JPH0314439Y2 - - Google Patents

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JPH0314439Y2
JPH0314439Y2 JP1984156151U JP15615184U JPH0314439Y2 JP H0314439 Y2 JPH0314439 Y2 JP H0314439Y2 JP 1984156151 U JP1984156151 U JP 1984156151U JP 15615184 U JP15615184 U JP 15615184U JP H0314439 Y2 JPH0314439 Y2 JP H0314439Y2
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JP
Japan
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transparent resin
base
resin
molding
decorative body
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JP1984156151U
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は乗用車のサイドモール等に関し、詳し
くは肉厚の透明樹脂部を具備しているモールに関
するものである。
[従来の技術] 従来、乗用車のサイドモール、その他のモール
としては断面一定の押出材で基体部を構成し、こ
の基体部の表面に文字、図形等の加飾体を印刷、
ホツトスタンピング等で形成し、さらにその上に
透明樹脂部を皮膜状に形成して加飾体を保護した
ものがある。しかしながらこのものでは透明樹脂
部の層厚が薄いために立体感が不足していた。
この欠点を補うものとして、板状基体部に液状
樹脂を該板状基体部から突出するように流して硬
化させることにより樹脂部を形成する方法があ
る。この場合には液状樹脂が流れ出して境界が不
明瞭となるのを防ぐために第5図に示すように基
体部10に突条のビード部11を設けていた。そ
してそのビード部11で囲まれた部分に加飾体1
3を形成し、その上に液状樹脂を流して肉厚の透
明樹脂部12を形成していた。
[考案が解決しようとする問題点] 従来のビート部を設ける方法ではビート部で囲
まれた基体部はほとんど平面状の底面を有してお
り、所望の立体感を得るにはビート部の高さを高
くしなければならず、また透明樹脂部の樹脂量も
それにつれて多量に必要であつた。
本考案は上記問題点に鑑みなされたものであ
り、新規な透明樹脂部の形状により立体感に富ん
だモールを提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、板状基体部と、該基体部の表面上に
形成された透明樹脂部とから成るモールにおい
て、 該基体部は少なくともその一部表面上に断面凹
レンズ状の底面をを有する凹部を有し、 該透明樹脂部は該凹部上に液状樹脂を注入固化す
ることにより一体的に形成され表面張力により突
出した凸レンズ状の外表面を有する凸レンズ状で
あり、該凹部と該透明樹脂部の間には加飾体を具
備していることを特徴とする。
本考案のモールの構成要素の一つである板状基
体部はモールの土台となるものでありその一表面
上に透明樹脂部が形成される。そしてその裏面に
は例えば両面テープ等を接着させ、自動車のボデ
イ等に張り付けることにより透明樹脂部を表出さ
せて意匠効果を高めるものである。
この基体部の形状は一般に長尺状の板状である
が場合によつては円板状、三角形状等のものを用
いてもよい。また表面は平面であつても曲面であ
つてもよい。
この基体部の材料には一般に樹脂、ゴムが使用
され、射出成形、押出成形等で製造される。勿論
これに限るものではなく、アルミニウム、ステン
レス等の金属により基体部を形成し、その金属光
沢を加飾体として用いることも好ましいことであ
る 本考案の一構成要素である基体部は上記基体部
の表面に凹部を具備し、その部分の断面が凹レン
ズ状となつている。この凹部は基体部に直接設け
ることができるが、基体部の厚さが薄い場合には
基体部の一部表面に基体部から突出した凸部を設
けてその部分に凹部を形成することもできる。尚
この凹部は例えば長尺状の基体部の全体を凹部と
してもよいし、基体部の一部分のみに設けてもよ
い。
本考案の他の構成要素である透明樹脂部は上記
基体部の凹部上に形成される。そして本考案の特
色はこの透明樹脂部表面が基体部表面より突出
し、かつ基体部側へ中央が脹んだ凸レンズ状とな
つているところにある。この透明樹脂部は主とし
て樹脂で構成され、透明度が高いことが望ましく
無色透明であるのがよいが、場合によつては染料
や顔料等で着色したものでも使用できる。
この透明樹脂部は例えば液状樹脂を基体部の凹
部に基体部の一般表面より突出するように流入さ
せ、その樹脂の表面張力で透明樹脂部の表面を基
体部より突出した凸レンズ状としてそのまま硬化
させることが望ましい。このような液状樹脂には
例えばポリエステル樹脂とポリイソシアネート樹
脂を混合したポリウレタン樹脂や不飽和ポリエス
テル樹脂等の熱硬化性樹脂が使用できる。またポ
リプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル等
の熱可塑性樹脂を熱溶融して基体部の凹部に流入
させて透明樹脂部を形成してもよい。
上記基体部と透明樹脂部の間には加飾体を介在
させることができる。この加飾体は文字や図形等
であり、基体部の凹部の表面上に印刷や化学処理
で設けてもよいし、ホツトスタンピング等で金属
箔等を貼り付けてもよい。またアルミニウム、ス
テンレス等の金属薄板から打抜き等の方法で形成
した加飾体を基体部の凹部に接着等で設けること
もできる。
上記のごとく加飾体を設けた後、透明樹脂部は
加飾体を介して基体部の凹部に基体部と一体的に
結合して形成される。
[作用] 本考案のモールでは基体部に設けられた凹部は
断面凹レンズ状の底面を有している。そのため該
凹部に基体部一般表面より突出するように流入し
た液状樹脂の肉厚は中心部ほど厚く縁部ほど薄く
なり、従つて形成された透明樹脂部は表面張力の
作用も加わつて断面が中央部で両側に膨んだ凸レ
ンズ状となり光屈折作用により加飾体を拡大する
作用を有する。
[実施例] 以下実施例によつて説明する。
第1及び第2図に本考案の第1実施例のモール
を示す。尚第1図は第2図のA−A断面図であ
る。
ポリ塩化ビニルを材料として射出成形により形
成された基体部1には長手方向にのびる断面凹レ
ンズ状の底部を有する凹部1aが形成されてい
る。そしてその凹部1aにはアルミニウムの薄板
より打抜かれた加飾体3が接着剤で貼り付けられ
て形成されている。そして凹部1a及び加飾体3
は、凹部全体を埋めさらに基体部1の一般表面よ
り突出した断面凸レンズ状の透明樹脂部2と一体
的に結合している。なおこの透明樹脂部2はポリ
ウレタン樹脂を注入することにより形成されてい
る。
この第1実施例のモールは凸レンズ状の透明樹
脂部2の光屈折作用により加飾体3が一段と引き
立ち意匠効果が優れている。
第3図に本考案の第2実施例のモールの断面図
を示す、本例は第1実施例と同様の構成である
が、第1実施例より厚さが薄い基体部4の表面に
設けられた凸部4bに凹部4aが設けられてお
り、この凹部4aに加飾体5及び透明樹脂部6が
形成されている。
第4図は本考案の第3実施例のモールの断面図
である。本例ではアルミニウム板7にスポツト状
の凹部7aが設けられており、この凹部7aと、
2つの凹部7aに挟まれた部分には各々印刷によ
る模様8,8′が形成されている。そして凹部7
aにはポリウレタン樹脂から成る透明樹脂部9が
注入され、基体部7、模様8′及び透明樹脂部9
はアクリル樹脂のクリア塗膜10で被覆されてい
る。本例では透明樹脂部9の光屈折作用により模
様8が模様8′より引き立ち、意匠効果に優れて
いる。
[考案の効果] 本考案のモールでは基体部にビート部を設ける
ことなく肉厚の透明樹脂部を形成することができ
る。また基体部の凹部内で液状樹脂が中心部に厚
く縁部に薄い分布の厚さを有し、従つて従来に比
べて液状樹脂が少量でも透明樹脂部の中心部の肉
厚が特に厚くなつて立体感に優れ、さらに透明樹
脂部は基体部より突出したレンズ状であるため光
屈折作用により加飾体を引き立たせる効果が特に
優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の第1実施例のモー
ルに係る図であり、第1図はその斜視図、第2図
は第1図のA−A断面図である。第3図は本考案
の第2実施例のモールの断面図、第4図は本考案
の第3実施例のモールの断面図である。第5図は
従来のモールの例の断面図である。 1,4,7,10……基体部、1a,4a,7
a……凹部、3,5,8,13…加飾体、2,
6,9,12……透明樹脂部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 板状基体部と、該基体部の表面上に形成された
    透明樹脂部とから成るモールにおいて、 該基体部は少なくともその一部表面上に断面凹
    レンズ状の底面を有する凹部を有し、 該透明樹脂部は該凹部上に液状樹脂を注入固化
    することにより一体的に形成され表面張力により
    突出した凸レンズ状の外表面を有する凸レンズ状
    であり、該凹部と該透明樹脂部の間には加飾体を
    具備していることを特徴とするモール。
JP1984156151U 1984-10-16 1984-10-16 Expired JPH0314439Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984156151U JPH0314439Y2 (ja) 1984-10-16 1984-10-16

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JP1984156151U JPH0314439Y2 (ja) 1984-10-16 1984-10-16

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JPS6171547U JPS6171547U (ja) 1986-05-15
JPH0314439Y2 true JPH0314439Y2 (ja) 1991-03-29

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JPH047005Y2 (ja) * 1986-08-05 1992-02-25

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JPS57199440U (ja) * 1981-06-15 1982-12-18

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