JPH052047Y2 - - Google Patents

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JPH052047Y2
JPH052047Y2 JP1987144553U JP14455387U JPH052047Y2 JP H052047 Y2 JPH052047 Y2 JP H052047Y2 JP 1987144553 U JP1987144553 U JP 1987144553U JP 14455387 U JP14455387 U JP 14455387U JP H052047 Y2 JPH052047 Y2 JP H052047Y2
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blade
guide plate
wind guide
wind
mower deck
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JP1987144553U
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JPS6449018U (ja
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、走行車輌に装着されて草刈作業を行
なうモーアのモーアデツキ構造に関する。
(従来の技術) トラクタ等の走行車輌の中腹部又は前部等に装
着されるモーアは、モーアデツキ内の刈取空間に
左右方向複数枚のブレードを縦軸廻り同一方向回
転自在に配置し、刈取空間の左右一側に刈草放出
口を形成し、刈取空間の前部を各ブレードで刈取
つた草を風に乗せて刈草放出口へ案内する放出路
としている。
複数枚のブレードは同一方向に回転していて、
前部の放出路付近では刈草放出口へ刈草を送る順
風を発生しているが、放出路より後方側では放出
路と直交する方向及び刈草放出口から遠ざかる方
向等の逆風を発生しており、刈草放出口から遠方
のブレードが発生した順風に対して、それより近
位置側のブレードの発生する逆風が衝突して、左
右ブレードのオーバラツプ部の前方において、風
の流れを乱し、逆風が前下方へ流れたりして、刈
草放出効率を低下させたり、不均一な刈高さ又は
刈残しを生じたりする。
特に中央先行形3枚ブレードの場合、中央ブレ
ードが起す逆風はモーアデツキの前部壁の下を通
つて前方へ流出し、草を倒し、ほこりを舞い上が
らせ、草の吸い込み及び放出を低下させている。
このような問題は、モーアデツキの前部壁に中
央ブレードが起す逆風を前下方へ流出させないた
めの風案内板を設けることによつてある程度解決
される。この風案内板を設けた従来技術として
は、米国特許第4543773号明細書に開示されたも
のがある。
(考案が解決しようとする問題点) この従来技術は風案内板は、刈草放出口から遠
い左側ブレードの前方から中央ブレードの前方ま
ぜ左右に長く且つブレードより低位置まで前部壁
から突設されており、平面視略三角形状で、その
後縁は左側及び中央ブレードの回転域から大きく
離れており、特に中央ブレードの回転域とは左右
方向のオーバラツプ量が少なくなつている。その
ため、中央ブレードの逆風を捕捉し難く、風案内
板の下方へ逃げる風が多く、充分な風案内機能は
期待し難い。また、左側ブレードの順風も逃し易
くなつている。
ところで、前記風案内機能については、風案内
板は各ブレードに近く且つ全ブレードの前方に長
く配置することが最良であるが、そのように構成
すると、風案内板によつて曲げられた草がブレー
ドに当らなくり、草刈機能が低下すると共に、重
量が増大することになる。
そこで、風案内板は草刈機能を高く維持しなが
ら刈草を効果的に案内する必要最小限の形状にす
る必要がある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、風案内板34を略台形に形成し、そ
の後縁を中央及び側ブレード10A,10Bの回
転域に可及的に近づけることによつて、前記従来
技術の問題点を解決できるようにしたものであ
る。
即ち、本考案における問題解決手段の具体的構
成は、側方放出形モーアデツキ7内に3枚のブレ
ード10を中央先行状に三角配置し、モーアデツ
キ7の前部壁7bと各ブレード10の前部との間
に間隔を設けて刈草の放出路33を形成し、放出
口9から遠い側ブレード10Bの前方から中央ブ
レード10Aの前方まで左右に長く且つそれらよ
り低位置に風案内板34を前部壁7bからブレー
ド10側へ突設し、この風案内板34の後縁を前
部壁7bと略並行にしたモーアのモーアデツキ構
造において、 前記風案内板34は平面視略台形状で前記側ブ
レード10Bの前方から中央ブレード10Aの略
回転中心前方まで延設され、風案内板34の後縁
の一側34aは側ブレード10Bの回転域に接線
のように近接され且つ後縁の他側34bは中央ブ
レード10Aの回転域に略沿つて近接されている
点にある。
(作用) 刈草放出口9から遠方の左側ブレード10Bが
発生する風は、順風となつてモーアデツキ前部壁
7bとブレード10との間の放出路33に沿つて
流れる。風案内板34は平面視略台形状で前部壁
7bからブレード10側へ突出されていて、その
左側は左側ブレード10Bの前方に位置し且つ後
縁の左側34aはブレード回転域に接線のように
近接していて、必要最小限の形状で草刈機能を損
うことなく、前記順風を略全て捕捉して案内す
る。
前記風案内板34は中央ブレード10Aの略回
転中心前方まで延設されていて、その後縁右側3
4bはブレード回転域に略沿つて近接しており、
左側ブレード10Bからの風及び中央ブレード1
0Aが起す順風を案内し、左側ブレード10Bの
順風と中央ブレード10Aの順風とが衝突して乱
流を生じる部位が若干広くなつていて、その乱流
発生は風案内板34の上側で起り、風案内板34
によつて前部壁7bの下方を通過して前方へ排出
されるのを阻止する。風案内板34はこの中央ブ
レード10Aの前方部分でも必要最小限の形状
で、草刈機能を損うことはない。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1〜4図において、1はトラクタ車体に装着
機構を介して昇降自在に装着されたミツドマウン
トモーアで、前輪と後輪との間に位置し、地面の
凹凸に追従しながら走行する。
モーア1のモーアデツキ7は天井7a、前部壁
7b、一側壁7c及び後部を有し、それらによつ
て包囲された内部に下方と右側とが開放された刈
取空間8を形成しており、刈取空間8は右側が刈
草放出口9となつており、その空間内に中央ブレ
ード10Aと左右側ブレード10B,10Cとを
配置している。
モーアデツキ7の左右方向中央にはギヤケース
11が設けられ、このギヤケース11の入力軸1
2はユニバーサルジヨイント軸13を介してトラ
クタ車体の動力取出軸に連結されており、出力軸
は中央縦軸14Aとなつていて、その下部に中央
ブレード10Aを取付けている。
モーアデツキ7の中央縦軸14Aの左右後側方
には左右縦軸14B,14Cが回転自在に支持さ
れており、左右各縦軸14B,14Cの下部に左
右側ブレード10B,10Cが取付けられてお
り、3枚のブレード10は中央先行状に三角配置
されている。前記3本の縦軸14A,14B,1
4Cにはプーリ15A,15B,15Cが設けら
れており、全プーリ15A,15B,15Cには
ベルト16が巻掛けられてテンシヨン手段17で
テンシヨンが与えられており、入力軸12の動力
が3本の縦軸14A,14B,14Cに伝達可能
になつている。
前記プーリ15、ベルト16及びテンシヨン手
段17等は、モーアデツキ7の上面に設けた伝動
カバー18によつて包囲されている。
モーアデツキ7の前部の左右両側には刈高さ調
整可能な接地輪19が設けられ、前部中央と後部
の左右両側とには、高さ制限をするリミツトゲー
ジ輪20A,20B,20Cが設けられている。
前記モーアデツキ7内の刈取空間8の背部に
は、後案内部26が形成されており、この後案内
部26の背部に補強板を溶着して背壁27を形成
している。前記背壁27と後案内部26との間に
は、中央ブレード10Aが左右ブレード10B,
10Cよりも前方に位置するために後空間28が
形成されており、この後空間28内には2つの中
央リミツトゲージ輪29A,29Bが配置されて
いる。後空間28は天井7aが存在しないので、
上方が開放されている。
前記モーアデツキ7は天井7aが伝動カバー1
8の前方側で1段高く形成され、刈取空間8の前
部に放出路33を形成している。この放出路33
は3枚のブレード10A,10B,10Cの前部
側を通つて刈草放出口9に連通していて、各ブレ
ード10を刈取つた草を風に乗せて移送する通路
である。即ち、モーアデツキ7の前部壁7bと各
ブレード10の前部との間に間隔を設けて刈草の
放出路33が形成され、動力損失を生じないよう
に、1度刈取つた草は移送方向前方のブレードに
可及的に当たらないようにしている。
前記放出路33の下方には前部壁7bの下縁か
ら後方へ風案内板34が突設されている。この風
案内板34は第1,2図にしめすように平面視略
台形状であり、左側ブレード10Bの縦軸14B
前方付近から中央ブレード10Aの縦軸14A前
方付近まで延設されていて、左右の長く、その後
縁の後縁は前部壁7bと略並行であり、その左側
34aは左側ブレード10Bの回転域とオーバラ
ツプすることなく接線のように近接しており、後
縁の右側34bも中央ブレード10Aの回転域の
前の部分とオーバラツプすることなく近接してお
りと、前記右側34bは回転域に略沿つた円弧縁
(又は傾斜縁でも良い。)となつている。前記風案
内板34は第3,4図に示すように、各ブレード
10よりもわずかに低位に位置し、前部壁7bに
対してボルト固定又は溶着されている。
前記3枚のブレード10A,10B,10Cは
ベルト16によつて同一方向に回転されるもので
あり、各ブレード10の両端にば折曲して立上が
らせた起風部10aが形成されており、草を刈取
ると同時にその刈草を風に乗せて移送する。ブレ
ード10は風を接線方向へ放出し、進行方向前側
で刈つた草を前部壁7bに斜めに衝突させ、また
前部壁7bに沿つて移送する。その風は刈草放出
口9に向つて流れる順風である。ところで放出路
33より後側では、前部壁7bに直角又は順風に
逆う斜め方向の逆風を発生する。刈草放出口9か
ら最も遠方のブレード10Bでは順風のみを発生
するが、それより刈草放出口9に近い中央ブレー
ド10Aではブレード10Bに対して逆風も発生
する。前記風案内板34はブレード10B,10
Aが発生した順風の下方逃げを阻止する。ブレー
ド10Bの順風とブレード10Aの逆風とは、風
案内板34の上で衝突し、乱流を生じても順風に
押され且つ風案内板34に案内されて刈草放出口
9側へ送られる。
尚、中央ブレード10Aの前方から右側ブレー
ド10Bの前方にかけても、前部壁7bに風案内
板を設けることは可能であるが、2枚のブレード
10A,10Bが起す順風が加重されているの
で、右側ブレード10Cの逆風による影響は小さ
く、前下方吹出し防止効果は前記風案内板34に
比して顕著には出難い。
また、前記風案内板34は前部壁7bからブレ
ード10側へ下向き傾斜させて、逆風を上昇流動
させたり、右側端を右上向き傾斜させて、放出路
33内の風を右側ブレード10Cの手前で上昇流
動させたりしても良い。
(考案の効果) 以上詳述した本考案によれば、風案内板34は
平面視略台形状で、側ブレード10Bの前方から
中央ブレード10Aの略回転中心前方まで延設さ
れ、その後縁は前部壁7bと略平行になつてお
り、その上で、風案内板34の後縁の一側34a
は側ブレード10Bの回転域に接線のように近接
しているので、側ブレード10Bに対する草刈機
能を阻害する部位が極めて小さく、側ブレード1
0Bが発生する順風を必要最小限の形状で捕捉案
内することができ、風案内板34の後縁の他側3
4bは中央ブレード10Aの回転域に略沿つて近
接されているので、一側34aに比して草刈機能
を阻害する部位が若干大きくなるが、中央ブレー
ド10Aが発生する順風と側ブレード10Bから
の風との衝突乱流とを、必要最小限の形状で捕捉
案内することができ、草を倒したりほこりを舞い
上がらせる風の流れを生じるのを阻止した上で、
軽量にすることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示しており、第1図は
全体平面図、第2図は要部の断面平面図、第3図
は断面正面図、第4図は断面側面図である。 1……ミツドマウントモーア、7……モーアデ
ツキ、9……刈草放出口、10……ブレード、3
4……風案内板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 側方放出形モーアデツキ7内に3枚のブレード
    10を中央先行状に三角配置し、モーアデツキ7
    の前部壁7bと各ブレード10の前部との間に間
    隔を設けて刈草の放出路33を形成し、放出口9
    から遠い側ブレード10Bの前方から中央ブレー
    ド10Aの前方まで左右に長く且つそれらより低
    位置に風案内板34を前部壁7bからブレード1
    0側へ突設し、この風案内板34の後縁を前部壁
    7bと略平行にしたモーアのモーアデツキ構造に
    おいて、 前記風案内板34は平面視略台形状で前記側ブ
    レード10Bの前方から中央ブレード10Aの略
    回転中心前方まで延設され、風案内板34の後縁
    の一側34aは側ブレード10Bの回転域に接線
    のように近接され且つ後縁の他側34bは中央ブ
    レード10Aの回転域に略沿つて近接されている
    ことを特徴とするモーアのモーアデツキ構造。
JP1987144553U 1987-09-18 1987-09-18 Expired - Lifetime JPH052047Y2 (ja)

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JP1987144553U JPH052047Y2 (ja) 1987-09-18 1987-09-18

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JP1987144553U JPH052047Y2 (ja) 1987-09-18 1987-09-18

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JPS6449018U JPS6449018U (ja) 1989-03-27
JPH052047Y2 true JPH052047Y2 (ja) 1993-01-19

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ID=31412361

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016158536A (ja) * 2015-02-27 2016-09-05 井関農機株式会社 乗用型草刈機

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JP3930021B2 (ja) 2002-09-19 2007-06-13 三菱電機株式会社 表示装置および表示装置を備えた電子機器
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