JPH0714105Y2 - トラクタのステアリングギヤボックス構造 - Google Patents

トラクタのステアリングギヤボックス構造

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JPH0714105Y2
JPH0714105Y2 JP1989088495U JP8849589U JPH0714105Y2 JP H0714105 Y2 JPH0714105 Y2 JP H0714105Y2 JP 1989088495 U JP1989088495 U JP 1989088495U JP 8849589 U JP8849589 U JP 8849589U JP H0714105 Y2 JPH0714105 Y2 JP H0714105Y2
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steering
gear box
steering gear
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tractor
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勝美 藤木
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セイレイ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、トラクタのステアリングギヤボックス構造に
関するものである。
(ロ)従来の技術 従来、トラクタのステアリングギヤボックス構造の一実
施例として、第5図に示すように、機体フレームの前部
に取付けたボックス本体(b)内にピットマンアーム軸
(c)を上下縦方向に軸架し、同ピットマンアーム軸
(c)に、基端をステアリングハンドルと連動連結した
ステアリング操作軸(d)の先端とをボールスクリュー
部(e)を介して直交状態に連動連結するとともに、ピ
ットマンアーム軸(c)の下端にピットマンアーム
(f)の基端を取付けたものがある。
(ハ)考案が解決しようとする課題 ところが、上記ステアリングギヤボックス構造では、ピ
ットマンアーム軸(c)とステアリング操作軸(d)と
をボールスクリュー部(e)を介して連動連結している
ために、ボックス本体(b)の上下幅(H′)、及びボ
ックス本体(b)の上端とステアリング操作軸(d)と
の間隔(h′)が大きくなり、かかるステアリングギヤ
ボックスの配設スペースを確保するためには、バッテリ
ーや燃料タンクを、機体フレーム上において、ステアリ
ングギヤボックスの配設位置以外に配設しなければなら
ないという問題があった。
(ニ)課題を解決するための手段 そこで、本考案では、機体フレームの前部にステアリン
グギヤボックスを取付け、同ボックスとステアリングハ
ンドルとをステアリング機構を介して連動連結すると共
に、同ボックスと左右前車輪とをステアリングリンク機
構を介して連動連結してなるトラクタのステアリングギ
ヤボックス構造において、ステアリングギヤボックス内
にピットマンアーム軸を上下縦方向に軸架し、同アーム
軸の中途部にステアリング機構のステアリング操作軸と
連動連結するベベルセクタを取付けると共に、同アーム
軸の下端に、ステアリングリンク機構の一部を構成する
ピットマンアームの基端を取付けてなるトラクタのステ
アリングギヤボックス構造を提供せんとするものであ
る。
(ホ)作用効果 本考案によれば、以下のような作用効果が生起される。
すなわち、ピットマンアーム軸にベベルセクタを取付
け、同ベベルセクタにステアリング操作軸を連動連結し
ているために、従来のボールスクリュー式に比べて部品
点数を少なくして、構造を簡易にし、かつ製造コストの
低減を図ることができる。
また、ステアリングギヤボックスの上下幅や同ボック上
端とステアリング操作軸との間隔を小さくすることがで
きるために、バッテリーや燃料タンクを、ステアリング
ギヤボックスの直上方にも配設することができ、機体の
コンパクト化を図ることができる。
(ヘ)実施例 以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
第1図に示す(A)は、本考案に係るステアリングギヤ
ボックス構造を具備するトラクタである。
かかるトラクタ(A)は、第1図に示すように、前後縦
長矩形状の機体フレーム(1)上の前部に原動機部
(2)を設け、後部にミッション部(3)を設け、同原
動機部(2)とミッション部(3)との間に運転部
(4)を設け、機体フレーム(1)の前部下方にはフロ
ントアクスルケース(5)を取付けて、同ケース(5)
の両端に左右前車輪(6)(6)を取付け、また、ミッ
ション部(3)の左右側面には左右後車輪(7)(7)
を取付けている。
そして、原動機部(2)は、機体フレーム(1)上に、
前方より後方に順次、燃料タンク(10)、その直上にバ
ッテリー(11)、その直後にラジエータ(12)、その直
後にエンジン(13)、その直後にクラッチハウジング
(14)、その直後に減速ケース(15)を配設して構成し
ている。(16)はボンネット、(17)はダッシュボード
である。
また、運転部(4)は、ダッシュボード(17)の後面に
一体成形したステアリングコラム(18)中にステアリン
グシャフト(19)を配設し、同シャフト(19)の上端を
同コラム(18)の上面より突出させて、突出端にステア
リングハンドル(20)を取付け、同ハンドル(20)の直
後方でミッション部(3)の直上方に座席(21)を配設
している。(22)はリヤフェンダー、(23)はステップ
である。
また、上記したステアリングハンドル(20)は、燃料タ
ンク(10)の直下方において、機体フレーム(1)の下
面に取付けたステアリングギヤボックス(35)とステア
リング機構(25)を介して連動連結して、同ボックス
(35)と左右前車輪(6)(6)とをステアリングリン
ク機構(30)を介して連動連結して、ステアリングハン
ドル(20)により左右前車輪(6)(6)のかじ取り操
作が行なえるようにしている。
また、ステアリング機構(25)は、前記ステアリングシ
ャフト(19)と、同シャフト(19)の下端に連動連結し
たベベルギヤケース(26)と、同ケース(26)に後端を
連動連結し、かつステアリングギヤボックス(35)に前
端を連動連結したステアリング操作軸(27)とから構成
している。
また、ステアリングリンク機構(30)は、第1図及び第
2図に示すように、ステアリングギヤボックス(35)に
基端を連動連結したピットマンアーム(31)と、同アー
ム(31)の先端に内側端を連動連結した左右タイロッド
(32)(32)と、各タイロッド(32)(32)の外側端に
一端を連動連結し、他端を各前車輪(6)(6)のキン
グピン(図示せず)に連動連結したナックルアーム(図
示せず)とから構成している。(32a)は連結ピンであ
る。
上記のような構成において、本考案の要旨は、ステアリ
ングギヤボックス(35)の構造にあり、以下第2図〜第
4図を参照して説明する。
すなわち、ステアリングギヤボックス(35)は、第3図
に示すように、ボックス本体(36)内にピットマンアー
ム軸(37)を軸受(38)(39)を介して上下縦方向に軸
架し、同アーム軸(37)の中途部に扇状のベベルセクタ
(40)の基部(40a)を取付け、同ベベルセクタ(40)
の噛部(40b)に前記ステアリング操作軸(27)の前端
に設けたベベルピニオン(27a)を噛合している。(2
8)(29)はベアリングである。
また、第3図中、(H)はボックス本体(26)の上下
幅、(h)はボックス本体(36)の上端とステアリング
操作軸(27)との間隔である。
また、ボックス本体(36)の前面には、第2図〜第4図
に示すように、前側壁板(41)を連結ボルト(42)によ
り連結しており、同ボルト(42)(42)を螺着する左右
ボルト座(43)(43)は、ボックス本体(36)の前部左
右側内面に設け、ベベルセクタ(40)のストッパーとし
ても機能している。
また、ボックス本体(36)の外側面左右側には、第2図
及び第4図に示すように、左右取付座(44)(44)を設
け、機体フレーム(1)の左右側枠(1a)(1a)に設け
たステー(45)(45)に同取付座(44)(44)を連結し
ている。(46)は取付ボルトである。
しかも、ボックス本体(36)は、第2図に示すように、
その軸線(P1)が機体フレーム(1)の軸線(P2)に対
して、底面視にて一定角度(θ)をなすように取付け
て、ステアリング操作軸(27)を機体フレーム(1)の
左右側枠(1a)(1a)の一側方側に偏位させ配設するこ
とにより、同操作軸(27)とエンジンオイルパン(13
a)との干渉を回避している。(27b)はステアリング操
作軸(27)に設けたユニバーサルジョイントである。
また、前記したフロントアクルスケース(5)は、第1
図及び第4図に示すように、機体フレーム(1)に取付
けた揺動支持部(50)に、中央部(5a)を前後軸線廻り
に揺動自在に取付けており、ピットマンアーム(31)の
先端は、同中央部(5a)の直前方に近接位置させて、同
先端に左右タイロッド(32)(32)の内側端を連結して
いるために、フロントアクスルケース(5)の揺動時に
も、同ピットマンアーム(31)や左右タイロッド(32)
(32)は影響を受けることなく円滑かつ確実に機能す
る。
また、ピットマンアーム(31)と左右タイロッド(32)
(32)は左右水平方向に動作するようにしているため
に、左右前車輪(6)(6)の各車軸から生じる反力
を、左右タイロッド(32)(32)よりピッドマンアーム
(31)に伝達して相殺し、ステアリングギヤボックス
(35)に反力が伝達されるのを防止することができる。
本考案の実施例は、上記のように構成しているものであ
り、本実施例によれば、以下のような作用効果が生起さ
れる。
すなわち、ピットマンアーム軸(37)にベベルセクタ
(40)を取付け、同ベベルセクタ(40)にステアリング
操作軸(27)を連動連結しているために、従来のボール
スクリュー式に比べて部品点数を少なくして、構造を簡
易にし、かつ製造コストの低減を図ることができる。
また、ステアリングギヤボックス(35)の上下幅(H)
や同ボックス(35)の上端とステアリング操作軸(27)
との間隔(h)を小さくすることができるために、バッ
テリー(11)や燃料タンク(10)を、ステアリングギヤ
ボックス(35)の直上方にも配設することができ、機体
のコンパクト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係るステアリングギヤボックス構造
を具備するトラクタの側面図。 第2図は、同要部の底面図。 第3図は、同要部の断面側面図。 第4図は、同要部の正面図。 第5図は、従来構造の断面側面図。 (A):トラクタ (1):機体フレーム (20):ステアリングハンドル (25):ステアリング機構 (30):ステアリングリンク機構 (31):ピットマンアーム (35):ステアリングギヤボックス (37):ピットマンアーム軸 (40):ベベルセクタ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機体フレーム(1)の前部にステアリング
    ギヤボックス(35)を取付け、同ボックス(35)とステ
    アリングハンドル(20)とをステアリング機構(25)を
    介して連動連結すると共に、同ボックス(35)と左右前
    車輪(6)(6)とをステアリングリンク機構(30)を
    介して連動連結してなるトラクタのステアリングギヤボ
    ックス構造において、 ステアリングギヤボックス(35)内にピットマンアーム
    軸(37)を上下縦方向に軸架し、同アーム軸(37)の中
    途部にステアリング機構(25)のステアリング操作軸
    (27)と連動連結するベベルセクタ(40)を取付けると
    共に、同アーム軸(37)の下端に、ステアリングリンク
    機構(30)の一部を構成するピットマンアーム(31)の
    基端を取付けてなるトラクタのステアリングギヤボック
    ス構造。
JP1989088495U 1989-07-26 1989-07-26 トラクタのステアリングギヤボックス構造 Expired - Lifetime JPH0714105Y2 (ja)

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