JPS62142135A - メチルイソプロペニルケトンの精製方法 - Google Patents

メチルイソプロペニルケトンの精製方法

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JPS62142135A
JPS62142135A JP28111185A JP28111185A JPS62142135A JP S62142135 A JPS62142135 A JP S62142135A JP 28111185 A JP28111185 A JP 28111185A JP 28111185 A JP28111185 A JP 28111185A JP S62142135 A JPS62142135 A JP S62142135A
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ketone
methyl isopropenyl
ethyl vinyl
evk
isopropenyl ketone
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JP28111185A
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Akio Tani
谷 映夫
Shigeaki Matsumoto
繁章 松本
Yasumasa Shizume
泰昌 鎮目
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Osaka Yuki Kagaku Kogyo KK
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Osaka Yuki Kagaku Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はメチルイソプロペニルケトンの精製方法に関す
る。
[従来の技術] メチルイソプロペニルケトン(以下MIPKと略す)は
近年急速な発展をとげつつある半導体工業において、そ
の重合体もしくは共重合体が微細加エバターン形成に際
して、優れたレジスト材料であることが知られている。
すなわち、MIPKは単独あるいは他のモノマーと重合
して、分子ff1lO万〜30万の重合体あるいは共重
合体として、レジスト樹脂組成物に供せられるが、高感
度、高解像性等の厳しいレジスト要求物性を満たすため
、より高純度なMIPKが望まれている。とりわけ、M
IPK中の主な不純物である異性体のエチルビニルケト
ン(以下EVKと略す)はレジスト要求物性の低下を招
くことが知られている。
通常、MIPKは特開昭49−88314号iこ述べら
れるように、メチルエチルケトンとホルマリンの付加反
応で得られたケトールを更に酸性触媒下、分子内脱水反
応を経て製造されるが、常時、2〜5%量のEVKが副
生、混入し、EVKの分離除去が非常に困難である。
EVKの分離除去を目的としたMIPKの精製は、実際
には両者の基気圧の差を利用し、30段以上の蒸留塔を
用いた蒸留精製が実施されている。
[発明が解決しようとする問題点] ところが両者の沸点はMIPK 98℃、 EVK10
2℃/latmと僅かに沸点差は4℃であり、このため
十分な精製は出来ず、歩留りも極めて悪いのが実情であ
る。なかんずく、ち化合物は熱的に不安定で、二量化し
やすい性質を有するため、高段塔での精製は、圧損によ
る洟点上昇、滞留時間の増大に伴う当止合物の損失を招
いて不利である。
[問題点を解決するための手段及び作用]以りの情況に
鑑み1MIPK中のEVKの効果的な除去方法について
種々検討した結果、本発明者等はEVK含有MIPKを
塩基性化合物で処理すると、 EVKが選択的に縮合し
て消失することを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明によればエチルビニルケトンを含有す
るメチルイソプロペニルケトンを塩基性化合物で処理し
、エチルビニルケトンを選択的に縮合、除去することを
特徴とするメチルイソプロペニルケトンの精製方法が提
供される。
本発明の要旨は、触媒量の強塩基性化合物を。
EVK含有MIPKに温和な条件の下で作用させ短時間
でEVKのみを選択的にフルドール縮合を起こさせ、高
沸点の縮合物に転じさせ減少させる点にある。 EVK
が十分に減少した時点で過剰の触媒を弱酸性イオン交換
樹脂を用いて不活性化することにより、後は通常の蒸留
(操作)で極めて容易に高純度のMIPKが得られる。
本発明で使用可能な強塩基性化合物として、Ha、 K
、 Li等のアルカリ金属類の水酸化物、酸化物及びそ
れら金属の低級アルコール(CI−04)のアルコラー
ド類、及びCa、 Ha、 Mg等のアルカリ土類金属
類の水酸化物、酸化物及びアルコラード類、さらにアン
モニア水、テトラメチルアンモニウムハイドロキシド及
びトリエチルアミン、トリエタノールアミン、ピリジン
、キノリン等の有機アミン化合物が挙げられる。
特に、水酸化ナトリウムが本発明の実施において効果的
でかつ、後の操作性及び経済性の面から優れている。
本発明の実施に際し、被処理物であるEVK含有にIP
Kは種々の有機溶媒を用いて溶液の形態、あるいは無溶
媒の形態、いずれの状態でも実施しうるが、工業的には
前工程の粗蒸留で留去した留分の状態で行うのが有利で
ある。
強塩基性化合物の使用量は、被処理物中のEVK量に対
する当量比として、0.007〜0.1倍量の範囲で効
果的であり、好ましくは(1,OQ2〜0.01倍量の
範囲にある。具体的には、EVKを2%含有するMIP
Kの場合、強塩基性化合物として水酸化ナトリウムを使
用する場合は被処理物に対し0.002〜0゜01重量
%使用すると効果的である。使用量が少ない場合EVK
の縮合速度が遅くなり、また多過ぎるとM IPKその
ものの逐次的な縮合をも招き好ましくない。
強塩基性化合物は通常水溶液、アルコール溶液の如き溶
液の状態で使用され、その濃度は0.1〜40重量%、
好ましくは4〜10重量%である。この濃度があまり低
い場合は、添加する溶液の量が増え溶媒の増加となり、
またあまり高い場合は、被処理物への分散接触が不十分
となるので好ましくない。
処理温度は通常0−100°Cの範囲が選べるが、前述
したにIPKの熱的二量化を抑制し、かつEVKの選択
的縮合を効率よく進めるのに好都合な温度範囲は30〜
50°Cである。この場合の処理時間は0.5〜5時間
であるが、適時、処理液中のEVK fiをガスクロマ
トグラフ等の分析機器を用いて定量して確認し、処理時
間を必要最少限にとどめるのが良い。
得られた処理液は即座に弱酸性陽イオン交換樹脂層に通
ずることにより触媒を除去し、逐次的な縮合によるM 
IPKの損失を防止することが出来る。
本発明で用いる弱酸性陽イオン交換樹脂として具体的に
アンバーライトIRC−50,IRG−84等が挙げら
れるが、強塩基性化合物とイオン交換能を有する市販の
一般的な陽イオン交換樹脂ならばいずれをも使用するこ
とが可能で特定するものでない。
[実施例] 次に、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本
発明はその要旨を越えない限り以下の実施例に限定され
るものでない。
実施例1 攪拌機、加熱器及び、還流冷却器及び温度計を備えた反
応器に、EVK 2.5wt$を含有する純度96.4
%の粗MIPK 100重量部を仕込み、これに10%
NaOH水溶液0.2重量部(NaQH純分対仕込比0
.02wt$)を加え、液温を40〜45℃に加温して
十分攪拌処理を行った。3時間攪拌した後、ガスクロマ
トグラフで処理液を分析した結果、EVKの含有量は0
.01%以下に減少していた0次いで処理液中にアンバ
ーライ) IRC−501,0重量部を加えて触媒を不
活性化した後、オールグーショウ蒸留装置(5段)を用
いて処理液を200mHHの減圧下、塔頂温度81’C
で蒸留することにより精製MIPK 94重量部を回収
した。ガスクロマトグラフを用いて分析した結果、MI
PKの純度は99.8%でM IPK純分の回収率は8
7.3%であった。
以下同一の被処理液を用い、同様にして種々のアルカリ
触媒について検討した結果を表−1に示した。
比較例1 オールグーショウ蒸留塔30段を備えた容11fLの蒸
留器に、EVK 2.5wt$含有する純度96.4%
の粗MIPK 700gを仕込み、200mHg(7)
減圧下、還流比3で蒸留精製を行った。留出率65%の
時点で留出液組成を力:スクロマトグラフで分析した結
果、EVK含量は1.2%でMIPKの純度は98.4
%であった。このとき、約35%量の缶残液の組成を調
べたところ、EVK含量は4.8%、MIPK 58%
及びMIPK二、1体36%であり、全体のにIPK収
支は仕込時に較べて79%と約20%減少していること
がわかった。
[発明の効果] 本発明によれば、EVK含有MIPKに強塩基性化合物
を温和な条件の下で作用させ、EVKのみを選択的にア
ルドール縮合させて高沸点の縮合物に変化させることに
より、従来精製が困難であったM IPKを高純度に精
製することができ、その工業的意義は大きい。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エチルビニルケトンを含有するメチルイソプロペ
    ニルケトンを強塩基性化合物で処理し、エチルビニルケ
    トンを選択的に縮合、除去することを特徴とするメチル
    イソプロペニルケトンの精製方法。
  2. (2)使用した過剰の強塩基性化合物を、弱酸性イオン
    交換樹脂で除去することを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の方法。
JP28111185A 1985-12-16 1985-12-16 メチルイソプロペニルケトンの精製方法 Granted JPS62142135A (ja)

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JP28111185A JPS62142135A (ja) 1985-12-16 1985-12-16 メチルイソプロペニルケトンの精製方法

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JPS62142135A true JPS62142135A (ja) 1987-06-25
JPH022865B2 JPH022865B2 (ja) 1990-01-19

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