。
また、運転座席4の下方に下部空間5を形成しここに液
体タンク32の一部を配置する構成としたので、車輌が
荒れ地を走行する場合でも、このタンク32の上下バウ
ンドを規制することができる。また、上記液体タンク3
2の一部は、前記車軸駆動ケース22の上方へ位置する
こととなるので、このタンク32のすべてを車軸駆動ケ
ース22の後方に配置することと比較して、重心位置が
車体の中心部(操向時の旋回支点)に近くなり操向時に
も車体が大きく振られることが無くなる。
【0014】また、この散布作業車は、薬液タンク32
に前方を開放した凹部を設け、この凹部に運転座席4を
設ける構成としたので、従来、車体の端部にタンクを設
ける構成と比較して、タンク容量を同じくしてより低重
心とすることができ、更に、二点リンク機構のアーム2
5に薬液ポンプ3aを設けたことで、車上のスペースを
有効に活用でき、他種作業に対応できる前後長の短い、
コンパクトな車両形態を構成することができる。
【0015】
【発明の効果】この発明は、車体の前後部に略同径の前
輪と後輪を備えると共に機体幅方向に一定幅のフロアを
有する散布作業車において、車体の前部には薬液散布ブ
ームを、後輪の上方には薬液タンクを着脱可能に設けて
この薬液タンクを後方から押さえて固定する構成とし、
さらに前記前輪と後輪の間であって左右方向の中央位置
には運転席を設け、この運転席は薬液タンクで横側方と
後方が覆われ、前記散布ブームは、側面視でブームの後
側が前側よりも高くなる傾斜姿勢で収納保持されるもの
であるので、薬液タンクは後輪の上方で確実に固定され
ることになり、圃場の中に入って防除作業を行う際の機
体の前後バランス及び左右バランスが良好となると共
に、左右も広く見通せて作業性が著しく向上する。
【0016】そして、ブームの収納時には後側を高く前
側を低くした傾斜状態となっているので、走行時に薬液
散布ブームが前方視界を妨げる恐れがなく、非作業時の
走行操作を容易にすることができる。 又、前後輪が略同
径であるため地上高は高く取れて畝も跨ぎ易く、機体幅
方向に一定の幅を有するフロアを利用して容易に乗降で
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】車体の全体側面図。
【図2】車体の主枠を示す側面図。
【図3】車体に液体タンク、及び噴霧部を装着したとき
の全体側面図。
【図4】薬液タンクの断面図。
【符号の説明】
3a 薬液ポンプ 4 運転座席 9 散布作業車 25 アーム 32 液体タンク 33 上下凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01M 7/00 B05B 17/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体の前後部に略同径の前輪と後輪を備え
    ると共に機体幅方向に一定幅のフロアを有する散布作業
    車において、車体の前部には薬液散布ブームを、後輪の
    上方には薬液タンクを着脱可能に設けてこの薬液タンク
    を後方から押さえて固定する構成とし、さらに前記前輪
    と後輪の間であって左右方向の中央位置には運転席を設
    け、この運転席は薬液タンクで横側方と後方が覆われ、
    前記散布ブームは、側面視でブームの後側が前側よりも
    高くなる傾斜姿勢で収納保持されることを特徴とする散
    布作業車。
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