JPH0313137Y2 - - Google Patents

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JPH0313137Y2
JPH0313137Y2 JP1984167023U JP16702384U JPH0313137Y2 JP H0313137 Y2 JPH0313137 Y2 JP H0313137Y2 JP 1984167023 U JP1984167023 U JP 1984167023U JP 16702384 U JP16702384 U JP 16702384U JP H0313137 Y2 JPH0313137 Y2 JP H0313137Y2
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cutter
back wall
mower
grass
guide portion
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JP1984167023U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、一側に草放出口を有し、その他の周
囲壁が風案内壁となつているモア−のモア−デツ
キ構造に関する。
(従来の技術) トラクタ装着型の例えばミツドマウントモア−
においては、後処理を容易にするために、草を刈
取りながら一側方へ集めるように、モア−デツキ
の一側に草放出口が形成されている。
このモア−デツキにおいては、同一方向に回転
する複数枚のカツタで刈取つた草を草放出口へ案
内放出するために、複数枚のカツタの前方に共通
のガイド壁が形成されている他に、刈草がカツタ
に連廻りして後方から逃げるのを防止するため
に、各カツタ後方にその回転軌跡に略沿つて円弧
状の背壁が形成されており、この背壁とガイド壁
とは連続して形成されている。例えば、特願昭57
−172406号、米国特許第3483684号明細書の如く
である。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来構造によれば、カツタによつて刈取ら
れた刈草は、カツタの回転に伴なつて起こされた
風によつて草放出口に案内され、排出される。し
かしながら、背壁及びガイド壁が共に垂直壁とさ
れているため、その下端より風が逃げ、従つて刈
草の良好な排出が行なわれず、モア−デツキ内に
刈草が溜まり、刈取性能の低下及び放出性能の低
下を招いていた。ところで、背壁の下端より風が
逃げないようにするため、背壁の下端に内方に突
出する仕切板を設けたものが、例えば、米国特許
第3014330号明細書や米国特許第2777270号明細書
に開示されている。
しかしながら、米国特許第3014330号明細書に
記載のものは、仕切板がカツタの回転軌跡内に入
り込んでいるため、モ−アの後部では草を刈るこ
とが出来ないものであつた。
また、米国特許第2777270号明細書に開示のも
のは、仕切板の内縁がカツタの回転軌跡の外方に
位置しているが、該回転軌跡と背壁との間〓が一
定でないため、間〓の広い部分に草が詰り、風の
流れが円滑でなくなり、草放出性能が低下するも
のであつた。しかも、仕切板の突出量が一定でな
いので製作が困難であつた。
そこで、本考案は、風の流れを円滑にし、放出
性能の向上を図つたモア−のモア−デツキ構造を
提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) その技術的手段は、同一方向に回転する複数本
の縦軸12,15,16に取付けられたカツタ2
0を包囲するモア−デツキ9の一側に草放出口2
1を形成し、カツタ20の進行方向後側にカツタ
20回転軌跡30に略沿う円弧状背壁23を形成
し、この背壁23から連続するカツタ20の側方
及び前方で刈草を前記草放出口21へ案内するガ
イド壁22を形成したモア−1において、前記背
壁23下端からの風の逃げを防止すべく、カツタ
20より下方に位置した背壁23下端部に沿つて
内方に突出する案内部29aが設けられ、かつ背
壁23の上下方向中途部に内方に突出するリブ突
条31が横方向に沿つて設けられた点である。
(作用) 草を刈取るカツタ20によつて起こされた風
は、内方に突出して設けられた背壁23の案内部
29aによつて降下が阻止され、背壁23に沿つ
て横方向に案内される。従つて、背壁23下端か
らの風の逃げが防止でき、刈草の放出性能が向上
でき、従つて刈取性能も向上できるのである。ま
た案内部29aやリブ突条31によつて背壁23
の剛性が大となり、石等が衝突した際における損
傷が防止でき、強度向上が図れるのである。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
ると、第1図乃至第5図において、1はミツドマ
ウント型モア−であり、該モア−1は農用トラク
タ2の機体3の下腹部にパンタグラフ式リンク機
構4を介して昇降自在に吊持されており、油圧装
置5によるボ−デンワイヤ6の操作を介して昇降
操作自在とされている。モア−1はトラクタ2の
後部、ミツド又は前部PTO軸で駆動可能とされ
るが、ここでは前部動力取出装置7の前部PTO
軸8で駆動するように構成している。
モア−1のモア−デツキ9上には伝動ケ−ス1
0と中央のギヤケ−ス11とが配置され、ギヤケ
−ス11から伝動ケ−ス10を貫通してモア−デ
ツキ9下部まで1本の縦軸12が設けられてお
り、ギヤケ−ス11から前方突出状の入力軸13
と1対のベベルギヤを介して連動可能となつてい
る。前記入力軸13は自在接手14を介して前記
PTO軸8に連結されている。
モア−デツキ9には縦軸12の他に、その左右
後方に2本の縦軸15,16が軸支されており、
2本の縦軸15,16は伝動ケ−ス10内に設け
られたベルト伝動手段17によつて、縦軸12と
連動されて同一方向に回転駆動される。18はベ
ルト19のテンシヨンプ−リを示す。
前記各縦軸12,15,16の下端にはカツタ
20が取付けられている。このカツタ20には径
外側が漸次高くなつた風起し部20aが形成され
ており、草を切断すると同時に放射方向へ放出す
る。
前記モア−デツキ9は平面視において前部中央
が前方へ突出した山形状に形成され、3本のカツ
タ20を包囲しており、その一側に草放出口21
が形成され、その他の外周、即ち、カツタ20の
前側、左側及び後側には夫々ガイド壁22及び背
壁23が形成されている。
ガイド壁22はデツキ9の天井24を形成して
いる板材の外周を下向きに折曲して形成したもの
で、3枚のカツタ20の進行方向前方から左カツ
タ20の側方まで延設されており、その下端は外
向き突出状に折曲され、その下端折曲部25側に
補強パイプ26が溶着されている。
前記ガイド壁22の内面には略全長に亘つて風
ガイド板27がボルト28を介して添設されてい
る。このガイド板27はその下部が内方下向き突
出状に折曲されて、下向き傾斜した面状の上昇案
内部27aが形成されている。
上昇案内部27aは左カツタ20の左側方では
ガイド壁22との間〓が小さいので、突出量も少
なく且つカツタ20とオ−バラツプしており、3
枚のカツタ20の前側ではガイド壁22との間〓
が大きいので、大きく突出しており、カツタ20
の風起し部20aによつて起こされた風は、刈草
を乗せて上昇案内部27aに当り、上向きに変向
される。尚、前記上昇案内部27aはガイド壁3
0の下部を内側に折曲して形成することもでき
る。
背壁23はデツキ9の天井24を形成している
板材とは別個に形成したバキユ−ム板29を天井
24に溶着して形成されており、3枚のカツタ2
0の各回転軌跡30に略沿う円弧状に形成されて
いる。即ち、1枚のバキユ−ム板29に3つの円
弧状部分を形成して3枚のカツタ20の回転軌跡
30に近接配置して、切断された刈草がカツタ2
0によつて連廻りされたときにデツキ9後方から
逃げないよう仕切ると共に、カツタ20の後方で
の風の流路を形成している。
背壁23の下部には内方突出状の周方向案内部
29aが折曲形成されており、背壁23下端から
の風の逃げを防止すると共に、風がこの周方向案
内部29aに沿つて周囲方向に流れるように案内
している。この周方向案内部29aはカツタ20
とオ−バラツプしていないが、オ−バラツプさせ
ることもできる。
前記背壁23は左カツタ20の周囲を2分の1
円しか包囲していないが、2分の1円以上を包囲
させて、左カツタ20の上側方まで延設しても良
い。また背壁23の上下方向中途部には相対的に
内方に突出するリブ突条31が横方向全長に亘つ
て設けられている。このリブ突条31によつて風
の周方向の案内をより確実とする。またこのリブ
突条31や周方向案内部29aによつて、バキユ
−ム板29の剛性が大となり、石等が衝突した際
における損傷が防止でき、強度が向上できる。
尚、周方向案内部29aはバキユ−ム29を折曲
形成したものを示しているが、別途帯板を溶着し
て形成しても良い。
カツタ20によつて起された風は、カツタ20
から接線方向に放出され、背壁23及びガイド壁
22に当つてその内面に沿つて第1図時計廻りに
流動し、背壁23では周方向案内部29aによつ
て下端からの逃げが防止されて、略全風が周方向
に流れてガイド壁22へ至り、ガイド壁22では
上昇案内部27aによつて上昇風が生じているの
で、流動してきた風は降下が防止されながらその
ままガイド壁22の内面上部に沿つて草放出口2
1に向つて流れ、この風によつて刈草のほとんど
総てを草放出口21へ案内放出する。
以上のように、刈草の放出性能が向上でき、従
つて刈取性能が向上できる。
第1図及び第2図において、モア−デツキ9に
は、前部両側にキヤスタ−式の前高さ調整輪32
が取付けられ、前部中央に前リミツトゲ−ジ輪3
3が取付けられている。一方、モア−デツキ9の
後部中央には後高さ調整輪34が取付けられ、後
部両側には後リミツトゲ−ジ輪35が取付けられ
ている。該後リミツトゲ−ジ輪35は第1図及び
第6図に示される如く、外側部で縦軸回りに回動
自在に枢支され、内側部でボルト36締結されて
いる。従つてボルト36を取外せば、後リミツト
ゲ−ジ輪35は仮想線で示す如く、回動自在とな
り、モア−1を側方向へ容易に移動自在な状態が
得られ、トラクタ2の機体3に対するモア−1の
着脱作業が容易とる。尚、一方の前高さ調整輪3
2を取外せば、モア−1の全高が低くなり、小径
車輪のトラクタ2に対する着脱も容易に行なうこ
とができる。
37は草放出口21の外側に蝶番38を介して
取付けられた草放出案内板である。
(考案の効果) 本考案によれば、カツタによつて起こされた風
は、内方に突出して設けられた背壁の案内部によ
つて降下が阻止され、背壁に沿つて横方向に案内
される。従つて背壁下端からの風の逃げが防止で
き、刈草の放出性能が向上でき、刈取性能も向上
できる。
また、カツターの回転軌跡と背壁とは略均一な
間〓を有しているので、風の流れが円滑になる。
しかも、案内部の突出量は一定とされているの
で、その製作がきわめて容易になるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す平面図、第2図
はトラクタに装着した状態の側面図、第3図は第
1図−線断面矢視図、第4図は第1図−
線断面矢視図、第5図は第1図−線断面矢視
図、第6図は第1図−線矢視図である。 1……モア−、9……モア−デツキ、12……
縦軸、15……縦軸、16……縦軸、20……カ
ツタ、21……草放出口、22……ガイド壁、2
3……背壁、29a……周方向案内部、30……
回転軌跡、31……リブ突条。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 同一方向に回転する複数本の縦軸12,15,1
    6に取付けられたカツタ20を包囲するモア−デ
    ツキ9の一側に草放出口21を形成し、カツタ2
    0の進行方向後側にカツタ20回転軌跡30に略
    沿う円弧状背壁23を形成し、この背壁23から
    連続するカツタ20の側方及び前方で刈草を前記
    草放出口21へ案内するガイド壁22を形成した
    モア−1において、前記背壁23下端からの風の
    逃げを防止すべく、カツタ20より下方に位置し
    た背壁23下端部に沿つて内方に突出する案内部
    29aが設けられ、該案内部29aの内方突出量
    は背壁23の全長にわたつて均一であり、かつ、
    該案内部29a内縁はカツタ20の回転軌跡の外
    方に位置していることを特徴とするモア−のモア
    −デツキ構造。
JP1984167023U 1984-11-01 1984-11-01 Expired JPH0313137Y2 (ja)

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JPS6180619U JPS6180619U (ja) 1986-05-29
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