JPH05455Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH05455Y2 JPH05455Y2 JP1987150912U JP15091287U JPH05455Y2 JP H05455 Y2 JPH05455 Y2 JP H05455Y2 JP 1987150912 U JP1987150912 U JP 1987150912U JP 15091287 U JP15091287 U JP 15091287U JP H05455 Y2 JPH05455 Y2 JP H05455Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- vehicle body
- transmission
- engine
- struts
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 22
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 210000001015 abdomen Anatomy 0.000 description 1
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は農用トラクタの安全フレームに関し、
詳しくは、車体の転倒時に運転者を保護するため
のフレームに関する。
詳しくは、車体の転倒時に運転者を保護するため
のフレームに関する。
従来、エンジンとミツシヨンとが一体的に連結
されて機体フレームを兼ねる伝動フレーム構造を
採る農用トラクタの安全フレームとしては、例え
ば実開昭59−110780号公報に示されるもののよう
に、下端側が車体に連結された門形の安全フレー
ムが知られている。
されて機体フレームを兼ねる伝動フレーム構造を
採る農用トラクタの安全フレームとしては、例え
ば実開昭59−110780号公報に示されるもののよう
に、下端側が車体に連結された門形の安全フレー
ムが知られている。
前記公報のものは、左右一対の後部支柱による
２柱式安全フレームであるが、前部にも左右の一
対のフレームを備えることによつて、より強化さ
れた安全フレームを構成することが計画された。
２柱式安全フレームであるが、前部にも左右の一
対のフレームを備えることによつて、より強化さ
れた安全フレームを構成することが計画された。
そこで、前部支柱を強度不足なく取付ける手段
として、 エンジン支持フレーム クラツチハウジング ミツシヨンケース の３箇所に取付けることが考えられる。
として、 エンジン支持フレーム クラツチハウジング ミツシヨンケース の３箇所に取付けることが考えられる。
ところが、の場合ではそのフレームの横に位
置する前輪と干渉する無理があり、の場合では
３次元曲面となるハウジング表面には支柱取付部
を構成し難いとともに、の場合では支柱が操縦
ステツプの真横に位置して乗り降りの妨げにな
る、といつた具合に、いずれの手段でも実現が困
難であることが判る。
置する前輪と干渉する無理があり、の場合では
３次元曲面となるハウジング表面には支柱取付部
を構成し難いとともに、の場合では支柱が操縦
ステツプの真横に位置して乗り降りの妨げにな
る、といつた具合に、いずれの手段でも実現が困
難であることが判る。
しかしながら、位置的にはの手段のみが、す
なわち、クラツチハウジングの横位置であれば物
理的に前部支柱を配設可能であることが理解でき
るため、本考案は、そのクラツチハウジング横位
置において前部支柱を強度十分に支持する構造を
実現させることを目的とする。
なわち、クラツチハウジングの横位置であれば物
理的に前部支柱を配設可能であることが理解でき
るため、本考案は、そのクラツチハウジング横位
置において前部支柱を強度十分に支持する構造を
実現させることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の特徴は、エンジンからの動力を車体後
部のミツシヨンケースに伝えるべく筒状に成形さ
れた伝動フレームの側面と、エンジンを支持する
フレームの側面とに亘つて設けられた左右のブラ
ケツトから夫々車体外方に向けてステーを延設す
ると共に、これら左右のステーの外端部に前部支
柱の下端部を連結し、かつ、左右のブラケツトの
間に左右のステーの基端部同士を連結する中間部
材を設け、又、車体後部のミツシヨンケース、あ
るいは、後車軸ケースに、その下端が連結された
左右一対の後部支柱を設けて成る点にあり、その
作用、及び効果は次の通りである。
部のミツシヨンケースに伝えるべく筒状に成形さ
れた伝動フレームの側面と、エンジンを支持する
フレームの側面とに亘つて設けられた左右のブラ
ケツトから夫々車体外方に向けてステーを延設す
ると共に、これら左右のステーの外端部に前部支
柱の下端部を連結し、かつ、左右のブラケツトの
間に左右のステーの基端部同士を連結する中間部
材を設け、又、車体後部のミツシヨンケース、あ
るいは、後車軸ケースに、その下端が連結された
左右一対の後部支柱を設けて成る点にあり、その
作用、及び効果は次の通りである。
上記特徴構成を第１図と第２図を参照して説明
すれば、エンジン支持フレーム１と伝動フレーム
４に亘るブラケツト１５は、その前後に広い取付
けスパンによつて前後方向強度が十分に備わるよ
うになり、かつ、左右のブラケツト１５，１５を
中間部材１７でもつて左右方向に連結してあるの
で、これらブラケツト１５，１５は、これら自身
の部材強度をあまり高めることなく前後及び左右
方向強度が十分高いものとなる。
すれば、エンジン支持フレーム１と伝動フレーム
４に亘るブラケツト１５は、その前後に広い取付
けスパンによつて前後方向強度が十分に備わるよ
うになり、かつ、左右のブラケツト１５，１５を
中間部材１７でもつて左右方向に連結してあるの
で、これらブラケツト１５，１５は、これら自身
の部材強度をあまり高めることなく前後及び左右
方向強度が十分高いものとなる。
従つて、クラツチハウジング３の横位置におい
てステー１６を強度十分に支持させることがで
き、このステー１６に取付けられる前部支柱１３
を、前輪と干渉するとか操縦ステツプの横に位置
するといつた不都合なく、かつ、強度十分に車体
前部に取付けることが可能になる。
てステー１６を強度十分に支持させることがで
き、このステー１６に取付けられる前部支柱１３
を、前輪と干渉するとか操縦ステツプの横に位置
するといつた不都合なく、かつ、強度十分に車体
前部に取付けることが可能になる。
そして、ブラケツト１５，１５や中間部材１７
は車体下腹部に位置して構成され、車体側方には
僅かにステー１６が突出するのみであるから、空
間の有効利用を図りながら極力車体が横方向に嵩
張つた状態となることが抑制されるようになる。
は車体下腹部に位置して構成され、車体側方には
僅かにステー１６が突出するのみであるから、空
間の有効利用を図りながら極力車体が横方向に嵩
張つた状態となることが抑制されるようになる。
例えば、実開昭54−28805号公報や、実開昭53
−108019号公報で示されるもののように、前部作
業装置（フロントローダ）の取付けと前部支柱の
取付けとを兼用させた支持部を設ける手段では、
強大な支持力を得るために支持構造がより大袈裟
なものになりコスト・重量的に不利であるととも
に、そのための車体側方に突出した支持部分の嵩
が大きく、狭路が走行し難いとか他物と接触し易
いといつた不利があるが、本願のものではそのよ
うな不利が解消される利点がある。
−108019号公報で示されるもののように、前部作
業装置（フロントローダ）の取付けと前部支柱の
取付けとを兼用させた支持部を設ける手段では、
強大な支持力を得るために支持構造がより大袈裟
なものになりコスト・重量的に不利であるととも
に、そのための車体側方に突出した支持部分の嵩
が大きく、狭路が走行し難いとか他物と接触し易
いといつた不利があるが、本願のものではそのよ
うな不利が解消される利点がある。
〔考案の効果〕
その結果、伝動フレーム構造を採りながらステ
ツプや前輪との干渉のない良好な位置に前部支柱
を強度十分に車体に取付けることができ、そのた
めの車体横幅の嵩張り少なくより強度アツプされ
る４柱式の安全フレームを提供できた。
ツプや前輪との干渉のない良好な位置に前部支柱
を強度十分に車体に取付けることができ、そのた
めの車体横幅の嵩張り少なくより強度アツプされ
る４柱式の安全フレームを提供できた。
又、広い前後スパンのブラケツトにより、機体
フレームとしての強度が向上する利点も有してい
る。
フレームとしての強度が向上する利点も有してい
る。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第１図及び第２図に示すように、車体の前部に
フレーム１で支持されたエンジン２を設けると共
に、このエンジン２の後面にクラツチハウジング
３と伝動フレーム４とが順次連結され、この伝動
フレーム４の後端にミツシヨンケース５が連結さ
れ、又、このミツシヨンケース５からの動力が伝
えられる前後車輪６，６，７，７を設けて伝動系
が形成され、更に、エンジン２を覆うボンネツト
８、前車輪６，６を操向操作するステアリングハ
ンドル９、運転座席１０、運転座席１０の左右両
側に配置したリヤフエンダ１１，１１、及び安全
フレームＳを備えて農用トラクタが構成されてい
る。
フレーム１で支持されたエンジン２を設けると共
に、このエンジン２の後面にクラツチハウジング
３と伝動フレーム４とが順次連結され、この伝動
フレーム４の後端にミツシヨンケース５が連結さ
れ、又、このミツシヨンケース５からの動力が伝
えられる前後車輪６，６，７，７を設けて伝動系
が形成され、更に、エンジン２を覆うボンネツト
８、前車輪６，６を操向操作するステアリングハ
ンドル９、運転座席１０、運転座席１０の左右両
側に配置したリヤフエンダ１１，１１、及び安全
フレームＳを備えて農用トラクタが構成されてい
る。
前記伝動フレーム４はエンジン２からの動力を
車体後部のミツシヨンケース５に伝える伝動軸
（図示せず）を収めるよう筒状に成形され、この
伝動フレーム４の左右側面にはステツプ12，12が
形成され、又、前記安全フレームＳは、このステ
ツプ12，12に干渉しないよう設けられた左右一対
の前部支柱１３，１３と、前記リヤフエンダ１
１，１１を上下に挿通する左右一対の後部支柱１
４，１４とを備えて構成されている。
車体後部のミツシヨンケース５に伝える伝動軸
（図示せず）を収めるよう筒状に成形され、この
伝動フレーム４の左右側面にはステツプ12，12が
形成され、又、前記安全フレームＳは、このステ
ツプ12，12に干渉しないよう設けられた左右一対
の前部支柱１３，１３と、前記リヤフエンダ１
１，１１を上下に挿通する左右一対の後部支柱１
４，１４とを備えて構成されている。
つまり、前記エンジン２を支持するフレーム１
と伝動フレーム４との両側面に亘つてブラケツト
１５，１５が取付けられ、これらブラケツト１
５，１５の外側面には車体外方に向けてステー１
６，１６が延設され、これらステー１６，１６の
外端部に対して前記前部支柱１３，１３の下端部
が連結され、更に、両ブラケツト１５，１５の内
面側には左右のステー１６，１６の基端部同士を
連結する中間部材１７が設けられている。
と伝動フレーム４との両側面に亘つてブラケツト
１５，１５が取付けられ、これらブラケツト１
５，１５の外側面には車体外方に向けてステー１
６，１６が延設され、これらステー１６，１６の
外端部に対して前記前部支柱１３，１３の下端部
が連結され、更に、両ブラケツト１５，１５の内
面側には左右のステー１６，１６の基端部同士を
連結する中間部材１７が設けられている。
又、前記後車輪７，７夫々の車軸ケース１８，
１８に対して前記後部支柱１４，１４の下端部が
連結され、更に、前部支柱１３，１３及び後部支
柱１４，１４夫々の上部が連結され、これら左右
の上部同士の間をパイプフレーム１９，１９で連
結して、該安全フレームＳは一層の強度アツプが
図られると共に、屋根部を形成するようになつて
いる。
１８に対して前記後部支柱１４，１４の下端部が
連結され、更に、前部支柱１３，１３及び後部支
柱１４，１４夫々の上部が連結され、これら左右
の上部同士の間をパイプフレーム１９，１９で連
結して、該安全フレームＳは一層の強度アツプが
図られると共に、屋根部を形成するようになつて
いる。
本考案は上記実施例以外に例えば、前部支柱同
士、後部支柱同士を門型に連結して実施して良
く、後部支柱の下端をミツシヨンケースに連結す
るよう実施しても良い。
士、後部支柱同士を門型に連結して実施して良
く、後部支柱の下端をミツシヨンケースに連結す
るよう実施しても良い。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対
照を便利にする為に符号を記すが、該記入による
本考案は添付図面の構造に限定されるものではな
い。
照を便利にする為に符号を記すが、該記入による
本考案は添付図面の構造に限定されるものではな
い。
図面は本考案に係る農用トラクタの安全フレー
ムの実施例を示し、第１図は該安全フレームの側
面図、第２図は該安全フレームの正面図である。 １……フレーム、２……エンジン、４……伝動
フレーム、５……ミツシヨンケース、１３……前
部支柱、１４……後部支柱、１５……ブラケツ
ト、１６……ステー、１７……中間部材、１８…
…後車輪ケース。
ムの実施例を示し、第１図は該安全フレームの側
面図、第２図は該安全フレームの正面図である。 １……フレーム、２……エンジン、４……伝動
フレーム、５……ミツシヨンケース、１３……前
部支柱、１４……後部支柱、１５……ブラケツ
ト、１６……ステー、１７……中間部材、１８…
…後車輪ケース。
Claims (1)
- エンジン２からの動力を車体後部のミツシヨン
ケース５に伝えるべく筒状に成形された伝動フレ
ーム４の側面と、エンジン２を支持するフレーム
１の側面とに亘つて設けられた左右のブラケツト
１５，１５から夫々車体外方に向けてステー１
６，１６を延設すると共に、これら左右のステー
１６，１６の外端部に前部支柱１３，１３の下端
部を連結し、かつ、左右のブラケツト１５，１５
の間に左右のステー１６，１６の基端部同士を連
結する中間部材１７を設け、又、車体後部のミツ
シヨンケース５、あるいは、後車軸ケース１８，
１８に、その下端が連結された左右一対の後部支
柱１４，１４を設けて成る農用トラクタの安全フ
レーム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987150912U JPH05455Y2 (ja) | 1987-10-01 | 1987-10-01 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987150912U JPH05455Y2 (ja) | 1987-10-01 | 1987-10-01 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6455151U JPS6455151U (ja) | 1989-04-05 |
| JPH05455Y2 true JPH05455Y2 (ja) | 1993-01-07 |
Family
ID=31424480
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987150912U Expired - Lifetime JPH05455Y2 (ja) | 1987-10-01 | 1987-10-01 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05455Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5428805B1 (ja) * | 1971-07-29 | 1979-09-19 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53108019U (ja) * | 1977-02-03 | 1978-08-30 | ||
| JPS581088Y2 (ja) * | 1977-07-28 | 1983-01-10 | 株式会社クボタ | 農用トラクタ等の車両に於けるガ−ドフレ−ムの取付装置 |
-
1987
- 1987-10-01 JP JP1987150912U patent/JPH05455Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5428805B1 (ja) * | 1971-07-29 | 1979-09-19 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6455151U (ja) | 1989-04-05 |
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