JP2555213Y2 - トラクターのアクスルフレーム構造 - Google Patents

トラクターのアクスルフレーム構造

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JP2555213Y2
JP2555213Y2 JP1992024700U JP2470092U JP2555213Y2 JP 2555213 Y2 JP2555213 Y2 JP 2555213Y2 JP 1992024700 U JP1992024700 U JP 1992024700U JP 2470092 U JP2470092 U JP 2470092U JP 2555213 Y2 JP2555213 Y2 JP 2555213Y2
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axle
axle frame
tractor
bent
sides
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JP1992024700U
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Inventor
良雄 鰐川
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石川島芝浦機械株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、トラクターの機体両側
より前方に延出するアクスルフレームの構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来からトラクターの車体両側の前後方
向に配設したアクスルフレームの構成は公知となってい
るのである。例えば、実公平3−23899号公報の技
術である。該技術のアクスルフレームは、機体前部両側
に取り付けられたアクスルフレームの一方は真直ぐ前方
へ延出し、他方は中途部で屈曲させて操向装置の作動部
を配置できるようにし、該屈曲部には補強部材を貼設し
て強度アップを図っていたのである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしこのような構成
であると、機体前部での取付幅と異なった内幅が必要と
なる場合、例えば、アクスルフレーム後部に配置するエ
ンジンまたはクラッチハウジング等の取付幅とアクスル
フレーム前部に配置するラジエターやフロントアクスル
ケースや操向装置等を取り付けるための内幅が異なる場
合、延出されたアクスルフレームを屈曲させると、その
屈曲部付近の強度が低下してしまうので、強度アップの
ために補強部材や他の部材を利用する必要があり、複雑
な構成となってコストアップとなっていたのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案はこのような問題
点を解消するために、次の如く構成したものである。ト
ラクターの機体1の前部の両側に、それぞれ左右一対の
アクスルフレーム2を前方に向かって延出し、該アクス
ルフレーム2をトラクター機体1の側方に固定する取付
部材3と、該取付部材3より前方に延出した延出部材4
とに前後に分割し、該延出部材4にてアクスルケース5
を前後方向の軸芯回りに回動自在に支持した構成におい
て、左右一対のアクスルフレームの少なくとも一方側の
取付部材3と延出部材4を屈曲させ、それぞれの屈曲部
を重複させて固着し、該重複部の内側面にアクスルケー
ス5のホルダ6・7を渡架固着したものである。
【0005】
【作用】機体両側に配置したそれぞれのアクスルフレー
ムを前後方向で取付部材と延出部材に分割して、該延出
部材4の後部に設けた屈曲部4aと、取付部材3の前部
に設けた屈曲部3aを重複させて固着するので、両者が
互いに補強しあうことになり、その重複部の内側面に前
ホルダ6及び後ホルダ7が渡架されてボルト等にて締め
付け固着されて、枠組構成となって更に強度がアップさ
れるのである。
【0006】
【実施例】本考案の解決すべき課題及び解決する手段は
以上の如くであり、次に添付の図面に示した実施例につ
いて説明する。図1はアクスルフレーム部の側面図、図
2は同じく平面図、図3は同じく正面図一部断面図、図
4はトラクターの全体側面図である。
【0007】図4において全体構成から説明すると、1
1は前輪、12は後輪、13は座席であり、ボンネット
14内にエンジン等が収納され、該ボンネット14後部
にハンドル15が突出されて、該ハンドル15の回動に
より前輪11を操向回動可能としている。前記ボンネッ
ト14やエンジン等は本考案の要部であるアクスルフレ
ーム2の前部上に載置され、アクスルフレーム2後部に
は機体1に固設され、機体1後部はミッションケースに
て構成され、前記座席13がミッションケース上に載置
され、後端に作業機装着装置が配設され、側面にリアア
クスルケースを介して前記後輪12を支持している。1
7は安全フレームである。
【0008】そして、本考案の要部であるアクスルフレ
ーム2は、図1・図2・図3に示すように、進行方向と
平行に機体1両側に配置され、該アクスルフレーム2は
機体1への取付部材3と該取付部材3より前方に延設す
る延出部材4からなり、該取付部材3はボルト19・1
9・・・にて機体1に固定している。20は冷却ファン
を駆動するためのプーリーである。
【0009】前記延出部材4前端にはバンパー22が固
設され、その後部の延出部材4一側の内側には平面視
「く」字状のプレート23が固設され、他側の内側には
「へ」字状のプレート24が固設され、該プレート23
・24に操向用出力部8が固設されている。該操向用出
力部8の後端にはユニバーサルジョイント26や連結シ
ャフト27等を介して前記ハンドル15と連動連結さ
れ、該操向用出力部8から下方へ突出した出力軸8aに
はアーム29の一端が固設され、該アーム29は後方へ
突出されて、該アーム29後端にタイロッド30L・3
0Rが枢結され、該タイロッド30L・30R他端にナ
ックルアームを枢結して、前記ハンドル15の操向回動
に連動してナックルアームが回動されて前輪11が操向
回動すべく構成しているのである。
【0010】前記延出部材4後部は、図2に示すよう
に、折り曲げられて屈曲部4aが形成され、後部の内幅
が狭くなるように構成し、この屈曲部4aの形状に合わ
せて取付部材3前端も折り曲げられて屈曲部3aが形成
され、該延出部4の屈曲部4a上部内面に取付部材3の
屈曲部3aが合わせられて、重複して溶接固定されてい
る。但し、片側のアクスルフレーム2のみ屈曲部を設
け、他方は直線的に配設することも可能である。前記屈
曲部3aの下面に連結支持部材25・25が当接されて
屈曲部4aに固設され、該連結支持部材25・25の下
面に前ホルダ6と後ホルダ7の両側上面を当接させて、
該前ホルダ6と後ホルダ7の両側外側面を左右の延出部
材4の屈曲部4a両側に前後平行に渡架してボルト31
・31・・・にて該前ホルダ6と後ホルダ7の両側を締
め付けて固着しているのである。そして、該前ホルダ6
と後ホルダ7のそれぞれ中央部の対向する内側面にピボ
ットシャフトを介してフロントアクスルケース5が左右
傾倒可能に支持され、該フロントアクスルケース5の中
央後部には前輪駆動用の軸34が挿入され、フロントア
クスルケース5両側に前輪11・11が支持されるので
ある。
【0011】
【考案の効果】本考案は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するものである。第1に、アクスルフレ
ームを取付部材と延出部材に分割して、それぞれの部材
を屈曲して、その屈曲部を重複させて固着したことによ
り、アクスルフレームの内幅寸法を変えても強度低下す
ることがなくなったのである。 第2に、十分な強度を有
するフレーム部材同士での重合固着のため、補強部材や
他部材を利用しての強度アップの必要がなく、簡単な構
造でコスト低減化を図れたのである。第3に、取付部材
3と延出部材4を屈曲させ、それぞれの屈曲部を重複さ
せて固着し、該重複部の内側面にアクスルケース5のホ
ルダ6・7を渡架固着したので、アクスルケース5に掛
かる荷重を指示する必要のある前ホルダ6と後ホルダ7
の部分を、前記屈曲部3a・4aの重複部の内側に配置
するので、該ホルダ6・7の部分の支持力を増強するこ
とが出来たのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】アクスルフレーム部の側面図である。
【図2】アクスルフレーム部の平面図である。
【図3】アクスルフレーム部の正面図一部断面図であ
る。
【図4】トラクターの全体側面図である。
【符号の説明】
1 機体 2 アクスルフレーム 3 取付部材 3a 屈曲部 4 延出部材 4a 屈曲部 5 アクスルケース

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクターの機体1の前部の両側に、そ
    れぞれ左右一対のアクスルフレーム2を前方に向かって
    延出し、該アクスルフレーム2をトラクター機体1の側
    方に固定する取付部材3と、該取付部材3より前方に延
    出した延出部材4とに前後に分割し、該延出部材4にて
    アクスルケース5を前後方向の軸芯回りに回動自在に支
    持した構成において、左右一対のアクスルフレームの少
    なくとも一方側の取付部材3と延出部材4を屈曲させ、
    それぞれの屈曲部を重複させて固着し、該重複部の内側
    面にアクスルケース5のホルダ6・7を渡架固着した
    とを特徴とするトラクターのアクスルフレーム構造。
JP1992024700U 1992-04-17 1992-04-17 トラクターのアクスルフレーム構造 Expired - Lifetime JP2555213Y2 (ja)

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JPH0582756U JPH0582756U (ja) 1993-11-09
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JPS61132163U (ja) * 1985-02-07 1986-08-18

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