JPH0217949Y2 - - Google Patents

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JPH0217949Y2
JPH0217949Y2 JP16203884U JP16203884U JPH0217949Y2 JP H0217949 Y2 JPH0217949 Y2 JP H0217949Y2 JP 16203884 U JP16203884 U JP 16203884U JP 16203884 U JP16203884 U JP 16203884U JP H0217949 Y2 JPH0217949 Y2 JP H0217949Y2
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molding
core material
rigidity
wood
decorative
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JP16203884U
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Landscapes

  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、装飾モール特に自動車のフロント及
びリヤフイニツシヤー、サイドモール等に最適な
装飾モールに関する。
〈従来の技術〉 従来、この種装飾モールの軽量化及びコスト低
減を目的として、モール内部を中空にするもの
(例えば、特公昭59−18915号公報)、或いは、内
部に発泡体を充填するもの(例えば、特開昭58−
191649号公報)が知られている。また、モール内
部を中空とすると同時に金属よりなる芯材を埋設
して形状の保持を図るものも公知である(例え、
特開昭58−206442号公報)。
〈考案が解決しようとする問題点〉 前述の如く内部が中空或いは、発泡体を充填し
たモールにあつては、軽量化を図ることができる
ものの、形状保持が難しく表面が波うつ等の変形
を生ずること、剛性が小さいこと、成形後の収縮
率が大きく変形し易いこと(通常25/1000程度で
ある)また、その収縮率にバラツキがあること等
の問題がある。また、形状を保持させるため金属
を芯材として埋め込むと、重量が増し軽量化が図
られないという欠点を生ずる。
また、前述のようなモールにあつては、剛性に
方向性がなく、特定方向例えば長手方向の剛性を
これに垂直な方向の剛性より僅か弱くし、自動車
のボデイ曲面に沿い易くする等の機能をもたせる
ことはできない。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたも
ので、装飾モールの軽量化、形状保持、収縮変形
の阻止、剛性の調整を可能とするものである。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案に係る装飾モールは、高分子材料よりな
るモール本体と、及び該モール本体内に埋設され
た木材合板よりなる芯材にて構成される。
〈作用〉 木材合板の剛性を例えばモールの長手方向にお
いて僅か小さく設定すると、この長手方向に曲が
り易くなり、自動車ボデイ曲面に沿い易くなる。
この際、上記長手方向に対し垂直な方向の剛性
は、大きい状態に保持されるから、この方向に変
形が生じる可能性は最小限に抑制される。
〈実施例〉 第1図ないし第3図において、1は、装飾モー
ルで、本例では、フロントフイニツシヤにつき説
明する。このモール1は、モール本体2及び木材
合板よりなる芯材3にて構成され、モール本体2
は、さらに第1モール本体4及び第2モール本体
5よりなりともにPVC等の熱可塑性樹脂で形成
される。ここで、第1モール本体4は、芯材3を
挟持する作用をなすものであり、また第2モール
本体5は、これらの第1モール本体4及び芯材3
を被覆するもので、その表面には、文字、図形、
或いは記号等による装飾6が施されている。7,
7は、両面粘着テープ、8は、ウレタン系接着
剤、9は、自動車ボデイである。芯材3は、第3
図に示す如くモール長手方向aに沿つて木目を有
する木材薄板10及びこれと垂直な方向bに沿つ
た木目を有する木材薄板11,11の3層積層体
よりなり、これによりb方向の剛性の方がa方向
の剛性よりも大きく設定されている。それ故、モ
ール1は、a方向において曲がり易くb方向にお
いて曲がりにくい。12,12は、この芯材3を
金型内に固定するための孔である。自動車ボデイ
9の表面がモール1の長手方向即ちa方向に湾曲
している場合に、上記剛性の異方性関係が有効で
あるが、b方向に湾曲している場合には、剛性の
異方性を前述の場合と逆に設定すればよく、これ
は芯材3の木目方向を変えることによりなされ
る。
第4図は、前述の構造をもつ装飾モール1の製
造工程を示す図であり、まず図Aに示す如く金型
13,14を用いて、第1モール本体4が成形さ
れる。金型13には、芯材3を固定するピン15
が設けられており、これに予め芯材3を固定した
状態で、金型14に形成した注入孔16から、加
熱溶融した例えばPVCが射出注入される。PVC
を冷却固化して第1モール本体4を成形した後、
金型13,14を分割し、芯材3を挟持した第1
モール本体4を取り外す。かかる第1モール本体
4は、図Bに示す如く他の金型17に固定され、
さらに金型18がこれに重ね合わされて、注入孔
19より加熱溶融されたPVCが射出注入される。
この溶融PVCは、第1モール本体4に融着し、
第2モール本体5を形成する。冷却後、金型1
7,18を離型すると、モール1が完成する。
〈考案の効果〉 本考案によれば、下記の効果が得られる。
芯材として木材合板を使用するために、熱等
の影響を受けて変形或いは収縮するおそれがな
く、設計寸法通りの形状を得ることができる。
木材合板の剛性は、木目方向によつて異なら
せることができるため、ボデイの湾曲面にも無
理な力を加えることなく沿わせることができ
る。このとき同時に平面方向の剛性を大きく保
持しておくことが可能であるから、モール表面
の波うち等の変形を阻止することができる。
木材の比重は、約0.4〜0.5であるから、中実
のモールに比較して、約20%程度の軽量化を図
ることができる。
モール内部に発泡体を充填する方法に比し
て、製造方法が簡単であり、かつ低廉な木材合
板を使用するから、コストの低減化が図られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案一実施例断面図、第2図は、
正面図、第3図は、芯材の一部切欠斜視図、第4
図A,Bは、製造工程を示す断面図である。 1……モール、2……モール本体、3……芯
材、4……第1モール本体、5……第2モール本
体、6……装飾、7……両面粘着テープ、8……
接着剤、9……ボデイ、10,11……木材薄
板、13,14,17,18……金型、16,1
9……注入孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 高分子材料よりなるモール本体と、該モール
    本体内に埋設された木材合板よりなる芯材とを
    備えてなる装飾モール。 (2) 上記木材合板は、木目の方向が異なる複数の
    薄板の積層体からなり、その剛性に異方向を付
    与せしめられてなる実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の装飾モール。
JP16203884U 1984-10-25 1984-10-25 Expired JPH0217949Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP16203884U JPH0217949Y2 (ja) 1984-10-25 1984-10-25

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JP16203884U JPH0217949Y2 (ja) 1984-10-25 1984-10-25

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Publication Number Publication Date
JPS6176748U JPS6176748U (ja) 1986-05-23
JPH0217949Y2 true JPH0217949Y2 (ja) 1990-05-21

Family

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