JPH0448842Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0448842Y2 JPH0448842Y2 JP12138487U JP12138487U JPH0448842Y2 JP H0448842 Y2 JPH0448842 Y2 JP H0448842Y2 JP 12138487 U JP12138487 U JP 12138487U JP 12138487 U JP12138487 U JP 12138487U JP H0448842 Y2 JPH0448842 Y2 JP H0448842Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sprayer
- power
- fulcrum bracket
- front axle
- frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 14
- 239000003814 drug Substances 0.000 claims description 2
- 229940079593 drug Drugs 0.000 claims description 2
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Special Spraying Apparatus (AREA)
- Catching Or Destruction (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は原動機によつて自走するスプレーヤ
で、原動機を前車軸上方に配設するとともに、走
行動力を伝達するカウンタシヤフトを、前車軸揺
動支点の支持部材を貫通させ、この支持部材に前
記カウンタシヤフトの軸受を取り付けて機体を軽
量、コンパクト、前、後車軸の重量配分よく、レ
イアウトした考案である。
で、原動機を前車軸上方に配設するとともに、走
行動力を伝達するカウンタシヤフトを、前車軸揺
動支点の支持部材を貫通させ、この支持部材に前
記カウンタシヤフトの軸受を取り付けて機体を軽
量、コンパクト、前、後車軸の重量配分よく、レ
イアウトした考案である。
従来の農業用乗用型トラクタでは、第5図に示
すように原動機a、クラツチb、変速機c、差動
機dをそれぞれ鋳造し、ボルトによつて直列に並
べ、変速機cの下に前車軸eを左右に揺動する軸
受fを設け、それを支点として前車軸eを揺動し
ている。
すように原動機a、クラツチb、変速機c、差動
機dをそれぞれ鋳造し、ボルトによつて直列に並
べ、変速機cの下に前車軸eを左右に揺動する軸
受fを設け、それを支点として前車軸eを揺動し
ている。
従来の上述の構造によると次に列記するような
解決すべき課題が指摘される。すなわち、 フレームは不要であるが、通常原動機の
PTOは一箇所しかなく、走行のほかに例えば
動力噴霧機等を駆動しようとしても、出力軸が
ないため不可能である。
解決すべき課題が指摘される。すなわち、 フレームは不要であるが、通常原動機の
PTOは一箇所しかなく、走行のほかに例えば
動力噴霧機等を駆動しようとしても、出力軸が
ないため不可能である。
変速機cの下が前車軸eの左右揺動の支点と
なるため、重量の重い原動機aが前方へ大きく
張り出し、機体の前、後軸の重量バランスが悪
く、傾斜地等で転倒の危険がある。
なるため、重量の重い原動機aが前方へ大きく
張り出し、機体の前、後軸の重量バランスが悪
く、傾斜地等で転倒の危険がある。
原動機aの出力軸の回転方向として、逆回転
のものを乗せようとする時には、変速機cのギ
ア伝動軸を一本増やさなければならない。
のものを乗せようとする時には、変速機cのギ
ア伝動軸を一本増やさなければならない。
オペレータの乗るスペースを確保するため、
重い鋳物を間伸びさせ、無駄な重量となつてい
る。
重い鋳物を間伸びさせ、無駄な重量となつてい
る。
ここにおいてこの考案は、上述の課題を解消す
べく、フレーム上に原動機、動力噴霧機、薬剤タ
ンクが搭載され、このフレームと前車軸が進行方
向に対し垂直な面内で揺動可能とされるスプレー
ヤにおいて、前記フレームは前車軸と平行に断面
コの字状の支点ブラケツトが一体形成され、前車
軸央部に一体形成された膨出部との間に揺動ピン
を介して前車軸に揺動可能に連結され、前記原動
機は前記支点ブラケツトの上方に載置され、端部
にVプーリを形成した出力軸を前方に臨ませ、支
点ブラケツトを前後方向に貫通し、支点ブラケツ
ト前後縁に配設された軸受を介して軸支され、前
方にクラツチ付きVプーリが配設されたカウンタ
軸との間にVベルトを介して動力伝達され、この
カウンタ軸に連結されたプロペラシヤフトを介し
て後車軸に配設された変速機に動力伝達してなる
スプレーヤを提案し、かつその実施に当つて、前
記軸受の包持体には前記クラツチの操作アームの
支点が一体的に形成されてなるようにするもので
ある。
べく、フレーム上に原動機、動力噴霧機、薬剤タ
ンクが搭載され、このフレームと前車軸が進行方
向に対し垂直な面内で揺動可能とされるスプレー
ヤにおいて、前記フレームは前車軸と平行に断面
コの字状の支点ブラケツトが一体形成され、前車
軸央部に一体形成された膨出部との間に揺動ピン
を介して前車軸に揺動可能に連結され、前記原動
機は前記支点ブラケツトの上方に載置され、端部
にVプーリを形成した出力軸を前方に臨ませ、支
点ブラケツトを前後方向に貫通し、支点ブラケツ
ト前後縁に配設された軸受を介して軸支され、前
方にクラツチ付きVプーリが配設されたカウンタ
軸との間にVベルトを介して動力伝達され、この
カウンタ軸に連結されたプロペラシヤフトを介し
て後車軸に配設された変速機に動力伝達してなる
スプレーヤを提案し、かつその実施に当つて、前
記軸受の包持体には前記クラツチの操作アームの
支点が一体的に形成されてなるようにするもので
ある。
この考案の上述の構造のスプレーヤにおいて、
原動機6からの動力をVプーリ12、Vベルト1
9及びVプーリ17を介してカウンタ軸18に導
き、このカウンタ軸18に設けられたクラツチ1
6によつて、動力のON,OFFを行ない、更にプ
ロペラシヤフト20によつて、後車軸3部に設け
た変速機21により変速された動力を前後差動機
に伝え、後車軸3から後車輪5を回転させ走行す
るものである。
原動機6からの動力をVプーリ12、Vベルト1
9及びVプーリ17を介してカウンタ軸18に導
き、このカウンタ軸18に設けられたクラツチ1
6によつて、動力のON,OFFを行ない、更にプ
ロペラシヤフト20によつて、後車軸3部に設け
た変速機21により変速された動力を前後差動機
に伝え、後車軸3から後車輪5を回転させ走行す
るものである。
次にこの考案を図面に示す実施例にしたがつて
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第1図ないし第4図において、フレーム1は前
車軸2及び後車軸3にそれぞれ取り付けた前車輪
4及び後車輪5上に走行可能に支承されており、
このフレーム1上には原動機6、動力噴霧機7、
薬剤タンク8が搭載されている。
車軸2及び後車軸3にそれぞれ取り付けた前車輪
4及び後車輪5上に走行可能に支承されており、
このフレーム1上には原動機6、動力噴霧機7、
薬剤タンク8が搭載されている。
前記フレーム1には前車軸2と平行に断面コの
字状の支点ブラケツト9が一体形成されており、
前記前車軸2の央部に一体成形された膨出部10
との間に揺動ピン11を介して前車軸2に揺動可
能に連結される。
字状の支点ブラケツト9が一体形成されており、
前記前車軸2の央部に一体成形された膨出部10
との間に揺動ピン11を介して前車軸2に揺動可
能に連結される。
前記原動機6は前記支点ブラケツト9の上方に
載置され、端部にVプーリ12を形成した出力軸
13を前方に臨ませ、前記支点ブラケツト9を前
後方向に貫通し、この支点ブラケツト9の前後縁
に配設された軸受14,15を介して軸支され、
前方にクラツチ16付きVプーリ17が配設され
たカウンタ軸18との間にVベルト19を介して
動力伝達され、このカウンタ軸18に連結された
プロペラシヤフト20を介して後車軸3に配設さ
れた変速機21に動力伝達をするように構成され
ている。
載置され、端部にVプーリ12を形成した出力軸
13を前方に臨ませ、前記支点ブラケツト9を前
後方向に貫通し、この支点ブラケツト9の前後縁
に配設された軸受14,15を介して軸支され、
前方にクラツチ16付きVプーリ17が配設され
たカウンタ軸18との間にVベルト19を介して
動力伝達され、このカウンタ軸18に連結された
プロペラシヤフト20を介して後車軸3に配設さ
れた変速機21に動力伝達をするように構成され
ている。
なお前記軸受14の包持体22には前記クラツ
チ16の操作アーム23の支点24が一体的に形
成される。
チ16の操作アーム23の支点24が一体的に形
成される。
上記構成において、原動機6からの動力をVプ
ーリ12、Vベルト19及びVプーリ17を介し
てカウンタ軸18に導き、そこに設けられたクラ
ツチ16によつて動力のON,OFFを行ない、更
にプロペラシヤフト20によつて、後車軸3部に
設けられた変速機21に導き、変速された動力を
前後差動機に伝え、後車軸3から後車輪5を回転
させて走行する。一方、前車軸2は前記カウンタ
軸18の軸受を取り付けた支点ブラケツト9の中
央を前車軸2の揺動支点として、左右に揺動して
路面の凹凸に追従して車輪4,5の路面に接地さ
せてフレーム1を支えるのである。
ーリ12、Vベルト19及びVプーリ17を介し
てカウンタ軸18に導き、そこに設けられたクラ
ツチ16によつて動力のON,OFFを行ない、更
にプロペラシヤフト20によつて、後車軸3部に
設けられた変速機21に導き、変速された動力を
前後差動機に伝え、後車軸3から後車輪5を回転
させて走行する。一方、前車軸2は前記カウンタ
軸18の軸受を取り付けた支点ブラケツト9の中
央を前車軸2の揺動支点として、左右に揺動して
路面の凹凸に追従して車輪4,5の路面に接地さ
せてフレーム1を支えるのである。
上述の構成からなるこの考案のスプレーヤによ
れば次のような効果を奏するものである。すなわ
ち、 原動機出力軸からVプーリ、Vベルトで動力
を取り出しているので、さらにV溝を延長する
ことによつて他の例えば薬液タンクに薬液を補
給するポンプを容易に駆動することができる。
れば次のような効果を奏するものである。すなわ
ち、 原動機出力軸からVプーリ、Vベルトで動力
を取り出しているので、さらにV溝を延長する
ことによつて他の例えば薬液タンクに薬液を補
給するポンプを容易に駆動することができる。
前車軸の真上に原動機を配置できるので、重
心を機体の中心にすることができ、さらに前後
車軸の重量バランスをよくすることができる。
心を機体の中心にすることができ、さらに前後
車軸の重量バランスをよくすることができる。
原動機の出力軸がもし逆回転の時には、原動
機の出力軸を後側にして、クラツチも支点ブラ
ケツト後側にしてVプーリに直接プロペラシヤ
フトのフランジを取り付ければよい。
機の出力軸を後側にして、クラツチも支点ブラ
ケツト後側にしてVプーリに直接プロペラシヤ
フトのフランジを取り付ければよい。
オペレータを機体の中心に乗れるようにし
て、ハイクリアランス車両での恐怖感をなくす
時は、フレームだけを間伸びさせればよく、軽
量に運転スペースを確保できる。
て、ハイクリアランス車両での恐怖感をなくす
時は、フレームだけを間伸びさせればよく、軽
量に運転スペースを確保できる。
支点ブラケツトは前車軸揺動の支点と、カウ
ンタシヤフトの軸受を支える部材でもあるた
め、軽量、安価である。
ンタシヤフトの軸受を支える部材でもあるた
め、軽量、安価である。
Vベルト伝動であるため、原動機の回転むら
を吸収するので、伝動がなめらかである。
を吸収するので、伝動がなめらかである。
プロペラシヤフトはフレーム上面より下にお
さまつてしまうので、オペレータの足元スペー
スが平らで運転しやすい。
さまつてしまうので、オペレータの足元スペー
スが平らで運転しやすい。
第1図はこの考案のスプレーヤの側面図、第2
図はその平面図、第3図は正面図、第4図は一部
分の拡大平面図で、第5図は従来構造の説明図で
ある。 なお図において、1……フレーム、2……前車
軸、3……後車軸、6……原動機、7……動力噴
霧機、8……薬剤タンク、9……支点ブラケツ
ト、13……出力軸、18……カウンタ軸、20
……プロペラシヤフト、21……変速機、であ
る。
図はその平面図、第3図は正面図、第4図は一部
分の拡大平面図で、第5図は従来構造の説明図で
ある。 なお図において、1……フレーム、2……前車
軸、3……後車軸、6……原動機、7……動力噴
霧機、8……薬剤タンク、9……支点ブラケツ
ト、13……出力軸、18……カウンタ軸、20
……プロペラシヤフト、21……変速機、であ
る。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) フレーム1上に原動機6、動力噴霧機7、薬
剤タンク8が搭載され、このフレーム1と前車
軸2が進行方向に対し垂直な面内で揺動可能と
されるスプレーヤにおいて、前記フレーム1は
前車軸2と平行に断面コの字状の支点ブラケツ
ト9が一体形成され、前車軸2の央部に一体形
成された膨出部10との間に揺動ピン11を介
して前車軸2に揺動可能に連結され、前記原動
機6は前記支点ブラケツト9の上方に載置さ
れ、端部にVプーリ12を形成した出力軸13
を前方に臨ませ、支点ブラケツト9を前後方向
に貫通し、支点ブラケツト9前後縁に配設され
た軸受14,15を介して軸支され、前方にク
ラツチ16付きVプーリ17が配設されたカウ
ンタ軸18との間にVベルト19を介して動力
伝達され、このカウンタ軸18に連結されたプ
ロペラシヤフト20を介して後車軸3に配設さ
れた変速機21に動力伝達してなるスプレー
ヤ。 (2) 前記軸受14の包持体22には前記クラツチ
16の操作アーム23の支点24が一体的に形
成されてなる実用新案登録請求の範囲第1項記
載のスプレーヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12138487U JPH0448842Y2 (ja) | 1987-08-10 | 1987-08-10 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12138487U JPH0448842Y2 (ja) | 1987-08-10 | 1987-08-10 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6428979U JPS6428979U (ja) | 1989-02-21 |
JPH0448842Y2 true JPH0448842Y2 (ja) | 1992-11-17 |
Family
ID=31368337
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12138487U Expired JPH0448842Y2 (ja) | 1987-08-10 | 1987-08-10 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0448842Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2560472B2 (ja) * | 1989-04-14 | 1996-12-04 | 井関農機株式会社 | 乗用管理機 |
JP2894321B2 (ja) * | 1997-05-15 | 1999-05-24 | 井関農機株式会社 | 散布作業車 |
-
1987
- 1987-08-10 JP JP12138487U patent/JPH0448842Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6428979U (ja) | 1989-02-21 |
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