JPH03135958A - カプロラクタムの連続精製法 - Google Patents

カプロラクタムの連続精製法

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JPH03135958A
JPH03135958A JP2188174A JP18817490A JPH03135958A JP H03135958 A JPH03135958 A JP H03135958A JP 2188174 A JP2188174 A JP 2188174A JP 18817490 A JP18817490 A JP 18817490A JP H03135958 A JPH03135958 A JP H03135958A
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デイビッド、アーガル
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ロルフ、フィッシャー
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術的背景及び分野) 合成繊維材料としてのカプロラクタムを精製する必要性
はいよいよ高まりつつある。この場合カプロラクタムの
指数、ことに過マンガン酸カリウム価及び揮発性塩基量
をできるだけ低く抑えることが必要である。
(従来波Wi) 西独特許1253716号から、水素添加触媒の存在下
において、酸、例えば硫酸を添加しつつ、カプロラクタ
ムを浮態状態で或は薄層流下法で水素添加処理すること
が公知になっている。西独特許1253715号には水
素添加に際してアルカリを添加する類似の方法が記載さ
れている。しかしながら、これらの方法は酸でもアルカ
リでも水素添加されたカプロラクタムから除去されねば
ならないという欠点を有する。
さらに西独特許1004616号明細書に記載されてい
る他の方法では、精製されるべきカプロラクタムをまず
活性炭で、次いでイオン交換体で処理し、次いで浮態状
態で或は薄層流下法で水素添加触媒の存在下に水素添加
し、最後にこの水素添加カプロラクタムをイオン交換体
で処理する。また東独特許75083号より、まずカプ
ロラクタムを蒸留処理し、次いで有機溶媒或は水に溶解
させて密に装填された骨格触媒の存在下に水素添加処理
し、さらに水素添加されたカプロラクタムをイオン交換
体で処理するカプロラクタム精製法が公知となっている
。しかしながら、これら両方法はその前処理、後処理の
ために著しく高いコストを必要とする。これらには確実
かつ簡単な方法で過マンガン酸カリ価と揮発性塩基量と
を低く抑えることについては全く示唆されていない。
そこで本発明の目的は、酸性或はアルカリ性物質の添加
を必要とせず、蒸留或はイオン交換体による前処理も、
イオン交換体による後処理も不要であり、低コストで過
マンガン酸カリ価と揮発性塩基量を確実に低くするカプ
ロラクタム精製方法を提供することである。
(発明の要約) しかるに上記目的は、水素添加触媒の存在下、加熱加圧
下においてカプロラクタム水溶液を水素と接触させてカ
プロラクタムを連続的に精製する方法において、75か
ら95重量%のカプロラクタム水溶液を、50から95
℃の温度、1.5から100バールの圧力下において、
管状反応圏に密に装填されたパラジウム或はニッケル担
体触媒中に下方から上方に向けて水素と共に導入貫流さ
せ、滞留時間を10から100分間に維持することを特
徴とする方法により達成され得ることが本発明者らによ
り見出された。
この本発明方法は、過マンガン酸カリ価と揮発性塩基量
とを同時に低減させ得る利点がある。またこの新規方法
は、酸もしくはアルカリの添加、活性炭或はイオン交換
体による追加的な前処理、後処理のような高コストの処
理を必要としない利点を有する。本発明方法は、さらに
カプロラクタムの高濃度水溶液での精製が可能であるの
で、最後のカプロラクタム蒸留処理において大量の水分
を分離除去する必要がない点においても有利である。
(発明の構成) 精製されるべきカプロラクタムとしては、シクロヘキサ
ンオキシムと酸、例えば濃硫酸、発煙硫酸、燐酸とのベ
ックマン転移により、或は接触的転移により得られたも
のが適当である。この場合、原則的には、西独特許89
8000号に開示されているようにシクロヘキサノンを
ヒドロキシルアンモニウム塩、例エバヒドロキシルアン
モニウムスルフアートでオキシム化し、同時にアンモニ
アで中和し、或は英国特許908859号に開示されて
いるように緩衝剤の存在下にシクロヘキサノンをヒドロ
キシルアンモニウム塩によりオキシム化し、或は西独特
許出願公開2508247号に開示されているように追
加的に中和剤もしくは緩衝剤を使用することなく、0.
5までの低いpH値でシクロヘキサノンをヒドロキシル
アンモニウムスルフアートのようなヒドロキシルアンモ
ニウム塩によりオキシム化して得られたシクロヘキサノ
ンオキシムから出発する。
精製のためにはカプロラクタムの75から95重量%水
溶液、ことに80から9511L量%のカプロラクタム
を含有する水溶液が使用される。
ことに、中和剤、緩衝剤を追加的に使用することなく、
0.5までの低いpH値においてシクロヘキサノンをヒ
ドロキシルアンモニウムスルフアートでオキシム化し、
得られたシクロヘキサノンオキシムを濃硫酸、発煙硫酸
中でベックマン転移させ、アンモニウムで中和し、粗製
ラクタムを単離し、これをベンゼン或はトルエンのよう
な芳香族炭化水素で抽出し、さらにベンゼン或はトルエ
ンのような有機溶媒を蒸留により除去して製造されたカ
プロラクタムの水溶液を使用するのが有!利である。こ
の場合も上述した濃度のカプロラクタム水溶液を使用す
る。
カプロラクタム水溶液は、水素と共に、管状反応圏に密
に装填されたパラジウムもしくはニッケルの担体触媒中
に下方から上方へ向けて給送貫流せしめられる。
適当なニッケル担体触媒は、原則的に金属分及び担体合
計量に対して5から80重量%の金属分を含有する。こ
の触媒はニッケルのほかにさらに活性化添加物、例えば
ジルコニウム、マンガン、銅或はクロムを使用されたニ
ッケル量に対して例えばlから20重量%含有し得る。
担体としては酸化アルミニウム、シリカゲル、アルミナ
、或は活性炭を使用するのが有利である。ことに適当な
担体は珪酸マグネシウム、燐酸アルミニウム、燐酸硼素
或は酸化アルミニウムである。
また適当なパラジウム担体触媒は、触媒活性金属及び担
体の合計量に対して、一般的K O,01から10重量
%、好ましくは0.05から5重量%、ことに0.1か
ら2重量%のパラジウムを含有する。
担体としては酸化アルミニウム、二酸化珪素、二酸化チ
タン、二酸化ジルコニウム或はこれら酸化物の混合物が
有利に使用される。
触媒有効金属が担体表面に濃密に配分されている含浸触
媒を使用するのがことに有利である。このような触媒は
、それ自体公知の方法で、前述した材料からあらかじめ
形成されたペレット、球体或は素状の担体を金属塩、例
えば硝酸塩の水溶液で処理し、含浸担体を乾燥し、次い
で堰焼し、水素で還元して製造される。
パラジウムもしくはニッケル担体触媒は、例えば長さ対
直径が10乃至50:1の割合の管状反応装置に密に堆
積装填され、カプロラクタム水溶液及び水素を、下方か
ら上方に向けて導入し、触媒床中を貫流させる。冷却し
、放圧した後、得られた、本質的にカプロラクタム及び
水から成る反応混合物から、分別蒸留によりカプロラク
タムを得る。
水素添加処理は、50から95℃、好ましくは60から
95℃、ことに70から90℃の温度で行なわれる。こ
の場合、圧力は1.5から100バール、好ましくは5
から30バール、ことに5から20バールに維持され、
流動相を保持する。
この場合水素は、使用されるカプロラクタム1モルに対
して、0.0001から1.0モル、好ましくは0.0
01から0.7モル、ことに0.03から0.3モルの
割合で使用される。滞留時間は10から100分、こと
に15から60分になされる。さらにこの場合の触媒負
荷は、触媒1/、1時間当たりカプロラクタム1.5か
ら4に9とする。
本発明方法により、イオン交換体、活性炭による処理或
は酸、塩基のような他の添加物使用による高コストの対
策を構することなく、過マンガン酸カリ価と揮発性塩基
量とを同時に低減させることができる。
以下の実施例により本発明方法をさらに詳細かつ具体的
に説明するが、ここで使用される略語は以下のものを意
味する。
PTZ =過マンガン酸カリ滴定値 PAZ−過マンガン醒カリ価 FB = 1 kg当たり1ミリ当量の揮発性塩基UV
 =紫外線指数 EXT =減衰 VWZ−滞留時間 実施例 1 本実施例で使用されたカプロラクタムは、シクロヘキサ
ノンオキシム(西独特許出願公開2508247号の方
法により製造)を発煙硫酸中でペックマン転移させ、ア
ンモニウムで中性化し、ベンゼンで抽出し、抽出物を蒸
散処理して得たものであって、以下の如き指数を有する
PTZ      PAZ      UV     
  EXT      FB40    43.6  
  77.3     7.1    0.6またて型
管状反応器(直径108m+  充填高さ35 cm油
燃焼加熱二重マンドレル)にパラジウム触媒(含浸触媒
、γ−酸化アルミニウム索状担体上に0.5重量%のパ
ラジウムを分散、6−4 m  z −I Cfl )
を充填した。触媒は温度を80℃から200’(、”E
で8時間にわたり段階的に上昇させて水素により活性化
された。
次いでカプロラクタムの80重量%水溶液5oから25
0−を、50及び80℃/20バールにおいて水素(l
から101/h)と共にポンプにより下方から上方へ向
けて反応器に給送した。反応器頂部がら、水素添加反応
混合物は冷却器を経て分離器に達し、ここから液状の反
貯生成物と廃ガスが排出された(試験時間は一連の試験
にお−・てそれぞれ2時間)。液状反応生成物のPAZ
とFBが測定された。結果は下表1に示す。
表  ! t       so     1.72     8
0    1.7 3     80    1.7 4     80    1.7 5     80    0.6 6     80    2.9 0.21     28 0.21     28 0.04     28 0.42     28 0.63     84 0.13     17 43.6  0 6] 20.0  0.46 10.4  0.53 8.4  0.55 7.6  0.44 5.0  0 48 12.8  0.50 対比例 1 上記実施例1の試験番号2と同様にして、ただし温度を
130℃として処理したところ、PAZ 9゜8、FB
 0.79の結果を示した。このFB値は処理前の溶液
の数値(表1番号O1丁なわち未処理)より高い。
対比例 2 本対比例においてもシクロヘキサノンオキシム(西独特
許出願公開2508247号の方法により製造)を発煙
硫酸中でベックマン転移させ、アンモニアで中性化し、
ベンゼンで抽出し、抽出物を蒸散処理に付して得られた
カプロラクタムを使用したが、その指数は以下の通りで
あった。
PTZ     PAZ     UV      E
XT     FB40    43.6   77.
3    7.1   0.6またて型管状反応器(直
径16mm  充填高さ35 am油燃焼加熱二重マン
ドレル)に・々ラジウム触媒(含浸触媒、γ−酸化アル
ミニウム索状担体上に0.5重量%のパラジウムを分散
、d = 4 mm  l = 1 cm )を充填し
た。触媒は温度を80’Cから200°Cまで8時間に
わたり段階的に上昇させて水素により活性化された。
次いで上記カプロラクタムの8ON量%水6液50から
250ゴを、50.80及び130°G / 20バー
ルにおいて水素(1から10//h)と共にポンプによ
り上方から下方へ向けて反応器に給送(流下給送)した
。反応器底部に到達した水素添加反応混合物は冷却器を
経て分離器に達し、ここから液状反応生成物が排出され
た(試験時間は一連の試験においてそれぞれ2時間)。
液状の水添反応生成物Q PAZ及びFBが測定された
。結果を下表2に示す。
表  ■ 1      50   1.7 2      80    1.7 3     130    1.7 4      80    1.7 5      80   1.7 6800.6 7802.9 0.21     28 0.21     28 0.21     28 0.04     28 0.42     28 0.63     84 0.13     17 43.6 0.61 30.8 1.47 13.0 1.04 3.8 7.27 8.8 1.31 10.2 1.02 8.0 0.90 14.4 0.68 上記衣においては、流下給送法の採用のため著しく悪い
結果が現われている。丁べてが揮発性塩基量指数におい
て著しく高い。
実施例 2 本実施例においてもシクロへキサノンオキシム(西独特
許出願公開2508247号の方法により製造)を発煙
硫酸中でベックマン転移させ、アンモニアで中性化し、
ベンゼンで抽出し、抽出物を蒸散処理して得られたカプ
ロラクタムを使用したが、その指数は以下の通りであっ
た。
PTZ      PAZ      UV     
EXT      FB40     43.6   
 77.3  7.1    0.6またて型管状反応
器(直径161HL  充填高さ35 ”−m油燃焼加
熱二重マンドレル)にパラジウム触媒(含浸触媒、γ−
酸化アルミニウム索状担体上に0.5重量%のパラジウ
ムを分散、d=411111 7=1cm)を充填した
。触媒は温度を80℃から200’Cまで8時間にわた
り段階的に上昇させて水素により活性化された。
次いで上記カプロラクタムの80重量%水溶液(= 2
.9 Fラクタム/ゴ触媒、時間)250−を、80°
/20バールにおいて水素(sl/h)と共にポンプに
より下方から上方へ向けて反応器に給送した。反応器頂
部に到達した水添反応混合物は冷却器を経て分離器に導
かれ、ここから液状反応生成物と廃ガスが排出された(
試験時間24時間)。
液状の水添反応生成物の指数を測定した。
PTZ      PAZ       UZ    
    EXT      FB16     11.
6    36.9     3.7    0.43
水素添加により得られた抽出ラクタムは丁べての指数に
ついて改善されている。
実施例 3 本実施例においてもシクロへキサノンオキシム(西独特
許出願公開2508247号の方法により製造)を発煙
硫酸中でペックマン転移させ、アンモニアで中性化し、
ベンゼンで抽出し、抽出物を蒸散して得られたカプロラ
クタムを使用したが、その指数は以下の通りであった。
PTZ      PAZ      UV     
   EXT      FB40     43.6
    77.3    7.1    0.6またて
型管状反応器(直径16朋、充填高さ35 cm油燃焼
加熱二重マンドレル)にパラジウム担体触媒(含浸触媒
、γ−酸化アルミニウム球状相体上に0.25 重量%
のパラジウムを分散、d=2−4朋)を充填した。触媒
は温度を80℃から200℃まで8時間にわたり段階的
に上昇させて水素により活性化された。
次いで上記カプロラクタムの80重量%水溶液(= 1
.4 fラクタム/−触媒、時間)125ゴを、80℃
/20バールにおいて水素(51/h)と共にポンプに
より下方から上方へ向けて反応器に給送した。反応器頂
部に到達した水添反応混合物)ま冷却器を経て分離器に
導かれ、ここから液状反応生成物と廃ガスが排出された
(試験時間24時間)。
液状の水添反応生成物の指数を測定した。
PTZ      PAZ      UV     
  EXT      FB21     22.6 
   43.5     5.1    0.51対比
例 3 本実施例においてもシクロヘキサノンオキシム(西独特
許出願公開2508247号により製造)を発煙硫酸中
でペックマン転移させ、アンモニアで中性化し、ベンゼ
ンで抽出し、抽出物を蒸散処理して得られたカプロラク
タムを使用したが、その指数は以下の通りであった。
PTZ      PAZ      UV     
  EXT      FB40     43.6 
   77.3     7.1    0.6またて
型管状反応器(直径161111、充填高さ35 cr
m油燃焼加熱二重マンドレル)にパラジウム触媒(含浸
触媒、γ−酸化アルミニウム索状担体上に0.5重量%
のパラジウムを分散、d = 4 m  l = l 
cm )を充填した。触媒は80℃において2時間水素
により活性化された。
次いで上記カプロラクタムの80重量%水溶液(= 1
.4 fラクタム/−触媒、時間)125−を、95°
C720バールにおいて水素(sl/h)と共にポンプ
により四分の滞留時間で上方から下方に向けて反応器給
送(流下給送)した。反応器底部に到達した水添反応混
合物は冷却器を経て分離器に導かれ、ここから液状生成
物と廃ガスが排出された(試験時間24時間)。液状の
水添反応生成物の指数を測定した。
PTZ      PAZ      UV     
  EXT      FB18     15.6 
   35.7    3.5    1.26揮発性
塩基量は未処理時の数値を上廻っている。
実施例 4 本実施例に8いてもシクロヘキサノンオキシム(西独特
許出願公開2508247号により製造)を発煙硫酸中
でペックマン転移させ、アンモニアで中性化し、ベンゼ
ンで抽出し、抽出物を蒸散処理して得られたカプロラク
タムを使用した。その指数は以下の通りであった。
PTZ      PAZ      FB46   
  30.1    0.76たて型管状反応器(直径
16闘  充填高さ35 cm油燃焼加熱二重マンドレ
ル)にニッケル触媒(珪酸マグネシウムペレット上に5
6重量%のNiOを分散、d = 5111fi )を
充填した。触媒は温度を80°Cから200℃まで8時
間にわたり段階的に上昇させ、水素により活性化された
次いで上記カプロラクタムの80!量%水溶液50から
2504を、50から80°G/20バールにおいて水
素(1から10//h)と共にポンプにより下方から上
方へ向けて反応器に給送した。反応器頂部に到達した水
添反応混合物は冷却器を経て分離器に導かれ、ここから
液状生成物と廃ガスが排出された(試験時間はそれぞれ
2時間)。液状の水添反応生成物の指数を測定した。
下表■は条件の概略と指数を示す。
表  ■ 50     1.7 80     1.7 80     1.7 80     1.7 80     0.6 80     2゜9 0.21     28 0.21     28 0.04     28 0.42     28 0.63     84 0.13     17 30.1 19.0 12.8 21.8 19.0 11.4 21.0 対比例 4 本対比例においてもシクロヘキサノンオキシム(西独特
許出願公開2508247号により製造)を発煙硫酸中
でベックマン転移させ、アンモニアで中性化し、ベンゼ
ンで抽出し、抽出物を蒸散処理して得られたカプロラク
タムを使用した。その指数は以下の通りであった。
PTZ      PAZ      FB46   
  30.1    0.76たて型管状反応器(直径
16鴎、充填高さ35 cm油燃焼加熱二重マンドレル
)にニッケル触媒(珪酸マグネシウムペレット上に56
重量%のNiOを分散、(L = 5 m )を充填し
た。触媒は温度を80°Cから200℃まで8時間にわ
たり段階的に上昇させ、水素により活性化された。
次−・で上記カプロラクタムの80重量%水溶液50か
ら250−を、50から130℃/20バールにおいて
水素(1からxo//h)と共にポンプにより上方から
下方へ向けて反応器に給送(流下給送)した。反応器底
部に到達した水添反応混合物シま冷却器を経て分離器に
導かれ、ここから液状生成物と廃ガスが排出された(試
験時間はそれぞれ2時間)。
液状の水添反応生成物の指数を測定した。
下表■は条件と指数を示す。
表  ■ 50    1.7 80    1.7 130    1.7 80    1.7 80    1.7 80    0.6 80    2.9 0.21     28 0.21     2B 0.21     28 0.04     28 0.42     28 0.63     84 0.13     17 30.1 23.4 19.8 14.0 29.4 19.6 15.2 31.2 上記結果は、流下法を採用したため、諸条件は実施例4
と同様であるにかかわらず、著しく悪い。
PAZの改善は昇流給送の場合のレベルに達していない
本対比例においてもシクロへキサノンオキシム(西独特
許出願公開2508247号により製造)を発煙硫酸中
でペックマン転移させ、アンモニアで中性化し、ベンゼ
ンで抽出し、抽出物を蒸散処理して得られたカプロラク
タムを使用した。その指数は以下の通りであった。
PTZ      UV      EXT     
 FB29    55.7    4.9    0
.3495重量%のカプロラクタム水溶液200 f及
び下表描記量の触媒を、400−容積のガラス製オート
クレーブ(磁力式攪拌)K装填し、10バールの水素圧
下に所定の試験時間攪拌した。次いで指数を測定した。
この結果を条件と共に下表Vに示す。
表  V 16001192ネイニツケル  804000195
6%Ni07’Mg5i03951600岬lO%Pd
/炭素  80 1600 q 1.3%Ru/A1201 800.3
4 0.38 0.38 0.40 0.60 上記結果は、浮懸水素添加法では著しく劣悪な効果がも
たらされることを示す。PTZ (過マンガン酸カリ滴
定値)については改善されているが、揮発性塩基量(F
B )はこの処理によりむしろ増大している。
なお上述した各指数は以下のようにして求められた。
過マンガン酸カリ滴定値(PTZ ) カプロラクタムの過マンガン酸カリに対する耐性を滴定
により測定する。この過マンガン酸カリ滴定値(PTZ
 )は、滴定により硫酸溶液が認めらレル、カプロラク
タム1kgに対して計算された0、IN過マンガン酸カ
リウム溶液必要量(−)である。
過マンガン酸カリ価(PAZ ) カプロラクタムの過マンガン酸カリに対する耐性を光度
計により測定する。この場合、0.01 N過マンガン
酸カリ溶液の等量を、1%(m/m’)カプロラクタム
水溶液と、ブランク試料(蒸留水)とに添加する。10
分後にカプロラクタム試料とブランク試料の420 n
mにおける減衰(解尽)Eを比較する。過マンガン酸カ
リ(吸収)価は、測定された減衰値から420 nm 
X 100で算出される。
揮発性塩基(FB ) パルナス製装置で測定。なおISO規定8661、「工
業用カプロラクタム、揮発性塩基分量の測定」参照。
アルカリ性媒体中における蒸留により揮発性塩基を試料
から遊離させ(キエルダール装置) 、0.02N塩酸
により捕捉し、0.02 N苛性ソーダ液で滴定して測
定する。この場合の0.02 N苛性ソーダ液必要量を
Aとし、ブランク試料のための0.02N苛性ソーダ液
必要量をBとした場合、この数値は次式で与えられる。
%カプロラクタムに関するUV指数を算出する。
減衰(KXT ) 50%(m/型)カプロラクタム水溶液の波長290n
m Kおける減衰値をセル長さ1=ICIlIK%いて
測定する。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水素添加触媒の存在下、加熱加圧下においてカプ
    ロラクタム水溶液を水素と接触させてカプロラクタムを
    連続的に精製する方法において、75から95重量%の
    カプロラクタム水溶液を、50から95℃の温度、1.
    5から100バールの圧力下において、管状反応圏に密
    に装填されたパラジウム或はニッケル担体触媒中に下方
    から上方に向けて水素と共に導入貫流させ、滞留時間を
    10から100分間に維持することを特徴とする方法。
  2. (2)請求項(1)による方法であつて、触媒1l、1
    時間当たりの触媒負荷をカプロラクタム1から6kgに
    維持することを特徴とする方法。
  3. (3)請求項(1)或は(2)による方法であつて、滞
    留時間を15から60分間に維持することを特徴とする
    方法。
  4. (4)請求項(1)から(3)のいずれかによる方法で
    あつて、圧力を5から20バールに維持することを特徴
    とする方法。
  5. (5)請求項(1)から(4)のいずれかによる方法で
    あつて、温度を70から90℃に維持することを特徴と
    する方法。
  6. (6)請求項(1)から(5)のいずれかによる方法で
    あつて、0.1から2重量%のパラジウム担体触媒を使
    用することを特徴とする方法。
  7. (7)請求項(1)から(6)のいずれかによる方法で
    あつて、5から80重量%のニッケル担体触媒を使用す
    ることを特徴とする方法。
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