JP2000198129A - ア―ムレストの製造方法 - Google Patents

ア―ムレストの製造方法

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JP2000198129A
JP2000198129A JP222999A JP222999A JP2000198129A JP 2000198129 A JP2000198129 A JP 2000198129A JP 222999 A JP222999 A JP 222999A JP 222999 A JP222999 A JP 222999A JP 2000198129 A JP2000198129 A JP 2000198129A
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JP
Japan
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insert
cushion material
armrest
skin
cavity
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Application number
JP222999A
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English (en)
Inventor
Masanori Suga
雅徳 須賀
Hideki Kajio
英樹 梶尾
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Araco Co Ltd
Howa Plastics Co Ltd
Original Assignee
Araco Co Ltd
Howa Plastics Co Ltd
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Publication date
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表皮をその他の部分と一体的に型成形したア
ームレストにおいて、上側表面のソフト感のばらつきを
少なくして、均一な品質のアームレストを得る。 【解決手段】 略L字形断面形状に成形されたインサー
ト21の上面の一辺部21aの外表面に柔軟弾性体を板
状に成形してなるクッション材25を予め固着し、この
インサートをその内表面がインサート支持型31の支持
面32に接するように支持させる。このインサート支持
型に接合させた部分型33,35の成型面34,36と
インサート及びクッション材の間にほゞ一様な厚さのキ
ャビティCを形成し、このキャビティに冷却硬化してク
ッション材よりは硬いが適度の柔軟性のある表皮26と
なる熱可塑性樹脂を充填する。クッション材は柔軟な樹
脂発泡体とし、またこのクッション材はインサートの一
辺部の外表面の一部に形成した凹部22内に固着するの
がよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のドアトリ
ムの内面に固着して使用するアームレストの製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種のアームレストには、製造工程を
簡略化するために、表面を包む表皮をその他の部分と一
体的に型成形するようにしたものがある。図6は、従来
のこの種のアームレストの断面構造の一例を示す。この
アームレスト1は、前後に細長い断面略L字形のインサ
ート2の外表面を適度な柔軟性を有する表皮3により覆
い、柔軟性が要求される上面側となる表皮3の内部に柔
軟性が表皮3よりも大きい柔軟弾性体のクッション材4
を形成したものである。このアームレスト1は、予め成
形されたインサート2をアームレスト成形型にセットし
てこれを囲むキャビティを形成した後、先ず表皮3とな
る適量の熱可塑性樹脂(例えば塩化ビニル樹脂)をキャ
ビティ内に射出し、この熱可塑性樹脂が冷却硬化する前
にクッション材4となる適量の熱可塑性樹脂(例えば柔
軟性の大きい塩化ビニル樹脂)を表皮3の内部に射出す
ることにより製造される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のようにして成形
されたアームレスト1は、クッション材4の厚さ及び射
出される範囲の制御が困難であるので、アームレスト1
の上面側のソフト感のばらつきが大きくなるという問題
がある。また、表皮3となる熱可塑性樹脂を射出した
後、これが冷却硬化する前にその内部にクッション材4
となる熱可塑性樹脂を射出するので、そのための特別な
専用設備を必要とする問題がある。更に、所望のソフト
感を得るにはクッション材4はある程度の厚さが必要で
あり、表皮3及びクッション材4となる熱可塑性樹脂の
量が多くなるので材料費が増大するという問題がある。
本発明はこのような各問題を解決することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によるアームレス
トの製造方法は、略L字形断面形状に成形されたインサ
ートのL字形の一辺部の外表面の少なくとも一部に柔軟
弾性体を板状に成形してなるクッション材を予め固着
し、インサートをその内表面がインサート支持型の支持
面に接するように支持させ、インサート支持型に少なく
とも1つの部分型を接合してその成型面とインサート及
びクッション材の間にほゞ一様な厚さのキャビティを形
成し、このキャビティに冷却硬化してクッション材より
は硬いが適度の柔軟性のある表皮となる熱可塑性樹脂を
充填することを特徴とするものである。
【0005】前項の発明のクッション材は柔軟な樹脂発
泡体であることが好ましい。
【0006】前2項のインサートの一辺部の外表面の少
なくとも一部にはクッション材とほゞ同一形状寸法の凹
部を形成し、クッション材は凹部内に固着されいること
が好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に図1〜図5に示す実施の形
態により、本発明によるアームレストの製造方法の説明
をする。主として図1及び図2に示すように、本発明が
対象とするアームレスト20は、自動車のドアトリム1
0の内面にねじ止めなどにより固着して使用するもの
で、クッション材25を固着したインサート21を表皮
26により覆ったものである。
【0008】図2及び図3に示すように、インサート2
1は第1辺部21aと第2辺部21bを有する略L字形
断面形状で前後方向に細長いもので、使用状態において
上面側となる第1辺部(特許請求の範囲でいう一辺部に
相当)21aの後部上面には、前後に細長い長方形で一
定の深さの凹部22が形成されている。また、第1辺部
21aのドアトリム10側となる端縁に沿っては、それ
ぞれ取付孔24が設けられた複数(図示の実施の形態で
は5個)のボス部23が形成されている。このインサー
ト21は、比較的硬質の熱可塑性樹脂(例えばポリプロ
ピレン)を素材として、射出成形により成形されたもの
である。
【0009】クッション材25は予め板状に成形された
柔軟な樹脂発泡体(ウレタン発泡体、ポリエチレン発泡
体、ゴムスポンジ等)で、その平面形状及び厚さはアー
ムレスト20の凹部22の平面形状及び深さと同一であ
る。クッション材25は独立気泡の発泡体であることが
好ましいが、柔軟性が大きな素材よるなる場合は、非発
泡体であってもよい。クッション材25は接着などによ
り凹部22内に固着されている。
【0010】図4及び図5に示すように、表皮26を成
形する成型型30は、インサート支持型31及びこれに
対し接近離隔可能(矢印A1,A2参照)な2つの部分
型33,35よりなり、図4及び図5は何れも接近状態
を示している。クッション材25が固着されたインサー
ト21は、両部分型33,35がインサート支持型31
から離隔された状態において、その内表面が支持面32
に接するようにしてインサート支持型31に離脱可能に
セットされる。インサート支持型31に対するインサー
ト21の保持は、この両者に形成した突起及び凹部(何
れも図示省略)を互いに係合させることにより、あるい
はインサート支持型31に形成されて支持面32に開口
する複数の吸引管路(図示省略)に負圧を加えて吸着す
ることなどにより行われる。
【0011】次いで各部分型33,35をインサート支
持型31に接近させて型締めすれば、図4及び図5に示
すように、インサート21及びクッション材25と各部
分型33,35の成型面34,36の間、及びインサー
ト21の両端縁部内面と支持面32に隣接するインサー
ト支持型31の表面の間に、ほゞ一様な厚さのキャビテ
ィCが形成される。この型締め状態で、表皮26となる
溶融状態の合成樹脂は、射出成形機からインサート支持
型31に形成したランナ(図示省略)を介してキャビテ
ィC内に充填され、この溶融状態の合成樹脂が冷却硬化
されてから各部分型33,35を離隔させて、図2に示
すとおりの表皮26が形成されたアームレスト20を取
り出す。
【0012】上述のようにして製造されたアームレスト
20は、図2に示すように、クッション材25が上側と
なるようにドアトリム10の内面の段部10aに置か
れ、裏側からドアトリム10を貫通する5本のねじを、
インサート21の第1辺部21a側の端縁に形成した各
取付孔24にねじ込むことにより取り付けられる。ドア
トリム10の第2辺部21b側の端縁は段部10aの上
に載せただけでもよいし、あるいは第1辺部21a側の
端縁と同様にして少数のねじによりドアトリム10に取
り付けてもよい。
【0013】上述した実施の形態では、柔軟弾性体を板
状に成形したクッション材25を予め固着したインサー
ト21を使用しており、クッション材25の厚さ及びそ
れが設けられる範囲は一定となるので、アームレスト2
0上面のソフト感のばらつきは少なくなり、均一な品質
のアームレスト20が得られる。また、クッション材2
5の厚さ、柔軟性及び広さを変えることにより、アーム
レスト20上面のソフト感を容易に調整することができ
る。この実施の形態では、クッション材25として柔軟
な樹脂発泡体を使用しており、これよればクッション材
25の体積弾性係数が小さくなるので、クッション材2
5の厚さに比してアームレスト20上面のソフト感を向
上させることができる。
【0014】なお、上述した実施の形態では、インサー
ト21の第1辺部21aにクッション材25を収納接着
する凹部22が形成されており、これによればクッショ
ン材25を設けた側となる表皮26の表面を平坦にした
場合でも、表皮26の厚さはクッション材25がない部
分もその他の部分と同じになるので表皮26となる熱可
塑性樹脂の量が少なくり、材料費を節約することができ
る。しかしながら本発明はこのような凹部22のないイ
ンサート21の第1辺部21aの外表面にクッション材
25を接着してしてもよい。その場合は、表皮26の表
面のうちクッション材25を設けた部分は高くその他の
部分はクッション材25の厚さだけ低くすることによ
り、上述した表皮26の材料費の節約をすることができ
る。
【0015】また、上述した実施の形態では、表皮26
を成形する成型型30をインサート支持型31と2つの
部分型33,35よりなる計3つの型により構成した
が、2つの部分型33,35を一体化して成型型30を
2つの型により構成することもできる。この場合は、こ
の2つの型の別れ面は図4の二点鎖線L1.L2で示す
ようにすればよい。
【0016】
【発明の効果】本発明では、柔軟弾性体を板状に成形し
たクッション材25を予め固着したインサートを使用し
ているので、クッション材の厚さ及びそれが設けられる
範囲は一定となる。従ってアームレスト上面のソフト感
のばらつきは少なくなり、均一な品質のアームレストが
得られる。また、クッション材の厚さ、柔軟性及び広さ
を変えることにより、アームレスト上面のソフト感を調
整することが可能である。更に、本発明によるアームレ
ストの製造は通常の射出成形機を使用して行うことがで
き、特別な専用設備を必要としないので、実施が容易で
ある。
【0017】クッション材が柔軟な樹脂発泡体である発
明によれば、クッション材は体積弾性係数が小さくなる
ので、クッション材の厚さに比してアームレスト上面の
ソフト感を向上させることができる。
【0018】また、インサートの一辺部の外表面の少な
くとも一部にクッション材とほゞ同一形状寸法の凹部を
形成し、クッション材は凹部内に固着されるようにした
発明によれば、クッション材を設けた側となる表皮の表
面を平坦にした場合でも、表皮の厚さはクッション材が
ない部分もその他の部分と同じになるので表皮となる熱
可塑性樹脂の量が少なくり、材料費を節約することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明により製造されたアームレストを備え
たドアトリムの正面図である。
【図2】 本発明により製造されたアームレストの断面
を主として示す、図1の2−2線に沿った拡大断面図で
ある。
【図3】 本発明により製造されるアームレストに使用
するインサートを示す斜視図である。
【図4】 本発明によるアームレストの製造方法の説明
図で、図3の4−4断面に対応する図である。
【図5】 図4と同様な説明図で、図3の5−5断面に
対応する図である。
【図6】 従来技術によるアームレストの図2に対応す
る拡大断面図である。
【符号の説明】
20…アームレスト、21…インサート、21a…一辺
部(第1辺部)、22…凹部、25…クッション材、2
6…表皮、31…インサート支持型、32…支持面、3
3,35…部分型、34,36…成型面、C…キャビテ
ィ。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 9:00 31:58 (72)発明者 梶尾 英樹 愛知県西加茂郡藤岡町大字西中山字西宮前 45番地1 豊和化成株式会社内 Fターム(参考) 3B088 BA01 4F202 AD05 AD17 AD35 AG03 AG20 AH23 AH26 CA11 CB01 CB12 CB20 CK42 CQ01 CQ07 4F206 AD05 AD17 AD35 AG03 AG20 AH23 AH26 JA07 JB12 JB20 JF05 JL02 JM04 JQ81

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略L字形断面形状に成形されたインサー
    トのL字形の一辺部の外表面の少なくとも一部に柔軟弾
    性体を板状に成形してなるクッション材を予め固着し、
    前記インサートをその内表面がインサート支持型の支持
    面に接するように支持させ、前記インサート支持型に少
    なくとも1つの部分型を接合してその成型面と前記イン
    サート及びクッション材の間にほゞ一様な厚さのキャビ
    ティを形成し、このキャビティに冷却硬化して前記クッ
    ション材よりは硬いが適度の柔軟性のある表皮となる熱
    可塑性樹脂を充填することを特徴とするアームレストの
    製造方法。
  2. 【請求項2】 前記クッション材は柔軟な樹脂発泡体で
    ある請求項1に記載のアームレストの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記インサートの前記一辺部の外表面の
    少なくとも一部には前記クッション材とほゞ同一形状寸
    法の凹部を形成し、前記クッション材は前記凹部内に固
    着されいる請求項1及び請求項2に記載のアームレスト
    の製造方法。
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