JP2894321B2 - 散布作業車 - Google Patents

散布作業車

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JP2894321B2
JP2894321B2 JP9125659A JP12565997A JP2894321B2 JP 2894321 B2 JP2894321 B2 JP 2894321B2 JP 9125659 A JP9125659 A JP 9125659A JP 12565997 A JP12565997 A JP 12565997A JP 2894321 B2 JP2894321 B2 JP 2894321B2
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洋一 金井
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Iseki and Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、防除用の薬液な
どを散布する散布作業車の構成に関する。
【0002】
【従来の技術、及びその課題】従来、散布作業車は、車
体の前端部、或いは後端部に液体タンクを設けたり、ま
た昇降自在に連結した作業機にこのタンクを設けて散布
作業を行なうものであった(実開昭60−151573
号公報)。そして、これらの散布作業車は、散布を行う
散布ブームと液体タンクとを一体に構成していたため、
液体タンクに液体を充填すると、車体の前後重量バラン
スが極端に偏ってこの車輌を操向しにくいという課題が
有った。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するため散布作業車を以下のように構成した。即
ち、前輪10、及び後輪1の支持部材22A,22B間
運転座席4を支持する走行車体に、着脱自在で、且つ
上面視「コ」の字状に形成した薬液タンク32を前記操
縦席4の側方から後方へかけて取り囲むように車体上に
設け、同タンク32内の薬液を散布する散布ブーム37
aを前記前輪10の支持部材22Aより前方に配置した
散布作業車。
【0004】
【発明の作用、効果】この発明は、以上のような構成に
より次のような技術的効果を奏する。前輪10、及び後
輪1の支持部材22A,22B間に運転座席4を支持す
る走行車体に薬液タンク32と散布ブーム37aとを備
える場合に、両装置を夫れ夫れ別体に構成し、重量の重
い薬液タンク32は、上面視「コ」の字状に形成し、前
記操縦席4の側方から後方へかけて取り囲むように配置
することで、車体中心よりやや後方に配置することがで
きる。
【0005】また、重量の軽い散布ブーム37aは、前
記前輪支持部材22Aよりも前方に配置することで、車
体中心よりも距離が遠くなる。従って、以上のように構
成した散布作業車は、前後のバランスを良好に保つこと
ができ、前記従来の散布作業車と比較して、操向時にも
車体が大きく振れることが少なくなる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付した図面に基づいて説明する。散布作業車9は、図
1、図2に示すように、車体前部にエンジン14を設
け、このエンジン14後部にこの回転動力を伝達する伝
導機構を設けた伝導ケース21を連結し、更に同ケース
21の左右両側部には後方に向かって延設した主フレー
ム11、11を設け車体の主枠を形成している。
【0007】また、主フレーム11、11の後端部に
は、後輪車軸駆動ケース22Bを設けこの後輪車軸22
sに後輪1、1を軸支した構成となっている。そして、
前記エンジン11の回転動力を伝導ケース21内の伝導
機構を介して伝達し、更に主フレーム11、11内を経
て後輪1、1を駆動する構成となっている。また、前記
伝導ケース21の後部からは、左右主フレーム11、1
1間に駆動軸23を突設して設け、後述する薬液などの
液体を圧送する液体ポンプ3aを駆動する構成となって
いる。また、主フレーム11、11の前部には、前フレ
ーム12を連結しこの前フレーム12の前端部に墳霧部
37を連結するヒッチ13を設けている。
【0008】前記墳霧部37は、薬液等を送る管状のブ
ーム部37aと、これに取り付けたノズル37b等から
構成され、散布作業時には車体に対してこのブーム37
aを左右に広げて走行するものである。前記エンジン1
4は、この前方をフロントグリル17で覆い、上方をボ
ンネット15、またこの左右両側を側方カバー16で覆
っている。そして、エンジン下方には、前輪車軸駆動ケ
ース22Aを設けている。前記ボンネット15後部に
は、計器板18を設け、この上方にステアリングハンド
ル19を突出して設けている。
【0009】次に散布作業車9の運転座席4の構成につ
いて説明する。前記主フレーム11、11の上方にはフ
ロア20を設け、このフロア20の後端部に後輪1、1
の上方を覆う左右フェンダー2、2を接続して設けてい
る。そして、この左右フェンダー2、2間のフロア20
上で、且つ側面視で前記前輪駆動ケース22Aの後方
で、後輪車軸駆動ケース22Bの前方に、「横L字」状
の支持フレーム6を立設して設け、この上部に運転座席
4を取り付けた構成となっている。これにより、運転座
席4に座る運転者の体重は前後輪10、1の車軸間にか
かり、重量配分を極力車体中心側に寄るように図られて
いる。
【0010】次に車体の後部について説明する。前記主
フレーム11、11の後方には支持軸24を設け、これ
に2点リンク機構のアーム25を回動自在に連結してい
る。また、主フレーム11の後端部には機枠27を設け
これに油圧シリンダー28を回動自在に設けている。そ
して、前記アーム25の回動基部に駆動アーム26を設
け、この駆動アーム26を油圧シリンダー28のピスト
ンに連結した構成となっている。これにより、この油圧
シリンダー28のピストンを伸縮してアーム25上下回
動する構成となっている。また、アーム25の後端部に
は、リヤーヒッチ29を設け、このリヤーヒッチ29の
内部に薬液等の液体を圧送するポンプ3aを設け、この
上方を略平面上の覆い板7で覆っている。そして、この
ポンプ3aは自在継手3bを介して前記駆動軸23と連
動連結している。
【0011】一方、前記アーム25の中間部と機枠27
の下部には、夫れ夫れ係止穴30、31を開口し、この
両係止穴30、31に係止ピンを挿通することにより、
アーム25を機枠27に対して固定する構成となってい
る。これにより、このアーム25を固定したときには、
前記フェンダー2の上面2aと、覆い板7が略平面を形
成して、液体タンク32を載置する構成となっている。
【0012】液体タンク32は、図3、及び図4に示す
ように、この上部に投入口42を開口している。そして
上面視で、前方を開放した上下凹部33を設け、この上
下凹部33の先端部を一定距離だけ残して左右下部を連
結し前後凹部34を形成した構成となっている。また、
タンク32の後部には左右一定長さのタンク固定溝40
を形成している。
【0013】そして、液体タンク32を車体に取り付け
る時には、前記上下凹部33内に運転座席4を挟み込
み、前後凹部34の先端部が支持フレーム6に規制され
るまで同タンク32を押し込む。そして、リヤヒッチ2
9に設けたタンク固着具35の固定バー41を前記固定
溝40に当接した状態で、この固定バー41を締め付け
ネジ36にて締め付けて固定する。これにより、薬液タ
ンク32を、例えば同容量で車体の端部に設ける場合と
比較して、極力低姿勢に配置することができ、重心位置
を低くすることができる。
【0014】以上のように構成した散布作業機は、前輪
10、及び後輪1を夫れ夫れ支持する前輪車軸駆動ケー
ス22A、後輪車軸駆動ケース22B間に運転座席4を
支持する走行車体に薬液タンク32と散布ブーム37a
とを備える場合に、両装置を夫れ夫れ別体に構成し、重
量の重い薬液タンク32は、上面視「コ」の字状に形成
し、前記操縦席4の側方から後方へかけて取り囲むよう
配置することで、車体中心よりやや後方に配置するこ
とができる。また、重量の軽い散布ブーム37aは、前
記前輪支持部材22Aよりも前方に配置することで、車
体中心よりも距離が遠くなる。
【0015】また、前記液体タンク32は、横方向にず
れることがあっても、運転座席4、或いはこの支持フレ
ーム6に接当することとなるのでこの横ずれを規制する
ことができる。また、運転座席4の下方に下部空間5を
形成しここに液体タンク32の一部を配置する構成とし
たので、車輌が荒れ地を走行する場合でも、このタンク
32の上下バウンドを規制することができる。また、上
記液体タンク32の一部は、前記後輪車軸駆動ケース2
2Bの上方へ位置することとなるので、このタンク32
のすべてを後輪車軸駆動ケース22Bの後方に配置する
ことと比較して、重心位置が車体の中心部(操向時の旋
回支点)に近くなり操向時にも車体が大きく振られるこ
とが少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車体の全体側面図。
【図2】車体の主枠を示す側面図。
【図3】車体に液体タンク、及び噴霧部を装着したとき
の全体側面図。
【図4】薬液タンクの断面図。
【符号の説明】
1 後輪 4 運転座席 9 散布作業車 10 前輪 22A 前輪車軸駆動ケース 22B 後輪車軸駆動ケース 22s 後輪車軸 32 液体タンク 33 上下凹部 37 噴霧部 37a 散布ブーム 37b ノズル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前輪10、及び後輪1の支持部材22
    A,22B間に運転座席4を支持する走行車体に、着脱
    自在で、且つ上面視「コ」の字状に形成した薬液タンク
    32を前記操縦席4の側方から後方へかけて取り囲むよ
    うに車体上に設け、同タンク32内の薬液を散布する
    布ブーム37aを前記前輪支持部材22Aより前方に配
    置した散布作業車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2623843B2 (ja) 1989-07-28 1997-06-25 井関農機株式会社 移動車輌の前後移動式液体収納タンク

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JPH0448842Y2 (ja) * 1987-08-10 1992-11-17

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JP2623843B2 (ja) 1989-07-28 1997-06-25 井関農機株式会社 移動車輌の前後移動式液体収納タンク

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